JP3590754B2 - 半導体パワーモジュール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は過電流保護回路を備えた半導体パワーモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、例えば特開平4−308419号公報に示された従来の過電流保護回路を含む半導体パワーモジュールの構成図である。図において1は負荷の三相誘導モータ、2は三相誘導モータ1の駆動電源、3a、3b、3c、3d、3e、3fは3相ブリッジ構成に配置されたパワートランジスタであり、それぞれフライホイール・ダイオード4a、4b、4c、4d、4e、4fが並列接続される。20a、20b、20c、20d、20e、20fはフォトカプラからなる各駆動回路、21は直流電源、22は後述の過電流検出回路71から出力する過電流検出信号によりオフされる保護用トランジスタである。前記各駆動回路20a、20b、20c、20d、20e、20fの入力側発光素子の入力端は共通接続されて、その共通接続点と直流電源21の正極との間の入力側共通電源供給路に保護用トランジスタ22が介挿接続されている。また、前記駆動回路の上段3個の各駆動回路20a、20b、20cは個別の電源23a、23b、23cに各々接続され、下段3個の各駆動回路20d、20e、20fは共通接続されて単一の電源23dに接続されている。15はパワートランジスタのスイッチングを制御する制御回路、24はモータ1流れる電流を電圧に変換する電流検出のための抵抗である。71は過電流検出回路であり、25、26はコンパレータ、27はツエナダイオード、28、29はツエナ電圧を分圧して基準電圧を設定する抵抗、30、31、32はトランジスタ、33、34はフォトカプラ、35はコンデンサ、36は抵抗であり、このコンデンサ35と抵抗36で過電流復帰後の遮断保持時間を決定する。
【0003】
過電流検出回路71は、モータ1に所定以上の過電流が流れたのを検出して保護用トランジスタ22をオフすることにより、全ての駆動回路20a、20b、20c、20d、20e、20fの各々の入力側の電源供給を遮断して全てのパワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fをオフ状態に保持して過電流による破壊から保護しようとするものである。次に、この過電流検出回路71について説明する。第1のコンパレータ25の+側端子には、ツエナ電圧を分圧して設定された基準電圧が入力されている。一方、このコンパレータ25の−側端子には、モータ1に流れる電流を抵抗24により電圧に変換した検出電圧が入力されている。そして、モータ1に過電流が流れていない場合には、検出電圧が基準電圧以下であるので、第1のコンパレータ25の出力信号はハイレベルであって第1のトランジスタ30のコレクタ電位がローレベルであり、第2のコンパレータ26の出力信号がハイレベルであり、第2のトランジスタ31のコレクタ電位がローレベルであり、それにより第3のトランジスタ32がオフ状態であるため、フォトカプラ33もオフ状態であり、前述の保護用トランジスタ22はベース電流が流れることによりオン状態を保持しており、全ての駆動回路20a、20b、20c、20d、20e、20fの各々の入力側受光素子に電源供給される。また、第3のトランジスタ32がオフであることによりフォトカプラ34もオフ状態であり、制御回路15に過電流検出信号は流れないので、制御回路15から制御信号が出力されて各パワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fがスイッチング制御され、定常の電力変換動作が行われてモータ1に電力供給される。
【0004】
次に、モータ1に過電流が流れた場合には、抵抗24における電圧降下が大きくなってこの検出電圧が基準電圧以上になると、第1のコンパレータ25の出力信号がローレベルとなって第1のトランジスタ30のコレクタ電位がハイレベルとなり、第2のコンパレータ26の出力信号がローレベルとなり、第2のトランジスタ31のコレクタ電位がハイレベルとなり、第3のトランジスタ32がオンとなって、両フォトカプラ32、33がオン状態に移行して過電流検出信号が出力するので、保護用トランジスタ22はベース電流が流れなくなってオフ状態に移行する。従って、全ての駆動回路20a、20b、20c、20d、20e、20fの入力側の電源供給が遮断されるので、全てのパワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fはベース電流が流れなくなってオフ状態を保持し、結果として過電流による破壊から保護する。また、フォトカプラ34のオンにより、制御回路15に過電流検出信号が流れて、制御回路15は制御信号の出力を停止する。全てのパワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fがオフ状態となることにより第1のコンパレータ25の出力信号が瞬時にハイレベルに反転するが、コンデンサ35が抵抗36を通じて放電することにより第2のコンパレータ26の出力信号は即座にハイレベルに反転しなく、保護用トランジスタ22は、抵抗36とコンデンサ35との時定数で決定される一定時間だけオフ状態を保持した後、遮断を解除する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の半導体パワーモジュールは、過電流発生時のパワートランジスタの遮断保持時間を抵抗とコンデンサで構成しているため、抵抗とコンデンサの定数誤差により遮断時間にバラツキが生じる。特に前記遮断時間が短くなり、過電流発生時に制御回路からの制御信号が出力停止される以前に遮断を解除すると、過電流が再発生することとなり、過電流が繰り返され素子の破壊に至らしめることがある。また、前記遮断時間が長くなると、定常状態に復帰するまでの時間が長くなり、負荷を制御できない時間が長くなるという問題があった。また、半導体パワーモジュール製造後に前記遮断時間を容易に変更することができないといった問題があった。
【0006】
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、半導体パワースイッチング素子に過電流が発生した場合に半導体パワースイッチング素子を遮断する遮断時間を正確に計測し、また当該遮断時間を容易に変更することを可能とし、さらに過電流が連続して発生した場合には半導体パワースイッチング素子の遮断状態の解除を禁止する半導体パワーモジュールを得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体パワーモジュールは、複数の半導体パワースイッチング素子と、素子を駆動する駆動回路と、素子につながる負荷と、負荷に供給される素子からの電流に応じた電圧を出力する電流検出器と、電流検出器の出力電圧を基準電圧と比較して負荷に供給される電流を過電流と判断し信号を出力する過電流判断回路および過電流判断回路の信号を受けて半導体パワースイッチング素子を遮断する遮断回路に信号を出力する素子遮断信号出力回路とで構成された過電流検出回路とを備えた半導体パワーモジュールであって、素子遮断信号出力回路があらかじめ定められた遮断時間を記憶した電気的書き換え可能なメモリ回路と、メモリ回路に記憶された遮断時間をセットして、遮断回路に出力する出力信号の出力時間を計測するタイマ回路とで構成されており、過電流が発生したとき、メモリ回路の遮断時間をセットしたタイマ回路のタイマ値が0となるまで遮断状態が保持されるものである。
【0008】
また、素子遮断信号出力回路には、加えて過電流判断回路の出力信号の出力回数を計測するカウンタ回路が設けられており、カウンタ回路のカウント値が所定の回数に達すると、遮断回路の遮断状態を継続させるものである。
【0009】
また、複数の半導体パワースイッチング素子と、素子を駆動する駆動回路と、素子につながる負荷と、負荷に供給される素子からの電流に応じた電圧を出力する電流検出器と、電流検出器の出力電圧を基準電圧と比較して負荷に供給される電流を過電流と判断し信号を出力する過電流判断回路および過電流判断回路の信号を受けて半導体パワースイッチング素子を遮断する遮断回路に信号を出力する素子遮断信号出力回路とで構成された過電流検出回路と制御回路とを備えた半導体パワーモジュールであって、素子遮断信号出力回路があらかじめ定められた遮断時間を記憶した電気的書き換え可能なメモリ回路と、メモリ回路に記憶された遮断時間をセットして、遮断回路に出力する出力信号の出力時間を計測するタイマ回路とで構成されており、過電流が発生したとき、メモリ回路の遮断時間をセットしたタイマ回路のタイマ値が0となるまで遮断状態が保持されるとともに、遮断回路に出力する出力信号の出力回数が制御回路に出力されてカウントされ、そのカウント値が所定の回数に達すると遮断回路の遮断状態を継続するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1、図2について説明する。図1において、1は負荷の三相誘導モータ、2は三相誘導モータの駆動電源、3a、3b、3c、3d、3e、3fは3相ブリッジ構成に配置された複数のパワートランジスタであり、それぞれフライホイール・ダイオード4a、4b、4c、4d、4e、4fが並列接続される。5a、5b、5c、5d、5e、5fは対応するパワートランジスタの駆動回路と後述の過電流検出回路7からハイレベルが入力されると対応するパワートランジスタのベース電流を遮断する回路からなる遮断回路、6a、6b、6cは流れる電流に応じた電圧を出力する電流検出器である。7は過電流検出回路であり、8a、8b、8cは各電流検出器6a、6b、6cの各々の出力をそれぞれの+側端子に接続され、それぞれの−側端子には基準電圧Vrefが接続されたコンパレータ、9は各コンパレータ8a、8b、8cの各々の出力が入力される第1の論理和ロジック回路であり、これらによって過電流判断回路を成す。
【0011】
10はあらかじめ定められた遮断時間を記憶した電気的書き換え可能なメモリ(例えばEEPROMなど)、11は遮断時間を計測するタイマ回路、12は前記第1の論理和ロジック回路9のハイレベル出力回数を計測するカウンタ回路、13は前記メモリ10とタイマ回路11とカウンタ回路12を含むマイクロコンピュータであり、これらで素子遮断信号出力回路を成す。つまりこのマイクロコンピュータ13は第1の論理和ロジック回路9の出力が入力され、この入力がハイレベルのときタイマ回路11に遮断時間をセットすると共にカウンタ回路12を1カウントアップし、ローレベルのときタイマ回路11のタイマをカウントダウン動作させて遮断時間を計測し、タイマの値が0の場合にローレベルを出力し、0以外の場合にハイレベルを出力する。また、カウンタ回路12のカウント値があらかじめ設定された値に達すると、マイクロコンピュータ13はハイレベル出力を保持する。14は第1の論理和ロジック回路9の出力とマイクロコンピュータ13の出力を入力とする第2の論理和ロジック回路であり、その出力は遮断回路5a、5b、5c、5d、5e、5fに送出される。そして、前記過電流判断回路と素子遮断信号出力回路とで、過電流検出回路7を構成している。15はパワートランジスタのスイッチングを制御する制御回路である。
【0012】
次に動作について説明する。過電流が発生していないときは、すべての電流検出器6a、6b、6cの出力電圧は基準電圧Vrefより低く、全てのコンパレータ8a、8b、8cの出力はローレベルであり、したがって第1の論理和ロジック回路9の出力はローレベルである。マイクロコンピュータ13には第1の論理和ロジック回路9のローレベル出力が入力され、タイマ回路11のタイマ値は0に保持されてマイクロコンピュータ13の出力はローレベルである。第1の論理和ロジック回路9の出力がローレベルであり、マイクロコンピュータ13の出力がローレベルであるので、第2の論理和ロジック回路14の出力はローレベルである。従ってベース電流は遮断されず、制御回路15から制御信号が出力されて各パワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fは通常のスイッチング動作を行う。
【0013】
次に、過電流が発生すると、対応した各電流検出器6a〜6cの出力電圧が基準電圧Vrefより高くなり、対応するコンパレータ8a〜8cの出力がハイレベルとなり、したがって第1の論理和ロジック回路9の出力がハイレベルとなる。マイクロコンピュータ13には第1の論理和ロジック回路9からハイレベルが入力されるので、カウンタ回路12を1カウントアップするとともにメモリ10にあらかじめ記憶された遮断時間がタイマ回路11にセットされ、マイクロコンピュータ13の出力はハイレベルとなる。第1の論理和ロジック回路9のハイレベル出力、およびマイクロコンピュータ13のハイレベル出力が第2の論理和ロジック回路14に入力され、第2の論理和ロジック回路14の出力がハイレベルとなり遮断回路5a、5b、5c、5d、5e、5fに送出され、全てのパワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fのベース電流が遮断される。また、第2の論理和ロジック回路14の出力は、異常信号として制御回路15に出力される。
【0014】
全てのパワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fが遮断されると、過電流状態が解消され、すべての電流検出回路6a、6b、6cの出力電圧が基準電圧Vrefより低くなり、すべてのコンパレータ8a、8b、8cの出力がローレベルとなり、したがって第1の論理和ロジック回路9の出力がローレベルとなる。一方、マイクロコンピュータ13には第1の論理和ロジック回路9のローレベル出力が入力され、タイマ回路11のカウントダウン動作が開始される。タイマ回路11のタイマ値が0に達するまでマイクロコンピュータ13の出力はハイレベルである。マイクロコンピュータ13のハイレベル出力、第1の論理和ロジック回路9のローレベル出力が入力される第2の論理和ロジック回路14の出力はハイレベルに保持され遮断回路5a、5b、5c、5d、5e、5fに送出され、すべてのパワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fのベース電流は遮断状態が保持される。タイマ回路11のタイマ値が0に達するとマイクロコンピュータ13の出力はローレベルとなり、第1の論理和ロジック回路9の出力がローレベルであることから、第2の論理和ロジック回路14の出力はローレベルとなり、遮断回路5a、5b、5c、5d、5e、5fによる全てのパワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fの遮断状態は解除される。なおタイマ回路11のタイマ値は次に過電流が発生して第1の論理和ロジック回路9の出力がハイレベルとなるまで0に保持される。以上のように過電流発生時にメモリ10に設定された時間、確実に全てのパワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fを遮断できる。
【0015】
また図2のタイミングチャートに示すように、同図の(a)の電流検出器の出力電圧が破線で示す基準電圧Vrefより高くなり、前述のように第1の論理和ロジック回路9のハイレベル出力がマイクロコンピュータ13に入力される毎に、カウンタ回路12は同図の(b)のようにカウンタ値をカウントアップして過電流の発生回数を計測する。カウンタ回路12のカウンタ値が図2の(b)の破線で示すあらかじめ設定された値、例えば5回に達すると、マイクロコンピュータ13の出力はそれ以降ハイレベルに保持されるので、そのハイレベル出力が第2の論理和ロジック回路14に入力され、図2の(c)で示すように第2の論理和ロジック回路14の出力もハイレベルが保持される。従って遮断回路5a、5b、5c、5d、5e、5fにより全てのパワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fのベース電流が遮断されて過電流状態が解消された後も遮断状態が継続し、過電流の繰り返しによるパワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fの破壊を防止することができる。
【0016】
このように上記実施の形態1では、遮断時間はあらかじめ定められた値がメモリ10に記憶されるが、当該メモリ10に記憶する遮断時間を書き換えることにより容易に遮断時間を変更することができる。
【0017】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、カウンタ回路12を設けて設定した値に過電流発生回数が達すると、パワートランジスタ3a、3b、3c、3d、3e、3fが遮断された状態が継続する例を示したが、必ずしもカウンタ回路12を設ける必要もなく、例えば、第2の論理和ロジック回路14の出力が異常信号として制御回路15に出力されている情報を利用することで代替させることも可能である。
また、制御回路内にカウンタを設けてある場合にも、マイコン内にカウンタ回路12を必ずしも設ける必要はない。
【0018】
また、上記実施の形態1、2では半導体パワースイッチング素子としてパワートランジスタについて述べたがパワーMOSFETやIGBTなどのパワーデバイスで構成される半導体パワーモジュールについてもこの発明は同様に適用できる。また、負荷として三相誘導モータについて述べたがその他の交流モータや直流モータについてもこの発明は同様に適用できる。
【0019】
【発明の効果】
この発明は以上に述べたように構成されているので以下に示すような効果を奏する。
【0020】
過電流検出回路内に設けたマイクロコンピュータのメモリに過電流遮断時間を正確にかつ容易に変更可能に設定することができ、過電流が連続して発生することによる半導体パワースイッチング素子の破壊を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による半導体パワーモジュールを示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による半導体パワーモジュールのタイミングチャートである。
【図3】従来の半導体パワーモジュールの構成図である。
【符号の説明】
1 負荷、3a,3b,3c,3d,3e,3f パワートランジスタ、
5a,5b,5c,5d,5e,5f 遮断回路、
6a,6b,6c 電流検出器、7 過電流検出回路、
8a,8b,8c コンパレータ、9,14 論理和ロジック回路、
10 メモリ、11 タイマ回路、12 カウンタ回路、
13 マイクロコンピュータ。
Claims (3)
- 複数の半導体パワースイッチング素子と、この素子を駆動する駆動回路と、前記素子につながる負荷と、この負荷に供給される前記素子からの電流に応じた電圧を出力する電流検出器と、この電流検出器の出力電圧を基準電圧と比較して前記負荷に供給される電流を過電流と判断し信号を出力する過電流判断回路および前記過電流判断回路の信号を受けて前記半導体パワースイッチング素子を遮断する遮断回路に信号を出力する素子遮断信号出力回路とで構成された過電流検出回路とを備えた半導体パワーモジュールであって、前記素子遮断信号出力回路があらかじめ定められた遮断時間を記憶した電気的書き換え可能なメモリ回路と、前記メモリ回路に記憶された遮断時間をセットして、前記遮断回路に出力する出力信号の出力時間を計測するタイマ回路とで構成されており、過電流が発生したとき、前記メモリ回路の前記遮断時間をセットしたタイマ回路のタイマ値が0となるまで遮断状態が保持されることを特徴とする半導体パワーモジュール。
- 前記素子遮断信号出力回路には、加えて前記過電流判断回路の出力信号の出力回数を計測するカウンタ回路が設けられており、前記カウンタ回路のカウント値が所定の回数に達すると、前記遮断回路の遮断状態を継続させることを特徴とする請求項1に記載の半導体パワーモジュール。
- 複数の半導体パワースイッチング素子と、この素子を駆動する駆動回路と、前記素子につながる負荷と、この負荷に供給される前記素子からの電流に応じた電圧を出力する電流検出器と、この電流検出器の出力電圧を基準電圧と比較して前記負荷に供給される電流を過電流と判断し信号を出力する過電流判断回路および前記過電流判断回路の信号を受けて前記半導体パワースイッチング素子を遮断する遮断回路に信号を出力する素子遮断信号出力回路とで構成された過電流検出回路と制御回路とを備えた半導体パワーモジュールであって、前記素子遮断信号出力回路があらかじめ定められた遮断時間を記憶した電気的書き換え可能なメモリ回路と、前記メモリ回路に記憶された遮断時間をセットして、前記遮断回路に出力する出力信号の出力時間を計測するタイマ回路とで構成されており、過電流が発生したとき、前記メモリ回路の前記遮断時間をセットしたタイマ回路のタイマ値が0となるまで遮断状態が保持されるとともに、前記遮断回路に出力する出力信号の出力回数が前記制御回路に出力されてカウントされ、そのカウント値が所定の回数に達すると前記遮断回路の遮断状態を継続することを特徴とする半導体パワーモジュール。
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