JP2014513256A - 位相合わせリングに取り付けられる振り子式のおもりを含むトーショナルダンパ装置 - Google Patents

位相合わせリングに取り付けられる振り子式のおもりを含むトーショナルダンパ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014513256A
JP2014513256A JP2014508855A JP2014508855A JP2014513256A JP 2014513256 A JP2014513256 A JP 2014513256A JP 2014508855 A JP2014508855 A JP 2014508855A JP 2014508855 A JP2014508855 A JP 2014508855A JP 2014513256 A JP2014513256 A JP 2014513256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide pin
ring
pendulum
phasing
radial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014508855A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6117182B2 (ja
Inventor
フランク、カイユレ
リオネル、ルニエ
パスカル、エルベ
Original Assignee
ヴァレオ アンブラヤージュ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=46146956&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2014513256(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ヴァレオ アンブラヤージュ filed Critical ヴァレオ アンブラヤージュ
Publication of JP2014513256A publication Critical patent/JP2014513256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6117182B2 publication Critical patent/JP6117182B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/121Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
    • F16F15/123Wound springs
    • F16F15/12353Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations
    • F16F15/1236Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations resulting in a staged spring characteristic, e.g. with multiple intermediate plates
    • F16F15/12366Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations resulting in a staged spring characteristic, e.g. with multiple intermediate plates acting on multiple sets of springs
    • F16F15/12373Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations resulting in a staged spring characteristic, e.g. with multiple intermediate plates acting on multiple sets of springs the sets of springs being arranged at substantially the same radius
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/14Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using masses freely rotating with the system, i.e. uninvolved in transmitting driveline torque, e.g. rotative dynamic dampers
    • F16F15/1407Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using masses freely rotating with the system, i.e. uninvolved in transmitting driveline torque, e.g. rotative dynamic dampers the rotation being limited with respect to the driving means
    • F16F15/145Masses mounted with play with respect to driving means thus enabling free movement over a limited range

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

本発明は、自動車の一時的なカップリングシステムにおけるトーショナルダンパ装置(10)に関し、この装置(10)は、周方向作動する少なくとも2個の弾性部材と、これらの弾性部材の半径方向の位相合わせリング(38、38A)とを含む第1のダンパ手段と、軸方向のガイドピン(58)を介して第1の位相合わせリング(38、38A)に振動式に取り付けられる振り子式のおもり(54)を有する第2のダンパ手段とを備え、振り子式のおもり(54)が、第1の位相合わせリング(38、38A)と、この第1の位相合わせリング(38、38A)に対して固定された第2の半径方向プレート(38B、38D)との間に軸方向に配置されることを特徴とする。

Description

本発明は、自動車の一時的なカップリングシステムにおいて軸方向に配向された同軸の駆動軸と従軸との間のトーショナルダンパ装置に関し、この装置は、弾性部材による第1のダンパ手段と、振り子式のおもりによる第2のダンパ手段とを含む。
本発明は、特に、自動車の一時的なカップリングシステムにおける駆動軸と従軸との間のトーショナルダンパ装置に関し、この装置は、第1のダンパ手段を備え、このダンパ手段が、
−トルク入力要素およびトルク出力要素と、
−これらのトルク入力要素とトルク出力要素との間に周方向に直列に配置された少なくとも2個の周方向作動弾性部材と、
−トルク入力要素とトルク出力要素とに対して回転自在である少なくとも1つの第1の半径方向の位相合わせリングであって、直列に配置された2個の弾性部材の間に周方向に配置された少なくとも1つの半径方向の位相合わせ脚部を有する位相合わせリングとを含んでおり、
このダンパ装置が、第2のダンパ手段を備え、このダンパ手段が、
−半径方向の面で第1の位相合わせリングに振動式に取り付けられる少なくとも2個の振り子式のおもりと、
−この振り子式のおもりの各々をガイドするための少なくとも1つの軸方向ガイドピンであって、一部は振り子式のおもりの穴に、一部は第1の位相合わせリングの穴に収容されているガイドピンとを含み、
−上記の振り子式おもりの穴が、縁を有し、この縁の半径方向内側に沿ってガイドピンが転がることが可能である。
このタイプの装置は、たとえば、乾式もしくは湿式摩擦クラッチ装置、あるいはまた、油圧コンバータをロックするためのクラッチ装置を備えている。
内燃機関は、エンジンのシリンダ内の連続爆発が原因で非周期性を有する。トーショナルダンパ手段は、ギヤボックスにエンジントルクを伝達する前に、このような非周期性をフィルタリングすることができる。なぜなら、ギヤボックスに振動が伝わって許容不能な騒音を引き起こす前に振動を減衰することが必要であるからである。
このため、エンジンシャフトとギヤボックスのシャフトとの間にトーショナルダンパ装置を配置することが知られている。トーショナルダンパ装置は、一般に、エンジンシャフトをギヤボックスのシャフトに一時的に回転結合可能にするクラッチシステムに配置されている。
トーショナルダンパ装置は、一般に、トルク入力要素とトルク出力要素との間に周方向作動式の弾性部材を介在させることによる第1のダンパ手段を含む。
有利には、このような第1のダンパ手段が、振り子式のおもりによる第2のダンパ手段により補完される。これらの振り子式のおもりは、振り子式振動子とも呼ばれ、エンジンシャフトの回転軸の周囲に延び、エンジンシャフトの回転軸にほぼ平行な仮想軸を中心として振動自在である。振り子式のおもりが、回転の不規則性に反応するとき、これらのおもりは、各おもりの重心がエンジンシャフトの回転軸にほぼ平行な軸を中心として振動するように振動する。エンジンシャフトの回転軸に対する振り子式の各おもりの重心の半径方向の位置と、仮想振動軸に対するこの重心の距離とは、遠心力の作用下で振り子式の各おもりの振動周期がエンジンシャフトの回転速度に比例するように設定されている。こうした増倍は、たとえば、著しい回転不規則性の原因となる振動の支配的な高調波のレベルに近い値を取りうる。
このようなダンパ装置を設計する場合、振り子式のおもりの支持要素の選択は、非周期性の最適な減衰を得るために非常に重要である。
さらに、振り子式のおもりは、著しく強い遠心力に従う可動要素であり、遠心力の強さは、急変することがある。既存のダンパ装置では、振り子式のおもりが、半径方向の面で安定保持されていないことが確認されている。そのため、振り子式のおもりが、周方向の軸を中心としていずれかの方向に横揺れする傾向がある。
その結果、おもりとその支持体との間に妨害的な摩擦が発生し、そのためにおもりの動特性が変わって、振り子式の装置の動作を劣化させ、したがって、この装置のフィルタリング効率が低下する。
さらに、このことから、ガイドピンを損傷するおそれがあり、また、取り付けクリアランスを増すおそれがある。
そもそも、このようなダンパ装置は取り付けが容易ではない。その理由は、多数の要素を配置してから、これらのさまざまな要素を相互に固定しなければならないからである。
本発明は、上記のタイプのダンパ装置を提案するものであり、振り子式のおもりが、第1の位相合わせリングと、この第1の位相合わせリングに対して固定された第2の半径方向支持プレートとの間に軸方向に配置されていること、および、ガイドピンが、第2のプレートの穴に部分的に収容されることを特徴とする。
本発明の他の特徴によれば、
−第1のトーショナルダンパ手段が、第1の位相合わせリングに平行に配置された第2の半径方向の位相合わせリングを含んでおり、第2の位相合わせリングが、第2の支持プレートを形成する。
−振り子式のおもりは、少なくとも1つの中間プレートを挟む2個の軸方向端部プレートから形成される。
−2個の軸方向端部プレートの通過穴の半径方向内側の縁が、中間プレートの通過穴の半径方向内側の縁に対して半径方向外側にオフセットされており、それによって、ガイドピンは、中間プレートの通過穴の半径方向内側の縁と接触することなく端部プレートの通過穴の半径方向内側の縁でのみ転がることができる。
−ガイドピンが、組み合わされる留め面に軸方向に接触するように構成された第1の係止面と第2の係止面とを有しており、留め面が、振り子式のおもりにより支持されて、振り子式のおもりに対して軸方向に両方向へのガイドピンの移動を制限するようにされている。
−2個の係止面が、ガイドピンの中央フランジの半径方向に向かい合った面により形成され、このフランジが、2個の端部プレートの間に配置されて、各々の端部プレートの半径方向の片面が、上記の留め面を形成する。
−フランジが、ガイドピンと一体部品として同じ材料から形成される。
−フランジが、ガイドピンに固定されたリングから形成される。
−係止面の各々が、ガイドピンの組み合わされる1つのフランジにより支持され、2個のフランジが、振り子式のおもりの両側に軸方向に配置され、各フランジが、振り子式のおもりの組み合わされる端部プレートに軸方向に当接するように構成されて、ガイドピンの軸方向移動を制限する。
−少なくとも1つのフランジが、ガイドピンに固定されたリングから形成される。
−フランジの一方が、ガイドピンと同じ材料から形成される。
−振り子式のおもりのプレートが、リベットにより互いに軸方向に固定される。
−対向する位相合わせリングと支持プレートとの間の軸方向の離隔が、少なくとも1つのスペーサにより一定に保持される。
−2個の位相合わせリングが、弾性部材を軸方向に締め付けることが可能なガイド部材を形成する。
本発明の他の特徴および長所は、理解のために添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読めば明らかになるであろう。
本発明の第1の実施形態により構成されたダンパ装置を示す側面図である。 図1のダンパ装置を示す正面図である。 特に位相合わせ脚部を示す図2の3−3線による断面図である。 特にトルク入力要素の1つの脚部とトルク出力要素の1つの脚部とを示す、図2の4−4線に沿った断面図である。 特に位相合わせリングの離隔スペーサを示す、図2の5−5線に沿った断面図である。 振り子式のおもりのガイドピンを示す、図2の6−6線に沿った図の拡大断面図である。 本発明の第1の実施形態の変形実施形態を示す、図6と同様の図である。 本発明の第2の実施形態によるトーショナルダンパ装置を示す、図3と同様の図である。
以下の説明では、次のような方向を使用する。
−軸方向:ダンパ装置の回転軸に沿って後方から前方に配向され、図の矢印「A」によって示される方向
−半径方向:ダンパ装置の上記回転軸に直交するように配向され、内側から外側に向かってこの軸から離れる方向
−周方向:ダンパ装置の回転軸に直交し、かつ半径方向に対して直交する方向
以下の説明では、類似、同じまたは同様の機能を有する部材には、同じ参照符号を付す。
図1では、本発明の第1の実施形態によって構成されたトーショナルダンパ装置10を示した。このダンパ装置10は、自動車の一時的なカップリングシステムに配置されるように構成されている。トーショナルダンパ装置10は、ここでは、トルクコンバータのケーシングとオートマチックギヤボックスの入力軸との間の連結のねじれを減衰するために、トルクコンバータ(図示せず)に配置されるように構成されている。
本発明の開示により構成されるトーショナルダンパ装置10は、また、他のあらゆるタイプのクラッチシステムにも適用可能である。
トーショナルダンパ装置10は、軸線「B」を有する同軸の第1の駆動軸(図示せず)と第2の従軸(図示せず)との間の応力を減衰することができる。
図3に示したように、ダンパ装置10は、ここでは半径方向の出力カバー12から形成されるトルク出力要素を含む。トルク出力要素12は、軸線「B」と同軸の円形リングの形状を呈している。
出力カバー12は、従動ハブ14を介して第2の従軸に回転結合されるように構成されている。出力カバー12は、リベット15を介して従動ハブ14に回転結合されている。
出力カバー12は、3個の半径方向の脚部16を有し、そのうちの1つが図4に示されている。脚部16は、軸線「B」を中心として互いにほぼ120°のところに規則正しく配置されている。各脚部16は、出力カバー12の外周縁18に対して半径方向に突出して延びている。外周縁18は、図3と図5に示されている。
図3から図5に示したように、トーショナルダンパ装置10は、さらに、トルク入力要素を含んでおり、この要素は、ここでは、前方の第1の半径方向入力リング20Aと、後方の第2の半径方向入力リング20Bとから形成されている。入力リング20A、20Bは、互いに平行であり、出力カバー12の両側に軸方向に配置されている。
後方の入力リング20Bは、ここでは、図3に示されているように軸方向のアーム21を介して前方の入力リング20Aと回転結合されている。
2個の入力リング20A、20Bは、ロックアップピストン(図示せず)が軸方向に可動式に取り付けられたスプライン入りのハブ22を介して、第1の駆動軸に回転結合されている。ロックアップピストンは、トルクコンバータの非接続位置と、接続位置との間で移動し、トルクコンバータのケーシングをオートマチックギヤボックスの入力軸に連結することができる。
駆動ハブ22は、ダンパ装置10の後方に配置されている。後方の入力リング20Bは、リベット23を介して駆動ハブ22に固定されており、図4では、リベットの1つを示している。
入力リング20A、20Bの各々は、半径方向のフランジを有しており、このフランジは、中央通路を備えていて、出力カバー12の従軸と従動ハブ14とを通過可能にしている。
入力リング20A、20Bの各々は、さらに、外側にある3個のスラスト脚部24を含んでおり、これらは、出力カバー12の脚部16と一致するように配置されている。図4では、スラスト脚部24の1つを示した。
2個の入力リング20A、20Bを組み立てると、それらのフランジは、2個の入力リング20A、20Bの間で摩擦なしに出力カバー12が回転可能となるのに十分な、軸方向の距離の分だけ隔てられる。
前方の入力リング20Aは、中央軸受28の外側にある第1の円筒形のガイド面26に回転自在に取り付けられる。中央軸受28は、それ自体が、出力カバー12の従動ハブ14の前方区間にある円筒形の外面30に回転式に取り付けられる。軸受28の軸方向移動は、後方側では、従動ハブ14のショルダ面32によって制限され、前方側では、従動ハブ14に取り付けられた弾性リング34によって軸方向に制限される。
ダンパ装置10は、さらに、周方向作動弾性部材36を含んでいる。限定的ではないが、ダンパ装置10は、ここでは、6個の弾性部材36を含んでいる。これらの弾性部材36は、ここでは、主軸が周方向に配向されるコイルばねから形成されている。
弾性部材36は、出力カバー12の周辺縁18を中心として1列の円形に配置されている。
弾性部材36は、2個の弾性部材36からなる3つのグループとして配分される。各グループの弾性部材36は、出力カバー12の2個の脚部16の間で周方向に直列に、すなわち端と端を合わせて収容される。この実施形態では、弾性部材36がすべて、半径方向の同一距離のところに延びている。
各グループの2個の弾性部材36は、直列に取り付けられ、これらの弾性部材36の対向する二端は、入力リング20A、20Bと出力カバー12との間でトルクが伝達されるときに互いに当接可能である。
弾性部材36がそれらの周方向の主軸にほぼ沿って付勢されるようにするために、ダンパ装置10に位相合わせ部材を装備することが知られている。
このような位相合わせ部材は、ここでは、前方の第1の半径方向位相合わせリング38Aと、後方の第2の位相合わせリング38Bとから形成されている。第2の半径方向の位相合わせリング38Bは、第1の位相合わせリング38Aに平行に配置される。位相合わせリング38A、38Bは、入力リング20A、20Bと弾性部材36との両側に軸方向に配置される。
図3と5に示したように、後方の位相合わせリング38Bは、軸方向の軸線を有するスペーサ40を介して、前方の位相合わせリング38Aに固定される。スペーサ40の各端部は、組み合わされる1個の位相合わせリング38A、38Bに、ここでは上記端部の変形によってリベット式に固定される。
スペーサ40は、2個の位相合わせリング38A、38Bを、一定距離だけ軸方向に離して保持することができる。2個の位相合わせリング38A、38Bが組み立てられる際、それらのフランジは、入力リング20A、20Bが摩擦することなく回転可能になるのに十分な距離だけ離隔される。さらに、2個の位相合わせリング38A、38Bの間の距離も同様に、振り子式のおもり54の厚さに応じて決定される。
2個の位相合わせリング38A、38Bの軸方向の離隔距離は、弾性部材36の直径よりも小さい。
位相合わせリング38A、38Bは、一方では出力カバー12に対して、他方では入力リング20A、20Bに対して回転自在に取り付けられる。
前方の位相合わせリング38Aは、軸受28の第2の円筒形のガイド面42に回転自在に取り付けられている。第2の円筒形のガイド面42は、第1の円筒形のガイド面26の軸方向前方に配置されている。第2の円筒形のガイド面42の直径は、軸受28の第1の円筒形のガイド面26の直径より小さい。前方に向いた半径方向のショルダ面44が、円筒形の2個のガイド面26、42を隔てている。
前方の位相合わせリング38Aは、このショルダ面44に軸方向後方に向かって当接され、それにより、入力リング20A、20Bに対して位相合わせリング38A、38Bを軸方向に配置するようにされている。
位相合わせリング38A、38Bの各々は、さらに、6個の開口部46を設けられており、図2と5に示すように、各開口部が、組み合わされる弾性部材36と一致するように配置されている。
開口部46は、半径方向の位相合わせ脚部48により互いに周方向に隔てられている。図3に位相合わせ脚部48を示す。位相合わせ脚部48の各々は、組み合わされる入力リング20A、20Bに向かって湾曲している。
図3に示したように、各々の位相合わせリング38A、38Bの1つの位相合わせ脚部48は、各グループの直列に配置された2個の弾性部材36の間に周方向に配置されている。
ダンパ装置10の動作時に、弾性部材36は、入力リング20A、20Bのスラスト脚部24と、出力カバー12の脚部16との間で圧縮され、トルクの急激な変化を減衰する。入力リング20A、20Bは、出力カバー12に対して軸線「B」を中心として所定の角度だけ回転し、各グループの2個の弾性部材36を圧縮させる。位相合わせリング38A、38Bの位相合わせ脚部48は、一方の弾性部材36の応力を他方に伝達する。このような圧縮のために、位相合わせリング38A、38Bは、入力リング20A、20Bに対して所定の角度の2分の1だけ回転する。
図1から7に示した実施例では、位相合わせリング38A、38Bが、弾性部材36のためのガイド部材を形成する。このため、各開口部46は、
−半径方向内側に、開口部46の内周縁から延びる内側の舌片50によって、
−半径方向外側に、開口部46の外周縁から延びる外側の舌片52によって
縁取られている。
舌片50、52は、組み合わされる弾性部材36のための軸方向の固定手段を形成する。
このようにして、開口部46は、弾性部材36を収容して、これらを軸方向および半径方向に所定の位置に保持するためのハウジングを形成する。
ダンパ装置10は、さらに、第2の振り子式のトーショナルダンパ手段を備えている。このような第2のダンパ手段は、少なくとも1つの位相合わせリング38A、38Bの半径方向の面に振動式に取り付けられる少なくとも1つの振り子式のおもり54を含んでいる。
図6に示された実施例では、各々の振り子式のおもり54が、前方の位相合わせリング38Aと、後方の位相合わせリング38Bとの間に軸方向に配置されている。より詳しくは、各々の振り子式のおもり54は、ダンパ装置10の高速回転時に最大の遠心力に従うように、位相合わせリング38A、38Bの外周に配置されている。
図示された実施例では、ダンパ装置10が、位相合わせリング38A、38Bの周辺に沿って規則正しく配分された6個の振り子式のおもり54を有している。振り子式のおもり54は、弾性部材36の円形の列の周囲に円形に配置される。このようにして、ダンパ装置10のバランスがとられている。
スペーサ40により確保される2個の位相合わせリング30A、30Bの間の一定距離は、振り子式のおもり54が、位相合わせリング30A、30Bで摩擦することなく半径方向の面で振動できるようにするのに十分である。
スペーサ40のなかには、2個の振り子式のおもり54の間に周方向に配置されるものもあれば、振り子式のおもり54に対して半径方向内側に配置されるものもある。このようにして、振り子式のおもりは、いかなるスペーサ40によっても貫通されない。
各々の振り子式のおもり54は、60°にやや欠ける角度にわたって延びる円弧状の帯の形状を呈しており、それによって、各々の振り子式のおもり54が位相合わせリング38A、38Bの外周縁と係合するようにされている。
6個の振り子式のおもり54は、同一の構造を有し、ダンパ装置10に同じ仕方で取り付けられる。以下、1個の振り子式のおもり54について説明するが、この説明は、他の振り子式のおもり54にも適用される。
図6に示すように、振り子式のおもり54は、中間にある半径方向プレート54Bを挟んで、軸方向端部にある2個の半径方向プレート54A、54Cを軸方向に積層して構成されている。
本発明の図示されていない変形実施形態によれば、振り子式のおもりは、複数の中間プレートを含む。
振り子式のおもり54のプレート54A、54B、54Cは、リベット締めにより互いに軸方向に固定される。図3と4では、このような軸方向固定リベット56を示している。
振り子式のおもり54の移動は、2個の軸方向ガイドピン58によってガイドされる。2個のガイドピン58は、振り子式のおもり54の中央を通る軸方向半径方向の中央面(図2の4−4線による断面に対応する)の両側で、対称になるように配置されている。
2個のガイドピン58は、同一構造を有し、ダンパ装置10に同じ仕方で取り付けられる。以下、1つのガイドピン58についてのみ説明するが、この説明は、第2のガイドピン58にも適用可能である。
図6に示したように、ガイドピン58の前方にある自由端の区間60は、前方の位相合わせリング38Aの組み合わされる穴62に収容され、ガイドピン58の後方にある自由端の区間64は、後方の位相合わせリング38Bの組み合わされる穴66に収容される。ガイドピン58の中央区間68は、振り子式のおもり54を貫通する通過穴70を貫通する。
振り子式のおもり54の通過穴70は、凹部が外側に向いた湾曲スリットの形状を呈する。
前方の位相合わせリング38Aの穴62は、後方の位相合わせリング38Bの穴66と同じである。前方の位相合わせリング38Aの穴62は、第2の位相合わせリング38Bの組み合わされる穴66と軸方向に向かい合って配置される。
各々の位相合わせリング38A、38Bの穴62、66は、軸方向に貫通しており、図2に示したように凹部が内側に向いた湾曲スリットの形状を呈している。
ガイドピン58の端部区間60、64は、組み合わされるそれらの穴62、66に半径方向の隙間を伴って収容され、ガイドピン58の中央区間68は、振り子式のおもり54の通過穴70に半径方向の隙間を伴って収容される。
振り子式のおもり54の通過穴70は、凸部が外側に向いた半径方向内側の縁72を有する。振り子式のおもり54が遠心力によって半径方向外側に引っ張られると、ガイドピン58は、この内側の縁に沿って転がることができる。
同様に、各々の位相合わせリング38A、38Bの穴62、66は、凹部が内側に向いた半径方向外側の縁74を有する。ガイドピン58は、図6に示すように、振り子式のおもり54が遠心力によって半径方向外側に引っ張られるとき、上記の縁74に沿って転がることができる。
ガイドピン58の2個の端区間60、64は、2個の位相合わせリング38A、38Bに常に安定的に当接する。そのため、振り子式のおもり54の重心は、常に、位相合わせリング38A、38Bにガイドピン58が当接する2つの支点の間に軸方向に配置される。したがって、振り子式のおもり54は、このおもりが遠心力に従うとき、ガイドピン58に不安定な応力を及ぼさない。
振り子式のおもり54の通過穴70は、軸方向に3個のプレート54A、54B、54Cを貫通する。そのため、振り子式のおもり54の通過穴70は、前方の端部プレート54Aの穴70Aと、中間プレート54Bの穴70Bと、後方の端部プレート54Cの穴70Cと一致する配置で形成される。
図6に示したように、軸方向の2個の端部プレート54A、54Cの通過穴70A、70Cの半径方向内側の縁72A、72Cは、中間プレート54Bの半径方向内側の縁72Bに対して半径方向外側にオフセットされており、それによって、ガイドピン58が、中間プレート54Bの通過穴70Bの内縁72Bと接触することなく、端部プレート54A、54Cの各通過穴70A、70Cの内縁72A、72Cで転がることができるようにされている。
このようにして、ガイドピン58の中央区間68は、軸方向に離れた2個の支点72A、72Cによって振り子式のおもり54と接触する。振り子式のおもり54の重心は、ガイドピン58の上記の2個の支点の間に軸方向に配置される。したがって、振り子式のおもり54は、ガイドピン58に対して半径方向の面で安定するように保持され、ダンパ装置10が高速回転する場合でも周方向の軸を中心として揺動しない。
本発明の図示されていない変形実施形態によれば、振り子式のおもりが複数の中間プレートを含む場合、軸方向の2個の端部プレートの間の通過穴は、各々の中間プレートの半径方向内側の縁に対して半径方向外側にオフセットされる。同様に、端部プレートに隣接する中間プレートが端部プレートの通過穴と同じ通過穴を有するように、したがってガイドピン58のガイド縁を有するように構成することができる。
図6に示された実施形態では、中間プレート54Bの通過穴70Bが、端部プレート54A、54Cの通過穴70A、70Cよりも大きい寸法を有している。特に、中間プレート54Bの通過穴70Bの輪郭は、端部プレート54A、54Cの通過穴70A、70Cを囲んでいる。
中間プレート54Bの通過穴70Bの輪郭は、たとえば、端部プレート54A、54Cの通過穴70A、70Cの輪郭に対して相似形状を有している。
本発明の別の特徴によれば、ガイドピン58は、前方にある第1の係止面76と、後方にある第2の係止面78とを有し、これらの係止面は、振り子式のおもり54の組み合わされる留め面80、82に軸方向に接するように構成されて、振り子式のおもり54に対して軸方向に両方向へのガイドピン58の移動を制限するようにされている。
これにより、特に、振り子式のおもり54に取り付けた後でガイドピン58が通過穴70から外れないようにすることができる。
さらに、このような係止面76、78の構成は、ダンパ装置10の製造のために数々の長所を有する。なぜなら、ガイドピン58は、位相合わせリング38A、38Bと振り子式のおもり54とを組み立てる前に、振り子式のおもり54と組み立てることができるからである。その場合、ガイドピン58は、振り子式のおもり54の所定の位置に固定される。次いで、後段の作業で、振り子式のおもり54とガイドピン58とからなるユニットを位相合わせリング38A、38Bに取り付けることができる。そのため、ガイドピン58、振り子式のおもり54、位相合わせリング38A、38Bを、実施が容易ではない1回の操作で同時に組み立てる必要はない。
図6に示された実施形態では、2個の係止面76、78が、ガイドピン58の中央フランジ90によって支持されている。フランジ90は、第1の前方の係止面76をなす第1の半径方向の面により軸方向前方で画定され、第2の後方の係止面78をなす第2の半径方向の面により軸方向後方で画定される。
フランジ90は、中間プレート54Bの通過穴70Bに半径方向の隙間を伴って収容することが可能な外径を有している。さらに、フランジ90の直径は、各々の端部プレート54A、54Cの通過穴70A、70Cの半径方向の寸法よりも大きい。
中間プレート54Bの通過穴70Bにおけるフランジ90の半径方向の隙間は、各々の軸方向端部プレート54A、54Cの通過穴70A、70Cにおけるガイドピン58の半径方向の隙間より大きくされ、それによって、フランジ90の円筒形の外面92が、中間プレート54Bの通過穴70Bの縁と接触しないようにしている。
振り子式のおもり54を取り付ける際は、ガイドピン58のフランジ90が、中間プレート54Bの通過穴70Bに収容される。次いで、2個の端部プレート54A、54Cが、中間プレート54Bの両側に軸方向に配置され、それによって、中間プレート54Bの通過穴70Bにフランジ90を封入する。
さらに、フランジ90の軸方向の厚みは、中間プレート54Bの軸方向の厚みよりも薄くされて、フランジ90が2個の端部プレート54A、54Cの間で軸方向に締め付けられて取り付けられないようにされている。したがって、ガイドピン58は、スリットに沿って自在に転がるようにされ続ける。
このようにして、フランジ90の係止面76、78は、ガイドピン58の軸方向移動を制限するために、端部プレート54A、54Cの半径方向の面に軸方向に当接可能である。特に、前方プレート54Aの背面は、前方係止面76が接触するように構成された第1の留め面80を形成する。同様に、後方プレート54Cの前面は、後方係止面78が接触するように構成された第2の留め面82を形成する。
さらに、ガイドピン58の半径方向の移動は、ガイドピン58と、端部プレート54A、54Cの通過穴70A、70Cの縁との接触により両方向に制限される。そのため、フランジ90は、中間プレート54Bの通過穴の通過穴70Bの縁と接触することがない。
図6に示された例では、フランジ90が、ガイドピン58と一体部品として同じ材料で形成されている。
本発明の図示されていない変形実施形態によれば、フランジは、ガイドピンに嵌め込み固定される1つのリングから形成される。
図7に示された本発明の第1の実施形態の変形実施形態によれば、前方の係止面76が第1の後方フランジ90Bにより支持される一方で、前方の係止面78が、ガイドピン58の第2の前方フランジ90Aにより支持されている。2個のフランジ90B、90Aは、振り子式のおもり54の軸方向に両側に配置されている。
後方のフランジ90Bは、第1の留め面80を形成する後方の端部プレート54Cの背面に軸方向に当接するように構成される。前方のフランジ90Aは、第2の留め面82を形成する前方の端部プレート54Aの背面に軸方向に当接するように構成される。このようにして、ガイドピン58の軸方向移動は両方向に制限される。
ガイドピン58の中央区間68は、ここでは、円筒形の回転形状を呈している。
図7に示された例では、各フランジ90B、90Aが、ガイドピン58に固定された、1つの組み合わせられたリングから形成されている。
各リングを配置可能にするために、ガイドピン58の中央区間68は、有利には、ガイドピン58の端部区間60、64よりも大きい直径を有している。そのため、ガイドピン58の中央区間68は、2個のショルダ面94により軸方向に画定される。各リングは、1つのショルダ面94に当接可能であり、それによって、振り子式のおもり54に対して各リングを軸方向に正確に配置可能である。
本発明の図示されていない変形実施形態によれば、各リングが、ガイドピンの組み合わされる1つの溝に取り付けられる1つの弾性リングから形成される。
本発明の図示されていない別の変形実施形態によれば、一方のフランジが、ガイドピンと同じ材料から構成され、他方のフランジが、振り子式おもりの通過穴にガイドピンを配置した後でガイドピンに固定されるリングから形成される。
図8には、本発明の第2の実施形態を示した。この第2の実施形態は、既に述べた変形実施形態と組み合わせることができる。以下、この第2の変形実施形態について詳しく説明する。
この変形実施形態では、トルク入力要素、トルク出力要素、および位相合わせ部材の位置が、図1から7に示した実施例に対して変更されている。
出力カバー12は、依然としてダンパ装置10の軸方向の中心に配置されている。入力リング20A、20Bもまた、出力カバー12の両側に軸方向に配置されている。
しかしながら、入力リング20A、20Bは、ここでは、弾性部材36のガイド部材を形成している。
さらに、ダンパ装置10は、出力カバー12と前方の入力リング20Aとの間に軸方向に配置された位相合わせリング38を1個だけしか含んでいない。
位相合わせリング38は、入力リング20A、20Bの外側端部にある縁を超えて半径方向に延びる外部周辺帯96を含んでいる。このようにして、位相合わせリング38は、弾性部材36を収容可能にする開口部46を備えている。
周辺帯96は、軸方向に後方に配置された半径方向の支持プレート38Dを支持している。半径方向のプレート38Dの前面は、位相合わせリング38の周辺帯96の背面に軸方向に向かい合って配置されている。
プレート38Dは、ここでは、位相合わせリング38の周辺帯96の曲率にしたがうように円弧状に湾曲された帯の形状を呈している。
プレート38Dと位相合わせリング38との間の軸方向の離隔は、たとえばスペーサ(図示せず)により一定に保持される。
プレート38Dは、位相合わせリング38の背面と接触するようにプレート38Dの内縁から延びている少なくとも1つのアーム98によって、位相合わせリング38に固定されている。このアーム98は、たとえばリベット100により固定される。
振り子式のおもり54は、位相合わせリング38の周辺帯96とプレート38Dとの間に収容される。振り子式のおもり54の構造と取り付けは、先に説明したものと同じである。より詳しい説明については発明の詳細な説明の適切な段落を参照されたい。
位相合わせリング38への振り子式のおもり54の配置は、オートマチックギヤボックスの油圧コンバータに取り付けられるダンパ装置10に特に適合させたものである。位相合わせリング38A、38Bへの配置は、特に、バランスをとるという理由に合わせているためである。
2個の位相合わせリング38A、38Bまたは1個の位相合わせリング38と、支持プレートとの間に振り子式のおもり54を配置することによって、ガイドピン58を安定保持することができる。
さらに、振り子式のおもり54の2個の端部プレート54A、54Cにのみガイドピン58が当接することによって、ガイドピン58に対して振り子式のおもり54を安定保持することができる。
また、振り子式のおもり54への留め面80、82の配置によって、ダンパ装置10の組立を簡素化することができ、振り子式のおもり54にガイドピン58を取り付ける第1の操作、次いで、ガイドピン58をこのように備えた振り子式のおもり54を支持プレートの間に取り付ける第2の操作が連続して実施される。この2つの取り付け操作は、特に実施が簡単である。

Claims (14)

  1. 自動車の一時的なカップリングシステムにおける駆動軸と従軸との間のトーショナルダンパ装置(10)であって、
    このダンパ装置(10)は、第1のトーショナルダンパ手段を備え、
    このダンパ手段は、
    −トルク入力要素(12)およびトルク出力要素(20A、20B)と、
    −前記トルク入力要素(12)とトルク出力要素(20A、20B)との間に周方向に直列に配置された少なくとも2個の周方向作動弾性部材(36)と、
    −前記トルク入力要素(12)とトルク出力要素(20A、20B)とに対して回転自在である少なくとも1つの第1の半径方向の位相合わせリング(38、38A)であって、直列に配置された2個の弾性部材(36)の間に周方向に配置された少なくとも1つの半径方向の位相合わせ脚部(48)を有する位相合わせリング(38、38A)と、を含み、
    前記ダンパ装置は、第2のダンパ手段を備え、
    このダンパ手段は、
    −半径方向の面で第1の位相合わせリング(38、38A)に振動式に取り付けられる少なくとも2個の振り子式のおもり(54)と、
    −前記振り子式のおもり(54)の各々をガイドするための少なくとも1つの軸方向ガイドピン(58)であって、一部は振り子式のおもり(54)の穴(70)に、一部は第1の位相合わせリング(38、38A)の穴(62)に収容されるガイドピン(58)と、を含み、
    −前記振り子式のおもり(54)の穴(70)が、縁(72)を有し、この縁の半径方向内側に沿ってガイドピン(58)が転がることが可能である装置において、
    前記振り子式のおもり(54)が、第1の位相合わせリング(38、38A)と、この第1の位相合わせリング(38、38A)に対して固定された第2の半径方向支持プレート(38B、38D)と、の間に軸方向に配置され、
    前記ガイドピン(58)が、第2のプレート(38B、38D)の穴(66)に部分的に収容されることを特徴とする装置。
  2. 前記第1のトーショナルダンパ手段が、前記第1の位相合わせリング(38A)に平行に配置された第2の半径方向の位相合わせリング(38B)を含んでおり、
    この第2の位相合わせリング(38B)が、前記第2の支持プレートを形成することを特徴とする請求項1に記載の装置(10)。
  3. 前記振り子式のおもり(54)が、少なくとも1つの中間プレート(54B)を挟む2個の軸方向端部プレート(54A、54C)から形成されることを特徴とする請求項1および2のいずれか一項に記載の装置(10)。
  4. 前記2個の軸方向端部プレート(54A、54C)の通過穴(70A、70C)の半径方向内側の縁(72A、72C)が、前記中間プレート(54B)の通過穴(70B)の半径方向内側の縁(72B)に対して半径方向外側にオフセットされており、
    それによって、前記ガイドピン(58)は、前記中間プレート(54B)の通過穴(70B)の半径方向内側の縁(72B)と接触することなく端部プレート(54A、54C)の通過穴(70A、70C)の半径方向内側の縁(72A、72C)でのみ転がることができることを特徴とする請求項3に記載の装置(10)。
  5. 前記ガイドピン(58)が、組み合わされる留め面(80、82)に軸方向に接触するように構成された第1の係止面(76)と第2の係止面(78)と、を有し、
    前記留め面が前記振り子式のおもり(54)により支持されて、この振り子式のおもり(54)に対して軸方向に両方向へのガイドピン(58)の移動を制限するようにされていることを特徴とする請求項4に記載の装置(10)。
  6. 前記2個の係止面(76、78)が、前記ガイドピン(58)の中央フランジ(90)の半径方向に向かい合った面により形成され、
    前記フランジ(90)が、2個の端部プレート(54A、54C)の間に配置されて、各々の端部プレート(54A、54C)の半径方向の片面が、前記留め面(80、82)を形成することを特徴とする請求項5に記載の装置(10)。
  7. 前記フランジ(90)が、前記ガイドピン(58)と一体部品として同じ材料から形成されることを特徴とする請求項6に記載の装置(10)。
  8. 前記フランジ(90)が、前記ガイドピン(58)に固定されたリングから形成されることを特徴とする請求項6に記載の装置(10)。
  9. 前記係止面(76、78)の各々が、前記ガイドピン(58)の組み合わされる1つのフランジ(90A、90B)により支持され、
    前記2個のフランジ(90A、90B)が、前記振り子式のおもり(54)の両側に軸方向に配置され、
    各フランジ(90A、90B)が、振り子式のおもり(54)の組み合わされる端部プレート(54A、54C)に軸方向に当接するように構成されて、ガイドピン(58)の軸方向移動を制限することを特徴とする請求項5に記載の装置(10)。
  10. 前記フランジ(90A、90B)の少なくとも1つが、前記ガイドピン(58)に固定されたリングから形成されることを特徴とする請求項9に記載の装置(10)。
  11. 前記フランジ(90A、90B)の一方が、前記ガイドピン(58)と同じ材料から形成されることを特徴とする請求項10に記載の装置(10)。
  12. 前記振り子式のおもり(54)のプレート(54A、54B、54C)が、リベット(56)により互いに軸方向に固定されることを特徴とする請求項3から11のいずれか一項に記載の装置(10)。
  13. 対向する位相合わせリング(38、38A)と、支持プレート(38B、38D)と、の間の軸方向の離隔が、少なくとも1つのスペーサ(40)により一定に保持されることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の装置(10)。
  14. 前記2個の位相合わせリング(38A、38B)が、前記弾性部材(36)を軸方向に締め付けることが可能なガイド部材を形成することを特徴とする請求項2から13のいずれか一項に記載の装置(10)。
JP2014508855A 2011-05-04 2012-04-24 位相合わせリングに取り付けられる振り子式のおもりを含むトーショナルダンパ装置 Active JP6117182B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1153794A FR2974870B1 (fr) 2011-05-04 2011-05-04 Dispositif d amortissement de torsion comportant des masselottes pendulaires montees sur une rondelle de phasage
FR1153794 2011-05-04
PCT/FR2012/050893 WO2012150401A1 (fr) 2011-05-04 2012-04-24 Dispositif d'amortissement de torsion comportant des masselottes pendulaires montées sur une rondelle de phasage

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014513256A true JP2014513256A (ja) 2014-05-29
JP6117182B2 JP6117182B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=46146956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014508855A Active JP6117182B2 (ja) 2011-05-04 2012-04-24 位相合わせリングに取り付けられる振り子式のおもりを含むトーショナルダンパ装置

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2705273B1 (ja)
JP (1) JP6117182B2 (ja)
FR (1) FR2974870B1 (ja)
WO (1) WO2012150401A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017062029A (ja) * 2015-07-24 2017-03-30 ヴァレオ アンブラヤージュ 自動車の伝達システムのねじり振動減衰装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104870859B (zh) * 2012-12-21 2016-10-19 舍弗勒技术股份两合公司 减振器
FR3008758B1 (fr) 2013-07-19 2015-07-17 Valeo Embrayages Systeme d'amortissement de type oscillateur pendulaire
US10180176B2 (en) * 2013-07-26 2019-01-15 Schaffler Technologies AG & Co. KG Turbine torsional vibration damper, and converter and torque transmission device
DE112014004404A5 (de) * 2013-09-26 2016-06-16 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Fliehkraftpendeleinrichtung
CN106133387B (zh) * 2014-03-31 2018-09-18 舍弗勒技术股份两合公司 具有导向元件的离心力摆装置
FR3020429B1 (fr) 2014-04-24 2016-04-15 Valeo Embrayages Systeme d’amortissement de type oscillateur pendulaire
FR3020428B1 (fr) 2014-04-24 2016-04-15 Valeo Embrayages Systeme d’amortissement de type oscillateur pendulaire
DE102014210667A1 (de) * 2014-06-05 2015-12-17 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Rollenelement
FR3108697B1 (fr) 2020-03-25 2022-03-11 Valeo Embrayages Réducteur pour véhicule électrique ou hybride avec dispositifs d’amortissement pendulaire
FR3108698B1 (fr) 2020-03-25 2022-04-01 Valeo Embrayages Réducteur pour véhicule électrique ou hybride avec dispositif d’amortissement pendulaire
FR3119873B1 (fr) 2021-02-18 2023-07-07 Valeo Embrayages Réducteur pour véhicule électrique ou hybride avec au moins un dispositif d’amortissement pendulaire

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000046114A (ja) * 1998-07-11 2000-02-18 Carl Freudenberg:Fa 回転数適応式振動吸収装置
DE10005548A1 (de) * 2000-02-09 2001-08-16 Mannesmann Sachs Ag Schwingungsdämpfungseinrichtung
JP2010255853A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg 流体トルクコンバータ

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3614158C2 (de) * 1986-04-26 1994-09-15 Fichtel & Sachs Ag Torsionsschwingungsdämpfer mit schwimmend gelagerten Zwischenteilen
DE19726532A1 (de) 1996-06-12 1998-03-05 Mannesmann Sachs Ag Torsionsschwingungsdämpfer mit Wälzkörpern als Koppelelemente
DE19808731C2 (de) 1998-03-02 1999-12-23 Mannesmann Sachs Ag Drehschwingungsdämpfer
DE19831157B4 (de) 1998-07-11 2005-04-14 Carl Freudenberg Kg Drehzahladaptiver Schwingungstilger
DE19831158A1 (de) 1998-07-11 2000-01-13 Freudenberg Carl Fa Schwungrad
DE102004036791A1 (de) 2003-08-05 2005-03-03 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Drehschwingungsdämpfer
DE102008057647A1 (de) 2007-11-29 2009-06-04 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Kraftübertragungsvorrichtung mit einem drehzahladaptiven Tilger und Verfahren zur Verbesserung des Dämpfungsverhaltens
DE102009042825B4 (de) 2008-10-30 2016-09-15 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Drehmomentübertragungseinrichtung
DE102010005599B4 (de) 2009-02-09 2018-05-09 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Fliehkraftpendel
DE102010022252B4 (de) 2009-06-25 2019-10-17 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Reibungskupplung mit Fliehkraftpendel
US9032837B2 (en) 2009-08-05 2015-05-19 Chrysler Group Llc Pendulum absorber system
DE102010034812B4 (de) * 2009-09-17 2018-06-21 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Schwungrad und Reibungskupplung

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000046114A (ja) * 1998-07-11 2000-02-18 Carl Freudenberg:Fa 回転数適応式振動吸収装置
DE10005548A1 (de) * 2000-02-09 2001-08-16 Mannesmann Sachs Ag Schwingungsdämpfungseinrichtung
JP2010255853A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg 流体トルクコンバータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017062029A (ja) * 2015-07-24 2017-03-30 ヴァレオ アンブラヤージュ 自動車の伝達システムのねじり振動減衰装置

Also Published As

Publication number Publication date
FR2974870A1 (fr) 2012-11-09
WO2012150401A1 (fr) 2012-11-08
FR2974870B1 (fr) 2013-05-17
JP6117182B2 (ja) 2017-04-19
EP2705273A1 (fr) 2014-03-12
EP2705273B1 (fr) 2019-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6117182B2 (ja) 位相合わせリングに取り付けられる振り子式のおもりを含むトーショナルダンパ装置
JP6001058B2 (ja) 特に自動車のトランスミッションのためのトーショナルダンパ装置
JP6017552B2 (ja) ガイドディスクに対して軸方向にオフセットされた振り子式のおもりを有するトーショナルダンパ装置
JP6274796B2 (ja) 自動車用のトルク伝達装置
WO2015056733A1 (ja) ダンパ装置および発進装置
US9032838B2 (en) Clutch arrangement
JP2014534396A (ja) 改良ガイド装置を備えた振り子式振動子タイプのダンパシステム
US10570986B2 (en) Vibration damping device
US20170023093A1 (en) Torque transmission device for a motor vehicle
WO2015046076A1 (ja) ダンパ装置および発進装置
US20170023095A1 (en) Torsional damping device for a motor vehicle transmission system
JP6133905B2 (ja) トルク入力リングの両側に配置された2個のトルク出力プレートを含む、トーショナルダンパ装置
US11118652B2 (en) Vibration damper, associated damping mechanism and propulsion assembly
JP6714420B2 (ja) ダンパ装置
WO2014167955A1 (ja) トルクコンバータ用のロックアップ装置
JP2019056461A (ja) ダンパ装置
KR20140009849A (ko) 트윈 매스 댐퍼를 구비한 토크 컨버터
CN106051043B (zh) 尤其用于机动车的传递扭矩的双减振飞轮
JP7215983B2 (ja) 動力伝達装置
KR20190142087A (ko) 차량용 토크 컨버터
JP2013245708A (ja) スプリング固定装置
JP4956496B2 (ja) 捩り振動低減装置
JP2022554376A (ja) 油圧カップリングデバイス用ダンピングシステム、油圧カップリングデバイスおよび自動車
JP6087345B2 (ja) 位相合わせリングにより各々が個々に所定の位置に保持される弾性部材を備えたトーショナルダンパ装置
JP7442586B2 (ja) 車載用トルクコンバータ{torque convertor for vehicle}

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160506

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160729

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170106

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6117182

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250