JP2007006615A - 異常検出回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、負荷の断線と短絡を正確に検出することである。
【解決手段】比較器17と比較器18は、MOSトランジスタTr1の出力電圧を分圧した電圧で充電されるキャパシタC1の電圧と、基準電圧REF1,REF2を比較して負荷14の断線と短絡を検出する。比較器19は、電流検出用の抵抗R0の両端の電圧と基準電圧REF3とを比較して負荷14の両端の短絡を検出する。そして、それらの検出結果と駆動指令信号Iとに基づいて負荷14の断線と短絡の有無を判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負荷の断線、短絡を検出する異常検出回路に関する。
直流電源の電圧を半導体素子をオン、オフさせて負荷に供給する回路においては、負荷の断線、短絡時に半導体素子や他の回路部品を保護するために負荷の断線、短絡を検出する異常検出回路が設けられている。
特許文献1には、負荷の断線、短絡を検出する異常検出回路の短絡検出用の抵抗を集積回路上に形成し、その抵抗とグランドとの接続を集積回路の外部で行うことで抵抗の影響を受けずにMOSトランジスタのリーク電流の測定が行えるようにすることが記載されている。
従来、負荷に直列に抵抗を接続し、その抵抗に流れる電流を検出することで負荷の短絡を検出する異常検出回路が用いられているが、このような抵抗を用いた回路では、負荷の高電位側が直接接地されるような負荷の短絡を検出することができない。また、抵抗を用いた短絡検出回路は、抵抗による電力消費を少なくするために抵抗値を小さくすると、短絡時に抵抗の両端の電圧が小さくなるために検出精度が低くなるという問題点もあった。
特開2002−21370号公報
本発明の課題は、負荷の断線と短絡を正確に検出することである。また、他の課題は、負荷の高電位側と接地との短絡を検出できるようにすることである。
本発明の異常検出回路は、直流電源から供給される電圧を半導体素子をオン、オフさせて負荷に供給する回路の異常検出回路であって、前記負荷に供給する電圧と第1の基準電圧とを比較して負荷側の断線を検出する断線検出回路と、前記負荷に供給する電圧と第2の基準電圧とを比較して前記負荷の短絡を検出する短絡検出回路とを備え、前記断線検出回路と前記短絡検出回路の検出結果と前記半導体素子から前記負荷に電圧を供給するか否かを決める駆動指令信号とに基づいて前記負荷の断線と短絡の有無を判定する。
この発明によれば、断線検出回路と短絡検出回路の検出結果と駆動指令信号とに基づいて断線と短絡の有無を判定することで負荷の断線と短絡を正確に検出することができる。
上記の発明の異常検出回路において、前記断線検出回路は、前記半導体素子の出力電圧を分圧した電圧が前記第1の基準電圧以上のとき断線検出信号を出力する比較器からなり、前記短絡検出回路は、前記半導体素子の出力電圧を分圧した電圧が前記第2の基準電圧未満のとき短絡検出信号を出力する比較器からなる。
このように構成することで、抵抗を使用せずに負荷の短絡と断線を検出することができる。
上記の発明の異常検出回路において、前記短絡検出回路により前記負荷の短絡が検出されたとき、一定期間短絡検出信号を出力して前記半導体素子を一定期間オフ状態にするタイマ回路を有する。
このように構成することで負荷の短絡が検出された場合に、負荷を間欠的に駆動して異常の有無を判定することができる。これにより、短絡時の半導体素子の電力損失を少なくできる。
本発明の他の異常検出回路は、直流電源から供給される電圧を半導体素子をオン、オフさせて負荷に供給する回路の異常検出回路であって、前記負荷に供給する電圧と第1の基準電圧とを比較して前記負荷の断線を検出する断線検出回路と、前記負荷に供給する電圧と第2の基準電圧とを比較して前記負荷の短絡を検出する第1の短絡検出回路と、前記負荷に直列に接続された抵抗の両端の電圧と第3の基準電圧とを比較して前記負荷の短絡を検出する第2の短絡検出回路とを備え、前記断線検出回路と第1の短絡検出回路と第2の短絡検出回路の検出結果と前記半導体素子から前記負荷に電圧を供給するか否かを決める駆動指令信号とに基づいて前記負荷の断線と前記負荷の両端の短絡と前記負荷の高電位側と接地との短絡の有無を判定する。
この発明によれば、断線検出回路、第1及び第2の短絡検出回路の検出結果と駆動指令信号とに基づいて負荷の短絡と断線を判定することで、負荷の断線、負荷の両端の短絡並びに負荷と接地との短絡を正確に検出することができる。
上記の発明の異常検出回路において、前記断線検出回路は、前記半導体素子の出力電圧を分圧した電圧が前記第1の基準電圧以上のとき断線検出信号を出力する比較器からなり、前記第1の短絡検出回路は、前記半導体素子の出力電圧を分圧した電圧が前記第2の基準電圧未満のとき短絡検出信号を出力する比較器からなり、前記第2の短絡検出回路は、前記抵抗の両端の電圧が前記第3の基準電圧以上のとき短絡検出信号を出力する比較器からなる。
このように構成することで簡単な回路で負荷の断線と負荷の両端の短絡と負荷と接地との短絡を検出することができる。
上記の発明の異常検出回路において、前記第1または第2の短絡検出回路により前記負荷の短絡が検出されたとき、一定期間短絡検出信号を出力して前記半導体素子を一定期間オフ状態にするタイマ回路を有する。
このように構成することで負荷の短絡が検出された場合に、負荷を間欠的に駆動して異常の有無を判定することができる。これにより、短絡時の半導体素子の電力損失を少なくできる。
本発明によれば、負荷の短絡と断線を正確に検出することができる。また、負荷が接地側と直接短絡された場合にも短絡を検出することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、実施の形態の異常検出回路11の回路図である。
実施の形態の異常検出回路11は、バッテリで駆動されるフォークリフト等の車両のモータ、ソレノイド等の負荷の断線、短絡を検出する回路である。
図1において、バッテリ12の出力電圧は、負荷14の短絡時に過大な電流が流れないように制限する電流制限回路13を介してNチャネルMOSトランジスタ(半導体素子に対応する)Tr1に供給されている。また、電流制限回路13とMOSトランジスタTr1と並列に抵抗R1が接続されている。
MOSトランジスタTr1は、駆動回路15から出力されるチョッパ信号に従ってオン、オフして、バッテリ12から供給される電圧を負荷14に供給する。負荷14に直列に半導体スイッチなどからなるスイッチSW1が接続され、そのスイッチSW1の他端には電流検出用の抵抗R0が接続されている。抵抗R0の他端は接地されている。スイッチSW1は、図示していないが、後述する駆動指令信号Iとタイマ回路21の出力とによりオン、オフが制御される。
負荷14とスイッチSW1と抵抗R0と並列にダイオードD1が接続され、ダイオードD1のカソードが負荷14の高電位側に接続され、アノードが接地されている。
MOSトランジスタTr1から負荷14に供給される電圧(図1のE点の電圧)は、抵抗R2とR3で分圧され、抵抗R2とR3の接続点の電圧が抵抗R4を介してキャパシタC1に供給されている。このキャパシタC1の両端の電圧(図1のA点の電圧、以下、A点電圧という)は、制御回路16と比較器17の反転入力端子と比較18の非反転入力端子に入力している。
制御回路16は、負荷14に電圧を供給するか否かを決める駆動指令信号IとA点電圧とに基づいて駆動回路15に対してMOSトランジスタTr1のオン、オフを制御する制御信号を出力する。制御回路16は、例えば、駆動回路15からMOSトランジスタTr1を定常的にオフ状態にするローレベルのチョッパ信号を出力させるための制御信号、あるいは負荷14に供給する電圧を制御するためにMOSトランジスタTr1を繰り返しオン、オフさせるチョッパ信号を出力させるための制御信号を出力する。
比較器17(断線検出回路に対応する)は、反転入力端子に入力するA点電圧と、非反転入力端子に入力する基準電源V1の基準電圧REF1(第1の基準電圧に対応する)とを比較し、A点電圧が基準電圧REF1未満のときハイレベルの信号をナンドゲート20の一方の入力端子に出力し、A点電圧が基準電圧REF1以上のときローレベルの信号を出力する。比較器17の出力には抵抗R5が負荷抵抗として接続されており、その抵抗R5の他端は電源電圧Vccに接続されている。以下、この比較器17の出力をD点電圧と呼ぶ。
負荷14が正常で、MOSトランジスタTr1がオン、オフ動作を繰り返している場合のMOSトランジスタTr1の出力電圧の平均値と、負荷14が断線して負荷14に電流が流れない場合のMOSトランジスタTr1の出力電圧(以下、図1のE点の電圧をE点電圧という)の平均値を比較すると、負荷14が正常な場合のE点電圧の平均値より、負荷14が断線して負荷14に電流が流れていない場合のE点電圧の平均値のほうが大きくなる。
従って、負荷14が正常な場合のA点電圧(E点電圧の平均値に比例するキャパシタC1の電圧)が基準電圧REF1より小さくなり、負荷14が断線したときのA点電圧が基準電圧REF1以上となるように基準電圧REF1と抵抗R1,R2,R3の値を設定することで、A点電圧が基準電圧REF1以上か否かを判定することで負荷14の断線を検出することができる。なお、駆動指令信号IがローレベルでMOSトランジスタTr1が定常的にオフ状態のときにも、A点電圧は基準電圧REF1以上となるが、その場合には駆動指令信号Iが常にローレベルであるので、駆動指令信号Iと比較器17の比較結果とから負荷14の断線の有無を検出することができる。
比較器18は、非反転入力端子に入力するA点電圧と、反転入力端子に入力する基準電源V2の基準電圧REF2(第2の基準電圧に対応する)とを比較し、A点電圧が基準電圧REF2より小さいときローレベルの信号をタイマ回路21に出力し、A点電圧が基準電圧REF2以上のときハイレベルの信号をタイマ回路21に出力する。
従って、負荷14が正常な場合のA点電圧が基準電圧REF2以上となり、負荷14の高電位側が接地側と短絡されたときのA点電圧が基準電圧REF2未満となるように基準電圧REF2と抵抗R1,R2,R3の値を設定することで、A点電圧が基準電圧REF2以上か否かを判定することで負荷14が接地と短絡しているか否かを検出することができる。
比較器19は、反転入力端子に入力する電流検出用の抵抗R0の両端の電圧(図1のF点の電圧、以下、この電圧をシャント電圧という)と、非反転入力端子に入力する基準電源V3の基準電圧REF3(第3の基準電圧に対応する)を比較し、シャント電圧が基準電圧REF3未満のときハイレベルの信号をタイマ回路21に出力し、シャント電圧が基準電圧REF3以上のときローレベルの信号をタイマ回路21に出力する。比較器18及び19の出力は抵抗R6の一端に接続され、その抵抗R6の他端は電源電圧Vccに接続されている。
従って、負荷14が正常な場合のシャント電圧が基準電圧REF3未満となり、負荷14の両端が短絡したときのシャント電圧が基準電圧REF3以上となるように基準電圧REF3と抵抗R0の値を設定することで、シャント電圧が基準電圧REF3以上か否かを判定することで負荷14の両端が短絡しているか否かを検出することができる。
タイマ回路21は、負荷14の短絡を検出する比較器18または比較器19の出力(以下、この出力をB点電圧という)がローレベルとなったとき、一定期間ローレベルの信号をナンドゲート20の一方の入力端子と駆動回路15に出力する。タイマ回路21の出力(以下、この出力をC点電圧という)がローレベルとなると、駆動回路15はC点電圧がローレベルの期間ローレベルのチョッパ信号を出力してMOSトランジスタTr1を一定期間オフ状態にする。
ナンドゲート20は、負荷14の短絡、断線の検出結果を示す異常出力Gを図示しない制御部(CPU等)に出力する。制御部は、異常出力Gと駆動指令信号Iとに基づいて負荷14の短絡、断線の有無を判定する。
次に、以上のような構成の異常検出回路11の動作を、図2〜図4の回路各部の波形図と図5の異常出力Gの真理値表を参照して説明する。
最初に、正常動作時と負荷14が断線した場合の検出動作を図2の波形図を参照して説明する。
負荷14に電圧を供給しないときには、駆動指令信号Iがローレベル(停止)で、スイッチSW1がオフ状態となっている。このとき、負荷14が駆動されているときより高い電圧がE点電圧として与えられるので、A点電圧は比較器17の基準電圧REF1以上で、かつ比較器18の基準電圧REF2以上となる。
従って、比較器17の出力であるD点電圧はローレベル、比較器18の出力はハイレベルになる。この場合、負荷14に電流が流れていないので抵抗R0の両端の電圧であるシャント電圧は0Vになっている。従って、シャント電圧は基準電圧REF3未満となり、比較器19の出力はハイレベルになる。比較器18及び19の出力がともにハイレベルであるのでB点電圧はハイレベルとなり、タイマ回路21はB点電圧がハイレベルのときハイレベルの信号を出力するので、タイマ回路21の出力であるC点電圧はハイレベルとなる。
従って、負荷14が駆動されていないときには、ナンドゲート20に入力するC点電圧がハイレベル、D点電圧がローレベルとなり、ナンドゲート20の出力である異常出力Gはハイレベルとなる。
次に、負荷14に電圧を供給して負荷14を駆動する場合には、駆動指令信号Iがハイレベルとなり、MOSトランジスタTr1のゲートにハイレベルとローレベルが繰り返されるチョッパ信号が与えられる。同時に、スイッチSW1がオン状態となり、負荷14に電流が流れる。負荷14に電流が流れると、MOSトランジスタTr1の出力のE点電圧の平均値が下がり、それによりキャパシタC1が放電して、図2に示すように、A点電圧が基準値REF1未満で、かつ基準値REF2以上となる。
従って、比較器17の出力であるD点電圧がハイレベル、比較器18の出力がハイレベルとなる。この場合、負荷14に電流が流れてシャント電圧は上昇するが、正常動作をしているので基準電圧REF3未満となり、比較器19の出力はハイレベルとなる。比較器18及び19の出力がともにハイレベルであるのでB点電圧はハイレベルとなり、タイマ回路21の出力であるC点電圧はハイレベルとなる。
よって、ナンドゲート20に入力するC点電圧がハイレベル、D点電圧がハイレベルとなり、ナンドゲート20の出力である異常出力Gはローレベルとなる。すなわち、負荷14に電圧を供給した状態で負荷14が正常なときには、異常出力Gはローレベルとなる。
従って、図5に示すように、負荷14が正常な場合の異常出力Gは、負荷14に電圧が供給されていない停止時はハイレベルHとなり、負荷14に電圧が供給される駆動時はローレベルLとなる。
負荷14に電圧を供給しているときに負荷14が断線すると、図2に示すように、A点電圧が上昇し、基準電圧REF1以上となる。従って、比較器17の出力であるD点電圧はローレベル、比較器18の出力はハイレベルとなる。この場合、負荷14に電流が流れないのでシャント電圧は0Vとなり、比較器19の出力はハイレベルとなる。その結果、B点電圧はハイレベルとなり、タイマ回路21の出力であるC点電圧はハイレベルとなる。
よって、負荷14が断線したときには、ナンドゲート20に入力するC点電圧がハイレベル、D点電圧がローレベルとなるので、ナンドゲート20の出力である異常出力Gはハイレベルとなる。負荷14が駆動されていないときのC点電圧とD点電圧は、上述した負荷14の停止時と同じである。
従って、図5に示すように、負荷14が断線した場合の異常出力Gは、負荷14の停止時、駆動時ともハイレベルとなる。
以上のことから、負荷14に電圧を供給しているときに負荷14側が断線すると異常出力Gはハイレベルとなるので、駆動指令信号Iがハイレベルのとき、異常出力Gがハイレベルか、それともローレベルかを判定することで負荷14の断線の有無を検出することができる。
次に、負荷14の両端が短絡した場合の動作を図3の波形図を参照して説明する。正常動作時のA点電圧、B点電圧、C点電圧、D点電圧及びシャント電圧は、上述した図2の動作と同じである。
負荷14に電圧を供給した状態で負荷14の両端が短絡すると、図3に示すように、負荷14の短絡電流により抵抗R0の両端のシャント電圧が上昇して基準電圧REF3以上となる。シャント電圧が基準電圧REF3以上となると、比較器19の出力であるB点電圧がローレベルとなる。B点電圧がローレベルとなると、タイマ回路21からローレベルのC点電圧が出力される。C点電圧がローレベルとなると、駆動回路15は、チョッパ信号をローレベルにしてMOSトランジスタTr1をオフ状態にする。同時にスイッチSW1がオフ状態になる。その結果、負荷14に電流が流れなくなるので抵抗R0の両端のシャント電圧は0Vになる。このとき、A点電圧は基準電圧REF1未満となっているので、比較器17の出力であるD点電圧はハイレベルになっている。
従って、ナンドゲート20に入力するC点電圧がローレベル、D点電圧がハイレベルとなり、ナンドゲート20の出力である異常出力Gはハイレベルとなる。
すなわち、負荷14の両端が短絡して短絡電流検出用の抵抗R0の両端のシャント電圧が基準電圧REF3以上となると、ナンドゲート20からハイレベルの異常出力Gが出力される。
タイマ回路21の出力であるC点電圧が一定期間ローレベルとなると、駆動指令信号Iがハイレベルであってもチョッパ信号がその間ローレベルとなりMOSトランジスタTr1がオフ状態となる。MOSトランジスタTr1がオフ状態を維持すると、A点電圧が徐々に上昇し、A点電圧が基準電圧REF1以上となる。A点電圧が基準電圧REF1以上となると、比較器17の出力であるD点電圧がローレベルに変化するが、そのときタイマ回路21の出力のC点電圧はローレベルのままであるので異常出力Gはハイレベルを維持する。
一定時間経過してタイマ回路21の出力であるC点電圧がハイレベルに変化し、このときチョッパ信号がハイレベルとなるタイミングでない場合には、図3に示すように、チョッパ信号はローレベルのままとなり、スイッチSW1のみがオン状態になる。スイッチSW1がオン状態になると、このとき負荷14の両端が短絡されているので、キャパシタC1の電荷は抵抗R4,R2、負荷14,スイッチSW1,抵抗R0の経路で放電される。その結果、A点電圧は図3に示すような傾きで低下していく。そして、A点電圧が基準電圧REF1未満になると、比較器17の出力であるD点電圧がハイレベルに変化する。このとき、C点電圧がハイレベルで、D点電圧もハイレベルとなるので異常出力Gはローレベルに変化する。
C点電圧がハイレベルの期間にチョッパ信号がハイレベルとなるタイミングとなると、MOSトランジスタTr1のゲートにハイレベルのチョッパ信号が印加され、MOSトランジスタTr1がオン状態となる。MOSトランジスタTr1がオン状態となると、このとき負荷14の両端が短絡されているので短絡電流が流れ、抵抗R0の両端のシャント電圧が基準電圧REF3以上となる。その結果、比較器19の出力であるB点電圧がハイレベルからローレベルに変化する。B点電圧がローレベルになると、タイマ回路21の出力であるC点電圧が再度ローレベルになる。C点電圧がローレベルに変化すると、スイッチSW1がオフ状態に切り替えられ、駆動回路15によりチョッパ信号もローレベルに切り換えられる。このときD点電圧がハイレベルであるので、C点電圧がローレベルに変化したとき異常出力Gがハイレベルに変化する。
タイマ回路21の出力であるC点電圧が再びハイレベルに変化するまでチョッパ信号はローレベルの状態が維持され、スイッチSW1もオフ状態が維持される。そして、一定時間経過してタイマ回路21の出力が再びハイレベルになると、スイッチSW1及びMOSトランジスタTr1がオン状態となり、負荷14の短絡の有無が検出される。
上述したように比較器19で負荷14の両端の短絡が検出されたとき、タイマ回路21の出力電圧(C点電圧)がローレベルとなる期間を長く設定することで、負荷14に過大な電流が流れないようにし、かつ異常出力Gの平均電圧がハイレベルとなるようにできる。これにより、異常出力Gから負荷14の短絡を検出することができる。
従って、図5に示すように、負荷14の両端がショートした場合の異常出力Gは、負荷14の停止時も駆動時もハイレベルとなる。
次に、負荷14の高電位側と接地側が短絡した場合の動作を図4の波形図を参照して説明する。
正常動作時に負荷14の高電位側と接地側とが短絡すると、MOSトランジスタTr1の出力端子と接続されている抵抗R2が接地される。このときキャパシタC1の電荷は、抵抗R4、R2、接地の経路で放電し、キャパシタC1の両端の電圧であるA点電圧は、図4に示すようにチョッパ信号がオン、オフを繰り返しているときの基準電圧REF1より低い一定の電圧から所定の傾きで低下する。そして、A点電圧が基準電圧REF2未満となると、比較器18の出力がハイレベルからローレベルに変化する。比較器18の出力がローレベルに変化すると、B点電圧がハイレベルからローレベルに変化し、タイマ回路21の出力であるC点電圧がローレベルに変化する。このとき比較器17の出力であるD点電圧はハイレベルになっている。
よって、ナンドゲート20に入力するC点電圧がローレベル、D点電圧がハイレベルとなり、ナンドゲート20の出力である異常出力Gはハイレベルとなる。また、負荷14の停止時は異常出力Gはハイレベルとなる。
従って、図5に示すように、負荷14の高電位側と接地がショートした場合の異常出力Gは、負荷14の停止時も駆動時もハイレベルとなる。
上述した実施の形態によれば、負荷14の断線を検出する比較器17と、負荷14の短絡を検出する比較器18及び19の検出結果を示す異常出力Gと駆動指令信号Iとに基づいて負荷14の断線と負荷14の両端の短絡と負荷14の高電位側と接地との短絡を正確に検出することができる。さらに、電流検出用の抵抗R0を用いて負荷14の短絡を検出した場合には検出できない負荷14の高電位側と接地との短絡を検出することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、例えば、以下のように構成しても良い。
(1)実施の形態は、2個の比較器18,19で負荷14の両端の短絡と負荷14の高電位側と接地との短絡を検出しているが、比較器18のみを用いて負荷14の短絡を検出するようにしても良い。
(2)また、断線検出回路と短絡検出回路は、実施の形態の比較器を用いた回路に限らず、トランジスタ等を用いて回路を構成しても良い。負荷14に電圧を供給する半導体素子は、MOSトランジスタに限らず、バイポーラトランジスタ、サイリスタ、GTO等でも良い。
実施の形態の異常検出回路の回路図である。 負荷の断線時の回路各部の波形図である。 負荷の両端短絡時の回路各部の波形図である。 負荷の高電位側と接地が短絡したときの回路各部の波形図である。 負荷が正常、断線、短絡時の異常出力Gの真理値表である。
符号の説明
11 異常検出回路
12 バッテリ
14 負荷
15 駆動回路
16 制御回路
17,18,19 比較器
21 タイマ回路

Claims (7)

  1. 直流電源から供給される電圧を半導体素子をオン、オフさせて負荷に供給する回路の異常検出回路であって、
    前記負荷に供給する電圧と第1の基準電圧とを比較して前記負荷の断線を検出する断線検出回路と、
    前記負荷に供給する電圧と第2の基準電圧とを比較して前記負荷の短絡を検出する短絡検出回路とを備え、
    前記断線検出回路と前記短絡検出回路の検出結果と前記半導体素子から前記負荷に電圧を供給するか否かを決める駆動指令信号とに基づいて前記負荷の断線と短絡の有無を判定する異常検出回路。
  2. 直流電源から供給される電圧を半導体素子をオン、オフさせて負荷に供給する回路の異常検出回路であって、
    前記負荷に供給する電圧と第1の基準電圧とを比較して前記負荷の断線を検出する断線検出回路と、
    前記負荷に供給する電圧と第2の基準電圧とを比較して前記負荷の短絡を検出する第1の短絡検出回路と、
    前記負荷に直列に接続された抵抗の両端の電圧と第3の基準電圧とを比較して前記負荷の両端の短絡を検出する第2の短絡検出回路とを備え、
    前記断線検出回路と第1の短絡検出回路と第2の短絡検出回路の検出結果と前記半導体素子から前記負荷に電圧を供給するか否かを決める駆動指令信号とに基づいて前記負荷の断線と前記負荷の両端の短絡と前記負荷の高電位側と接地との短絡の有無を判定する異常検出回路。
  3. 前記断線検出回路は、前記半導体素子の出力電圧を分圧した電圧が前記第1の基準電圧以上のとき断線検出信号を出力する比較器からなり、
    前記短絡検出回路は、前記半導体素子の出力電圧を分圧した電圧が前記第2の基準電圧未満のとき短絡検出信号を出力する比較器からなる請求項1記載の異常検出回路。
  4. 前記断線検出回路は、前記半導体素子の出力電圧を分圧した電圧が前記第1の基準電圧以上のとき断線検出信号を出力する比較器からなり、
    前記第1の短絡検出回路は、前記半導体素子の出力電圧を分圧した電圧が前記第2の基準電圧未満のとき短絡検出信号を出力する比較器からなり、
    前記第2の短絡検出回路は、前記抵抗の両端の電圧が前記第3の基準電圧以上のとき短絡検出信号を出力する比較器からなる請求項2記載の異常検出回路。
  5. 前記短絡検出回路により前記負荷の短絡が検出されたとき、一定期間短絡検出信号を出力して前記半導体素子を一定期間オフ状態にするタイマ回路を有する請求項3記載の異常検出回路。
  6. 前記第1または第2の短絡検出回路により前記負荷の短絡が検出されたとき、一定期間短絡検出信号を出力して前記半導体素子を一定期間オフ状態にするタイマ回路を有する請求項4記載の異常検出回路。
  7. 前記断線検出回路及び前記短絡検出回路は、前記半導体素子の出力電圧を分圧した電圧により充電されるキャパシタの電圧と、前記第1及び第2の基準電圧とを比較する請求項3記載の異常検出回路。
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