JP2015115692A - 半導体異常検出回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体スイッチ素子の故障の有無を高い信頼度で、しかも低コストで識別すること。【解決手段】半導体のスイッチ素子11及び電流センス機能を備える回路12を内蔵したインテリジェント・パワー・スイッチ10を利用する場合に、マイクロコンピュータ20等の制御部が、センス信号の電圧を監視し、制御入力端子10cに印加される二値信号の高低に応じた閾値と比較した結果により、半導体ショート等の故障の有無を識別する。二値信号の高低の両方の状態で検出した結果を総合的に判断して結果を出力する。最初に二値信号がオフの状態でセンス信号を検出し、次に二値信号がオンの状態でセンス信号を検出する。二値信号がオンになった後、所定の遅延時間だけ待機してから検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、負荷の通電をオンオフ制御する半導体スイッチ素子の異常を検知するために利用可能な半導体異常検出回路に関する。
例えば、車両上には電源の負荷として様々な電装品が搭載されている。このような負荷については、車両側の電源電力をスイッチ素子を介して供給する。例えば、ユーザが何らかのボタンを操作すると、この操作を車両上の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)が検知してスイッチ素子を非通電から通電状態に切り替える。これにより、車両側の電源電力がスイッチ素子を介して特定の電装品に供給される。
車両上の様々な電装品を負荷として制御するスイッチ素子については、一般的には機械式のリレーが用いられるが、近年ではパワーMOSトランジスタ(FET)のような半導体スイッチ素子に置き換わりつつある。半導体スイッチ素子を用いることにより、装置の小型化や軽量化が可能になる。
しかし、半導体スイッチ素子にはショート(入出力端子間の短絡)、オープン(断線等)等の故障が発生する可能性がある。また、半導体スイッチ素子には電気接点等の可動部が存在しないため、故障の有無を作動音や目視により確認することもできない。
例えば、半導体スイッチ素子がショートした状態になると、長時間にわたって負荷に過大な電流が流れ続けたり、負荷が無駄な電力を消費し続ける可能性がある。そのため、半導体スイッチ素子の故障を検出する必要がある。
このような半導体スイッチ素子の故障検出に関連する従来技術として、特許文献1及び特許文献2に記載された技術が知られている。
特許文献1は、負荷であるモータの起電力による誤検出を抑制しつつ、半導体スイッチ素子の入出力間ショート等を検出することが可能な電力供給制御装置の技術を提案している。具体的には、半導体スイッチ素子であるパワーMOSトランジスタにおけるドレイン−ソース間電圧Vds及びゲート−ソース間電圧Vgsをそれぞれ閾値と比較して判定信号を生成している。
特許文献2は、半導体リレー及び電線の小型化が可能な負荷回路の保護装置の技術を提案している。具体的には、負荷電流を電流計で測定し、測定した電流値をデッドショート判定電流Imaxと比較する。また、測定した電流値を電線の発熱式、及び放熱式に当てはめて電線の発熱量、及び放熱量を求めている。
特開2008−22152号公報 特開2010−158108号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、各部の電圧Vds、Vgsをそれぞれ検出し複数の閾値と比較するために比較的複雑な回路を追加しなければならない。また、半導体スイッチ素子毎にこのような回路を追加することになるので、負荷の数が多くなると大幅なコストアップに繋がる。
また、特許文献2の技術では、半導体スイッチ素子の出力端子から負荷に流れる電流を直接計測しなければならないので、電流計に関して様々な課題がある。例えば、電流が流れる線路中に検出用の抵抗器を挿入する場合には、配線の工数が大幅に増えるし、抵抗器による電圧降下によって負荷に生じる悪影響も考慮しなければならない。また、負荷電流が流れる線路にコイルを結合して電流を検出する場合には、電流計のコストが大幅に上昇する可能性がある。
また、特許文献1、特許文献2以外の方法として、負荷に印加される電圧を監視することも考えられる。しかし、この場合も追加する部品の数が多くなるので、負荷の数が多くなると大幅なコストアップに繋がる。また、例えば車両のイグニッションスイッチがオフの場合のように電源電圧が供給されていない状況では、故障の有無を正しく識別することができない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、半導体スイッチ素子の故障の有無を高い信頼度で、しかも低コストで識別することが可能な半導体異常検出回路を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る半導体異常検出回路は、下記(1)〜(7)を特徴としている。
(1) 電源と負荷との間の通電路に配されるスイッチ素子、及び前記スイッチ素子に流れる電流に対応したセンス信号を生成するセンス信号生成部を含む半導体回路と、
前記スイッチ素子の制御入力端子へ印加する指令電圧レベルの高/低を二値的に切り替えて、前記負荷への電力供給を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記指令電圧レベルが、前記スイッチ素子の非通電に対応するオフ電圧であり、且つ、前記センス信号の電圧値が前記スイッチ素子の非通電に対応した規定オフ電圧と同等であるとき、または、前記指令電圧レベルが、前記スイッチ素子の通電に対応するオン電圧であり、且つ、前記センス信号の電圧値が前記負荷の定常通電状態に対応する規定オン電圧と同等であるとき、前記半導体回路が正常に駆動していると識別する、
こと。
(2) 上記(1)の半導体異常検出回路において、
前記制御部は、前記指令電圧レベルが前記オフ電圧である場合における前記センス信号の電圧値が前記規定オフ電圧と同等であり、且つ、前記指令電圧レベルが前記オン電圧である場合における前記センス信号の電圧値が前記規定オン電圧と同等であるとき、前記半導体回路が正常に駆動していると識別する、
こと。
(3) 上記(2)の半導体異常検出回路において、
前記制御部は、前記指令電圧レベルが前記オフ電圧である場合における前記センス信号の電圧値を検出した後、前記指令電圧レベルが前記オン電圧である場合における前記センス信号の電圧値を検出する、
こと。
(4) 上記(1)〜(3)の半導体異常検出回路において、
前記半導体回路との間で信号の送受が可能な制御回路をさらに備え、
前記制御回路には、前記制御部が含まれる、
こと。
(5) 上記(1)〜(3)の半導体異常検出回路において、
前記半導体回路には、前記制御部が含まれる
こと。
(6) 上記(4)の半導体異常検出回路において、
前記スイッチ素子の出力端子に現れる電圧と同等の信号を前記制御回路に入力するためのモニタ信号線をさらに備え、
前記制御回路は、前記センス信号の電圧値、及び前記モニタ信号線から入力される電圧値に基づき、前記半導体回路が正常に駆動しているか否かを識別する、
こと。
(7) 上記(1)〜(6)の半導体異常検出回路において、
前記制御部は、前記指令電圧レベルが前記オン電圧になったことを検知した後、少なくとも事前に定めた遅延時間を経過するまで待機してから前記センス信号の電圧値を検出する、
こと。
上記(1)の構成の半導体異常検出回路によれば、前記スイッチ素子がショート又はオープンのような故障状態になったか否かを識別することができる。また、前記センス信号の電圧値を監視して状態を識別するので、追加する部品の数を減らすことが可能であり、コストダウンが実現できる。また、前記センス信号を監視し、負荷電流の大きさに基づいて状態を識別するので、完全なショートや完全なオープン以外の故障状態も検出可能である。
上記(2)の構成の半導体異常検出回路によれば、前記スイッチ素子がショート状態、オープン状態のいずれの故障状態になった場合でも確実にこの故障を検出できる。また、完全なショートや完全なオープン以外の故障状態も検出可能である。
上記(3)の構成の半導体異常検出回路によれば、故障の識別に要する時間を短縮することができる。例えば、車両上の電装品の場合には、イグニッションスイッチがオンになった後、何らかのトリガを契機として負荷への通電が開始される。その場合、前記スイッチ素子を制御する前記指令電圧レベルは、最初はオフ電圧であり、トリガによりオン電圧に切り替わる。したがって、最初に前記指令電圧レベルがオフ電圧の状態で前記センス信号の電圧値を識別し、次に前記指令電圧レベルがオン電圧の状態で前記センス信号の電圧値を識別することにより、何回も識別を繰り返すことなく、故障の有無を正しく識別できる。
上記(4)の構成の半導体異常検出回路によれば、前記半導体回路の外側に接続した前記制御回路が、前記スイッチ素子の故障の有無を識別する。したがって、既存の半導体回路をそのまま利用して故障の有無を識別できる。
上記(5)の構成の半導体異常検出回路によれば、前記半導体回路に内蔵した前記制御部が、前記スイッチ素子の故障の有無を識別する。したがって、前記半導体回路の外側にマイクロコンピュータなどの特別な装置を接続していない場合でも故障検出が可能であり、装置の小型化が可能になる。
上記(6)の構成の半導体異常検出回路によれば、互いに異なる箇所から出力される2系統の信号に基づいて故障の有無を識別するので、より信頼性の高い識別結果が得られる。
上記(7)の構成の半導体異常検出回路によれば、負荷自体が特別なスイッチを内蔵し独自のタイミングで通電を開始するような場合であっても、故障の有無を正しく識別できる。例えば、負荷が車両用のHID(High Intensity Discharge)ランプや、LED(発光ダイオード)ランプである場合には、これらの負荷に電源電圧の供給が開始された後、ある遅延時間を経過してから電流が流れる。このような遅延時間の影響によるタイミングのずれを考慮することにより、故障を正しく検出可能になる。
本発明の半導体異常検出回路によれば、半導体スイッチ素子の故障の有無を高い信頼度で、しかも低コストで識別することが可能になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、半導体異常検出回路を含む電子制御装置の構成例(1)を示すブロック図である。 図2は、図1に示す電子制御装置の各部の信号電位の対応関係を表す模式図である。 図3は、第1検出モードにおける半導体ショート検出処理の内容を表すフローチャートである。 図4は、第2検出モードにおける半導体ショート検出処理の内容を表すフローチャートである。 図5は、特殊な負荷における印加電圧と電流との関係の具体例を示すタイムチャートである。 図6は、図3に示した処理の一部分の変形例を表すフローチャートである。 図7は、図4に示した処理の一部分の変形例を表すフローチャートである。 図8は、図3に示した処理の変形例を表すフローチャートである。 図9は、半導体異常検出回路を含む電子制御装置の構成例(2)を示すブロック図である。
本発明の半導体異常検出回路に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<第1実施形態>
本発明の半導体異常検出回路を含む電子制御装置(ECU)100の構成例(1)を図1に示す。
<装置の概要の説明>
この電子制御装置100は、例えば車両に搭載され、車両上の様々な電装品を負荷50として制御するために利用される。すなわち、電源ライン70から負荷50への電力供給のオンオフを制御するために電子制御装置100が利用される。電源ライン70には、車両側から例えば+12Vの直流電圧が供給される。電子制御装置100内部のスイッチがオンになると、電源ライン70から電子制御装置100を経由して負荷50に電源電圧(+12V)が供給され、負荷50からアースライン71に電流が流れる。負荷50の具体例としては、ヘッドライト、テールランプなどのランプ類やその他の様々な電装品が挙げられる。
図1に示した電子制御装置100は負荷50のオンオフを制御するスイッチとして、半導体のスイッチ素子11を内蔵している。半導体は故障する可能性があるが、電気接点や可動部が存在しないため、故障の有無を目視等で確認することができない。そのため、スイッチ素子11の故障(ショートやオープン)を検出するための半導体異常検出回路が電子制御装置100に備わっている。
<装置の構成>
図1に示すように、この電子制御装置100は、パワー半導体デバイス10、マイクロコンピュータ(CPU)20、インタフェース(I/F)30、及び信号入力回路40を内蔵している。
パワー半導体デバイス10は、いわゆるインテリジェントパワースイッチ(IPS)として市販されているデバイスであり、スイッチ素子11及びロジック・センサ回路12を内蔵している。
スイッチ素子11は、負荷の高電位側に接続してハイサイドスイッチとして動作可能なパワーMOSFETで構成してある。このパワーMOSFETは、ドレイン電極が電源入力端子10aと接続してあり、ソース電極が出力端子(OUT)10bと接続してあり、ゲート電極がロジック・センサ回路12の出力と接続してある。つまり、スイッチ素子11はロジック・センサ回路12の出力から二値信号として入力される指令電圧レベルの高低に応じてオンオフする。
ロジック・センサ回路12は、主として2つの機能を内蔵している。すなわち、パワー半導体デバイス10の制御入力端子(IN)10cに印加される指令電圧レベルの高低に応じて、スイッチ素子11をオンオフするための信号をロジック・センサ回路12が生成する。また、スイッチ素子11に流れている電流を検出し、この電流の大きさに比例したセンス信号をロジック・センサ回路12が生成する。センス信号はセンス信号出力端子(IS)10dに出力される。
例えばロジック・センサ回路12におけるセンス比が「1/5000」の場合に、スイッチ素子11に5[A]の電流が流れると、センス比に従って、1[mA]の電流がセンス信号として出力される。センス信号出力端子10dに接続されている信号入力回路40は、センス信号の電流値を電圧に変換してマイクロコンピュータ20に与える。
マイクロコンピュータ20は、予め組み込まれているプログラムを実行することにより、電子制御装置100の制御に必要な各種の機能を実現する。この機能には、スイッチ素子11の故障(ショート、オープンなど)の有無を診断する機能も含まれる。また、図示しない操作スイッチの状態を読み取った結果や、様々な状況の識別結果に基づいて負荷50をオンオフ制御するための信号を生成する機能も含まれる。
マイクロコンピュータ20は、負荷50のオンオフを制御するための二値信号を出力ポート20aに出力することができる。また、マイクロコンピュータ20は、アナログ入力ポート20bに印加される電圧のアナログレベルをデジタル信号に変換して電圧のレベルを読み取ることもできる。
<故障診断における識別条件の説明>
図1に示した電子制御装置100における各部の信号電位の対応関係の一覧を図2に示す。パワー半導体デバイス10の制御入力端子10cに印加される「IN入力」の二値信号SG1と、出力端子10bに現れる「OUT出力」の出力信号SG2と、センス信号出力端子(IS)10dに現れるセンス信号SG3の各々の電圧の状態が図2に示してある。
図2において、「LO」は二値信号SG1の低電位(0Vに近い電圧)を表し、「HI」は二値信号SG1の高電位(電源電圧に近い電圧)を表し、「GND」はグランド(アース)電位に近いアナログ電圧を表す。
例えば、パワー半導体デバイス10が正常な場合には、二値信号SG1が「LO」の時にロジック・センサ回路12が低い電位をスイッチ素子11のゲート電極に印加するので、スイッチ素子11のドレイン−ソース電極間が非導通になり、出力端子10bの出力信号SG2がGND電位になる。また、パワー半導体デバイス10が正常な場合に二値信号SG1が「HI」になると、ロジック・センサ回路12が高い電位をスイッチ素子11のゲート電極に印加するので、スイッチ素子11のドレイン−ソース電極間が導通し、出力端子10bの出力信号SG2が電源ライン70の電圧に近い高電位になる。
また、パワー半導体デバイス10内のスイッチ素子11が正常の場合と、ショートなどの異常が発生した場合とで、図2に示すように、出力信号SG2及びセンス信号SG3の電圧に違いが生じる。したがって、マイクロコンピュータ20は、出力信号SG2又はセンス信号SG3の電圧を監視し、二値信号SG1の高低に応じた閾値と比較することにより、故障の有無を識別可能である。
図1に示した電子制御装置100においては、マイクロコンピュータ20はそれ自身が出力ポート20aに出力する信号により二値信号SG1の高低を把握すると共に、アナログ入力ポート20bでセンス信号SG3の電圧を監視して故障の有無を識別している。
<マイクロコンピュータ20の動作の説明>
図1に示した電子制御装置100においては、マイクロコンピュータ20は2種類の検出モード、すなわち「第1検出モード」及び「第2検出モード」のいずれかを用いてパワー半導体デバイス10の半導体ショートを検出することができる。
「第1検出モード」における半導体ショート検出処理の内容を図3に示す。また、「第2検出モード」における半導体ショート検出処理の内容を図4に示す。各検出モードの動作について以下に説明する。
<第1検出モード>
なお、図3に示した処理においては「LO時異常フラグ」及び「HI時異常フラグ」を使用しているが、図3に示した処理を実行する前の初期状態で「LO時異常フラグ」及び「HI時異常フラグ」はいずれも「0」にクリアされる。「LO時異常フラグ」及び「HI時異常フラグ」はマイクロコンピュータ20の内部メモリ上に存在する。
図3のステップS11では、マイクロコンピュータ20は、パワー半導体デバイス10の制御入力端子10cに印加される二値信号SG1が「HI/LO」のいずれであるかを識別する。二値信号SG1の「HI/LO」は、マイクロコンピュータ20自身が出力ポート20aに出力している二値信号と同様であるので、実際には出力ポート20aの信号の「HI/LO」を識別する。二値信号SG1が「LO」の場合はS12に進み、「HI」の場合はS15に進む。
ステップS12では、マイクロコンピュータ20は、センス信号SG3の電圧をアナログ入力ポート20bで読み取り、この電圧値を事前に定めた閾値と比較する。すなわち、センス信号SG3の電圧がGND電位と同等の「GNDレベル」とみなせる場合はS13に進み、「GNDレベル」以外の場合はS14に進む。
ステップS13では、マイクロコンピュータ20は、二値信号SG1が「LO」の状態では正常であったことを記憶するために、「LO時異常フラグ」を「0」にクリアする。
ステップS14では、マイクロコンピュータ20は、二値信号SG1が「LO」の状態では異常であったことを記憶するために、「LO時異常フラグ」に「1」をセットする。
ステップS15では、マイクロコンピュータ20は、センス信号SG3の電圧をアナログ入力ポート20bで読み取り、この電圧値を事前に定めた閾値と比較する。すなわち、センス信号SG3の電圧が「想定電圧値」と同等であるか否かを閾値と比較して識別する。「想定電圧値」は、正常時に負荷50に流れる定格電流と、ロジック・センサ回路12におけるセンス比と、信号入力回路40の特性とで定まる電圧である。センス信号SG3の電圧が「想定電圧値」と同等の場合はS16に進み、「想定電圧値」の範囲外の場合はS17に進む。
ステップS16では、マイクロコンピュータ20は、二値信号SG1が「HI」の状態では正常であったことを記憶するために、「HI時異常フラグ」を「0」にクリアする。
ステップS17では、マイクロコンピュータ20は、二値信号SG1が「HI」の状態では異常であったことを記憶するために、「HI時異常フラグ」に「1」をセットする。
ステップS18では、マイクロコンピュータ20は、「LO時異常フラグ」及び「HI時異常フラグ」の状態を参照して状況を識別する。すなわち、「LO時異常フラグ」が「0」であり、且つ、「HI時異常フラグ」が「0」である条件を満たす場合はS19に進み、それ以外の場合はS20に進む。
ステップS19では、マイクロコンピュータ20はスイッチ素子11が正常な状態であるとみなす。また、ステップS20では、マイクロコンピュータ20は、スイッチ素子11がショートしている状態であるとみなす。実際には、ショート以外の異常状態の場合にも、マイクロコンピュータ20がS20を実行して異常を検出する。
例えば、スイッチ素子11がオープン(ドレイン−ソース電極間で断線)の場合には、二値信号SG1が「LO」の状態でセンス信号SG3の電圧が「GNDレベル」になるが、SG1が「HI」になってもSG3の電圧が「GNDレベル」のまま変化しない。この場合は、「LO時異常フラグ」が「0」であるが、「HI時異常フラグ」が「1」であるためS20に進む。
次のステップS21では、マイクロコンピュータ20はスイッチ素子11がショート状態の場合に必要とされる所定の処理を実行する。例えば、ユーザが視認可能な表示用のランプを点灯又は点滅状態に制御して、異常の発生を報知する。また、電子制御装置100に接続されている負荷50に対する通電制御を中止する。
つまり、「第1検出モード」では、スイッチ素子11の状態が正常であるとみなしうる全ての条件を満たす場合にS19に進み、それ以外の場合にスイッチ素子11の異常を検出する。
<第2検出モード>
図3に示した処理と同様に、図4の処理においても「LO時異常フラグ」及び「HI時異常フラグ」を使用している。図4に示した処理を実行する前の初期状態で「LO時異常フラグ」及び「HI時異常フラグ」はいずれも「0」にクリアされる。
図4のステップS31では、マイクロコンピュータ20は、パワー半導体デバイス10の制御入力端子10cに印加される二値信号SG1が「HI/LO」のいずれであるかを識別する。二値信号SG1の「HI/LO」は、マイクロコンピュータ20自身が出力ポート20aに出力している二値信号と同様であるので、実際には出力ポート20aの信号の「HI/LO」を識別する。二値信号SG1が「LO」の場合はS32に進み、「HI」の場合はS35に進む。
図4中の各ステップS32、S33、及びS34については、それぞれ、既に説明した図3中の各ステップS12、S13、及びS14と同様である。したがって、これらの説明は省略する。
ステップS35では、マイクロコンピュータ20は、センス信号SG3の電圧をアナログ入力ポート20bで読み取り、この電圧値を事前に定めた閾値と比較する。すなわち、センス信号SG3の電圧が「GNDレベル」の範囲内(GND電位と同等)であるか否かを閾値と比較して識別する。センス信号SG3の電圧が「GNDレベル」である場合はS37に進み、「GNDレベル以外」の場合はS36に進む。
ステップS36では、マイクロコンピュータ20は、二値信号SG1が「HI」の状態では正常であったことを記憶するために、「HI時異常フラグ」を「0」にクリアする。
ステップS37では、マイクロコンピュータ20は、二値信号SG1が「HI」の状態では異常であったことを記憶するために、「HI時異常フラグ」に「1」をセットする。
そして、二値信号SG1が「LO」の状態で正常であることをS33で検出した場合、又は二値信号SG1が「HI」の状態で正常であることをS36で検出した場合にS38に進み、マイクロコンピュータ20はスイッチ素子11が正常な状態であるとみなす。
一方、二値信号SG1が「LO」の状態で異常であることをS34で検出した場合、又は二値信号SG1が「HI」の状態で異常であることをS37で検出した場合にS39に進み、マイクロコンピュータ20は、スイッチ素子11がショートしている状態であるとみなす。
実際には、ショート以外の異常状態の場合にも、マイクロコンピュータ20がS39を実行して異常を検出する。すなわち、スイッチ素子11がショート(ドレイン−ソース電極間が短絡)の時には、二値信号SG1が「LO」の状態でSG3の電圧が「GNDレベル以外」になるため、S34で異常を検出してS39に進む。また、スイッチ素子11がオープン(ドレイン−ソース電極間で断線)の時には、SG1が「HI」の状態でSG3の電圧が「GNDレベル」になるため、S37で異常を検出してS39に進む。次のステップS40については図3中のS21と同様である。
つまり、「第2検出モード」では、スイッチ素子11の状態が異常であるとみなしうるいずれか1つの条件を満たした時にS39に進み、正常であるとみなしうる条件を満たした時にS38に進む。
なお、図4に示した処理については、二値信号SG1の「HI/LO」が頻繁に変化することがない状況を想定している。もしも二値信号SG1の「HI/LO」が頻繁に変化する場合には、図4中の各ステップS38、S39を交互に繰り返し実行する可能性があるため、特別な処理を実行する必要がある。例えば、ステップS39を実行した場合に、その後で少なくとも所定時間を経過するまではS38に進まないように変更することが考えられる。
いずれにしても、上述の「第1検出モード」及び「第2検出モード」の処理では、出力端子10bの電圧や負荷50に流れる電流を直接監視しなくても、センス信号SG3を用いてスイッチ素子11の故障の有無を識別できる。
<第2実施形態>
<特殊な負荷の説明>
電子制御装置100が一般的な負荷50を制御する場合には、図2に示した条件に基づいてスイッチ素子11の異常の有無を正しく識別できる。しかし、特殊な負荷が電子制御装置100の出力端子100aに接続される場合もある。
特殊な負荷を接続した場合における印加電圧Vinと負荷電流ILとの関係の具体例を図5に示す。印加電圧Vinは、負荷50に印加される電圧、つまり出力端子100aとアースライン71との間の電位差である。また、負荷電流ILは負荷50に実際に流れる電流のレベルを表している。
特殊な負荷とは、例えば車両に搭載されるHID(High Intensity Discharge)ランプや、LED(発光ダイオード)ランプのことである。このような負荷は、単純な負荷ではなく、駆動回路が内部に組み込まれている電装品である。この駆動回路は、入力された電圧に基づいて負荷の駆動に必要な電圧を生成して電装品内部の負荷に供給する。したがって、この電装品に電源電圧(印加電圧Vin)が供給された後、しばらくの間は電流(負荷電流IL)がほとんど流れず(図5の左右方向に延びる矢印の期間)、ある程度の遅延時間を経過した後で通常の電流が負荷に流れる。また、このような電装品の内部で負荷のオンオフのスイッチングを独自のタイミングで実施する場合も考えられる。
したがって、図5に示すように、負荷50の印加電圧Vinが低レベルから高レベルに変化した後、この電装品の特性により定まる所定の遅延時間を経過した後で、負荷電流ILが0近傍から定格値まで立ち上がるような波形になる。
<半導体異常検出回路の説明>
図5に示したような特性を有する特殊な負荷を電子制御装置100に接続する場合には、印加電圧Vinと負荷電流ILとの間にタイミングのずれがあるので、図2に示したような識別条件をそのまま適用してもスイッチ素子11の故障の有無を正しく識別することができない。
したがって、第2実施形態では特殊な負荷を電子制御装置100の出力端子100aに接続することを想定し、スイッチ素子11の故障の有無を正しく識別できるように、マイクロコンピュータ20の処理の内容を図6及び図7のように変更する。
図6に示した処理P01Bは、図3に示した一部分の処理P01の変形例を表している。また、図7に示した処理P02Bは、図4に示した一部分の処理P02の変形例を表している。
つまり、第2実施形態ではマイクロコンピュータ20は前述の「第1検出モード」で処理P01の代わりに処理P01Bを実行し、前述の「第2検出モード」で処理P02の代わりに処理P02Bを実行する。これ以外は第1実施形態と同様である。
<処理P01Bの説明>
図6に示すように、マイクロコンピュータ20は、ステップS51でパワー半導体デバイス10の制御入力端子(IN入力)10cにおける二値信号SG1の「LO」から「HI」への立ち上がりを検出したか否かを識別する。実際には、出力ポート20aに出力している二値信号の状態を識別する。
二値信号SG1の立ち上がりを検出すると、マイクロコンピュータ20はステップS52で内部タイマT1の動作を開始する。
次のステップS53では、マイクロコンピュータ20は内部タイマT1の計数している時間を時間閾値Tdと比較する。この時間閾値Tdは、図5に示した印加電圧Vinと負荷電流ILの間の立ち上がり時間ずれに相当する遅延時間よりも大きい時間値である。電子制御装置100に実際に接続する負荷50の特性は事前に把握できるので、この負荷50の特性に応じた遅延時間よりも大きい値を時間閾値Tdの定数としてマイクロコンピュータ20に事前に登録しておく。
二値信号SG1の立ち上がりを検出した後で更に遅延時間を経過すると、「T1>Td」の条件が満たされるので、ステップS53からS54に進む。この場合、マイクロコンピュータ20はS54で内部タイマT1をリセットする。更に、図3に示した処理P01の場合と同様に、マイクロコンピュータ20はステップS15を実行し、その結果に応じてステップS16又はS17を実行する。
つまり、二値信号SG1が「HI」の時には、遅延時間を経過して、図5に示す負荷電流ILが実際に立ち上がった後で、ステップS15を実行するので、「HI時正常」と「HI時異常」とを正しく識別できる。
<処理P02Bの説明>
図6の処理と同様に、図7の処理においても、マイクロコンピュータ20は、ステップS51でパワー半導体デバイス10の制御入力端子(IN入力)10cにおける二値信号SG1の「LO」から「HI」への立ち上がりを検出したか否かを識別する。実際には、出力ポート20aに出力している二値信号の状態を識別する。
二値信号SG1の立ち上がりを検出すると、マイクロコンピュータ20はステップS52で内部タイマT1の動作を開始する。
次のステップS53では、マイクロコンピュータ20は内部タイマT1の計数している時間を時間閾値Tdと比較する。この時間閾値Tdは、図5に示した印加電圧Vinと負荷電流ILの間の立ち上がり時間ずれに相当する遅延時間よりも大きい時間値である。電子制御装置100に実際に接続する負荷50の特性は事前に把握できるので、この負荷50の特性に応じた遅延時間よりも大きい値を時間閾値Tdの定数としてマイクロコンピュータ20に事前に登録しておく。
二値信号SG1の立ち上がりを検出した後で更に遅延時間を経過すると、「T1>Td」の条件が満たされるので、ステップS53からS54に進む。この場合、マイクロコンピュータ20はS54で内部タイマT1をリセットする。更に、図4に示した処理P02の場合と同様に、マイクロコンピュータ20はステップS35を実行し、その結果に応じてステップS36又はS37を実行する。
つまり、二値信号SG1が「HI」の時には、遅延時間を経過して、図5に示す負荷電流ILが実際に立ち上がった後で、ステップS35を実行するので、「HI時正常」と「HI時異常」とを正しく識別できる。
<第3実施形態>
<適用される状況の説明>
車両に搭載される様々な負荷、すなわち電装品の多くは、車両が停止している時には電源電力が供給されない非通電の状態にあり、イグニッションスイッチがオンになった後、何らかのトリガ入力を契機として、例えば前述のスイッチ素子11がオフからオンに切り替わり、電源電力の供給が開始される状態になる。
一方、電子制御装置100がスイッチ素子11の故障の有無を識別する際には、図2に示したような識別条件に従って判断を実施するので、二値信号SG1の「LO」及び「HI」の両方の状態について識別を行わないと、正確な診断結果は得られない。
したがって、例えば負荷の通電/非通電が長時間にわたって変化しないような状況では、二値信号SG1の「HI」又は「LO」のいずれかの状態のみが長く継続するので、正確な診断結果が得られるまでに長い時間を要する可能性がある。
そこで、第3実施形態では二値信号SG1の「HI」の状態と「LO」の状態の診断の順序や優先順位を考慮した制御を実施する。これにより、正確な診断結果が得られるまでの所要時間を短縮できる。
<動作の説明>
図3に示した処理の変形例を図8に示す。すなわち、前述のマイクロコンピュータ20が図3に示した処理を実行し、スイッチ素子11の故障の有無を識別する。電子制御装置100の構成については図1と同一である。
車両のイグニッションスイッチがオンになり、車両側から電子制御装置100に電源電力が供給されると、マイクロコンピュータ20は図8のステップS61で所定の初期化を実行する。この初期化において、例えば前述の「LO時異常フラグ」及び「HI時異常フラグ」をクリアする。
ステップS62では、マイクロコンピュータ20は、パワー半導体デバイス10の制御入力端子10cに印加される二値信号SG1が「LO」か否かを識別する。二値信号SG1が「LO」になると次のS63に進む。
ステップS63では、マイクロコンピュータ20は、センス信号SG3の電圧をアナログ入力ポート20bで読み取り、この電圧値を「IN入力=LO」における条件と比較してその結果をフラグに反映する。すなわち、図3の各ステップS12、S13、S14と同様の処理を行い、センス信号SG3が「LO」の状態における異常の有無を識別する。
次のステップS64では、マイクロコンピュータ20は、パワー半導体デバイス10の制御入力端子10cに印加される二値信号SG1が「HI」か否かを識別する。二値信号SG1が「HI」になると次のS65に進む。
ステップS65では、マイクロコンピュータ20は、センス信号SG3の電圧をアナログ入力ポート20bで読み取り、この電圧値を「IN入力=HI」における条件と比較してその結果をフラグに反映する。すなわち、図3の各ステップS15、S16、S17と同様の処理を行い、センス信号SG3が「HI」の状態における異常の有無を識別する。
図8の各ステップS66、S67、S68、S69は、それぞれ図3におけるステップS18、S19、S20、S21と同様である。つまり、マイクロコンピュータ20は「LO時異常フラグ=0」且つ「HI時異常フラグ=0」の条件を満たす場合のみ、スイッチ素子11が正常である状態を検出し、それ以外の場合はスイッチ素子11のショートを検出する。
図8に示した処理においては、車両のイグニッションスイッチがオンになった後で、「IN入力=LO」の状態における診断をステップS62、S63で実行し、それが完了した後で、「IN入力=HI」の状態における診断をステップS64、S65で実行し、最終的な診断の結果をステップS66〜S69で出力している。
車両のイグニッションスイッチがオンになった直後は、負荷50は常に非通電であり、「IN入力=LO」の状態になる。そして、何らかのトリガ入力により「IN入力=HI」の状態に変化して負荷50が通電状態に切り替わる。図8に示した順序で故障の診断を実施することにより、最小限の所要時間で、「IN入力=LO」の状態と「IN入力=HI」の状態とを診断することが可能になる。
<第4実施形態>
<装置の構成>
半導体異常検出回路を含む電子制御装置の構成例(2)を図9に示す。図9に示す構成は、図1に示した構成の変形例であり、出力モニタ回路60が追加された点が異なっている。出力モニタ回路60以外の構成は図1とほぼ同じである。
図9に示すように、出力モニタ回路60の入力は、出力端子10bと接続されている。すなわち、出力モニタ回路60は、出力端子10bの電圧をモニタするために設けてある。出力端子10bの電圧は、モニタ信号線61を介してマイクロコンピュータ20のアナログ入力ポート20cに印加される。
したがって、図9に示す電子制御装置100Bにおいては、マイクロコンピュータ20はセンス信号SG3の電圧、及び出力端子10bの出力信号(SG2)の両方を監視することができる。
<故障検出の動作>
図9の電子制御装置100Bが出力端子10bの出力信号(SG2)に基づいて故障の有無を識別する場合にも、図2に示した識別条件を利用して診断を実行することができる。つまり、「IN入力=LO」の状態で出力端子10bの出力信号(SG2)が「GNDレベル」と同等であれば正常、「HI」と同等であれば異常とみなすことができる。
また、「IN入力=HI」の状態では、出力端子10bの出力信号(SG2)が「HI」と同等であれば正常の可能性があり、出力端子10bの出力信号(SG2)が「HI」以外であれば、スイッチ素子11の断線や劣化の可能性がある。
図9に示す電子制御装置100Bにおいては、出力端子10bの出力信号(SG2)及びセンス信号SG3の2系統の信号を用いて故障を診断するので、より精度の高い故障診断が可能になる。
<第5実施形態>
図1に示した電子制御装置100においては、スイッチ素子11の故障の有無を検出するための機能を有するマイクロコンピュータ20を、パワー半導体デバイス10の外側に接続してある。しかし、このような故障検出機能を実現する場合に、必ずしもコンピュータを利用する必要はない。
したがって、図示しないが、第5実施形態では、故障検出機能を実現する制御回路をパワー半導体デバイス10自体に内蔵する。この制御回路は、図3、図4に示した処理と同等の処理を実行する。つまり、センス信号SG3の電圧を監視すると共に、制御入力端子10cの二値信号の「HI/LO」に応じて、SG3の電圧の閾値を切り替えて故障の有無を識別する。これにより、マイクロコンピュータ20を省略することが可能になる。
ここで、上述した本発明に係る半導体異常検出回路の実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(7)に簡潔に纏めて列記する。
(1) 電源(電源ライン70)と負荷(50)との間の通電路に配されるスイッチ素子(11)、及び前記スイッチ素子に流れる電流に対応したセンス信号を生成するセンス信号生成部(ロジック・センサ回路12)を含む半導体回路(パワー半導体デバイス10)と、
前記スイッチ素子の制御入力端子へ印加する指令電圧(二値信号SG1)レベルの高/低を二値的に切り替えて、前記負荷への電力供給を制御する制御部(パワー半導体デバイス10またはマイクロコンピュータ20)と、
を備え、
前記制御部は、前記指令電圧レベルが、前記スイッチ素子の非通電に対応するオフ電圧であり、且つ、前記センス信号の電圧値が前記スイッチ素子の非通電に対応した規定オフ電圧と同等であるとき、または、前記指令電圧レベルが、前記スイッチ素子の通電に対応するオン電圧であり、且つ、前記センス信号の電圧値が前記負荷の定常通電状態に対応する規定オン電圧と同等であるとき、前記半導体回路が正常に駆動していると識別する、
ことを特徴とする半導体異常検出回路。
(2) 前記制御部は、前記指令電圧レベルが前記オフ電圧である場合における前記センス信号の電圧値が前記規定オフ電圧と同等であり、且つ、前記指令電圧レベルが前記オン電圧である場合における前記センス信号の電圧値が前記規定オン電圧と同等であるとき、前記半導体回路が正常に駆動していると識別する
ことを特徴とする(1)に記載の半導体異常検出回路。
(3) 前記制御部は、前記指令電圧レベルが前記オフ電圧である場合における前記センス信号の電圧値を検出した後、前記指令電圧レベルが前記オン電圧である場合における前記センス信号の電圧値を検出する、
ことを特徴とする(2)に記載の半導体異常検出回路。
(4) 前記半導体回路との間で信号の送受が可能な制御回路(マイクロコンピュータ20)をさらに備え、
前記制御回路には、前記制御部が含まれる、
ことを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の半導体異常検出回路。
(5) 前記半導体回路(パワー半導体デバイス10)には、前記制御部が含まれる
ことを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の半導体異常検出回路。
(6) 前記スイッチ素子の出力端子(10b)に現れる電圧と同等の信号を前記制御回路に入力するためのモニタ信号線(61)をさらに備え、
前記制御回路は、前記センス信号(SG3)の電圧値、及び前記モニタ信号線から入力される電圧値(出力信号SG2)に基づき、前記半導体回路が正常に駆動しているか否かを識別する、
ことを特徴とする(4)に記載の半導体異常検出回路。
(7) 前記制御部は、前記指令電圧レベルが前記オン電圧になったことを検知した後、少なくとも事前に定めた遅延時間(時間閾値Td)を経過するまで待機してから前記センス信号の電圧値を検出する、
ことを特徴とする(1)から(6)のいずれか1項に記載の半導体異常検出回路。
10 パワー半導体デバイス
10a 電源入力端子
10b 出力端子
10c 制御入力端子
10d センス信号出力端子
11 スイッチ素子
12 ロジック・センサ回路
20 マイクロコンピュータ
20a 出力ポート
20b アナログ入力ポート
20c アナログ入力ポート
30 インタフェース
40 信号入力回路
50 負荷
60 出力モニタ回路
61 モニタ信号線
70 電源ライン
71 アースライン
100,100B 電子制御装置
100a 出力端子

Claims (7)

  1. 電源と負荷との間の通電路に配されるスイッチ素子、及び前記スイッチ素子に流れる電流に対応したセンス信号を生成するセンス信号生成部を含む半導体回路と、
    前記スイッチ素子の制御入力端子へ印加する指令電圧レベルの高/低を二値的に切り替えて、前記負荷への電力供給を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記指令電圧レベルが、前記スイッチ素子の非通電に対応するオフ電圧であり、且つ、前記センス信号の電圧値が前記スイッチ素子の非通電に対応した規定オフ電圧と同等であるとき、または、前記指令電圧レベルが、前記スイッチ素子の通電に対応するオン電圧であり、且つ、前記センス信号の電圧値が前記負荷の定常通電状態に対応する規定オン電圧と同等であるとき、前記半導体回路が正常に駆動していると識別する、
    ことを特徴とする半導体異常検出回路。
  2. 前記制御部は、前記指令電圧レベルが前記オフ電圧である場合における前記センス信号の電圧値が前記規定オフ電圧と同等であり、且つ、前記指令電圧レベルが前記オン電圧である場合における前記センス信号の電圧値が前記規定オン電圧と同等であるとき、前記半導体回路が正常に駆動していると識別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体異常検出回路。
  3. 前記制御部は、前記指令電圧レベルが前記オフ電圧である場合における前記センス信号の電圧値を検出した後、前記指令電圧レベルが前記オン電圧である場合における前記センス信号の電圧値を検出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体異常検出回路。
  4. 前記半導体回路との間で信号の送受が可能な制御回路をさらに備え、
    前記制御回路には、前記制御部が含まれる、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体異常検出回路。
  5. 前記半導体回路には、前記制御部が含まれる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体異常検出回路。
  6. 前記スイッチ素子の出力端子に現れる電圧と同等の信号を前記制御回路に入力するためのモニタ信号線をさらに備え、
    前記制御回路は、前記センス信号の電圧値、及び前記モニタ信号線から入力される電圧値に基づき、前記半導体回路が正常に駆動しているか否かを識別する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体異常検出回路。
  7. 前記制御部は、前記指令電圧レベルが前記オン電圧になったことを検知した後、少なくとも事前に定めた遅延時間を経過するまで待機してから前記センス信号の電圧値を検出する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体異常検出回路。
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