JP2014528988A - 保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンで官能化されたポリマー - Google Patents
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Abstract
(i)モノマーを重合して反応性ポリマーを形成するステップと、(ii)前記反応性ポリマーを、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応させるステップと、を含む、官能化ポリマーの調製方法。【選択図】図1
Description
本出願は、2011年8月31日に出願された米国特許仮出願第61/529,541号に基づく利益を主張するものであり、その開示内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の1以上の実施形態は、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンで官能化されたポリマーに関する。
タイヤ製造の技術分野において、低いヒステリシスを示す、すなわち力学的エネルギーの熱への損失がより少ないゴム加硫物を使用することが望ましい。例えば、低いヒステリシスを示すゴム加硫物は、タイヤ部材、例えばサイドウォールおよびトレッドに有利に使用され、望ましい低い転がり抵抗を有するタイヤを得る。ゴム加硫物のヒステリシスは、架橋ゴムネットワークの拘束されていないポリマー鎖末端、ならびに充填剤の凝集体の解離にしばしば起因する。
ゴム加硫物のヒステリシスを低減するために、官能化ポリマーが用いられてきた。官能化ポリマーの官能基は、充填剤粒子との相互作用によって、拘束されていないポリマー鎖末端の数を低減することができる。また、前記官能基は、充填剤の凝集を低減することもできる。それにもかかわらず、ポリマーに付与される特定の官能基がヒステリシスを低減することができるか否かが予測できないことがしばしばである。
官能基化ポリマーは、特定の官能化剤を用いた反応性ポリマーの後重合処理によって、調製されることがある。しかしながら、反応性ポリマーが、特定の官能化剤を用いた処理によって官能化できるか否かは、予測できないことがある。例えば、あるタイプのポリマーに作用する官能化剤が、別のタイプのポリマーに必ずしも作用するとは限らず、その逆もまた同様である。
ランタニド系の触媒系が、共役ジエンモノマーを重合して、高いシス−1,4結合含量を有するポリジエンを形成するのに有用であることが知られている。重合の完了時に、ポリマー鎖の一部が、特定の官能化剤と反応して官能化シス−1,4−ポリジエンを生成し得る反応性末端を有するという点で、得られたシス−1,4−ポリジエンは、擬似リビング性を示し得る。
ランタニド系の触媒系によって製造されるシス−1,4−ポリジエンは、一般に、直鎖状骨格を有し、それは、チタニウム系、コバルト系およびニッケル系の触媒系などの他の触媒系を用いて調製されるシス−1,4−ポリジエンと比較して、より良好な引張特性、より高い耐摩耗性、より低いヒステリシス、およびより良好な耐疲労性をもたらすと考えられる。したがって、ランタニド系触媒を用いて製造されるシス−1,4−ポリジエンは、サイドウォールおよびトレッドなどのタイヤ部材における使用に特に適している。しかしながら、ランタニド系触媒を用いて調製されるシス−1,4−ポリジエンの一つの不利な点は、ポリマーが、その直鎖状骨格構造のため、高いコールドフローを示すことである。コールドフローが高いと、ポリマーの貯蔵および輸送中に問題を引き起こし、そのうえ、ゴム組成物の混合設備における自動供給装置の使用も妨げる。
アニオン開始剤は、共役ジエンモノマーを重合させて、1,2結合,シス−1,4結合およびトランス−1,4結合の組合せを有するポリジエンを形成するのに有用であることが知られている。アニオン開始剤は、また、共役ジエンモノマーの、ビニル置換芳香族化合物との共重合に有用である。アニオン開始剤を用いて調製されるポリマーは、重合の完了時に、そのポリマー鎖が、さらなる連鎖成長のために追加のモノマーと反応することができるまたは、特定の官能化剤と反応して官能化ポリマーを与えることができる、リビング末端を有する点において、リビング性を示し得る。また、結合構造または分枝構造を何ら導入することなくアニオン開始剤を用いて調製されるポリマーは、高いコールドフローの問題を示すことがある。
官能化ポリマーは、有利であるため、特にタイヤの製造において有利であるため、低いヒステリシスおよび低いコールドフローをもたらす新しい官能化ポリマーを開発する必要性が存在する。
本発明の1以上の実施形態は、官能化ポリマーを調製する方法を提供するものであり、当該方法は、(i)モノマーを重合して反応性ポリマーを生成するステップと、(ii)前記反応性ポリマーを、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応させるステップと、を含む。
本発明の他の実施形態は、また、官能化ポリマーを調製する方法を提供するものであり、当該方法は、(i)共役ジエンモノマー、および、任意に、当該共役ジエンモノマーと共重合可能なモノマーを、重合して、反応性鎖末端を有するポリマーを生成するステップと、(ii)前記ポリマーの前記反応性鎖末端を、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応させるステップと、を含む。
本発明の別の実施形態は、また、官能化ポリマーを提供するものであり、当該官能化ポリマーは、(i)共役ジエンモノマー、および、任意に、当該共役ジエンモノマーと共重合可能なモノマーを、重合して、反応性鎖末端を有するポリマーを生成するステップと、(ii)前記ポリマーの前記反応性鎖末端を、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応させるステップと、を含む。
本発明の別の実施形態は、また、式:
によって規定される官能化ポリマーを提供するものであり、式中、πはポリマー鎖であり、各αは独立して、酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、R5およびR6はそれぞれ独立して、1価の有機基または加水分解性基であり、またはR5およびR6は結合して2価の有機基を形成する。
によって規定される官能化ポリマーを提供するものであり、式中、πはポリマー鎖であり、各αは独立して、酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、R5およびR6はそれぞれ独立して、1価の有機基または加水分解性基であり、またはR5およびR6は結合して2価の有機基を形成する。
本発明の1以上の実施形態によると、反応性ポリマーが、共役ジエンモノマーおよび、任意に、当該共役ジエンモノマーと共重合可能なモノマーを、重合させることにより調製され、この反応性ポリマーは、次いで、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンとの反応により官能化される。得られた官能化ポリマーは、タイヤ部材の製造に用いることができる。1以上の実施形態では、得られた官能化ポリマーは、有利な耐コールドフロー性を示し、また、有利に低いヒステリシスを示すタイヤ部材を提供する。
共役ジエンモノマーの例としては、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、3−メチル−1,3−ペンタジエン、4−メチル−1,3−ペンタジエン、および2,4−ヘキサジエンを挙げることができる。また、2以上の共役ジエンの混合物を共重合に利用してもよい。
共役ジエンモノマーと共重合可能なモノマーの例としては、スチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、およびビニルナフタレンなどのビニル置換芳香族化合物を挙げることができる。
1以上の実施形態では、反応性ポリマーは、配位重合によって調製され、その際、モノマーは配位触媒系を用いることによって重合される。配位重合の重要な機構的特徴は、書籍(例えば、Kuran,W.,Principles of Coordination Polymerization; John Wiley & Sons: New York, 2001)および総説(例えば、Mulhaupt, R., Macromolecular Chemistry and Physics 2003, volume 204, pages 289-327)で論じられている。配位触媒は、成長性ポリマー鎖へのモノマーの挿入に先立ち、活性金属中心へのモノマーの配位または錯化を伴う機構によってモノマーの重合を開始させると考えられている。配位触媒の有利な特徴は、重合における立体化学制御を提供し、それによって立体規則性ポリマーを生成する能力である。当技術分野で知られるように、配位触媒を作製する方法は多数存在するが、全ての方法は、最終的にモノマーと配位することができ、かつ活性金属中心と成長性ポリマー鎖との間の共有結合にモノマーを挿入することが出来る活性中間体を生成する。共役ジエンの配位重合は、中間体としてのπ−アリル錯体を経て進行すると考えられている。配位触媒は、1成分系、2成分系、3成分系、または多成分系とすることができる。1以上の実施形態では、配位触媒は、重金属化合物(例えば、遷移金属化合物またはランタニド含有化合物)、アルキル化剤(例えば、有機アルミニウム化合物)、および任意に、他の助触媒成分(例えば、ルイス酸またはルイス塩基)を組み合わせることによって形成してもよい。1以上の実施形態では、前記重金属化合物は、配位金属化合物と呼ばれることがある。
配位触媒を調製するため、各種手順を用いることができる。1以上の実施形態では、配位触媒は、段階的または同時のいずれかの方法により、重合するモノマーを別々に添加することにより、触媒成分を、インサイチュで形成してもよい。別の実施形態では、配位触媒を予備形成してもよい。すなわち、触媒成分は、モノマーの非存在下または少量のモノマーの存在下のいずれかで、重合系外で予備混合される。必要に応じて、得られた予備形成触媒組成物を熟成させ、次いで、重合するモノマーに添加してもよい。
有用な配位触媒系としては、ランタニド系の触媒系が挙げられる。これらの触媒系は、擬似リビングポリマーと呼ばれるクエンチ前に反応性鎖末端を有するシス−1,4−ポリジエンを有利に生成することが出来る。また、他の配位触媒系を用いることもできるが、ランタニド系触媒が、特に有利であることが見出されており、したがって、本発明の範囲を限定することなく、さらに詳細に検討する。
本発明の実施は、必ずしも、任意の特定のランタニド系の触媒系の選択によって限定されるものではない。1以上の実施形態では、使用される触媒系は、(a)ランタニド含有化合物、(b)アルキル化剤、および(c)ハロゲン源を含む。他の実施形態では、ハロゲン源の代わりに、非配位性アニオンまたは非配位性アニオン前駆体を含む化合物を使用することができる。これらのまたは他の実施形態では、他の有機金属化合物、ルイス塩基、および/または触媒調整剤を、上記の配合成分または成分に加えて使用することができる。例えば、一実施形態では、米国特許第6,699,813号に開示されるように、ニッケル含有化合物を、分子量調整剤として使用することができ、この特許文献は参照により本明細書に組み込まれる。
上記のように、本発明に使用されるランタニド系の触媒系としては、ランタニド含有化合物を挙げることができる。本発明に有用なランタニド含有化合物は、ランタン、ネオジム、セリウム、プラセオジム、プロメチウム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムおよびジジミウムのうちの少なくとも一つの原子を含む化合物である。一実施形態ではこれらの化合物は、ネオジム、ランタン、サマリウムまたはジジミウムを含むことができる。本明細書で使用するとき、用語「ジジミウム」は、モナズ砂から得られる希土類元素の市販の混合物を意味する。さらに、本発明に有用なランタニド含有化合物は、ランタニド元素の形態とすることができる。
ランタニド含有化合物中のランタニド原子は、これらに限定されないが、0、+2、+3および+4の酸化状態を含む各種酸化状態であってもよい。一実施形態では、ランタニド原子が+3の酸化状態にある3価のランタニド含有化合物を用いてもよい。好適なランタニド含有化合物としては、これらに限定されないが、ランタニドカルボン酸塩、ランタニド有機リン酸塩、ランタニド有機ホスホン酸塩、ランタニド有機ホスフィン酸塩、ランタニドカルバミン酸塩、ランタニドジチオカルバミン酸塩、ランタニドキサントゲン酸塩、ランタニドβ−ジケトン酸塩、ランタニドアルコキシドまたはアリールオキシド、ランタニドハロゲン化物、ランタニド擬ハロゲン化物、ランタニドオキシハロゲン化物および有機ランタニド化合物が挙げられる。
1以上の実施形態では、ランタニド含有化合物は、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、または脂環式炭化水素などの炭化水素溶媒中に可溶性とすることができる。しかしながら、炭化水素に不溶なランタニド含有化合物も、重合媒体中に懸濁させて触媒活性種を形成することができるため、本発明において有用である。
説明を容易にするため、有用なランタニド含有化合物について、ネオジム化合物を中心に説明するが、当業者は他のランタニド金属に基づく類似化合物を選択することが可能である。
好適なネオジムカルボン酸塩の例としては、これらに限定されないが、ギ酸ネオジム、酢酸ネオジム、アクリル酸ネオジム、メタクリル酸ネオジム、吉草酸ネオジム、グルコン酸ネオジム、クエン酸ネオジム、フマル酸ネオジム、乳酸ネオジム、マレイン酸ネオジム、シュウ酸ネオジム、2−エチルヘキサン酸ネオジム、ネオデカン酸ネオジム(別名ネオジムバーサテート)、ナフテン酸ネオジム、ステアリン酸ネオジム、オレイン酸ネオジム、安息香酸ネオジム、およびピコリン酸ネオジムを挙げることができる。
好適なネオジム有機リン酸塩の例としては、これらに限定されないが、リン酸ネオジムジブチル、リン酸ネオジムジペンチル、リン酸ネオジムジヘキシル、リン酸ネオジムジヘプチル、リン酸ネオジムジオクチル、リン酸ネオジムビス(1−メチルヘプチル)、リン酸ネオジムビス(2−エチルヘキシル)、リン酸ネオジムジデシル、リン酸ネオジムジドデシル、リン酸ネオジムジオクタデシル、リン酸ネオジムジオレイル、リン酸ネオジムジフェニル、リン酸ネオジムビス(p−ノニルフェニル)、リン酸ネオジムブチル(2−エチルヘキシル)、リン酸ネオジム(1−メチルヘプチル)(2−エチルヘキシル)、およびリン酸ネオジム(2−エチルヘキシル)(p−ノニルフェニル)を挙げることができる。
好適なネオジム有機ホスホン酸塩の例としては、これらに限定されないが、ホスホン酸ネオジムブチル、ホスホン酸ネオジムペンチル、ホスホン酸ネオジムヘキシル、ホスホン酸ネオジムヘプチル、ホスホン酸ネオジムオクチル、ホスホン酸ネオジム(1−メチルヘプチル)、ホスホン酸ネオジム(2−エチルヘキシル)、ホスホン酸ネオジムデシル、ホスホン酸ネオジムドデシル、ホスホン酸ネオジムオクタデシル、ホスホン酸ネオジムオレイル、ホスホン酸ネオジムフェニル、ホスホン酸ネオジム(p−ノニルフェニル)、ブチルホスホン酸ネオジムブチル、ペンチルホスホン酸ネオジムペンチル、ヘキシルホスホン酸ネオジムヘキシル、ヘプチルホスホン酸ネオジムヘプチル、オクチルホスホン酸ネオジムオクチル、(1−メチルヘプチル)ホスホン酸ネオジム(1−メチルヘプチル)、(2−エチルヘキシル)ホスホン酸ネオジム(2−エチルヘキシル)、デシルホスホン酸ネオジムデシル、ドデシルホスホン酸ネオジムドデシル、オクタデシルホスホン酸ネオジムオクタデシル、オレイルホスホン酸ネオジムオレイル、フェニルホスホン酸ネオジムフェニル、(p−ノニルフェニル)ホスホン酸ネオジム(p−ノニルフェニル)、(2−エチルヘキシル)ホスホン酸ネオジムブチル、ブチルホスホン酸ネオジム(2−エチルヘキシル)、(2−エチルヘキシル)ホスホン酸ネオジム(1−メチルヘプチル)、(1−メチルヘプチル)ホスホン酸ネオジム(2−エチルヘキシル)、(p−ノニルフェニル)ホスホン酸ネオジム(2−エチルヘキシル)、および(2−エチルヘキシル)ホスホン酸ネオジム(p−ノニルフェニル)を挙げることができる。
好適なネオジム有機ホスフィン酸塩の例としては、これらに限定されないが、ブチルホスフィン酸ネオジム、ペンチルホスフィン酸ネオジム、ヘキシルホスフィン酸ネオジム、ヘプチルホスフィン酸ネオジム、オクチルホスフィン酸ネオジム、(1−メチルヘプチル)ホスフィン酸ネオジム、(2−エチルヘキシル)ホスフィン酸ネオジム、デシルホスフィン酸ネオジム、ドデシルホスフィン酸ネオジム、オクタデシルホスフィン酸ネオジム、オレイルホスフィン酸ネオジム、フェニルホスフィン酸ネオジム、(p−ノニルフェニル)ホスフィン酸ネオジム、ジブチルホスフィン酸ネオジム、ジペンチルホスフィン酸ネオジム、ジヘキシルホスフィン酸ネオジム、ジヘプチルホスフィン酸ネオジム、ジオクチルホスフィン酸ネオジム、ビス(1−メチルヘプチル)ホスフィン酸ネオジム、ビス(2−エチルヘキシル)ホスフィン酸ネオジム、ジデシルホスフィン酸ネオジム、ジドデシルホスフィン酸ネオジム、ジオクタデシルホスフィン酸ネオジム、ジオレイルホスフィン酸ネオジム、ジフェニルホスフィン酸ネオジム、ビス(p−ノニルフェニル)ホスフィン酸ネオジム、ブチル(2−エチルヘキシル)ホスフィン酸ネオジム、(1−メチルヘプチル)(2−エチルヘキシル)ホスフィン酸ネオジム、および(2−エチルヘキシル)(p−ノニルフェニル)ホスフィン酸ネオジムを挙げることができる。
好適なネオジムカルバミン酸塩の例としては、これらに限定されないが、ジメチルカルバミン酸ネオジム、ジエチルカルバミン酸ネオジム、ジイソプロピルカルバミン酸ネオジム、ジブチルカルバミン酸ネオジム、およびジベンジルカルバミン酸ネオジムを挙げることができる。
好適なネオジムジチオカルバミン酸塩の例としては、これらに限定されないが、ジメチルジチオカルバミン酸ネオジム、ジエチルジチオカルバミン酸ネオジム、ジイソプロピルジチオカルバミン酸ネオジム、ジブチルジチオカルバミン酸ネオジム、およびジベンジルジチオカルバミン酸ネオジムを挙げることができる。
好適なネオジムキサントゲン酸塩の例としては、これらに限定されないが、メチルキサントゲン酸ネオジム、エチルキサントゲン酸ネオジム、イソプロピルキサントゲン酸ネオジム、ブチルキサントゲン酸ネオジム、およびベンジルキサントゲン酸ネオジムを挙げることができる。
好適なネオジムβ−ジケトン酸塩の例としては、これらに限定されないが、ネオジムアセチルアセトナート、ネオジムトリフルオロアセチルアセトナート、ネオジムヘキサフルオロアセチルアセトナート、ネオジムベンゾイルアセトナート、およびネオジム 2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナートを挙げることができる。
好適なネオジムアルコキシドまたはネオジムアリールオキシドの例としては、これらに限定されないが、ネオジムメトキシド、ネオジムエトキシド、ネオジムイソプロポキシド、ネオジム 2−エチルヘキサオキシド、ネオジムフェノキシド、ネオジムノニルフェノキシド、およびネオジムナフトキシドを挙げることができる。
好適なネオジムハロゲン化物の例としては、これらに限定されないが、フッ化ネオジム、塩化ネオジム、臭化ネオジム、およびヨウ化ネオジムを挙げることができる。好適なネオジム擬ハロゲン化物の例としては、これらに限定されないが、ネオジムシアニド、シアン酸ネオジム、チオシアン酸ネオジム、アジドネオジム、およびフェロシアン酸ネオジムを挙げることができる。好適なネオジムオキシハロゲン化物の例としては、これらに限定されないが、オキシフッ化ネオジム、オキシ塩化ネオジム、およびオキシ臭化ネオジムを挙げることができる。この種類のネオジム化合物を不活性有機溶媒に可溶化する助剤として、テトラヒドロフラン(「THF」)などのルイス塩基を使用してもよい。ランタニドハロゲン化物、ランタニドオキシハロゲン化物、またはハロゲン原子を含む他のランタニド含有化合物を使用する場合、前記ランタニド含有化合物は、前記ランタニド系の触媒系におけるハロゲン源の全部または一部を任意に提供し得る。
本明細書で用いられる場合、用語「有機ランタニド化合物」は、少なくとも一つのランタニド−炭素結合を含む任意のランタニド含有化合物を指す。これらの化合物は、排他的ではないが、主に、シクロペンタジエニル(「Cp」)、置換シクロペンタジエニル、アリル、および置換アリル配位子、を含む化合物である。好適な有機ランタニド化合物としては、これらに限定されないが、Cp3Ln、Cp2LnR、Cp2LnCl、CpLnCl2、CpLn(環状オクタテトラエン)、(C5Me5)2LnR、LnR3、Ln(アリル)3、およびLn(アリル)2Clを挙げることができ、式中、Lnはランタニド原子を表し、Rはヒドロカルビル基を表す。1以上の実施形態では、本発明に有用なヒドロカルビル基は、例えば、窒素、酸素、ホウ素、ケイ素、硫黄、およびリン原子などのヘテロ原子を含んでいてもよい。
上記のように、本発明に使用されるランタニド系の触媒系は、アルキル化剤を含むことができる。1以上の実施形態では、ヒドロカルビル化剤とも呼ばれることがあるアルキル化剤としては、1以上のヒドロカルビル基を別の金属へ転移させることができる有機金属化合物を挙げることができる。一般に、これらのアルキル化剤としては、1族、2族および3族の金属(IA族、IIA族およびIIIA族金属)などの陽電性金属の有機金属化合物が挙げられる。本発明に有用なアルキル化剤の例としては、これらに限定されないが、有機アルミニウムおよび有機マグネシウム化合物を挙げることができる。本明細書で用いられる場合、用語「有機アルミニウム化合物」は、少なくとも一つのアルミニウム−炭素結合を含む任意のアルミニウム化合物を意味する。1以上の実施形態では、炭化水素溶媒に可溶な有機アルミニウム化合物を用いることができる。本明細書で用いられる場合、用語「有機マグネシウム化合物」は、少なくとも一つのマグネシウム−炭素結合を含む任意のマグネシウム化合物を意味する。1以上の実施形態では、炭化水素に可溶な有機マグネシウム化合物を用いることができる。以下により詳細に説明するように、好適なアルキル化剤のいくつかの種はハロゲン化物の形態でもよい。アルキル化剤がハロゲン原子を含む場合、アルキル化剤は、上記の触媒系におけるハロゲン源の全部または一部としても役立ち得る。
1以上の実施形態では、利用可能な有機アルミニウム化合物としては、一般式AlRnX3−nによって表される化合物が挙げられ、式中、各Rは、独立して、炭素原子を介してアルミニウム原子に結合した1価の有機基とすることができ、各Xは、独立して、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシラート基、アルコキシド基、またはアリールオキシド基とすることができ、また、nは、1から3までの整数とすることができる。1以上の実施形態では、各Rは、独立して、例えば、アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、置換アリール、アラルキル、アルカリル、アリルおよびアルキニル基などのヒドロカルビル基とすることができ、各基は、1個の炭素原子から、またはその基を形成するのに適当な最小数の炭素原子から、最大で約20個までの範囲の炭素原子を含む。これらのヒドロカルビル基の例としては、これらに限定されないが、窒素、酸素、ホウ素、ケイ素、硫黄、およびリン原子を含むヘテロ原子を含んでいてもよい。
一般式AlRnX3−nによって表されるタイプの有機アルミニウム化合物としては、これらに限定されないが、トリヒドロカルビルアルミニウム、ヒドリドジヒドロカルビルアルミニウム、ジヒドリドヒドロカルビルアルミニウム、ジヒドロカルビルアルミニウムカルボン酸塩、ヒドロカルビルアルミニウムビス(カルボン酸塩)、ジヒドロカルビルアルミニウムアルコキシド、ヒドロカルビルアルミニウムジアルコキシド、ジヒドロカルビルアルミニウムハロゲン化物、ヒドロカルビルアルミニウム二ハロゲン化物、ジヒドロカルビルアルミニウムアリールオキシド、およびヒドロカルビルアルミニウムジアリールオキシド化合物を挙げることができる。一実施形態では、アルキル化剤は、トリヒドロカルビルアルミニウム、ヒドリドジヒドロカルビルアルミニウム、および/またはジヒドリドヒドロカルビルアルミニウム化合物を含むことができる。一実施形態では、アルキル化剤が有機アルミニウムヒドリドを含む場合、米国特許第7,008,899号に開示されるように、上記ハロゲン源はハロゲン化スズによって提供することができ、この特許文献は全体として、参照により本明細書に組み込まれる。
好適なトリヒドロカルビルアルミニウム化合物としては、これらに限定されないが、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリ−t−ブチルアルミニウム、トリ−n−ペンチルアルミニウム、トリネオペンチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、トリ−n−オクチルアルミニウム、トリス(2−エチルヘキシル)アルミニウム、トリシクロヘキシルアルミニウム、トリス(1−メチルシクロペンチル)アルミニウム、トリフェニルアルミニウム、トリ−p−トリルアルミニウム、トリス(2,6−ジメチルフェニル)アルミニウム、トリベンジルアルミニウム、ジエチルフェニルアルミニウム、ジエチル−p−トリルアルミニウム、ジエチルベンジルアルミニウム、エチルジフェニルアルミニウム、エチルジ−p−トリルアルミニウム、およびエチルジベンジルアルミニウムを挙げることができる。
好適なヒドリドジヒドロカルビルアルミニウム化合物としては、これらに限定されないが、ヒドリドジエチルアルミニウム、ヒドリドジ−n−プロピルアルミニウム、ヒドリドジイソプロピルアルミニウム、ヒドリドジ−n−ブチルアルミニウム、ヒドリドジイソブチルアルミニウム、ヒドリドジ−n−オクチルアルミニウム、ヒドリドジフェニルアルミニウム、ヒドリドジ−p−トリルアルミニウム、ヒドリドジベンジルアルミニウム、ヒドリドフェニルエチルアルミニウム、ヒドリドフェニル−n−プロピルアルミニウム、ヒドリドフェニルイソプロピルアルミニウム、ヒドリドフェニル−n−ブチルアルミニウム、ヒドリドフェニルイソブチルアルミニウム、ヒドリドフェニル−n−オクチルアルミニウム、ヒドリドp−トリルエチルアルミニウム、ヒドリドp−トリル−n−プロピルアルミニウム、ヒドリドp−トリルイソプロピルアルミニウム、ヒドリドp−トリル−n―ブチルアルミニウム、ヒドリドp−トリルイソブチルアルミニウム、ヒドリドp−トリル−n−オクチルアルミニウム、ヒドリドベンジルエチルアルミニウム、ヒドリドベンジル−n−プロピルアルミニウム、ヒドリドベンジルイソプロピルアルミニウム、ヒドリドベンジル−n−ブチルアルミニウム、ヒドリドベンジルイソブチルアルミニウム、およびヒドリドベンジル−n−オクチルアルミニウムを挙げることができる。
好適なジヒドリドヒドロカルビルアルミニウムとしては、これらに限定されないが、ジヒドリドエチルアルミニウム、ジヒドリドn−プロピルアルミニウム、ジヒドリドイソプロピルアルミニウム、ジヒドリドn−ブチルアルミニウム、ジヒドリドイソブチルアルミニウム、およびジヒドリドn−オクチルアルミニウムを挙げることができる。
好適なジヒドロカルビルアルミニウムハロゲン化物化合物の例としては、これらに限定されないが、ジエチルアルミニウムクロリド、ジ−n−プロピルアルミニウムクロリド、ジイソプロピルアルミニウムクロリド、ジ−n−ブチルアルミニウムクロリド、ジイソブチルアルミニウムクロリド、ジ−n−オクチルアルミニウムクロリド、ジフェニルアルミニウムクロリド、ジ−p−トリルアルミニウムクロリド、ジベンジルアルミニウムクロリド、フェニルエチルアルミニウムクロリド、フェニル−n−プロピルアルミニウムクロリド、フェニルイソプロピルアルミニウムクロリド、フェニル−n−ブチルアルミニウムクロリド、フェニルイソブチルアルミニウムクロリド、フェニル−n−オクチルアルミニウムクロリド、p−トリルエチルアルミニウムクロリド、p−トリル−n−プロピルアルミニウムクロリド、p−トリルイソプロピルアルミニウムクロリド、p−トリル−n−ブチルアルミニウムクロリド、p−トリルイソブチルアルミニウムクロリド、p−トリル−n−オクチルアルミニウムクロリド、ベンジルエチルアルミニウムクロリド、ベンジル−n−プロピルアルミニウムクロリド、ベンジルイソプロピルアルミニウムクロリド、ベンジル−n−ブチルアルミニウムクロリド、ベンジルイソブチルアルミニウムクロリド、およびベンジル−n−オクチルアルミニウムクロリドを挙げることができる。
好適なヒドロカルビルアルミニウムジハロゲン化物化合物としては、これらに限定されないが、エチルアルミニウムジクロリド、n−プロピルアルミニウムジクロリド、イソプロピルアルミニウムジクロリド、n−ブチルアルミニウムジクロリド、イソブチルアルミニウムジクロリド、およびn−オクチルアルミニウムジクロリドを挙げることができる。
一般式AlRnX3−nによって表すことができるアルキル化剤として有用な他の有機アルミニウム化合物としては、これらに限定されないが、ヘキサン酸ジメチルアルミニウム、オクタン酸ジエチルアルミニウム、2−エチルヘキサン酸ジイソブチルアルミニウム、ネオデカン酸ジメチルアルミニウム、ステアリン酸ジエチルアルミニウム、オレイン酸ジイソブチルアルミニウム、ビス(ヘキサン酸)メチルアルミニウム、ビス(オクタン酸)エチルアルミニウム、ビス(2−エチルヘキサン酸)イソブチルアルミニウム、ビス(ネオデカン酸)メチルアルミニウム、ビス(ステアリン酸)エチルアルミニウム、ビス(オレイン酸)イソブチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムメトキシド、ジエチルアルミニウムメトキシド、ジイソブチルアルミニウムメトキシド、ジメチルアルミニウムエトキシド、ジエチルアルミニウムエトキシド、ジイソブチルアルミニウムエトキシド、ジメチルアルミニウムフェノキシド、ジエチルアルミニウムフェノキシド、ジイソブチルアルミニウムフェノキシド、メチルアルミニウムジメトキシド、エチルアルミニウムジメトキシド、イソブチルアルミニウムジメトキシド、メチルアルミニウムジエトキシド、エチルアルミニウムジエトキシド、イソブチルアルミニウムジエトキシド、メチルアルミニウムジフェノキシド、エチルアルミニウムジフェノキシド、およびイソブチルアルミニウムジフェノキシドを挙げることができる。
本発明におけるアルキル化剤として使用に適した有機アルミニウム化合物の別の種類は、アルミノキサンである。アルミノキサンは、一般式:
によって表すことができるオリゴマーの直鎖アルミノキサンと、一般式:
によって表すことができるオリゴマーの環状アルミノキサンと、を含むことができ、式中、xは、1〜約100、または約10〜約50の範囲の整数であってもよく;yは、2〜約100、または約3〜約20の範囲の整数であってもよく;各Rは、独立して、炭素原子を介してアルミニウム原子に結合した1価の有機基であってもよい。一実施形態では、各Rは、独立して、ヒドロカルビル基であってもよく、この例としては、これらに限定されないが、アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、置換アリール、アラルキル、アルカリル、アリル、およびアルキニル基を挙げることができ、これら各基は、1個の炭素原子から、またはその基を形成するのに適当な最小数の炭素原子から、最大で約20個までの範囲の炭素原子を含む。また、これらのヒドロカルビル基は、ヘテロ原子を含んでいてもよく、このヘテロ原子としては、これらに限定されないが、窒素、酸素、ホウ素、ケイ素、硫黄、およびリン原子が挙げられる。本願で用いられる場合、アルミノキサンのモル数は、オリゴマーのアルミノキサン分子のモル数ではなく、アルミニウム原子のモル数を指す。この慣習は、アルミノキサンを利用する触媒系の技術分野において一般的に使用される。
によって表すことができるオリゴマーの直鎖アルミノキサンと、一般式:
アルミノキサンは、トリヒドロカルビルアルミニウム化合物を水と反応させることによって、調製することができる。この反応は、既知の方法によって行うことができ、例えば(1)トリヒドロカルビルアルミニウム化合物を有機溶媒に溶解し、次いで水と接触させる方法、(2)トリヒドロカルビルアルミニウム化合物を、例えば金属塩の中に含まれる結晶水と、または無機もしくは有機化合物に吸着された水と反応させる方法、または(3)重合するモノマーまたはモノマー溶液の存在下でトリヒドロカルビルアルミニウム化合物を水と反応させる方法を挙げることができる。
好適なアルミノキサン化合物の例としては、これらに限定されないが、メチルアルミノキサン(MAO)、変性メチルアルミノキサン(MMAO)、エチルアルミノキサン、n−プロピルアルミノキサン、イソプロピルアルミノキサン、ブチルアルミノキサン、イソブチルアルミノキサン、n−ペンチルアルミノキサン、ネオペンチルアルミノキサン、n−ヘキシルアルミノキサン、n−オクチルアルミノキサン、2−エチルヘキシルアルミノキサン、シクロヘキシルアルミノキサン、1−メチルシクロペンチルアルミノキサン、フェニルアルミノキサン、および2,6−ジメチルフェニルアルミノキサンを挙げることができる。変性メチルアルミノキサンは、当業者に公知の技術を用いることによって、メチルアルミノキサンのメチル基の約20〜80パーセントをC2〜C12のヒドロカルビル基、好ましくはイソブチル基で置換することによって形成することができる。
1以上の実施形態では、アルミノキサンは単独で、または他の有機アルミニウム化合物と組み合わせて用いることができる。一実施形態では、メチルアルミノキサンと、ヒドリドジイソブチルアルミニウムなどの、少なくとも一つの他の有機アルミニウム化合物(例えば、AlRnX3−n)とを組合せて用いることができる。アルミノキサンと有機アルミニウム化合物とを組合せて用いることができる他の例が、米国特許出願公開第2008/0182954号に与えられ、この全体が、参照により本明細書に組み込まれる。
上記のように、ランタニド系の触媒系に有用なアルキル化剤は、有機マグネシウム化合物を含んでいてもよい。1以上の実施形態では、利用可能な有機マグネシウム化合物は、一般式MgR2で表される化合物を含み、式中、各Rは、独立して、炭素原子を介してマグネシウム原子に結合した1価の有機基であってもよい。1以上の実施形態では、各Rは、独立して、ヒドロカルビル基であってもよく、この例としては、これらに限定されないが、アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、アリル、置換アリール、アラルキル、アルカリル、およびアルキニル基を挙げることができ、これら各基は、1個の炭素原子から、またはその基を形成するのに適当な最小数の炭素原子から、最大で約20個までの範囲の炭素原子を含む。また、これらのヒドロカルビル基は、ヘテロ原子を含んでいてもよく、このヘテロ原子としては、これらに限定されないが、窒素、酸素、ケイ素、硫黄、およびリン原子が挙げられる。
一般式MgR2で表すことができる好適な有機マグネシウム化合物の例としては、これらに限定されないが、ジエチルマグネシウム、ジ−n−プロピルマグネシウム、ジイソプロピルマグネシウム、ジブチルマグネシウム、ジヘキシルマグネシウム、ジフェニルマグネシウム、およびジベンジルマグネシウムを挙げることができる。
アルキル化剤として利用可能な有機マグネシウム化合物の別の種類は、一般式RMgXで表すことができ、式中、Rは、炭素原子を介してマグネシウム原子に結合した1価の有機基であってもよく、Xは、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシラート基、アルコキシド基、またはアリールオキシド基であってもよい。アルキル化剤がハロゲン原子を含む有機マグネシウム化合物である場合、有機マグネシウム化合物は、アルキル化剤と、触媒系中のハロゲン源の少なくとも一部との両方として役立ち得る。1以上の実施形態では、Rは、ヒドロカルビル基であってもよく、この例としては、これらに限定されないが、アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、アリル、置換アリール、アラルキル、アルカリル、およびアルキニル基を挙げることができ、これら各基は、1個の炭素原子から、またはその基を形成するのに適当な最小数の炭素原子から、最大で約20個までの範囲の炭素原子を含む。また、これらのヒドロカルビル基は、ヘテロ原子を含んでいてもよく、このヘテロ原子としては、これらに限定されないが、窒素、酸素、ホウ素、ケイ素、硫黄、およびリン原子が挙げられる。一実施形態では、Xは、カルボキシラート基、アルコキシド基、またはアリールオキシド基であっていてもよく、これら各基は、炭素原子を1〜約20個の範囲で含有する。
一般式RMgXで表すことができる有機マグネシウム化合物の種類としては、これらに限定されないが、ヒドリドヒドロカルビルマグネシウム、ヒドロカルビルマグネシウムハロゲン化物、ヒドロカルビルマグネシウムカルボキシレート、ヒドロカルビルマグネシウムアルコキシド、およびヒドロカルビルマグネシウムアリールオキシドを挙げることができる。
一般式RMgXで表すことができる好適な有機マグネシウム化合物の例としては、これらに限定されないが、水素化メチルマグネシウム、水素化エチルマグネシウム、水素化ブチルマグネシウム、水素化ヘキシルマグネシウム、水素化フェニルマグネシウム、水素化ベンジルマグネシウム、メチルマグネシウムクロリド、エチルマグネシウムクロリド、ブチルマグネシウムクロリド、ヘキシルマグネシウムクロリド、フェニルマグネシウムクロリド、ベンジルマグネシウムクロリド、メチルマグネシウムブロミド、エチルマグネシウムブロミド、ブチルマグネシウムブロミド、ヘキシルマグネシウムブロミド、フェニルマグネシウムブロミド、ベンジルマグネシウムブロミド、ヘキサン酸メチルマグネシウム、ヘキサン酸エチルマグネシウム、ヘキサン酸ブチルマグネシウム、ヘキサン酸ヘキシルマグネシウム、ヘキサン酸フェニルマグネシウム、ヘキサン酸ベンジルマグネシウム、メチルマグネシウムエトキシド、エチルマグネシウムエトキシド、ブチルマグネシウムエトキシド、ヘキシルマグネシウムエトキシド、フェニルマグネシウムエトキシド、ベンジルマグネシウムエトキシド、メチルマグネシウムフェノキシド、エチルマグネシウムフェノキシド、ブチルマグネシウムフェノキシド、ヘキシルマグネシウムフェノキシド、フェニルマグネシウムフェノキシド、およびベンジルマグネシウムフェノキシドを挙げることができる。
上記のように、本発明において使用されるランタニド系の触媒系は、ハロゲン源を含んでいてもよい。本明細書で用いられる場合、用語「ハロゲン源」は、少なくとも一つのハロゲン原子を含む任意の物質を意味する。1以上の実施形態では、上記のランタニド含有化合物および/または上記のアルキル化剤が、少なくとも一つのハロゲン原子を含む場合、これらのランタニド含有化合物および/またはアルキル化剤によって、ハロゲン源の少なくとも一部を提供することができる。換言すれば、ランタニド含有化合物は、ランタニド含有化合物と、ハロゲン源の少なくとも一部との両方として役立ち得る。同様に、アルキル化剤は、アルキル化剤と、ハロゲン源の少なくとも一部との両方として役立ち得る。
別の実施形態では、ハロゲン源の少なくとも一部は、別個の異なったハロゲン含有化合物の形態で、触媒系中に存在することができる。1以上のハロゲン原子を含む各種化合物またはこれらの混合物を、ハロゲン源として用いることができる。ハロゲン原子の例としては、これらに限定されないが、フッ素、塩素、臭素、およびヨウ素を挙げることができる。また、2以上のハロゲン原子を組合せて利用することもできる。炭化水素溶媒に可溶なハロゲン含有化合物が、本発明での使用に適している。しかしながら、炭化水素に不溶なハロゲン含有化合物は、重合系中に懸濁させて触媒的な活性種を形成することができるため、これも有用である。
使用可能なハロゲン含有化合物の有用な種類としては、これらに限定されないが、各ハロゲン元素、混合ハロゲン、ハロゲン化水素、有機ハロゲン化物、無機ハロゲン化物、金属ハロゲン化物、および有機金属ハロゲン化物を挙げることができる。
好適なハロゲン元素の例としては、これらに限定されないが、フッ素、塩素、臭素、およびヨウ素を挙げることができる。好適な混合ハロゲンの具体例としては、一塩化ヨウ素、一臭化ヨウ素、三塩化ヨウ素、および五フッ化ヨウ素を挙げることができる。
好適なハロゲン化水素の例としては、これらに限定されないが、フッ化水素、塩化水素、臭化水素、およびヨウ化水素を挙げることができる。
好適な有機ハロゲン化物の例としては、これらに限定されないが、t−ブチルクロリド、t−ブチルブロミド、アリルクロリド、アリルブロミド、ベンジルクロリド、ベンジルブロミド、クロロジフェニルメタン、ブロモジフェニルメタン、トリフェニルメチルクロリド、トリフェニルメチルブロミド、ベンジリデンクロリド、ベンジリデンブロミド、メチルトリクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、ジフェニルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、ベンゾイルクロリド、ベンゾイルブロミド、プロピオニルクロリド、プロピオニルブロミド、クロロギ酸メチル、およびブロモギ酸メチルを挙げることができる。
好適な無機ハロゲン化物の例としては、これらに限定されないが、三塩化リン、三臭化リン、五塩化リン、オキシ塩化リン、オキシ臭化リン、三フッ化ホウ素、三塩化ホウ素、三臭化ホウ素、四フッ化ケイ素、四塩化ケイ素、四臭化ケイ素、四ヨウ化ケイ素、三塩化ヒ素、三臭化ヒ素、三ヨウ化ヒ素、四塩化セレニウム、四臭化セレニウム、四塩化テルル、四臭化テルル、および四ヨウ化テルルを挙げることができる。
好適な金属ハロゲン化物の例としては、これらに限定されないが、四塩化スズ、四臭化スズ、三塩化アルミニウム、三臭化アルミニウム、塩化アンチモン(III)、塩化アンチモン(V)、三臭化アンチモン、三ヨウ化アルミニウム、三フッ化アルミニウム、三塩化ガリウム、三臭化ガリウム、三ヨウ化ガリウム、三フッ化ガリウム、三塩化インジウム、三臭化インジウム、三ヨウ化インジウム、三フッ化インジウム、四塩化チタン、四臭化チタン、四ヨウ化チタン、二塩化亜鉛、二臭化亜鉛、二ヨウ化亜鉛、および二フッ化亜鉛を挙げることができる。
好適な有機金属ハロゲン化物の例としては、これらに限定されないが、ジメチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、ジメチルアルミニウムブロミド、ジエチルアルミニウムブロミド、ジメチルアルミニウムフルオリド、ジエチルアルミニウムフルオリド、メチルアルミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジクロリド、メチルアルミニウムジブロミド、エチルアルミニウムジブロミド、メチルアルミニウムジフルオリド、エチルアルミニウムジフルオリド、メチルアルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムセスキクロリド、イソブチルアルミニウムセスキクロリド、メチルマグネシウムクロリド、メチルマグネシウムブロミド、メチルマグネシウムヨージド、エチルマグネシウムクロリド、エチルマグネシウムブロミド、ブチルマグネシウムクロリド、ブチルマグネシウムブロミド、フェニルマグネシウムクロリド、フェニルマグネシウムブロミド、ベンジルマグネシウムクロリド、トリメチルスズクロリド、トリメチルスズブロミド、トリエチルスズクロリド、トリエチルスズブロミド、ジ−t−ブチルスズジクロリド、ジ−t−ブチルスズジブロミド、ジブチルスズジクロリド、ジブチルスズジブロミド、トリブチルスズクロリド、およびトリブチルスズブロミドを挙げることができる。
1以上の実施形態では、ランタニド系の触媒系は、非配位性アニオンまたは非配位性アニオン前駆体を含む化合物を含んでいてもよい。1以上の実施形態では、非配位性アニオンまたは非配位性アニオン前駆体を含む化合物を、上記のハロゲン源の代わりに用いることができる。非配位性アニオンは、立体障害のためにたとえば触媒系の活性中心と配位結合を形成しない立体的にかさ高いアニオンである。本発明で有用な非配位性アニオンとしては、これらに限定されないが、テトラアリールボレートアニオンおよびフッ化テトラアリールボレートアニオンを挙げることができる。また、非配位性アニオンを含む化合物は、例えばカルボニウム、アンモニウム、またはホスホニウムカチオンなどのカウンターカチオンを含むことができる。カウンターカチオンの例としては、これらに限定されないが、トリアリールカルボニウムカチオンおよびN,N−ジアルキルアニリニウムカチオンを挙げることができる。非配位性アニオンおよびカウンターカチオンを含む化合物の例としては、これらに限定されないが、トリフェニルカルボニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルカルボニウムテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート、およびN,N−ジメチルアニリニウムテトラキス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレートを挙げることができる。
また、非配位性アニオン前駆体を、この実施形態で用いることができる。非配位性アニオン前駆体は、反応条件下で非配位性アニオンを形成し得る化合物である。有用な非配位性アニオン前駆体としては、これらに限定されないが、トリアリールボロン化合物、BR3を挙げることができ、式中、Rは、電子求引性の強いアリール基、例えばペンタフルオロフェニルまたは3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル基などである。
本発明で用いられるランタニド系の触媒組成物は、前述の触媒配合成分の組み合わせまたは混合によって、形成してもよい。ランタニド系の触媒配合成分の組合せから1以上の活性触媒種が得られると考えられるが、各種触媒配合成分もしくは成分間の相互作用または反応の度合いは、確実に知られているわけではない。したがって、用語「触媒組成物」は、配合成分の単純な混合物、物理的もしくは化学的引力に起因する各種配合成分の錯体、配合成分の化学反応生成物、または前述の組合せを包含するものとして用いられる。
前述のランタニド系の触媒組成物は、広範囲な触媒濃度および触媒組成比にわたって共役ジエンをシス−1,4−ポリジエンに重合する高い触媒活性を有し得る。いくつかの要因が、触媒成分のいずれかの最適濃度に影響することがある。例えば、これら触媒成分は、相互作用して活性種を形成し得るため、触媒成分の任意の一つの最適濃度は、他の触媒成分の濃度に依存する場合がある。
1以上の実施形態では、アルキル化剤とランタニド含有化合物とのモル比(アルキル化剤/Ln)は、約1:1〜約1,000:1とすることができ、他の実施形態では約2:1〜約500:1、さらに他の実施形態では約5:1〜約200:1とすることができる。
これらの実施形態で、アルミノキサンおよび少なくとも一つの他の有機アルミニウム剤の両方がアルキル化剤として使用される場合は、アルミノキサンとランタニド含有化合物とのモル比(アルミノキサン/Ln)は、5:1〜約1,000:1の間とすることができ、他の実施形態では、約10:1〜約700:1、また他の実施形態では、約20:1〜約500:1とすることができ、また、少なくとも一つの他の有機アルミニウム化合物とランタニド含有化合物とのモル比(Al/Ln)は、約1:1〜約200:1とすることができ、別の実施形態では、約2:1〜約150:1、また他の実施形態では約5:1〜約100:1とすることができる。
ハロゲン含有化合物とランタニド含有化合物とのモル比は、ハロゲン源中のハロゲン原子のモルとランタニド含有化合物中のランタニド原子のモルとの比(ハロゲン/Ln)の観点から、最もよく説明される。1以上の実施形態では、ハロゲン/Lnモル比は、約0.5:1〜約20:1の間とすることができ、他の実施形態では約1:1〜約10:1、また他の実施形態では約2:1〜約6:1とすることができる。
またさらに別の実施形態では、非配位性アニオンまたは非配位性アニオン前駆体とランタニド含有化合物とのモル比(An/Ln)は、約0.5:1〜約20:1とすることができ、他の実施形態では約0.75:1〜約10:1、また他の実施形態では約1:1〜約6:1とすることができる。
ランタニド系の触媒組成物は、各種方法によって形成することができる。
一実施形態ではランタニド系の触媒組成物は、段階的または同時のいずれかの方法により、モノマーおよび溶媒を含む溶液またはバルクなモノマーに、触媒成分を添加することによって、インサイチュで形成してもよい。一実施形態では、先ずアルキル化剤を添加し、次いで、ランタニド含有化合物を添加し、その後、ハロゲン源、または非配位性アニオンもしくは非配位性アニオン前駆体を含む化合物を添加してもよい。
別の実施形態では、ランタニド系の触媒組成物を予備形成してもよい。すなわち、触媒成分は、モノマーの非存在下または少量の少なくとも一つの共役ジエンモノマーの存在下において、例えば約−20℃〜約80℃でもよい適切な温度で、重合系外で予備混合される。触媒を予備形成するために用いることができる共役ジエンモノマーの量は、ランタニド含有化合物1モル当たり、約1〜約500モルとしてもよく、他の実施形態では、約5〜約250モル、また他の実施形態では、約10〜約100モルとしてもよい。必要に応じて、得られた触媒組成物の熟成を行った後、重合するモノマーに添加してもよい。
さらに別の実施形態では、ランタニド系の触媒組成物を、2段階の手順を用いることによって形成してもよい。第1の段階は、モノマーの非存在下または少量の少なくとも一つの共役ジエンモノマーの存在下において、例えば約−20℃〜約80℃でもよい適切な温度で、アルキル化剤をランタニド含有化合物と混合する工程を含んでいてもよい。第1の段階で使用されるモノマーの量は、触媒を予備形成するために上述した量と同様でよい。第2の段階では、第1の段階で形成した混合物と、ハロゲン源と、非配位性アニオンまたは非配位性アニオン前駆体とを、段階的または同時のいずれかの方法により、重合するモノマーに供給することができる。
1以上の実施形態で、反応性ポリマーは、アニオン重合によって調製され、その際、モノマーはアニオン開始剤を用いることにより重合される。アニオン重合の重要な機構的特徴は、書籍(例えばHsieh, H. L.; Quirk, R. P. Anionic Polymerization: Principles and Practical Applications; Marcel Dekker: New York, 1996)および総説(例えばHadjichristidis, N.; Pitsikalis, M.; Pispas, S.; Iatrou, H.; Chem. Rev. 2001, 101(12), 3747-3792)に記載されている。アニオン開始剤は、リビングポリマーを有利に生成することができ、このリビングポリマーは、クエンチ前に、さらなる連鎖成長のために追加のモノマーと反応することができ、または特定の官能化剤と反応して官能化ポリマーを与えることができる。
本発明の実施は、特定のアニオン開始剤の選択によって限定されない。1以上の実施形態では、使用されるアニオン開始剤は、ポリマー鎖の開始末端(すなわちポリマー鎖が始まる位置)に官能基を与える官能性開始剤である。特定の実施形態では、官能基は、1以上のヘテロ原子(例えば窒素、酸素、ホウ素、ケイ素、硫黄、スズ、およびリン原子)または複素環基を含む。所定の実施形態では、官能基は、官能基を含むポリマーから調製されたカーボンブラック充填加硫物の50℃でのヒステリシスロスを、官能基を含まないポリマーから調製された同様のカーボンブラック充填加硫物の50℃でのヒステリシスロスと比べて低減する。
アニオン開始剤の例としては、有機リチウム化合物が挙げられる。1以上の実施形態では、有機リチウム化合物はヘテロ原子を含んでいてもよい。これらの実施形態または他の実施形態では、有機リチウム化合物は1以上の複素環基を含んでいてもよい。
有機リチウム化合物の種類としては、アルキルリチウム、アリールリチウム化合物、およびシクロアルキルリチウム化合物が挙げられる。有機リチウム化合物の具体例としては、エチルリチウム、n−プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、n−アミルリチウム、イソアミルリチウム、およびフェニルリチウムが挙げられる。
他のアニオン開始剤としては、例えば臭化ブチルマグネシウムブロミドおよびフェニルマグネシウムブロミドなどのアルキルマグネシウムハロゲン化物化合物が挙げられる。さらに他のアニオン開始剤としては、有機ナトリウム化合物、例えばフェニルナトリウムおよび2,4,6−トリメチルフェニルナトリウムが挙げられる。また、ジ−リビングポリマーを生ずるアニオン開始剤も意図され、ジ−リビングポリマーは、ポリマー鎖の両末端がリビング末端である。このような開始剤の例としては、1,3−ジイソプロペニルベンゼンをsec−ブチルリチウムと反応させることにより調製されるもののようなジリチオ開始剤が挙げられる。これらおよび関連した二官能性開始剤は、米国特許第3,652,516号に開示され、これは参照により本明細書に組み込まれる。また、米国特許第5,552,483号に記載されるラジカルアニオン開始剤を使用してもよく、これは参照により本明細書に組み込まれる。
特定の実施形態では、有機リチウム化合物として、リチオヘキサメチレンイミンなどの環状アミン含有化合物が挙げられる。これらおよびこれらに関連した有用な開始剤は、米国特許第5,332,810号、第5,329,005号、第5,578,542号、第5,393,721号、第5,698,646号、第5,491,230号、第5,521,309号、5,496,940号、第5,574,109号および第5,786,441号に開示され、これらは、参照により本明細書に組み込まれる。他の実施形態では、有機リチウム化合物として、2−リチオ−2−メチル−1,3−ジチアンなどの、リチウム化アルキルチオアセタールが挙げられる。これらおよび関連した有用な開始剤は、米国特許出願公開第2006/0030657号、第2006/0264590号、および第2006/0264589号に開示され、これらは、参照により本明細書に組み込まれる。さらに他の実施形態では、有機リチウム化合物として、例えばリチウム化t−ブチルジメチルプロポキシシランなどのアルコキシシリル含有開始剤が挙げられる。これらおよびこれらに関連した有用な開始剤は、米国特許出願公開第2006/0241241号に開示され、これは、参照により本明細書に組み込まれる。
1以上の実施形態では、使用されるアニオン開始剤は、トリ−n−ブチルスズリチウムなどのトリアルキルスズリチウム化合物である。これらおよびこれらに関連した有用な開始剤は米国特許第3,426,006号および第5,268,439号に開示され、これは、参照により本明細書に組み込まれる。
共役ジエンモノマーおよびビニル置換芳香族モノマーを含むエラストマーコポリマーがアニオン重合によって調製される場合、共役ジエンモノマーおよびビニル置換芳香族モノマーを、95:5〜50:50、または他の実施形態では、90:10〜65:35の重量比で用いてもよい。共重合におけるコモノマーのランダム化を促進するため、また、ポリマーのミクロ構造(共役ジエンモノマーの1,2結合など)を制御するため、典型的には極性コーディネーターであるランダマイザーを、アニオン開始剤とともに使用してもよい。
ランダマイザーとして有用な化合物としては、酸素または窒素ヘテロ原子および非結合電子対を有する化合物が挙げられる。ランダマイザーの例示的な種類としては、直鎖および環状オリゴマーのオキソラニルアルカン;モノおよびオリゴアルキレングリコールのジアルキルエーテル(グライムエーテルとしても知られる);クラウンエーテル;第三級アミン;直鎖THFオリゴマー;アルカリ金属アルコキシド;およびアルカリ金属スルホナートを挙げることができる。直鎖および環状オリゴマーのオキソラニルアルカンは、米国特許第4,429,091号に記載され、これは、参照により本明細書に組み込まれる。ランダマイザーの具体例としては、2,2−ビス(2’−テトラヒドロフリル)プロパン、1,2−ジメトキシエタン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、テトラヒドロフラン(THF)、1,2−ジピペリジルエタン、ジピペリジルメタン、ヘキサメチルホスホルアミド、N,N’−ジメチルピペラジン、ジアザビシクロオクタン、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、トリ−n−ブチルアミン、カリウムt−アミレート、カリウム4−ドデシルスルホナート、およびこれらの混合物を挙げることができる。
使用されるランダマイザーの量は、ポリマーの所望のミクロ構造、モノマーとコモノマーの比、重合温度、ならびに使用される特定のランダマイザーの性質などの各種要因に依存することがある。1以上の実施形態では、使用されるランダマイザーの量は、アニオン開始剤1モル当たり、0.05〜100モルの範囲であってもよい。
アニオン開始剤およびランダマイザーは、各種方法によって重合系に導入することができる。1以上の実施形態では、アニオン開始剤およびランダマイザーは別々に、段階的または同時の方法により、重合するモノマーに添加してもよい。他の実施形態では、アニオン開始剤およびランダマイザーを、モノマーの非存在下または少量のモノマーの存在下において、重合系外で予備混合してもよく、また、得られた混合物は、必要に応じて、熟成し、その後、重合するモノマーに添加してもよい。
1以上の実施形態では、配位触媒またはアニオン開始剤が反応性ポリマーを調製するために用いられるか否かにかかわらず、重合系への触媒または開始剤の供給を容易にするために、触媒または開始剤を溶解または懸濁させるキャリアとして、溶媒を使用してもよい。他の実施形態では、キャリアとしてモノマーを用いることができる。さらに他の実施形態では、触媒または開始剤は、溶媒の無いニート(割らない)状態で用いることができる。
1以上の実施形態では、好適な溶媒として、触媒または開始剤の存在下においてモノマーの重合中に、重合または成長中のポリマー鎖への取り込みを受けない有機化合物が挙げられる。1以上の実施形態では、これらの有機種は、常温常圧で液体である。1以上の実施形態では、これらの有機溶媒は、触媒または開始剤に対して不活性である。例示的な有機溶媒として、沸点が低い、または比較的低い、炭化水素、例えば芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、および脂環式炭化水素が挙げられる。芳香族炭化水素の例としては、これらに限定されないが、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、およびメシチレンが挙げられる。脂肪族炭化水素の例としては、これらに限定されないが、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、n−ノナン、n−デカン、イソペンタン、イソヘキサン、イソペンタン、イソオクタン、2,2−ジメチルブタン、石油エーテル、灯油、および石油スピリットを挙げることができる。そして、脂環式炭化水素の例としては、これらに限定されないが、シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタン、およびメチルシクロヘキサンを挙げることができる。また、上記の炭化水素の混合物を用いてもよい。当技術分野で公知のように、脂肪族および脂環式炭化水素は、環境的な理由から好ましく用いられることがある。沸点の低い炭化水素溶媒は、通常、重合の完了時にポリマーから分離される。
有機溶媒の他の例としては、一般に油展ポリマーに用いられる炭化水素オイルを含む高分子量の高沸点の炭化水素を挙げることができる。これらのオイルの例としては、パラフィン系オイル、芳香族オイル、ナフテン系オイル、ひまし油以外の植物油、および、低PCA油、例えばMES、TDAE、SRAE、重ナフテン系オイルなど、を挙げることができる。これらの炭化水素は不揮発性であるため、通常は分離を必要とせず、ポリマーに取り込まれたままとなる。
本発明に係る反応性ポリマーの製造は、共役ジエンモノマーを、任意に共役ジエンモノマーと共重合可能なモノマーと共に、触媒として有効量の触媒または開始剤の存在下で重合させることによって、達成することができる。触媒または開始剤、共役ジエンモノマー、任意にコモノマー、および使用する場合は溶媒、を導入することにより、反応性ポリマーを形成する重合混合物を形成する。使用する触媒または開始剤の量は、使用する触媒または開始剤の種類、各成分の純度、重合温度、所望の重合速度および重合率、所望の分子量、および他の要因など、各種要因の相互作用に依存することがある。したがって、触媒または開始剤の具体的な量は一義的に決まらず、触媒的に有効量の触媒または開始剤を用いることができる。
1以上の実施形態では、用いられる配位金属化合物(例えばランタニド含有化合物)の量は、モノマー100グラム当たり、約0.001〜約2mmol、他の実施形態では、約0.005〜約1mmol、さらに他の実施形態では、約0.01〜約0.2mmolとすることができる。
他の実施形態では、アニオン開始剤(例えばアルキルリチウム化合物)が使用される場合、開始剤の投入量は、モノマー100グラム当たり、約0.05〜約100mmol、他の実施形態では約0.1〜約50mmol、さらに他の実施形態では約0.2〜約5mmolとすることができる。
1以上の実施形態では、相当量の溶媒を含む重合系で重合を行ってもよい。一実施形態では、重合するモノマーと形成されるポリマーの両方が溶媒中に可溶な溶液重合系を用いることもできる。別の実施形態では、形成されるポリマーが不溶な溶媒を選択することにより、沈殿重合系を用いてもよい。これら両方の場合において、通常、触媒または開始剤の調製に用いることができる溶媒の量に加えて、一定量の溶媒を重合系に添加する。この追加の溶媒は、触媒または開始剤の調製に用いる溶媒と同じでもよいし、異なっていてもよい。例示的な溶媒は、上に記載した。1以上の実施形態では、重合混合物の溶媒含有量は、重合混合物の総重量に基づき、20重量%より多くてもよく、他の実施形態では50重量%より多くてもよく、そしてさらに他の実施形態では80重量%より多くてもよい。
他の実施形態では、使用される重合系は、概して、溶媒を実質的に含まないか、または最小量の溶媒を含む、バルク重合系でもよい。当業者は、バルク重合プロセス(すなわちモノマーが溶媒として働くプロセス)の利点を理解するため、この重合系では、バルク重合を行うことによって得ようとされる利点に悪影響を与えない範囲の少ない量の溶媒を含む。1以上の実施形態では、重合混合物の溶媒含有量は、重合混合物の総重量に基づき、約20重量%未満、他の実施形態では約10重量%未満、さらに他の実施形態では約5重量%未満であってもよい。別の実施形態では、重合混合物は、使用される原料に内在する溶媒以外の溶媒を含まない。さらに別の実施形態では、重合混合物は実質的に溶媒を欠いており、これは、重合プロセスに明らかな影響を与える量の溶媒を有しないということである。実質的に溶媒を欠いている重合系は、実質的に溶媒を含まないということができる。特定の実施形態では、重合混合物は溶媒を欠いている。
重合は、当技術分野において公知の任意の従来の重合容器において行うことができる。1以上の実施形態では、溶液重合は、従来の撹拌槽型反応器内で行うことができる。他の実施形態では、バルク重合は、従来の撹拌槽型反応器において、特にモノマー重合率が約60%未満である場合に、行うことができる。さらに他の実施形態では、一般的に高粘性のセメントをもたらす特にバルク重合プロセス中のモノマー重合率が約60%より高い場合、バルク重合を細長い反応器内で行ってもよく、この反応器内で、重合下の高粘性セメントを、ピストンによりまたは実質的にピストンにより移動させる。例えば、自己洗浄型一軸または二軸撹拌機によってセメントを押し出す押出機は、この目的に適している。有用なバルク重合プロセスの例は、米国特許第7,351,776号に開示され、これは、参照により本明細書に組み込まれる。
1以上の実施形態では、重合に用いられる全ての成分は、一つの容器(例えば従来の撹拌槽型反応器)内で組み合わせることができ、重合プロセスの全てのステップは、この容器内で行うことができる。他の実施形態では、2以上の成分を一つの容器内で予め組み合わせ、次いで別の容器に移し、そこでモノマー(またはこれらの少なくとも大部分)の重合を行ってもよい。
重合は、バッチ式プロセス、連続式プロセス、または半連続式プロセスとして行うことができる。半連続式プロセスでは、必要に応じて逐次、モノマーを投入し、すでに重合したモノマーと置き換える。1以上の実施形態では、約−10℃〜約200℃、他の実施形態では約0℃〜約150℃、他の実施形態では約20℃〜約100℃、の範囲内に重合混合物の温度を維持するように重合が進行する条件を制御してもよい。1以上の実施形態では、熱制御型リアクタジャケットによる外部冷却、リアクタに接続される還流凝縮器を用いたモノマーの蒸発および凝縮による内部冷却、またはこれら2つの方法の組合せにより、重合熱を除去してもよい。また、約0.1気圧〜約50気圧、他の実施形態では約0.5気圧〜約20気圧、他の実施形態では約1気圧〜約10気圧の圧力下で重合を行うように重合条件を制御してもよい。1以上の実施形態では、重合を行うことができる圧力としては、モノマーの大部分が確実に液相であるような圧力が挙げられる。これらの実施形態または他の実施形態では、重合混合物は、嫌気条件下に維持されてもよい。
重合が配位触媒(例えば、ランタニド系の触媒)またはアニオン開始剤(例えば、アルキルリチウム開始剤)によって触媒または開始されるか否かにかかわらず、重合混合物が重合停止される前に、得られたポリマー鎖の一部または全てが、反応性鎖末端を有してもよい。したがって、ここでいう反応性ポリマーとは、配位触媒またはアニオン開始剤を用いることによるポリマー合成に由来する反応性鎖末端を有するポリマーをいう。上述のとおり、配位触媒(例えばランタニド系の触媒)を用いて調製した反応性ポリマーは、擬似リビングポリマーということができ、また、アニオン開始剤(例えばアルキルリチウム開始剤)を用いて調製した反応性ポリマーは、リビングポリマーということができる。1以上の実施形態では、反応性ポリマーを含む重合混合物は、活性重合混合物ということができる。反応性末端を有するポリマー鎖の割合は、触媒または開始剤の種類、モノマーの種類、成分の純度、重合温度、モノマー重合率、および多くの他の要因など、各種要因に依存する。1以上の実施形態では、少なくとも約20%のポリマー鎖が反応性末端を有し、他の実施形態では、少なくとも約50%のポリマー鎖が反応性末端を有し、さらに他の実施形態では、少なくとも約80%のポリマー鎖が反応性末端を有する。いずれにせよ、反応性ポリマーは、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応して、本発明の官能化ポリマーを形成することができる。
1以上の実施形態では、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンとしては、1以上のラクトンまたはチオラクトン基および1以上の保護されたアミノ基を含む、化合物が挙げられる。この明細書の目的および説明の容易さのため、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンは、単にラクトンとして呼称することがある。
1以上の実施形態では、ラクトンまたはチオラクトン基は、下記式:
によって定義することができ、式中、各αは独立して酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基である。当業者が理解するように、両方のα原子が酸素原子である場合、その基はラクトン基ということができる。一方または両方のα原子が硫黄原子である場合、その基はチオラクトン基ということができる。より具体的には、一つのα原子(いずれかのα)が硫黄原子であり、別のα原子が酸素原子である場合、その基は、モノチオラクトン基ということができる。両方のα原子が硫黄原子である場合、その基は、ジチオラクトン基ということができる。この明細書の目的のため、チオラクトン基への言及は、モノチオラクトン基およびジチオラクトン基の両方を包含し、同様に、チオラクトンへの言及は、モノチオラクトンおよびジチオラクトンの両方を包含し得る。
ラクトンおよびチオラクトン基の具体例としては、α−アセトラクトン基、β−プロピオラクトン基、γ−ブチロラクトン基、δ−バレロラクトン基、ε−カプロラクトン基、ζ−エナントラクトン基、η−カプリロラクトン基、θ−ペラルゴラクトン基、α−アセトチオラクトン基、β−プロピオチオラクトン基、γ−ブチロチオラクトン基、δ−バレロチオラクトン基、ε−カプロチオラクトン基、ζ−エナントチオラクトン基、η−カプリロチオラクトン基、およびθ−ペラルゴチオラクトン基を挙げることができる。
1以上の実施形態では、保護されたアミノ基としては、元のアミノ基(すなわち−NH2)の2つの水素原子をヒドロカルビルまたはシリル基などの他の置換基で置換することにより形成または誘導されるアミノ基が挙げられる。元のアミノ基の2つの水素原子がヒドロカルビルおよびシリル基によって置換される場合、得られる保護されたアミノ基は、(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ基ということができる。元のアミノ基の2つの水素原子が2つのシリル基によって置換される場合、得られる保護されたアミノ基は、ジシリルアミノ基ということができる。元のアミノ基の2つの水素原子が2つのヒドロカルビル基によって置換される場合、得られる保護されたアミノ基は、ジヒドロカルビルアミノ基ということができる。
保護されたアミノ基の種類の例としては、これらに限定されないが、ビス(トリヒドロカルビルシリル)アミノ、ビス(ジヒドロカルビルヒドロシリル)アミノ、1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル、(トリヒドロカルビルシリル)(ヒドロカルビル)アミノ、(ジヒドロカルビルヒドロシリル)(ヒドロカルビル)アミノ、1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル、ジヒドロカルビルアミノ、および1−アザ−1−シクロヒドロカルビルの各基を挙げることができる。
ビス(トリヒドロカルビルシリル)アミノ基の具体例としては、これらに限定されないが、ビス(トリメチルシリル)アミノ、ビス(トリエチルシリル)アミノ、ビス(トリイソプロピルシリル)アミノ、ビス(トリ−n−プロピルシリル)アミノ、ビス(トリイソブチルシリル)アミノ、ビス(トリ−t−ブチルシリル)アミノ、およびビス(トリフェニルシリル)アミノの各基を挙げることができる。
ビス(ジヒドロカルビルヒドロシリル)アミノ基の具体例としては、これらに限定されないが、ビス(ジメチルヒドロシリル)アミノ、ビス(ジエチルヒドロシリル)アミノ、ビス(ジイソプロピルヒドロシリル)アミノ、ビス(ジ−n−プロピルヒドロシリル)アミノ、ビス(ジイソブチルヒドロシリル)アミノ、ビス(ジ−t−ブチルヒドロシリル)アミノ、およびビス(ジフェニルヒドロシリル)アミノの各基を挙げることができる。
1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル基の具体例としては、これらに限定されないが、2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル、2,2,5,5−テトラエチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル、2,2,5,5−テトラフェニル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル、2,2,6,6−テトラメチル−1−アザ−2,6−ジシラ−1−シクロヘキシル、2,2,6,6−テトラエチル−1−アザ−2,6−ジシラ−1−シクロヘキシル、および2,2,6,6−テトラフェニル−1−アザ−2,6−ジシラ−1−シクロヘキシルの各基を挙げることができる。
(トリヒドロカルビルシリル)(ヒドロカルビル)アミノ基の具体例としては、これらに限定されないが、(トリメチルシリル)(メチル)アミノ、(トリエチルシリル)(メチル)アミノ、(トリフェニルシリル)(メチル)アミノ、(トリメチルシリル)(エチル)アミノ、(トリエチルシリル)(フェニル)アミノ、および(トリイソプロピルシリル)(メチル)アミノの各基を挙げることができる。
(ジヒドロカルビルヒドロシリル)(ヒドロカルビル)アミノ基の具体例としては、これらに限定されないが、(ジメチルヒドロシリル)(メチル)アミノ、(ジエチルヒドロシリル)(メチル)アミノ、(ジイソプロピルヒドロシリル)(メチル)アミノ、(ジ−n−プロピルヒドロシリル)(エチル)アミノ、(ジイソブチルヒドロシリル)(フェニル)アミノ、(ジ−t−ブチルヒドロシリル)(フェニル)アミノ、および(ジフェニルヒドロシリル)(フェニル)アミノの各基を挙げることができる。
1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル基の具体例としては、これらに限定されないが、2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル、2,2−ジエチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル、2,2−ジフェニル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル、2,2−ジイソプロピル−1−アザ−2−シラ−1−シクロヘキシル、2,2−ジブチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロヘキシル、および2,2−ジフェニル−1−アザ−2−シラ−1−シクロヘキシルの各基を挙げることができる。
ジヒドロカルビルアミノ基の具体例としては、これらに限定されないが、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジイソプロピルアミノ、ジ−n−ブチルアミノ、ジイソブチルアミノ、ジシクロヘキシルアミノ、ジフェニルアミノ、ジベンジルアミノ、(メチル)(シクロヘキシル)アミノ、(エチル)(シクロヘキシル)アミノ、(メチル)(フェニル)アミノ、(エチル)(フェニル)アミノ、(メチル)(ベンジル)アミノ、および(エチル)(ベンジル)アミノの各基を挙げることができる。
1−アザ−1−シクロヒドロカルビル基の具体例としては、これらに限定されないが、アジリジノ、アゼチジノ、ピロリジノ、ピペリジノ、ホモピペルジノ、モルホリノ、N−メチルピペラジノ、およびN−メチルホモピペラジノの各基を挙げることができる。
1以上の実施形態では、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンは、式I:
により定義することができ、式中、各αは独立して、酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、およびR5およびR6はそれぞれ独立して、1価の有機基または加水分解性基であり、またはR5およびR6は結合して2価の有機基を形成する。
特定の実施形態では、式IのR5およびR6が結合して2価の有機基を形成する場合、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンは、式II:
により表すことができ、式中、各αは独立して、酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、R7は結合または加水分解性基であり、R8は結合または加水分解性基であり、そして、R9は2価の有機基である。
1以上の実施形態では、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンの1価の有機基は、ヒドロカルビル基または置換ヒドロカルビル基であってもよく、例えば、これらに限定されないが、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アリール、アリル、アラルキル、アルカリル、またはアルキニルの各基であってもよい。置換ヒドロカルビル基としては、1以上の水素原子が置換基、例えばヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシ、シリル、またはシロキシの各基、によって置換されたヒドロカルビル基が挙げられる。1以上の実施形態では、これらの基は、1個の炭素原子から、またはその基を形成するのに適当な最小数の炭素原子から、約20個までの範囲の炭素原子を含む。これらの基は、また、これらに限定されないが、窒素、ホウ素、酸素、ケイ素、硫黄、スズ、およびリン原子などのヘテロ原子を含んでいてもよい。
1以上の実施形態では、加水分解性基としては、非水性環境または無水もしくは実質的に無水環境で、比較的安定であることによって、窒素原子との化学結合を維持する基または置換基が挙げられる。しかしながら、一旦、水、湿気、または水もしくは湿気を含む材料に曝露されると、加水分解性基または置換基は加水分解し、それにより、窒素原子から切断される。その結果、加水分解性基は、水素原子によって置換される。
例示的な加水分解性基としては、シリル基または置換シリル基が挙げられる。シリル基および置換シリル基の種類としては、これらに限定されないが、トリヒドロカルビルシリル、トリシリルオキシシリル、トリヒドロカルビルオキシシリル、トリシリルシリル、ジヒドロカルビルヒドロシリル、ジヒドロカルビル(シリルオキシ)シリル、ジヒドロカルビル(シリル)シリル、ジヒドロカルビル(ヒドロカルビルオキシ)シリル、ヒドロカルビルジヒドロシリル、ヒドロカルビル(ジシリルオキシ)シリル、ヒドロカルビル(ジシリル)シリル、およびヒドロカルビル(ジヒドロカルビルオキシ)シリルの各基を挙げることができる。例えば、シリル基の種類としては、トリアルキルシリル、ジアルキルヒドロシリル、ジアルキル(シリルオキシ)シリル、ジアルキル(シリル)シリル、トリシクロアルキルシリル、ジシクロアルキルヒドロシリル、ジシクロアルキル(シリルオキシ)シリル、ジシクロアルキル(シリル)シリル、トリアルケニルシリル、ジアルケニルヒドロシリル、ジアルケニル(シリルオキシ)シリル、ジアルケニル(シリル)シリル、トリシクロアルケニルシリル、ジシクロアルケニルヒドロシリル、ジシクロアルケニル(シリルオキシ)シリル、ジシクロアルケニル(シリル)シリル、トリアリールシリル、ジアリールヒドロシリル、ジアリール(シリルオキシ)シリル、ジアリール(シリル)シリル、トリアリルシリル、ジアリルヒドロシリル、ジアリル(シリルオキシ)シリル、ジアリル(シリル)シリル、トリアラルキルシリル、ジアラルキルヒドロシリル、ジアラルキル(シリルオキシ)シリル、ジアラルキル(シリル)シリル、トリアルカリルシリル、ジアルカリルヒドロシリル、ジアルカリル(シリルオキシ)シリル、ジアルカリル(シリル)シリル、トリアルキニルシリル、ジアルキニルヒドロシリル、ジアルキニル(シリルオキシ)シリル、ジアルキニル(シリル)シリル、トリス(トリアルキルシリルオキシ)シリル、トリス(トリアリールシリルオキシ)シリル、トリス(トリシクロアルキルシリルオキシ)シリル、トリス(トリアルコキシシリルオキシ)シリル、トリス(トリアリールオキシシリルオキシ)シリル、またはトリス(トリシクロアルキルオキシシリルオキシ)シリルの各基を挙げることができる。置換シリル基としては、1以上の水素原子が、ヒドロカルビル、ヒドロカルビルオキシ、シリル、またはシロキシなどの置換基によって置換されたシリル基を挙げることができる。1以上の実施形態では、これらの基は、1個の炭素原子から、またはその基を形成するのに適当な最小数の炭素原子から、約20個までの範囲の炭素原子を含む。これらの基は、また、これらに限定されないが、窒素、ホウ素、酸素、ケイ素、硫黄、スズ、およびリン原子などのヘテロ原子を含んでいてもよい。
1以上の実施形態では、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンの2価の有機基としては、ヒドロカルビレン基または置換ヒドロカルビレン基を挙げることでき、例えばこれらに限定されないが、アルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレン、アルキニレン、シクロアルキニレン、またはアリーレンの各基を挙げることができる。置換ヒドロカルビレン基としては、1以上の水素原子が、アルキル基などの置換基によって置換されたヒドロカルビレン基を挙げることができる。1以上の実施形態では、これらの基は、1個の炭素原子から、またはその基を形成するのに適当な最小数の炭素原子から、約20個までの範囲の炭素原子を含む。これらの基は、また、これらに限定されないが、窒素、酸素、ホウ素、ケイ素、硫黄、スズ、およびリン原子などのヘテロ原子を含んでいてもよい。
特定の実施形態において、式IのR6がシリル基である場合、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンは、式III:
で表すことができ、式中、各αは独立して、酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、R5は1価の有機基または加水分解性基であり、各R10は独立して、水素原子または1価の有機基であり、またはR5およびR10は結合して2価の有機基を形成する。
で表すことができ、式中、各αは独立して、酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、R5は1価の有機基または加水分解性基であり、各R10は独立して、水素原子または1価の有機基であり、またはR5およびR10は結合して2価の有機基を形成する。
他の特定の実施形態において、式IIIのR5およびR10が結合して2価の有機基を形成する場合、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンは、式IV:
で表すことができ、式中、各αは独立して、酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、各R10は独立して、水素原子または1価の有機基であり、R11は結合または加水分解性基であり、R12は2価の有機基である。
で表すことができ、式中、各αは独立して、酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、各R10は独立して、水素原子または1価の有機基であり、R11は結合または加水分解性基であり、R12は2価の有機基である。
他の特定の実施形態において、式IのR5およびR6が、それぞれ独立して、シリル基である場合、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンは、式V:
で表すことができ、式中、各αは独立して、酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、各R13および各R14は、それぞれ独立して、水素原子または1価の有機基であり、またはR13およびR14は結合して2価の有機基を形成する。
他の特定の実施形態において、式VのR13およびR14が結合して2価の有機基を形成する場合、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンは、式VI:
で表すことができ、式中、各αは独立して、酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、各R13および各R14はそれぞれ独立して、水素原子または1価の有機基であり、R15は2価の有機基である。
1以上の実施形態において、式IのR5およびR6が共にヒドロカルビル基であり、両方のα原子が酸素原子である場合、ラクトンは、ジヒドロカルビルアミノラクトンということができる。他の実施形態において、式IのR5およびR6が共にシリル基であり、両方のα原子が酸素原子である場合、ラクトンは、ジシリルアミノラクトンということができる。1以上の実施形態において、式IのR5およびR6の一方がヒドロカルビル基であり、式IのR5およびR6の一方がシリル基であり、両方のα原子が酸素原子である場合、ラクトンは、[(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ]ラクトンということができる。1以上の実施形態において、式IのR5およびR6が両方ともヒドロカルビル基であり、一つのα原子(いすれかのα原子)が硫黄原子、他方のα原子が酸素原子である場合は、ラクトンは、ジヒドロカルビルアミノモノチオラクトンということができる。他の実施形態において、式IのR5およびR6が共にシリル基であり、一つのα原子(いすれかのα原子)が硫黄原子であり、他方のα原子が酸素原子である場合、ラクトンは、ジシリルアミノモノチオラクトンということができる。1以上の実施形態において、R5およびR6の一方がヒドロカルビル基であり、式IのR5およびR6の一方がシリル基であり、一つのα原子(いすれかのα原子)が硫黄原子であり、他方のα原子が酸素原子である場合は、ラクトンは、[(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ]モノチオラクトンということができる。1以上の実施形態において、式IのR5およびR6が共にヒドロカルビル基であり、両方のα原子が硫黄原子である場合、ラクトンは、ジヒドロカルビルアミノジチオラクトンということができる。他の実施形態において、式IのR5およびR6が共にシリル基であり、両方のα原子が硫黄原子である場合は、ラクトンは、ジシリルアミノジチオラクトンということができる。1以上の実施形態において、式IのR5およびR6の一方がヒドロカルビル基であり、式IのR5およびR6の一方がシリル基であり、両方のα原子が硫黄原子である場合は、ラクトンは、[(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ]ジチオラクトンということができる。上で述べたように、モノチオラクトンおよびジチオラクトンは、また、チオラクトンとして集合的にいうことができる。
1以上の実施形態において、式IのR5およびR6が結合して2価のヒドロカルビレン基を形成し、両方のα原子が酸素原子である場合、ラクトンは、(1−アザ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトンということができる。他の実施形態において、式VのR13およびR14が結合して2価のヒドロカルビレン基を形成し、両方のα原子が酸素原子である場合、ラクトンは、(1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトンということができる。1以上の実施形態において、式IIIのR5およびR10が結合して2価のヒドロカルビレン基を形成し、両方のα原子が酸素原子である場合、ラクトンは、(1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトンということができる。1以上の実施形態において、式IのR5およびR6が結合して2価のヒドロカルビレン基を形成し、一つのα原子(いすれかのα原子)が硫黄原子であり、他方のα原子が酸素原子である場合、ラクトンは、(1−アザ−1−シクロヒドロカルビル)モノチオラクトンということができる。他の実施形態において、式VのR13およびR14が結合して2価のヒドロカルビレン基を形成し、一つのα原子(いすれかのα原子)が硫黄原子であり、他方のα原子が酸素原子である場合、ラクトンは、(1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル)モノチオラクトンとしていうことができる。1以上の実施形態において、式IIIのR5およびR10が結合して2価のヒドロカルビレン基を形成し、一つのα原子(いすれかのα原子)が硫黄原子であり、他方のα原子が酸素原子である場合、ラクトンは、(1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル)モノチオラクトンということができる。1以上の実施形態において、式IのR5およびR6が結合して2価のヒドロカルビレン基を形成し、両方のα原子が硫黄原子である場合、ラクトンは、(1−アザ−1−シクロヒドロカルビル)ジチオラクトンということができる。他の実施形態において、式VのR13およびR14が結合して2価のヒドロカルビレン基を形成し、両方のα原子が硫黄原子である場合、ラクトンは、(1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル)ジチオラクトンということができる。1以上の実施形態において、式IIIのR5およびR10が結合して2価のヒドロカルビレン基を形成し、両方のα原子が硫黄原子である場合、ラクトンは、(1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル)ジチオラクトンということができる。
ジヒドロカルビルアミノラクトンの具体例としては、α−(ジメチルアミノ)−α−アセトラクトン、α−(ジメチルアミノ)−β−プロピオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−β−プロピオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロラクトン、β−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロラクトン、α−(ジメチルアミノ)−δ−バレロラクトン、β−(ジメチルアミノ)−δ−バレロラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−δ−バレロラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−δ−バレロラクトン、α−(ジメチルアミノ)−ε−カプロラクトン、β−(ジメチルアミノ)−ε−カプロラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−ε−カプロラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−ε−カプロラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−ε−カプロラクトン、α−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、β−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、α−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、β−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、η−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、α−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、β−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、η−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、θ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−α−アセトラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−β−プロピオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−β−プロピオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、η−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、η−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトンおよびθ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトンが挙げられる。
ジシリルアミノラクトンの具体例としては、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−〔ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−〔ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、θ−〔ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトンおよびθ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトンが挙げられる。
[(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ]ラクトンの具体例としては、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、θ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、θ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、θ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトンおよびθ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトンが挙げられる。
ジヒドロカルビルアミノチオラクトンの具体例としては、α−(ジメチルアミノ)−α−アセトチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−β−プロピオチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−β−プロピオチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、η−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、η−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、θ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−α−アセトチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−β−プロピオチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−β−プロピオチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、η−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、η−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトンおよびθ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトンが挙げられる。
ジシリルアミノチオラクトンの具体例としては、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、θ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ζ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトンおよびθ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトンが挙げられる。
[(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ]チオラクトンの具体例としては、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、θ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、θ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、θ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、
δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトンおよびθ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトンが挙げられる。
δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトンおよびθ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトンが挙げられる。
(1−アザ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトンの具体例としては、α−ピロリジノ−α−アセトラクトン、α−ピロリジノ−β−プロピオラクトン、β−ピロリジノ−β−プロピオラクトン、α−ピロリジノ−γ−ブチロラクトン、β−ピロリジノ−γ−ブチロラクトン、γ−ピロリジノ−γ−ブチロラクトン、α−ピロリジノ−δ−バレロラクトン、β−ピロリジノ−δ−バレロラクトン、γ−ピロリジノ−δ−バレロラクトン、δ−ピロリジノ−δ−バレロラクトン、α−ピロリジノ−ε−カプロラクトン、β−ピロリジノ−ε−カプロラクトン、γ−ピロリジノ−ε−カプロラクトン、δ−ピロリジノ−ε−カプロラクトン、ε−ピロリジノ−ε−カプロラクトン、α−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、β−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、γ−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、δ−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、ε−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、ζ−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、α−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、β−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、γ−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、δ−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、ε−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、ζ−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、η−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、α−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、β−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、γ−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、δ−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、ε−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、ζ−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、η−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、θ−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、α−アジリジノ−γ−ブチロラクトン、α−アゼチジノ−γ−ブチロラクトン、α−ピペリジノ−γ−ブチロラクトン、α−ホモピペリジノ−γ−ブチロラクトン(α−モルホリノ−γ−ブチロラクトン)α−(N−メチルピペラジノ)−γ−ブチロラクトン、α−(N−メチルホモピペラジノ)−γ−ブチロラクトン、α−アゼパノ−γ−ブチロラクトンおよびα−アゾカノ−γ−ブチロラクトンが挙げられる。
(1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトンの具体例としては、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−α−アセトラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、η−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、η−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトンおよびθ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトンが挙げられる。
(1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトンの具体例としては、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−α−アセトラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、η−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、η−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトンおよびθ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトンが挙げられる。
(1−アザ−1−シクロヒドロカルビル)チオラクトンの具体例としては、α−ピロリジノ−α−アセトチオラクトン、α−ピロリジノ−β−プロピオチオラクトン、β−ピロリジノ−β−プロピオチオラクトン、α−ピロリジノ−γ−ブチロチオラクトン、β−ピロリジノ−γ−ブチロチオラクトン、γ−ピロリジノ−γ−ブチロチオラクトン、α−ピロリジノ−δ−バレロチオラクトン、β−ピロリジノ−δ−バレロチオラクトン、γ−ピロリジノ−δ−バレロチオラクトン、δ−ピロリジノ−δ−バレロチオラクトン、α−ピロリジノ−ε−カプロチオラクトン、β−ピロリジノ−ε−カプロチオラクトン、γ−ピロリジノ−ε−カプロチオラクトン、δ−ピロリジノ−ε−カプロチオラクトン、ε−ピロリジノ−ε−カプロチオラクトン、α−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、β−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、γ−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、δ−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、ε−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、ζ−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、α−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、β−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、γ−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、δ−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、ε−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、ζ−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、η−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、α−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、β−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、η−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、θ−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、α−アジリジノ−γ−ブチロチオラクトン、α−アゼチジノ−γ−ブチロチオラクトン、α−ピロリジノ−γ−ブチロチオラクトン、α−ピペリジノ−γ−ブチロチオラクトン、α−ホモピペリジノ−γ−ブチロチオラクトン(α−モルホリノ−γ−ブチロチオラクトン)α−(N−メチルピペラジノ)−γ−ブチロチオラクトン、α−(N−メチルホモピペラジン)−γ−ブチロチオラクトン、α−アゼパノ−γ−ブチロチオラクトンおよびα−アゾカノ−γ−ブチロチオラクトンが挙げられる。
(1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル)チオラクトンの具体例としては、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−α−アセトチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、η−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、η−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトンおよびθ−(2,2,5,5−テトラメチル1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトンが挙げられる。
(1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル)チオラクトンの具体例としては、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−α−アセトチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、η−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、η−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトンおよびθ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトンが挙げられる。
1以上の実施形態において、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンは、第一級アミノ基(すなわち−NH2)または式−NH(R)(式中、Rはヒドロカルビルまたはシリル基などの1価の有機基である)で表される第二級アミノ基、を含むラクトンまたはチオラクトン化合物を、アルキル化またはシリル化することによって合成することができる。アルキル化剤の例としては、アルキルハロゲン化物が挙げられる。シリル化剤の例としては、トリアルキルシリルハロゲン化物、1,2−ビス(クロロジメチルシリル)エタン、およびトリアルキルシリルトリフルオロメタンスルホネートが挙げられる。アルキル化またはシリル化反応の間に形成される酸を中和するためにトリエチルアミンなどの塩基を用いてもよい。
重合混合物に添加し、本発明の官能化ポリマーを生成することができる、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンの量は、反応性ポリマーを合成するために用いられる触媒または開始剤の種類および量、ならびに所望する官能化度などの種々の要因に依存し得る。1以上の実施形態において、反応性ポリマーがランタニド系触媒を用いて調製される場合、用いられる保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンの量は、ランタニド含有化合物のランタニド金属に関連して説明することができる。例えば、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンとランタニド金属とのモル比は、約1:1〜約200:1、他の実施形態においては約5:1〜約150:1、他の実施形態においては約10:1〜約100:1であってもよい。
他の実施形態において、反応性ポリマーがアニオン開始剤を用いて調製される場合など、用いられる保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンの量は、開始剤と結合した金属カチオンの量に関連して説明することができる。例えば、有機リチウム開始剤が用いられる場合、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンとリチウムカチオンとのモル比は、約0.3:1〜約2:1、他の実施形態においては約0.6:1〜約1.5:1、他の実施形態においては約0.8:1〜約1.2:1であってもよい。
1以上の実施形態において、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトン化合物に加えて、共官能化剤を重合混合物に添加して、目的に応じた特性をもつ官能化ポリマーを生成してもよい。2以上の共官能化剤の混合物も用いてもよい。共官能化剤は、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンを重合混合物へ導入する前、導入と共に、または導入後に、添加することができる。1以上の実施形態において、共官能化剤は、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンを重合混合物へ導入する少なくとも5分後に、他の実施形態においては少なくとも10分後に、他の実施形態においては少なくとも30分後に、添加される。
1以上の実施形態において、共官能化剤としては、本発明によって生成した反応性ポリマーと反応可能であり、それによって共官能化剤と反応していない生長鎖とは異なる、官能基を有するポリマーを与える化合物または試剤が挙げられる。前記官能基は、他のポリマー鎖(生長鎖および/または非生長鎖)と、あるいはポリマーと組み合わせてもよい補強性充填剤(例えばカーボンブラック)などのその他の構成成分と、反応または相互作用し得る。1以上の実施形態において、共官能化剤と反応性ポリマーとの反応は、付加反応または置換反応により進行する。
有用な共官能化剤としては、単純に、2つ以上のポリマー鎖を互いに結合させることなくポリマー鎖末端に官能基を与える化合物、ならびに、官能基による結合を介して2つ以上のポリマー鎖を互いに連結または結合させて、一つの巨大分子を形成することができる化合物を挙げることができる。後者のタイプの共官能化剤は、カップリング剤とも呼ばれることがある。
1以上の実施形態において、共官能化剤としては、ポリマー鎖に対してヘテロ原子を付加する、または供与する化合物が挙げられる。特定の実施形態において、共官能化剤としては、官能基をポリマー鎖に供与し、官能化ポリマーを形成する化合物が挙げられ、前記官能化ポリマーは、当該官能化ポリマーから調製されたカーボンブラック充填加硫物の50℃でのヒステリシスロスを、非官能化ポリマーから調製された同様のカーボンブラック充填加硫物の50℃でのヒステリシスロスと比べて低減する。1以上の実施形態において、このヒステリシスロスの低下は、少なくとも5%、他の実施形態においては少なくとも10%、他の実施形態においては少なくとも15%である。
1以上の実施形態において、好適な共官能化剤としては、本発明に従って製造される反応性ポリマーと反応し得る基を含む化合物が挙げられる。共官能化剤の例としては、ケトン、キノン、アルデヒド、アミド、エステル、イソシアナート、イソチオシアナート、エポキシド、イミン、アミノケトン、アミノチオケトン、および酸無水物が挙げられる。これらの化合物の例は、米国特許第4,906,706号、第4,990,573号、第5,064,910号、第5,567,784号、第5,844,050号、第6838,526号、第6977,281号、および第6,992,147号、米国特許出願公開第2006/0004131号A1、第2006/0025539号A1、第2006/0030677号A1、および第2004/0147694号A1、特開平05−051406号、特開平05−059103号、特開平10−306113号、および特開平11−035633号に開示され、これらは参照により本明細書に組み込まれる。他の共官能化剤の例としては、米国特許第7,879,952号に記載されるようなアジン化合物、米国特許第7,671,138号に開示されるようなヒドロベンズアミド化合物、米国特許第7,732,534号に開示されるようなニトロ化合物、および米国特許第8,088,868号に開示されるような保護されたオキシム化合物が挙げられ、これらの全ては参照により本明細書に組み込まれる。
特定の実施形態において、用いられる共官能化剤は、金属ハロゲン化物、半金属ハロゲン化物、アルコキシシラン、カルボン酸金属塩、カルボン酸ヒドロカルビル金属塩、エステル−カルボン酸ヒドロカルビル金属塩、および金属アルコキシドであってもよい。
金属ハロゲン化物の例としては、四塩化スズ、四臭化スズ、四ヨウ化スズ、三塩化n−ブチルスズ、三塩化フェニルスズ、二塩化ジ−n−ブチルスズ、二塩化ジフェニルスズ、塩化トリ−n−ブチルスズ、塩化トリフェニルスズ、四塩化ゲルマニウム、四臭化ゲルマニウム、四ヨウ化ゲルマニウム、三塩化n−ブチルゲルマニウム、二塩化ジ−n−ブチルゲルマニウム、および塩化トリ−n−ブチルゲルマニウムが挙げられる。
半金属ハロゲン化物の例としては、四塩化ケイ素、四臭化ケイ素、四ヨウ化ケイ素、メチルトリクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、ジフェニルジクロロシラン、三塩化ホウ素、三臭化ホウ素、三ヨウ化ホウ素、三塩化リン、三塩化リン、三臭化リン、および三ヨウ化リンが挙げられる。
1以上の実施形態において、アルコキシシランは、エポキシ基およびイソシアナート基からなる群より選択される少なくとも一つの基を含んでいてもよい。
エポキシ基を含むアルコキシシラン化合物の例としては、(3−グリシジルオキシプロピル)トリメトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)トリエトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)トリフェノキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジメトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジエトキシシラン、(3−グリシジルオキシプロピル)メチルジフェノキシシラン、[2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル]トリメトキシシラン、および[2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル]トリエトキシシランが挙げられる。
イソシアナート基を含むアルコキシシラン化合物の例としては、(3−イソシアナートプロピル)トリメトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)トリエトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)トリフェノキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)メチルジメトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)メチルジエトキシシラン、(3−イソシアナートプロピル)メチルジフェノキシシラン、および(イソシアナートメチル)メチルジメトキシシランが挙げられる。
カルボン酸金属塩化合物の例としては、四酢酸スズ、ビス(2−エチルヘキサン酸)スズ、およびビス(ネオデカン酸)スズが挙げられる。
カルボン酸ヒドロカルビル金属塩化合物の例としては、2−エチルヘキサン酸トリフェニルスズ、2−エチルヘキサン酸トリ−n−ブチルスズ、ネオデカン酸トリ−n−ブチルスズ、2−エチルヘキサン酸トリイソブチルスズ、ビス(2−エチルヘキサン酸)ジフェニルスズ、ビス(2−エチルヘキサン酸)ジ−n−ブチルスズ、ビス(ネオデカン酸)ジ−n−ブチルスズ、トリス(2−エチルヘキサン酸)フェニルスズ、およびトリス(2−エチルヘキサン酸)n−ブチルスズが挙げられる。
エステル−カルボン酸ヒドロカルビル金属塩化合物の例としては、ビス(n−オクチルマレイン酸)ジ−n−ブチルスズ、ビス(n−オクチルマレイン酸)ジ−n−オクチルスズ、ビス(n−オクチルマレイン酸)ジフェニルスズ、ビス(2−エチルヘキシルマレイン酸)ジ−n−ブチルスズ、ビス(2−エチルヘキシルマレイン酸)ジ−n−オクチルスズ、およびビス(2−エチルヘキシルマレイン酸)ジフェニルスズが挙げられる。
金属アルコキシド化合物の例としては、ジメトキシスズ、ジエトキシスズ、テトラエトキシスズ、テトラ−n−プロポキシスズ、テトライソプロポキシスズ、テトラ−n−ブトキシスズ、テトライソブトキシスズ、テトラ−t−ブトキシスズ、およびテトラフェノキシスズが挙げられる。
重合混合物に添加できる共官能化剤の量は、反応性ポリマーを合成するために使用する触媒または開始剤の種類および量、ならびに所望の官能化度などの種々の要因に依存し得る。1以上の実施形態において、ランタニド系触媒を用いることにより反応性ポリマーが調製される場合、用いる共官能化剤の量は、ランタニド含有化合物のランタニド金属に関連して説明することができる。例えば、共官能化剤とランタニド金属とのモル比は、約1:1〜約200:1、他の実施形態においては約5:1〜約150:1、他の実施形態においては約10:1〜約100:1であってもよい。
他の実施形態において、アニオン開始剤を用いて反応性ポリマーが調製される場合など、用いられる共官能化剤の量は、開始剤と結合した金属カチオンの量に関連して説明することができる。例えば、有機リチウム開始剤が用いられる場合、共官能化剤とリチウムカチオンとのモル比は、約0.3:1〜約2:1、他の実施形態においては約0.6:1〜約1.5:1、他の実施形態においては約0.8:1〜約1.2:1であってもよい。
用いられる共官能化剤の量は、また、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンの量に関連して説明することもできる。1以上の実施形態において、共官能化剤と、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンとのモル比は、約0.05:1〜約1:1、他の実施形態においては約0.1:1〜約0.8:1、他の実施形態においては約0.2:1〜約0.6:1であってもよい。
1以上の実施形態において、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトン(および任意に、共官能化剤)は、重合が行われた場所(例えば槽中)において、重合混合物に導入されてもよい。他の実施形態において、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンは、重合が行われた場所と異なる場所において、重合混合物に導入されてもよい。例えば、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンは、下流の反応器もしくはタンクなどの下流の槽、インライン反応器もしくは混合器、押出機、または脱揮装置において重合混合物に導入されてもよい。
1以上の実施形態において、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトン(および任意に、共官能化剤)は、所望のモノマー重合率に達した後であるが、重合混合物がクエンチ剤によりクエンチされる前に、反応性ポリマーと反応させることができる。1以上の実施形態において、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応性ポリマーとの間の反応は、ピーク重合温度に達した後30分以内に、他の実施形態においては5分以内に、他の実施形態においては1分以内に起こり得る。1以上の実施形態において、一旦ピーク重合温度に達すれば、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応性ポリマーとの間の反応は起こり得る。他の実施形態において、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応性ポリマーとの間の反応は、反応性ポリマーが貯蔵された後に起こり得る。1以上の実施形態において、反応性ポリマーの貯蔵は、不活性雰囲気下、室温または室温よりも低い温度で行われる。1以上の実施形態において、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応性ポリマーとの間の反応は、約10℃〜約150℃の温度、他の実施形態においては約20℃〜約100℃の温度において起こり得る。保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応性ポリマーとの間の反応が完了するために要する時間は、反応性ポリマーを調製するために用いられる触媒または開始剤の種類および量、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンの種類および量、ならびに官能化反応が行われる温度などの種々の要因に依存する。1以上の実施形態において、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応性ポリマーとの間の反応は、約10〜60分間行うことができる。
1以上の実施形態において、反応性ポリマーと保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトン(および任意に、共官能化剤)との間の反応が行われたまたは完了した後、クエンチ剤を重合混合物に添加して、反応性ポリマーと保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンとの間の反応生成物をプロトン化し、残存する全ての反応性ポリマー鎖を不活性化し、および/または触媒もしくは触媒成分を不活性化することができる。クエンチ剤としては、これらに限定されないが、アルコール、カルボン酸、無機酸、水、またはそれらの混合物などのプロトン性化合物を挙げることができる。クエンチ剤の添加と共に、その前に、またはその後に、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールなどの抗酸化剤を添加してもよい。用いられる抗酸化剤の量は、ポリマー生成物に対して0.2%重量〜1%重量の範囲でもよい。加えて、ポリマー生成物は、ポリマーにオイルを添加することにより、油展することができ、ポリマーは、ポリマーセメントまたはモノマー中に溶解または懸濁したポリマーの形態でもよい。本発明の実施において、添加してもよいオイルの量は限定されず、したがって、従来の量を添加してもよい(例えば5〜50phr)。用いてもよい有用なオイルすなわち油展剤としては、これらに限定されないが、芳香族油、パラフィン系油、ナフテン系油、ひまし油以外の植物油、MES、TDAE、およびSRAEなどの低PCA油、ならびに重質ナフテン系油が挙げられる。
重合混合物がクエンチされた後、重合混合物の各構成成分を回収してもよい。1以上の実施形態において、未反応モノマーを重合混合物から回収することができる。例えば、当技術分野において公知の技術を用いて、未反応モノマーを重合混合物から蒸留することができる。1以上の実施形態において、重合混合物からモノマーを除去するために、脱揮装置を用いてもよい。重合混合物からモノマーを除去した後、そのモノマーを精製し、貯蔵し、および/または重合プロセスに再利用してもよい。
ポリマー生成物は、当技術分野において公知の技術を用いて、重合混合物から回収することができる。1以上の実施形態において、脱溶媒および乾燥技術を用いてもよい。例えば、ポリマーは、重合混合物を脱溶媒押出機などの加熱したスクリュー装置に通すことにより回収することができ、この装置内で、揮発性物質は適当な温度(例えば約100℃〜約170℃)および大気圧または減圧下での蒸発により除去される。この処理は、未反応モノマーを除去すると同時に、全ての低沸点溶媒を除去する役割を果たす。あるいは、ポリマーは、重合混合物を水蒸気脱溶媒にかけて、続いて、得られるポリマーのクラムを加熱空気トンネル中で乾燥することでも、回収することができる。ポリマーは、重合混合物を直接ドラム乾燥器上で乾燥することでも、回収することができる。
反応性ポリマーと、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトン(および任意に、共官能化剤)とが反応して、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンの残基がポリマー鎖末端に分け与えられた、新規な官能化ポリマーを生成すると考えられている。ポリマー鎖の反応性末端が、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応すると考えられている。それでもなお、全ての実施形態において生成する官能化ポリマーの正確な化学構造は、特に当該構造が、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトン、および任意に共官能化剤によりポリマー鎖末端に分け与えられる残基に関係するため、高い確度をもって判明してはいないと思われる。実際に、官能化ポリマーの構造は、反応性ポリマーを調製するために用いる条件(例えば、触媒または開始剤の種類および量)および保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトン(および任意に、共官能化剤)を反応性ポリマーと反応させるために用いる条件(例えば、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンおよび共官能化剤の種類および量)などの種々の要因に依存するであろうことが推測される。反応性ポリマーと、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンとの反応から得られる官能化ポリマーは、プロトン化またはさらに変性することができる。
1以上の実施形態において、反応性ポリマーと、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンとの反応から得られる生成物の一つ、特にクエンチ剤との反応後に得られる生成物の一つは、次の式:
により定義される官能化ポリマーとなることがあり、式中、πはポリマー鎖であり、各αは独立して酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、R5およびR6はそれぞれ独立して1価の有機基もしくは加水分解性基であるか、またはR5およびR6は結合して2価の有機基を形成する。
により定義される官能化ポリマーとなることがあり、式中、πはポリマー鎖であり、各αは独立して酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、R5およびR6はそれぞれ独立して1価の有機基もしくは加水分解性基であるか、またはR5およびR6は結合して2価の有機基を形成する。
1以上の実施形態において、本発明に従って調製される官能化ポリマーは、不飽和を含んでいてもよい。これらの、またはその他の実施形態において、その官能化ポリマーは加硫性である。1以上の実施形態において、官能化ポリマーは、0℃よりも低い、他の実施形態においては−20℃よりも低い、他の実施形態においては−30℃よりも低いガラス転移温度(Tg)を有することができる。一実施形態において、これらのポリマーは単一のガラス転移温度を示してもよい。特定の実施形態において、ポリマーは、水素化または部分的に水素化されていてもよい。
1以上の実施形態において、本発明の官能化ポリマーは、60%より多い、他の実施形態においては約75%より多い、他の実施形態においては約90%より多い、他の実施形態においては約95%より多い、シス−1,4結合含量を有するシス−1,4−ポリジエンであってもよく、ここで、パーセンテージは、ジエン単量体単位の総数に対する、シス−1,4結合をとっているジエン単量体単位の数に基づく。また、これらのポリマーは、約7%未満の、他の実施形態においては5%未満の、他の実施形態においては2%未満の、他の実施形態においては1%未満の1,2結合含量を有してもよく、ここで、パーセンテージは、ジエン単量体単位の総数に対する、1,2結合をとっているジエン単量体単位の数に基づく。ジエン単量体単位の残りは、トランス−1,4結合をとってもよい。シス−1,4−、1,2−、およびトランス−1,4結合含量は、赤外分光分析よって測定することができる。これらのポリマーの、ポリスチレン標準試料により較正したゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)および当該ポリマーのMark−Houwink定数を用いることにより測定した数平均分子量(Mn)は、約1,000〜約1,000,000、他の実施形態においては約5,000〜約200,000、他の実施形態においては約25,000〜約150,000、他の実施形態においては約50,000〜約120,000であってもよい。これらのポリマーの分子量分布または多分散度(Mw/Mn)は、約1.5〜約5.0、他の実施形態においては約2.0〜約4.0であってもよい。
1以上の実施形態において、本発明の官能化ポリマーは、中程度または低いシス−1,4結合含量を有するポリジエンであってもよい。アニオン重合技術によって調製することができるこれらのポリマーは、約10%〜60%、他の実施形態においては約15%〜55%、他の実施形態においては約20%〜約50%のシス−1,4結合含量を有することができる。これらのポリジエンは、また、約10%〜約90%、他の実施形態においては約10%〜約60%、他の実施形態においては約15%〜約50%、他の実施形態においては約20%〜約45%の1,2結合含量を有してもよい。特定の実施形態においては、ポリジエンが官能性アニオン開始剤を用いて調製される場合、ポリマー鎖の開始末端は、官能性開始剤の残基である官能基を含む。
特定の実施形態において、本発明の官能化ポリマーは、1,3−ブタジエン、スチレン、および任意にイソプレンのコポリマーである。これらのコポリマーとしては、ランダム共重合体およびブロック共重合体を挙げることができる。
1以上の実施形態において、官能化ポリマーは、官能化ポリブタジエン、官能化ポリイソプレン、官能化ポリ(スチレン−共−ブタジエン)、官能化ポリ(スチレン−共−ブタジエン−共−イソプレン)、官能化ポリ(イソプレン−共−スチレン)、および官能化ポリ(ブタジエン−共−イソプレン)からなる群より選択されるアニオン重合されたポリマーである。これらのポリマーの、ポリスチレン標準試料により較正したゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)および当該ポリマーのMark−Houwink定数を用いることにより測定した数平均分子量(Mn)は、約1,000〜約1,000,000、他の実施形態においては約5,000〜約1,000,000、他の実施形態においては約50,000〜約500,000、他の実施形態においては約100,000〜約300,000であってもよい。これらのポリマーの多分散度(Mw/Mn)は、約1.0〜約3.0、他の実施形態においては約1.1〜約2.0であってもよい。
有利なことに、本発明の官能化ポリマーは、耐コールドフロー性の向上を示し、ヒステリシスの低減を示すゴム組成物を提供することができる。この官能化ポリマーは、タイヤ部材の製造に用いることができるゴム組成物の調製に特に有用である。ゴム配合技術およびそこで用いる添加剤は、The Compounding and Vulcanization of Rubber、Rubber Technology (第2版 1973年)に広範に開示されている。
このゴム組成物は、官能化ポリマーを単独で、または他のエラストマー(すなわち、加硫してゴム状すなわち弾性的特性を有する成分を形成することができるポリマー)と共に用いることにより調製することができる。用いてもよい他のエラストマーとしては、天然ゴムまたは合成ゴムが挙げられる。合成ゴムは、一般的には、共役ジエンモノマーの重合、共役ジエンモノマーと、ビニル置換芳香族モノマーなどの他のモノマーとの共重合、またはエチレンと、1種または2種以上のα−オレフィンと、任意に1種または2種以上のジエンモノマーとの共重合から生ずる。
エラストマーの例としては、天然ゴム、合成ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリイソブチレン−共−イソプレン、ネオプレン、ポリ(エチレン−共−プロピレン)、ポリ(スチレン−共−ブタジエン)、ポリ(スチレン−共−イソプレン)、ポリ(スチレン−共−イソプレン−共−ブタジエン)、ポリ(イソプレン−共−ブタジエン)、ポリ(エチレン−共−プロピレン−共−ジエン)、ポリスルフィドゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、エピクロロヒドリンゴム、およびそれらの混合物が挙げられる。これらのエラストマーは、直鎖状、分岐状、および星型構造などの多数の巨大分子構造をもつことができる。
ゴム組成物は、無機および有機充填剤などの充填剤を含んでいてもよい。有機充填剤の例としては、カーボンブラックおよびデンプンが挙げられる。無機充填剤の例としては、シリカ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、マイカ、タルク(水和ケイ酸マグネシウム)、およびクレー(水和ケイ酸アルミニウム)が挙げられる。カーボンブラックおよびシリカが、タイヤ製造に使用される最も一般的な充填剤である。所定の実施形態において、異なる充填剤の混合物を、有利に用いることができる。
1以上の実施形態において、カーボンブラックとしては、ファーネスブラック、チャネルブラック、ランプブラックが挙げられる。カーボンブラックのより詳細な例としては、SAF、ISAF、HAF、FEF、FF、SRF、MPC、HPC、CCおよびアセチレンブラックが挙げられる。
特定の実施形態において、カーボンブラックは、少なくとも20m2/g、他の実施形態においては少なくとも35m2/gの表面積(EMSA)を有していてもよく、表面積の値は、臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB)法を用いるASTM D−1765により測定することができる。カーボンブラックは、ペレット化形態であっても非ペレット化凝集塊の形態であってもよい。カーボンブラックの好ましい形態は、ゴムコンパウンドを混合するために用いる混合装置の種類に依存することがある。
ゴム組成物に使用するカーボンブラックの量は、ゴム100重量部当たり(phr)約50重量部までとすることができ、約5〜約40phrが一般的である。
使用してもよい一部の市販のシリカとしては、Hi−Sil(商標)215、Hi−Sil(商標)233、Hi−Sil(商標)190(PPG Industries, Inc.,ペンシルベニア州、ピッツバーグ)が挙げられる。他の市販シリカの供給元としては、Grace Davison(メリーランド州、ボルチモア)、Degussa Corp.Rhodia Silica Systems(ニュージャジー州、クランベリー)、およびJ.M. Huber Corp.(ニュージャジー州、エジソン)が挙げられる。
1以上の実施形態において、シリカはその補強特性の尺度を与える表面積によって特徴付けることができる。Brunauer、EmmetおよびTeller(「BET」)法(J. Am. Chem. Soc., vol. 60、309ページ以下に記載される)は、表面積測定の認知された方法である。シリカのBET表面積は一般的に450m2/g未満である。有用な表面積の範囲としては、約32〜約400m2/g、約100〜約250m2/g、および約150〜約220m2/gが挙げられる。
シリカのpHは、一般的に約5〜約7もしくはわずかに7より大きく、または他の実施形態においては約5.5〜約6.8である。
1以上の実施形態において、充填剤としてシリカが用いられる場合(単独または他の充填剤と組み合わせて)、シリカとエラストマーとの相互作用を高めるために、カップリング剤および/または遮蔽剤を、混合中にゴム組成物に添加してもよい。有用なカップリング剤および遮蔽剤が、米国特許第3,842,111号、第3,873,489号、第3,978,103号、第3,997,581号、第4,002,594号、第5,580,919号、第5,583,245号、第5,663,396号、第5,674,932号、第5,684,171号、第5,684,172号、第5,696,197号、第6,608,145号、第6,667,362号、第6,579,949号、第6,590,017号、第6,525,118号、第6,342,552号、および第6,683,135号に開示され、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
ゴム組成物中に用いられるシリカの量は、約1〜約100phr、または他の実施形態においては約5〜約80phrとすることができる。有用な範囲の上限は、シリカによって付与される高粘性によって限定される。シリカがカーボンブラックと併用される場合に、シリカの量は約1phrまで低減することができ、シリカの量が低減されれば、より少量のカップリング剤および遮蔽剤を用いることができる。一般的に、カップリング剤および遮蔽剤の量は、使用するシリカの重量を基準として、約4%〜約20%の範囲である。
硫黄または過酸化物系硬化系などの多くのゴム硬化剤(加硫剤とも呼ばれる)を用いることができる。硬化剤は、Kirk−Othmer、ENCYCLOPEDIA OF CHEMICAL TECHNOLOGY、Vol. 20、365〜468ページ、(第3版 1982年)、特にVulcanization Agents and Auxiliary Materials、390〜402ページ、およびA.Y. Coran、 Vulcanization、ENCYCLOPEDIA OF POLYMER SCIENCE AND ENGINEERING、(第2版 1989年)に記載され、これらは参照により本明細書に組み込まれる。加硫剤は、単独でまたは組み合わせて用いてもよい。
ゴム配合に一般的に用いられるその他の成分もまた、ゴム組成物に添加してもよい。これらの成分としては、加硫促進剤、促進剤活性剤、オイル、可塑剤、ワックス、スコーチ阻害剤、加工助剤、酸化亜鉛、粘着付与樹脂、補強性樹脂、ステアリン酸などの脂肪酸、しゃっ解剤、ならびに抗酸化剤および抗オゾン剤などの劣化防止剤が挙げられる。特定の実施形態において、用いられるオイルとしては、上述の油展オイルとして従来から用いられるオイルが挙げられる。
ゴム組成物の全ての原料成分を、バンバリーまたはブラベンダーミキサー、押出機、ニーダー、および2本ロール機などの標準的な混合装置を用いて混合することができる。1以上の実施形態において、成分は、2段以上の段階で混合される。第1段階(多くの場合、マスターバッチ混合段階と呼ばれる)では、一般的にはゴム成分および充填剤を含む、いわゆるマスターバッチが調製される。早期加硫(スコーチとしても知られる)を防ぐために、マスターバッチから加硫剤を除外してもよい。マスターバッチは、開始温度約25℃〜約125℃、排出温度約135℃〜約180℃で混合してもよい。マスターバッチが調製された後、最終混合段階においてマスターバッチに加硫剤を導入、混合してもよく、この最終混合段階は、通常、早期加硫の可能性を低減するように、比較的低温で実施される。任意に、マスターバッチ混合段階と最終混合段階との間で、再混錬と呼ばれることもある追加の混合段階を採用することができる。ゴム組成物が充填剤としてシリカを含む、1または2以上の再混錬段階が多くの場合に採用される。本発明の官能化ポリマーを含む種々の成分は、これらの再混錬中に添加することができる。
シリカ充填タイヤ配合物に特に適用可能な混合操作および条件が、米国特許第5,227,425号、第5,719,207号、および第5,717,022号、ならびに欧州特許第890,606号に記載され、これらの全ては参照により本明細書に組み込まれる。一実施形態において、最初のマスターバッチが、カップリング剤および遮蔽剤を実質的に含まずに、本発明の官能化ポリマーおよびシリカを含むことにより調製される。
本発明の官能化ポリマーから調製されるゴム組成物は、トレッド、サブトレッド、サイドウォール、ボディプライスキム、ビードフィラーなどのタイヤ部材の形成に特に有用である。好ましくは、本発明の官能化ポリマーは、トレッドおよびサイドウォール配合物に用いられる。1以上の実施形態において、これらのトレッドまたはサイドウォール配合物は、当該配合物中のゴムの総重量基準で、約10重量%〜約100重量%、他の実施形態においては約35重量%〜約90重量%、他の実施形態においては約50重量%〜約80重量%の官能化ポリマーを含んでいてもよい。
タイヤの製造においてこれらのゴム組成物が用いられる場合、標準的なゴムの成形、成型および加硫技術などの通常のタイヤ製造技術によって、これらの組成物をタイヤ部材に加工することができる。一般的に、加硫は鋳型中で加硫性組成物を加熱することによって実施され、例えば、組成物を約140℃〜約180℃に加熱してもよい。硬化または架橋されたゴム組成物は加硫物と呼ばれることがあり、この加硫物は、一般的に熱硬化性である3次元のポリマーネットワークを含む。充填剤および加工助剤などのその他の成分は、架橋ネットワーク全体に均一に分散することができる。空気入りタイヤは、米国特許第5,866,171号、第5,876,527号、第5,931,211号、および第5,971,046号に議論されるようにして製造することができ、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の実施について説明するために、以下の例を準備し、試験した。しかしながら、これらの例は本発明の範囲を限定するものとみなされるべきではない。特許請求の範囲が、本発明を規定する役目を果たすこととなる。
例1 α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン(ラクトン−NSi2)の合成
α−アミノ―γ―ブチロラクトンヒドロブロミド(9.01g、0.050mmol)およびジクロロメタン(30ml)を氷浴を備えた丸底フラスコ中で混合した。この混合物に、トリエチルアミン(16.70g、0.165mmol)、および1,2−ビス(クロロジメチルシリル)エタン(10.76g、0.050mmol)のジクロロメタン溶液(50ml)を添加した。得られた混合物を室温において47時間撹拌し、次に減圧下で留去した。残渣を500mlのシクロヘキサンで抽出し、フリットを通してろ過した。ろ液を減圧下で留去し、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン(ラクトン−NSi2と略記する)を白色固体として得た(11.8g、97%収率)。生成物の1H NMRデータ(C6D6、25℃、テトラメチルシラン基準)を次に列挙する:δ3.50(マルチプレット、1H)、3.33(マルチプレット、1H)、3.22(マルチプレット、1H)、1.64(マルチプレット、1H)、1.50(マルチプレット、1H)、0.76(シングレット、4H、Si−CH2)、0.15(シングレット、6H、Si−CH3)、0.14(シングレット、6H、Si−CH3)。1H NMRデータから、生成物の構造を以下のように決定した。
ラクトン-NSi2
α−アミノ―γ―ブチロラクトンヒドロブロミド(9.01g、0.050mmol)およびジクロロメタン(30ml)を氷浴を備えた丸底フラスコ中で混合した。この混合物に、トリエチルアミン(16.70g、0.165mmol)、および1,2−ビス(クロロジメチルシリル)エタン(10.76g、0.050mmol)のジクロロメタン溶液(50ml)を添加した。得られた混合物を室温において47時間撹拌し、次に減圧下で留去した。残渣を500mlのシクロヘキサンで抽出し、フリットを通してろ過した。ろ液を減圧下で留去し、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン(ラクトン−NSi2と略記する)を白色固体として得た(11.8g、97%収率)。生成物の1H NMRデータ(C6D6、25℃、テトラメチルシラン基準)を次に列挙する:δ3.50(マルチプレット、1H)、3.33(マルチプレット、1H)、3.22(マルチプレット、1H)、1.64(マルチプレット、1H)、1.50(マルチプレット、1H)、0.76(シングレット、4H、Si−CH2)、0.15(シングレット、6H、Si−CH3)、0.14(シングレット、6H、Si−CH3)。1H NMRデータから、生成物の構造を以下のように決定した。
例2 α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン(チオラクトン−NSi2)の合成
DL−ホモシステインチオラクトンヒドロクロリド(7.68g、0.050mmol)およびジクロロメタン(30ml)を氷浴を備えた丸底フラスコ中で混合した。この混合物に、トリエチルアミン(16.70g、0.165mmol)、および1,2−ビス(クロロジメチルシリル)エタン(10.76g、0.050mmol)の50mlのジクロロメタン溶液を添加した。得られた混合物を室温において47時間撹拌し、次に減圧下で留去した。残渣を500mlのシクロヘキサンで抽出し、フリットを通してろ過した。ろ液を減圧下で留去し、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン(チオラクトン−NSi2と略記する)を白色固体として得た(11.8g、97%収率)。生成物の1H NMRデータ(C6D6、25℃、テトラメチルシラン基準)を次に列挙する:δ3.24(マルチプレット、1H)、2.34(マルチプレット、1H)、2.22(マルチプレット、1H)、1.75(マルチプレット、1H)、1.63(マルチプレット、1H)、0.75(マルチプレット、4H、Si−CH2)、0.09(シングレット、6H、Si−CH3)、0.07(シングレット、6H、Si−CH3)。1H NMRデータから、生成物の構造を以下のように決定した。
チオラクトン-NSi2
DL−ホモシステインチオラクトンヒドロクロリド(7.68g、0.050mmol)およびジクロロメタン(30ml)を氷浴を備えた丸底フラスコ中で混合した。この混合物に、トリエチルアミン(16.70g、0.165mmol)、および1,2−ビス(クロロジメチルシリル)エタン(10.76g、0.050mmol)の50mlのジクロロメタン溶液を添加した。得られた混合物を室温において47時間撹拌し、次に減圧下で留去した。残渣を500mlのシクロヘキサンで抽出し、フリットを通してろ過した。ろ液を減圧下で留去し、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン(チオラクトン−NSi2と略記する)を白色固体として得た(11.8g、97%収率)。生成物の1H NMRデータ(C6D6、25℃、テトラメチルシラン基準)を次に列挙する:δ3.24(マルチプレット、1H)、2.34(マルチプレット、1H)、2.22(マルチプレット、1H)、1.75(マルチプレット、1H)、1.63(マルチプレット、1H)、0.75(マルチプレット、4H、Si−CH2)、0.09(シングレット、6H、Si−CH3)、0.07(シングレット、6H、Si−CH3)。1H NMRデータから、生成物の構造を以下のように決定した。
例3 未変性シス−1,4−ポリブタジエンの合成
タービン型撹拌機を備えた、窒素パージした2ガロンの反応器に、1646gのヘキサンおよび22.5重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液2822gを添加した。7.35mlの4.32M メチルアルミノキサンのトルエン溶液、1.52gの22.5重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液、0.59mlの0.537M バーサティック酸ネオジムのシクロヘキサン溶液、6.67mlの1.0M ジイソブチルアルミニウムヒドリドのヘキサン溶液、および1.27mlの1.0M ジエチルアルミニウムクロリドのヘキサン溶液を混合することにより、予備形成触媒を調製した。その触媒を15分間熟成させ、反応器に投入した。次に、反応器のジャケット温度を65℃に設定した。触媒添加から約60分後に、重合混合物を室温まで冷却し、30mlの12重量% 2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールのイソプロパノール溶液によってクエンチした。得られたポリマーセメントを、5gの2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールを含む12リットルのイソプロパノールにより凝固させ、その後ドラム乾燥した。得られたポリマーのムーニー粘度(ML1+4)を、100℃において、Alpha Technologiesのムーニー粘度計を用い、大径のローターで、1分間の余熱時間および4分間の運転時間により測定したところ、26.4であった。ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定すると、ポリマーは111,700の数平均分子量(Mn)、233,300の重量平均分子量(Mw)、および2.09の分子量分布(Mw/Mn)を有していた。ポリマーの赤外分光分析は、94.1%のシス−1,4結合含量、5.4%のトランス−1,4結合含量、および0.5%の1,2結合含量を示した。
タービン型撹拌機を備えた、窒素パージした2ガロンの反応器に、1646gのヘキサンおよび22.5重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液2822gを添加した。7.35mlの4.32M メチルアルミノキサンのトルエン溶液、1.52gの22.5重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液、0.59mlの0.537M バーサティック酸ネオジムのシクロヘキサン溶液、6.67mlの1.0M ジイソブチルアルミニウムヒドリドのヘキサン溶液、および1.27mlの1.0M ジエチルアルミニウムクロリドのヘキサン溶液を混合することにより、予備形成触媒を調製した。その触媒を15分間熟成させ、反応器に投入した。次に、反応器のジャケット温度を65℃に設定した。触媒添加から約60分後に、重合混合物を室温まで冷却し、30mlの12重量% 2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールのイソプロパノール溶液によってクエンチした。得られたポリマーセメントを、5gの2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールを含む12リットルのイソプロパノールにより凝固させ、その後ドラム乾燥した。得られたポリマーのムーニー粘度(ML1+4)を、100℃において、Alpha Technologiesのムーニー粘度計を用い、大径のローターで、1分間の余熱時間および4分間の運転時間により測定したところ、26.4であった。ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定すると、ポリマーは111,700の数平均分子量(Mn)、233,300の重量平均分子量(Mw)、および2.09の分子量分布(Mw/Mn)を有していた。ポリマーの赤外分光分析は、94.1%のシス−1,4結合含量、5.4%のトランス−1,4結合含量、および0.5%の1,2結合含量を示した。
スコット可塑度試験機を用いて、ポリマーの耐コールドフロー性を測定した。約2.5gのポリマーを100℃、20分間で直径15mm、高さ12mmの円筒形のボタン形状に成型した。室温まで冷却した後、ボタンを型から取り出し、室温でスコット可塑度試験機中に載置した。試験片に5kgの荷重を負荷した。8分後に、残存する試料の寸法(すなわち試料の厚み)を測定したところ、1.64mmであった。一般的に、残存する試料の厚みは、ポリマーの耐コールドフロー性の指標と理解することができ、残存する試料の厚みが大きい程、より良好な耐コールドフロー性を示す。
未変性シス−1,4−ポリブタジエンの特性を表1にまとめる。
例4 未変性シス−1,4−ポリブタジエンの合成
タービン型撹拌機を備えた、窒素パージした2ガロンの反応器に、1633gのヘキサンおよび22.4重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液2835gを添加した。5.29mlの4.32M メチルアルミノキサンのトルエン溶液、1.10gの22.4重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液、0.43mlの0.537M バーサティック酸ネオジムのシクロヘキサン溶液、4.80mlの1.0M ジイソブチルアルミニウムヒドリドのヘキサン溶液、および0.91mlの1.0M ジエチルアルミニウムクロリドのヘキサン溶液を混合することにより、予備形成触媒を調製した。その触媒を15分間熟成させ、反応器に投入した。次に、反応器のジャケット温度を65℃に設定した。触媒添加から約80分後に、重合混合物を室温まで冷却し、30mlの12重量% 2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールのイソプロパノール溶液によってクエンチした。得られたポリマーセメントを、5gの2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールを含んだ12リットルのイソプロパノールにより凝析させ、その後ドラム乾燥した。得られたポリマーの物性を表1にまとめる。
タービン型撹拌機を備えた、窒素パージした2ガロンの反応器に、1633gのヘキサンおよび22.4重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液2835gを添加した。5.29mlの4.32M メチルアルミノキサンのトルエン溶液、1.10gの22.4重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液、0.43mlの0.537M バーサティック酸ネオジムのシクロヘキサン溶液、4.80mlの1.0M ジイソブチルアルミニウムヒドリドのヘキサン溶液、および0.91mlの1.0M ジエチルアルミニウムクロリドのヘキサン溶液を混合することにより、予備形成触媒を調製した。その触媒を15分間熟成させ、反応器に投入した。次に、反応器のジャケット温度を65℃に設定した。触媒添加から約80分後に、重合混合物を室温まで冷却し、30mlの12重量% 2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールのイソプロパノール溶液によってクエンチした。得られたポリマーセメントを、5gの2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールを含んだ12リットルのイソプロパノールにより凝析させ、その後ドラム乾燥した。得られたポリマーの物性を表1にまとめる。
例5 α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン(ラクトン−NSi2)で変性されたシス−1,4−ポリブタジエンの合成
タービン型撹拌機を備えた、窒素パージした2ガロンの反応器に、1514gのヘキサン、および21.5重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液2954gを添加した。7.35mlの4.32M メチルアルミノキサンのトルエン溶液、1.59gの21.5重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液、0.59mlの0.537M バーサティック酸ネオジムのシクロヘキサン溶液、6.67mlの1.0M ジイソブチルアルミニウムヒドリドのヘキサン溶液、および1.27mlの1.0M ジエチルアルミニウムクロリドのヘキサン溶液を混合することにより、予備形成触媒を調製した。その触媒を15分間熟成させ、反応器に投入した。次に、反応器のジャケット温度を65℃に設定した。触媒添加から約60分後に、重合混合物を室温まで冷却した。
タービン型撹拌機を備えた、窒素パージした2ガロンの反応器に、1514gのヘキサン、および21.5重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液2954gを添加した。7.35mlの4.32M メチルアルミノキサンのトルエン溶液、1.59gの21.5重量%の1,3−ブタジエンのヘキサン溶液、0.59mlの0.537M バーサティック酸ネオジムのシクロヘキサン溶液、6.67mlの1.0M ジイソブチルアルミニウムヒドリドのヘキサン溶液、および1.27mlの1.0M ジエチルアルミニウムクロリドのヘキサン溶液を混合することにより、予備形成触媒を調製した。その触媒を15分間熟成させ、反応器に投入した。次に、反応器のジャケット温度を65℃に設定した。触媒添加から約60分後に、重合混合物を室温まで冷却した。
約425gの得られた未変性のポリマーセメント(すなわち、擬リビングポリマーセメント)を反応器から窒素パージしたビンに移し、続いて15.0mlの0.159M
α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン(ラクトン−NSi2)のトルエン溶液を添加した。そのビンを65℃に維持した湯浴中で転倒混合した。得られたポリマーセメントを3mlの12重量% 2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールのイソプロパノール溶液によってクエンチし、0.5gの2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールを含んだ2リットルのイソプロパノールにより凝析させ、その後ドラム乾燥した。その得られたラクトン−NSi2変性ポリマーの物性を表1にまとめる。
α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン(ラクトン−NSi2)のトルエン溶液を添加した。そのビンを65℃に維持した湯浴中で転倒混合した。得られたポリマーセメントを3mlの12重量% 2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールのイソプロパノール溶液によってクエンチし、0.5gの2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールを含んだ2リットルのイソプロパノールにより凝析させ、その後ドラム乾燥した。その得られたラクトン−NSi2変性ポリマーの物性を表1にまとめる。
例6 α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン(チオラクトン−NSi2)で変性されたシス−1,4−ポリブタジエンの合成
例5の操作と同様の操作を用いることによって、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン(チオラクトン−NSi2)で変性されたシス−1,4−ポリブタジエン試料を調製した。そのチオラクトン−NSi2変性ポリマーの物性を表1にまとめる。
例5の操作と同様の操作を用いることによって、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン(チオラクトン−NSi2)で変性されたシス−1,4−ポリブタジエン試料を調製した。そのチオラクトン−NSi2変性ポリマーの物性を表1にまとめる。
図1に、例3〜6で合成したシス−1,4−ポリブタジエン試料の耐コールドフロー性を、ポリマーのムーニー粘度に対してプロットした。これらのデータは、ラクトン−NSi2−およびチオラクトン−NSi2変性シス−1,4−ポリブタジエン試料は、同様のムーニー粘度において、未変性のポリマーよりも著しく高い残存試料の厚みの値を示し、したがって、未変性のポリマーよりも著しく良好な耐コールドフロー性を示すことを表している。
例7〜10 ラクトン−NSi2−およびチオラクトン−NSi2変性シス−1,4−ポリブタジエン対未変性シス−1,4−ポリブタジエンの配合評価
例3〜6で製造したシス−1,4−ポリブタジエン試料を、カーボンブラックを充填したゴム配合物において評価した。加硫物の組成を表2に示す。ここで、数値は全ゴム重量100部当たりの重量部(phr)を示す。
例3〜6で製造したシス−1,4−ポリブタジエン試料を、カーボンブラックを充填したゴム配合物において評価した。加硫物の組成を表2に示す。ここで、数値は全ゴム重量100部当たりの重量部(phr)を示す。
未加硫ゴムコンパウンドのムーニー粘度(ML1+4)を、130℃において、Alpha Technologiesのムーニー粘度計を用い、大径のローターで、1分間の予熱時間および4分間の運転時間により測定した。加硫物の引張機械特性(モジュラス、Tb、およびEb)を、ASTM−D412に記載される標準的な操作を用いることにより測定した。50℃および15Hzにおいて、0.1%〜20%の歪み掃引を用いて行った動的歪み掃引実験から、加硫物のヒステリシスのデータ(tanδ)およびPayne効果のデータ(ΔG’)を得た。ΔG’は、0.1%歪みにおけるG’と20%歪みにおけるG’との差である。加硫物の物性を表3にまとめる。図2において、tanδのデータを配合物のムーニー粘度に対してプロットした。
表3および図2からわかるように、同一の配合物のムーニー粘度において、ラクトン−NSi2−およびチオラクトン−NSi2変性シス−1,4−ポリブタジエン試料は、未変性ポリマーよりもより低いtanδを与え、このことは、シス−1,4−ポリブタジエンのラクトン−NSi2−およびチオラクトン−NSi2変性は、ヒステリシスを低減することを示している。また、同一の配合物のムーニー粘度において、ラクトン−NSi2−およびチオラクトン−NSi2変性シス−1,4−ポリブタジエン試料は、未変性ポリマーよりもより低いΔG’を与え、このことは、変性ポリマーとカーボンブラックとの間のより強い相互作用のため、Payne効果が低減されたことを示している。
Claims (38)
- (i)モノマーを重合して反応性ポリマーを形成するステップと、
(ii)前記反応性ポリマーを、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応させるステップと、
を含む、官能化ポリマーの調製方法。 - 前記保護されたアミノ基が、ジヒドロカルビルアミノ基、ジシリル化アミノ基、または(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ基である、請求項1に記載の方法。
- 前記保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンが、式
(式中、各αは独立して酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基である)により定義されるラクトンまたはチオラクトン基を含む、請求項1に記載の方法。 - 前記チオラクトンが、モノチオラクトンまたはジチオラクトンである、請求項1に記載の方法。
- 前記保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンが、次式I:
(式中、各αは独立して酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、R5およびR6はそれぞれ独立して1価の有機基もしくは加水分解性基であり、またはR5およびR6は結合して2価の有機基を形成する)により定義される、請求項1に記載の方法。 - 前記保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンが、次式II:
(式中、各αは独立して酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、R7は結合または加水分解性基であり、R8は結合または加水分解性基であり、R9は2価の有機基である)により定義される、請求項1に記載の方法。 - 前記保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンが、次式III:
(式中、各αは独立して酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、R5は1価の有機基または加水分解性基であり、各R10は独立して水素原子もしくは1価の有機基であり、またはR5およびR10は結合して2価の有機基を形成する)により定義される、請求項1に記載の方法。 - 前記保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンが、次式IV:
(式中、各αは独立して酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、各R10は独立して水素原子または1価の有機基であり、R11は結合または加水分解性基であり、R12は2価の有機基である)により定義される、請求項1に記載の方法。 - 前記保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンが、次式V:
(式中、各αは独立して酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、各R13および各R14はそれぞれ独立して水素原子もしくは1価の有機基であり、またはR13およびR14は結合して2価の有機基を形成する)により定義される、請求項1に記載の方法。 - 前記保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンが、次式VI:
(式中、各αは独立して酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、各R13および各R14はそれぞれ独立して水素原子または1価の有機基であり、R15は2価の有機基である)により定義される、請求項1に記載の方法。 - 前記ラクトンまたはチオラクトンが、ジヒドロカルビルアミノラクトン、ジシリルアミノラクトン、[(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ]ラクトン、ジヒドロカルビルアミノモノチオラクトン、ジシリルアミノモノチオラクトン、[(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ]モノチオラクトン、ジヒドロカルビルアミノジチオラクトン、ジシリルアミノジチオラクトン、[(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ]ジチオラクトン、(1−アザ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトン、(1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトン、(1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトン、(1−アザ−1−シクロヒドロカルビル)モノチオラクトン、(1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル)モノチオラクトン、(1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル)モノチオラクトン、(1−アザ−1−シクロヒドロカルビル)ジチオラクトン、(1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル)ジノチオラクトン、および(1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル)ジチオラクトンからなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
- 前記ジヒドロカルビルアミノラクトンが、α−(ジメチルアミノ)−α−アセトラクトン、α−(ジメチルアミノ)−β−プロピオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−β−プロピオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロラクトン、β−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロラクトン、α−(ジメチルアミノ)−δ−バレロラクトン、β−(ジメチルアミノ)−δ−バレロラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−δ−バレロラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−δ−バレロラクトン、α−(ジメチルアミノ)−ε−カプロラクトン、β−(ジメチルアミノ)−ε−カプロラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−ε−カプロラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−ε−カプロラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−ε−カプロラクトン、α−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、β−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントラクトン、α−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、β−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、η−(ジメチルアミノ)−η−カプリロラクトン、α−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、β−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、η−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、θ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−α−アセトラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−β−プロピオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−β−プロピオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、η−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、η−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトン、およびθ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記ジシリルアミノラクトンが、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、θ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、およびθ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記[(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ]ラクトンが、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、θ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、θ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、θ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、η−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、η−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、およびθ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記ジヒドロカルビルアミノチオラクトンが、α−(ジメチルアミノ)−α−アセトチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−β−プロピオチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−β−プロピオチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、η−(ジメチルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、α−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、β−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、η−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、θ−(ジメチルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−α−アセトチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−β−プロピオチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−β−プロピオチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−γ−ブチロチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−δ−バレロチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−ε−カプロチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−ζ−エナントチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、η−(ジフェニルアミノ)−η−カプリロチオラクトン、α−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、β−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、η−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトン、およびθ−(ジフェニルアミノ)−θ−ペラルゴチオラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記ジシリルアミノチオラクトンが、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、α−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、θ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントラクトン、ζ−[ビス(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、α−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、およびθ−[ビス(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記[(ヒドロカルビル)(シリル)アミノ]チオラクトンが、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、α−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、θ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、α−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、およびθ−[(メチル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトンα−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[(メチル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、θ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−α−アセトチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−β−プロピオチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−γ−ブチロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−δ−バレロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ε−カプロチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリメチルシリル)アミノ]−ζ−エナントチオラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロチオラクトン、η−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−η−カプリロラクトン、α−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、β−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴラクトン、γ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、
δ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、η−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトン、およびθ−[(フェニル)(トリフェニルシリル)アミノ]−θ−ペラルゴチオラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。 - 前記(1−アザ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトンが、α−ピロリジノ−α−アセトラクトン、α−ピロリジノ−β−プロピオラクトン、β−ピロリジノ−β−プロピオラクトン、α−ピロリジノ−γ−ブチロラクトン、β−ピロリジノ−γ−ブチロラクトン、γ−ピロリジノ−γ−ブチロラクトン、α−ピロリジノ−δ−バレロラクトン、β−ピロリジノ−δ−バレロラクトン、γ−ピロリジノ−δ−バレロラクトン、δ−ピロリジノ−δ−バレロラクトン、α−ピロリジノ−ε−カプロラクトン、β−ピロリジノ−ε−カプロラクトン、γ−ピロリジノ−ε−カプロラクトン、δ−ピロリジノ−ε−カプロラクトン、ε−ピロリジノ−ε−カプロラクトン、α−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、β−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、γ−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、δ−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、ε−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、ζ−ピロリジノ−ζ−エナントラクトン、α−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、β−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、γ−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、δ−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、ε−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、ζ−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、η−ピロリジノ−η−カプリロラクトン、α−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、β−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、γ−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、δ−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、ε−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、ζ−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、η−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、θ−ピロリジノ−θ−ペラルゴラクトン、α−アジリジノ−γ−ブチロラクトン、α−アゼチジノ−γ−ブチロラクトン、α−ピペリジノ−γ−ブチロラクトン、α−ホモピペリジノ−γ−ブチロラクトン、α−モルホリノ−γ−ブチロラクトン、α−(N−メチルピペラジノ)−γ−ブチロラクトン、α−(N−メチルホモピペラジノ)−γ−ブチロラクトン、α−アゼパノ−γ−ブチロラクトン、およびα−アゾカノ−γ−ブチロラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記(1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトンが、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−α−アセトラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、η−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、η−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、およびθ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記(1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル)ラクトンが、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−α−アセトラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、η−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、η−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトン、およびθ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記(1−アザ−1−シクロヒドロカルビル)チオラクトンが、α−ピロリジノ−α−アセトチオラクトン、α−ピロリジノ−β−プロピオチオラクトン、β−ピロリジノ−β−プロピオチオラクトン、α−ピロリジノ−γ−ブチロチオラクトン、β−ピロリジノ−γ−ブチロチオラクトン、γ−ピロリジノ−γ−ブチロチオラクトン、α−ピロリジノ−δ−バレロチオラクトン、β−ピロリジノ−δ−バレロチオラクトン、γ−ピロリジノ−δ−バレロチオラクトン、δ−ピロリジノ−δ−バレロチオラクトン、α−ピロリジノ−ε−カプロチオラクトン、β−ピロリジノ−ε−カプロチオラクトン、γ−ピロリジノ−ε−カプロチオラクトン、δ−ピロリジノ−ε−カプロチオラクトン、ε−ピロリジノ−ε−カプロチオラクトン、α−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、β−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、γ−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、δ−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、ε−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、ζ−ピロリジノ−ζ−エナントチオラクトン、α−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、β−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、γ−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、δ−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、ε−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、ζ−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、η−ピロリジノ−η−カプリロチオラクトン、α−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、β−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、η−ピロリジノ−θ−ペラルゴチオラクトン、θ−ピロリジノ−θ−ペラルチオゴラクトン、α−アジリジノ−γ−ブチロチオラクトン、α−アゼチジノ−γ−ブチロチオラクトン、α−ピロリジノ−γ−ブチロチオラクトン、α−ピペリジノ−γ−ブチロチオラクトン、α−ホモピペリジノ−γ−ブチロチオラクトン、α−モルホリノ−γ−ブチロチオラクトン、α−(N−メチルピペラジノ)−γ−ブチロチオラクトン、α−(N−メチルホモピペラジノ)−γ−ブチロチオラクトン、α−アゼパノ−γ−ブチロチオラクトン、およびα−アゾカノ−γ−ブチロチオラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記(1−アザ−ジシラ−1−シクロヒドロカルビル)チオラクトンが、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−α−アセトチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリチオロラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、η−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、α−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、β−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、η−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、およびθ−(2,2,5,5−テトラメチル−1−アザ−2,5−ジシラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記(1−アザ−2−シラ−1−シクロヒドロカルビル)チオラクトンが、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−α−アセトチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−β−プロピオチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−γ−ブチロチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−δ−バレロチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ε−カプロチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−ζ−エナントチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、η−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−η−カプリロチオラクトン、α−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、β−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、γ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、δ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、ε−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、ζ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、η−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトン、およびθ−(2,2−ジメチル−1−アザ−2−シラ−1−シクロペンチル)−θ−ペラルゴチオラクトンからなる群より選択される、請求項11に記載の方法。
- 前記モノマーが、共役ジエンモノマーを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記重合するステップが、配位触媒を用いる、請求項24に記載の方法。
- 前記配位触媒が、ランタニド系触媒である、請求項25に記載の方法。
- 前記ランタニド系触媒が、(a)ランタニド含有化合物、(b)アルキル化剤、および(c)ハロゲン源を含む、請求項26に記載の方法。
- 前記アルキル化剤が、アルミノキサンおよび式AlRnX3−n(式中、各Rは同一でもまたは異なっていてもよい、炭素原子を介してアルミニウム原子に結合した1価の有機基であり、各Xは互いに同一でもまたは異なっていてもよい、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシレート基、アルコキシド基、またはアリールオキシド基であり、nは1〜3の整数である)により表される有機アルミニウム化合物を含む、請求項27に記載の方法。
- 前記モノマーを重合するステップが、20重量%未満の有機溶媒を含む重合混合物内で行われる、請求項26に記載の方法。
- 前記重合するステップが、アニオン開始剤を用いる、請求項24に記載の方法。
- 前記アニオン開始剤が、有機リチウム化合物である、請求項30に記載の方法。
- (i)共役ジエンモノマー、および任意に共役ジエンモノマーと共重合可能なモノマーを重合して、反応性鎖末端を有するポリマーを形成するステップと、
(ii)前記ポリマーの反応性鎖末端を、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応させるステップと、
を含む、官能化ポリマーの調製方法。 - 前記重合するステップが、配位触媒またはアニオン開始剤を用いる、請求項32に記載の方法。
- 前記反応させるステップの後に、前記ポリマーをプロトン化するステップをさらに含む、請求項32に記載の方法。
- (i)共役ジエンモノマー、および任意に共役ジエンモノマーと共重合可能なモノマーを重合して、反応性鎖末端を有するポリマーを形成するステップと、
(ii)前記ポリマーの反応性鎖末端を、保護されたアミノ基を含むラクトンまたはチオラクトンと反応させるステップと、
により調製された、官能化ポリマー。 - 請求項35に記載の官能化ポリマーを用いることにより調製される、タイヤ部材。
- 請求項35に記載の官能化ポリマー、充填剤、および硬化剤を含む、加硫性組成物。
- 式:
(式中、πはポリマー鎖であり、各αは独立して酸素原子または硫黄原子であり、R1は結合または2価の有機基であり、R2は結合または2価の有機基であり、R3は水素原子または1価の有機基であり、R4は結合または2価の有機基であり、R5およびR6はそれぞれ独立して1価の有機基もしくは加水分解性基であり、またはR5およびR6は結合して2価の有機基を形成する)により定義される、官能化ポリマー。
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