JP2014510683A - エレベータの正常作動状態をテストするための方法および装置 - Google Patents

エレベータの正常作動状態をテストするための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、エレベータの正常作動状態をテストするための方法に関し、以下の手段を有する:z方向に移動可能なエレベータかご(3)に加速度測定装置(5)であって、これを使用して前記エレベータかご(3)のz方向における加速度が経時的に測定可能とされた加速度測定装置(5)を設けること、定点に対する前記エレベータかご(3)またはカウンタウエイト(4)の距離を経時的に測定するための光学距離測定装置(7)を設けること、前記加速度測定装置(5)を使用して測定される第1の値と、前記距離測定装置(7)を使用して測定される第2の値とを同時に検出すること、および前記第1および第2の値を使用し、前記エレベータかご(3)の運動を再現する行程曲線(Ak,Bk)を作成すること。

Description

本発明はエレベータの正常作動状態をテストするための方法および装置に関する。
ドイツ公開特許公報 DE 10 2009 026 992 A1 はエレベータの正常作動状態をテストするための方法を開示する。駆動綱車の駆動円滑安定性をテストするために、ここではブレーキ装置の起動中にエレベータかごは上方へ移動させられる。同時に、光学距離センサを使用し、固定された測定点からのエレベータかごの距離が経時的に測定される。そして、これを使用して測定された値から、駆動綱車の駆動円滑安定性が確かめられる。
ドイツ公開特許公報 DE 10 2006 042 909 A1 は、駆動綱車の駆動円滑安定性を決定するための更なる方法を開示する。駆動円滑安定性を確かめるために、上行中のエレベータかごの減速中に起こるブレーキの加増が確かめられる。そのために、ブレーキの加増を記録するためのセンサが、エレベータかごと駆動綱車とに取り付けられる。こうして得られたブレーキの加増を再現する測定値は、駆動円滑安定性を確かめるために直接使用される。ブレーキの加増の測定値からは、エレベータかごの正確な行程曲線を作り出すことはできない。
ギリシャ公開実用新案公報 GR 89 04 375 U1 は、エレベータにおける物理的諸元を記録するための装置を開示する。ここでは、行程センサが駆動綱車に設けられ、評価ユニットに接続される。行程センサは、有孔の円板と、有孔の円板を走査する少なくとも一つの光遮断層とを有する。更にまた、力測定信号送信器が設けられ、これを使用してケーブルウィンチにより伝達されかつエレベータかごの移動シーケンスを定める力が決定できる。特に、力測定信号送信器により、駆動綱車の駆動円滑安定性を確かめることができる。この提案された装置は、エレベータに不可欠の部分である。その製造は高コストである。エレベータの正常作動状態を、独立したテスト会社がテストするのは不適切である。
本発明の目的は、従来技術にかかる欠点を除去することにある。特に、可能な限り最少の出費でエレベータの正常作動状態のテストを可能にする方法が示される。本発明の更なる目的によれば、その方法を実施するための可能な限り最も簡単でかつ安価に設計される装置が示される。
この目的は、特許請求の範囲1,12および18の特徴により達成される。本発明の有利な実施形態は、特許請求の範囲2〜11および13〜17の特徴に由来する。
本発明によれば、以下の手段を有する、エレベータの正常作動状態をテストするための方法が提案される:
z方向に移動可能なエレベータかごに、加速度測定装置であって、これを使用して前記エレベータかごのz方向における加速度が経時的に測定可能とされた加速度測定装置、を設けること、
定点に対する前記エレベータかごまたはカウンタウエイトの距離を経時的に測定するための光学距離測定装置を設けること、
前記加速度測定装置を使用して測定される第1の値と、前記距離測定装置を使用して測定される第2の値とを同時に記録すること、および、
前記第1および第2の値を使用し、前記エレベータかごの運動を再現する行程曲線を作成すること。
本発明の意味では、用語「z方向」は、エレベータかごの移動方向として概ね理解される。xおよびy方向は、z方向に垂直に広がる平面に渡される。
「定点」は、エレベータのエレベータ軸上の点として理解される。それは望ましくはエレベータ軸の軸底である。例えばその軸底に、光学距離測定装置の送/受信ユニットが配置できる。この距離測定装置によれば、定点に対するエレベータかごまたはカウンタウエイトの距離を迅速かつ正確に経時的に測定できる。
本発明により提案される、光学距離測定装置を使用してのエレベータかごまたはカウンタウエイトの距離の経時的な測定と、エレベータかごの加速度の測定との組合せにより、簡単で迅速でかつ安価に、正確な行程曲線を作成することができる。これらから、エレベータの正常作動状態をテストするために必要な全ての本質的で重要な量を確かめることができる。行程曲線の作成や適切なパラメータの決定は、所定のアルゴリズムを使用して、コンピュータにより最もよく達成される。
本発明の有利な実施形態によれば、使用される距離測定装置は、レーザー型のものである。この種のレーザー距離測定装置によれば、例えば走行時測定により位相差から、定点に対するエレベータかごまたはカウンタウエイトの距離を高い時間分解能で測定することができる。冒頭で言及したように、DE 10 2009 026 992 A1 には、適当なレーザー距離測定装置が更に詳細に記載されており、これによりそのレーザー距離測定装置の記述に関する開示内容が援用される。
この加速度測定装置によれば、x,yおよびz方向の加速度が都合よく経時的に測定できる。ここで、加速度測定装置は、エレベータかごのエレベータかご扉に取り付けることもできる。これにより、エレベータかごのz方向の行程に伴うエレベータかご扉の運動をより正確に記録することも可能となる。
更に有利な実施形態によれば、測定された第1の値は、加速度測定装置を使用してデータ記録として保存される。保存されたデータ記録は、望ましくは、加速度測定装置に設けられたインタフェースを介して評価ユニットに送信される。つまり、提案された加速度測定装置は、好ましくは、加速度センサ、プロセッサ、リアルタイムクロック、メモリ、インタフェースおよび電池を含む完備したユニットであることを意味する。これにより記録されるデータ記録は、エレベータかごの所定の移動シーケンスの完了の後、評価ユニット、例えばコンピュータ、に送信可能とされ、そこでは適当なプログラムを使用して更に処理可能とされている。
本発明による方法を実施するために、従来から利用できる加速度測定装置を使用することができる。一例は、Waveland,MS 3957 6,USA所在のGulf Coast Data Concepts,LLC社の製品「USB Accelerometer Model X6―2」である。
本発明により提案される距離測定および加速度測定の組合せのため、第1の値は、特に有利な実施形態を使用することにより、第2の値を使用して補正することができる。第1の値の補正、特にz方向の加速度に関する第1の値の補正のために、有利な実施形態に従い、第2の値に基づいて少なくとも一つの積分定数が算出される。これにより、不正確であるかまたは第1の値の測定の経過中に変化する積分定数に起因するエラーの回避が可能となる。その結果、提案された方法を使用して、速度および/または加速度の進展に関する情報も含め得る特に正確な行程曲線を特定することができる。
補正の前に、第1および第2の値を同期させておくのが好都合である。この種の同期は、値がリアルタイムにより登録されている場合に特に容易に行うことができる。
行程曲線として、[行程/時間]および/または[速度/時間]および/または[行程/加速度]線図を作成するのが望ましい。それは、エレベータかごまたはエレベータかご扉の、xおよび/またはy方向の運動を行程または時間経過に沿って出力することもできる。[行程/加速度]線図内にエレベータかごまたはエレベータかご扉のx/y方向の加速度を行程にわたって表示するのが特に好都合であると判明している。これにより、エレベータかごまたはエレベータかご扉の、x/y方向の加速度を行程により迅速かつ容易に検出することが可能となる。
補正された第1の値と第2の値との比較から、懸垂網車上の懸垂ケーブルのケーブルすべりを決定することもできる。これにより、駆動円滑安定性および/または駆動綱車の摩耗状態を簡単で安価に決定することが確実に可能となる。
提案される方法によれば、エレベータの動作シーケンスのいかなる欠陥も簡単で迅速でかつ安価に検出し、特定することができる。さらに、所定の移動シーケンスからの任意の乱れや乖離が、何処で、かつどの速度および/または加速度で発生するのかを決定することができる。これにより、エレベータの移動シーケンスまたは作動中の不具合の迅速で簡単でかつ安価な診断が可能となる。
更に本発明によれば、エレベータの正常作動状態をテストするための装置が提案される― その装置は以下を含む:
それを用いてエレベータかごの加速度が経時的に測定可能とされ、これにより測定された第1の値がこれにより保存可能とされた加速度測定装置、
それを用いて定点に対するエレベータかごまたはカウンタウエイトの距離が経時的に測定可能とされ、これにより測定される第2の値がこれにより保存可能とされた光学距離測定装置、および
前記加速度測定装置および前記距離測定装置により送信される前記第1および第2の値を本発明の方法により評価するためのプログラム付き評価ユニット。
提案された装置は、簡単にかつ安価に製造できる。適当な距離測定装置および加速度測定装置は従来から利用できる。評価ユニットは、例えば、比較的安価に入手できるラップトップである。
本発明の有利な実施形態によれば、光学距離測定装置は、レーザー距離測定装置である。この種のレーザー距離測定装置においては、例えば、送信される光ビームは、所定周波数で変調される。送信された光ビームは、エレベータかごに取り付けられたリフレクタにより受信器へと反射可能とされている。そこでは、送信光ビームと受信光ビーム間の位相のずれから光伝搬時間が決定可能とされ、またこれから、好ましくは定点を形成する距離測定装置とエレベータかご間の距離が決定可能とされている。
更なる特に有利な実施形態によれば、加速度測定装置には固定装置、好ましくは磁石、が設けられる。これにより、エレベータかごまたはエレベータかご扉への、またはカウンタウエイトへの加速度測定装置の簡単な取付けが可能となる。
本発明の更なる実施形態によれば、加速度測定装置は電源用の電池を含む。加速度測定装置はネットワークから独立することが好ましい。それは、磁石を使用して、例えばエレベータかごに迅速且つ容易に取り付け可能な扱いやすい移動性モジュールとして設計できる。
加速度測定装置には、さらにUSB、IRまたはブルートゥース・インタフェースを設けることができる。これにより、加速度測定装置またはデータ記録を使用して測定された値を、迅速且つ容易に評価ユニットに送信することが可能となる。
加速度測定装置によれば、x,yおよびz方向の加速度を都合よく測定することができる。これにより、特に、エレベータかご内またはエレベータかごの扉内におけるx/y平面内の加速度を、行程および/または時間経過に伴って検出することが可能となる。
更に本発明によれば、本発明による装置付きのエレベータが提案され、そのエレベータかご、特にエレベータかごの扉に加速度測定装置が取り付けられている。加速度測定装置がエレベータかご扉に取り付けられている場合は、z方向におけるエレベータかごの位置に応じるエレベータかご扉の運動をより正確に記録することができる。本発明による装置は、それ故、エレベータの作動中の不具合を検出するために、そしてまた新規なエレベータの開発のための開発援助手段としても、使用することができる。
本発明により、簡単で迅速でかつ安価に、正確な行程曲線を作成することができるとともに、エレベータの正常作動状態をテストするために必要な全ての本質的で重要な量を確かめることができる。
エレベータの略図である。 第1の行程曲線である。 第2の行程曲線である。
以下では、本発明の設計例を、図面に基づいてより詳細に説明する。
図1に示すエレベータにおいて、懸垂ケーブル2が駆動綱車1に架け渡され、その懸垂ケーブル2の一端にはエレベータかご3が、他端にはカウンタウエイト4が、それぞれ取り付けられている。符号5は加速度測定装置を示し、例えば「USBスティック」のように設計されたものであり、例えば磁石によって、エレベータかご3の天井に留められている。
レーザー距離測定装置7は、その送信/受信光ビームが符号8で示されているが、ここでは詳細が示されていないエレベータ軸の軸底6に支持されている。レーザー距離測定装置7は、本実施形態ではラップトップである評価ユニット9に接続されている。
加速度測定装置5は、例えば、従来の自身で動作する加速度測定装置5、またはそれを使用してx,yおよびz方向の加速度が経時的に測定可能ないわゆるデータ・ロガーである。この種の加速度測定装置5は、加速度センサ、リアルタイムクロック、プロセッサ、電流源、記憶装置、およびデータ記録を伝送するためのインタフェースを備えている。インタフェースの代わりに、それにデータ記録が記録されるメモリ・カードを備えることもできる。測定シーケンスの完了の後、メモリ・カードは取り外され、データ転送のために評価ユニットに接続できるようになっている。
エレベータの正常作動状態をテストするための手順は次の通りである:
最初に、加速度センサがエレベータかご3に取り付けられる。また、距離測定装置7は、望ましくは軸底6に支持される。その送信/受信光ビーム8は、エレベータかご3の底に取り付けられたリフレクタ(不図示)に向けられる。この場合、軸底6に支持される距離測定装置7が、それに対してエレベータかご3の距離が経時的に測定される定点である。
次に、所定の規則に従って、エレベータかご3の一定の移動シーケンスが行われる。その移動シーケンスの完了の後、加速度測定装置5がエレベータかご3から取り外される。そのなかに保存されているデータ記録が評価ユニット9に送信される。
図2は、加速度測定装置5を使用して得られた第1の値だけに基づいて、従来の仕方で作成された行程曲線を示す。第1の曲線Aは、第1の値から導き出されたエレベータかご3の速度を時間経過とともに再現している。第2の曲線Bは、曲線Aから決定されたエレベータかご3の行程を時間経過とともに再現している。
第1の曲線Aは、第1の値の積分により得られる。それは、不都合にもその零位置に対して変移している(ドリフトしている)。第2の曲線Bは、第1の値の二重積分により得られる。積分定数および/または測定中のそれらの変化についての正確な知識を欠いていることにより、特に第2の曲線Bの結果は、実際のものとはかなり違ったものになっている。
図3において、補正された第1の曲線Akは、エレベータかご3の速度を時間経過とともに提示し、補正された第2の曲線Bkは、エレベータかご3の行程を時間経過とともに提示している。補正された第1の曲線Akを作成するための基礎となるものは、加速度測定装置5を使用して測定された第1の値である。距離測定装置7により、距離測定装置7に対するエレベータかご3の距離を時間経過とともに再現する第2の値が測定され、この第2の値を使用して第1の値を補正するための積分定数が決定される。補正された第1の値を基礎として、補正された第1の曲線Akが作成される。図3からわかるように、速度を時間にわたって再現している第1の曲線Akは、零位置に対していかなる変移も示さない。この実施形態においては、加速度測定装置5より低い時間分解能を有する距離測定装置7を第2の値を測定するものとして使用することができる。距離測定装置7としては、比較的安価に入手できるレーザー距離測定装置を使用することができる。
補正された第1の値の積分に由来して得られる補正された第2の曲線Bkは、エレベータかご3の行程を時間経過とともに再現している。補正された第2の曲線Bkは、図3と図2との比較から全く明らかなように、実際の状態に対応する。補正された第2の曲線Bkにおける各平坦域は、一つの階でのエレベータかご3の停止に対応する。平坦域は、図3では相互に対称的に配置されており、エレベータかご3の所定階での停止を伴う上行および下行に対応している。補正された第1の曲線Akは、補正された第2の曲線Bkと正確に相互に関連している。
図示されてはいないが、図3に示した補正された第2の曲線Bkは、エレベータかご3またはエレベータかご扉のxおよび/またはy方向の運動を再現する曲線とも、特に付加的に相互に関連づけることができる。
これにより、例えばエレベータかご扉が所定の階に到着する前にすでに開いているかどうか、もしそうであれば所定の階に到着する前にどの状態で開放動作が開始するか、の決定が可能となる。
1 駆動綱車
2 懸垂ケーブル
3 エレベータかご
4 カウンタウエイト
5 加速度測定装置
6 軸底
7 距離測定装置
8 送信/受信光ビーム
9 評価ユニット
A 第1の曲線
B 第2の曲線
Ak 補正された第1の曲線
Bk 補正された第2の曲線
本発明はエレベータの正常作動状態をテストするための方法および装置に関する。
ドイツ公開特許公報 DE 10 2009 026 992 A1 はエレベータの正常作動状態をテストするための方法を開示する。駆動綱車の駆動円滑安定性をテストするために、ここではブレーキ装置の起動中にエレベータかごは上方へ移動させられる。同時に、光学距離センサを使用し、固定された測定点からのエレベータかごの距離が経時的に測定される。そして、これを使用して測定された値から、駆動綱車の駆動円滑安定性が確かめられる。
ドイツ公開特許公報 DE 10 2006 042 909 A1 は、駆動綱車の駆動円滑安定性を決定するための更なる方法を開示する。駆動円滑安定性を確かめるために、上行中のエレベータかごの減速中に起こるブレーキの加増が確かめられる。そのために、ブレーキの加増を記録するためのセンサが、エレベータかごと駆動綱車とに取り付けられる。こうして得られたブレーキの加増を再現する測定値は、駆動円滑安定性を確かめるために直接使用される。ブレーキの加増の測定値からは、エレベータかごの正確な行程曲線を作り出すことはできない。
ギリシャ公開実用新案公報 GR 89 04 375 U1 は、エレベータにおける物理的諸元を記録するための装置を開示する。ここでは、行程センサが駆動綱車に設けられ、評価ユニットに接続される。行程センサは、有孔の円板と、有孔の円板を走査する少なくとも一つの光遮断層とを有する。更にまた、力測定信号送信器が設けられ、これを使用してケーブルウィンチにより伝達されかつエレベータかごの移動シーケンスを定める力が決定できる。特に、力測定信号送信器により、駆動綱車の駆動円滑安定性を確かめることができる。この提案された装置は、エレベータに不可欠の部分である。その製造は高コストである。エレベータの正常作動状態を、独立したテスト会社がテストするのは不適切である。
本発明の目的は、従来技術にかかる欠点を除去することにある。特に、可能な限り最少の出費でエレベータの正常作動状態のテストを可能にする方法が示される。本発明の更なる目的によれば、その方法を実施するための可能な限り最も簡単でかつ安価に設計される装置が示される。
この目的は、特許請求の範囲1,12および18の特徴により達成される。本発明の有利な実施形態は、特許請求の範囲2〜11および13〜17の特徴に由来する。
本発明によれば、以下の手段を有する、エレベータの正常作動状態をテストするための方法が提案される:
z方向に移動可能なエレベータかごに、加速度測定装置であって、これを使用して前記エレベータかごのz方向における加速度が経時的に測定可能とされた加速度測定装置、を設けること、
定点に対する前記エレベータかごまたはカウンタウエイトの距離を経時的に測定するための光学距離測定装置を設けること、
前記加速度測定装置を使用して測定される第1の値と、前記距離測定装置を使用して測定される第2の値とを同時に記録すること、および、
前記第1および第2の値を使用し、前記エレベータかごの運動を再現する行程曲線を作成すること。
本発明の意味では、用語「z方向」は、エレベータかごの移動方向として概ね理解される。xおよびy方向は、z方向に垂直に広がる平面に渡される。
「定点」は、エレベータのエレベータ軸上の点として理解される。それは望ましくはエレベータ軸の軸底である。例えばその軸底に、光学距離測定装置の送/受信ユニットが配置できる。この距離測定装置によれば、定点に対するエレベータかごまたはカウンタウエイトの距離を迅速かつ正確に経時的に測定できる。
本発明により提案される、光学距離測定装置を使用してのエレベータかごまたはカウンタウエイトの距離の経時的な測定と、エレベータかごの加速度の測定との組合せにより、簡単で迅速でかつ安価に、正確な行程曲線を作成することができる。これらから、エレベータの正常作動状態をテストするために必要な全ての本質的で重要な量を確かめることができる。行程曲線の作成や適切なパラメータの決定は、所定のアルゴリズムを使用して、コンピュータにより最もよく達成される。
本発明の有利な実施形態によれば、使用される距離測定装置は、レーザー型のものである。この種のレーザー距離測定装置によれば、例えば走行時測定により位相差から、定点に対するエレベータかごまたはカウンタウエイトの距離を高い時間分解能で測定することができる。冒頭で言及したように、DE 10 2009 026 992 A1 には、適当なレーザー距離測定装置が更に詳細に記載されており、これによりそのレーザー距離測定装置の記述に関する開示内容が援用される。
この加速度測定装置によれば、x,yおよびz方向の加速度が都合よく経時的に測定できる。ここで、加速度測定装置は、エレベータかごのエレベータかご扉に取り付けることもできる。これにより、エレベータかごのz方向の行程に伴うエレベータかご扉の運動をより正確に記録することも可能となる。
更に有利な実施形態によれば、測定された第1の値は、加速度測定装置を使用してデータ記録として保存される。保存されたデータ記録は、望ましくは、加速度測定装置に設けられたインタフェースを介して評価ユニットに送信される。つまり、提案された加速度測定装置は、好ましくは、加速度センサ、プロセッサ、リアルタイムクロック、メモリ、インタフェースおよび電池を含む完備したユニットであることを意味する。これにより記録されるデータ記録は、エレベータかごの所定の移動シーケンスの完了の後、評価ユニット、例えばコンピュータ、に送信可能とされ、そこでは適当なプログラムを使用して更に処理可能とされている。
本発明による方法を実施するために、従来から利用できる加速度測定装置を使用することができる。一例は、Waveland,MS 3957 6,USA所在のGulf Coast Data Concepts,LLC社の製品「USB Accelerometer Model X6―2」である。
本発明により提案される距離測定および加速度測定の組合せのため、第1の値は、特に有利な実施形態を使用することにより、第2の値を使用して補正することができる。第1の値の補正、特にz方向の加速度に関する第1の値の補正のために、有利な実施形態に従い、第2の値に基づいて少なくとも一つの積分定数が算出される。これにより、不正確であるかまたは第1の値の測定の経過中に変化する積分定数に起因するエラーの回避が可能となる。その結果、提案された方法を使用して、速度および/または加速度の進展に関する情報も含め得る特に正確な行程曲線を特定することができる。
補正の前に、第1および第2の値を同期させておくのが好都合である。この種の同期は、値がリアルタイムにより登録されている場合に特に容易に行うことができる。
行程曲線として、[行程/時間]および/または[速度/時間]および/または[行程/加速度]線図を作成するのが望ましい。それは、エレベータかごまたはエレベータかご扉の、xおよび/またはy方向の運動を行程または時間経過に沿って出力することもできる。[行程/加速度]線図内にエレベータかごまたはエレベータかご扉のx/y方向の加速度を行程にわたって表示するのが特に好都合であると判明している。これにより、エレベータかごまたはエレベータかご扉の、x/y方向の加速度を行程により迅速かつ容易に検出することが可能となる。
提案される方法によれば、エレベータの動作シーケンスのいかなる欠陥も簡単で迅速でかつ安価に検出し、特定することができる。さらに、所定の移動シーケンスからの任意の乱れや乖離が、何処で、かつどの速度および/または加速度で発生するのかを決定することができる。これにより、エレベータの移動シーケンスまたは作動中の不具合の迅速で簡単でかつ安価な診断が可能となる。
更に本発明によれば、エレベータの正常作動状態をテストするための装置が提案される― その装置は以下を含む:
それを用いてエレベータかごの加速度が経時的に測定可能とされ、これにより測定された第1の値がこれにより保存可能とされた加速度測定装置、
それを用いて定点に対するエレベータかごまたはカウンタウエイトの距離が経時的に測定可能とされ、これにより測定される第2の値がこれにより保存可能とされた光学距離測定装置、および
前記加速度測定装置および前記距離測定装置により送信される前記第1および第2の値を本発明の方法により評価するためのプログラム付き評価ユニット。
提案された装置は、簡単にかつ安価に製造できる。適当な距離測定装置および加速度測定装置は従来から利用できる。評価ユニットは、例えば、比較的安価に入手できるラップトップである。
本発明の有利な実施形態によれば、光学距離測定装置は、レーザー距離測定装置である。この種のレーザー距離測定装置においては、例えば、送信される光ビームは、所定周波数で変調される。送信された光ビームは、エレベータかごに取り付けられたリフレクタにより受信器へと反射可能とされている。そこでは、送信光ビームと受信光ビーム間の位相のずれから光伝搬時間が決定可能とされ、またこれから、好ましくは定点を形成する距離測定装置とエレベータかご間の距離が決定可能とされている。
更なる特に有利な実施形態によれば、加速度測定装置には固定装置、好ましくは磁石、が設けられる。これにより、エレベータかごまたはエレベータかご扉への、またはカウンタウエイトへの加速度測定装置の簡単な取付けが可能となる。
本発明の更なる実施形態によれば、加速度測定装置は電源用の電池を含む。加速度測定装置はネットワークから独立することが好ましい。それは、磁石を使用して、例えばエレベータかごに迅速且つ容易に取り付け可能な扱いやすい移動性モジュールとして設計できる。
加速度測定装置には、さらにUSB、IRまたはブルートゥース・インタフェースを設けることができる。これにより、加速度測定装置またはデータ記録を使用して測定された値を、迅速且つ容易に評価ユニットに送信することが可能となる。
加速度測定装置によれば、x,yおよびz方向の加速度を都合よく測定することができる。これにより、特に、エレベータかご内またはエレベータかごの扉内におけるx/y平面内の加速度を、行程および/または時間経過に伴って検出することが可能となる。
更に本発明によれば、本発明による装置付きのエレベータが提案され、そのエレベータかご、特にエレベータかごの扉に加速度測定装置が取り付けられている。加速度測定装置がエレベータかご扉に取り付けられている場合は、z方向におけるエレベータかごの位置に応じるエレベータかご扉の運動をより正確に記録することができる。本発明による装置は、それ故、エレベータの作動中の不具合を検出するために、そしてまた新規なエレベータの開発のための開発援助手段としても、使用することができる。
本発明により、簡単で迅速でかつ安価に、正確な行程曲線を作成することができるとともに、エレベータの正常作動状態をテストするために必要な全ての本質的で重要な量を確かめることができる。
エレベータの略図である。 第1の行程曲線である。 第2の行程曲線である。
以下では、本発明の設計例を、図面に基づいてより詳細に説明する。
図1に示すエレベータにおいて、懸垂ケーブル2が駆動綱車1に架け渡され、その懸垂ケーブル2の一端にはエレベータかご3が、他端にはカウンタウエイト4が、それぞれ取り付けられている。符号5は加速度測定装置を示し、例えば「USBスティック」のように設計されたものであり、例えば磁石によって、エレベータかご3の天井に留められている。
レーザー距離測定装置7は、その送信/受信光ビームが符号8で示されているが、ここでは詳細が示されていないエレベータ軸の軸底6に支持されている。レーザー距離測定装置7は、本実施形態ではラップトップである評価ユニット9に接続されている。
加速度測定装置5は、例えば、従来の自身で動作する加速度測定装置5、またはそれを使用してx,yおよびz方向の加速度が経時的に測定可能ないわゆるデータ・ロガーである。この種の加速度測定装置5は、加速度センサ、リアルタイムクロック、プロセッサ、電流源、記憶装置、およびデータ記録を伝送するためのインタフェースを備えている。インタフェースの代わりに、それにデータ記録が記録されるメモリ・カードを備えることもできる。測定シーケンスの完了の後、メモリ・カードは取り外され、データ転送のために評価ユニットに接続できるようになっている。
エレベータの正常作動状態をテストするための手順は次の通りである:
最初に、加速度センサがエレベータかご3に取り付けられる。また、距離測定装置7は、望ましくは軸底6に支持される。その送信/受信光ビーム8は、エレベータかご3の底に取り付けられたリフレクタ(不図示)に向けられる。この場合、軸底6に支持される距離測定装置7が、それに対してエレベータかご3の距離が経時的に測定される定点である。
次に、所定の規則に従って、エレベータかご3の一定の移動シーケンスが行われる。その移動シーケンスの完了の後、加速度測定装置5がエレベータかご3から取り外される。そのなかに保存されているデータ記録が評価ユニット9に送信される。
図2は、加速度測定装置5を使用して得られた第1の値だけに基づいて、従来の仕方で作成された行程曲線を示す。第1の曲線Aは、第1の値から導き出されたエレベータかご3の速度を時間経過とともに再現している。第2の曲線Bは、曲線Aから決定されたエレベータかご3の行程を時間経過とともに再現している。
第1の曲線Aは、第1の値の積分により得られる。それは、不都合にもその零位置に対して変移している(ドリフトしている)。第2の曲線Bは、第1の値の二重積分により得られる。積分定数および/または測定中のそれらの変化についての正確な知識を欠いていることにより、特に第2の曲線Bの結果は、実際のものとはかなり違ったものになっている。
図3において、補正された第1の曲線Akは、エレベータかご3の速度を時間経過とともに提示し、補正された第2の曲線Bkは、エレベータかご3の行程を時間経過とともに提示している。補正された第1の曲線Akを作成するための基礎となるものは、加速度測定装置5を使用して測定された第1の値である。距離測定装置7により、距離測定装置7に対するエレベータかご3の距離を時間経過とともに再現する第2の値が測定され、この第2の値を使用して第1の値を補正するための積分定数が決定される。補正された第1の値を基礎として、補正された第1の曲線Akが作成される。図3からわかるように、速度を時間にわたって再現している第1の曲線Akは、零位置に対していかなる変移も示さない。この実施形態においては、加速度測定装置5より低い時間分解能を有する距離測定装置7を第2の値を測定するものとして使用することができる。距離測定装置7としては、比較的安価に入手できるレーザー距離測定装置を使用することができる。
補正された第1の値の積分に由来して得られる補正された第2の曲線Bkは、エレベータかご3の行程を時間経過とともに再現している。補正された第2の曲線Bkは、図3と図2との比較から全く明らかなように、実際の状態に対応する。補正された第2の曲線Bkにおける各平坦域は、一つの階でのエレベータかご3の停止に対応する。平坦域は、図3では相互に対称的に配置されており、エレベータかご3の所定階での停止を伴う上行および下行に対応している。補正された第1の曲線Akは、補正された第2の曲線Bkと正確に相互に関連している。
図示されてはいないが、図3に示した補正された第2の曲線Bkは、エレベータかご3またはエレベータかご扉のxおよび/またはy方向の運動を再現する曲線とも、特に付加的に相互に関連づけることができる。
これにより、例えばエレベータかご扉が所定の階に到着する前にすでに開いているかどうか、もしそうであれば所定の階に到着する前にどの状態で開放動作が開始するか、の決定が可能となる。
1 駆動綱車
2 懸垂ケーブル
3 エレベータかご
4 カウンタウエイト
5 加速度測定装置
6 軸底
7 距離測定装置
8 送信/受信光ビーム
9 評価ユニット
A 第1の曲線
B 第2の曲線
Ak 補正された第1の曲線
Bk 補正された第2の曲線

Claims (18)

  1. 以下の手段を有する、エレベータの正常作動状態をテストするための方法:
    z方向に移動可能なエレベータかご(3)に、加速度測定装置(5)であって、これを使用して前記エレベータかご(3)のz方向における加速度を経時的に測定可能とされた加速度測定装置(5)、を設けること、
    定点に対する前記エレベータかご(3)またはカウンタウエイト(4)の距離を経時的に測定するための光学距離測定装置(7)を設けること、
    前記加速度測定装置(5)を使用して測定される第1の値と、前記距離測定装置(7)を使用して測定される第2の値とを同時に記録すること、および
    前記第1および第2の値を使用し、前記エレベータかご(3)の運動を再現する行程曲線(Ak,Bk)を作成すること。
  2. 前記距離測定装置(7)として、レーザー距離測定装置が使用される請求項1に記載の方法。
  3. 前記エレベータかご(3)または前記カウンタウエイト(4)のx,yおよび/またはz方向の加速度は、前記加速度測定装置(5)を使用して経時的に測定される請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記加速度測定装置(5)は、前記エレベータかご(3)のエレベータかご扉に留められる請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記測定された第1の値は、前記加速度測定装置(5)を使用してデータ記録として保存される請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記保存されたデータ記録は、前記加速度測定装置(5)に設けられたインタフェースを介して、評価ユニットに送信される請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記第1の値は、前記第2の値を使用して補正される請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記第1の値の補正のために、前記第2の値から少なくとも一つの積分定数が算出される請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記第1および前記第2の値は、前記補正の前に同期される請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記行程曲線(Ak,Bk)として、[行程/時間]および/または[速度/時間]および/または[行程/加速度]線図が作成される請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記[行程/加速度]線図には、前記エレベータかご(3)または前記エレベータかご扉のx/y方向の加速度が行程にわたって出力される請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 以下を有する、エレベータの正常作動状態をテストするための装置:
    エレベータかご(3)の加速度が経時的に測定可能とされた加速度測定装置(5)であって、これにより測定される第1の値がこれにより保存可能とされた加速度測定装置(5)、
    定点に対する前記エレベータかご(3)またはカウンタウエイト(4)の距離が経時的に測定可能とされた光学距離測定装置(7)であって、これにより測定される第2の値がこれにより保存可能とされた光学距離測定装置(7)、および
    前記加速度測定装置(5)および前記距離測定装置(7)により送信される前記第1および第2の値を請求項1〜11のいずれかに記載の方法により評価するためのプログラム付き評価ユニット(9)。
  13. 前記距離測定装置(7)として、レーザー距離測定装置が使用される請求項12に記載の装置。
  14. 前記加速度測定装置(5)は締結装置、好ましくは磁石、を備えた請求項12または13に記載の装置。
  15. 前記加速度測定装置(5)は、電源用の電池または充電式電池を備えた請求項12〜14のいずれかに記載の装置。
  16. 前記距離測定装置(7)および前記加速度測定装置(7)の少なくとも一方は、USBまたはIRまたはブルートゥースのインタフェースを備えた請求項12〜15のいずれかに記載の装置。
  17. x,yまたはz方向の加速度が、前記加速度測定装置(5)を使用して測定可能とされた請求項12〜16のいずれかに記載の装置。
  18. 前記加速度測定装置(5)が前記エレベータかご(3)、特に前記エレベータかご(3)のエレベータかご扉に取り付けられている請求項12〜17のいずれかに記載の装置を有するエレベータ。
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