JP2011101449A - 2次電池用保護回路および電池パック - Google Patents

2次電池用保護回路および電池パック Download PDF

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Abstract

【課題】保護回路に外部端子を追加することなく、異常電圧を精度良く検出することができる。
【解決手段】2次電池保護回路は、基準電圧を調整する調整回路と、外部端子と、外部端子の電位に基づいて制御信号を出力する制御回路と、制御信号に基づいて、外部端子を調整回路に接続するスイッチ回路とを備える。制御回路は、外部端子の電位に基づいてスイッチ回路を制御し、保護動作を行う保護動作部と、調整回路とを切り替える。2次電池保護回路は、調整回路で調整された基準電圧に基づいて、2次電池の保護動作を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は2次電池用保護回路および電池パックに関する。
リチウムイオン電池などの2次電池は、充電することにより繰り返し使用することができる。一般に、複数の2次電池を容器でまとめた電池パックが使用されている。電池パックには、2次電池に対する過充電や過放電を防止する保護回路が内蔵されている。この保護回路に流れる電圧の検出精度は、安全性の観点から高精度が要求される。
そこで、保護回路には、電圧の検出精度を高精度とするためのトリミング用抵抗が設けられている。トリミング用抵抗では、ツェナー・ザッピングやヒューズトリミングの工程によってトリミングが施され、抵抗値が調整される。典型的には、トリミングは保護回路として使用する保護IC(Integrated Circuit)がウェハー状態のときに行われる。
すなわち、トリミング用抵抗にトリミングを施すことによって、保護回路における基準電圧が調整される。その結果、保護回路の検出精度が高精度となる。
特許文献1には、2次電池の保護回路に関する技術が開示されている。図5に保護回路のブロック図を示す。これによると、各保護回路に備えられたトリミング用抵抗は、トリミングが施される。そのため、過放電や過充電による電圧の検出精度のばらつきが少なくなる。
また、図6に関連するトリミング回路を示す。図6に示したトリミング回路では、デコーダ回路の出力に基づいてスイッチ素子を切り替え、抵抗をショートさせる。これによりトリミング回路は、トリミング用抵抗を調整する。これにより、トリミング回路は保護回路の検出精度を向上することができる。
特許文献2には、半導体装置及びトリミング方法に関する技術が開示されている。図7にシリアルインターフェースを備えたトリミング回路を示す。図7に示したトリミング回路では、外部端子がシリアルインターフェース回路2回路と接続している。これにより、パッケージ化されたICの状態において、トリミング用抵抗を調整することが可能となる。
特開2002−343441号公報 特開2002−083928号公報
しかしながら特許文献1に開示された方法では、この保護ICを他の構成部品と共に電池パックとして組み立てた場合に、実際の検出電圧は、検出電流が流れる放電用FETおよび充電用FETのオン抵抗にも依存する。すなわち、単品状態で保護ICのトリミング用抵抗をトリミング調整しても、FETと組み合わせた電池パックの状態では、FETのオン抵抗の製造ばらつきが、検出電圧のばらつきとなって現れる。
また、特許文献2に開示された方法では、半導体装置に外部端子を追加する必要がある。したがって、保護ICに端子用PADを追加することとなり、保護ICのサイズが大きくなる。
本発明は、基準電圧を調整する調整回路と、外部端子と、前記外部端子の電位に基づいて制御信号を出力する制御回路と、前記制御信号に基づいて、前記外部端子を調整回路に接続するスイッチ回路と、を備える2次電池保護回路である。
制御回路が、外部端子の電位に基づいてスイッチ回路を制御しているため、保護回路に外部端子を追加することなく、異常電圧を精度良く検出することができる。
保護回路に外部端子を追加することなく、異常電圧を精度良く検出することができる。
実施の形態1にかかる電池パックの内部構成を示す回路図である。 実施の形態1にかかる回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる制御回路の図である。 実施の形態1にかかる調整回路の図である。 関連する保護回路の構成を示すブロック図である。 関連するトリミング回路の図である。 関連するトリミング回路の図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して本実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態にかかる電池パックの内部構成を示す回路図である。電池パックは、電池101と、プラス端子102と、ヒューズ103と、トランジスタ(FET)104と、トランジスタ(FET)105と、マイナス端子106と、充電器107と、充電スイッチ108と、保護回路109と、抵抗121と、抵抗122と、コンデンサ131と、コンデンサ132と、を備えている。
電池101は、例えばリチウムイオン電池である。電池101は、正電極がプラス端子102に接続され、負電極がヒューズ103、FET104およびFET105を介してマイナス端子106に接続されている。
ヒューズ103は、一端はFET104と接続され、他端は電池101と保護回路109のVssとコンデンサ131とを接続しているノードに、接続している。
FET104は、一端がヒューズ103に接続し、また他の一端がFET105に接続している。また、FET104のゲートは、保護回路109の端子Doutと接続している。
FET105は、一端がFET104に接続し、また他の一端がマイナス端子106に接続している。また、FET105のゲートは、保護回路109の端子Coutと接続している。
充電器107は、プラス端子102とマイナス端子106との間に接続している。また充電器107とプラス端子102の間には充電スイッチ108が設けられている。プラス端子102とマイナス端子106の間は、充電スイッチ108によって選択的に接続される。
充電スイッチ108がオン状態の場合には、電池101が充電器107と接続された状態となる。これにより、電池101の充電が行われる。
保護回路109は、端子Vddと、端子Vssと、端子Doutと、端子Coutと、端子V−と、端子DSを備えている。
端子Vddは、抵抗121を介して電池101の正電極に接続されている。また、端子Vssは、電池101の負電極に直接接続されている。
保護回路109の端子Vddと端子Vssとの間にはコンデンサ131が接続されている。抵抗121およびコンデンサ131は、保護回路109の電源変動を抑える。
保護回路109は、過放電、過電流、又は負荷ショートを検出した場合には、端子Doutから検出信号をFET104のゲートに出力する。これにより、FET104が動作して、電池パックの保護動作が実行される。
また保護回路109は、過充電を検出した場合には、端子Coutから検出信号をFET105のゲートに出力する。これによりFET105が動作し、充電を停止させる。
保護回路109の端子V−とマイナス端子106との間には、抵抗122が接続されている。また、端子V−とGNDとの間にはコンデンサ132が接続されている。抵抗122およびコンデンサ132は、ノイズを除去するために設けられたものである。
図2は、本実施の形態にかかる回路の回路構成を示すブロック図である。
保護回路109は、保護動作部170と、制御回路200と、スイッチ回路201a〜201cと、端子Vddと、端子Vssと、端子DSと、端子Coutと、端子Doutと、端子V−と、調整回路210を備える。
保護動作部170は、過充電検出用コンパレータ111と、過放電検出用コンパレータ112と、過電流検出用コンパレータ113と、負荷ショート検出用コンパレータ114と、抵抗Rc、Rd、123、124と、オシレーター150と、カウンター151と、第1の論理回路152と、第2の論理回路153と、レベルシフト回路154と、ショートディテクター155と、遅延回路156と、トランジスタ(FET)157と、トランジスタ(FET)158を備える。
過充電検出用コンパレータ111は、抵抗Rcと、基準電圧を与える電源Ecに接続している。過充電検出用コンパレータ111は、抵抗Rcの抵抗値によって設定される。過充電検出用コンパレータ111は、抵抗Rcにおける電圧が電源Ecの基準電圧を上回ると、ハイレベルを出力する。過充電検出用コンパレータ111から出力された信号は、オシレーター150と、第1の論理回路152に入力される。
過放電検出用コンパレータ112は、抵抗Rdと、基準電圧を与える電源Ecに接続している。過放電検出用コンパレータ112は、抵抗Rdの抵抗値に基づいて設定される。過放電検出用コンパレータ112は、抵抗Rcにおける電圧が電源Ecの基準電圧を下回ると、ハイレベルを出力する。過放電検出用コンパレータ112から出力された信号は、オシレーター150と、第2の論理回路153に入力される。
過電流検出用コンパレータ113は、検出電圧として基準電圧を与える電源Edと、GNDに接続している。過電流検出用コンパレータ113から出力された信号は、オシレーター150に入力される。
負荷ショート検出用コンパレータ114は、検出電圧として基準電圧を与える電源Esと、GNDに接続している。負荷ショート検出用コンパレータ114から出力された信号は、オシレーター150と、第1の論理回路152に入力される。
オシレーター150は、過充電検出用コンパレータ111、過放電検出用コンパレータ112、過電流検出用コンパレータ113及び負荷ショート検出用コンパレータ114からの信号に基づき、信号を生成する。また、オシレーター150は、生成した信号を、カウンター151に出力する。
カウンター151は、オシレーター150から信号が入力される。カウンター151は、入力された信号の周波数をカウントする。またカウンター151は、信号を第1の論理回路152と、第2の論理回路153に出力する。
第1の論理回路152には、過充電検出用コンパレータ111と、負荷ショート検出用コンパレータ114と、カウンター151から信号が入力される。第1の論理回路152は、入力された信号に基づいて信号を生成し、レベルシフト回路154に信号を出力する。
レベルシフト回路154は、スイッチ回路201cと接続している。レベルシフト回路154は、第1の論理回路152から入力を受ける。レベルシフト回路154は、信号のレベルをシフトさせ、信号をFET157に出力する。レベルシフト回路154はFET157のゲートに信号を出力することで、トランジスタの動作を制御する。
ショートディテクター155は端子V−と接続している。ショートディテクター155は、信号を遅延回路156に出力する。
遅延回路156は、ショートディテクター155から信号が入力される。遅延回路156では、入力信号に基づく信号を、任意の時間だけ遅延させて論理回路153に出力する。
第2の論理回路153は、スイッチ回路201bと接続している。第2の論理回路153は、カウンター151と、遅延回路156と、過放電検出用コンパレータ112から信号が入力される。第2の論理回路153では、入力された信号に基づいて信号を生成し、信号をFET158に出力する。
FET157の一端が端子V−に接続し、他の一端が抵抗124に接続している。また、FET157のゲートは、レベルシフト回路154と接続している。
FET158の一端がGNDに接続し、他の一端が抵抗124に接続している。また、FET158のゲートは、第2の論理回路153と接続している。
抵抗123の一端がスイッチ回路201aの一端と接続し、他端がGNDと接続している。
保護動作部170では、過充電検出用コンパレータ111の出力信号に基づき、Coutに信号が出力される。なお、スイッチ回路201cにおいて、端子Coutと保護動作部170が接続されているものとする。したがって過充電が検出されると、保護動作部170から端子Coutに出力された信号に基づいてFET105が動作し、充電を停止させる。
また、保護動作部170では、過放電検出用コンパレータ112、過電流検出用コンパレータ113及び負荷ショート検出用コンパレータ114の出力信号に基づき、端子Doutに信号が出力される。なお、スイッチ回路201bにおいて、端子Doutと保護動作部170が接続されているものとする。したがって過充電が検出されると、保護動作部170から端子Doutに出力された信号に基づいてFET104が動作し、電池パックの保護動作が実行される。
なお、FET157及び158は、ショートディテクター155で異常が検出された場合に、ショートすることによって、端子V−において一時的に持ち上げている電圧をVssと同電位とする。
調整回路210は、トリミングを行うために設けられている。調整回路210は、入力端子Aと、入力端子Bと、入力端子Cと、を備える。また、調整回路210は、基準電圧を与える電源Ecに接続している。
スイッチ回路201aは、端子DSの接続先を、保護動作部170と、調整回路210のいずれかに切り替える。調整回路210に切り替える場合には、端子DSは、入力端子Aと接続する。なお、端子DSから入力端子AにVFUSEが入力される。
スイッチ回路201bは、端子Doutの接続先を、保護動作部170と、調整回路210のいずれかに切り替える。調整回路210に切り替える場合には、端子Doutは、入力端子Bと接続する。なお、端子Doutから入力端子BにCLK信号が入力される。
スイッチ回路201bは、端子Coutの接続先を、保護動作部170と、調整回路210のいずれかに切り替える。調整回路210に切り替える場合には、端子Coutは、入力端子Cと接続する。なお、端子Coutから入力端子CにDATA信号が入力される。
制御回路200は、端子V−及びGNDと接続している。また、制御回路200は、スイッチ回路201a、201b、201cとそれぞれ接続している。
制御回路200は、スイッチ回路201a〜201cに制御信号を出力する。スイッチ回路201a〜201cは、入力された制御信号に基づいて、端子の接続先が保護動作部170と、調整回路210のいずれかになるよう切り替える。例えば、スイッチ回路201aの動作により、端子DSの接続先は、オシレーター150と調整回路210とで切り替わる。同様に、スイッチ回路201bの動作により、端子Doutの接続先は、第2の論理回路153と調整回路210とで切り替わる。スイッチ回路201cの動作により、端子Coutの接続先は、レベルシフト回路154と調整回路210とで切り替わる。
図3は、図2に示した制御回路200の構成例である。制御回路200は、ヒステリシスインバータINV1と、インバータINV2、インバータINV3を備えている。
ヒステリシスインバータINV1は、ヒステリシス特性を有する。また、ヒステリシスインバータINV1は、インバータINV2及びインバータINV3の前段に配置される。すなわち、ヒステリシスインバータINV1は、入力側の最前段に配置される。
ヒステリシスインバータINV1の入力はGNDに接続される。ヒステリシスインバータINV1の正側の電源端子はVddに、負側の電源端子は端子V−に接続される。ヒステリシスインバータINV1の出力はインバータINV2に入力され、インバータINV2の出力はインバータINV3に入力される。インバータINV3の出力は図2におけるスイッチ回路201a〜201cに接続される。
図2、3において、端子V−の入力電圧が端子Vssの電圧(グランド電位)に近い場合には、ヒステリシスインバータINV1は、ハイレベルの信号を出力する。すなわちGNDからのローレベルの入力が、ハイレベルとして出力される。したがって、インバータINV2、INV3により、制御回路200は、スイッチ回路201a〜201cにハイレベルの信号を出力する。
一方、端子V−の入力電圧を下げると、端子V−と端子Vssの電位差が大きくなる。端子V−と端子Vssの電位差が所定値以上となった場合には、ヒステリシスインバータINV1からはローレベルの信号が出力される。すなわちGNDからのローレベルの入力が、ローレベルとして出力される。したがって、インバータINV2、INV3の動作により、制御回路200はスイッチ回路201a〜201cにローレベルの信号を出力する。
このように、端子V−の入力電圧に基づいて制御回路200の動作が決定する。また、制御回路200が出力した信号によって、スイッチ回路201a〜201cの動作が制御される。端子DS、端子Dout、端子Coutの接続先は、制御回路200が出力した信号に基づいて、保護動作部170と、調整回路210とのいずれかに切り替えられる。すなわち、制御回路200の出力がハイレベルの場合には、端子DSはオシレーター150と接続し、端子Doutは第2の論理回路153と接続し、端子Coutはレベルシフト回路154と接続する。また、制御回路200の出力がローレベルの場合には、端子DS、端子Dout、端子Coutは、それぞれ調整回路210に接続する。
なお、本実施形態では、前段にヒステリシスインバータINV1用いている。この理由は、何らかの原因により入力信号が不安定な状態になった場合に、出力信号をハイレベルまたはローレベルのまま安定させるためである。ヒステリシスインバータINV1は、インバータINV2及びINV3の前段に配置されることが望ましい。すなわち、ヒステリシスインバータINV1は、最前段に配置される。
通常の使用状態では端子V−の入力電圧は、端子Vssの電圧に近いので、制御回路200の出力信号はハイレベルとなる。このとき、スイッチ回路201aは端子DSに、スイッチ回路201bは論理回路153に、スイッチ回路201cはレベルシフト回路154にそれぞれ接続され、2次電池の保護動作を行う。
端子V−の入力電圧を一定レベルまで下げると、端子V−の電圧と端子Vssの電圧との差が所定の電圧以上となる。これにより、ヒステリシスインバータINV1の出力信号が変化し、制御回路200の出力信号はローレベルとなる。したがって、端子DS、端子Dout、端子Coutは、それぞれ調整回路210に接続される。このように、端子V−の入力電圧を一定レベルまで下げることで、調整回路210を動作させることができる。
図4は、本実施の形態における調整回路210の構成例である。調整回路210は、典型的には、トリミング用抵抗を備えるトリミング回路である。以下、調整回路210はトリミング回路であるものとする。
調整回路210は、シリアルインターフェース回路2と、選択回路3と、ヒューズFUSE1〜FUSEn(nは2以上の整数)と、抵抗R1〜Rnと、回路LINE1〜LINEnと、デコーダ回路1と、スイッチ素子TR11〜TR1m(mは2以上の整数)と、抵抗R11〜R1mと、を備えている。
図4において、シリアルインターフェース回路2には、入力端子B、入力端子C、端子V−の3つ端子から信号が入力される。シリアルインターフェース回路2は、入力端子BからCLK信号が入力され、入力端子CからDATA信号が入力され、端子V−からSTB信号が入力される。また、シリアルインターフェース回路2は、制御信号を選択回路3に出力する。
選択回路3は、シリアルインターフェース回路2から出力された制御信号に基づき、入力端子A(VFUSE)の接続先となる回路LINE1〜LINEnを選択する。これにより、回路LINE1〜LINEnの中のいずれか1つと、入力端子A(VFUSE)が接続される。
選択回路3とデコーダ回路1は、複数の回路LINE1〜LINEnにより接続されている。回路LINE1〜LINEnには、それぞれ抵抗R1〜Rn及びヒューズFUSE1〜FUSEnを備える回路がそれぞれ接続されている。
抵抗R1〜Rn及びヒューズFUSE1〜FUSEnは同数である。また、抵抗R1〜Rnのうちの1個と、ヒューズFUSE1〜FUSEnの1個が、1組となっている。ここで、抵抗R1〜Rnは、電圧調整用の抵抗素子である。
なお、回路LINE1〜LINEnは、ヒューズFUSE1〜FUSEnを介してGNDに接続している。また、回路LINE1〜LINEnは、抵抗R1〜Rnを介して端子Vddと接続している。回路LINE1〜LINEnを介して、信号がVddからデコーダ回路1に伝送される。
デコーダ回路1は、入力された信号をデコードし、次段のスイッチ素子TR11〜TR1mの駆動信号を出力する。
スイッチ素子TR11〜TR1mは、デコーダ回路1から出力された駆動信号に基づいて動作する。
抵抗R11〜R1mは、基準電圧を調整する抵抗素子である。スイッチ素子TR11〜TR1mがオン状態の場合には、対応する抵抗R11〜R1mがショートした状態となる。すなわち、スイッチ素子TR11〜TR1mは、ショート用素子である。
次に、図4の調整回路210の動作について説明する。
入力端子A(VFUSE)には、ヒューズFUSE1〜FUSEnを溶断するための電流が流れている。シリアルインターフェース回路2から出力された制御信号により、回路LINE1〜LINEnのいずれかと、入力端子A(VFUSE)が接続される。したがって、ヒューズFUSE1〜FUSEnのいずれかと、入力端子A(VFUSE)が接続される。これにより、入力端子A(VFUSE)と接続したヒューズが溶断される。
例えば、LINE1が入力端子A(VFUSE)と接続されたものとする。この場合、ヒューズFUSE1が溶断される。ヒューズFUSE1が溶断されると、デコーダ回路1に接続する回路LINE1はGNDに接続した状態ではなくなる。したがって、端子Vddとデコーダ回路1の接続状態が変更され、デコーダ回路1に入力される信号が変化する。
ここで、回路LINE1〜LINEnはn本であり、デコーダ回路1に入力される信号は、nビットとなる。デコーダ回路1は、入力されたnビットの信号を駆動信号に変換する。
デコーダ回路1は、信号をデコードし、次段のスイッチ素子TR11〜TR1mの駆動信号を出力する。
例えば、デコーダ回路1は駆動信号をスイッチ素子TR1mに出力したものとする。スイッチ素子TR1mは駆動信号に基づいてオン状態となり、スイッチ素子TR1mに接続された抵抗R1mをショートさせる。すなわち、デコーダ回路1から入力された駆動信号に基づいて、ショートする抵抗R11〜R1mが選択される。これにより、調整回路210では、Vddの分圧比が調整され、出力電圧が決定される。
したがって、調整回路210では、端子V−からのシリアルインターフェース回路2への入力信号に基づいて、出力電圧が決定される。調整回路210の出力電圧は、保護動作部170における基準電圧として使用される。すなわち、調整回路210は基準電圧を調整する。
したがって、本実施の形態にかかる保護回路は、調整回路210と保護動作部170の動作を、端子V−の入力信号に基づいて切り替えることができる。また、保護回路は、保護動作部170で基準電圧として使用される調整回路210の出力電圧を、端子V−の入力信号に基づいて変更することができる。
このような構成および方法によると、特別な外部端子を設けずに、パッケージ化されたICのトリミング用抵抗にトリミングを施すことができる。したがって、チップの形成面積は小さくし、電池パックおける過放電や過充電などによる異常電圧を、精度良く検出することができる。
また、保護回路がウェハーの状態のときにトリミングを行う必要がない。そのため、FET104およびFET105のオン抵抗の製造ばらつきを見込んで、調整回路210を過剰に高精度に調整する必要がない。したがって、調整回路210の形成面積の縮小化し、調整時間の短縮化を図ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 デコーダ回路
2 シリアルインターフェース回路
3 選択回路
101 電池
102 プラス端子
103 ヒューズ
106 マイナス端子
107 充電器
108 充電スイッチ
109 保護回路
111 過充電検出用コンパレータ
112 過放電検出用コンパレータ
113 過電流検出用コンパレータ
114 負荷ショート検出用コンパレータ
121〜124 抵抗
131、132 コンデンサ
157、158 FET
170 保護動作部
200 制御回路
201a〜201c スイッチ回路
210 調整回路
Cout、Dout、DS、V−、Vdd、Vss 端子
Ec、Ed、Es 電源
FUSE1〜FUSEn ヒューズ
INV1 ヒステリシスインバータ
INV2、INV3 インバータ
LINE1〜LINEn 回路
R11〜R1m 抵抗
R1〜Rn 抵抗
Rc 抵抗
Rd 抵抗
TR11〜TR1m スイッチ素子

Claims (6)

  1. 基準電圧を調整する調整回路と、
    外部端子と、
    前記外部端子の電位に基づいて制御信号を出力する制御回路と、
    前記制御信号に基づいて、前記外部端子を調整回路に接続するスイッチ回路と、を備える、
    2次電池保護回路。
  2. 前記調整回路は、シリアルインターフェース回路を備え、
    前記シリアルインターフェース回路は、前記外部端子から信号を入力する、
    請求項1に記載の2次電池保護回路。
  3. 前記調整回路は、
    複数の抵抗と、
    前記複数の抵抗を独立してショートさせるショート用素子と、を備え、
    外部から入力されたデータに基づいて、前記ショート用素子がショートさせる前記抵抗を決定する、
    請求項1又は請求項2に記載の2次電池保護回路。
  4. 前記調整回路は、前記外部端子からの入力信号が、ストローブ信号として入力されている
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の2次電池保護回路。
  5. 前記制御回路は、複数のインバータを備え、
    前記複数のインバータうち最前段に配置されたインバータは、ヒステリシス特性を有する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の2次電池保護回路。
  6. 2次電池と、
    前記2次電池に電源を供給する充電器と、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載された2次電池保護回路と、を備え、
    前記充電器からの電圧に応じた電位が、前記2次電池保護回路が有する外部端子に入力される、
    電池パック。
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