JP2014512375A5 - - Google Patents

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JP2014512375A5 JP2014505642A JP2014505642A JP2014512375A5 JP 2014512375 A5 JP2014512375 A5 JP 2014512375A5 JP 2014505642 A JP2014505642 A JP 2014505642A JP 2014505642 A JP2014505642 A JP 2014505642A JP 2014512375 A5 JP2014512375 A5 JP 2014512375A5
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図示した構造式で、Cysの定義は以下の通りである。
Figure 2014512375
式中、
§は、リンカートキソフォアユニットとの連結を意味する。
B−7.トキソフォア負荷量の決定
得られた実施例に記載のPBS緩衝液中複合体溶液のトキソフォア負荷量は、以下のように決定された。
リシン連結ADCのトキソフォア負荷量は、個別複合体種の分子量の質量分析測定により決定された。この場合、最初に、抗体複合体をPNGaseFを用いて脱グリコシル化し、試料を酸性化して、HPLC分離後、ESI−MicroTofQ(Bruker Daltonik)を使って質量分析した。TIC(全イオンクロマトグラム)のシグナルを介して全てのスペクトルを考慮し、種々の複合体種の分子量をMaxEnt Deconvolutionに基づいて計算した。別の種の信号積分後、DAR(薬物/抗体比率)を計算した。
システイン連結複合体のトキソフォア負荷量を、還元、変性したADCの逆相クロマトグラフィーにより測定した。ADC溶液(1mg/mL、50μL)をグアニジウム塩酸塩(GuHCl)(28.6mg)およびDL−ジチオトレイトール(DTT)の溶液(500mM、3μL)と混合した。混合物を55℃で1時間インキュベートし、HPLCで分析した。
非複合化抗体の軽鎖(L0)および重鎖(H0)との保持時間比較により検出ピークを割り当てた。複合化試料のみに認められる検出ピークを、トキソフォアを有する軽鎖(L1)に、および、1つ、2つ、および3つのトキソフォアを有する重鎖(H1、H2、H3)に割り当てた。
トキソフォアを持つ抗体の平均負荷量を以下のように計算した:最初に、L0およびL1のトキソフォア数加重積分結果の合計を、L0およびL1の単一加重積分結果の合計で除算した結果として、軽鎖負荷量を、軽鎖に属するピークL0およびL1のピーク面積(積分で計算)から計算した。同じ方式で、H0、H1、H2およびH3のトキソフォア数加重積分結果の合計を、H0、H1、H2およびH3の単一加重積分結果の合計で除算した結果として、重鎖負荷量を、重鎖に属するピークH0、H1、H2およびH3のピーク面積(積分で計算)から計算した。DARは、軽鎖負荷量および重鎖負荷量の2倍の合計として、軽鎖負荷量および重鎖負荷量により与えられる。因子2は、抗体が、2つの軽鎖および2つの重鎖から構成されるという事実を考慮している。特定の個別のケースでは、特定のピークの共溶出のために、トキソフォア負荷量を正確に決定することは不可能であろう。
このアッセイを行うために、本発明の化合物のDMSO中溶液を初期濃度10mMから水中の1μMに希釈した。緩衝液の対照に加えて、重合増加効果のあるパクリタキセル、および重合抑制効果のあるビンブラスチンをアッセイ対照として、追加で実験した。測定は、ハーフベースエリアの96ウエルプレートを使って、行った。チューブリン重合の反応速度を蛍光光度計を使って37℃で1時間モニターした。励起波長を、355nmとし、460nmで発光をモニターした。最初の10分間の線形増加領域に対し、分毎の蛍光の変化(ΔF/分)から計算した。この変化は、微小管の重合速度を表す。試験物質の効力を重合速度の減少に基づいて定量化した。
1μMの濃度でのMMAFの抑制値を100%に設定する。
表4は、代表的実施例によるチューブリン重合の抑制に関するデータである。
Figure 2014512375
MMAFトキソフォアおよび実施例は、それらの濃度の関数として、チューブリン重合を抑制する。100μM MMAFでは、チューブリン重合は、完全に抑制される。実施例115は、1μMでは、1μM MMAFの測定値の45%迄チューブリン重合速度を抑制する。
細胞内に放出されたトキソフォアにとって非常に重要性なのは、BからAへの透過性である[Papp(B−A)]:この透過性が低いほど、細胞内放出後の細胞中の実施例の滞留時間が長くなり、従って、また、生化学的標的(この例では:チューブリン)との相互作用に使える時間も長くなる。
下の表5に、このアッセイからの代表的実施例の透過性データを列挙する。
Figure 2014512375
実施例は、BからAへの低い透過性[Papp(B−A)]を示し、従って、CaCo−2細胞中で長い滞留時間を有する。比較として、モノメチルオーリスタチンE(MMAE)およびモノメチルオーリスタチンF(MMAF)は、この検査で73nm/sのPapp(B−A)値を示し、従って、Caco−2細胞中で、著しく短い滞留時間を有する。
細胞内に放出されたトキソフォアにとって非常に重要性なのは、BからAへの透過性である[Papp(B−A)]:この透過性が低いほど、細胞内放出後の細胞中の実施例の滞留時間が長くなり、従って、また、生化学的標的(この例では:チューブリン)との相互作用に使える時間も長くなる。
下表6に、L−MDR1細胞を使って行ったこのアッセイからの代表的実施例の透過性データを示す。
Figure 2014512375
実施例は、BからAへの低い透過性[Papp(B−A)]を示し、従って、L−MDR1細胞中で長い滞留時間を有する。

Claims (65)

  1. 一般式(Ia):
    Figure 2014512375
    (Ia)
    nは、1〜50の数であり
    基§−G−L−B−L−§§は、リンカーであり、
    ここで、
    §は、基AKとの結合部位を示し、
    §§は、窒素原子との結合部位を示し、
    AKは、AK またはAK であり、
    ここで、
    AK は、その硫黄原子を介して基Gに結合している結合剤であり、
    AK は、その窒素原子を介して基Gに結合している結合剤であり、
    Gは、AK=AK の場合、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、基AK の硫黄原子との結合部位を示し、
    は、基L との結合部位を示すか、
    または
    Gは、AK=AK の場合、カルボニルであり、
    は、結合、直鎖(C 〜C 10 )アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2〜6の数字であり、
    ## は、基Gとの結合部位を示し、
    ## は、基Bとの結合部位を示し、
    1A は、直鎖(C 〜C 10 )アルカンジイルであり、
    は、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ## は、基L 1A との結合部位を示し、
    ## は、基L 1B との結合部位を示し、
    は、結合または(C 〜C )アルカンジイルであり、
    は、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ## は、カルボニル基との結合部位を示し、
    ## は、L 1B との結合部位を示し、
    33 は、水素、(C 〜C )アルキルカルボニル、tert−ブチルオキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルであり、
    34 は、水素またはメチルであり、
    29 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    30 は、水素または(C 〜C )アルキルであるか、
    または
    29 およびR 30 は、これらが結合している原子とともに5員または6員ヘテロ環を形成し、
    31 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    32 は、水素または(C 〜C )アルキルであるか、
    または
    31 およびR 32 は、これらが結合している原子とともに5員または6員ヘテロ環を形成し、
    1B は、直鎖(C 〜C 10 )アルカンジイルであり、
    かつ
    (C 〜C 10 )アルカンジイルは、メチル、ヒドロキシおよびベンジルからなる群から相互に独立して選択される1〜4個の置換基により置換されてもよく、
    かつ
    1,2−、1,3−または1,4−の相互関係にあるアルカンジイル鎖の2個の炭素原子は、それらの間に位置する炭素原子を含めて架橋されて(C 〜C )シクロアルキル環またはフェニル環を形成してもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、L との結合部位を示し、
    ** は、L との結合部位を示し、
    Pは、OまたはNHであり、
    は、結合または(C 〜C )アルカンジイルであり、
    は、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    *** は、カルボニル基との結合部位を示し、
    **** は、L との結合部位を示し、
    25 は、水素またはメチルであり、
    28 は、水素、(C 〜C )アルキルカルボニル、tert−ブチルオキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルであり、
    は、4〜7員ヘテロ環であり、
    は、3〜7員炭素環または4〜7員ヘテロ環であり、
    14 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    15 は、水素または(C 〜C )アルキルであるか、
    または
    14 およびR 15 は、これらが結合している原子とともに5員または6員ヘテロ環を形成し、
    16 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    17 は、水素または(C 〜C )アルキルであるか、
    または
    16 およびR 17 は、これらが結合している原子とともに5員または6員ヘテロ環を形成し、
    18 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    19 は、水素、または天然α−アミノ酸またはそのホモログもしくは異性体の側鎖であり、
    20 は、水素または(C 〜C )アルキルであるか、
    または
    19 およびR 20 は、これらが結合している原子とともにピロリジニル環を形成し、
    21 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    22 は、水素または(C 〜C )アルキルであるか、
    または
    21 およびR 22 は、これらが結合している原子とともに3〜7員炭素環を形成し、
    23 は、(C 〜C )アルキルであり、
    24 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    27 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    36 は、水素、(C 〜C )アルキルカルボニル、tert−ブチルオキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルであり、
    37 は、水素またはメチルであるか、
    または
    36 およびR 37 は、これらが結合している原子とともにピロリジン環を形成し、
    は、直鎖(C 〜C 10 )アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2〜6の数字であり、
    ## は、基Bとの結合部位を示し、
    ## は、窒素原子との結合部位を示し、
    (C 〜C 10 )アルカンジイルは、メチル、ヒドロキシおよびベンジルからなる群から相互に独立して選択される1〜4個の置換基により置換されてもよく、
    かつ
    1,2−、1,3−または1,4−の相互関係にあるアルカンジイル鎖の2個の炭素原子は、それらの間に位置する炭素原子を含めて架橋されて(C 〜C )シクロアルキル環またはフェニル環を形成してもよく、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素またはメチルであり、
    は、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、ベンジル、1−ヒドロキシエチル、4−ヒドロキシベンジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、4−ヒドロキシ−3−アミノベンジル、1−フェニルエチル、ジフェニルメチル、1H−イミダゾール−4−イルメチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、下記式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、ベンジル、1−ヒドロキシエチル、4−ヒドロキシベンジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、4−ヒドロキシ−3−アミノベンジル、1−フェニルエチル、ジフェニルメチル、1H−イミダゾール−4−イルメチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NR、−C(=O)−NH−NH−R10または−CH−O−R11 で示される基であり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している窒素原子とともに4〜7員ヘテロ環を形成し、
    10は、ベンゾイルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルにより置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素、メチルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHC(R26)−Tとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルであり、
    26は、水素またはヒドロキシであり、
    は、フェニル、ベンジル、1H−インドール−3−イルまたは1H−インドール−3−イルメチルであり、
    35は、メチルまたはヒドロキシである
    で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  2. nは、1〜20の数であり、
    AKは、AKまたはAKであり、
    ここで、
    AKは、C4.4a結合する抗体または抗原結合抗体フラグメントであり、そのシステイン残基の硫黄原子を介して基Gに結合しており、
    AKは、C4.4a結合する抗体または抗原結合抗体フラグメントであり、そのリジン残基のNH側鎖を介して基Gに結合しており、
    Gは、AK=AKの場合、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、基AK のシステイン残基との結合部位を示し、
    は、基Lとの結合部位を示し、
    または
    Gは、AK=AKの場合、カルボニルであり、
    は、結合、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2〜6の数であり、
    ##は、基Gとの結合部位を示し、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    1Aは、直鎖(C〜C)アルカンジイルであり、
    は、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ##は、基L1Aとの結合部位を示し、
    ##は、基L1Bとの結合部位を示し、
    は、結合であり、
    は、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ##は、カルボニル基との結合部位を示し、
    ##は、L1Bとの結合部位を示し、
    33は、水素、メチルカルボニルまたはtert−ブチルオキシカルボニルであり、
    34は、水素またはメチルであり、
    29は、水素であり、
    30は、水素であり、
    31は、水素またはメチルであり、
    32は、水素またはメチルであり、
    1Bは、直鎖(C〜C)アルカンジイルであり、
    かつ
    (C〜C)アルカンジイルは、1または2のメチル置換基により置換されてもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し、
    は、結合またはエタン−1,2−ジイルであり、
    は、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ***は、カルボニル基との結合部位を示し、
    ****は、Lとの結合部位を示し、
    25は、水素またはメチルであり、
    28は、水素、メチルカルボニルまたはtert−ブチルオキシカルボニルであり、
    は、4〜7員ヘテロ環であり、
    14は、水素であり、
    15は、水素であり、
    16は、水素またはメチルであり、
    17は、水素またはメチルであるか、
    または
    16およびR17は、これらが結合している原子とともにピペラジニル環を形成し、
    18は、水素であり、
    19は、水素、メチル、プロパン−2−イル、2−メチルプロパン−1−イルまたは1−メチルプロパン−1−イルであり、
    20は、水素またはメチルであるか、
    または
    19およびR20は、これらが結合している原子とともにピロリジニル環を形成し、
    21は、水素またはメチルであり、
    22は、水素またはメチルであるか、
    または
    21およびR22は、これらが結合している原子とともにシクロプロピル環を形成し、
    23は、メチルであり、
    24は、水素またはメチルであり、
    27は、水素であり、
    36は、水素、メチルカルボニルまたはtert−ブチルオキシカルボニルであり、
    37は、水素またはメチルであるか、
    または
    36およびR37は、これらが結合している原子とともにピロリジン環を形成し、
    は、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2〜6の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    (C〜C10)アルカンジイルは、1または2のメチル置換基により置換されてもよく、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NR、−C(=O)−NH−NH−R10または−CH−O−R11 で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している窒素原子とともに、4〜7員ヘテロ環を形成し、
    10は、ベンゾイルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルにより置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素、メチルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHC(R26)−Tとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルであり、
    26は、水素またはヒドロキシであり、
    は、フェニル、ベンジル、1H−インドール−3−イルまたは1H−インドール−3−イルメチルであり、
    35は、メチルまたはヒドロキシである、
    請求項1に記載の一般式(Ia)で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  3. nは、1〜10の数であり、
    AKは、AKまたはAKであり、
    ここで、
    AKは、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の6つのCDR配列、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖可変領域および重鎖可変領域、または抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖および重鎖を含む抗体であり、そのシステイン残基の硫黄原子を介して基Gに結合しており、
    AKは、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の6つのCDR配列、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖可変領域および重鎖可変領域、または抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖および重鎖を含む抗体であり、そのリジン残基のNH側鎖を介して基Gに結合しており、
    Gは、AK=AKの場合、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、基AK のシステイン残基との結合部位を示し、
    は、基Lとの結合部位を示し、
    または
    Gは、AK=AKの場合、カルボニルであり、
    は、結合、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2または3の数字であり、
    ##は、基Gとの結合部位を示し、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    (C〜C)アルカンジイルは、1または2のメチル置換基で置換されてもよい、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し、
    は、結合またはエタン−1,2−ジイルであり、
    は、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ***は、カルボニル基との結合部位を示し、
    ****は、Lとの結合部位を示し、
    25は、メチルであり、
    28は、水素、メチルカルボニルまたはtert−ブチルオキシカルボニルであり、
    は、ピペリジン−1,4−ジイルであり、
    16は、水素またはメチルであり、
    17は、水素またはメチルであるか、
    または
    16およびR17は、これらが結合している原子とともにピペラジニル環を形成し、
    21は、水素またはメチルであり、
    22は、水素またはメチルであるか、
    または
    21およびR22は、これらが結合している原子とともにシクロプロピル環を形成し、
    23は、メチルであり、
    24は、水素であり、
    36は、水素、メチルカルボニルまたはtert−ブチルオキシカルボニルであり、
    37は、水素またはメチルであり、
    は、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2〜6の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素であり、
    は、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NR、または−CH−O−R11 で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素、メチルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHCHフェニルとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルであり、
    35は、メチルまたはヒドロキシである、
    請求項1または2に記載の一般式(Ia)で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  4. nは、1〜10の数であり、
    AKは、AKであり、
    ここで、
    AKは、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の6つのCDR配列、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖可変領域および重鎖可変領域、または抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖および重鎖を含む抗体であり、そのリジン残基のNH側鎖を介して基Gに結合しており、
    Gは、カルボニルであり、
    は、結合であり、
    Bは、結合であり、
    は、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2または3の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、4−ヒドロキシベンジルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、4−ヒドロキシベンジルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−ORまたは−C(=O)−NR で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素であり、
    は、水素またはベンジルであり、
    35は、メチルである、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の一般式(Ia)で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  5. nは、1〜10の数であり、
    AKは、AKであり、
    ここで、
    AKは、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の6つのCDR配列、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖可変領域および重鎖可変領域、または抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖および重鎖を含む抗体であり、そのシステイン残基の硫黄原子を介して基Gに結合しており、
    Gは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中
    は、基AK のシステイン残基との結合部位を示し、
    は、基Lとの結合部位を示し、
    は、結合、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2または3の数であり、
    ##は、基Gとの結合部位を示し、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    (C〜C)アルカンジイルは、1または2のメチル置換基で置換されてもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し、
    は、結合またはエタン−1,2−ジイルであり、
    は、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ***は、カルボニル基との結合部位を示し、
    ****は、Lとの結合部位を示し、
    25は、メチルであり、
    28は、水素、メチルカルボニルまたはtert−ブチルオキシカルボニルであり、
    16は、水素またはメチルであり、
    17は、水素またはメチルであるか、
    または
    16およびR17は、これらが結合している原子とともにピペラジニル環を形成し、
    は、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2または3の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、4−ヒドロキシベンジルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、4−ヒドロキシベンジルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−ORまたは−C(=O)−NR で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素であり、
    は、水素またはベンジルであり、
    35は、メチルである、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の一般式(Ia)で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  6. 式(XXXa):
    Figure 2014512375
    (XXXa)
    式中、
    Cysは、側鎖の硫黄原子を介してスクシンイミドの炭素原子に結合しているシステイン残基であり、
    は、結合、直鎖(C〜C10)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中
    mは、2〜6の数であり、
    ##は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    1Aは、直鎖(C〜C10)アルカンジイルであり、
    は、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ##は、基L1Aとの結合部位を示し、
    ##は、基L1Bとの結合部位を示し、
    は、結合または(C〜C)アルカンジイルであり、
    は、結合であり、
    29は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    30は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    29およびR30は、これらが結合している原子とともに5または6員ヘテロ環を形成し、
    31は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    32は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    31およびR32は、これらが結合している原子とともに5または6員ヘテロ環を形成し、
    1Bは、直鎖(C〜C10)アルカンジイルであり、かつ
    (C〜C10)アルカンジイルは、相互に独立して、メチル、ヒドロキシおよびベンジルからなる群より選択される1〜4個の置換基で置換されてもよく、かつ
    1,2−、1,3−または1,4−の相互関係にあるアルカンジイル鎖の2の炭素原子は、それらの間に位置する炭素原子を含めて架橋されて(C〜C)シクロアルキル環またはフェニル環を形成してもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し
    は、結合または(C〜C)アルカンジイルであり、
    は、結合であり、
    は4〜7員ヘテロ環であり、
    14は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    15は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    14およびR15は、これらが結合している原子とともに5または6員ヘテロ環を形成し、
    16は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    17は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    16およびR17は、これらが結合している原子とともに5または6員ヘテロ環を形成し
    27は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    は、直鎖(C〜C10)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2〜6の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    (C〜C10)アルカンジイルは、相互に独立して、メチル、ヒドロキシおよびベンジルからなる群から選択される1〜4個の置換基により置換されてもよく、
    かつ
    1,2−、1,3−または1,4−の相互関係にあるアルカンジイル鎖の2の炭素原子は、それらの間に位置する炭素原子を含めて架橋されて(C〜C)シクロアルキル環またはフェニル環を形成してもよく、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素またはメチルであり、
    は、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、ベンジル、1−ヒドロキシエチル、4−ヒドロキシベンジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、4−ヒドロキシ−3−アミノベンジル、1−フェニルエチル、ジフェニルメチル、1H−イミダゾール−4−イルメチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、ベンジル、1−ヒドロキシエチル、4−ヒドロキシベンジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、4−ヒドロキシ−3−アミノベンジル、1−フェニルエチル、ジフェニルメチル、1H−イミダゾール−4−イルメチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NR、−C(=O)−NH−NH−R10または−CH−O−R11 で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している窒素原子とともに、4〜7員ヘテロ環を形成し、
    10は、ベンゾイルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルにより置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素、メチルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHC(R26)−Tとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルであり、
    26は、水素またはヒドロキシであり、
    は、フェニル、ベンジル、1H−インドール−3−イルまたは1H−インドール−3−イルメチルであり、
    35は、メチルまたはヒドロキシである
    で示される化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  7. 式(XXXa):
    Figure 2014512375
    (XXXa)
    [式中、
    Cysは、側鎖の硫黄原子を介してスクシンイミドの炭素原子に結合しているシステイン残基であり、
    は、結合、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2または3の数であり、
    ##は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    1Aは、直鎖(C〜C)アルカンジイルであり、
    は、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ##は、基L1Aとの結合部位を示し、
    ##は、基L1Bとの結合部位を示し、
    は、結合であり、
    は、結合であり、
    29は、水素であり、
    30は、水素であり、
    31は、水素またはメチルであり、
    32は、水素またはメチルであり、
    1Bは、直鎖(C〜C)アルカンジイルであり、
    かつ
    (C〜C)アルカンジイルは、1または2のメチル置換基で置換されてもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し、
    は、結合またはエタン−1,2−ジイルであり、
    は、結合であり、
    14は、水素であり、
    15は、水素であり、
    16は、水素またはメチルであり、
    17は、水素またはメチルであるか、
    または
    16およびR17は、これらが結合している原子とともにピペラジニル環を形成し、
    23は、メチルであり、
    24は、水素またはメチルであり、
    は、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2または3の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NR、−C(=O)−NH−NH−R10または−CH−O−R11 で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している窒素原子とともに4〜7員ヘテロ環を形成し、
    10は、ベンゾイルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素、メチルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHCHフェニルとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルであり、
    35は、メチルまたはヒドロキシである
    で示される化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  8. Cysは、側鎖の硫黄原子を介してスクシンイミドの炭素原子に結合しているシステイン残基であり、
    は、結合または直鎖(C−C)アルカンジイルであり、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し、
    は、結合であり、
    は、結合であり、
    16は、水素またはメチルであり、
    17は、水素またはメチルであり、
    は、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2または3の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、ベンジルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、ベンジルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−ORまたは−C(=O)−NR で示される基であり、
    式中、
    は、水素であり、
    は、水素であり、
    は、水素であり、
    35は、メチルである、
    請求項またはに記載の式(XXXa)で示される化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  9. 式(XXXI)
    Figure 2014512375
    (XXXI)
    式中、
    は、結合、直鎖(C〜C10)アルカンジイル、または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2〜6の数であり、
    ##は、隣接カルボニル基との結合部位を示し、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    1Aは、直鎖(C〜C10)アルカンジイルであり、
    は、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ##は、基L1Aとの結合部位を示し、
    ##は、基L1Bとの結合部位を示し、
    は、結合または(C〜C)アルカンジイルであり、
    は、結合であり、
    29は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    30は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    29およびR30は、これらが結合している原子とともに5または6員ヘテロ環を形成し、
    31は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    32は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    31およびR32は、これらが結合している原子とともに5または6員ヘテロ環を形成し、
    1Bは、直鎖(C〜C10)アルカンジイルであり、
    かつ
    (C〜C10)アルカンジイルは、相互に独立して、メチル、ヒドロキシおよびベンジルからなる群より選択される1〜4個の置換基で置換されてもよく、
    かつ
    1,2−、1,3−または1,4−の相互関係にあるアルカンジイル鎖の2の炭素原子は、それらの間に位置する炭素原子を含めて架橋されて、(C〜C)シクロアルキル環またはフェニル環を形成してもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し、
    Pは、OまたはNHであり、
    は、4〜7員ヘテロ環であり、
    は、3〜7員炭素環または4〜7員ヘテロ環であり、
    18は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    19は、水素または天然α−アミノ酸またはそのホモログもしくは異性体の側鎖であり、
    20は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    19およびR20は、これらが結合している原子とともにピロリジニル環を形成し、
    21は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    22は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    21およびR22は、これらが結合している原子とともに3〜7員炭素環を形成し、
    27は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    は、直鎖(C〜C10)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2〜6の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    (C〜C10)アルカンジイルは、相互に独立して、メチル、ヒドロキシおよびベンジルからなる群より選択される1〜4個の置換基で置換されてもよく、
    かつ
    1,2−、1,3−または1,4−の相互関係にあるアルカンジイル鎖の2の炭素原子は、それらの間に位置する炭素原子を含めて架橋されて(C〜C)シクロアルキル環またはフェニル環を形成してもよく、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素またはメチルであり、
    は、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、ベンジル、1−ヒドロキシエチル、4−ヒドロキシベンジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、4−ヒドロキシ−3−アミノベンジル、1−フェニルエチル、ジフェニルメチル、1H−イミダゾール−4−イルメチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、ベンジル、1−ヒドロキシエチル、4−ヒドロキシベンジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、4−ヒドロキシ−3−アミノベンジル、1−フェニルエチル、ジフェニルメチル、1H−イミダゾール−4−イルメチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NR、−C(=O)−NH−NH−R10または−CH−O−R11 で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している窒素原子とともに、4〜7員ヘテロ環を形成し、
    10は、ベンゾイルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素、メチルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHC(R26)−Tとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルであり、
    26は、水素またはヒドロキシであり、
    は、フェニル、ベンジル、1H−インドール−3−イルまたは1H−インドール−3−イルメチルであり、
    35は、メチルまたはヒドロキシである
    で示される化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  10. は、結合、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2または3の数であり、
    ##は、隣接カルボニル基との結合部位を示し、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    (C〜C)アルカンジイルは、1または2のメチル置換基で置換されてもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し、
    18は、水素であり、
    19は、メチル、プロパン−2−イル、2−メチルプロパン−1−イルまたは1−メチルプロパン−1−イルであり、
    20は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    19およびR20は、これらが結合している原子とともにピロリジニル環を形成し、
    21は、水素またはメチルであり、
    22は、水素またはメチルであるか、
    または
    21およびR22は、これらが結合している原子とともにシクロプロピル環を形成し、
    27は、水素またはメチルであり、
    は、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2または3の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    (C )アルカンジイルは、1または2のメチル置換基で置換されてもよく、
    かつ
    1,4−の相互関係にあるアルカンジイル鎖の2の炭素原子は、それらの間に位置する炭素原子を含めて架橋されてフェニル環を形成してもよく、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NR、−C(=O)−NH−NH−R10または−CH−O−R11 で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している窒素原子とともに、4〜7員ヘテロ環を形成し、
    10は、ベンゾイルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素、メチルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHCHフェニルとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルであり、
    35は、メチルまたはヒドロキシである、
    請求項に記載の式(XXXI)で示される化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  11. は、結合であり、
    Bは、結合であり、
    は、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2または3の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、ベンジルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し
    は、水素であり、
    は、ベンジルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−ORまたは−C(=O)−NR で示される基であり、
    式中、
    は、水素であり、
    は、水素であり、
    は、水素であり、
    35は、メチルである、
    請求項または10に記載の式(XXXI)で示される化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  12. 下記の群から選択される、請求項6に記載の式(XXXa)もしくは請求項9に記載の式(XXXI)で示される化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物:
    N−[6−(3−{[(2R)−2−アミノ−2−カルボキシエチル]スルファニル}−2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)ヘキシル]−N−メチル−L−バリル−N−[(3R,4S,5S)−1−{(2S)−2−[(1R,2R)−3−{[(1S)−1−カルボキシ−2−(1H−インドール−3−イル)エチル]アミノ}−1−メトキシ−2−メチル−3−オキソプロピル]ピロリジン−1−イル}−3−メトキシ−5−メチル−1−オキソヘプタン−4−イル]−N−メチル−L−バリンアミド、
    N−[6−(3−{[(2R)−2−アミノ−2−カルボキシエチル]スルファニル}−2,5−ジオキソピロリジン−1−イル)ヘキシル]−N−メチル−L−バリル−N−[(3R,4S,5S)−1−{(2S)−2−[(1R,2R)−3−{[(2S)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−(1,2−オキサジナン−2−イル)−1−オキソプロパン−2−イル]アミノ}−1−メトキシ−2−メチル−3−オキソプロピル]ピロリジン−1−イル}−3−メトキシ−5−メチル−1−オキソヘプタン−4−イル]−N−メチル−L−バリンアミド、
    N−(6−{[(5S)−5−アミノ−5−カルボキシペンチル]アミノ}−6−オキソヘキシル)−N−メチル−L−バリル−N−[(3R,4S,5S)−1−{(2S)−2−[(1R,2R)−3−{[(2S)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−(1,2−オキサジナン−2−イル)−1−オキソプロパン−2−イル]アミノ}−1−メトキシ−2−メチル−3−オキソプロピル]ピロリジン−1−イル}−3−メトキシ−5−メチル−1−オキソヘプタン−4−イル]−N−メチル−L−バリンアミドトリフルオロアセタート、および
    N−(6−{[(5S)−5−アミノ−5−カルボキシペンチル]アミノ}−6−オキソヘキシル)−N−メチル−L−バリル−N−[(3R,4S,5S)−1−{(2S)−2−[(1R,2R)−3−{[(1S)−1−カルボキシ−2−(1H−インドール−3−イル)エチル]アミノ}−1−メトキシ−2−メチル−3−オキソプロピル]ピロリジン−1−イル}−3−メトキシ−5−メチル−1−オキソヘプタン−4−イル]−N−メチル−L−バリンアミド。
  13. は、結合であり、
    Bは、結合であり、
    は、直鎖(C −C )アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2または3の数字であり、
    ## は、基Bとの結合部位を示し、
    ## は、窒素原子との結合部位を示す、
    請求項1もしくは2に記載の一般式(Ia)で示される結合剤−薬物複合体、または請求項6〜11のいずれか1項に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  14. Gは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、基AK のシステイン残基との結合部位を示し、
    は、基L との結合部位を示し、
    は、直鎖(C −C )アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2または3の数字であり、
    ## は、基Gとの結合部位を示し、
    ## は、基Bとの結合部位を示し、
    (C −C )アルカンジイルは、1個または2個のメチル置換基により置換されてもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、L との結合部位を示し、
    ** は、L との結合部位を示し、
    は、結合またはエタン−1,2−ジイルであり、
    は、結合であり、
    は、直鎖(C −C )アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2または3の数字であり、
    ## は、基Bとの結合部位を示し、
    ## は、窒素原子との結合部位を示す、
    請求項1もしくは2に記載の一般式(Ia)で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  15. は、直鎖(C −C )アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2または3の数字であり、
    ## は、基Gとの結合部位を示し、
    ## は、基Bとの結合部位を示し、
    (C −C )アルカンジイルは、1個または2個のメチル置換基により置換されてもよく、
    Bは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、L との結合部位を示し、
    ** は、L との結合部位を示し、
    は、結合であり、
    は、結合であり、
    16 は、水素であり、
    17 は、水素であり、
    は、直鎖(C −C )アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2または3の数字であり、
    ## は、基Bとの結合部位を示し、
    ## は、窒素原子との結合部位を示す、
    請求項1もしくは2に記載の一般式(Ia)で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  16. Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、4−ヒドロキシベンジルまたは1H−インドール−3−イルメチルであり、
    は、式:−C(=O)−OR または−C(=O)−NR で示される基であり、
    式中、
    は、水素であり、
    は、水素であり、
    は、水素ある、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の一般式(Ia)で示される結合剤−薬物複合体、または請求項6、7、9および10のいずれか1項に記載の化合物、または請求項13〜15のいずれか1項に記載の複合体もしくは化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  17. Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素またはメチルであり、
    は、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、ベンジル、1−ヒドロキシエチル、4−ヒドロキシベンジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、4−ヒドロキシ−3−アミノベンジル、1−フェニルエチル、ジフェニルメチル、1H−イミダゾール−4−イルメチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびR は、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O基を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシルまたはベンジルオキシである、
    請求項1に記載の一般式(Ia)で示される結合剤−薬物複合体、または請求項6もしくは9に記載の化合物、または請求項13〜15のいずれか1項に記載の複合体もしくは化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  18. Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびR は、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O基を有する環Aは、式:
    Figure 2014512375
    で示されるヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示す、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の一般式(Ia)で示される結合剤−薬物複合体、または請求項6、7、9もしくは10に記載の化合物、または請求項13〜15のいずれか1項に記載の複合体もしくは化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは前記塩の溶媒和物。
  19. 一般式(I)
    Figure 2014512375
    (I)
    式中、
    nは、1〜50の数であり、
    AKは、AK またはAK であり、
    ここで、
    AK は、その硫黄原子を介して基Gに結合している結合剤であり、
    AK は、その窒素原子を介して基Gに結合している結合剤であり、
    Gは、AK=AK の場合、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、基AK の硫黄原子との結合部位を示し、
    は、基L との結合部位を示すか、
    または
    Gは、AK=AK の場合、カルボニルであり、
    は、結合、直鎖(C 〜C 10 )アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2〜6の数字であり、
    ## は、基Gとの結合部位を示し、
    ## は、基Bとの結合部位を示し、
    (C 〜C 10 )アルカンジイルは、1〜4個のメチル置換基で置換されてもよく、
    かつ
    1,2−、1,3−または1,4−の相互関係にあるアルカンジイル鎖の2個の炭素原子は、それらの間に位置する炭素原子を含めて架橋されて(C 〜C )シクロアルキル環またはフェニル環を形成してもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、L との結合部位を示し、
    ** は、L との結合部位を示し、
    Pは、OまたはNHであり、
    は、結合または(C 〜C )アルカンジイルであり、
    は、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    *** は、カルボニル基との結合部位を示し、
    **** は、L との結合部位を示し、
    25 は、水素またはメチルであり、
    は、4〜7員ヘテロ環であり、
    は、3〜7員炭素環または4〜7員ヘテロ環であり、
    14 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    15 は、水素または(C 〜C )アルキルであるか、
    または
    14 およびR 15 は、これらが結合している原子とともに5員または6員ヘテロ環を形成し、
    16 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    17 は、水素または(C 〜C )アルキルであるか、
    または
    16 およびR 17 は、これらが結合している原子とともに5員または6員ヘテロ環を形成し、
    18 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    19 は、水素、または天然α−アミノ酸またはそのホモログもしくは異性体の側鎖であり、
    20 は、水素または(C 〜C )アルキルであるか、
    または
    19 およびR 20 は、これらが結合している原子とともにピロリジニル環を形成し、
    21 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    22 は、水素または(C 〜C )アルキルであるか、
    または
    21 およびR 22 は、これらが結合している原子とともに3〜7員炭素環を形成し、
    23 は、(C 〜C )アルキルであり、
    24 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    27 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    は、直鎖(C 〜C 10 )アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2〜6の数字であり、
    ## は、基Bとの結合部位を示し、
    ## は、窒素原子との結合部位を示し、
    (C 〜C 10 )アルカンジイルは、1〜4個のメチル置換基で置換されてもよく、
    かつ
    1,2−、1,3−または1,4−の相互関係にあるアルカンジイル鎖の2個の炭素原子は、それらの間に位置する炭素原子を含めて架橋されて(C 〜C )シクロアルキル環またはフェニル環を形成してもよく、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NR、−C(=O)−NH−NH−R10または−CH−O−R11 で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している窒素原子とともに、4〜7員ヘテロ環を形成し、
    10は、ベンゾイルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素、メチルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHC(R26)−Tとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルであり、
    26は、水素またはヒドロキシであり、
    は、フェニル、ベンジル、1H−インドール−3−イル−または1H−インドール−3−イルメチルである
    で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  20. nは、1〜50の数であり、
    AKは、AKまたはAKであり、
    ここで
    AKは、抗体または抗原結合抗体フラグメントであり、その硫黄原子を介して基Gに結合しており
    AKは、抗体または抗原結合抗体フラグメントであり、その窒素原子を介して基Gに結合しており、
    G、L、B、LおよびDは、請求項19で示された定義を有する、
    請求項19に記載の一般式(I)で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  21. nは、1〜20の数であり、
    AKは、AKまたはAKであり、
    ここで、
    AKは、C4.4a結合する抗体または抗原結合抗体フラグメントであり、そのシステイン残基の硫黄原子を介して基Gに結合しており
    AKは、C4.4a結合する抗体または抗原結合抗体フラグメントであり、そのリジン残基のNH側鎖を介して基Gに結合しており
    Gは、AK=AKの場合、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、基AK のシステイン残基との結合部位を示し、
    は、基Lとの結合部位を示すか
    または
    Gは、AK=AKの場合、カルボニルであり、
    は、結合、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2〜6の数であり、
    ##は、基Gとの結合部位を示し、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    (C〜C)アルカンジイルは、1または2のメチル置換基で置換されてもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し、
    は、結合またはエタン−1,2−ジイルであり、
    は、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ***は、カルボニル基との結合部位を示し、
    ****は、Lとの結合部位を示し、
    25は、メチルであり、
    は、4〜6員炭素環またはピペリジン−1,4−ジイルであり、
    14は、水素であり、
    15は、水素であり、
    16は、水素またはメチルであり、
    17は、水素またはメチルであるか、
    または
    16およびR17は、これらが結合している原子とともにピペラジニル環を形成し、
    18は、水素であり、
    19は、水素、メチル、プロパン−2−イル、2−メチルプロパン−1−イルまたは1−メチルプロパン−1−イルであり、
    20は、水素またはメチルであるか、
    または
    19およびR20は、これらが結合している原子とともにピロリジニル環を形成し、
    21は、水素またはメチルであり、
    22は、水素またはメチルであるか、
    または
    21およびR22は、これらが結合している原子とともにシクロプロピル環を形成し、
    23は、メチルであり、
    24は、水素またはメチルであり、
    は、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2〜6の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    (C〜C)アルカンジイルは、1または2のメチル置換基で置換されてもよく、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NR、−C(=O)−NH−NH−R10または−CH−O−R11 で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している窒素原子とともに4〜7員ヘテロ環を形成し、
    10は、ベンゾイルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素、メチルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHC(R26)−Tとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルであり、
    26は、水素またはヒドロキシであり、
    は、フェニル、ベンジル、1H−インドール−3−イルまたは1H−インドール−3−イルメチルである、
    請求項19もしくは20に記載の一般式(I)で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  22. nは、1〜10の数であり、
    AKは、AKまたはAKであり、
    ここで、
    AKは、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の6つのCDR配列、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖可変領域および重鎖可変領域、または抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖および重鎖を含む抗体であり、そのシステイン残基の硫黄原子を介して基Gに結合しており、
    AKは、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の6つのCDR配列、抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖可変領域および重鎖可変領域、または抗体B01−3、B01−10、M31−B01もしくはD02−6の軽鎖および重鎖を含む抗体であり、そのリジン残基のNH側鎖を介して基Gに結合しており、
    Gは、AK=AKの場合、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、基AK のシステイン残基との結合部位を示し、
    は、基Lとの結合部位を示し、
    または
    Gは、AK=AKの場合、カルボニルであり、
    は、結合、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2または3の数であり、
    ##は、基Gとの結合部位を示し、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    (C〜C)アルカンジイルは、1または2のメチル置換基と置換されてもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し、
    は、結合またはエタン−1,2−ジイルであり、
    は、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ***は、カルボニル基との結合部位を示し、
    ****は、Lとの結合部位を示し、
    25は、メチルであり、
    は、ピペリジン−1,4−ジイルであり、
    16は、水素またはメチルであり、
    17は、水素またはメチルであるか、
    または
    16およびR17は、これらが結合している原子とともにピペラジニル環を形成し、
    21は、水素またはメチルであり、
    22は、水素またはメチルであるか、
    または
    21およびR22は、これらが結合している原子とともにシクロプロピル環を形成し、
    23は、メチルであり、
    24は、水素であり、
    は、直鎖(C〜C)アルカンジイルであり、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素であり、
    は、ベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NRまたは−CH−O−R11の基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHCH フェニルとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルである、
    請求項19〜21のいずれか1項に記載の一般式(I)で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  23. 請求項19〜22のいずれか1項に記載の本発明の一般式(I)で示される結合剤−薬物複合体の調製方法であって、
    結合剤の緩衝液中溶液を、
    [A]切な還元剤と混合し、その後、式(II):
    Figure 2014512375
    (II)
    [式中、D、L 、BおよびL は、それぞれ、請求項19〜22のいずれか1項で示された定義を有する]
    で示される化合物と反応させ、式(I−A):
    Figure 2014512375
    (I−A)
    [n、AK 、D、L 、BおよびL は、それぞれ、請求項19〜22のいずれか1項で示された定義を有する]
    で示される結合剤−薬物複合体を得るか、
    または
    [B] 式(III):
    Figure 2014512375
    (III)
    [D、L 、BおよびL は、それぞれ、請求項19〜22のいずれか1項で示された定義を有する]
    で示される化合物と反応させ、式(I−B):
    Figure 2014512375
    (I−B)
    [n、AK 、D、L 、BおよびL は、それぞれ、請求項19〜22のいずれか1項で示された定義を有する]
    で示される結合剤−薬物複合体を得る、
    という点を特徴とする方法。
  24. AKおよびAK の各々が抗体B01−3、B01−10もしくはD02−6の6つのCDR配列、抗体B01−3、B01−10もしくはD02−6の軽鎖可変領域および重鎖可変領域、または抗体B01−3、B01−10もしくはD02−6の軽鎖および重鎖を含む抗体である、請求項23に記載の方法により調製された結合剤−薬物複合体またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  25. 式(XXX):
    Figure 2014512375
    (XXX)
    式中、
    Cysは、側鎖の硫黄原子を介してスクシンイミドの炭素原子に結合しているシステイン残基であり、
    は、結合、直鎖(C〜C10)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2〜6の数であり、
    ##は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    (C〜C10)アルカンジイルは、1〜4のメチル置換基で置換されてもよく、
    かつ
    1,2−、1,3−または1,4−の相互関係にあるアルカンジイル鎖の2の炭素原子は、それらの間に位置する炭素原子を含めて架橋されて(C〜C)シクロアルキル環またはフェニル環を形成してもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し、
    Pは、OまたはNHであり、
    は、結合または(C〜C)アルカンジイルであり、
    は、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    ***は、カルボニル基との結合部位を示し、
    ****は、Lとの結合部位を示し、
    25は、水素またはメチルであり、
    は、3〜7員炭素環または4〜7員アザヘテロ環であり、
    は、3〜7員炭素環または4〜7員アザヘテロ環であり、
    14は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    15は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    14およびR15は、これらが結合している原子とともに5または6員ヘテロ環を形成し、
    16は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    17は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    16およびR17は、これらが結合している原子とともに5または6員ヘテロ環を形成し、
    18は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    19は、水素または天然α−アミノ酸またはそのホモログもしくは異性体の側鎖であり、
    20は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    19およびR20は、これらが結合している原子とともにピロリジニル環を形成し、
    21は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    22は、水素または(C〜C)アルキルであるか、
    または
    21およびR22は、これらが結合している原子とともに3〜7員炭素環を形成し、
    23は、(C〜C)アルキルであり、
    24は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    27は、水素または(C〜C)アルキルであり、
    は、直鎖(C〜C10)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2〜6の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    (C〜C10)アルカンジイルは、1〜4個のメチル置換基で置換されてもよく、
    かつ
    1,2−、1,3−または1,4−の相互関係にあるアルカンジイル鎖の2の炭素原子は、それらの間に位置する炭素原子を含めて架橋されて(C〜C)シクロアルキル環またはフェニル環を形成してもよく、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NR、−C(=O)−NH−NH−R10または−CH−O−R11 で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、tert−ブチル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している窒素原子とともに4〜7員ヘテロ環を形成し、
    10は、ベンゾイルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素、メチルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHC(R26)−Tとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルであり、
    26は、水素またはヒドロキシであり、
    は、フェニル、ベンジル、1H−インドール−3−イルまたは1H−インドール−3−イルメチルである
    で示される化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  26. Cysは、側鎖の硫黄原子を介してスクシンイミドの炭素原子に結合しているシステイン残基であり、
    は、結合、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    mは、2〜6の数であり、
    ##は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    (C〜C)アルカンジイルは、1または2のメチル置換基で置換されてもよく、
    Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、Lとの結合部位を示し、
    **は、Lとの結合部位を示し、
    は、結合またはエタン−1,2−ジイルであり、
    は、結合であり、
    14は、水素であり、
    15は、水素であり、
    16は、水素またはメチルであり、
    17は、水素またはメチルであるか、
    または
    16およびR17は、これらが結合している原子とともにピペラジニル環を形成し、
    23は、メチルであり、
    24は、水素またはメチルであり、
    は、直鎖(C〜C)アルカンジイルまたは式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    pは、2または3の数であり、
    ##は、基Bとの結合部位を示し、
    ##は、窒素原子との結合部位を示し、
    Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、1−ヒドロキシエチル、ベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O成分を有する環Aは、任意に置換されてもよい、式:
    Figure 2014512375
    で示される単環式または二環式ヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    は、水素、ヒドロキシまたはベンジルオキシであり、
    は、水素であり、
    は、ベンジル、1−フェニルエチルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびRは、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、基Tとの結合部位を示し、
    は、式:−C(=O)−OR、−C(=O)−NR、−C(=O)−NH−NH−R10または−CH−O−R11 で示される基であり、
    式中、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、ベンジルまたはアダマンチルメチルであり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素、メチル、エチル、n−プロピルまたはベンジルであり、
    10は、ベンゾイルであり、
    11は、フェニル基がメトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいベンジルであり、
    は、水素または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−CHCH フェニルとの結合部位を示し、
    12は、メトキシカルボニル、カルボキシルまたは式:−S(O)OHで示される基で置換されてもよいフェニルであり、
    13は、メトキシカルボニルまたはカルボキシルで置換されてもよいフェニルである、
    請求項25に記載の式(XXX)で示される化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  27. Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、窒素原子との結合部位を示し、
    は、水素であり、
    は、ベンジルまたは1H−インドール−3−イルメチルであるか、
    または
    およびR は、それらが結合している炭素原子とともに、式:
    Figure 2014512375
    で示される(1S,2R)−2−フェニル−シクロプロパン−1,1−ジイル基を形成し、
    式中、
    は、隣接窒素原子との結合部位を示し、
    は、カルボニル基との結合部位を示し、
    内部にN−O基を有する環Aは、式:
    Figure 2014512375
    で示されるヘテロ環であり、
    式中、
    は、カルボニル基との結合部位を示す、
    請求項19〜22のいずれか1項に記載の一般式(I)で示される結合剤−薬物複合体、または請求項25もしくは26に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  28. Dは、式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、−C(=O)−OHまたは−C(=O)−NH である、
    請求項19〜22のいずれか1項に記載の一般式(I)で示される結合剤−薬物複合体、または請求項25もしくは26に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  29. Bは、結合または式:
    Figure 2014512375
    で示される基であり、
    式中、
    は、L との結合部位を示し、
    ** は、L との結合部位を示し、
    およびL は、結合であり、
    16 は、水素または(C 〜C )アルキルであり、
    17 は、水素または(C 〜C )アルキルである、
    請求項19〜22のいずれか1項に記載の一般式(I)で示される結合剤−薬物複合体、または請求項25もしくは26に記載の化合物、または請求項27もしくは28に記載の複合体もしくは化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは前記塩の溶媒和物。
  30. nが1〜10である、請求項1、2、19、20および21のいずれか1項に記載の一般式(I)または(Ia)で示される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
  31. 下記の構造式のいずれか1つを有する化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物:
    Figure 2014512375

    Figure 2014512375

    Figure 2014512375

    Figure 2014512375

    Figure 2014512375
  32. 以下の化合物から選択される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物:
    Figure 2014512375
    Figure 2014512375
    [式中、
    nは、2〜8の数字であり、
    AK は、そのシステイン残基を介してトキソフォアリンカーユニットに結合している結合剤であり、
    AK は、そのリシン残鎖を介してトキソフォアリンカーユニットに結合している結合剤である]。
  33. 以下の化合物から選択される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物:
    Figure 2014512375
    および
    Figure 2014512375
    [式中、
    nは、2〜8の数字であり、
    AK 1B は、そのシステイン残基を介してトキソフォアリンカーユニットに結合している結合剤であり、
    AK 2B は、そのリシン残基を介してトキソフォアリンカーユニットに結合している結合剤である]。
  34. は、C4.4a結合するヒトもしくはヒト化抗体または抗原結合抗体フラグメントであり、そのシステイン残基を介してトキソフォアリンカーユニットに結合しており
    AKは、C4.4a結合するヒトもしくはヒト化抗体または抗原結合抗体フラグメントであり、そのリシン残を介してトキソフォアリンカーユニットに結合している、
    請求項32に記載の結合剤−薬物複合体。
  35. 以下の化合物から選択される結合剤−薬物複合体、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物
    Figure 2014512375
    Figure 2014512375
    式中、
    nは、2〜8のであり、
    AK1BおよびAK2Bは、B01−3である
  36. 結合剤が癌標的分子に結合する、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および35のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  37. 結合剤が細胞外の標的分子に結合する、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33、35および36のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  38. 結合剤が細胞外の癌標的分子に結合する、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および35〜37のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  39. 標的分子、細胞外の標的分子、癌標的分子または細胞外の癌標的分子がタンパク質である、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および35〜38のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  40. 細胞外の標的分子に結合後、標的分子発現細胞により結合剤が内部に取り込まれる、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および35〜39のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  41. 結合剤が結合タンパク質である、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜40のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  42. 結合剤が抗体もしくはその抗原結合抗体フラグメントまたは抗体模倣物である、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜41のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  43. 結合剤がモノクローナル抗体である、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜42のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  44. 結合剤がヒト抗体、ヒト化抗体またはキメラ抗体である、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜43のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  45. 結合剤がインタクト抗体または修飾されたインタクト抗体である、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜44のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  46. 結合剤がIgGクラス抗体である、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜45のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  47. 結合剤が、EGFレセプター(NP_005219.2)、メソテリン(Q13421−3)、C4.4a(NP_055215.2)および炭酸脱水酵素IX(CAIX;NP_001207.2)からなる群より選択される細胞外癌標的分子に結合する、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜46のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  48. 結合剤が、EGFレセプター(NP_005219.2)、メソテリン(Q13421−3)、C4.4a(NP_055215.2)および炭酸脱水酵素IX(CAIX;NP_001207.2)からなる群より選択される細胞外癌標的分子に特異的に結合する、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜47のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  49. 結合剤がC4.4a結合する抗体である、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜48のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  50. 結合剤が、C4.4aのS1ドメイン(配列番号1のアミノ酸位置1〜85)に結合する抗体である、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜49のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  51. 結合剤が、C4.4aと特異的に結合する抗体である、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜50のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  52. 結合剤が、C4.4aの結合に対して抗体M31−B01および/または抗体M20−D02−S−Aと競合する抗C4.4a抗体または抗原結合抗体フラグメントである、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜51のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体。
  53. 下記抗体からなる群より選択される、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜52のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体:
    配列番号75〜77で表される重鎖可変領域のCDR配列および配列番号78〜80で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(B01−10)、
    配列番号5、9および13で表される重鎖可変領域のCDR配列ならびに配列番号17、21および25で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(M31−B01)、
    配列番号6、10および14で表される重鎖可変領域のCDR配列ならびに配列番号18、22および26で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(M20−D02−S−A)、
    配列番号7、11および15で表される重鎖可変領域のCDR配列ならびに配列番号19、23および27で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(M60−G03)、
    配列番号8、12および16で表される重鎖可変領域のCDR配列ならびに配列番号20、24および28で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(36−H02)、
    配列番号45〜47で表される重鎖可変領域のCDR配列および配列番号48〜50で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(B01−3)、
    配列番号55〜57で表される重鎖可変領域のCDR配列および配列番号58〜60で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(B01−5)、
    配列番号65〜67で表される重鎖可変領域のCDR配列および配列番号68〜70で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(B01−7)、
    配列番号85〜87で表される重鎖可変領域のCDR配列および配列番号88〜90で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(B01−12)、
    配列番号95〜97で表される重鎖可変領域のCDR配列および配列番号98〜100で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(D02−4)、
    配列番号105〜107で表される重鎖可変領域のCDR配列および配列番号108〜110で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(D02−6)、
    配列番号115〜117で表される重鎖可変領域のCDR配列および配列番号118〜120で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(D02−7)、
    配列番号125〜127で表される重鎖可変領域のCDR配列および配列番号128〜130で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(D02−11)、ならびに
    配列番号135〜137で表される重鎖可変領域のCDR配列および配列番号138〜140で表される軽鎖可変領域のCDR配列を含む抗体(D02−13)。
  54. 結合剤が、下記抗体からなる群より選択される抗−C4.4a抗体または抗原結合抗体フラグメントである、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜53のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体:
    配列番号81で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号82で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(B01−7)、
    配列番号33で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号29で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(M31−B01)、
    配列番号34で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号30で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(M20−D02S−A)、
    配列番号35で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号31で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(M60−G03)、
    配列番号36で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号32で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(M36−H02)、
    配列番号51で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号52で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(B01−3)、
    配列番号61で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号62で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(B01−5)、
    配列番号71で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号72で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(B01−7)、
    配列番号91で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号92で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(B01−12)、
    配列番号101で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号102で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(D02−4)、
    配列番号111で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号112で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(D02−6)、
    配列番号121で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号122で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(D02−7)、
    配列番号131で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号132で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(D02−11)、ならびに
    配列番号141で表される重鎖可変領域のアミノ酸配列および配列番号142で表される軽鎖可変領域のアミノ酸配列を含む抗体(D02−13)。
  55. 結合剤が、下記抗体からなる群より選択される抗−C4.4a抗体または抗原結合抗体フラグメントである、請求項1〜5、13〜22、27〜30、32、33および36〜54のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体:
    配列番号346で表される軽鎖のアミノ酸配列および配列番号347で表される重鎖のアミノ酸配列を含む抗体(M31−B01)、
    配列番号352で表される軽鎖のアミノ酸配列および配列番号353で表される重鎖のアミノ酸配列を含む抗体(B01−3)、
    配列番号364で表される軽鎖のアミノ酸配列および配列番号365で表される重鎖のアミノ酸配列を含む抗体(B01−10)、ならびに
    配列番号382で表される軽鎖のアミノ酸配列および配列番号383で表される重鎖のアミノ酸配列を含む抗体(D02−6)。
  56. 疾患治療および/または予防する方法における使用のための、請求項1〜5、13〜22、27〜30、および32〜55のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体または化合物。
  57. 過剰増殖および/または血管新生疾患を治療および/または予防する方法における使用のための、請求項1〜5、13〜22、27〜30、および32〜55のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体または化合物。
  58. 過剰増殖および/または血管新生疾患を治療および/または予防する薬物の製造のための、請求項1〜5、13〜22、27〜30、および32〜55のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体または化合物。
  59. 不活性で非毒性の薬学的に適切な賦形剤と組み合わせて、請求項1〜22および24〜55のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体または化合物を含む、医薬。
  60. 1つまたは複数の抗過剰増殖剤、細胞分裂阻害物質または細胞傷害性物質と組み合わせて、請求項1〜22および24〜55のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体または化合物を含む、医薬。
  61. 過剰増殖および/または血管新生疾患治療および/または予防する方法における使用のための、請求項59または60に記載の医薬。
  62. 請求項1〜のいずれか1項に記載の一般式(Ia)で示される結合剤−薬物複合体の調製方法であって、
    結合剤の緩衝液中溶液を、
    [A]切な還元剤と混合し、その後、式(IIa):
    Figure 2014512375
    (IIa)
    [式中、D、L 、B、L およびR 35 は、それぞれ、請求項1〜5のいずれか1項で示された定義を有する]
    で示される化合物と反応させ、式(Ia−A):
    Figure 2014512375
    (Ia−A)
    [式中、n、AK 、D、L 、B、L およびR 35 は、それぞれ、請求項1〜5のいずれか1項で示された定義を有する]
    で示される化合物を得るか、
    または
    [B] 式(IIIa):
    Figure 2014512375
    (IIIa)
    [式中、D、L 、B、L およびR 35 は、それぞれ、請求項1〜5のいずれか1項で示された定義を有する]
    で示される化合物と反応させ、式(Ia−B):
    Figure 2014512375
    (Ia−B)、
    [式中、n、AK 、D、L 、B、L およびR 35 は、それぞれ、請求項1〜5のいずれか1項で示された定義を有する]
    で示される結合剤−薬物複合体を得る、
    という点を特徴とする方法。
  63. 還元剤が、ジチオトレイトールまたはトリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン塩酸塩からなる群から選択される、請求項23または62に記載の方法。
  64. 有効量の請求項1〜22および24〜55のいずれか1項に記載の結合剤−薬物複合体もしくは化合物の少なくとも1つまたは請求項59もしくは60に記載の医薬を使用する、非ヒト動物の過剰増殖および/または血管新生疾患の治療および/または予防方法。
  65. AKおよびAK の各々が抗体B01−3、B01−10もしくはD02−6の6つのCDR配列、抗体B01−3、B01−10もしくはD02−6の軽鎖可変領域および重鎖可変領域、または抗体B01−3、B01−10もしくはD02−6の軽鎖および重鎖を含む抗体である、請求項62に記載の方法により調製された化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは該塩の溶媒和物。
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