JPS60137913A - ジエン系重合体ゴムの改質方法 - Google Patents

ジエン系重合体ゴムの改質方法

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JPS60137913A
JPS60137913A JP24910083A JP24910083A JPS60137913A JP S60137913 A JPS60137913 A JP S60137913A JP 24910083 A JP24910083 A JP 24910083A JP 24910083 A JP24910083 A JP 24910083A JP S60137913 A JPS60137913 A JP S60137913A
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diene polymer
polymer
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Kokichi Aonuma
青沼 光吉
Hiroshi Watanabe
浩志 渡辺
Haruki Kawada
河田 春紀
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジエン系重合体ゴムの改質法に関するものでお
り、より詳しくはアルカリ金属及び/又はアルカリ土類
金属含有ジエン系重合体ゴムと分子中に一〇−N、l:
結合(式中MはO又はSを表わ査 す)を有する化合物とを反応させるジエン系重合体ゴム
の改質法に関するものである。
近年、自動車の低燃費化の要求と走行安全性の要求から
、自動車タイヤトレッド用ゴムとして転がり摩擦抵抗が
小さく5 ウェットスキッド抵抗の大きいゴム材料が強
く望まれてきている。しかし。
この二つの特性は相反するものでおり、この二特性の調
和をはかるために種々の重合体の改良法が提案されてい
る。例えば、スチレン−ブタジェン共重合体のビニル量
とスチレン含有量を特定割合にする方法(特開昭54−
62248)、特定のスチレン連鎖分布にする方法(特
開昭56−143209)。
特定のビニル結合連鎖分布にする方法(特開昭56−1
4941?i)等が提案されている。しかし。
これら重合体の改良効果は僅かで委り、更に大幅な改良
が望まれている。
本発明者等はアルカリ金属含有ジエン系1合体と特定の
化合物とを反応させ、特定の原子団を重合体中に導入す
ることにより前記の目的が達せられることを見い出した
(特開昭5El−162604)。
更に検討を重ねた結果、先に見い出した化合物と同等の
効果を示す化合物を見い出し本発明に到ったものである
本発明の目的はウェットスキッド抵抗を損わずに反ばつ
弾性を高めるジエン系重合体ゴムの改質方法を提供する
ことにあり、この目的はアルカリ金属及び/又はアルカ
リ土類金属含有ジエン系共合ゴムと分子中に一〇−C″
結合(式中Mは0■ 又はSを表わす)を有する化合物とを反応させることに
よって達せられる0又前記反応後、酸及び/又はハロゲ
ン化合物と反応させることによっても本発明の目的線速
せられる。
本発明で使用するアル−カリ金属及び/又はアルカリ土
類金属含有ジエン系重合体はジエン系単量体あるいは該
単量体及びこれ、と共重合可能な他の単量体をアルカリ
金属及び/又はアルカリ土類金μ基材触媒を用いて重合
したアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属がジエン
系重合体鎖末端に結合したもの及び重合方法(例えば溶
液重合、乳化重合など)の如何を問わず、重合体鎖中に
共役ジエン単位を有するジエン系重合体に後反応でアル
カリ金属及び/又はアルカリ土類金属を付加させたもの
である。
ジエン系重合体ゴムは1,3−ブタジェン、イソプレy
、1.3−ペンタジェン、2.3−ジメチル−1、s−
プルジエン、1.5−へキ丈ジエンなどが含まれる共役
ジエンモノマーの重合体あるいは共重合体、共役ジエン
モノマーと共重合可能なスチレン、α−メチルスチレン
、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、ジビニルベンゼ
ン、トリビニルベンゼン、ジビニルナフタレンなどが含
まれる芳香族ビニル化合物、アクリロニトリルなどの不
飽和ニトリル、(メタ)アクリル酸のエステル類、ビニ
ルピリジンなどとの共重合体ゴムなとが挙げられるが、
これらに限定されるものではない。具体的にはポリブタ
ジェンゴム、ポリイソプレンゴム。
ブタジェン−イソプレン共重合ゴム、ブタジェン−スチ
レン共重合ゴムなどが例示できるOジエン系重合体ゴム
の末端にアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属が結
合したジエン系重合体ゴムは前記したジエン系重合体ゴ
ムをアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属基材触媒
で重合して得たもので5重合体鎖の少なくとも一端にア
ルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属が結合した重合
停止前のリビング重合体である。アルカリ金属基材触媒
、アルカリ土類金属基材触媒系、重合溶剤、ランダマイ
ザー、共役ジエン単位のミクロ構造調整剤など通常使用
されているものがそのま\使用でき、該重合体の製造方
法は特に制約は受けない。
ジエン系重合体ゴムにアルカリ金属及び/又はアルカリ
土類金属を付加させた重合体ゴムはアルカリ金属基材触
媒、アルカリ金属基材触媒、 Zieglθr触媒など
を用いた溶液重合、レドックス型触媒等を用いた乳化重
合など通常の重合方法によって前記した共役ジエンモノ
マーあるいは共役ジエンモノマーおよびこれと共重合可
能なモノマーとを重(具体的にはポリブタジェンゴム、
ポリイソプレンゴム、ブタジェン−スチレン共重合ゴム
、ブタジェン−イソプレン共重合ゴム、ポリペンタジェ
ンゴム、ブタジェン−ピペリレン共重合ゴム、ブタジェ
ン−プロピレン交互共重合ゴムなどが例示されるが)に
アルカリ金属を付加させたものであるO ジエン系共重合ゴムへのアルカリ金属及び/又はアルカ
リ土類金属付加は通常実施されている方法が用いられ1
例えばジエン系共重合ゴムを炭化水素溶媒中で、通常の
アルカリ金属基材触媒及び/又はアルカリ土類金錫基材
触媒とエーテル化合物。
アミン化合物、ホスフィン化合物等の極性化合物の存在
下に30°〜100Cの温度で数十分〜数十時間の条件
で付加反応が行われる。アルカリ金属触媒及び/又はア
ルカリ土類金属基材触媒の使用量はジエン系重合体ゴム
100f轟り通常0.1〜10ミリモルの範囲でよ(,
0,1ミリモル未満では反撥弾性の向上は得られず、1
0ミリモルを越弾性の向上は減殺される。
極性化合物はアルカリ金属基材触媒及び/又はアルカリ
土類金属基材触媒1モルに対して通常0.1〜10モル
、好ましくは0.5〜2モルである。
重合および付加反応に使用されるアルカリ全屈基材触媒
、及びアルカリ土類金属基材触媒溶剤を例示するならば
以下のとおりである。
アルカリ金属基材触媒はリチウム、ナトリウム。
カリウム、ルビジウム、セシウム金属またはこれらの炭
化水素化合物又は極性化合物との錯体である。好ましく
は、2〜20個の炭素原子を有するリチウム化合物であ
る。例えば、エチルリチウム。
ループロピルリチウム、!−プロピルリチウム。
ループチルリチウム、5ea−ブチルリチウム、を−オ
クチルリチウム、n−デシルリチウム、フェニルリチウ
ム、2−ナフチルリチウム、2−ブチル−フェニルリチ
ウム、4−フェニル−ブチルリチウム、シクロヘキシル
リチウム、4−シクロペンチルリチウム、1.4−ジリ
チオ−ブテン−2゜ナトリウムナフタレン、ナトリウム
ビフェニル。
カリウム−テトラヒドロ72ン錯体、カリウムジェトキ
シエタン錯体、α−メチルスチレンテト2マーのナトリ
ウム塩等である。
アルカリ土類金属基材触媒は特開昭51−115590
;特開昭52−9090.17591゜30545.4
B910,98077;特開昭56−112916 ;
特開昭57−100146等の公報に開示されているバ
リウム、ストロンチウム、カルシウム等の化合物を主成
分とする触媒系が挙けられるが、これらに限定されない
重合反応およびアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金
属付加反応は炭化水素溶剤またはテトラヒドロフラン、
テトラヒドロピラン、ジオキサンなどのアルカリ金属基
材触媒及び/又はアルカリ土類金属触媒を破壊しない溶
剤中で行なわれる。
適当な炭化水素溶剤としては、脂肪族炭化水素。
芳香族炭化水素、脂環族炭化水素から選ばれ、特に炭素
数2〜12個を有するプロパン、n−ブタン、i−7’
タン、r&−ペンタン、L−ペンタン。
ルーヘキサン、シクロヘキサン、クロペン、1−ブテン
、L−ブテン、トランス−2−ブテン、シス−2−ブテ
ン、1−ペンテン、2−ペンテン、1−ヘキセン、2−
ヘキセン、ベンゼン、トルエン、キシレン。
エチルベンゼンなどが好ましい。また、これらの溶剤は
2種以上を混合して使用することができる0本発明で使
用する前記のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属
含有ジエン糸富合体ゴムと反応させる化合物は分子中に
−C−Nぐ結合(式中Mは0又はSを表わす)を有する
化合物であれば特に制限されない。
この様な化合物の具体的例としては、ホルムアミド、N
、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエチルホルム
アミド、アセトアミド、N、N−ジメチルアセトアミド
、N、N−ジエチルアセトアミド、アミノアセトアミド
、 N、N−ジメチル−y J、 y /−ジメチルア
ミノアセトアミド、N’、N’−ジメチルアミノアセト
アミド″、R′−エテルアミノアセトアミド、 N、N
−ジメテルーN′−エチルアミノアセトアミド、N、N
−ジメチルアミノアセトアミド、N−フェニルジアセト
アミド、アクリルアミド、N、N−ジメチルアクリルア
ミド、N、N−ジメチルメタクリルアミド” N、N−
ジメチルアセトアミド。
4−ピリジルアミド、N、N−ジメチル−4−ピリジル
アミド、ベンズアミド、N、N−ジメチルベンズアミド
、p−アミノベンズアミド、N’、N’−(p−ジメチ
ルアミノ)ベンズアミド、N’、N’−(p−ジエチル
アミノ)ベンズアミ)Z N’−’(p−メチルアミノ
)ベンズアミド+”(p−エテルアミノ)ベンズアミド
、N、N−ジメチル−N′−(p−エチルアミノ)ベン
ズアミド、N、N−ジメチル−N′、N′−(p−ジエ
チルアミノ)ぺ/ズアミド、N、N−ジメチルーp−7
ミノベンズアミド。
N−メチルジベンズアミド、N−アセチル−N−2−ナ
フチルベンズアミド、コハク酸アミド、マレイン酸アミ
ド、フタル酸アミド、N、N、N’、N’ −テトラメ
チルマレイン酸アミド、N、 N、 N’、 N’−テ
トラメチルフタル酸アミド、コハクイミド、N −メチ
ルコハクイミド、マレイミド、N−メチルマレイミド、
フタルイミド、N−メチルフタルイミド、オキサミド、
N、 N、 N’、 N’−テトラメチルオキサミド、
2−フラミド、N、N−ジメチル−2−フラミド、N、
N−ジメチルー8−キノリンカルボキシアミド、N−エ
チル−N−メチル−8−キノリンカルボキシアミド、6
−(アセチルメチルアミン)ジベンゾフラン、N、N−
ジメチル−p−アミノ−ベンザルアセトアミド、N、N
−ジメチル−N71ql (p/−ジエチルアミノ)ベ
ンザルアセトアミド、N、N−ジメチル−N1. Nノ
 (p/−ジメチルアミノ〕シンナミリデンアセトアミ
ド、N、N−ジメチル−N’、 N’ −(2−ジメチ
ルアミノ)ビニルアミド、N、N−ジメチル−N’−(
2−メチルアミノ)ビニルアミド、N′、N′−(2−
ジメチルアミノ)ビニルアミド、N’−(2−メチルア
ミノ)ビニルアミド、尿素、N、N’−ジメチル尿素、
N、N−ジエチル尿素、H,H’−ジメチルエチレン原
木。
N、 N、 N’、 N’−テトラメチル尿素、N、N
−ジメチルii/、 Nノ−ジエチル尿素、N、N−ジ
メチル−N<N′−ジフェニル尿素、カルバミン酸メチ
ル、N、N−ジエチルカルバミン酸エチル、ε−カグプ
ロクタム、N−メチルーε−カブロラクメム、N−アセ
チル−ε−カプロラクタム、イソシアヌル酸。
N、 N’、 N” −)リメチルイソシアヌル酸、1
0−アセチルフェノキサジン、10−プロピオニルフェ
ノキサジン、10−ブチニルフェノキサジン、10−シ
クロヘキサンカルボニルフェノキサジン、10−ベンゾ
イルフェノキサジン、10−アセトアセチルフェノキサ
ジン、10−アトロボイルフェノキサジン、10−アニ
ソイルフェノキサジン、10−イソクロトノイルフェノ
キサジン、10−イソニコチノイルフェノキサジン、1
O−(2’−ピリジンカルボニル)フェノキサジン、1
0−カルバモイルフェノキサジン、1O−(N’、N’
−ジメチルカルバモイル)フェノキサジン、10−アジ
ニルフェノキサジン、1O−(N’、N’−ジメチルア
ラニル)フェノキサジン、10−グリシルフェノキサジ
ン、1O−(N’、N’−ジメチルグリシル)ンエノキ
サジン、10−グロリルフェノキサジン、10(’N/
Nノールプロリル)フェノキサジン、インフタロイル−
10,10’−ビスフェノキサジン、3,7−ビス(ジ
メチルアミノ)−10−アセチルフェノキサジン、47
−ビス(ジエチルアミノ)−10−アセチルフェノキサ
ジン、517−ジアミツー10−アセチルフェノキサジ
ン、3.7−ビス(ジメチルアミノ)−10−ベンゾイ
ルフェノキサジン。
6.7−ビス(ジエチルアミノ)−10−ベンゾイルフ
ェノキサジン、6.7−ジアミツー10−ベンゾイルフ
ェノキサジン、瓜7−ビス(ジメチルアミノ)−10−
イソニコチノイルフェノキサジン。
6.7−ビス(ジエチルアミノ)、−10−イソニコチ
ノイルフェノキサジン、6.7−ジアミツー10−イソ
ニコチノイルフェノキサジン、3.7−ビス(ジメチル
アミノ)−10−(N’、N’−ジメチルカルバモイル
)フェノキサジン、3,7−ビス(ジエチルアミノ)−
10−(N’、N’−ジメチルカルバモイル)ンエノキ
サジン、3.7−ジアミツー10(N1. Nノ−ジメ
チルカルバモイルンフエノキサジン、10−アセチルフ
ェノチアジン、10−プロピオニルフェノテアジン、1
0−ブチニルフェノチアジン、10−シクロヘキサンカ
ルボニルフェノチアジン、10−ベンゾイルフェノテア
ジン。
10−アセトアセチルフェノチアジン、10−アトロボ
イルフェノチアジン、10−アニソイルフェノチアジン
、10−イソクロトノイルフェノテアジン、1o−イソ
ニコチノイルフェノチアジン。
1O−(2’−ピリジンカルボニル〕フェノチアジン、
10−カルバモイルフェノチアジン、1o−(y’、 
N’−ジメチルカルバモイル〕フェノチアジン、10−
アジニルフェノチアジン、1O−(H’。
N′−ジメチルアラニル)フェノチアジン、1o−グリ
シルフェノテアジン、1o−(N’、N’ −ジメチル
グリシル)フェノチアジン、10−プロリルフェノチア
ジン、1O−(N’−メチルプロリル)フェノチアジン
、イソフタロイル−j O,10’ −ビスフェノチア
ジン、3,7−ビス(ジメチルアミノ)−jO−アセチ
ルフェノチアジン、3+7−ビス(ジエチルアミノ)−
1o−アセチルフェノチアジン、3.7−ジアミツー1
0−アセチルフェノチアジン、!1.7−ビス(ジメチ
ルアミノ)−10−ベンノイルフェノチアジン、3,7
−ビス(ジエチルアミノ)−10−ベンゾイルフェノチ
アジン。
5.7−ジアミツー10−ベンノイルフェノテアジン、
3.7−ビス(ジメチルアミノ)−10−イソニコチノ
イルフェノチアジン、6,7−ビス(ジエチルアミノ)
−10−イソニコチノイルフェノチアジン、3.7−ジ
アミツー10−イソニコチノイルフェノチアジン、6.
7−ビス(ジメチルアミノ)−1o (wl、 xl−
ジメテルカルノ(モイル)フェノチアジン、47−ビス
(ジエチルアミノ)−10−(Nl、 Nl−ジメテル
カルノくモイル)フェノチアジン、3.7−ジアミツー
1o−(N’、N’−ジメチルカルバモイル)フェノチ
アジン、3.3−ジフェニル−1−イソインドリノン、
3.3−ジフェニル−2−メチル−1−イソインドリノ
ン、!、、3−ビス(p−メトキシフェニル)−2−メ
チル−1−イソインドリノン、5.6−ビス(p−ジメ
チルアミノフェニル)−2−メチル−1−イソインドリ
ノン、3.5−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−
6−ジメテルアミノー2−メチル−1−イソイントリノ
ン、6.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−シメチルアミノー2−フェニル−1−イソインドリノ
ン等及びこれらの対応の含硫黄化合物が挙けられる。
該化合物の使用量秩末端にアルカリ金属及び/又はアル
カリ土類金属が結合したジエン系重合体ゴムf、l!!
造する際に使用するアルカリ金属基材触媒、アルカリ土
類金属基材触媒あるいはジエン系重合体ゴムに後反応で
アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属を付゛加する
際使用するアルカリ金属基材触媒及び/又はアルカリ土
類金属基材触媒1モル当り通常005〜10モルでおり
、好ましくは、02モル乃至2モルである。該化合物と
アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属末端を有する
活性重合体またはアルカリ金属及び/又はアルカリ土類
金属が付加した共役ジエン系重合体との反応は迅速に起
るので、反応温度および反応時間は広範囲に選択できる
が、一般的には室温乃至10 G l:l:、、数秒乃
至数時間である〇反応は、アルカリ金属及び/又はアル
カリ土類金属含有ジエン系重合体ゴムと該化合物とを接
触させればよく、例えばアルカリ金属基材触媒を用いて
ジエン系重合体ゴムを重合し、該重合体ゴム*111E
中に該化合物を所定量添加する方法、ジエン系重合体ゴ
ム溶液中でのアルカリ金属付加反応終了後、引き続いて
該化合物を添加して反応させる方法が好ましい態様とし
て例示できるが、この方法に限定されるものではない。
得られた改質ジエン系重合体には分子鎖末端ある合体ゴ
ムは反応溶液中から凝固剤の添加あるいはスチーム凝固
など通常の溶液重合によるゴムの製造において使用され
る凝固方法がそのま\用いられ、凝固温度も何ら制限さ
れない。反応系から分離されたクラムの乾燥も通常の合
成ゴムの製造で用いられているバンドドライヤー、押し
出し型のドライヤー等が使用出来、乾燥温度も何ら制限
されない。
また、本発明においては前記の反応終了後更に酸及び/
又はI・ロゲン化合物と反応させた場合にも反撥弾性率
が著しく改善された前記原子団の塩又は電荷移動錯体が
分子鎖末端あるいは分子鎖中に導入改質ジエン系重合体
ゴムが得られる0使用する酸としては無機及び有機の酸
が含まれ。
具体的にはフッ化水素、塩化水素、臭化水素、ヨリン酸
1次亜塩木酸、塩素酸。過塩素酸、臭素酸。
ヨウ素酸、炭酸、クロム酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸
、ステアリン駿、安息香酸、ナフトエ酸。
シュウ酸、マロン[、コノ・り酸、マレイン酸、フタル
酸、ベンゼンスルホン酸、ベンゼンスルフィン!!Lp
−)ルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、
ラウリル硫酸、フェニルリン酸。
フェニルホスホン酸、クエン酸、グリコール酸。
サリチル酸などが好ましい化合物であるOノ・ロゲン化
合物としてはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素。
−塩化ヨウ素、三塩化ヨウ素1三フッ化塩素、臭化ヨウ
素、フッ化ヨウ素、酸化ヨウ素、−塩化硫黄、二塩化硫
黄、塩化チオニル、四塩化スズ、四塩化テタる三塩化ホ
ウ素、四塩化炭素などが挙げられる。
酸及び/又はノ・ロゲン化合物と改質ジエン系重合体ゴ
ム分子鎖に導入された一般式一へイ/、′ OH(ヌはsm) で表わされる原子団との反応は前段の該、原子団導入反
応に引き続き行うのが好ましい0前段の反応で使用する
溶媒として酸及びノ〜ロゲン化合物に対して不活性な#
媒を使用することが望ましいO前段の反応の項で記した
溶媒以外に四塩化炭素、クロロホルムなどのノ・ロゲン
化炭化水素、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シなどのアプロチック溶媒が例示できる。反応温度は通
常−80〜100Cの範囲であり、好ましくは10〜5
0Cの範囲である。反応を速かに進行させるために光を
照射することが好ましい。
使用テる酸及び/又越ノ・ロゲン化合物の鼠は前段の反
応で使用する分子中に−c−MC(MuO又森 はB)結合を有する化合物の量(モル数で)と少なくと
も等量であり、ジエン系共重合体ゴム中のビニル量の1
150モル以下、史に好ましくは1/100モル以下で
ある。1150モル以上使用するとジエン系共重合体ゴ
ムのゴム的性質が損われる。
反応終了後、反応溶液からの改質ジエン氷重合体ゴムの
回収及び乾燥社前記の方法と同様に行われる。
このようにして得られた改質ジエン系重合体ゴムは反撥
弾性が著しく改善されているので低燃費タイヤトレッド
用ゴム材料等として非常に有用なゴムである。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 内容積2!のステンレス製重合反応器を洗浄。
乾燥し、乾燥窒素で置換した後に、1.3−ブタジェン
15051L、ベンゼン820F、ジエチレングリコー
ル・ジメチルエーテル(ジグライム)0.5ミリモル、
n−ブチルリチウム(n−ヘキサン溶液)1.3ミリモ
ルを添加し、内容物を攪拌しなから40tll’で1時
間重合を行なった。重合反応終了後第2表に示す化合物
を添加し、5分間攪拌した後に、重合反応器中の重合体
溶液を2.6−ジーt−ブチル−P−クレゾール(BH
T)15重量%メタノール溶液中に取り出し、生成重合
体を凝固したのち、60Cで24時間減圧乾燥し、ムー
ニー粘度を測定した。
ビニル含量は常法の赤外分光分析法により測定した0な
お、比較例の実験番号22は重合反応終了後、メタノー
ルを添加し、5分間攪拌したのち。
N、N−ジメチルニコチンアミドを添加し、5分間後攪
拌、他のものと同様にして凝固、乾燥した。
このようにして得られた重合体を第1表の配合処方に従
い各配合剤とロール・上で混練し配合ゴムを得、これt
″160C×25分の条件でプレス加硫した。
加硫ゴムの反撥弾性はダンロップ・トリプソメーターを
用い53Cで測定した。ウェットスキッド抵抗はスタン
レー社ポータプルスキッドテスターを用い25C’t”
、路面(ABTMI 303−74、スリーエム社製屋
外用タイプB、黒、セーフティウオーク)を用い測定し
た。結果を第2表に示す。
第1表記合処方 重 合 体 100重量部 HAFカーボンブラック 50 # 芳香族系70セス油 5 # 亜鉛華 3〃 ステアリン酸 2 〃 硫 黄 1 ・ N−オキシジエチレン−2−ベンゾ 2 #チアゾール
スルフエンアミド 第2表゛の結果から、本発明の改質重合体は、ウェット
スキッド抵抗を低下することなく反撥弾性が著しく改善
されていることがわかる。
実施例2 ジエチレングリコール・ジメチルエーテル(ジグライム
)を第3表に記載の量で変敬させた以外は実施例1と同
様の条件で重合反応を実施した。
次いで、第6表に示す化合物5ミリモルまたはメタノー
ル50ミリモルを添加し、5分間攪拌したのち、実施例
1と同様にしてメタノール凝固・減圧乾燥し、評価した
。結果を第6表に示す。
ビニル量を変えたポリブタジェンの場合も同程度の反撥
弾性の改良効果があることが明がである。
実施例3 内容積2!のステンレス製重合反応器を洗浄。
乾燥し、ポリブタジェン(ムーニー粘1i40’、ビニ
ル含量70モル%)65y−と脱水したルーへブタン6
50y−を仕込み、攪拌・溶解させた。次に、rL−ブ
チルリチウム(1′L−ヘキサン溶液)2.5ミリモル
及びテトラメチルエチレンノアミン2.3ミリモルを添
加し、70C’で1時間反応させた0次に、N、N−ジ
メチルニコチンアミドを添加し、5分間攪拌したのち実
施例1と同様にしてメタノール凝固・減圧乾燥し、評価
した。結果を第4表に示す。
第4表 実施例4 内容積2勇のステンレス製重合反応器を洗浄。
乾燥し、乾燥窒素で置換したのち、1.5−ブタジェン
112.5F、スチレン3 Z 57.テトラヒドロフ
ランo、7sP、a−//ブチルリチウムルーヘキサン
溶液)2.0ミリモルを添加し、内容物を攪拌しながら
45Cで2時間重合を行なった0重合反応終了後に、第
5表に示す化合物Z OミIJモルを添加し、5分間攪
拌し、実施例1と同様にして凝固・乾燥した。
上記の重合体を51n例1と同様に配合、加硫し、評価
した0結果を第5表に示す〇 実施例5 ポリブタジェン(ムーニー粘度42. O、シス−1,
4含量98モルチ)を用いる以外は、実施例3と全く同
様にして反応させ、実施例1と同様にメタノール凝固・
減圧乾燥した後、加硫物を得評価した。第6表に結果を
示す。
第6表 実施例6 実施例1と同じ条件でブタジェンゴムと第7表記載の化
合物(使用量10ミリモル)との反応を行った。反応終
了後、引き続きそれぞれの反応溶液に第7表記載の酸又
はハロゲン化合物30ミリモルを添加し、5分間攪拌し
た。この反応溶液を2.6−ジーt−ブチル−P−クレ
ゾール(BHT)2.0重量%メタノール溶液中に取り
出し、生成重合体を凝固した後、60Cで24時間減圧
乾燥しムーニー粘度を測定した。
酸あるいはハロゲン化合物との反応は高速液体クロマト
グラフに紫外、可視検出器を接続し、610nmの吸収
の有無で測定した。又実施例1と同じ配合処方、加硫条
件で調製した加硫物の反撥弾性率を測定した。以上の結
果を第7表に示した。
実施例7 内容積21のステンレス製重合反応器を洗浄。
乾燥し、乾燥窒素で置換した後に、1,3−ブタジェン
20 Of、ルーヘキサンa o o ytl−加え均
一に混合した。次に、ルーブチルリチウム、ジプチルマ
グネシウム、トリエチルアルミニウム、バリウムジノニ
ルフエノキジドの胆に、触媒組成(モル比)がBa/M
g/Li/i=1/15/1.5/2となり、1,3−
ブタジェン/rL−ブチルリチウム−300(グラム/
ミリモル)になるように添加した。その後soCで15
時間重合を行なった。重合反応終了後、N、 m、 N
’、 N′−テトラ−メチル尿素60ミリモル加え、5
分間攪拌したのち、10ミリリツターのメタノールを加
えて、更に5分間攪拌した。その後、2.6−ジーt−
ブチル−P−クレゾール(BIT)15重量パーセント
のメタノール溶液中に取出し、生成′重合体を凝固した
後、60Cで24時間減圧乾燥した◇ 生成重合体のムーニー粘度は500であり、赤外分光分
析計を用いモレローの方法で定量した〇ミクロ構造は以
下の通りである。
シス−1,417,1チ ア6.2 トランス−1,4i母チ 該テトラメチル尿素を添加しないこと以外は上記と同じ
方法で重合体金得た0生成重合体のムーニー粘度は40
.0で、ミクロ構造は上記と同じであった。
このようにして調製した2種の重合体ゴムを実施例1と
同じ配合処方により、各配合剤とロール上で混練し配合
ゴムを得、これを1600X25分の条件でプレス加硫
した。
実施例1と同じ試験法で加硫ゴムの反撥弾性(測定温度
49C)及びウェットスキッド抵抗を測定した・結果t
−第8表に示した。
第8表 実施例8 第2表中のテトラメチル尿素以外の化合物にていて実施
例7を繰返した。いずれも加硫物の反J)弾性の著しい
向上がN認された。
特許出蹴人 日本ゼオン株式会社 手続補正41F(オペジ ン 、 8和!;燵り1″8 1 事件の表示 昭和Sg年特許H第 24L910o号6 補正をする
者 事件との関係 特許出願人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属含有ジ
    エン系重合体ゴムと分子中に−Q−Nぐ結合(式中Mは
    0又はSを表わす)を有する化合物とを反応させること
    を特徴とするジエン系重合体ゴムの改質方法0 (2) アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属含有
    ジエン系重合体ゴムと分子中に一〇−Nで結合(式中M
    はO又はSを表わす)1:有するイし合物とを反応させ
    た後酸及び/又はノ・ロゲンイヒ金物と反応させること
    を特徴とするジエン系重合体ゴムの改質方法。
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