JP2014230396A - 過電流保護回路、電子制御ユニット - Google Patents

過電流保護回路、電子制御ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】負荷を過電流から適切に保護する負荷電流保護回路を提供すること。
【解決手段】負荷14を過電流から保護する過電流保護回路100であって、規定電流以上の負荷電流が規定時間以上、流れることを負荷電流の遮断条件とする負荷電流遮断条件を2つ以上規定する負荷電流遮断条件規定部25,27、29と、複数の前記負荷電流遮断条件の1つ以上で規定電流以上の負荷電流が規定時間以上、流れたことを検出する検出手段30と、前記負荷電流遮断条件が1つでも満たされたことを前記検出手段が検出した場合、負荷電流を遮断する負荷電流遮断部131と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、負荷を過電流から保護する過電流保護回路等に関する。
電気的に制御される負荷の種類や数が増大しており、より精度の高い電流監視が求められている。従来から、各種の電気回路や基板を定格以上の大電流から保護し、過熱などを未然に防ぐため、ヒューズ(チップヒューズ)が配置されることがある。ヒューズは、定格電流より大きな電流が流れると電流値に応じた溶断時間で溶断することで過電流が流れることを防ぐ。
図1は、ヒューズ特性の一例を示す図である。負荷電流と溶断時間の関係が図示されているが、数値は一例である。ヒューズは、電流が流れるとジュール熱によってヒューズ膜の温度が上昇し、溶融温度に達すると溶け始めやがて負荷電流を切断する。このため、ヒューズが溶断するにはある程度の時間がかかり、また、図示するように負荷電流が高いほど溶断時間が短いという特性をもたらす。このような特性は、ノイズ等によって負荷に一時的に過電流が流れたような場合には溶断せず、大きな負荷電流が流れる場合には負荷電流を確実に遮断できるという利点がある。
しかし、ヒューズは一度溶断すると復帰できないため基板などの修理を困難にしたり、適切な溶断時間のヒューズを選定したりする必要があるため、ヒューズを用いずに回路により過電流が流れることを防ぐ技術がある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1の過電流保護回路は以下のように動作する。
検出手段がスイッチング素子に流れる所定電流値以上の過電流を検出すると、保護手段が、所定の保護時間だけスイッチング素子を強制的にオフする。そして、頻度監視手段が、保護手段がスイッチング素子をオフする頻度を監視し、その頻度が所定度合以上に大きくなると、スイッチング素子を強制的にオフして、そのオフ状態を保持する。これにより、ノイズ等によって負荷電流に一時的に過電流が流れたような場合であっても、電気負荷を駆動することができなくなることを抑制している。
特開平09−308261号公報
しかしながら、特許文献1に記載された過電流保護回路は、結局は一定の所定電流値以上の負荷電流が検出された場合にスイッチング素子をOFFするに過ぎず、回路保護が不十分になるおそれがあるという問題がある。
図2は、従来技術の課題について説明する図の一例である。なお、図2の数値は一例である。図2には非破壊領域と遮断領域が図示されている。非破壊領域は電流と時間で区画される矩形領域であり、負荷を破壊するおそれがない領域である。定格電流以下の電流が流れる領域ということができる。図2では非破壊領域は5A未満の領域である。遮断領域は、電流と時間で区画された負荷に流れる負荷電流を遮断すべき領域である。
図2(a)の遮断領域は、40A以上の負荷電流が5ms以上流れた場合に負荷電流を遮断することを模式的に示している。しかし、このように規定された遮断領域では、非破壊領域よりわずかに大きい負荷電流(図では5〔A〕)が流れ続けた場合に、負荷電流を遮断することができない。
図2(b)の遮断領域は、5A以上の負荷電流が500ms以上流れた場合に負荷電流を遮断することを模式的に示している。しかし、このように規定された遮断領域では、非破壊領域より大きい負荷電流(図では40〔A〕)が短時間だけ流れた場合に、負荷電流を遮断することができない。
したがって、図2(a)(b)のように負荷電流と時間のある1つの組を閾値として遮断領域を決定すると、回路を保護できない場合があるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、負荷を過電流から適切に保護する負荷電流保護回路を提供することを目的とする。
本発明は、負荷を過電流から保護する過電流保護回路であって、規定電流以上の負荷電流が規定時間以上、流れることを負荷電流の遮断条件とする負荷電流遮断条件を2つ以上規定する負荷電流遮断条件規定部と、複数の前記負荷電流遮断条件の1つ以上で規定電流以上の負荷電流が規定時間以上、流れたことを検出する検出手段と、前記負荷電流遮断条件が1つでも満たされたことを前記検出手段が検出した場合、負荷電流を遮断する負荷電流遮断部と、を有することを特徴とする。
負荷を過電流から適切に保護する負荷電流保護回路を提供することができる。
ヒューズ特性の一例を示す図である。 従来技術の課題について説明する図の一例である。 本実施形態の過電流保護回路を示す図の一例である。 車両のECUに搭載された過電流保護回路を模式的に説明する図の一例である。 過電流保護回路の構成図の一例である(実施例1)。 過電流保護回路の動作をフロー図にて説明する図の一例である。 過電流保護回路の構成図の一例である(実施例2)。 5〔A〕以上の負荷電流の場合にカウンタ1が計測時間を計測するための論理回路の一例を示す図である。 過電流保護回路の構成図の一例である(実施例3)。 デマルチプレクサの一例を示す図である。 過電流保護回路の動作をフロー図にて説明する図の一例である(実施例3)。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図3は、本実施形態の過電流保護回路を示す図の一例である。図3(a)は回路構成例を、図3(b)は遮断領域をそれぞれ示す。被監視回路110と過電流保護回路100は端子15により接続されている。被監視回路110は、電源11と負荷14の間に、負荷電流を監視するためのシャント抵抗12、及び、負荷電流を遮断するMOSスイッチ13が直列に配置されている。シャント抵抗12と並列に電流監視部16が接続されており、MOSスイッチ13にはMOS駆動部17が接続されている。
電流監視部16には、負荷電流を遮断する複数の動作点が規定されている。動作点は、規定電流以上の負荷電流が規定時間以上流れると、MOS駆動部17が負荷電流を遮断する閾値である。開発者は複数の任意の動作点を規定できる。図3(b)はヒューズ特性と同等の形状の遮断領域の一例となっている。
電流監視部16の構成は実施例1〜3にて説明するが、例えば、
(i) 電流監視部16に複数のコンパレータ及びコンパレータと同じ数のカウンタを配置し、各コンパレータが規定電流以上の負荷電流を検出すると、各カウンタが時間を計測する。1つでもカウンタの計測時間が規定時間に達するとMOS駆動部17がMOSスイッチ13をOFFにする(実施例1)。
(ii) 電流監視部16にADコンバータを配置し、シャント抵抗12を流れる負荷電流を検出する。負荷電流の大きさが規定電流を超えると対応したカウンタが時間を計測する。カウンタが1つでも規定時間に達するとMOS駆動部17がMOSスイッチ13をOFFにする(実施例2)。
(iii) 規定電流を可変な電流監視部16が配置されている。コンパレータにより負荷電流が規定電流を超えたことが検出されると、負荷電流に対応したカウンタで時間をカウントする。そして、負荷電流が規定電流を超える毎にコンパレータが検出する規定電流を変更する。カウンタが1つでも規定時間に達するとMOS駆動部17がMOSスイッチ13をOFFにする(実施例3)。
いずれの実施例でも複数の動作点を任意に規定できるので、負荷を保護できない領域(電流と時間で指定される)が生じることを抑制できる。また、動作点の密度を高めることで、過電流を正確に検出し負荷を適切に保護することができる。
図4は、車両のECUに搭載された過電流保護回路100を模式的に説明する図の一例である。車両には各種のECU(Electronic Controlled Unit)23が搭載されており、各ECUが特有の機能を提供している。例えば、AVやナビなどを制御するECU、電動パワーステアリングを制御する電動パワステECU、前照灯を制御する前照灯ECU、ドアウィンドウを開閉するウィンドウECU、メータパネルの表示を制御するメータECU、車室内のライトの点灯制御やドアの開閉の検出などを行うボディECU、など多くのECUがある。したがって、各ECUに接続される負荷14も、オーディオのスピーカ、ステアリングシャフトを駆動するモータ、前照灯の光源、など様々である。
ECU23はバッテリ(+B電源)21又はIG電源(電源は同じバッテリ)22で動作し、負荷14にもバッテリ21から電力が供給される。このようにバッテリ21で動作する負荷14を制御するECU23に対し、本実施例の過電流保護回路100は好適に搭載される。
ECU23はカウンタ値記憶部18を有している。カウンタ値記憶部18には、後述するカウンタに設定されるカウンタ値が規定電流に対応づけて記憶されている。ECU23のCPUは輝度時にカウンタ値記憶部18からカウンタ値を読み出して、カウンタのレジスタなどに設定する。
カウンタ値と規定電流の大きさの対応は固定である必要はなく、状況などに応じて設定されるカウンタ値を変更してもよい。例えば、1トリップ中に過電流が検出された場合は、同じ規定電流に対し設定されるカウンタ値を小さくする。気温が閾値以上の場合には、同じ規定電流に対し設定されるカウンタ値を小さくし、閾値未満の場合には大きくする。
なお、過電流保護回路100は、車両のECU23にのみ適用可能であるのではなく、主に、マイコン、プリント基板、電子回路、電気回路、などと呼ばれる装置において、電源11と電源11で駆動される負荷14の間に好適に搭載することができる。
図5は、本実施例の過電流保護回路100の構成図の一例を示す。図5の点線部よりも上には被監視回路110が図示されている。上記のように、電源11と負荷14の間に抵抗値Rsのシャント抵抗12とMOSスイッチ13が直列に接続されている。MOSスイッチ13は図ではP型である。したがって、ゲート131への入力がLow(0)の場合に、MOSスイッチ13は負荷電流を負荷14に供給し、ゲート131への入力がHi(1)の場合に、MOSスイッチ13は負荷電流を遮断する。MOSスイッチ13はN型でもよく、またMOS以外のスイッチ素子でもよい。
図5において点線部より下の部分が過電流保護回路100である。過電流保護回路100は例えばICなどの形態で実装される。過電流保護回路100の端子15(以下、区別するため端子1〜3と称す)の端子1,2にはシャント抵抗12の両端が接続される。したがって、後述するように、シャント抵抗12の両端電圧が各コンパレータ27に入力される。
端子1には基準電圧生成部25が接続されている。基準電圧生成部25は、並列な関係にある少なくとも複数の基準電圧抵抗251を有する。以下、基準電圧抵抗251を、抵抗値r1〜r5を用いて基準電圧抵抗r1〜r5と称する。基準電圧抵抗r1〜r5がそれぞれ異なる抵抗値を有することで、基準電圧抵抗の数だけ規定電流を規定できる(なお、基準電圧抵抗の抵抗値が同じであることを妨げるものではない)。
基準電圧抵抗r1〜r5の端子1と反対側の端部はそれぞれコンパレータ(以下、区別するためコンパレータ1〜5と称する)27に接続されている。すなわち、基準電圧抵抗r1はコンパレータ1の入力端子in+に、基準電圧抵抗r2のコンパレータ2の入力端子in+に、基準電圧抵抗r3はコンパレータ3の入力端子in+に、基準電圧抵抗r4はコンパレータ4の入力端子in+に、基準電圧抵抗r5はコンパレータ5の入力端子in+に、それぞれ接続されている。これにより、コンパレータ1〜5の入力端子in+には、電源11の電圧が基準電圧抵抗r1〜r5で降圧されて入力される。
なお、基準電圧抵抗r1〜r5は電流原(以下、区別するため電流限1〜5と称する)252を介してグラウンドに接続されている。電流限252は常に一定の電流(極小さい)を流す理想的な電源である。
一方、コンパレータ1〜5の入力端子in−には、電源11の電圧がシャント抵抗12の抵抗値Rsで降圧されて入力される。したがって、各コンパレータ1〜5は、「入力端子in+>入力端子in−」の場合、正電源271の値を出力し、「入力端子in+<入力端子in−」の場合、ゼロ〔V〕を出力する。
したがって、コンパレータ27が規定電流を検出するには、基準電圧抵抗r1〜r5の値を以下のように決定すればよい。コンパレータ1に着目すると、同じ電源11に並列な2つの抵抗Rs、r1が接続されているので、シャント抵抗Rsに流れる電流Iは以下のように現すことができる(Vは電源11の電圧)。
I=V/Rs=V/r1
したがって、Iに規定電流(例えば5A)を設定した場合のr1を求め、それを基準電圧抵抗r1の抵抗値とすればよい。
同様に、基準電圧抵抗r2〜r5も、任意の規定電流と電源11の電圧から決定することができる。本実施例では、5、10、15、30、40〔A〕の各規定電流を規定する基準電圧抵抗r1〜r5が設定されている。
基準電圧抵抗r1〜r5の数は、多いほど遮断領域を厳密に規定できる。また、基準電圧抵抗r1〜r5の数は2個以上であることが好ましいが、必要な個数は、負荷電流が供給される負荷14に要求される信頼性などで決定すればよい。
コンパレータ27の後段には、電源11の電圧が降圧された所定電圧(例えば5V)で動作するデジタル回路28が配置されている。各コンパレータ1〜5の出力はデジタル回路28のカウンタ(以下、区別するためカウンタ1〜5と称する)29に接続されている。カウンタ29はそれぞれ予め定められたオーバーフロー値を有しており、本実施例ではコンパレータ1にはオーバーフロー値=500〔ms〕のカウンタ1が、コンパレータ2にはオーバーフロー値=200〔ms〕のカウンタ2が、コンパレータ3にはオーバーフロー値=50〔ms〕のカウンタ3が、コンパレータ4にはオーバーフロー値=20〔ms〕のカウンタ4が、コンパレータ5にはオーバーフロー値=5〔ms〕のカウンタ5が、それぞれ接続されている。これらのオーバーフロー値は規定時間を規定する。
すなわち、大きな規定電流を規定するコンパレータ27ほど、規定時間が短いカウンタ29と接続されていることで、ビューズ特性を再現できる。しかし、コンパレータ27が規定する規定電流とカウンタ29が規定する規定時間の関係は任意であり、各カウンタのオーバーフロー値が全て異なっている必要はない。また、複数のカウンタが同じ規定時間を規定してもよいし、コンパレータAよりも大きい規定電流を規定するコンパレータBが、コンパレータAが接続されるカウンタよりも長い規定時間を規定するカウンタと接続されていてもよい。
カウンタ1〜5は、コンパレータ1〜5からHiが入力されている間のみ、時間を計測する。カウンタ1〜5はOR回路30の入力側と接続されている。カウンタ1〜5はオーバーフロー値まで時間を計測すると、OR回路30にHi(オン)を出力する。OR回路30の出力はMOSスイッチ13と接続されている。したがって、カウンタ1〜5の1つでもHiを出力するとOR回路30がMOSスイッチ13のゲート131にHiを出力する。これにより、MOSスイッチ13は負荷電流を遮断する。
なお、カウンタ1〜5はオーバーフロー値まで時間を計測している間に、コンパレータ1〜5からHiが入力されなくなると、時間の計測を中断する。そして、一定時間(例えば2〔ms〕)が経過する前に、再度、コンパレータ1〜5からHiが入力されると、中断した時間から計測を再開する。一定時間が経過すると、カウンタ1〜5は中断するまでに計測した時間を初期化する。これにより、ノイズなどでコンパレータ1〜5の規定電流以上の負荷電流が流れた場合に、オーバーフローすることを抑制できる。この一定時間は、コンパレータ1〜5で共通でもよいし異なっていてもよい。例えば、「オーバーフロー値の数%」のように設定することで、規定時間が短いほど初期化するまでの時間を短くすることができる。
過電流保護回路100の動作について簡単に説明する。
1.電源11から負荷14に電力が供給される。
2.負荷14に供給される電流値が5〔A〕以上(10〔A〕未満)になると、シャント抵抗12の両端電圧に基づき、コンパレータ1が規定電流以上の負荷電流を検出する。
3.カウンタ1が時間の計測を開始する。
4.カウンタ1が500〔ms〕計測する前に、負荷電流が5〔A〕未満になると、カウンタ1は時間の計測を終了するので、MOSスイッチ13は負荷電流を遮断しない。この場合、過電流保護回路100は監視を再開する。
5.カウンタ1が500〔ms〕まで計測した場合、MOSスイッチ13は負荷電流を遮断する。したがって、負荷14の動作が困難になるが負荷14を過電流から保護できる。
また、過電流保護回路100は過電流が検出されたという診断結果(ダイアグ)を不揮発メモリに記憶する。これにより、メータパネルの異常ランプが点灯するなどして乗員に警告されるので、乗員は車両をディーラーに持ち込むなどの行動を取ることができる。ディーラーのサービスマンはツールなどでECUから診断結果を読み出すので、過電流が検出されたことを確認できる。
また、P型のMOSスイッチ13はIGスイッチ(ハイブリッド車や電気自動車の場合はメインスイッチ)のOFFで、ONされるので、次回のIGスイッチのONにより電源11は負荷14に電力を供給できる。
なお、図5の構成から明らかなように、小さい規定電流を規定するコンパレータと接続されたカウンタから先にオーバーフローするとは限らない。また、短い規定時間を規定するカウンタから先にオーバーフローするとも限らない。例えば、負荷電流が5〔A〕以上(10〔A〕未満)になり400〔ms〕が経過した後、負荷電流が10〔A〕以上(15〔A〕未満)になった場合、カウンタ1がさらに100〔ms〕を計測した時点でカウンタ1が最も速くオーバーフローする。一方、負荷電流が急に10〔A〕以上(15〔A〕未満)になり200〔ms〕が経過した場合、カウンタ1が200〔ms〕を計測した時点でカウンタ2が最も速くオーバーフローする。このように、どの規定電流と規定時間により過電流が検出されるかは、規定電流・規定時間及び負荷電流の大きさによって変わりうる。
〔動作手順〕
図6は、過電流保護回路100の動作をフロー図にて説明する図の一例である。
負荷電流が5〔A〕未満の場合(S1のYes)、一定時間が経過すると(S2のYes)、デジタル回路28はカウンタ1〜5の計測時間をゼロにする(S3)。すなわち、過電流が検出されないので、計測時間を初期化する。
負荷電流が5〔A〕以上の場合(S1のNo)で、かつ、負荷電流が10〔A〕未満の場合(S4のYes)、カウンタ1は計測時間を"+1"する(S5)。すなわち、カウンタ1だけが時間の計測を行う。
負荷電流が10〔A〕以上の場合(S4のNo)で、かつ、負荷電流が15〔A〕未満の場合(S6のYes)、カウンタ1とカウンタ2が計測時間を"+1"する(S7)。すなわち、カウンタ1、2だけが時間の計測を行う。
負荷電流が15〔A〕以上の場合(S6のNo)で、かつ、負荷電流が30〔A〕未満の場合(S8のYes)、カウンタ1〜3が計測時間を"+1"する(S9)。すなわち、カウンタ1〜3が時間の計測を行う。
負荷電流が30〔A〕以上の場合(S8のNo)で、かつ、負荷電流が40〔A〕未満の場合(S10のYes)、カウンタ1〜4が計測時間を"+1"する(S11)。すなわち、カウンタ1〜4が時間の計測を行う。
負荷電流が40〔A〕以上の場合(S10のNo)、カウンタ1〜5が計測時間を"+1"する(S12)。すなわち、全てのカウンタ1〜5が時間の計測を行う。
そして、カウンタ1〜5のいずれか1つでも規定時間まで計測を完了すると(S13のYes)、MOSスイッチ13がOFFになる(S14)。カウンタ1〜5のいずれも規定時間まで計測していない場合(S13のNo)、過電流保護回路100はS1〜12のカウント処理を繰り返す。
そして、IGスイッチのON又はマイコンがリセットされると(S15のYes)、MOSスイッチ13がONする(S16)。
以上説明したように、本実施例の過電流保護回路100は、複数の動作点を任意に規定できるので、回路を保護できない動作点が生じることを抑制できる。
本実施例ではA/Dコンバータにより過電流を検出する過電流保護回路100について説明する。
図7は、本実施例の過電流保護回路100の構成図の一例を示す。図7において、図5にて同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
過電流保護回路100の端子1,2はADコンバータ18に接続されている。したがって、シャント抵抗12の両端電圧はADコンバータ18にてA/D変換される。例えば、以下のような負荷電流は次のデジタル信号(2進数)に変換される。
5〔A〕 : 101
10〔A〕 : 1010
15〔A〕 : 1111
30〔A〕 : 1110
40〔A〕 :10100
ADコンバータ18は2進数の各桁の"1""0"を出力するbit端子を有し、変換結果に応じて各端子から"1""0"の信号を出力する。この信号はMOS駆動部17に出力される。なお、実際にはシャント抵抗の両端電圧をA/D変換するが、電流値をそのままA/D変換してもよい。
MOS駆動部17は、論理回路31を有する。論理回路31はAND回路、OR回路、否定回路、XOR回路などのデジタル回路を有し、これらを組み合わせて、規定電流以上であることを検出する。そして、規定電流以上の負荷電流を検出すると、対応するカウンタ1〜5に通知することで、計測時間の計測を行わせる。
図8は、5〔A〕以上の負荷電流の場合にカウンタ1が計測時間を計測するための論理回路31の一例である。5〔A〕の2進数は「101」なので、2の桁が1,2の桁が0,2の桁が1である。よって、2の桁と2の桁が共に1であることを検出する。また、「110」も5〔A〕以上なので、2の桁と2の桁が共に1であることを検出する。また、2の桁以上が1であれば、2の桁以下はどのような数値でも5〔A〕以上である。したがって、2の桁と2の桁の出力はAND回路1に入力され、2の桁と2の桁の出力はAND回路2に入力され、2の桁以上の出力はOR回路1に入力される。そして、AND回路1とAND回路2の出力はOR回路3に入力され、OR回路1とOR回路3の出力がOR回路2に出力される。
OR回路2の出力はカウンタ1に入力されるので、カウンタ1は負荷電流が5〔A〕以上の場合に、時間を計測できる。
論理回路31には、2進数に変換された規定電流(例えば、10〜40〔A〕)に応じて回路が構築されている。論理回路31により、10〔A〕以上の負荷電流が検出された場合にカウンタ2が、15〔A〕以上の負荷電流が検出された場合にカウンタ3が、30〔A〕以上の負荷電流が検出された場合にカウンタ4が、40〔A〕以上の負荷電流が検出された場合にカウンタ5が、それぞれ時間を計測することができる。
カウンタ1〜5の1つでもHiを出力するとOR回路30がMOSスイッチ13のゲート131にHiを出力する。これにより、MOSスイッチ13は負荷電流を遮断する。なお、動作手順は実施例1の図8と同様なのでフローチャート図は省略した。
本実施例では、実施例1と同様に複数の動作点を、ADコンバータ18と論理回路31で任意に規定できる。
本実施例では、コンパレータの規定電流を切り替えることで、実施例1よりも少ない数のコンパレータで実施例1と同様の動作点を規定可能な過電流保護回路100について説明する。
図9は、本実施例の過電流保護回路100の構成図の一例を示す。図9において、図5にて同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
端子1は並列な2つの過電流閾値抵抗36と接続される。以下、2つの過電流閾値抵抗36を、抵抗値Rt1、Rt2を用いて過電流閾値抵抗Rt1、Rt2と称する。過電流閾値抵抗Rt1には、直列に過電流閾値選択MOS1と過電流閾値選択MOS2が接続されている。過電流閾値抵抗Rt2には、直列に過電流閾値選択MOS3と過電流閾値選択MOS4が接続されている。また、過電流閾値選択MOS1〜4のゲートは閾値選択回路34に接続されており、過電流閾値選択MOS1〜4のON,OFFは閾値選択回路34により制御される。なお、過電流閾値選択MOS1〜4は初期状態でONである。
過電流閾値選択MOS2、4の端部はコンパレータ33(以下、区別するためコンパレータ1,2と称する)と接続されている。すなわち、過電流閾値選択MOS2の端部はコンパレータ1の入力端子in+に接続されている。過電流閾値選択MOS4の端部はコンパレータ2の入力端子in+に接続されている。
一方、コンパレータ1,2の入力端子in−には、それぞれ電源11の電圧がシャント抵抗12で降圧されて入力される。コンパレータ1、2は、「入力端子in+>入力端子in−」の場合、正電源の値を出力し、「入力端子in+<入力端子in−」の場合、ゼロ〔V〕を出力する。
図9のような構成によれば、過電流閾値抵抗Rt1、Rt2、及び、過電流閾値選択MOS1〜4が有する4つの抵抗r11〜r14により、6つの規定電流(閾値)を生成することができる。以下、規定電流1〜6の生成について説明する。
・過電流閾値選択MOS1〜4がOFF
(i)コンパレータ1は過電流閾値抵抗Rt1で規定される規定電流1を検出する。
(ii)コンパレータ2は過電流閾値抵抗Rt2で規定される規定電流2を検出する。
・過電流閾値選択MOS1のみがON
(iii)コンパレータ1は過電流閾値抵抗Rt1+抵抗r11で規定される規定電流3を検出する。
・過電流閾値選択MOS1、MOS3のみがON、
(iv)コンパレータ2は過電流閾値抵抗Rt2+抵抗r13で規定される規定電流4を検出する。
・過電流閾値選択MOS1、MOS2、MOS3のみがON、
(v)コンパレータ1は過電流閾値抵抗Rt1+抵抗r11+抵抗r12で規定される規定電流5を検出する。
・過電流閾値選択MOS1、MOS2、MOS3、MOS4がON、
(v)コンパレータ2は過電流閾値抵抗Rt2+抵抗r13+抵抗r14で規定される規定電流5を検出する。
このように、コンパレータ1,2は、過電流閾値選択MOS1〜4のON/OFFに応じて、異なる(コンパレータ1つあたり3つの)規定電流を定義することができる。以下、実施例1,2と同様に、規定電流1が5〔A〕、規定電流2が10〔A〕、規定電流3が15〔A〕、規定電流4が30〔A〕、規定電流5が40〔A〕とする。また、規定電流6は例えば50〔A〕とする。なお、過電流閾値選択MOSの数は一例であって、1以上の任意の数であれば5つ以上でもよい。
次に、過電流閾値選択MOS1〜4のON/OFFについて説明する。閾値選択回路34は、コンパレータ1,2の出力を監視して、過電流閾値選択MOS1〜4のON/OFFを制御する。
t1.過電流閾値選択MOS1〜4がOFF(規定電流1,2が規定されている)
コンパレータ1,2がどちらもONになると(10〔A〕以上の負荷電流が検出されると)、閾値選択回路34は過電流閾値選択MOS1をONにする。これにより、コンパレータ1は15〔A〕の規定電流3を検出可能になる。
t2.過電流閾値選択MOS1のみがON
コンパレータ1,2がどちらもONになると(15〔A〕以上の負荷電流が検出されると)、閾値選択回路34は過電流閾値選択MOS3をONにする。これにより、コンパレータ2は30〔A〕の規定電流4を検出可能になる。
t3.過電流閾値選択MOS1、MOS3のみがON
コンパレータ1,2がどちらもONになると(30〔A〕以上の負荷電流が検出されると)、閾値選択回路34は過電流閾値選択MOS2をONにする。これにより、コンパレータ1は40〔A〕の規定電流5を検出可能になる。
t4.過電流閾値選択MOS1、MOS2、MOS3のみがON
コンパレータ1,2がどちらもONになると(40〔A〕以上の負荷電流が検出されると)、閾値選択回路34は過電流閾値選択MOS4をONにする。これにより、コンパレータ2は50〔A〕の規定電流6を検出可能になる。
このように、閾値選択回路34が負荷電流の値に応じて過電流閾値選択MOS1〜4をON/OFFするので、2つのコンパレータ1,2で3つ以上(この数は過電流閾値選択MOSの数による)の規定電流を検出可能になる。
次に、コンパレータ1,2の出力とカウンタ1〜6の接続について説明する。本実施例のデジタル回路29はデマルチプレクサ32を有し、コンパレータ1の出力をカウンタ1、3、5に、コンパレータ2の出力をカウンタ2,4,6にそれぞれ切り替える。デマルチプレクサ32は閾値選択回路34により制御される。すなわち、コンパレータ1が規定電流1で動作している場合、コンパレータ1の出力をカウンタ1に接続する。これにより、コンパレータ1がONになるとカウンタ1が時間の計測を開始する。同様に、コンパレータ2が規定電流2を規定している場合、コンパレータ2の出力をカウンタ2に接続する。コンパレータ1が規定電流3を規定している場合、コンパレータ1の出力をカウンタ1、3に接続する。コンパレータ2が規定電流4を規定している場合、コンパレータ2の出力をカウンタ2、4に接続する。コンパレータ1が規定電流を規定している場合、コンパレータ1の出力をカウンタ1,3,5に接続する。コンパレータ2が規定電流6を規定している場合、コンパレータ2の出力をカウンタ2,4,6に接続する。
図10は、デマルチプレクサ32の一例を示す図である。図10はコンパレータ1の出力をカウンタ1、3,5に分配するデマルチプレクサ32であるが、コンパレータ2のデマルチプレクサ32も同様に構成できる。
デマルチプレクサ32はコンパレータ1の出力を入力inとし、3つの出力を有する。3つのAND回路1〜3には、それぞれ入力in及び2つのセレクタ信号S1,S2が入力される。AND回路1の出力はOR回路1に、OR回路1の出力はカウンタ1に接続されている。AND回路2の出力はOR回路1,2に、OR回路2の出力はカウンタ3に接続されている。AND回路3の出力はOR回路1,2とカウンタ5接続されている。閾値選択回路34は以下のようにセレクタ信号S1、S2を制御してAND回路1〜3を選択する。
AND回路1を選択する場合、S1=0、S2=0
AND回路2を選択する場合、S1=0、S2=1
AND回路3を選択する場合、S1=1、S2=0
なお、OR回路1,2があることで、AND回路2が選択されるとAND回路1も選択され、AND回路3が選択されるとAND回路1、2も選択される。
したがって、閾値選択回路34は、過電流閾値選択MOS1〜4がOFFの場合(規定電流1=5〔A〕)、「S1=0、S2=0」とする。過電流閾値選択MOS1のみをONする場合(規定電流3=15〔A〕)、「S1=0、S2=1」とする。過電流閾値選択MOS1、2をONする場合(規定電流3=40〔A〕)、「S1=1、S2=0」とする。
このように、過電流閾値選択MOS1〜4のON/OFF状態に応じて、デマルチプレクサ32を制御し、規定電流に対応したカウンタ1〜6にコンパレータ1,2の出力を接続できる。
図11は、本実施例の過電流保護回路100の動作をフロー図にて説明する図の一例である。
負荷電流が5〔A〕未満の場合(S21のYes)、一定時間が経過すると(S22のYes)、デジタル回路はカウンタ1〜5の計測時間をゼロにする(S23)。すなわち、過電流が検出されないので、計測時間を初期化する。
負荷電流が5〔A〕以上の場合(S21のNo)で、かつ、負荷電流が10〔A〕未満の場合(S24のYes)、カウンタ1が計測時間を"+1"する(S25)。
負荷電流が10〔A〕以上の場合(S24のNo)、閾値選択回路34は過電流閾値選択MOSを駆動し、5A検出閾値を15A検出閾値に変更する(S26)。すなわち、規定電流1を規定電流3に切り替える。
次に、負荷電流が15〔A〕未満の場合(S27のYes)、カウンタ1、カウンタ2が計測時間を"+1"する(S28)。
負荷電流が15〔A〕以上の場合(S27のNo)、閾値選択回路34は過電流閾値選択MOSを駆動し、10A検出閾値を30A検出閾値に変更する(S29)。すなわち、規定電流2を規定電流4に切り替える。
次に、負荷電流が30〔A〕未満の場合(S30のYes)、カウンタ1〜3が計測時間を"+1"する(S31)。
負荷電流が30〔A〕以上の場合(S30のNo)、閾値選択回路34は過電流閾値選択MOSを駆動し、15A検出閾値を40A検出閾値に変更する(S32)。すなわち、規定電流3を規定電流5に切り替える。
次に、負荷電流が40〔A〕未満の場合(S33のYes)、カウンタ1〜4が計測時間を"+1"する(S34)。
負荷電流が40〔A〕以上の場合(S33のNo)、カウンタ1〜5が計測時間を"+1"する(S34)。
そして、カウンタ1〜5のいずれか1つでも規定時間まで計測を完了すると(S36のYes)、MOSスイッチ13がOFFになる(S37)。カウンタ1〜5のいずれも規定時間まで計測していない場合(S36のNo)、過電流保護回路100はS21〜35のカウント処理を繰り返す。
そして、IGスイッチのON又はマイコンがリセットされると(S38のYes)、閾値選択回路34は、過電流閾値選択MOSを駆動し、5A検出閾値と10A検出閾値を作成する(S39)。
IGスイッチのON又はマイコンのリセットにより、MOSスイッチ13がONする(S40)。
本実施例では、実施例1と同様に複数の動作点を、より少ないコンパレータで任意に規定できる。
11 電源
12 シャント抵抗
13 MOSスイッチ
14 負荷
16 電流監視部
17 MOS駆動部
25 基準電圧生成部
27 コンパレータ
28 デジタル回路
100 過電流保護回路

Claims (8)

  1. 負荷を過電流から保護する過電流保護回路であって、
    規定電流以上の負荷電流が規定時間以上、流れることを負荷電流の遮断条件とする負荷電流遮断条件を2つ以上規定する負荷電流遮断条件規定部と、
    複数の前記負荷電流遮断条件の1つ以上で規定電流以上の負荷電流が規定時間以上、流れたことを検出する検出手段と、
    前記負荷電流遮断条件が1つでも満たされたことを前記検出手段が検出した場合、負荷電流を遮断する負荷電流遮断部と、を有することを特徴とする過電流保護回路。
  2. 前記負荷電流遮断条件規定部は、規定電流が大きい前記負荷電流遮断条件ほど短い規定時間を規定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の過電流保護回路。
  3. 予め複数の規定電流に対応づけて規定時間が記憶された規定時間記憶手段を有し、
    当該過電流保護回路が搭載された装置の起動時に、前記規定時間記憶手段から読み出された規定時間が前記検出手段に設定される、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の過電流保護回路。
  4. 前記負荷電流遮断条件規定部は、
    規定電流毎に、電源の電圧と任意の規定電流に基づき決定された抵抗値の基準抵抗を介して負荷電流の検出手段の上流側と接続される第1の入力端子と、前記検出手段の下流側と接続される第2の入力端子とを有する電流比較手段と、
    各規定電流に対応して配置されている各電流比較手段と接続された複数の時間計測手段
    と、を有し、
    各電流比較手段は、前記第1の入力端子の電流値が前記第2の入力端子の電流値を超えた場合に、前記時間計測手段に時間の計測を開始させ、
    1つ以上の前記時間計測手段が予め設定された規定時間まで時間を計測すると、前記負荷電流遮断部は負荷電流を遮断する、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の過電流保護回路。
  5. 前記負荷電流遮断条件規定部は、
    負荷電流の検出手段の両端電圧をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    各規定電流に対応して配置されている複数の時間計測手段と、
    前記デジタル信号が示す値が規定電流以上であることを検出すると、検出した規定電流に対応する前記時間計測手段に時間の計測を開始させる検出手段と、を有し、
    1つ以上の前記時間計測手段が予め設定された規定時間まで時間を計測すると、前記負荷電流遮断部は負荷電流を遮断する、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の過電流保護回路。
  6. 前記負荷電流遮断条件規定部は、
    負荷電流の検出手段の上流側と2つの電流比較手段との間に配置され、可変の規定電流を出力する規定電流出力手段と、
    前記規定電流出力手段の第1の出力と前記検出手段の下流側とを入力とする第1の電流比較手段と、
    前記規定電流出力手段の第2の出力と前記検出手段の下流側とを入力とする第2の電流比較手段と、
    各規定電流に対応して配置されている複数の時間計測手段と、
    前記第1の電流比較手段の比較結果及び前記第2の電流比較手段の比較結果を通知する通知先の前記時間計測手段を切り替える通知先切り替え手段と、
    前記第1の電流比較手段と前記第2の電流比較手段の比較結果に応じて前記規定電流出力手段が出力する規定電流を変更すると共に、変更後の規定電流に応じて前記通知先の前記時間計測手段を制御する回路制御手段と、を有し、
    1つ以上の前記時間計測手段が予め設定された規定時間まで時間を計測すると、前記負荷電流遮断部は負荷電流を遮断する、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の過電流保護回路。
  7. 前記負荷電流遮断条件規定部が、規定電流以上の負荷電流が規定時間以上、流れたことを検出する前に、負荷電流が所定時間以上、規定電流未満に低下した場合、
    前記負荷電流遮断条件規定部は、前記規定時間を再度、ゼロから計測する、
    ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の過電流保護回路。
  8. 請求項1〜7いずれか1項記載の過電流保護回路を有する車両用の電子制御ユニット。

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