JP6939289B2 - 負荷駆動回路 - Google Patents

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Description

本開示は、負荷駆動回路に関する。
電気負荷のオープン故障状態を通電制御中に検出できるようにした負荷駆動回路が知られている。例えば、特許文献1に記載の負荷駆動回路は、オフ時に出力電圧が正常に下降するかを判定し、下降が遅い場合にオープン故障を判定する。
特開2016−134832号公報
出力電圧及びその下降度合いは、電気負荷の種類、構成(例えば段数)、等に応じて異なる。このため、従来の負荷駆動回路においては、電気負荷の種類、構成、等に応じて、判定閾値を細かく調整する必要があった。本開示は、上記に例示した事情等に鑑みてなされたものである。
本開示の一側面における負荷駆動回路(1)は、電気負荷(3)の駆動を制御するように構成されている。
この負荷駆動回路は、
電力線を介して前記電気負荷に電気接続される出力端子(132)と、前記電気負荷のオンオフを制御するための制御入力信号が入力される制御入力端子(133)と、電源(2)に電気接続される電源端子(131)と、前記電源から前記電源端子に流入した主電流の一部を分流したセンス電流を出力するセンス電流端子(134)と、を有し、前記制御入力端子に入力された前記制御入力信号に応じて前記出力端子に出力電圧を印加するように設けられた、駆動部(13)と、
前記電力線とグランドとの間に接続された、コンデンサ(15)と、
前記制御入力信号を出力して前記制御入力端子に入力するように前記制御入力端子に電気接続されるとともに、前記センス電流端子の端子電圧をモニタするように前記センス電流端子に電気接続され、前記制御入力端子に入力した前記制御入力信号がオフ信号からオン信号に転換するオン時、及び、前記制御入力端子に入力した前記制御入力信号がオン信号からオフ信号に転換するオフ時の、前記センス電流端子の端子電圧をモニタすることで、前記出力端子に前記電気負荷が電気接続されていないオープン故障が発生しているか否かを判定するように設けられた、判定部(14)と、
を備え、
前記判定部は、前記オン時における前記端子電圧が第一基準電圧(VthS)未満であり、且つ前記オフ時における前記端子電圧が第二基準電圧(VthU)を超える場合に、前記オープン故障の発生を判定するように設けられている。
かかる構成によれば、前記判定部は、前記センス電流端子の前記端子電圧をモニタすることで、前記出力端子に前記電気負荷が電気接続されていないオープン故障が発生しているか否かを判定する。前記センス電流端子の前記端子電圧は、前記駆動部における前記出力端子に前記電気負荷が電気接続されているか否かに応じた電圧となり、前記電気負荷の種類、構成、等によっては変化しない。したがって、かかる構成によれば、前記電気負荷の種類、構成、等によらず、良好なオープン故障判定が可能となる。
なお、上記及び特許請求の範囲の欄における、各手段に付された括弧付きの参照符号は、同手段と後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。よって、本発明の技術的範囲は、上記の参照符号の記載によって、何ら限定されるものではない。
実施形態に係る負荷駆動回路の概略的な回路構成図である。 図1に示された負荷駆動回路におけるオープン故障が発生していない場合の動作の概要を示すタイムチャートである。 図1に示された負荷駆動回路におけるオープン故障が発生した場合の動作の概要を示すタイムチャートである。 変形例に係る負荷駆動回路の概略的な回路構成図である。 図4に示された負荷駆動回路の動作の概要を示すタイムチャートである。
(実施形態の構成)
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、一つの実施形態に対して適用可能な各種の変形例については、当該実施形態に関する一連の説明の途中に挿入されると当該実施形態の理解が妨げられるおそれがあるため、当該実施形態の説明の後にまとめて記載する。
図1を参照すると、負荷駆動回路1は、電源2と電気負荷3との間に設けられている。負荷駆動回路1は、電気負荷3の駆動を制御するように構成されている。本実施形態においては、負荷駆動回路1は、いわゆる灯火制御ECUであって、車載バッテリである電源2から車載LEDランプである電気負荷3への通電状態を制御するように、不図示の車両に搭載されている。ECUはElectronic Control Unitの略である。LEDはLight Emitting Diodeの略である。
負荷駆動回路1における電源接続端子11は、電源2が電気接続されるように設けられている。また、負荷駆動回路1における負荷接続端子12は、電気負荷3が電気接続されるように設けられている。負荷駆動回路1の内部には、駆動部13と、制御部14と、保護コンデンサ15と、検出回路16とが設けられている。
駆動部13は、いわゆるインテリジェントパワーデバイスと称される半導体デバイスであって、パワーMOSFET等の半導体スイッチング素子を内部に備えている。MOSFETはMetal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistorの略である。本実施形態においては、駆動部13は、内蔵MOSFETを備えているものとする。即ち、駆動部13は、電気負荷3に通流する負荷電流を、制御部14から入力される制御入力信号に基づく内蔵MOSFETのスイッチング動作により制御するように構成されている。具体的には、駆動部13は、電源端子131と、負荷電流出力端子132と、制御入力端子133と、センス電流端子134と、センスイネーブル入力端子135とを有している。
電源端子131は、上記の内蔵MOSFETにおけるソース端子に対応して設けられていて、電源接続端子11に電気接続されている。即ち、電源端子131は、電源接続端子11及び電力線を介して電源2に電気接続されるように設けられている。
負荷電流出力端子132は、上記の内蔵MOSFETにおけるドレイン端子に対応して設けられていて、負荷接続端子12に電気接続されている。即ち、負荷電流出力端子132は、負荷接続端子12及び電力線を介して電気負荷3に電気接続されるように設けられている。負荷電流出力端子132には、保護コンデンサ15が接続されている。保護コンデンサ15は、負荷電流出力端子132と負荷接続端子12とを接続する上記の電力線とグランドとの間に設けられている。
制御入力端子133は、上記の内蔵MOSFETにおけるゲート端子に対応して設けられていて、ゲート抵抗を介して制御部14における制御出力端子141に電気接続されている。即ち、制御入力端子133は、電気負荷3のオンオフを制御するための制御入力信号が入力されるように設けられている。このように、駆動部13は、制御入力端子133に入力された制御入力信号に応じて、負荷電流出力端子132に、電源2の端子間電圧に対応する出力電圧を出力するように設けられている。
センス電流端子134は、電源2から電源端子131に流入した主電流の一部を分流したセンス電流を出力するように設けられている。センス電流端子134は、検出回路16を介して、制御部14におけるセンス検出端子142に電気接続されている。
センスイネーブル入力端子135は、制御部14におけるセンスイネーブル出力端子143に電気接続されている。センスイネーブル入力端子135は、制御部14におけるセンスイネーブル出力端子143から出力されたセンスイネーブル信号を入力可能に設けられている。
センスイネーブル信号は、センス電流端子134からのセンス電流の出力の許可と禁止とを切り換えるための信号である。即ち、駆動部13は、センスイネーブル入力端子135に入力されたセンスイネーブル信号がHレベル(即ち“1”)である場合に、センス電流端子134からセンス電流を出力するように構成されている。
また、駆動部13は、負荷電流出力端子132の端子電圧を自己診断する機能を有している。これを以下「自己診断機能」と称する。即ち、駆動部13は、センスイネーブル入力端子135に入力されたセンスイネーブル信号がHレベルである場合に負荷電流出力端子132の端子電圧をモニタし、制御入力信号がオフであるにもかかわらず端子電圧が所定の閾値電圧を超える場合に所定電圧(例えば5V)をセンス電流端子134に出力するように構成されている。
制御部14は、5V電源によって動作するマイクロコンピュータであって、制御出力端子141、センス検出端子142、及びセンスイネーブル出力端子143にて駆動部13に電気接続されている。制御部14は、駆動部13を介して電気負荷3の駆動を制御するように構成されている。具体的には、制御部14は、制御出力端子141から制御入力信号を出力して駆動部13における制御入力端子133に入力することで、駆動部13における内蔵MOSFETのオンオフ動作を制御するようになっている。
また、制御部14は、センスイネーブル出力端子143からセンスイネーブル信号を出力して駆動部13におけるセンスイネーブル入力端子135に入力することで、駆動部13におけるセンス電流端子134からの信号出力のオンオフを切り換えるように構成されている。さらに、判定部としての制御部14は、センス検出端子142への入力電圧により、駆動部13におけるセンス電流端子134の端子電圧をモニタすることで、オープン故障が発生しているか否かを判定するように構成されている。オープン故障とは、駆動部13における負荷電流出力端子132に電気負荷3が電気接続されていない故障をいう。具体的には、オープン故障は、例えば、負荷電流出力端子132と電気負荷3との電気接続箇所における、端子外れ又は断線である。
検出回路16は、駆動部13におけるセンス電流端子134と制御部14におけるセンス検出端子142との間に設けられている。検出回路16は、抵抗素子161とコンデンサ162とを有している。抵抗素子161は、センス電流端子134から出力されるセンス電流をグランドに向けて通流させるように、センス電流端子134とグランドとの間に設けられている。抵抗素子161における一端は、抵抗を含む信号線を介して、センス検出端子142に電気接続されている。即ち、制御部14は、センス電流端子134に電気接続された抵抗素子161の両端電圧をモニタするように設けられている。コンデンサ162は、センス検出端子142とグランドとの間に設けられている。
(動作及び効果)
以下、本実施形態の構成による動作及び効果について説明する。
図2のタイムチャートは、正常な場合、即ちオープン故障が発生していない場合を示す。一方、図3のタイムチャートは、時刻t0以前にオープン故障が発生した場合を示す。各タイムチャートにおいて、「IN」は制御入力信号、「OUT」は出力電圧即ち負荷電流出力端子132の端子電圧、「SEN」はセンスイネーブル信号、「Sense」はセンス電圧即ちセンス電流端子134の端子電圧をそれぞれ示す。
図2及び図3に示されているように、時刻t0にて、制御入力信号が「OFF」から「ON」に転換することで、駆動部13の内蔵MOSFETがオンされる。すると、出力電圧は、電源2の端子間電圧である12Vまで上昇する。このとき、正常な場合、電源2から駆動部13における電源端子131に主電流が通流し、これにより負荷電流が通流する。一方、オープン故障が発生した場合、主電流及び負荷電流は通流しない。
また、時刻t0にて、センスイネーブル信号が「L」から「H」に転換する。したがって、正常な場合、主電流の通流に伴い、主電流の一部を分流したセンス電流がセンス電流端子134から出力される。センス電流の電流値は、主電流に対応した電流値、即ち、負荷電流に対応した電流値となる。このセンス電流は、センス電流端子134に電気接続された抵抗素子161に通流する。すると、図2に示されているように、センス電圧は、センス電流の通流に伴って発生する抵抗素子161の両端電圧(例えば数V)となる。これに対し、オープン故障が発生した場合、抵抗素子161にはセンス電流は通流しない。すると、図3に示されているように、センス電圧は、ほぼ0Vとなる。
制御部14は、時刻t0から微小時間(例えば1ミリ秒)が経過した時刻t1から、所定のサンプリング周期T(例えば2ミリ秒)で、センス電圧をモニタする。具体的には、ノイズによる誤検出を防止するため、制御部14は、時刻t1から所定周期(例えば500周期)分経過した時刻t2までの、センス電圧の移動平均を算出し、算出値が所定の基準電圧VthS未満であるか否か基づいて、オープン故障が発生しているか否かを判定する。基準電圧VthSは、抵抗素子161にセンス電流が通流した場合に抵抗素子161の両端には生じ得ない程度の低い値(例えば0.8V)に設定される。
このように、本実施形態においては、制御部14は、制御入力端子133に入力された制御入力信号がオフ信号からオン信号に転換するオン時の、センス電流端子134の端子電圧、即ちセンス電流の通流状態に応じて発生する抵抗素子161の両端電圧に基づいて、オープン故障が発生しているか否かを判定することができる。
図2及び図3に示されているように、時刻t3にて、制御入力信号が「ON」から「OFF」に転換することで、駆動部13の内蔵MOSFETがオフされる。なお、時刻t3において、センスイネーブル信号は、「H」のまま保持される。
正常な場合、電源2から駆動部13における電源端子131に通流していた主電流は、時刻t3にて遮断される。このとき、保護コンデンサ15に充電されていた電荷は、電気負荷3を介して即座に放電される。これにより、図2に示されているように、出力電圧は、時刻t3にて、12Vから0Vまで即座に立ち下がる。また、主電流の遮断に伴ってセンス電流の通流も遮断される。このため、センス電圧は、時刻t3にて、基準電圧VthSを超える値から0Vまで即座に立ち下がる。
これに対し、オープン故障が発生した場合、保護コンデンサ15に充電されていた電荷は、即座には放電されない。このため、図3に示されているように、出力電圧は、時刻t3以降、12Vから徐々に減少する。このとき、駆動部13は、上記の自己診断機能により、出力電圧が所定の閾値電圧VthP未満となる時刻t5まで、所定電圧(例えば5V)を、センス電流端子134から出力する。閾値電圧VthPは、主電流の遮断直後(例えば0.1ミリ秒後)において、正常な場合には出力電圧として生じ得ない程度の値(例えば3V)に設定される。
制御部14は、時刻t3から、サンプリング周期Tで、センス電圧をモニタする。具体的には、ノイズによる誤検出を防止するため、制御部14は、時刻t3から所定周期(例えば2周期)分経過した時刻t4までにセンス電圧が所定の基準電圧VthU未満となったか否かに基づいて、オープン故障が発生しているか否かを判定する。基準電圧VthUは、正常な場合にはセンス電流端子134に発生し得ない程度の高い値であって、上記の所定電圧よりも若干低い値(例えば4V)に設定される。
時刻t4において、正常な場合、図2に示されているように、センス電圧は、ほぼ0Vとなり、基準電圧VthU未満となる。これに対し、オープン故障が発生した場合、図3に示されているように、センス電圧は、所定電圧(例えば5V)となり、基準電圧VthUを超える。
このように、本実施形態においては、制御部14は、制御入力端子133に入力された制御入力信号がオン信号からオフ信号に転換するオフ時の、センス電流端子134の端子電圧に基づいて、オープン故障が発生しているか否かを判定することができる。
さらに、本実施形態においては、制御部14は、オン時におけるセンス電圧が基準電圧VthS未満であり、且つオフ時におけるセンス電圧が基準電圧VthUを超える場合に、オープン故障の発生を判定する。即ち、制御部14は、オン時にてオープン故障の発生を判定し、且つオフ時にてオープン故障の発生を判定した場合に、最終的なオープン故障の発生を判定する。
ところで、従来技術においては、オープン故障の判定は、オフ時における出力電圧の立ち下がり状態をモニタすることによって行われていた。かかる従来技術においては、判定閾値(即ち本実施形態においては閾値電圧VthP)を、電気負荷3の種類、構成、等に応じて細かく調整する必要があった。具体的には、例えば、電気負荷3がLEDである場合、LEDの品番が異なると、順方向電圧降下の値も異なることがある。また、LEDの段数が異なると、電気負荷3の全体の電圧降下値も異なる。したがって、電気負荷3がLEDである場合、電気負荷3の仕様に応じて判定閾値を細かく調整する必要があった。
これに対し、本実施形態においては、制御部14は、センス電流端子134の端子電圧であるセンス電圧をモニタすることで、オープン故障が発生しているか否かを判定する。センス電圧は、負荷接続端子12に電気負荷3が電気接続されているか否かに応じた電圧となり、電気負荷3の種類、構成、等によっては変化しない。したがって、かかる構成によれば、電気負荷3の種類、構成、等によらず、良好なオープン故障判定が可能となる。
また、センス電圧の出力は、出力電圧の立ち上がり速度及び立ち下がり速度にはほとんど影響されない。このため、電気負荷3をPWM制御した場合、デューティ比にかかわらず、良好なオープン故障判定が可能となる。
また、本実施形態においては、オープン故障の判定は、オフ時のみならず、オン時においても実施可能である。このため、オン時にてオープン故障の発生を判定し、且つオフ時にてオープン故障の発生を判定した場合に、最終的なオープン故障の発生を判定することができる。したがって、かかる構成によれば、オープン故障の判定精度が、従来よりも向上する。
(変形例)
本開示は、上記実施形態に記載された具体的例示に限定されるものではない。即ち、上記実施形態に対しては、適宜変更が可能である。以下、代表的な変形例について説明する。以下の変形例の説明においては、上記実施形態と異なる部分についてのみ説明する。また、上記実施形態と変形例とにおいて、互いに同一又は均等である部分には、同一符号が付されている。したがって、以下の変形例の説明において、上記実施形態と同一の符号を有する構成要素に関しては、技術的矛盾又は特段の追加説明なき限り、上記実施形態における説明が適宜援用され得る。
本開示は、上記実施形態に記載された具体例に限定されない。例えば、電気負荷3は、LEDに限定されない。特に、正常な場合であっても、オフ時における出力電圧の立ち下がりがそもそも遅くなるような種類の電気負荷3が存在する(例えばモータ等)。この種の電気負荷3については、従来技術のような、オフ時における出力電圧の立ち下がり状態のモニタによっては、オープン故障の判定が困難である。これに対し、本開示のように、センス電圧のモニタによりオープン故障を判定することで、この種の電気負荷3についてもオープン故障の判定が良好に行われ得る。
t0とt1とは、同一であってもよい。サンプリング周期T、オン時における所定周期、及びオフ時における所定周期も、適宜変更可能である。基準電圧VthSと基準電圧VthUとは、同一値であってもよい。その他、上記実施形態に記載の各種の値(例えば、電圧値、時間、等。)は、適宜変更され得る。
図4に示されているように、負荷駆動回路1は、複数の電気負荷3の駆動を制御するように構成されていてもよい。なお、図4においては、2個の電気負荷3即ち第一電気負荷3a及び第二電気負荷3bが設けられている構成が図示されている。しかしながら、本開示は、かかる構成に限定されない。即ち、電気負荷3が3個以上である場合に対しても、本開示は好適に適用可能である。
図4を参照すると、本変形例においては、負荷駆動回路1は、第一負荷接続端子12a及び第二負荷接続端子12bを有している。第一負荷接続端子12aは、第一電気負荷3aが電気接続されるように設けられている。第二負荷接続端子12bは、第二電気負荷3bが電気接続されるように設けられている。
駆動部13と第一負荷接続端子12aとを接続する電力線とグランドとの間には、第一保護コンデンサ15aが設けられている。同様に、駆動部13と第二負荷接続端子12bとを接続する電力線とグランドとの間には、第二保護コンデンサ15bが設けられている。
第一負荷接続端子12aに対応して、駆動部13には、第一負荷電流出力端子132aが設けられている。即ち、第一負荷電流出力端子132aは、電力線を介して、第一負荷接続端子12aに接続されている。同様に、第二負荷接続端子12bに対応して、駆動部13には、第二負荷電流出力端子132bが設けられている。
駆動部13は、電源端子131、第一負荷電流出力端子132a、第二負荷電流出力端子132b、制御入力端子133、センス電流端子134、及びセンスイネーブル入力端子135に加えて、セレクト入力端子136を有している。セレクト入力端子136は、セレクト信号を入力可能に設けられている。
セレクト信号は、センス電流端子134における出力を、第一負荷電流出力端子132aに対するものと第二負荷電流出力端子132bに対するものとで切り換えるための信号である。即ち、駆動部13は、センスイネーブル入力端子135に入力されたセンスイネーブル信号がHレベルである場合に、セレクト入力端子136に入力されたセレクト信号に応じて、第一負荷電流出力端子132a又は第二負荷電流出力端子132bに通流する負荷電流に対応するセンス電流を出力するように構成されている。
具体的には、駆動部13は、センスイネーブル入力端子135に入力されたセンスイネーブル信号がHレベルであり、且つセレクト入力端子136に入力されたセレクト信号がLレベル(即ち“0”)である場合に、センス電流端子134から、第一負荷電流出力端子132aに通流する負荷電流に対応するセンス電流を出力するように構成されている。同様に、駆動部13は、センスイネーブル入力端子135に入力されたセンスイネーブル信号がHレベルであり、且つセレクト入力端子136に入力されたセレクト信号がHレベルである場合に、センス電流端子134から、第二負荷電流出力端子132bに通流する負荷電流に対応するセンス電流を出力するように構成されている。
また、駆動部13は、第一負荷電流出力端子132a及び第二負荷電流出力端子132bにおける出力電圧を自己診断する機能を有している。自己診断機能の詳細は、上記実施形態と同様である。即ち、駆動部13は、センスイネーブル入力端子135に入力されたセンスイネーブル信号がHレベルである場合に、セレクト信号に応じて、第一負荷電流出力端子132a又は第二負荷電流出力端子132bにおける出力電圧をモニタし、制御入力信号がオフであるにもかかわらず出力電圧が所定の閾値電圧を超える場合に所定電圧(例えば5V)をセンス電流端子134に出力するように構成されている。
具体的には、駆動部13は、センスイネーブル入力端子135に入力されたセンスイネーブル信号がHレベルであり、且つセレクト入力端子136に入力されたセレクト信号がLレベルである場合に、センス電流端子134から、第一負荷電流出力端子132aにおける出力電圧に対応した電圧を出力するように構成されている。同様に、駆動部13は、センスイネーブル入力端子135に入力されたセンスイネーブル信号がHレベルであり、且つセレクト入力端子136に入力されたセレクト信号がHレベルである場合に、センス電流端子134から、第二負荷電流出力端子132bにおける出力電圧に対応した電圧を出力するように構成されている。
セレクト入力端子136に対応して、制御部14は、セレクト出力端子144を有している。セレクト出力端子144は、セレクト入力端子136にセレクト信号を入力するように、セレクト入力端子136に電気接続されている。
図4の構成の動作例を、図5に示す。図5のタイムチャートにおいて、「OUT1」は第一負荷電流出力端子132aにおける出力電圧、「OUT2」は第二負荷電流出力端子132bにおける出力電圧、「SEL」はセレクト信号をそれぞれ示す。なお、図4及び図5から明らかなように、本変形例は、第一電気負荷3aと第二電気負荷3bとが同時に駆動される例を示す。また、図5は、第一電気負荷3aについては正常である一方、第二電気負荷3bについてはオープン故障が発生している例を示す。
かかる構成においては、サンプリング周期Tは、セレクト信号と同期して、第一サンプリング周期T1と第二サンプリング周期T2とに二分される。第一サンプリング周期T1は、第一電気負荷3aについてのオープン故障判定を行うためのサンプリング周期である。第二サンプリング周期T2は、第二電気負荷3bについてのオープン故障判定を行うためのサンプリング周期である。
かかる構成によれば、負荷駆動回路1に対して複数の電気負荷3が並列に電気接続されている場合においても、複数の電気負荷3の各々におけるオープン故障の判定が、良好に行われ得る。
図4の構成において、第一電気負荷3aと第二電気負荷3bとは、個別に駆動され得る。この場合、制御入力端子133及びこれに対応する制御出力端子141は、第一電気負荷3aに対応する系統と第二電気負荷3bに対応する系統との2系統が設けられる。電気負荷3が3個以上の場合も同様に、制御入力端子133及びこれに対応する制御出力端子141の組は、電気負荷3の個数と同数の組数が設けられる。
制御部14は、マイコンに代えて、ゲートアレイ等のASICとして構成され得る。ASICはApplication Specific Integrated Circuitの略である。
センス電流端子134に電気接続される回路素子、即ち、センス電流端子134とグランドとの間に設けられる回路素子は、抵抗素子161に限定されない。即ち、例えば、センス電流端子134とグランドとの間には、センス電流端子134における通電状態(即ち電流又は電圧状態)に応じた出力を発生するように構成された任意の回路素子が設けられ得る。
センス電流端子134の端子電圧のモニタは、当該端子電圧そのもののモニタに限定されない。具体的には、例えば、センス電流端子134の端子電圧を所定割合で降下又は増幅した電圧をモニタすることも、センス電流端子134の端子電圧のモニタに含まれる。センス電流即ちセンス電流端子134の出力電流のモニタについても同様である。
変形例も、上記の例示に限定されない。また、複数の変形例が、互いに組み合わされ得る。さらに、上記実施形態の全部又は一部と、変形例の全部又は一部とが、互いに組み合わされ得る。
1 負荷駆動回路
2 電源
3 電気負荷
13 駆動部
131 電源端子
132 出力端子
133 制御入力端子
134 センス電流端子
14 制御部
161 抵抗素子

Claims (1)

  1. 電気負荷(3)の駆動を制御するように構成された負荷駆動回路(1)であって、
    電力線を介して前記電気負荷に電気接続される出力端子(132)と、前記電気負荷のオンオフを制御するための制御入力信号が入力される制御入力端子(133)と、電源(2)に電気接続される電源端子(131)と、前記電源から前記電源端子に流入した主電流の一部を分流したセンス電流を出力可能なセンス電流端子(134)と、を有し、前記制御入力端子に入力された前記制御入力信号に応じて前記出力端子に出力電圧を印加するように設けられた、駆動部(13)と、
    前記電力線とグランドとの間に接続された、コンデンサ(15)と、
    前記制御入力信号を出力して前記制御入力端子に入力するように前記制御入力端子に電気接続されるとともに、前記センス電流端子の端子電圧をモニタするように前記センス電流端子に電気接続され、前記制御入力端子に入力した前記制御入力信号がオフ信号からオン信号に転換するオン時、及び、前記制御入力端子に入力した前記制御入力信号がオン信号からオフ信号に転換するオフ時の、前記センス電流端子の端子電圧をモニタすることで、前記出力端子に前記電気負荷が電気接続されていないオープン故障が発生しているか否かを判定するように設けられた、判定部(14)と、
    を備え、
    前記判定部は、前記オン時における前記端子電圧が第一基準電圧(VthS)未満であり、且つ前記オフ時における前記端子電圧が第二基準電圧(VthU)を超える場合に、前記オープン故障の発生を判定するように設けられた、
    負荷駆動回路。
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