JPH11307927A - はんだ付け装置とはんだ付け方法 - Google Patents

はんだ付け装置とはんだ付け方法

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JPH11307927A
JPH11307927A JP11517098A JP11517098A JPH11307927A JP H11307927 A JPH11307927 A JP H11307927A JP 11517098 A JP11517098 A JP 11517098A JP 11517098 A JP11517098 A JP 11517098A JP H11307927 A JPH11307927 A JP H11307927A
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hot air
heat
component
circuit board
printed circuit
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JP11517098A
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Arata Tsurusaki
新 鶴崎
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に搭載した非耐熱性の部品を効率よく冷
却しながら、基板のはんだ付け部を効率よく加熱できる
とともに、加熱の際に曝される部品の温度上昇を防ぐこ
とができるはんだ付け装置を提供すること。 【解決手段】 基板の非耐熱性の部品を電気的に接続す
るために非耐熱性の部品のはんだ付け部を加熱するはん
だ付け装置であり、基板の非耐熱性の部品のはんだ付け
部側の第1面310側に熱風を供給して加熱する加熱手
段20と、基板の非耐熱性の部品を搭載した面である第
2面320側を冷却する冷却手段22と、を備え、加熱
手段20は、第1面310側に熱風を全面的に供給する
ために多数の孔74を有する熱風供給用パネル72と、
熱風供給用パネル72における孔74の内の第1面31
0側に配置された部品に対応する位置の孔74を選択的
に塞いで第1面310側に配置された部品の昇温を防ぐ
ための昇温防止部材228とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板の部品とはん
だを電気的に接続するために基板のはんだ付け部を加熱
するはんだ付け装置とはんだ付け方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器の各種回路が構成されている基
板、例えばプリント基板(プリント配線板ともいう)に
対して、各種回路を構成するための電子機器の実装を行
う。この種の電子部品の実装の形式としては、例えば挿
入実装(リード部品等)や、表面実装(チップ部品等)
がある。実装された電子部品は、プリント基板の配線部
に対してはんだ付けにより電気的に接続を行うのである
が、このようなはんだ付けの方式としては、フローはん
だ方式とリフローはんだ方式が知られている。フローは
んだ方式は、はんだが溶融されているソルダー槽内に基
板を通す方式である。リフローはんだ方式は、プリント
基板の所定の部位に対してクリームはんだ等を塗布した
後に、リフロー炉の中でプリント基板のはんだ付け部分
を加熱する方式である。
【0003】しかし、実装しようとする部品の小型化が
進み、プリント基板の実装面積に対して電子部品の実装
密度を高くすることが要求されている。このために、プ
リント基板における実装部品から導出されている接続端
子の間隔も当然狭くなっている。上述したフローはんだ
方式を採用すると、間隔の狭い接続端子間ではんだのブ
リッジが形成されやすくなる。このようなことから、高
密度の電子部品の実装を行うプリント基板においてはん
だ付けを行う場合には、リフローはんだ方式が主に採用
されている。
【0004】ところで、1つのプリント基板の上には、
種々の耐熱規格を備えている各種部品が実装されるので
あるが、1つのプリント基板にはフローはんだ方式によ
りはんだ付けを行える実装部品と、リフローはんだ方式
でないと上手く実装部品のはんだ付けを行うことができ
ない部分が存在する場合がある。つまりフローはんだ方
式とリフローはんだ方式は、一枚のプリント基板上の実
装しようとする電子部品の種類に応じて使い分ける必要
がある。例えば非耐熱性のリード部品(たとえばトラン
ス、半固定ボリューム、空芯コイルやケミカルコンデン
サ等)は、フローはんだ付けによりプリント基板に対し
てはんだ付けを行ない、空芯コイル、IC(集積回路)
パッケージ等のチップ部品のような耐熱性のある部品
は、リフローはんだ付けによってプリント基板に対して
はんだ付けを行う。
【0005】図19は、従来用いられているスポット式
のリフロー炉の例を示している。プリント基板Pの上面
1000側には非耐熱性のリード部品1001〜100
4がすでに搭載されており、これらのリード部品100
1〜1004の接続端子が、プリント基板Pの裏面10
05側に突出している。リフロー炉1007における熱
風発生器1006の熱風1008は、ノズル1009か
ら各リード部品1001〜1004の接続端子に対応し
た位置に噴出して、それらの接続端子に位置しているは
んだ1010を加熱するようになっている。このように
従来のリフロー炉1007の各ノズル1009は、プリ
ント基板Pのリード部品1001〜1004の各接続端
子のはんだ1010に対応した位置に予め設定しておく
必要がある。
【0006】図20は、図19で示したリフロー炉によ
りはんだ付けを行う工程の一例を示している。図20
(A)では、すでにプリント基板Pの面1005には耐
熱部品である例えばトランジスタ1011やIC101
2がクリームはんだ等を用いて取り付けられている。基
板にマルチデスペンサ(ノズル)を用いてリード部ラン
ドにクリームはんだを塗布する。図20(B)、図12
(C)に示すようにこのプリント基板Pは反転されて、
上面1000に対して非耐熱部品であるリード部品10
01,1002等をマウントする。
【0007】次に、図20(D)に示すように、図19
で示したようなリフロー炉1007のノズル1009を
用いて、下面1005側から、リード部品1001,1
002の接続端子1020のはんだ1021に対して熱
風を噴出することではんだを溶かしてはんだ付けする。
このようにリード部品のような非耐熱の電子部品と、ト
ランジスタやICのような耐熱性の電子部品が、1枚の
プリント基板に対して装着されるのは、例えばテレビジ
ョン受像機用の高周波デバイス部分の回路(たとえばチ
ューナ回路とIF回路)を、1枚のプリント基板で実現
することで、生産性を改善し小型化を図るために行われ
ている。つまり従来は非耐熱性の電子部品を搭載したプ
リント基板と、耐熱性の電子部品を搭載したプリント基
板の合計2枚のプリント基板が必要だったものを、1枚
のプリント基板で実現しようとしている。
【0008】ところが、上述したようなスポット式のリ
フロー炉を用いると、次のような問題がある。上述した
ように図19のノズル1009は、プリント基板Pのリ
ード部品の接続端子の配置に対応してノズルパネル10
09Aが設けられているので、プリント基板Pの形式が
異なれば当然このノズルパネル(リフローパネル)10
09Aを作り直されなけばならない。またこのようなノ
ズルパネル1009Aは、プリント基板Pの形式が異な
ると、リフロー炉1007から取り外して新たなノズル
パネル1009Aに交換しなければならないが、高熱で
あるので作業上の問題が生じる。各リード部品の接続端
子のはんだに対して同じ温度条件で熱風を供給しなけれ
ばならないので、そのような条件設定をするのが難しく
条件設定のための工数がかかり、上手く温度条件が整わ
ない場合にはノズルパネル1009Aの再製作や交換が
必要となってしまう。ノズル1009は、接続端子のは
んだの近くに位置しているので、このノズルの穴にはん
だが落下して詰まってしまい、部分的にリフロー温度が
下がってしまうことから、点検や保守管理が大変面倒で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなリフロー炉では、図19に示す下面1005側を熱
風で加熱するとともに、非耐熱部品であるリード部品の
ある上面1000側は冷却する必要がある。この時に、
プリント基板Pの上面1000に対して搭載された非耐
熱部品であるリード部品の搭載数や、リフロー炉100
7からの熱風の温度条件等により、上面1000側のリ
ード部品の冷却を効率よく行う必要がある。しかも、I
C部品2000,1012やトランジスタ1011は、
熱風噴出による熱風に曝されるので、モールド部分の温
度が上昇してしまうという問題も生じている。このため
に、IC部品2000,1012やトランジスタ101
1の部品信頼性が低下する可能性があり、熱変形等も起
こす可能性もある。そこで本発明は上記課題を解消し、
基板に搭載した非耐熱性の部品を効率よく冷却しなが
ら、基板のはんだ付け部を効率よく加熱できるととも
に、加熱の際に曝されるできる限り加熱したくない部品
の温度上昇を防ぐことができるはんだ付け装置とはんだ
付け方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、基板の非耐熱性の部品を電気的に接続するため
に非耐熱性の部品のはんだ付け部を加熱するはんだ付け
装置であり、基板の非耐熱性の部品のはんだ付け部側の
第1面側に熱風を供給して加熱する加熱手段と、基板の
非耐熱性の部品を搭載した面である第2面側を冷却する
冷却手段と、を備え、加熱手段は、第1面側に熱風を全
面的に供給するために多数の孔を有する熱風供給用パネ
ルと、熱風供給用パネルにおける孔の内の第1面側に配
置された部品に対応する位置の孔を選択的に塞いで第1
面側に配置された部品の昇温を防ぐための昇温防止部材
と、を有することを特徴とするはんだ付け装置により、
達成される。
【0011】上記目的は、本発明にあっては、基板の非
耐熱性の部品を電気的に接続するために非耐熱性の部品
のはんだ付け部を加熱するはんだ付け方法であり、加熱
手段が基板の非耐熱性の部品のはんだ付け部側の第1面
側に熱風を供給して加熱するとともに、冷却手段が基板
の非耐熱性の部品を搭載した面である第2面側を冷却す
る際に、加熱手段の熱風供給用パネルの多数の孔を通じ
て第1面側に熱風を全面的に供給する場合に、昇温防止
部材が熱風供給用パネルにおける孔の内の第1面側に配
置された部品に対応する位置の孔を選択的に塞いで、第
1面側に配置された部品の昇温を防ぐことを特徴とする
はんだ付け方法により、達成される。
【0012】本発明では、基板の非耐熱性の部品を電気
的に接続するために非耐熱性の部品のはんだ付け部を加
熱する。加熱手段が基板の非耐熱性の部品のはんだ付け
部側の第1面側に熱風を供給して加熱するとともに、冷
却手段が基板の非耐熱性の部品を搭載した面である第2
面側を冷却する。この際に、加熱手段の熱風供給用パネ
ルの多数の孔を通じて、第1面側に熱風を全面的に供給
する場合に、昇温防止部材が熱風供給用パネルにおける
孔の内の第2面側に配置された部品に対応する位置の孔
を選択的に塞いで第2面側に配置された部品の昇温を防
ぐようになっている。
【0013】これにより、加熱手段がはんだ付け部側の
第1面を全面的に効率よく熱風で加熱してはんだを溶か
す際に、冷却手段が非耐熱性の部品の搭載した面である
第2面側を冷却することで非耐熱性の部品の温度上昇を
防ぐことができる。しかも、熱風供給用パネルから供給
される熱風が、第1面側に配置されたできる限り加熱し
たくない部品を昇温してしまうことを防ぐために、熱風
供給用パネルにおける孔の内の第1面側に配置された部
品に対応する位置の孔を選択的に昇温防止部材で塞ぐこ
とで、第1面側に配置された部品の昇温を防ぐ。このこ
とから、第1面側に配置されたできる限り加熱したくな
い部品の昇温を防いでパッケージ部の変形や信頼性の低
下を防ぐことができる。
【0014】本発明において、好ましくは、熱風供給用
パネルの選択された孔の開口面積の一部または全部を防
ぐことができるようにすれば、第1面側に配置された部
品の大きさに対応した部分のみの熱風供給用パネルの選
択された孔の開口面積を防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0016】図1は、本発明のはんだ付け装置の好まし
い実施の形態を示しており、このはんだ付け装置は、好
ましくはリフロー炉として用いることができる。図1の
はんだ付け装置は、プリヒート部10、リフロー部1
2、冷却部14及びコンベア16等を有している。予め
プリント基板Pには、図2と図9(D)に示すように所
定の各種部品が搭載されている。このプリント基板P
は、コンベア16の導入部11から、プリヒート部1
0、リフロー部12及び冷却部14を経て移動送り方向
Tに排出される。つまりコンベア16の流れ方向に沿っ
て、プリヒート部10、リフロー部12及び冷却部14
が順次配置されている。
【0017】まずプリヒート部10について説明する。
このプリヒート部10は、プリント基板Pを予備加熱す
る部分である。プリヒート部10は、第1プリヒート部
10A、第2プリヒート部10B、第3プリヒート部1
0Cを有している。プリヒート部10の第1プリヒート
部10A〜10Cは、導入されてくるプリント基板Pに
対して順次3段階に渡って、室温から所定温度まで徐々
に上昇しながら加熱することができる。すなわち、この
プリヒート部10は、プリント基板Pやプリント基板P
に搭載されている電子部品に対してストレスを与えるこ
となく、リフローはんだの活性化を同時に行う。
【0018】第1プリヒート部10Aは、ヒータH1,
H2及び循環ファンF1を有している。第2プリヒート
部10Bは、ヒータH3,H4及び循環ファンF2を有
している。第3プリヒート部10Cは、1つのヒータH
5と循環ファンF3を有している。ヒータH1,H3
は、コンベア16の上方に位置されており、ヒータH
2,H4及びH5は、コンベア16の下側に位置してい
る。循環ファンF1,F2,F3は、各ヒータに対して
空気を供給して熱風を循環させるものである。ただしフ
ァンF3に対応するヒータは、ヒータH5のみである。
コンベア16によりプリント基板Pが導入部11からプ
リヒート部10の第1プリヒート部10A〜第3プリヒ
ート部10Cの中を通って、室温から所定の温度まで徐
々に上昇された後に、プリント基板Pは、リフロー部1
2に達する。
【0019】次に、リフロー部12の構造について説明
する。リフロー部12は、図1に示すように加熱手段2
0と冷却手段22を概略的に有している。加熱手段20
は、プリント基板Pの下側に位置し、冷却手段22はプ
リント基板Pの上側に位置している。ここで、このリフ
ロー部12の説明をする前に、図9を参照して、図1の
コンベア16の導入部11に載せられるプリント基板P
の構成例について説明する。
【0020】図9(A)〜(D)は、プリント基板Pに
対して、非耐熱部品である例えばリード部品101,1
02,103,104を搭載する手順について簡単に示
している。まず図9(A)のはんだ塗布工程において、
プリント基板Pの第1面310には、耐熱性の部品であ
る、例えばICパッケージ201やトランジスタ202
等の電子部品PTがすでに実装されている。この第1面
310に対して、所定位置にクリームはんだ300がノ
ズル301から供給される。
【0021】次に、図9(B)に示すようにプリント基
板Pは反転されて、第1面320が下側に位置されて第
2面320は上側に位置される。この状態では、耐熱部
品であるICパッケージ201やトランジスタ202は
下側に位置し、クリームはんだ300も下側に位置す
る。
【0022】次に、図9(C)に示すように、非耐熱部
品であるリード部品101,102,103,104の
それぞれの接続端子150がプリント基板Pの穴に挿入
される。この各接続端子150は、クリームはんだ30
0の塗布位置に対応している。このような状態で、図9
(D)に示すように、プリント基板Pは、リフロー部1
2の加熱手段20と冷却手段22の間を通ることにな
る。
【0023】次に、図1のリフロー部12の冷却手段2
2について説明する。リフロー部12の冷却手段22
は、図2〜図6に示すような構造を有している。図2に
示すようにケーシング30、排気手段31及び空気量調
整機構部34を有している。
【0024】ケーシング30は、図2、図1及び図4等
に示すように、コンベア16の上部に位置しており、排
気手段31はこのケーシング30内の空気を排出するた
めに排気ブロワ32を有している。排気ブロワ32が作
動すると、ケーシング30内の空気は、開口部36から
矢印R1,R2を経て排気ブロワ32側に排気されるよ
うになっている。つまり開口部36からは、図2に示す
ようにプリント基板Pの第2面320側の非耐熱部品で
あるリード部品101,102,103,104を冷却
するための冷却用の空気をR1方向に吸い込み、その冷
却しながら空気はR2方向に沿って排気ブロワ32の作
動により、例えば図6に示すような工場排気設備32A
に導くことができるようになっている。図2の開口部3
6は、このように外気をケーシング30内に吸引するた
めの開口部であり、空気量調整機構部34がこの開口部
36の開口面積36Aを調整することができるようにな
っている。
【0025】図2と図3に示す空気量調整機構部34
は、ケーシング30の上部に設けられており、耐熱性の
遮蔽板40,42及びガイド44,46を有している。
遮蔽板40,42は、例えば耐熱ガラスより作ることが
好ましい。この遮蔽板40,42は、金属よりはむしろ
耐熱ガラスやセラミックスのような耐熱材料を用いるの
が好ましいのは、次のような理由からである。
【0026】図2において、加熱手段20から熱風HW
がプリント基板Pに供給されていない場合に、その熱風
HWの熱が遮蔽板40,42に達する。遮蔽板40,4
2がもし鉄のような金属で作られていると、その遮蔽板
40,42は熱伝導率が良好なことから直ぐ加熱されて
しまい、次にプリント基板Pが供給された時その金属性
の遮蔽板から輻射熱が生じて非耐熱部品であるリード部
品101〜104を輻射熱で加熱してしまうことにな
る。しかも、この輻射熱は、開口部36から取り入れる
冷気によるリード部品の冷却効率をも下げてしまう。こ
のことから、遮蔽板40,42は、熱伝導率の良好な金
属ではなく、熱伝導率の低い例えば耐熱ガラスにより作
ることができる。また透明の耐熱ガラスにより作ること
で、作業者が上部からプリント基板Pのリフロー状態の
様子を非耐熱部品であるリード部品101〜104側か
ら見ることができる。
【0027】図3の遮蔽板40,42は、モータのよう
な駆動手段40A,42Aにより、矢印S方向に移動す
ることで、開口部36の開口面積36Aを調整すること
ができる。遮蔽板40,42はガイド44,46により
S方向に直線移動によりガイドできる。これらのモータ
のような駆動手段40A,42Aは、制御部400によ
りその動作がコントロールされる。しかし、他の手動方
式を用いてもよい。
【0028】図2においては、ケーシング30内におけ
る外気(冷気)の流入部分が、例えば縦断面で見て長方
形状になっており、その両側部分、すなわちプリント基
板Pの移動送り方向Tに関して両側の位置に排気パイプ
30Bが設けられている。従って開口部36から吸引さ
れた外気(冷気)は、R1,R2方向に沿って排気筒3
0Bを経て、排気ブロワ32側に送られる。なお、吸気
ガイド36Hは外気を開口部36に導く。
【0029】図4に示すコンベア16のコンベアレール
16Aは、プリント基板Pを移動送り方向Tに搬送する
機能を有している。開口部36の開口面積36Aを調整
することにより、コンベア16により移動されてくるプ
リント基板Pに搭載されている非耐熱リード部品の位置
等に応じて、それらのリード部品の冷却位置の調整を行
うことができる。開口部36の開口面積36Aを大きく
取れば、加熱手段20側による熱風HWの加熱状況や非
耐熱リード部品の位置に対応しながら、効率よくリード
部品101〜104を冷却できる。いずれにしてもケー
シング30内の温度状況等を考慮して、開口部36の開
口面積36Aの大きさを調整して、最適な状態でリード
部品101〜104を冷却する。
【0030】次に、図1の加熱手段20の構造を説明す
る。加熱手段20は、図2、図4及び図5、図7にその
構造を示している。図1の加熱手段20は、図4と図5
のように概略的には第1ヒータである下部ヒータ66と
第2ヒータである上部ヒータ67及びファン装置として
のシロッコファン68を有している。下部ヒータ66と
上部ヒータ67は、ヒータ69を構成している。図5の
シロッコファン68は、外部の空気を図5と図7の矢印
V方向で取り込み、そして下部ヒータ66の下側から供
給する。従って外部の空気は、下部ヒータ66を通りさ
らに上部ヒータ67を通って、図2のリフローパネル
(パネル)72のリフローパネル穴74を通って熱風H
Wとして、プリント基板Pの第1面310、すなわちリ
フローはんだ付け面側に均一にかつ全面的に吹き付ける
ことができるようになっている。吹き付けられた熱風H
Wは、図2に示すように矢印E方向に沿って下側に抜け
ていく。図7の下部ヒータ66と上部ヒータ67は、そ
れぞれ穴66A,67Aを有しており、シロッコファン
68からの空気は、これらの穴66A,67Aを順次通
り抜けることにより、室温の空気から所定の温度の熱風
HWに加熱されていく。
【0031】図2に示すように、上部ヒータ67の上に
は、上述したリフローパネル72が配置されている。こ
のリフローパネル72には、図10に示すようにリフロ
ーパネル穴74がたとえば格子状に均一配列されてい
る。これらのリフローパネル穴74は、上部ヒータ67
を抜けた熱風HWをシャワー状態にして、プリント基板
Pの第1面(リフローはんだ付け面)310側に対して
全面的にかつ均一に吹き付けるものである。このように
熱風HWをシャワー状にプリント基板Pの第1面310
側に吹き付けることにより、図9(D)にも示すよう
に、リード部品101〜104の各接続端子150の部
分に位置されているクリームはんだ300を均一に加熱
して、クリームはんだを用いて接続端子150をプリン
ト基板Pの配線導体に電気的に接続することができる。
【0032】次に、図1と図8の冷却部14について説
明する。冷却部14は、冷却ファン14A,14Bを有
している。冷却ファン14Aはコンベア16の幅方向に
沿って例えば2つ設けられており、同様にして下側の冷
却ファン14Bは、やはりコンベア16の幅方向に沿っ
て2つ配列されている。これらの冷却ファン14A,1
4Bが作動することで、コンベア16に載ったリフロー
処理後のプリント基板Pを冷却することができる。な
お、冷却ファン14A,14Bは、それぞれ図8(A)
に示すように、矢印J方向に回転させることができ、風
の向きを調整できる。
【0033】図10は、リフローパネル72を示してお
り、このリフローパネル72は熱風供給用パネルであ
る。リフローパネル72には、多数のリフローパネル穴
22が形成されている。この多数の穴74は通し孔であ
り、好ましくは等間隔でマトリックス状(格子状)に配
列されている。図11は、このリフローパネル72と昇
温防止部材(昇温防止治具)228及びプリント基板P
そしてコンベア16等を示す平面図である。コンベア1
6は、図1にも示すように、導入部11からプリント基
板Pを搬送して、リフローパネル72の上を通過して、
冷却部14側に排出されるようになっている。図2と図
11に示すように、プリント基板Pの第1面310には
IC部品等の電子部品PTが設定されているものとす
る。図2と図11において加熱手段20の上部ヒータ6
7から熱風HWを供給されて、リフローパネルの穴74
を経て、プリント基板Pの第1面310側に供給される
ことになる。この場合に、電子部品PTが第1面310
側に設けられているので、この熱風HWが当たって電子
部品PTが昇温するのを防ぎたい。そこで、リフローパ
ネルの穴74の内の、電子部品PTに対応する位置の穴
74を、昇温防止部材228で選択的に塞ぐことで、熱
風HWが電子部品PTに直接当たらないようにして、電
子部品PTの昇温を防ぐようにしている。
【0034】その様子は図12にも簡略的に示してお
り、電子部品PTに対応するリフローパネル72の位置
には、昇温防止部材228が配置されている。昇温防止
部材228は、図13〜図15に示すように、板状もし
くはガイドバー状の本体229と位置決め用のピン23
0を備えている。この位置決め用のピン230は、リフ
ローパネル72の選択された穴74を塞ぐために、穴7
4にはめ込まれて、本体229がその対応する複数の穴
74の上を塞ぐようになっている。図11におけるコン
ベア16がプリント基板Pを搬送する移動送り方向Tと
平行な図13に示す方向T2に沿ったあらかじめ定めた
所定数の穴を昇温防止部材228が上から塞ぐようにな
っている。
【0035】塞いだ様子は、図14と図15に示してい
る。昇温防止部材228は、リフローパネル72の上に
おいて、T2方向、すなわち図11におけるプリント基
板Pの搬送方向に平行に配置されている。昇温防止部材
228は、プリント基板Pの第1面310側に配置され
た電子部品PTが移動する方向の真下に配置されてい
る。この昇温防止部材228の長さLは、図16に示す
ようにたとえばL1,L2,L3といったように各種必
要に応じて選択することができる。また昇温防止部材2
28の本体229の幅L4は、少なくともリフローパネ
ルの穴74の直径よりは大きくするのが望ましいが、場
合によっては、幅L5で示すように、図17のように穴
74の直径DXよりも小さくして、穴74の一部が穴7
4の開口面積の一部分を開放できるようにしても勿論構
わない。
【0036】図18は、リフローパネル72に対して昇
温防止部材228が配置された場合と配置されない場合
における温度プロファイルの例を示している。実線B1
で示すように昇温防止部材228がリフローパネル72
の上に載せてある場合には、温度上昇を低く抑えること
ができるのに対して、昇温防止部材228が無い場合に
は、破線B2で示すように実線B1に比べて上昇してし
まう。
【0037】次に、上述したはんだ付け装置を用いて、
図9や図2に示すようなプリント基板Pに対してはんだ
付け処理をする方法について説明する。図1のコンベア
16には図9(C)に示すようなプリント基板Pをリー
ド部品101〜104が上になるように載せる。プリン
ト基板Pは、図1のコンベア16の導入部11からT方
向に移動することで、プリヒート部10の第1プリヒー
ト部10A、第2プリヒート部10B、第3プリヒート
部10Cにより、室温から所定温度まで徐々に上昇され
る。これにより、プリント基板Pや搭載されている各種
電子部品のストレスの緩和やリフローはんだであるクリ
ームはんだ300の活性化が行われる。
【0038】コンベア16がプリント基板Pをプリヒー
ト部10からリフロー部12側に移動すると、リフロー
部12の加熱手段20は、図2と図9(D)に示すよう
に熱風HWを均一かつ全体的に供給してプリント基板P
の第1面(リフローはんだ付け面)310を加熱すると
ともに、プリント基板Pの第2面320側を冷却手段2
2により冷却する。
【0039】図2と図7に示す加熱手段20のシロッコ
ファン16は、矢印V方向に空気を取り入れて、下部ヒ
ータ66側に送り込む。これによりこの空気は、下部ヒ
ータ66及び上部ヒータ67により所定温度に加熱さ
れ、熱風HWはリフローパネル72の穴74からプリン
ト基板Pの第1面310側のクリームはんだ300に吹
き付けられる。これにより、クリームはんだ300は溶
けて、リード部品101の接続端子150をプリント基
板Pの配線導体に対して電気的に接続することができ
る。
【0040】これと同時に、図2と図9(D)の冷却手
段22は、非耐熱部品であるリード部品101,10
2,103,104に対して外気を取り込むことで冷却
する。すなわち開口部36からは外部の空気が矢印R
1,R2の方向に取り込まれる。この空気の送り出しに
際しては排気ブロワ32を作動させる。これにより冷気
である空気は、開口部36からR1,R2の方向に流れ
るので、この空気の流れが非耐熱部品であるリード部品
101〜104を冷却する。この際に開口部36の開口
面積36Aを適宜空気量調整機構部34が調整すること
により、ケーシング30内における冷却温度の調整を行
うことができる。この温度の調整は、例えば非耐熱部品
である非耐熱リード部品101〜104の部品位置や予
め定められた温度等の基準により調整する。このように
して、プリント基板Pの第1面310側は熱風HWによ
り加熱されるとともに、第2面320側は開口部36か
ら流入する空気により冷却されることになる。
【0041】この際に、開口部36を形成する遮蔽板4
0,42が耐熱性材料、好ましくは耐熱ガラスにより作
られているので、金属性の遮蔽板を用いた場合に比べ
て、輻射熱が発生しにくい。つまり、熱伝導性の良好な
金属製の遮蔽板を用いるのに比べて、熱伝導性の悪い耐
熱ガラス等を用いることにより、遮蔽板40は熱風HW
による熱により加熱されにくく、しかも開口部36から
の空気に冷却されることから、遮蔽板40,42はリー
ド部品101〜104に対する輻射熱の発生を防ぐ。こ
れによってケーシング30内の温度調整をより行ないや
すい。
【0042】上述のようにしてリフロー部12でリフロ
ー処理されたプリント基板Pは、図1の冷却部14に移
り、冷却部14の冷却ファン14A,14Bは、このプ
リント基板Pを冷却することで作業が終了する。この際
に冷却ファン14A,14Bは、図8のように角度を変
えるようにすれば、その冷却効果をより高めることがで
きる。このようにリフローゾーンにおいて、第1面(は
んだ付け面)310のみを加熱して、非耐熱部品である
リード部品を備えるプリント基板の第2面320を冷却
することにより、効率よくリフロー処理が行え、耐熱部
品であるリード部品が熱により破損してしまうような現
象をなくすことができる。
【0043】図2に示すリフローパネル72は、リフロ
ーパネル穴74を多数有しているので、プリント基板P
の第1面310側を均一に加熱することができるととも
に、仮にはんだがリフローパネル72側に落下したとし
ても、その熱風を均一に供給できる機能は差程影響を受
けない。しかも、リフローパネル72は、プリント基板
Pの形式、すなわち部品の搭載形態に関わらずどの種類
のプリント基板Pのリフロー処理に対しても熱風を均一
に供給することができるので、リフローパネルの交換は
不要であり、危険作業もなくなり作業能率が向上する。
また、ヒータは上部ヒータと下部ヒータにより構成する
ことにより、ヒータ加熱能力を高めることができる。こ
のヒータは、上部ヒータと下部ヒータに限らず3つ以上
のヒータ部分を有するようにしても勿論構わない。
【0044】図2の第1面(リフローはんだ付け面)3
10には、図9(D)に示すように、耐熱性の電子部品
であるICパッケージ201やトランジスタ202等の
電子部品PTを示している。本発明の実施の形態におい
て、耐熱部品とは、上述したICパッケージやトランジ
スタ等であるが、例えばICパッケージとしては、SO
P(Small Outline Package)
や、QFP(QuadFlap Package)等で
ある。
【0045】このような第1面310に設けられている
図2と図9に示すような電子部品PT、すなわち図9に
おけるICパッケージ201やトランジスタ202は、
耐熱部品と言えども、熱風HWの直接の吹き付けが無い
のが望ましい。このような熱風HWの吹き付けが無いこ
とにより、ICパッケージ201やトランジスタ202
のような耐熱部品のパッケージ部分の変形や信頼性の低
下を防ぐことができるからである。従ってこのような熱
風HWの供給を防ぐために、上述したような昇温防止部
材228が、図13〜図15に示すように、リフローパ
ネル72の所定の電子部品PT(耐熱部品201,20
2)の位置に対応する箇所に配置される。これに対して
図2のプリント基板Pの第2面320側に搭載される非
耐熱性のリード部品としては、半固定ボリュームや、空
芯コイルあるいはケミカルコンデンサやトランス等とい
った部品がある。
【0046】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では、図1のコ
ンベア16がプリント基板Pを移動しながらリフロー部
12の冷却手段22と加熱手段20の間における処理を
行うようにしている。しかしこれに限らずプリント基板
Pは冷却手段22と加熱手段20の間に一度停止させて
加熱及び冷却処理を行うようにしてもよい。図2のリフ
ローパネル72の穴は、円形状の穴に限らず長穴あるい
は長穴状の穴であったりあるいは穴に代えて長穴型のノ
ズルあるいは円形状のノズルを設けるようにしてもよ
い。図1のプリヒート部10は、第1プリヒート部10
A〜第3プリヒート部10Cの3段階の加熱部分を有し
ているが、これに限らず1,2あるいは4以上のプリヒ
ート部を有していても構わない。
【0047】図13〜図16の実施の形態において、昇
温防止部材228は、長い板状の本体229を有し、そ
の本体229に対して複数の位置決め用のピン230が
設けられている。この位置決め用のピン230の数は、
任意に設定することができるとともに、本体229の長
さが長くなれば位置決め用のピンの数を増やすことがで
きる。また本体229の形状は長い板状の形状であり、
位置決め用のピン230は断面円形状のピンになってい
る。しかしこれに限らず他の形状を採用することもでき
る。昇温防止部材228の材質としては、金属や耐熱性
の他の種類のたとえばセラミックス等を含む耐熱性の材
質を採用することができる。
【0048】図13のようにリフローパネル72の穴7
4に対して位置決め用のピン230を単に差し込むよう
にする構成とすることで、次のようなメリットがある。
たとえばリフローパネル72の穴74を、ねじをねじ込
むことで塞ぐことも考えられるがこの場合にはねじの取
り付け取り外し作業が大変面倒である。しかも、加熱し
ようとするプリント基板Pの形状あるいは仕様の変更に
伴なって、そのような各穴74の塞いだり開けたりする
動作を繰り返さなければならず大変面倒である。リフロ
ーパネル72に対して昇温防止部材を完全に固定する方
式も考えられるが、この場合であってもやはりプリント
基板の仕様の変更等によりその固定位置を変更したりす
るのが大変面倒であり時間がかかってしまい、しかも位
置決め精度等にも問題が生じる場合がある。いずれにし
ても、本発明の実施の形態のような昇温防止部材を用い
ることで、第1面側に設けられた電子部品の熱変形や信
頼性の低下を防ぐことができる。
【0049】昇温防止部材の長さは、図16に例示する
ように複数種類用意しておけば、リフローパネル72の
どの穴74を選択的に防ぐかを簡単に使い分けして設定
することができる。つまり昇温防止の条件出しが簡単に
行える。プリント基板の仕様が変更された場合(モデル
変更時)には、その変更されたプリント基板の第1面に
搭載された電子部品の位置に合わせて、昇温防止部材の
リフローパネル72における位置の設定条件のための条
件出しを行う。
【0050】リフローパネル72の選択された穴74を
昇温防止部材228で塞ぐことにより、その塞がれた穴
から熱風の吹き出しが止まり、部分的にリフロー温度が
下がって、第1面310に配置された電子部品PT(耐
熱部品201,202)におけるモールド温度の上昇を
抑制または制御することができる。温度プロファイルを
測定して基準内に入るように、昇温防止部材のリフロー
パネルにおける取り付け位置や昇温防止部材の長さそし
て昇温防止部材の数についての条件出しを行うことが望
ましい。プリント基板の仕様が変更され(モデル変更
時)の時には、プリント基板の流れ方向Tに対して、電
子部品PT(耐熱部品201,202)の配置位置が、
その移動送り方向Tに関して交差する方向にずれている
場合には、昇温防止部材の取り付け位置や、昇温防止部
材の長さ、そして昇温防止部材の数に関する条件出しを
行うのが望ましい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板に搭載した非耐熱性の部品を効率よく冷却しなが
ら、基板のはんだ付け部を効率よく加熱できるととも
に、加熱の際に曝されるできる限り加熱したくない部品
の温度上昇を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のはんだ付け装置の好ましい実施の形態
を示す断面図。
【図2】図1のはんだ付け装置のリフロー部の構造を示
す基板搬送方向の断面図。
【図3】リフロー部の空気量調整機構部の例を示す斜視
図。
【図4】リフロー部を示す断面図。
【図5】リフロー部を示し、プリント基板の流れ方向に
沿った断面図。
【図6】リフロー部の排気手段等を示す図。
【図7】リフロー部の加熱手段を示す図。
【図8】冷却部を示す図。
【図9】図1のコンベアに載せるプリント基板生産プロ
セスの一例を示す図。
【図10】リフローパネルの一例を示す平面図。
【図11】リフローパネル、昇温防止部材、プリント基
板、電子部品等を示す平面図。
【図12】プリント基板、電子部品、昇温防止部材等を
示す側面図。
【図13】リフローパネルと昇温防止部材を示す斜視
図。
【図14】リフローパネルと昇温防止部材を示す平面
図。
【図15】リフローパネルと昇温防止部材を示す断面
図。
【図16】リフローパネルと各種の昇温防止部材の一例
を示す斜視図。
【図17】図16の一つの昇温防止部材とリフローパネ
ルとの取り付け状態を示す断面図。
【図18】昇温防止部材が設定された場合と設定されて
いない場合における温度のプロファイルの一例を示す
図。
【図19】従来のリフロー炉を示す図。
【図20】従来のリフロー工程の一例を示す図。
【符号の説明】
10・・・プリヒート部、12・・・リフロー部、14
・・・冷却部、20・・・リフロー部の加熱手段、22
・・・リフロー部の冷却手段、30・・・ケーシング、
32・・・排気ブロワ(排気手段)、34・・・空気量
調整機構部、36・・・開口部、40,42・・・遮蔽
板、66・・・下部ヒータ(第1ヒータ)、67・・・
上部ヒータ(第2ヒータ)、72・・・リフローパネル
(熱風供給用パネル)、74・・・リフローパネル穴
(熱風供給用パネルの穴)、101〜104・・・リー
ド部品(非耐熱部品)、228・・・昇温防止部材、3
10・・・プリント基板の第1面、320・・・プリン
ト基板の第2面、P・・・プリント基板(基板)、PT
・・・電子部品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の非耐熱性の部品を電気的に接続す
    るために非耐熱性の部品のはんだ付け部を加熱するはん
    だ付け装置であり、 基板の非耐熱性の部品のはんだ付け部側の第1面側に熱
    風を供給して加熱する加熱手段と、 基板の非耐熱性の部品を搭載した面である第2面側を冷
    却する冷却手段と、を備え、 加熱手段は、 第1面側に熱風を全面的に供給するために多数の孔を有
    する熱風供給用パネルと、 熱風供給用パネルにおける孔の内の第1面側に配置され
    た部品に対応する位置の孔を選択的に塞いで第1面側に
    配置された部品の昇温を防ぐための昇温防止部材と、を
    有することを特徴とするはんだ付け装置。
  2. 【請求項2】 加熱手段は、熱風供給用パネルの孔を通
    じて熱風を第1面側に供給するヒータを有し、このヒー
    タは熱風供給用パネルに対面している請求項1に記載の
    はんだ付け装置。
  3. 【請求項3】 基板の非耐熱性の部品を電気的に接続す
    るために非耐熱性の部品のはんだ付け部を加熱するはん
    だ付け方法であり、 加熱手段が基板の非耐熱性の部品のはんだ付け部側の第
    1面側に熱風を供給して加熱するとともに、冷却手段が
    基板の非耐熱性の部品を搭載した面である第2面側を冷
    却する際に、 加熱手段の熱風供給用パネルの多数の孔を通じて第1面
    側に熱風を全面的に供給する場合に、昇温防止部材が熱
    風供給用パネルにおける孔の内の第1面側に配置された
    部品に対応する位置の孔を選択的に塞いで、第1面側に
    配置された部品の昇温を防ぐことを特徴とするはんだ付
    け方法。
  4. 【請求項4】 加熱手段ヒータは、熱風供給用パネルに
    対面しており、熱風供給用パネルの孔を通じて熱風を第
    1面側に供給する請求項3に記載のはんだ付け方法。
  5. 【請求項5】 熱風供給用パネルの選択された孔の開口
    面積の一部又は全部が塞がれる請求項3に記載のはんだ
    付け方法。
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