JP2014231671A - 地下構造物用鉄蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】地下構造物における開口部を閉塞するのに好適で、歩行者や自転車等が通行する際のスリップ等を確実に防止し、その歩行・通行の安全性を確保する。
【解決手段】、地下構造物における地表面に位置する開口部を閉塞すべく、開口部縁上に載置するよう開口部形状に対応した平面形状の鉄蓋本体1の表面にスリップ防止部10を設ける。スリップ防止部10は、平面でL字状を呈する第1隆起部12の上面に、斜面を有する第1隅凸体14、第1中央凸体15を配列して成る第1スリップ防止域11と、平面で正方形状を呈する第2隆起部22の上面に、斜面を有する第2隅凸体24、第2中央凸体25を備えて成る第2スリップ防止域21とを、第1スリップ防止域11における内側角部分を対向させて対状に組み合わせ、第2スリップ防止域21の四辺それぞれを第1スリップ防止域11の外側角部分に対向させて配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電力ケーブル、通信ケーブル等の分岐、集約その他のために地下に埋設されるマンホール、ハンドホール等の開口部である地表面でこれらに施蓋され、地表面における交通往来、歩行等がスムーズになるよう、方向性を問わずに滑り止めが可能となる滑り止め模様が部材表面に形成された地下構造物用鉄蓋に関する。
従来から、マンホール、ハンドホール等の地下構造物の地表面における開口部には、これを閉塞する鉄蓋が用意されており、ロック部によってロックされた状態で地下構造物の開口部に施蓋されるようにしてある。この鉄蓋表面には、地表面における交通往来、歩行に際し滑ることがないように各種の滑り止め処理がなされており、例えば特許文献1に示されるような地下構造物用デザイン鉄蓋、特許文献2に示されるような地下構造物用鉄蓋スリップ防止構造、特許文献3に示されるような地下構造物用鉄蓋が提案されている。
特許文献1に係るデザイン鉄蓋は、自由な図柄からなるデザイン鉄蓋とし、凸平面と、この凸平面を浮き彫りにする深い主凹部とから成る図柄を有し、図柄の凸平面に主凹部よりも浅い副凹部を滑り止めとして設けて成る。特許文献2に係るスリップ防止構造は、二輪車のタイヤのトレッドパターンに基づいたスリップ防止模様とし、トレッドパターンを構成する最大溝の溝幅以上の大きさとした頂部の平面形状を有し、かつ相互に密接して配置する基本突起と、トレッドパターンの溝幅よりも小さくした頂部の平面形状を有し、基本突起の間に配置する小突起とから構成されて成る。特許文献3に係る鉄蓋は、鉄蓋のベース面上に、所定高さの第一リブと、これより低い第二リブとを分散配置して滑り止め面部を設け、第一リブ及び第二リブを夫々縦断面形状が矩形状または上辺が短尺な台形状とし、第一リブの端部の上面に小突部を上方に突成して成る。
特開2006−16895号公報 特開2012−117272号公報 登録実用新案第3144766号公報
特許文献1のデザイン鉄蓋によると、凹凸によって体裁良く形成されたデザイン模様を強調した鉄蓋において、主凹部、副凹部によって滑り止め効果を発揮させるようにするとしても、これらの主凹部、副凹部はデザイン模様の凹凸の配列に制約されるから、あらゆる方向からのスリップを確実に阻止できるとは限らない。特許文献2のスリップ防止構造は、特に二輪車を対象とするスリップ防止構造であるために、車輪を有する四輪車にも対応可能であっても一般的な歩行者が歩行する例えば歩道においての鉄蓋として使用するには凹凸の差が大きいために歩行者の靴底のスリップを防止するにはかえって歩行を困難にさせる結果となる。また特許文献3に係る鉄蓋は、高さが異なる多数のリブの配列によって、特に体重等の相違にかかわらず子供から大人までの歩行者、自転車等の小型車両の通行に好適であるとしても、高さが異なる多数のリブの配列は靴底から足裏面に伝わるときに違和感を感じさせ、かえって歩きにくくなっているのである。
そこで本発明は上述したような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は主として歩道面において埋設されるマンホール・ハンドホール等の地下構造物における開口部を閉塞するのに好適となるようにし、歩行者や自転車等が通行する際のスリップ等を確実に防止し、その歩行・通行の安全性を確保できるようにした地下構造物用鉄蓋を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、後述する発明を実施するための形態における使用符号を付記して説明すると、地下構造物(図示を省略)における地表面に位置する開口部を閉塞すべく、開口部縁上に載置されるよう開口部に対応した平面形状の鉄蓋本体1の表面にスリップ防止部10を設けて成り、このスリップ防止部10は、平面でL字状を呈している第1隆起部12の上面に、斜面を有する滑り止め用の第1隅凸体14、第1中央凸体15を配列して成る第1スリップ防止域11と、平面で正方形状を呈している第2隆起部22の上面に、斜面を有する滑り止め用の第2隅凸体24、第2中央凸体25を備えて成る第2スリップ防止域21とを、第1スリップ防止域11における内側角部分を対向させて対状に組み合わせ、第2スリップ防止域21の四辺それぞれを第1スリップ防止域11の外側角部分に対向させて鉄蓋本体1の外表面に配設して成ることを特徴とする。
第1スリップ防止域11の第1隆起部12における角部分、端部それぞれには、平面でほぼ正方形状の第1凸部域13を区画し、この第1凸部域13には、第1凸部域13の中心に向かうにしたがい次第に高さが低くなる第1隅凸体14を四隅に配し、この四隅の第1隅凸体14に向かうにしたがい次第に高さが低くなる錐体状の第1中央凸体15を中央に配し、第1隅凸体14、第1中央凸体15相互間は第1凸部域13の表面と面一状となして形成することができる。
第2スリップ防止域21は、1個の第2凸部域23を配して成り、この第2凸部域23には、第2凸部域23の中心に向かうにしたがい次第に高さが低くなる第2隅凸体24を四隅に配し、この四隅の第2隅凸体24に向かうにしたがい次第に高さが低くなる錐体状の第2中央凸体25を中央に配し、第2隅凸体24、第2中央凸体25相互間は第2凸部域23の表面と面一状となして形成することができる。
第1スリップ防止域11は対状に組み合わせられていて、第1スリップ防止域11の角部分の内側が相互に半ば対向するように、また一方の第1スリップ防止域11における端部それぞれが他方の第1スリップ防止域11における端部それぞれに平行するように配置され、一方の第1スリップ防止域11における内側角部分内に他方の第1スリップ防止域11の端部が向かい合わせられて配置されることで構成することができる。
第1凸部域13、第2凸部域23の外法幅員は13mm程度とし、第1隅凸体14、第2隅凸体24における縁辺の幅員は4mm程度とし、第1中央凸体15、第2中央凸体25における底部辺の幅員は4.5mm程度とし、第1隅凸体14、第2隅凸体24、第1中央凸体15、第2中央凸体25それぞれの高さは第1隆起部12、第2隆起部22の上面から2.5mm程度とし、第1隅凸体14相互、第2隅凸体24相互の間隙幅員、及び第1隅凸体14と第1中央凸体15との、第2隅凸体24と第2中央凸体25とのそれぞれ傾斜面の底縁相互の間隙幅員それぞれは2mm程度として構成することができる。
以上のように構成された本発明に係る地下構造物用鉄蓋にあって、所定の地下構造物における開口部に施蓋された鉄蓋本体1の外表面に設けられたスリップ防止部10は、例えば歩行者等の歩行に際し、靴底その他によって踏まれるとき、第1スリップ防止域11、第2スリップ防止域21それぞれの傾斜面を有する第1隅凸体14、第1中央凸体15、第2隅凸体24、第2中央凸体25の頂部が、第1凸部域13あるいは第2凸部域23それぞれが5点で支持することで靴底面に分散当接し、雨水によって濡れていてもスリップを生じさせない。
第1スリップ防止域11は、第1凸部域13を有して平面でL字状を呈している第1隆起部12から成っていて、これの内側角部分を対向させて対状に組み合わせて配置されることで、特定の歩行方向にかかわらずに鉄蓋本体1上で歩行する各方向からの歩行者等の滑り等を防止させる。
対状に組み合わせられるときの第1スリップ防止域11の第1隆起部12が隣接配置されるとき、組み合せ方向が異ならせられて配置されるときの位置によっての相互間に第2スリップ防止域21が配置されることで、対状に組み合わせる第1スリップ防止域11の組合せの形態、配置方向その他を任意に選択させ、例えば歩行方向等に対応させた配列を多様化させる。
第1スリップ防止域11、第2スリップ防止域21における外法幅員、第1隅凸体14、第2隅凸体24、第1中央凸体15、第2中央凸体25それぞれの幅員、高さ、これらの間隙幅員、傾斜面の底縁相互の間隙幅員の適宜な寸法長さの選定は、歩行者等の靴底面と当接するときの鋭角、鈍角状の頂部との当接間隔、密度等を所要のものとさせ、滑り防止作用を発揮させる。
本発明は以上説明したように構成されているため、主として歩道面において埋設されるマンホール・ハンドホール等の地下構造物における開口部を閉塞する鉄蓋において、この鉄蓋上で歩行者や自転車等が通行する際のスリップ等を、鋭角、鈍角状の頂部を有するそれぞれの凸体14,15,24,25等によって確実に防止でき、その歩行・通行の安全性を確保できる。
すなわちこれは本発明において、鉄蓋本体1の表面に設けたスリップ防止部10を、平面でL字状を呈している第1隆起部12の上面に、斜面を有する第1隅凸体14、第1中央凸体15を配列して成る第1スリップ防止域11と、平面で正方形状を呈している第2隆起部22の上面に、斜面を有する第2隅凸体24、第2中央凸体25を備えて成る第2スリップ防止域21とを、第1スリップ防止域11における内側角部分を対向させて対状に組み合わせ、第2スリップ防止域21の四辺それぞれを第1スリップ防止域11の外側角部分に対向させて鉄蓋本体1の外表面に配設して成るからである。これによって、歩行する際の歩行者の靴底面、自転車等のタイヤ面等が当接するときの滑りを防止し、またその滑り防止方向も限定されず、更には凸体14,15,24,25相互の間隙による水はけも阻害せず、鉄蓋本体1上でのスリップを確実に防止できる。
また、第1隅凸体14、第1中央凸体15を備えた第1凸部域13を平面でL字状となる配列で設けた第1隆起部12から成る第1スリップ防止域11を対状に組合せ、その組合せも内側角部分を対向させて配置させてあることで、歩行、往来通行におけるいずれの方向からのものでも滑りを阻止させ、安全な往来を可能にする。
対状に組み合わせられる第1スリップ防止域11と、その組合せたときの第1スリップ防止域11の外側角部分が対向されることで、四辺それぞれに第1スリップ防止域11を配設している第2スリップ防止域21とによって、第1スリップ防止域11相互の対状の組合せ方向を種々に異なるものとすることも可能である。そのために、対状に組み合わせる第1スリップ防止域11相互の組合せの形態、配置方向その他を任意に選択でき、例えば設置現場によって異なる歩行方向等に対応させた配列を可能にし、その多様化を得ることができる。
第1スリップ防止域11、第2スリップ防止域21におけるそれぞれの外法幅員、第1隅凸体14、第2隅凸体24、第1中央凸体15、第2中央凸体25それぞれの幅員及び高さをはじめ、これらの間隙幅員、傾斜面の底縁相互の間隙幅員等を適宜な寸法長さとして選定できる。なお、第1凸部域13、第2凸部域23の外法幅員は13mm程度とし、第1隅凸体14、第2隅凸体24における縁辺の幅員は4mm程度とし、第1中央凸体15、第2中央凸体25における底部辺の幅員は4.5mm程度とし、第1隅凸体14、第2隅凸体24、第1中央凸体15、第2中央凸体25それぞれの高さは第1隆起部12、第2隆起部22の上面から2.5mm程度とし、第1隅凸体14相互、第2隅凸体24相互の間隙幅員、及び第1隅凸体14と第1中央凸体15との、第2隅凸体24と第2中央凸体25とのそれぞれ傾斜面の底縁相互の間隙幅員それぞれは2mm程度とすることで、歩行者による靴底面における過度な喰い込みを除去して、また歩行、歩み時の違和感を感じさせることなく安全に歩行させる。
第1凸部域13、第2凸部域23それぞれにおける四隅の第1隅凸体14,第2隅凸体24と、中央の第1中央凸体15、第2中央凸体25それぞれの鋭角、鈍角状の頂部に対する例えば靴底面との当接間隔は、靴底面上での荷重を分散させて、滑りを防止しながら安全な歩行を可能にさせる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示す平面図である。 同じく図1におけるa部分の拡大平面図である。 同じく図2におけるA−A矢視図である。 同じく第1スリップ防止域の拡大平面図である。 同じく第2スリップ防止域の拡大平面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は鉄蓋本体であり、図示のように例えば平面で矩形状を呈するハンドホール・マンホール等の地下構造物(図示を省略)における地表面に位置する開口部を閉塞すべく、開口部縁上に載置されるよう平面矩形状に形成されている。また、この鉄蓋本体1は、詳細構造の図示は省略したロック機構2によって必要時には開放できるようにして施錠される。
この鉄蓋本体1の外表面にはスリップ防止部10が形成されており、このスリップ防止部10は、第1スリップ防止域11と第2スリップ防止域21とから成る。第1スリップ防止域11は、平面でL字状を呈している第1隆起部12の上面に、斜面を有する滑り止め用の第1隅凸体14、第1中央凸体15を有する第1凸部域13を配列して成っている。また、第2スリップ防止域21は、平面で正方形状を呈している第2隆起部22の上面に、斜面を有する滑り止め用の第2隅凸体24、第2中央凸体25を有する第2凸部域23を備えて成っている。そして、第1スリップ防止域11における内側角部分を対向させて対状に組み合わせ、第2スリップ防止域21の四辺それぞれを第1スリップ防止域11の外側角部分に対向させて鉄蓋本体1の外表面に配設して成る。
第1スリップ防止域11の第1隆起部12における角部分、端部それぞれには、平面でほぼ正方形状の第1凸部域13を区画し、この第1凸部域13には、第1凸部域13の中心に向かうにしたがい次第に高さが低くなる第1隅凸体14を四隅に配し、この四隅の第1隅凸体14に向かうにしたがい次第に高さが低くなる錐体状の第1中央凸体15を中央に配し、第1隅凸体14、第1中央凸体15相互間は第1凸部域13の表面と面一状となして形成してある。
第1隆起部12自体は、鉄蓋本体1の外表面で例えば高さを1mm程度の平面でほぼL字状を呈する平盤状として隆起されており、この第1隆起部12の上面の第1凸部域13は、角部分、端部それぞれに1個として計3個で配される。第1隆起部12の内側角部分を対向させて対状に組み合わせられて配される多数の第1スリップ防止域11における第1凸部域13は、第2スリップ防止域21における第2凸部域23と共に鉄蓋本体1における縦方向、横方向それぞれで相互の間隙幅員を等間隔として整列状態で配置される。
第1隅凸体14は、第1凸部域13における隅部の縁辺に平行した交差する縁辺と、この拡開している縁辺の端部相互を結ぶ斜辺とで、平面から見て直角二等辺三角形を呈し、上面が、第1凸部域13自体の中心側に向かうにしたがい次第に低くなる傾斜面となっている。
また、第1中央凸体15は、第1凸部域13における中心に位置しており、四隅の第1隅凸体14それぞれの傾斜面に対向する4面の傾斜面を有する四角錐体状に形成されている。尚、第1隅凸体14、第1中央凸体15相互間は第1凸部域13の表面と面一状となして形成してある。
このように第1凸部域13では、これの中心の四囲に配される計4個の第1隅凸体14によって、第1凸部域13における中心が最も低くなるようにいわば擂り鉢状となり、第1凸部域13における四隅は、第1隅凸体14自体が断面で三角形状であることでほぼ鋭角な頂部となっている。また、中心位置には錐体状の第1中央凸体15が設けられていることでほぼ鈍角状の頂部となっており、第1凸部域13において5点の頂部によって、例えば歩行者が歩行されるときの靴底面等に当接し、靴底面に対してやや食い込み状となることで、例えば第1隅凸体14、第1中央凸体15の間隙内で雨水等の水があってもこれらによって滑ることなく、靴底面等がグリップされるようにしている。
そして、平面でL字形を呈する第1隆起部12を有する第1スリップ防止域11は対状に組み合わせられている。すなわち図示のように、第1スリップ防止域11の角部分の内側が相互に半ば対向するように、また一方の第1スリップ防止域11における端部それぞれが他方の第1スリップ防止域11における端部それぞれに平行するように配置されることで対状に組み合わせられており、一方の第1スリップ防止域11における内側角部分内に他方の第1スリップ防止域11の端部が向かい合わせられて配置されるようになっている。
このような第1スリップ防止域11の対状の組合せは、角部分の内側側縁が互いに平行状態で向かい合う端部の長さ方向が、鉄蓋本体1の外表面における縦方向あるいは横方向に沿うものとしてある。また、縦方向あるいは横方向で組み合わせられるとき、第2スリップ防止域21の配置と共に配列形態に規則性あるものとしてあるも、その規則性ある配列形態とすることに限定されるものではない。図示にあっては、例えば第2スリップ防止域21を中央に配置すると共に、その四囲に、一つの斜め方向では縦方向の組合せによる対状の第1スリップ防止域11とし、他の斜め方向では横方向の組合せによる対状の第1スリップ防止域11としてある。もとより、配列形態は図示例に限定されるものではなく、鉄蓋本体1の表面に配されるロック機構2部分、あるいは後述するマーク表示部3、外縁部における配置処理その他によって第1スリップ防止域11の一部域が例えばI形で配置されたり、第2スリップ防止域21が連続して配置されたりすることもある。
一方、第2スリップ防止域21は、第1スリップ防止域11における第1凸部域13とほぼ同様な第2凸部域23を1個で配して成り、この第2凸部域23における第2隅凸体24、第2中央凸体25も、第1凸部域13における第1隅凸体14、第1中央凸体15それぞれと形状、構造、大きさ(寸法)において異なるところはないので、その詳細な説明は省略する。
尚、図3乃至図5に示すように、第1隆起部12(第2隆起部22)における端部自体の幅員あるいは第1凸部域13(第2凸部域23)の外法幅員aは例えば13mm程度とし、第1隆起部12(第2隆起部22)自体の長さbは例えば33mm程度に設定されており、第1隅凸体14(第2隅凸体24)における縁辺の幅員cは4mm程度とし、第1中央凸体15(第2中央凸体25)における底部辺の幅員dは4.5mm程度とし、第1隅凸体14(第2隅凸体24)、第1中央凸体15(第2中央凸体25)それぞれの高さeは第1隆起部12(第2隆起部22)の上面から2.5mm程度とし、第1隅凸体14(第2隅凸体24)相互の間隙幅員f、及び第1隅凸体14(第2隅凸体24)と第1中央凸体15(第2中央凸体25)との傾斜面の底縁相互の間隙幅員gそれぞれは2mm程度としてある。もとより、これらの具体的な幅員、高さ等はこれらの数値に特に限定されるものではない。
また、鉄蓋本体1自体の平面形状は図示のようにほぼ正方形状である場合に限らず、長方形状、円形状、楕円形状、長円形状等の地下構造物における開口部形状に対応していれば良く、任意であり、またそれに対応してスリップ防止部10における第1スリップ防止域11、第2スリップ防止域21の配列、組合せは適宜に選定されるのは勿論である。
図中符号3は、地下構造物の管理者である施工者等を表示するよう鉄蓋本体1の外表面に形成されたマーク表示部である。尚、地下構造物の開口部における載置構造等は従来構成と変わらないため、その説明は省略される。
次にこれの使用の一例を説明すると、所定の配列形態で第1スリップ防止域11、第2スリップ防止域21が外表面に配列形成された鉄蓋本体1を地下構造物の開口部に施蓋すれば良く、施蓋後ではロック機構2によってロックされ、必要に応じた点検のために解錠、開放されて作業者等が入構する。
1…鉄蓋本体 2…ロック機構
3…マーク表示部
10…スリップ防止部 11…第1スリップ防止域
12…第1隆起部 13…第1凸部域
14…第1隅凸体 15…第1中央凸体
21…第2スリップ防止域 22…第2隆起部
23…第2凸部域 24…第2隅凸体
25…第2中央凸体
a…第1隆起部における端部の幅員/第1凸部域の外法幅員
b…第1隆起部自体の長さ c…第1隅凸体における縁辺の幅員
d…第1中央凸体における底部辺の幅員 e…第1隅凸体、第1中央凸体の高さ
f…第1隅凸体相互の間隙幅員
g…第1隅凸体と第1中央凸体との傾斜面の底縁相互の間隙幅員

Claims (5)

  1. 地下構造物における地表面に位置する開口部を閉塞すべく、開口部縁上に載置されるよう開口部に対応した平面形状の鉄蓋本体の表面にスリップ防止部を設けて成り、このスリップ防止部は、平面でL字状を呈している第1隆起部の上面に、斜面を有する滑り止め用の第1隅凸体、第1中央凸体を配列して成る第1スリップ防止域と、平面で正方形状を呈している第2隆起部の上面に、斜面を有する滑り止め用の第2隅凸体、第2中央凸体を備えて成る第2スリップ防止域とを、第1スリップ防止域における内側角部分を対向させて対状に組み合わせ、第2スリップ防止域の四辺それぞれを第1スリップ防止域の外側角部分に対向させて鉄蓋本体の外表面に配設して成ることを特徴とする地下構造物用鉄蓋。
  2. 第1スリップ防止域の第1隆起部における角部分、端部それぞれには、平面でほぼ正方形状の第1凸部域を区画し、この第1凸部域には、第1凸部域の中心に向かうにしたがい次第に高さが低くなる第1隅凸体を四隅に配し、この四隅の第1隅凸体に向かうにしたがい次第に高さが低くなる錐体状の第1中央凸体を中央に配し、第1隅凸体、第1中央凸体相互間は第1凸部域の表面と面一状となして形成してある請求項1に記載の地下構造物用鉄蓋。
  3. 第1スリップ防止域は対状に組み合わせられていて、第1スリップ防止域の角部分の内側が相互に半ば対向するように、また一方の第1スリップ防止域における端部それぞれが他方の第1スリップ防止域における端部それぞれに平行するように配置され、一方の第1スリップ防止域における内側角部分内に他方の第1スリップ防止域の端部が向かい合わせられて配置されている請求項1または2に記載の地下構造物用鉄蓋。
  4. 第2スリップ防止域は、1個の第2凸部域を配して成り、この第2凸部域には、第2凸部域の中心に向かうにしたがい次第に高さが低くなる第2隅凸体を四隅に配し、この四隅の第2隅凸体に向かうにしたがい次第に高さが低くなる錐体状の第2中央凸体を中央に配し、第2隅凸体、第2中央凸体相互間は第2凸部域の表面と面一状となして形成してある請求項1乃至3のいずれかに記載の地下構造物用鉄蓋。
  5. 第1凸部域、第2凸部域の外法幅員は13mm程度とし、第1隅凸体、第2隅凸体における縁辺の幅員は4mm程度とし、第1中央凸体、第2中央凸体における底部辺の幅員は4.5mm程度とし、第1隅凸体、第2隅凸体、第1中央凸体、第2中央凸体それぞれの高さは第1隆起部、第2隆起部の上面から2.5mm程度とし、第1隅凸体相互、第2隅凸体相互の間隙幅員、及び第1隅凸体と第1中央凸体との、第2隅凸体と第2中央凸体とのそれぞれ傾斜面の底縁相互の間隙幅員それぞれは2mm程度としてある請求項1乃至4のいずれかに記載の地下構造物用鉄蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1096244A (ja) * 1996-07-29 1998-04-14 Hinode Suido Kiki Kk 地下構造物用蓋
JP2001262600A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The マンホール用蓋およびその製造方法
JP2008180048A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Kogi Corp 地下構造物用蓋体

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