JP2014234255A - エレベーターの監視装置 - Google Patents

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【課題】地震発生時における異常通報の集中を抑制し、かつ、その後の通報データの管理も容易であるエレベーターの監視装置を提供する。【解決手段】エレベーターの監視装置において、建物の地震による揺れを感知する地震感知手段と、地震感知手段による感知結果に基づいて動作モードが第1のモードか第2のモードかを判定するモード判定手段と、エレベーターの制御盤からの異常信号に基づいて異常発生を外部に通報するための通報用データを作成するデータ作成手段と、モード判定手段により判定された動作モードが第1のモードである場合に通報用データを通信回線を介して外部へと送信させる制御手段と、を備え、制御手段は、モード判定手段により判定された動作モードが第2のモードである場合には、通報用データの緊急度が予め定められた規準より低いときに当該通報用データの外部への送信を保留させる。【選択図】図1

Description

この発明は、エレベーターの監視装置に関するものである。
従来におけるエレベーターの監視装置においては、通常時は、異常発報を第1の通信回線を介して管轄の監視センターへ送信するが、地震が発生して回線選択手段が起動すると、重要度の低い異常発報が第2の通信回線を介して管轄外の監視センターへ送信されるようになり、重要度の高い異常発報だけが第1の通信回線を介して管轄の監視センターへ送信されるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−037033号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来のエレベーターの監視装置においては、異常通報を管轄と管轄外の別々の監視センターに振り分けて送信するため、ある現場で発生した異常の全容を把握するためには、別々の監視センターに通報されたデータを統合することが必要になり、管理が煩雑である。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、地震発生時における異常通報の集中を抑制し、回線輻輳による緊急度の高い重大な異常の通報漏れを防止するとともに、その後の通報データの管理も容易であるエレベーターの監視装置を得るものである。
この発明に係るエレベーターの監視装置においては、エレベーターが設置された建物の地震による揺れを感知する地震感知手段と、前記地震感知手段による感知結果に基づいて、動作モードが第1のモードか第2のモードかを判定するモード判定手段と、前記エレベーターの制御盤からの異常信号に基づいて、異常発生を外部に通報するための通報用データを作成するデータ作成手段と、前記モード判定手段により判定された動作モードが前記第1のモードである場合に前記通報用データを通信回線を介して外部へと送信させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記モード判定手段により判定された動作モードが前記第2のモードである場合には、前記通報用データの緊急度が予め定められた規準より低いときに当該通報用データの外部への送信を保留させる構成とする。
この発明に係るエレベーターの監視装置においては、地震発生時における異常通報の集中を抑制し、回線輻輳による緊急度の高い重大な異常の通報漏れを防止するとともに、その後の通報データの管理も容易であるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベーターの監視装置を備えたシステムの全体構成図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーターの監視装置の動作を示すフロー図である。
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベーターの監視装置を備えたシステムの全体構成図、図2はエレベーターの監視装置の動作を示すフロー図である。
図1に示すように、ビルA1a内には、エレベーター10が設置されている。エレベーター10の運転は、制御盤11により制御される。制御盤11は、エレベーター10と同じくビルA1a内に設置される。
ビルA1aには、地震波センサー12が設置されている。地震波センサー12は、地震波すなわち地震による揺れを感知する地震感知手段である。より詳しくは、地震波センサー12は、ビルA1aの揺れの加速度を検出する。そして、検出した加速度の大きさを震度に換算して震度信号として出力する。
地震波センサー12から出力された震度信号は、制御盤11へと入力される。制御盤11は、予め定められた地震管制震度(ここでは、例えば、震度4)以上の震度が地震波センサー12により感知された場合には、エレベーター10を地震管制運転へと移行させる。地震管制運転においては、エレベーター10が走行中であれば直ちに緊急停止させた後、最寄階へと移動させ、この最寄階でエレベーター10を戸開待機させる。また、エレベーター10が停止中であれば、この停止階でエレベーター10を戸開待機させる。
ビルA1aには、通報装置20が設置されている。この通報装置20は、エレベーター10で発生した故障等の異常を外部へと通報するためのものである。制御盤11は、エレベーター10の運転制御において、故障等の異常の発生を検知すると、この発生を検知した異常の種別・種類に応じた異常信号を出力する。そして、制御盤11から出力された異常信号は、通報装置20に入力される。
通報装置20に入力された異常信号は、まず、通報装置20が備えるデータ作成部21へと入力される。データ作成部21は、入力された異常信号に基づいて、発生した異常を外部に通報するための通報用データを作成する。この通報用データには、発生が検知された異常の種別・種類に関する情報と発生が検知された日時に関する情報等が含まれている。
データ作成部21により作成された通報用データは、通報装置20が備える中央制御部22へと送られる。中央制御部22は、通報装置20の動作を制御するためのものである。中央制御部22は、通報装置20の現在の動作モードに従って制御を実施する。通報装置20には、2つの動作モードが設定されている。2つの動作モードとは、第1のモードである通常通報モードと、第2のモードである通報制限モードである。
通報装置20の動作モードを通常通報モードと通報制限モードとの間で切り換えるために、通報装置20には、モード判定部23が備えられている。モード判定部23は、地震波センサー12による感知結果に基づいて、動作モードが通常通報モード及び通報制限モードのいずれであるのかを判定する。
具体的には、モード判定部23は、地震波センサー12により予め定められた規準震度(ここでは、例えば、震度4)以上の揺れが感知された場合に、動作モードが通報制限モードであると判定する。一方、地震波センサー12により規準震度以上の揺れが感知されていない場合には、モード判定部23は、動作モードが通常通報モードであると判定する。なお、このモード判定に用いるため、地震波センサー12から出力される震度信号は、制御盤11のみならず通報装置20のモード判定部23へも入力される。
モード判定部23により動作モードが通常通報モードであると判定された場合、通報装置20の動作モードは通常通報モードである。この通常通報モードにおいては、中央制御部22は、データ作成部21により作成された通報用データを外部へと送信させる。
ビルA1aは、通信回線30を介して、外部の監視センター40と通信可能に接続されている。通報装置20は、この通信回線30を介した通信処理を制御するための回線制御部24を備えている。中央制御部22は、回線制御部24の動作を制御することより、通報用データを通信回線30を介して外部へと送信させる。
監視センター40には、1以上の受信装置が設けられている。ここでは、第1の受信装置41a、第2の受信装置41b及び第3の受信装置41cの3つの受信装置が設けられている。これらの受信装置は、それぞれが通信回線30と接続されている。通報装置20から送信された通報用データは、通信回線30を介して、これらの受信装置のいずれかにより受信される。このように受信装置を複数備えることで、負荷を分散させることができる。
受信装置41a〜41cのそれぞれは、監視センター40に設けられた監視サーバー42と通信可能に接続されている。受信装置41a〜41cのいずれかにより受信された通報用データは、監視サーバー42へと送られる。このようにして、ビルA1aのエレベーター10で発生した故障は、通報装置20から通信回線30を介して監視センター40の監視サーバー42へと通報される。
一方、地震波センサー12から規準震度である震度4以上の震度信号が入力され、モード判定部23により動作モードが通報制限モードであると判定されると、通報装置20の動作モードは、通常通報モードから通報制限モードへと切り換えられる。
この通報制限モードにおいては、中央制御部22は、データ作成部21により作成された通報用データを直ちに外部へと送信させるのではなく、まず、この通報用データの緊急度を確認する。
前述したように、通報用データには異常の種別・種類に関する情報が含まれている。そして、異常の種別・種類については、緊急度が予め設定されている。緊急度には序列があり、異常の種別・種類は、最も緊急度の高いものから最も緊急度の低いものまで何段階かに分けられている。
通報制限モードにおいては、中央制御部22は、データ作成部21により作成された通報用データの緊急度が、予め定められた規準より低いか否かを確認する。そして、通報用データの緊急度が規準以上であれば、中央制御部22は、即時に、この通報用データを通信回線30を介して外部の監視センター40へと送信させる。
一方、通報用データの緊急度が規準より低い場合には、中央制御部22は、この通報用データの監視センター40への送信を保留させる。送信を保留された通報用データは、通報装置20が備える記憶部25に記憶される。
そして、通報装置20の動作モードが通報制限モードから通常通報モードへと復帰した時に、中央制御部22は、記憶部25に記憶されている通報用データを通信回線30を介して外部へと送信させる。外部へと送信された通報用データは記憶部25から消去される。
次に、通報装置20の動作モードが通報制限モードから通常通報モードへと復帰する条件について説明する。通報制限モードから通常通報モードへと復帰する条件として、ここでは、具体例を2つ述べる。
まず、第1の例は、通報装置20の動作モードが通報制限モードである場合に、通報装置20が外部から通信許可信号を受信したときに、通報装置20の動作モードが通報制限モードから通常通報モードへと復帰するというものである。
この例においては、監視サーバー42は、図示しない気象庁のサーバーとも接続されている。そして、監視サーバー42は、この気象庁のサーバーから各地域の震度情報を受信することができるようになっている。
監視サーバー42は、気象庁のサーバーから受信した各地域の震度情報に基づいて、監視サーバー42の監視対象であるビルA1aがある地域において、前述した規準震度以上の地震が発生したか否かを確認する。ビルA1aがある地域において規準震度以上の地震が発生したことが確認されると、監視サーバー42は、通信回線30の回線使用率の監視を開始する。
なお、監視サーバー42の監視対象としては、ビルA1a以外にも、ビルB1b及びビルC1c等、複数のビルが存在している。これらのビルB1b及びビルC1cについても、ビルA1aと同様の構成の通報装置20を備えている。
したがって、監視センター40は、複数のビル1a〜1cの通報装置20からの通報を受ける。このような事情もあって、前述したように監視センター40には複数の受信装置41a〜41cが備えられており、複数の通報装置20から同時に行われる通報にも耐えられるようになっている。監視センター40の監視サーバー42は、このような複数のビル1a〜1cから通報を一元的に監視する。
このように、監視サーバー42の監視対象として複数のビル1a〜1cがある場合、監視サーバー42は、気象庁のサーバーから規準震度以上の地震発生とその地域を通知されると、この地域に含まれる監視対象のビル(すなわち、エレベーター10と通報装置20)を特定する。そして、監視サーバー42は、通信回線30の回線使用率の監視を開始する。
ここで、「回線使用率」とは、複数の受信装置41a〜41cのうち、ビル1a〜1cの通報装置20と通信状態にある受信装置の割合である。監視サーバー42は、一定時間毎(例えば1秒毎)に回線使用率を確認する。そして、回線使用率が予め定められた一定値以下(例えば50%以下)の状態が予め定められた一定時間の間(例えば30分間)継続した場合は、先に特定した規準震度以上の地震が発生した地域内のビルの通報装置20に対して、通報許可信号を送信する。
ビル1a〜1cの通報装置20が外部(監視サーバー42)からの通信許可信号を受信すると、中央制御部22は、通報装置20の動作モードを通報制限モードから通常通報モードへと復帰させる。
通報制限モードから通常通報モードへと復帰する条件の第2の例は、通報装置20の動作モードが通報制限モードへと移行してから予め定められた一定時間(例えば6時間)が経過した場合に、動作モードを通常通報モードに復帰させるというものである。
この第2の例においては、通報装置20にはタイマー部26が備えられている。このタイマー部26は、通報装置20の動作モードが通報制限モードへと移行してから予め定められた一定時間(6時間)が経過したか否かを計時する。そして、タイマー部26により一定時間の経過が計られた場合には、中央制御部22は、通報装置20の動作モードを通報制限モードから通常通報モードへと復帰させる。
なお、通報許可信号を用いた第1の例と、タイマー部26を用いた第2の例とを併用するようにしてもよい。例えば、通報装置20の動作モードが通報制限モードへと移行してから一定時間が経過する前に通報許可信号を受信した場合には、その受信の時点で動作モードを通常通報モードに復帰させた上で、タイマー部26による計時は終了する。また、通報装置20の動作モードが通報制限モードへと移行してから通報許可信号を受信することなく一定時間が経過した場合には、その経過の時点で動作モードを通常通報モードに復帰させる。
次に、図2を参照しながら、通報装置20のモード移行動作を流れに沿って説明する。まず、ステップS1において、モード判定部23は、地震波センサー12により規準震度(震度4)以上の地震が感知されたか否かを確認する。規準震度(震度4)以上の地震が感知された場合には、次のステップS2へと進む。ステップS2においては、中央制御部22は、通報装置20の動作モードを通常通報モードから通報制限モードへと移行させる。
続くステップS3において、中央制御部22は、監視センター40からの通報許可信号を受信したか否かを確認する。通報許可信号を受信していない場合にはステップS4へと進む。ステップS4においては、中央制御部22は、タイマー部26によりステップS2で通報制限モードへと移行してから一定時間(ここでは6時間)の経過が計時されたか否かを確認する。ステップS2で通報制限モードへと移行してから、まだ一定時間(6時間)が経過していない場合にはステップS3へと戻る。
一方、ステップS3で通報許可信号を受信した場合、又は、ステップS4で通報制限モードへと移行してから一定時間(6時間)が経過した場合には、ステップS5へと進む。このステップS5においては、中央制御部22は、通報装置20の通報制限モードを解除して、動作モードを通常通報モードへと復帰させる。
続いて、以上のように構成された通報装置20を備えたビルA1a、ビルB1b及びビルC1cがある地域で震度5の地震が発生した場合における想定事例について説明する。
まず、ビルA1aの想定事例について述べる。ビルA1aについては、エレベーター10のかご内に乗客を乗せて運転中に震度5の地震が発生し、この地震によりかご扉が故障して戸開不能となったという状況を想定する。このような状況では、まず、地震波センサー12が震度5の揺れを感知して、その旨の震度信号を制御盤11と通報装置20とに送信する。
この震度5の震度信号を受けて、制御盤11はエレベーター10を地震管制運転へと移行させる。また、モード判定部23は、震度5は規準震度以上であるため、動作モードが通報制限モードであると判定する。この判定結果に従って通報装置20は通報制限モードへと移行する。
地震管制運転によりエレベーター10は最寄階に停止する。しかし、ここで、かご扉に故障が発生してかご内の乗客が降車できない状態となっているため、制御盤11は閉じ込めが発生したと判断し、閉じ込めに対応する故障信号を通報装置20に送信する。
閉じ込めの故障信号を受けた通報装置20は、データ作成部21においてこの故障信号から通報用データを作成する。通報装置20の現在の動作モードは通報制限モードであるため、中央制御部22は、作成された通報用データの緊急度を確認する。
閉じ込めは出来るだけ早く乗客を救出する必要があるため規準値より高い緊急度が設定されている。したがって、中央制御部22は、即時に、閉じ込めの通報用データを通信回線30を介して監視センター40へと送信させる。
次に、ビルB1bの想定事例について述べる。ビルB1bについては、エレベーター10は停止階において待機中であり、かご内に乗客はいない状態で震度5の地震が発生した状況を想定する。また、この地震によりかご内の照明が故障したと想定する。このような状況では、まず、地震波センサー12が震度5の揺れを感知して、その旨の震度信号を制御盤11と通報装置20とに送信する。
この震度5の震度信号を受けて、制御盤11はエレベーター10を地震管制運転へと移行させる。また、モード判定部23は、震度5は規準震度以上であるため、動作モードが通報制限モードであると判定する。この判定結果に従って通報装置20は通報制限モードへと移行する。
地震管制運転により、停止しているエレベーター10は停止階において戸開待機となる。また、制御盤11は、発生した照明の故障を検知し、対応する故障信号を通報装置20に送信する。
照明故障の故障信号を受けた通報装置20は、データ作成部21においてこの故障信号から通報用データを作成する。通報装置20の現在の動作モードは通報制限モードであるため、中央制御部22は、作成された通報用データの緊急度を確認する。
照明の故障については規準値より低い緊急度が設定されている。したがって、中央制御部22は、照明故障の通報用データの送信を保留させる。保留された照明故障の通報用データは記憶部25に一時的に保持される。
地震発生から30分が経過し、通報装置20は、監視センター40からの通報許可信号を受信した。これを受けて、通報装置20の通報制限モードは解除され、通常通報モードに復帰する。中央制御部22は、通常通報モードへの復帰を受けて記憶部25に保持されている照明故障の通報用データを通信回線30を介して監視センターに送信する。
最後に、ビルC1cの想定事例について述べる。ビルC1cについてもビルB1bと同様に、エレベーター10は停止階において待機中であり、かご内に乗客はいない状態で震度5の地震が発生し、この地震によりかご内の照明が故障した状況を想定する。このような状況では、まず、地震波センサー12が震度5の揺れを感知して、その旨の震度信号を制御盤11と通報装置20とに送信する。
この震度5の震度信号を受けて、制御盤11はエレベーター10を地震管制運転へと移行させる。また、モード判定部23は、震度5は規準震度以上であるため、動作モードが通報制限モードであると判定する。この判定結果に従って通報装置20は通報制限モードへと移行する。
地震管制運転により、停止しているエレベーター10は停止階において戸開待機となる。また、制御盤11は、発生した照明の故障を検知し、対応する故障信号を通報装置20に送信する。
照明故障の故障信号を受けた通報装置20は、データ作成部21においてこの故障信号から通報用データを作成する。通報装置20の現在の動作モードは通報制限モードであるため、中央制御部22は、作成された通報用データの緊急度を確認する。
照明の故障については規準値より低い緊急度が設定されている。したがって、中央制御部22は、照明故障の通報用データの送信を保留させる。保留された照明故障の通報用データは記憶部25に一時的に保持される。
このビルC1cの想定事例においては、前述したビルB1bの事例とは異なり、地震が発生して通報装置20の動作モードが通報制限モードへと移行してから6時間が経過しても、監視センター40からビルC1cの通報装置20へと通報許可信号が送信されなかった。
すなわち、通報用データの送信を保留した後、監視センター40からの通報許可信号を受信することなく、通報制限モードに移行してから6時間が経過したため、通報装置20の通報制限モードは解除され、通常通報モードに復帰する。中央制御部22は、通常通報モードへの復帰を受けて記憶部25に保持されている照明故障の通報用データを通信回線30を介して監視センターに送信する。
なお、図1に示したビル内の各装置や各機能は、必ずしも1個の部品や装置で構成する必要はなく、1つの機能を複数の部品や装置で構成してもよい。あるいは、複数の機能を1個の部品や装置で構成してもよい。
以上のように構成されたエレベーターの監視装置は、エレベーターが設置された建物の地震による揺れを感知する地震感知手段である地震波センサー12と、地震感知手段による感知結果に基づいて、動作モードが第1のモード(通常通報モード)か第2のモード(通報制限モード)かを判定するモード判定部23と、制御盤11からの異常信号に基づいて、異常発生を外部に通報するための通報用データを作成するデータ作成部21と、モード判定部23により判定された動作モードが第1のモード(通常通報モード)である場合に通報用データを通信回線30を介して外部へと送信させる中央制御部22と、を備えている。
そして、中央制御部22は、モード判定部23により判定された動作モードが第2のモード(通報制限モード)である場合には、通報用データの緊急度が予め定められた規準より低いときに当該通報用データの外部への送信を保留させる。
このため、地震により多くのエレベーターで故障が同時発生した場合、緊急度の低い故障は通報を保留するので、監視センター40は閉じ込め等の緊急度の高い通報を優先的に受信できる。すなわち、地震発生時における異常通報の集中を抑制し、回線輻輳による緊急度の高い重大な異常の通報漏れを防止することができる。
また、中央制御部22により外部への送信を保留された通報用データを記憶する記憶部25を備え、中央制御部22は、動作モードが第2のモード(通報制限モード)から第1のモード(通常通報モード)へと移行した時に、記憶部25に記憶されている通報用データを通信回線30を介して外部へと送信させる。
このため、送信を保留されていた緊急度の低い通報データについても、緊急度の高い通報データと同じ管轄の監視センター40へと送信することができ、その後の通報データの管理も容易である。さらに、故障の緊急度に応じて時差をもって通報されるため、通信負荷の集中を避け、監視センター40側で必要な受信装置の設置台数を減らせる。
加えて、中央制御部22は、動作モードが第2のモード(通報制限モード)である場合に外部からの通信許可信号を受信すると、動作モードが第1のモード(通常通報モード)へと移行する。前述した特許文献1に記載された従来技術においては、重要度の低い異常発報を管轄外の監視センターへ送信することをいつ止めるべきであるのかを決定することができなかった。これに対し、この発明のエレベーターの監視装置は、外部からの通信許可信号により通常通報モードへと復帰するため、このような問題を解決することができる。
さらに、中央制御部22は、動作モードが第2のモード(通報制限モード)へと移行してから予め定められた一定時間が経過した場合に、動作モードが第1のモード(通常通報モード)へと移行するようにすることで、監視センター40から通報許可信号を受信できなかった場合でも自動的に通常通報モードへと復帰し、通報漏れの発生を防止することができる。
1a ビルA、 1b ビルB、 1c ビルC、 10 エレベーター、 11 制御盤、 12 地震波センサー、 20 通報装置、 21 データ作成部、 22 中央制御部、 23 モード判定部、 24 回線制御部、 25 記憶部、 26 タイマー部、 30 通信回線、 40 監視センター、 41a 第1の受信装置、 41b 第2の受信装置、 41c 第3の受信装置、 42 監視サーバー

Claims (5)

  1. エレベーターが設置された建物の地震による揺れを感知する地震感知手段と、
    前記地震感知手段による感知結果に基づいて、動作モードが第1のモードか第2のモードかを判定するモード判定手段と、
    前記エレベーターの制御盤からの異常信号に基づいて、異常発生を外部に通報するための通報用データを作成するデータ作成手段と、
    前記モード判定手段により判定された動作モードが前記第1のモードである場合に前記通報用データを通信回線を介して外部へと送信させる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記モード判定手段により判定された動作モードが前記第2のモードである場合には、前記通報用データの緊急度が予め定められた規準より低いときに当該通報用データの外部への送信を保留させることを特徴とするエレベーターの監視装置。
  2. 前記モード判定手段は、前記地震感知手段により予め定められた規準震度以上の揺れが感知された場合に、動作モードが前記第2のモードであると判定することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの監視装置。
  3. 前記制御手段により外部への送信を保留された前記通報用データを記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、動作モードが前記第2のモードから前記第1のモードへと移行した時に、前記記憶手段に記憶されている前記通報用データを通信回線を介して外部へと送信させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベーターの監視装置。
  4. 前記制御手段は、動作モードが前記第2のモードである場合に外部からの通信許可信号を受信すると、動作モードが前記第1のモードへと移行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエレベーターの監視装置。
  5. 前記制御手段は、動作モードが前記第2のモードへと移行してから予め定められた一定時間が経過した場合に、動作モードが前記第1のモードへと移行することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のエレベーターの監視装置。
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