JPH1020948A - リダンダント型安定化電源装置 - Google Patents

リダンダント型安定化電源装置

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JPH1020948A
JPH1020948A JP8170099A JP17009996A JPH1020948A JP H1020948 A JPH1020948 A JP H1020948A JP 8170099 A JP8170099 A JP 8170099A JP 17009996 A JP17009996 A JP 17009996A JP H1020948 A JPH1020948 A JP H1020948A
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overvoltage
voltage
stabilized power
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Shinji Kaneko
真二 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】過電圧側の電源回路を確実に判別できるように
する。 【解決手段】過電圧状態は負荷端(c点)の電圧を検出
する。過電圧状態のときに起こる出力電流Ia,Ibの
アンバランス状態に着目して、負荷12に対するセンス
端cと出力電流が流れる電源供給ラインLa′との間で
の電圧降下を検出する。出力電圧が高くなると、それに
伴って負荷端から過電流検出端までの線路インピーダン
スによる電圧降下分がさらに大きくなる。カットオフさ
れた側の出力電流はゼロになり、出力電流がゼロになる
と電圧降下もゼロになる。この出力電流の違いによる電
流検出出力Ciと、過電圧が検出されたときの出力Cv
のアンドをとることによって何れの電源回路が過電圧状
態であるかを判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータ装
置などに適用できるリダンダント型安定化電源装置に関
する。詳しくは、並列運転される一対の安定化電源回路
のうちの何れかが過電圧状態であるかを、負荷端の過電
圧状態と、それぞれの安定化電源回路を流れる出力電流
の変化の双方を検出することで正確に判別できるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ・ビデオサーバ(AVサー
バ)やコンピュータ装置などでは、これに供給される交
流電源が瞬断したときでも、瞬断期間中、装置駆動電圧
が規定値以上の電圧となっているように、最近では並列
運転を行う安定化電源回路が使用されるようになってき
ている。
【0003】図5はその一例を示す従来例であって、こ
の並列運転を行う電源回路は、通常リダンダント(Redu
ndant)安定化電源回路と呼ばれている。
【0004】図5において、一対の安定化電源回路10
A,10Bがそれぞれ逆流防止素子であるダイオードD
a,Dbを介して負荷(IC回路など)12に接続され
る。一対の電源回路10A,10Bが並列運転されるた
めの条件としては、これらの電源電圧(出力電圧)の差
が通常50mV以下である。これ以上の電位差が発生す
ると、電圧の低い方の電源回路はカットオフされてしま
う。端子電圧の高い方によって他方の電源回路に接続さ
れたダイオードDa若しくはDbがカットオフされ、カ
ットオフされた電源回路側の電圧が負荷12に印加され
ないようになるからである。
【0005】したがって例えば第2の安定化電源回路1
0Bがカットオフされ、第1の電源回路10Aのみで負
荷12が駆動されているときは、図6のように出力電流
はIb=0,Ia=IL(ILは負荷電流)となる。出力
電圧VaとVbの電位差が逆転すると、Ia=0,Ib
=ILとなって、電源回路10A,10Bのカットオフ
関係が逆転する。そして、Ia=Ib(=IL)となる
時点でバランスされ、一対の電源回路10A,10Bの
双方で負荷12が駆動(並列運転)されることになる。
【0006】並列運転状態にあるとき、つまりIa=I
bの状態にあるときに何らかの原因で一方の電源回路1
0Aの出力電圧Vaが過電圧状態(時点t1)となった
とき、過電圧検出系が存在しないときは以下のような動
作となる。
【0007】並列運転状態のときはVa=Vbである
が、そのバランスが崩れると、図7に示すようにVa>
Vbとなり、第2の安定化電源回路10Bがカットオフ
となって、Ib=0となる。Ib=0となっても過電圧
状態は変わらないので、出力電圧Vaは上昇を続け、や
がて負荷12に対する保証電圧Vmaxを超えてしまう。
こうなると負荷12の構成素子が破壊されてしまうこと
がある。そこで、何らかの過電圧検出手段を設ける必要
がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したリダンダント
型電源装置において過電圧を検出する手段としては、図
5に示すa点、b点およびc点の電圧を検出することが
考えられる。
【0009】a点あるいはb点での出力電圧を過電圧検
出点として選んだときは、安定化電源回路10A,10
Bの過電圧状態を独立に検出できる利点がある。その反
面、出力電流Ia,Ibによって検出点aやbから負荷
12までの線路インピーダンスによる電圧降下が相違す
るので、過電圧状態を正確に検出できない。
【0010】これに対して、負荷端であるc点を過電圧
検出点として選んだ場合には、電源回路10A,10B
が並列運転を行っているので、何れの電源回路が過電圧
状態であるかを判別できず、適切な爾後処理を行うこと
ができない。
【0011】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、何れの電源回路が過電圧状態
であるかを正確に判別し、適切な爾後処理を行えるよう
にしたリダンダント型安定化電源装置を提案するもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係るリダンダント型安定化電源回路で
は、2つの安定化電源回路を並列的に負荷に供給して上
記負荷を同時に駆動する並列運転用リダンダント型安定
化電源装置において、上記安定化電源回路には負荷端に
印加される過電圧を検出する過電圧検出手段と、電源供
給ラインを流れる電流を検出する電流検出手段と、電源
制御手段とを有し、上記負荷への過電圧状態が検出され
たときで、そのときの電流検出出力が変化していないと
きには、上記電源制御手段が制御されて、過電圧側とな
る安定化電源回路からの電源供給が遮断されるようにな
されたことを特徴とする。
【0013】この発明では、過電圧状態は負荷端(c
点)の電圧を検出する。これだけでは何れの電源回路が
過電圧状態なのかを特定できない。一方、上述したよう
にバランスが崩れ、並列運転ができずに単独の電源回路
で負荷を駆動するときは出力電流Ia,Ibのバランス
も同時に崩れ、カットオフされた電源回路側の出力電流
は流れなくなり、他方の電源回路の出力電流は上昇を続
ける。
【0014】このように過電圧状態のときに起こる出力
電流のアンバランス状態に着目して、負荷に対するセン
ス端と出力電流が流れる電源供給ラインとの間での電圧
降下を検出する。出力電圧が高くなると、それに伴って
負荷端から過電流検出端までの線路インピーダンスによ
る電圧降下分がさらに大きくなる。
【0015】カットオフされた側の出力電流はゼロにな
り、出力電流がゼロになると電圧降下もゼロになる。こ
の出力電流の違いによる電圧降下の変化と、過電圧が検
出されたことのアンドをとることによって電源回路の過
電圧状態が判別される。
【0016】これは電圧降下が発生するとアンド出力が
ハイレベルに反転するが、電圧降下が発生しないとアン
ド出力はローレベルのままであることを利用して、過電
圧状態の安定化電源回路を特定するようにしたものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るリダンダ
ント型安定化電源装置の一実施形態を図面を参照して詳
細に説明する。
【0018】図1に示すこの発明に係るリダンダント型
安定化電源装置10において、負荷12に対して並列接
続された第1および第2の安定化電源回路10Aと10
Bはそれぞれ直流電源14a,14bを有する。これら
直流電源14a,14bとしては交流電源を別々に整流
・平滑したものが使用される。一対の安定化電源回路1
0Aと10Bは同一構成であるので、一方のみを例示し
て他方の構成は省略する。
【0019】安定化電源回路10Aとしてはシリーズレ
ギュレータを例示するが、スイッチングレギュレータで
あっても差し支えない。そのため、安定化電源回路10
Aを構成する電源供給路La,La′にはシリーズレギ
ュレータ16が設けられる。シリーズレギュレータ16
として本例ではシリーズレギュレータとシャントレギュ
レータを組み合わせて構成された高精度のシリーズレギ
ュレータを例示する。そのため、電源供給路Laに対し
てシリーズトランジスタQが接続され、このトランジス
タQがシャントレギュレータ20によって制御される。
【0020】シャントレギュレータ20は図2に示すよ
うに、電圧比較器22を有し、その反転端子には内蔵さ
れた電圧基準源24が接続され、非反転端子には端子2
6よりリファレンス電圧REFが供給される。
【0021】電圧比較器22の出力でトランジスタ28
が制御される結果、そのコレクタ電流が変化して、プラ
ス側電源端子(カソードK)とマイナス側電源端子(ア
ノードA)との間の電流値がリファレンス電圧REFに
よってコントロールされる。リファレンス電圧REFが
高くなるとそれに伴ってシャント電流(アノード・カソ
ード電流)が増えるように制御される。シャントレギュ
レータ20のシンボルマークとしては図3のようなシン
ボルを使用することとする。
【0022】このようなシャントレギュレータ20は、
そのカソードKがプラス電源側となるように抵抗器21
と直列接続され、さらにこのカソードKがシリーズトラ
ンジスタQのベース側に接続されることによって、全体
として高精度なシリーズレギュレータ16を構成するこ
とができる。
【0023】シリーズトランジスタQはダイオードDa
を介してプラス側の電源端子17a側につながり、電源
端子17aはプラス側の電源供給路Laを介して負荷1
2に接続される。負荷12に接続されたマイナス側の電
源供給路La′は電源端子17bを介して直流電源14
aのマイナス側に接続される。
【0024】負荷12の両端からはさらにセンス(SENS
E)端子18a,18bが導出され、負荷12の両端電
圧がセンスされる。そのため、このセンス端子18a,
18b間に得られる電圧はまず直列接続された3つの抵
抗器19a〜19cよりなる電圧検出手段19によって
分圧されて所定値のリファレンス電圧REFaとなさ
れ、これがシャントレギュレータ20のリファレンス端
子に与えられる。
【0025】負荷12への駆動電圧が変動すると、その
変動分がセンスされてリファレンス電圧REFaも変動
し、これに応じて負荷端の電圧が一定するように負帰還
がかかり駆動電圧の安定化が図られる。
【0026】そして、このセンス端子18a,18b間
に得られる負荷電圧が過電圧検出手段30に供給され
る。過電圧検出手段30は図のように抵抗器31と直列
にシャントレギュレータ32が接続されたものである。
この場合のシャントレギュレータ32も図2と同じ構成
であるが、この場合には電圧比較器として機能し、リフ
ァレンス端子への印加電圧REFbが内部に設けられた
基準電圧Vrefよりも高くなったとき始めてカソード・
アノード間に電流(シャント電流)が流れるようにな
る。
【0027】そのため、センス端子18a,18bに与
えられた負荷電圧が一対の抵抗器33a,33bの分圧
回路33を介してリファレンス端子にそのリファレンス
電圧REFbとして供給される。また接続中点pに得ら
れる検出電圧Cv′がインバータ34で反転され、反転
された検出電圧Cvが過電圧検出出力として使用され
る。過電圧状態となると、シャントレギュレータ32が
動作して点pがほぼ接地電位となるからインバータ34
からの検出出力Cvはこのとき始めてハイレベルとな
る。
【0028】検出すべき過電圧の値としては次のように
選ぶことができる。負荷12として使用されるIC回路
が正常に動作する保証電圧としては、殆どの場合その減
電圧側で4.75V、過電圧側で5.25Vで、通常は
5Vの電圧が駆動電圧として与えられている。このよう
なIC回路が負荷12として使用されているときには、
5Vの電圧から0.25V(250mV)高い電圧が過
電圧検出電圧として選ばれる。
【0029】したがってリファレンス電圧REFbが内
部基準電圧Vrefより250mV上昇すると、この過
電圧検出手段30が動作して過電圧検出出力Cvが得ら
れる。なお、この検出タイミングでは出力電圧VaとV
bとの差分が50mVを超えているので第2の安定化電
源回路10Bはカットオフ状態になっている。
【0030】この発明ではさらに過電流検出手段40が
設けられる。本例では過電圧になって並列運転が単独運
転に切り換えられることによって、出力電流IaとIb
との間でもアンバランスになることを利用したもので、
過電圧側の電源回路に対しては電源制御手段を動作さ
せ、カットオフされる側の電源回路では電源制御手段を
動作させないようにすることによって、結果的に過電圧
に伴う過電流を検出するようにしている。
【0031】過電流形成手段40は電圧比較器41を有
する。そしてマイナス電源−Bに接続された一対の抵抗
器42a,42bで基準電圧発生手段42が構成され、
これより得られるマイナス電圧−Vrが基準電圧として
電圧比較器41の非反転端子に供給される。電圧比較器
41に設けられた反転端子は電源供給線、本例ではマイ
ナス電源供給路La′の適当な位置(図では点d)に接
続される。
【0032】ここで、電源供給路La′はその負荷端
c′から検出点dまでの間で微小ではあるが線路インピ
ーダンス(数10mΩ〜数100mΩ程度)が存在す
る。電源供給路La′に出力電流Iaが流れている間で
はこの線路インピーダンスによる電圧降下(負荷端c′
から見てマイナス電圧−Vd)が発生している。しか
し、出力電圧のバランスが崩れて一方の安定化電源回路
がカットオフするとその回路には出力電流が流れない。
【0033】そこで、出力電流Iaが流れているときは
電圧比較器41からは常にハイレベルの比較出力(電流
検出出力)Ciが得られるように、−Vr>−Vdのよ
うに選ばれている。したがって出力電流Iaがゼロにな
ると、反転端子側の電位の方が高くなって、電流検出出
力Ciはローレベルに反転する。
【0034】過電圧検出出力Cvと過電流検出出力Ci
とはアンド回路45で論理積され、そのアンド出力が過
電圧制御信号として電源制御手段を構成するスイッチン
グ素子、この例ではSCR50のトリガー端子に供給さ
れる。このSCR50は抵抗器21側に接続され、過電
圧制御信号によってトリガーされてオン状態となる。
【0035】上述した過電圧検出手段30と過電流検出
手段40、アンド回路45および電源制御手段50とそ
れぞれ同一の構成手段が、他方の安定化電源回路10B
にも設けられている。したがって電源端子17c,17
dと負荷12との間は電源供給路Lb,Lb′によって
連結され、負荷電圧がセンス端子18c,18dに導か
れる。
【0036】さて、このように構成されたリダンダント
型安定化電源装置10の過電圧検出動作を図4を参照し
て説明する。
【0037】上述したように過電圧検出手段30にあっ
て、正常動作時はVa=Vb(=VL),Ia=Ib
(=IL)となって、並列運転状態にある。
【0038】図4Aのように何らかの原因で第1の安定
化電源回路10Aの出力電圧Vaが時点T1より異常に
上昇し始めたとする。両者の電位差が50mV以上にな
ると第2の安定化電源回路10Bはカットオフ状態と同
じ状態になる。したがって出力電流Iaは上昇を続ける
が、他方の出力電流Ibは次第に下降し始める。過電圧
状態で出力電流Iaが上昇しても、電圧比較器41に対
する電圧関係は反転しないので、その出力である電流検
出出力Ci(第1の検出出力)は依然としてハイレベル
の状態を保持する(図4B)。
【0039】出力電圧Vaが過電圧として定めた電圧V
xまで上昇すると(時点T3)、そのときの基準電圧R
EFbによってシャントレギュレータ32が動作して、
過電圧検出出力Cvはハイレベルに反転する(図4
C)。その結果、時点T3で始めて電源制御信号(第1
の電源制御信号)Taがハイレベルとなり(図4D)、
これによってSCR50がトリガーされてこれがオンす
る。
【0040】SCR50がオンすると、電源14aが抵
抗器21を介してシャントされるから出力電圧Vaがゼ
ロになり、これに伴って出力電流Iaもゼロになる。
【0041】一方、第2の安定化電源回路10Bでも同
様な検出動作が同時に行われている。図示はしないが、
この安定化電源回路10Bに設けられた過電圧検出手段
30では過電圧状態が検出されるので、図4Cと同様な
過電圧検出出力Cvが得られる。
【0042】これに対して同じ安定化電源回路10Bに
設けられた過電流検出手段40では次のような動作が行
われる。
【0043】図4Aのように出力電流Ibが降下し始
め、そのときの電圧降下分−Vdが、基準電圧−Vrを
超える時点T2になると、電圧比較器41の出力が反転
する。つまり図4Eのように第2の電流検出出力Ciが
ローレベルに反転する。この反転タイミングは過電圧検
出タイミング(時点T3)よりも前である。アンド回路
45に入力する検出出力CvとCiとのタイミング関係
は図4C,Eの関係にあるから、アンド出力である第2
の電源制御信号Tb(図4F)は正常動作モード時と同
じローレベルの状態を保持する。その結果、他方の安定
化電源回路10BではSCR50はトリガーされること
はない。
【0044】SCR50のオンによって第1の安定化電
源回路10Aがシャントされると、その出力電圧Vaは
負荷12と、この負荷の両端に接続されたデカップリン
グ用コンデンサ(図示はしない)とで決まる時定数によ
って時点T3から降下し始める。そして、Vb>Vaと
なる時点T4で負荷12は第2の安定化電源回路10B
のみで完全に駆動されることになる。したがって負荷1
2に供給される出力電圧の関係を見ると図4Gのように
なり、図4Aからも明らかなように負荷12には継続し
て動作電圧VLが供給され、電源の瞬断は発生しない。
【0045】時点T3とT4の間はデカップリングコン
デンサによる放電電流によって負荷12に駆動電圧が供
給される。
【0046】このように第1の安定化電源回路10Aが
過電圧状態となったときはこれを遮断し、正常な第2の
安定化電源回路10Bのみで動作させることができる。
第2の安定化電源回路10B側が過電圧を起こした場合
でも上述したと同様な動作となることは容易に理解でき
る。
【0047】過電圧状態が検出されたときには、過電圧
状態で、電源が遮断状態となっている安定化電源回路が
何れの電源回路であるかをオペレータに知らせるため、
警告灯やブザー(何れも図示はしない)を設けて、これ
を駆動するようにすることもできる。
【0048】図1ではマイナス電源供給路La′,L
b′側を流れる電流を検出することによって、結果的に
過電圧を検出するように構成されているが、プラス側電
源供給路La,Lbを流れる電流を検出しても過電圧を
検出できる。過電圧検出手段30は兼用構成でもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、並列
運転を行うリダンダント型安定化電源回路にあって、負
荷端に印加される過電圧を検出する過電圧検出手段と、
電源供給ラインを流れる電流を検出する電流検出手段を
設け、負荷への過電圧状態が検出されたときで、そのと
きの電流検出出力が変化していないときには、電源制御
手段が制御されて、過電圧側となる安定化電源回路から
の電源供給が遮断されるようにしたものである。
【0050】これによれば、過電圧状態となっても負荷
の保証電圧を維持しながら電源回路の自動切り替えを実
現できると共に、過電圧状態となっている安定化電源回
路を正確に特定できるから、それに対する爾後処理も万
全となる。
【0051】したがってこの発明はAVサーバやコンピ
ュータ装置など電源瞬断によっても負荷の保証電圧を維
持しなければならない電源装置などに適用して極めて好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るリダンダント型安定化電源装置
の一実施態様を示す要部の系統図である。
【図2】シャントレギュレータの構成図である。
【図3】そのシンボルマークである。
【図4】この発明に係る安定化電源装置の過電圧時の動
作説明図である。
【図5】リダンダント型安定化電源装置の従来例を示す
系統図である。
【図6】並列運転の動作説明図である。
【図7】過電圧動作時の説明図である。
【符号の説明】
10・・・安定化電源装置、10A,10B・・・安定
化電源回路、12・・・負荷、16・・・シリーズレギ
ュレータ、20・・・シャントレギュレータ、30・・
・過電圧検出手段、40・・・過電流検出手段、45・
・・アンド回路、50・・・電源制御用SCR、c,
c′・・・センス端、La,La′・・・電源供給路、
Q・・・シリーズトランジスタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの安定化電源回路を並列的に負荷に
    供給して上記負荷を同時に駆動する並列運転用リダンダ
    ント型安定化電源装置において、 上記安定化電源回路には負荷端に印加される過電圧を検
    出する過電圧検出手段と、 電源供給ラインを流れる電流を検出する電流検出手段
    と、 電源制御手段とを有し、 上記負荷への過電圧状態が検出されたときで、そのとき
    の電流検出出力が変化していないときには、上記電源制
    御手段が制御されて、過電圧側となる安定化電源回路か
    らの電源供給が遮断されるようになされたことを特徴と
    するリダンダント型安定化電源装置。
  2. 【請求項2】 上記一方の安定化電源回路が遮断された
    ときには、他方の安定化電源回路のみで負荷が駆動され
    るようになされたことを特徴とする請求項1記載のリダ
    ンダント型安定化電源装置。
  3. 【請求項3】 上記過電圧検出手段は、電源供給路に対
    して抵抗器を介してシャントレギュレータが接続される
    と共に、上記抵抗器との接続中点の電圧がインバータに
    供給されるように構成され、 上記接続中点の電圧が過電圧検出電圧として利用される
    ようになされたことを特徴とするリダンダント型安定化
    電源装置。
  4. 【請求項4】 上記過電流検出手段は、出力電流を電圧
    変化として検出するように電圧比較器が設けられ、 その一方に基準電圧が供給され、他方には上記負荷のセ
    ンス端と、信号ラインの電流検出端との間のラインイン
    ピーダンスに伴う電圧降下分が供給されるように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のリダンダント型安
    定化電源装置。
  5. 【請求項5】 過電圧側となる安定化電源回路の出力電
    圧によって、他方の安定化電源回路がカットオフされる
    と共に、 他方の安定化電源回路に設けられた過電流検出手段で
    は、カットオフされたときの出力電流によって過電流検
    出手段に設けられた電圧比較器の比較出力が反転して、
    他方の安定化電源回路に設けられた電源制御手段に対す
    る電源制御信号が出力されないようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のリダンダント型安定化電源装置。
  6. 【請求項6】 上記過電圧検出手段の検出出力と、上記
    過電流検出手段の検出出力とのアンド出力が得られたと
    き、上記電源制御手段が制御されて電源供給が遮断され
    るようになされたことを特徴とする請求項1記載のリダ
    ンダント型安定化電源装置。
  7. 【請求項7】 上記電源制御手段としては、SCRなど
    のスイッチング素子が使用されたことを特徴とする請求
    項1記載のリダンダント型安定化電源装置。
JP8170099A 1996-06-28 1996-06-28 リダンダント型安定化電源装置 Pending JPH1020948A (ja)

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