JP2021109655A - 回路異常診断装置、電流発生装置、飛行体用被展開体射出装置、飛行体用エアバッグ装置、および、飛行体用切断装置 - Google Patents

回路異常診断装置、電流発生装置、飛行体用被展開体射出装置、飛行体用エアバッグ装置、および、飛行体用切断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡便で容易に回路の異常診断ができる回路異常診断装置、当該回路異常診断装置を備えた電流発生装置、当該電流発生装置を備えた飛行体用被展開体射出装置、当該電流発生装置を備えた飛行体用エアバッグ装置、および、当該電流発生装置を備えた飛行体用切断装置を提供する。【解決手段】回路異常診断装置110は、演算部1、検査用電源2、整流素子3、過電流防止用抵抗4、5、電圧増幅部6、電圧読取部7、発光部8、を備え、予め設定された時間(初期搭載時を含む)又は所定時間ごとに回路の異常診断を行うものである。回路異常診断装置110は、電圧値が、回路が正常であることを示す電圧値の範囲として予め設定されている第1の電圧値∨1以上第2の電圧値∨2以下の範囲にある場合を正常状態、電圧値∨1未満である場合を短絡している短絡状態、電圧値∨2より高い電圧値である場合を断線している断線状態、として診断(判定)する。【選択図】図2

Description

本発明は、回路異常診断装置、当該回路異常診断装置を備えた電流発生装置、当該電流発生装置を備えた飛行体用被展開体射出装置、当該電流発生装置を備えた飛行体用エアバッグ装置、および、当該電流発生装置を備えた飛行体用切断装置に関するものである。
近年、自律制御技術および飛行制御技術の発展に伴って、飛行体の産業上における利用が加速しつつある。このような飛行体においては、下記特許文献1に示したように、通常動作中に安全信号によって安全装置(エアバッグ装置など)が非活動化される安全機構を備えたものがある。
なお、下記特許文献1のような飛行体における安全装置において点火器を使用するものである場合、作動前だけでなく、作動中においても点火器用の回路を含む回路について異常がないか少なくとも定期的に診断する必要がある。なお、従来から、当該回路の異常診断方法として、当該回路に所定の電圧を印加して、当該回路に流れる微弱電流(点火器が作動しない程度の電流)を計測して、正常であるか否か(所定の回路抵抗値があるか否か)を判定し、接続不良(断線)が発生していないかを確認するものがある。
特許5985784号公報
しかしながら、上記の異常診断方法では、微弱電流での計測のため電流センサの精度が低い場合、回路内において短絡がおこっているのか、正常な状態なのかの区別ができなかった。また、近年では、導入コストが比較的高くなる精度の高い電流センサを用いることなく、簡便な装置で容易に上記の異常診断ができる装置が望まれていた。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コストが比較的高くなってしまう精度の高い電流センサを用いることなく、簡便で容易に回路の異常診断ができる回路異常診断装置、当該回路異常診断装置を備えた電流発生装置、当該電流発生装置を備えた飛行体用被展開体射出装置、当該電流発生装置を備えた飛行体用エアバッグ装置、および、当該電流発生装置を備えた飛行体用切断装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明は、点火器と、前記点火器と接続されている回路と、を有した飛行体用安全装置における前記回路の異常を診断する回路異常診断装置であって、前記回路に検査電圧を負荷可能な電源と、前記電源のオン/オフを制御する演算部と、前記電源と電気的に直列接続されており、前記回路に過電流が流れることを防止する第1の過電流防止部と、前記回路部と電気的に並列接続されており、電圧を所定のオーダーまで増幅するための電圧増幅部と、前記電圧増幅部に電気的に直列接続されており、前記電圧増幅部で増幅された電圧の値(以下、電圧値)を読み取る電圧読取部と、前記電圧読取部の上流側において前記電圧読取部と電気的に直列接続されており、過電流が流れることを防止する第2の過電流防止部と、を備え、前記演算部は、前記電圧読取部から前記電圧値の情報を受信するものであり、前記電圧値が、前記回路が正常であることを示す電圧値の範囲として予め設定されている第1の電圧値∨1以上第2の電圧値∨2以下の範囲にある場合を正常状態、前記電圧値が、前記電圧値∨1未満である場合を短絡している短絡状態、前記電圧値が、前記電圧値∨2より高い電圧値である場合を断線している断線状態、として判定することを特徴とする。
(2) 別の観点として、本発明は、点火器と、前記点火器と接続されている回路と、を有した飛行体用安全装置における前記回路の異常を診断する回路異常診断装置であって、前記回路に検査電圧を負荷可能な電源と、前記電源と電気的に直列接続されており、前記回路に過電流が流れることを防止する第1の過電流防止部と、前記回路部と電気的に並列接続されており、電圧を増幅するための電圧増幅部と、前記電源のスイッチ部を制御するとともに、前記電圧増幅部に電気的に直列接続されており、前記電圧増幅部で増幅された電圧の値(以下、電圧値)を読み取る演算部と、前記電圧読取部の上流側において前記電圧読取部と電気的に直列接続されており、過電流が流れることを防止する防止する第2の過電流防止部と、を備え、前記演算部は、前記電圧値が、前記回路が正常であることを示す電圧値の範囲として予め設定されている所定の電圧値∨1以上∨2以下の範囲にある場合を正常状態、前記電圧値が、前記電圧値∨1未満である場合を短絡している短絡状態、前記電圧値が、前記電圧値∨2より高い電圧値である場合を断線している断線状態、として判定するものであってもよい。
(3) 上記(1)又は(2)の回路異常診断装置においては、前記電源の下流側であってかつ前記第1の過電流防止部の上流側に、逆流電流を防止する整流素子が電気的に直列接続されていることが好ましい。
(4) 上記(1)〜(3)の回路異常診断装置においては、前記演算部から前記判定した異常診断の結果の情報を受信するものであって、前記演算部から前記判定の結果の情報を受信した場合、前記判定の結果の情報の種類それぞれに対応する色の発光が可能な発光部を備えていることが好ましい。
(5) 本発明の電流発生装置は、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の回路異常診断装置と、蓄電部と、前記蓄電部の下流側に電気的に接続され、下流側に前記蓄電部に蓄電された電流の放電が可能なスイッチ部と、を備え、前記演算部は、前記飛行体が飛行状態にあって、かつ、前記短絡状態または前記断線状態であると判定した場合、前記スイッチ部に前記放電の作動信号を送信することを特徴とする。
(6) 上記(5)の電流発生装置においては、前記蓄電部がコンデンサであることが好ましい。
(7) 上記(5)又は(6)の電流発生装置においては、前記回路と前記スイッチ部との電気的な導通のオン/オフを物理的に行う物理スイッチ部が、前記回路に設けられていることが好ましい。
(8) 本発明は、飛行体に搭載される飛行体用被展開体射出装置であって、上記(5)〜(7)のいずれかに記載の電流発生装置と、被展開体と、前記電流発生装置が作動して発生させた電流が通電した場合に作動し、前記被展開体を射出する駆動力を発生させる点火器と、前記被展開体と前記点火器とを内包する収容器と、を備えていることを特徴とする。
(9) 本発明は、飛行体に搭載される飛行体用エアバッグ装置であって、上記(5)〜(7)のいずれかに記載の電流発生装置と、エアバッグと、点火器とガス発生剤とを有し、前記電流発生装置が作動して発生させた電流が前記点火器に通電した場合に作動して前記ガス発生剤を燃焼させ、前記エアバッグを膨張させるガスを発生させるガス発生器と、前記エアバッグと前記ガス発生器とを内包する収容器と、を備えていることを特徴とする。
(10) 本発明は、飛行体に搭載される飛行体用切断装置であって、電気的導通部又は連結部材と、前記電流発生装置が作動して発生させた電流が通電した場合に作動し、前記電気的導通部又は前記連結部材を切断する熱又は駆動力を発生させる点火器と、前記点火器が前記駆動力を発生させる場合、前記駆動力を受けて駆動する駆動切断部と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、コストが比較的高くなってしまう精度の高い電流センサを用いることなく、簡便で容易に回路の異常診断ができる。また、異常診断と判定された場合において、飛行体用の安全装置(射出装置、エアバッグ装置、切断装置など)を自動的に作動させることができる。
本発明の第1実施形態に係る飛行体用被展開体射出装置を示す断面図である 。 図1の飛行体用被展開体射出装置における回路異常診断装置の構成を示すブ ロック図である。 図1の飛行体用被展開体射出装置が適用される飛行体を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る飛行体用被展開体射出装置における電流発生装置の構成を示すブロック図である。 図4の物理スイッチ部の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る飛行体用エアバッグ装置が適用される飛行体において、動作後の状態を示す正面図である。 本発明の第4実施形態に係る飛行体用切断装置を示す断面図である。 図7の飛行体用切断装置の動作後を示す断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、飛行体用被展開体射出装置100は、アクチュエータ88と、被展開体であるパラシュートまたはパラグライダー10と、を備えている。
アクチュエータ88は、点火薬(図示略)を収容するカップ状のケース85を有する、飛行体用のガス発生器84と、凹部82および当該凹部82と一体的に形成されたピストンヘッド83を有するピストン81と、ピストン81を収容し当該ピストン81の推進方向を規制する有底筒状のハウジング86とを備えている。パラシュートまたはパラグライダー10は、ピストンヘッド83上に配置された状態でハウジング86内に収納されている。このような構成において、ピストン81の推進によりパラシュートまたはパラグライダー10を直接押し出して展開させることができる。なお、ハウジング86の開口端部は初期状態で蓋87により閉じられており、パラシュートまたはパラグライダー10の押し出しにより上記開口端部から外れるようになっている。
また、図1に示したように、ハウジング86の内壁とピストンヘッド83の外周部との間には、隙間(クリアランス)である連通部S1が形成されている。ピストン81が移動する(図1の矢印方向に射出される)場合には、ハウジング86の内壁とピストンヘッド83との間の空間Sが負圧になるが、空間Sに連通部S1から空気が流入するので、このときの負圧を低減し、ピストン81の移動をスムーズにすることができる。
ガス発生器84は、凹部82内に設けられている。ガス発生器84の先端部には、ガス噴出口が設けられており、電気信号による点火により、凹部82内においてピストン81を図1の矢印方向に射出する推進力となるガスを発生させることができる。また、凹部82とガス発生器84の外壁部との間には、O−リングなどのシール部材89が設けられており、作動時においてガス漏れが発生しないようになっている。
ここで、ガス発生器84は、小型軽量のものであり、ガス発生剤が充填されたカップ体と、ガス発生剤を着火させるための点火器20(図示せず)と、点火器20を保持するホルダとを備えるものである。また、ガス発生器84は、たとえば、マイクロガスジェネレータなどが挙げられるが、ガスを発生させることができるのであれば、どのような装置であってもよい。なお、ガス発生剤は、点火器20が作動することによって生じた熱粒子によって着火され、燃焼することによってガスを発生させる薬剤(火薬または推進薬)である。
一般的にガス発生器は、非火薬式と火薬式とに大別できる。非火薬式の主流は、二酸化炭素や窒素等のガスを封入したガスボンベに、針等の鋭利部材と圧縮したバネとを連結して、バネ力を利用して鋭利部材を飛ばし、ボンベを封止している封板に衝突させてガスを放出させるものである。このとき、バネの圧縮力を解放するために、サーボモータ等の駆動源が通常使用される。次に、火薬式の場合であるが、点火器単体でもよいし、点火器とガス発生剤とを備えたものでもよい。また、火薬の力で小型のガスボンベにおける封板を開裂させ、内部のガスを外部へと排出するハイブリッド型、ストアード型のガス発生器を使用してもよい。この場合、ガスボンベ内の加圧ガスは、アルゴン、ヘリウム、窒素、二酸化炭素などの不燃性のガスから少なくとも一つ以上から選ばれる。また、加圧ガスが放出される際、確実に膨張させるために火薬式の発熱体をガス発生器に備えていてもよい。さらにガス発生器には、必要に応じてフィルタまたは/およびガス流量を調整するオリフィスを備えてもよい。
ガス発生剤としては、非アジド系ガス発生剤を用いることが好ましく、一般に燃料と酸化剤と添加剤とを含む成形体としてガス発生剤が形成される。燃料としては、たとえばトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、グアニジン誘導体、アゾジカルボンアミド誘導体、ヒドラジン誘導体等又はこれらの組み合わせが利用される。具体的には、たとえばニトログアニジン、硝酸グアニジン、シアノグアニジン、5−アミノテトラゾール等が好適に利用される。また、酸化剤としては、たとえば塩基性硝酸銅等の塩基性硝酸塩、過塩素酸アンモニウム、過塩素酸カリウム等の過塩素酸塩、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、アンモニアから選ばれたカチオンを含む硝酸塩等が利用される。硝酸塩としては、たとえば硝酸ナトリウム、硝酸カリウム等が好適に利用される。また、添加剤としては、バインダ、スラグ形成剤、燃焼調整剤等が挙げられる。バインダとしては、たとえばカルボキシメチルセルロースの金属塩、ステアリン酸塩等の有機バインダ、又は、合成ヒドロキシタルサイト、酸性白土等の無機バインダが好適に利用可能である。スラグ形成剤としては窒化珪素、シリカ、酸性白土等が好適に利用可能である。また、燃焼調整剤としては、金属酸化物、フェロシリコン、活性炭、グラファイト等が好適に利用可能である。また、ニトロセルロースを主成分としたシングルベース火薬、ダブルベース火薬、トリプルベース火薬を用いてもよい。
また、ガス発生剤の成形体の形状には、顆粒状、ペレット状、円柱状等の粒状のもの、ディスク状のものなど様々な形状のものがある。また、円柱状のものでは、成形体内部に貫通孔を有する有孔状(たとえば単孔筒形状又は多孔筒形状等)の成形体も利用される。また、ガス発生剤の形状の他にもガス発生剤の線燃焼速度、圧力指数などを考慮に入れて成形体のサイズおよび充填量を適宜選択することが好ましい。
パラシュートまたはパラグライダー10は、ピストンヘッド83上に配置された状態で紐状部材などの図示しないライン(連結部材)を介してハウジング86に連結されかつ収納されている。また、通常時(展開前)のパラシュートまたはパラグライダー10における傘部またはキャノピー(図示せず)と、図示しないライン(連結部材)とは、ハウジング86内において作動時のピストン81の移動を妨げないように折り畳まれて収納されており、緊急時において飛行体30の制御部(図示せず)から所定の信号(飛行体30の飛行が異常状態となった場合に発せられる異常信号など)を受信したガス発生器84の起動によりハウジング86内から外部に射出された後、展開され、使用されるものである。
また、飛行体用被展開体射出装置100は、図1には示していないが、図2に示した回路異常診断装置110を備えている。回路異常診断装置110は、演算部1、検査用電源2、整流素子3、過電流防止用抵抗4、5、電圧増幅部6、電圧読取部7、発光部8、を備え、予め設定された時間(初期搭載時を含む)又は所定時間ごとに回路の異常診断を行うものである。なお、ここでは、グランド12に接続されている点火器20の点火器用回路21を、異常診断する回路の例として説明する。
演算部1は、たとえば、CPU、ROM、RAMなどを有したコンピュータ(図示せず)であり、状況に応じて各部位に命令信号、作動信号などを自動発信したり、通信部(図示せず)を介して外部からの命令信号などを受信して各部位に命令信号、作動信号などを発信したりすることができるようになっている。たとえば、演算部1は、予め設定された時間(初期搭載時を含む)又は所定時間ごとに、検査用電源2に対して、点火器用回路21に所定の電圧を印加する作動信号を送信する。
また、演算部1は、予め設定された時間(初期搭載時を含む)又は所定時間ごとに、電圧読取部7から送信された電圧値(デジタル信号)に基づいて、電圧値が、(1)所定の電圧値∨1以上∨2以下の範囲(∨1〜∨2)にある場合を正常状態、(2)前記電圧値∨1未満である場合を短絡している短絡状態、(3)前記電圧値∨2より高い電圧値である場合を断線している断線状態、として判定する。
なお、電圧値∨1〜∨2の範囲は、実装する前の複数の点火器20の点火器用回路21の電圧値を予め実測して、点火器用回路21が正常な抵抗値を有した状態である場合に対応する電圧値を正常状態の電圧値とするものであり、この電圧値の情報を基準として、演算部1は、点火器用回路21の異常診断を行う。
検査用電源2は、演算部1からの作動信号を受信することによって、下流側に所定値の電圧(たとえば、3.3∨)を印加するものである。
整流素子3は、逆流電流を防止するものであって、検査用電源2の下流側に電気的に直列接続されている。また、整流素子3は、過電流防止用抵抗4の上流側に接続されている。
過電流防止用抵抗4は、点火器20の点火器用回路21に過電流が流れることを防止する抵抗(たとえば300Ω)であって、整流素子3の下流側に電気的に直列接続されている。また、過電流防止用抵抗4は、点火器用回路21の上流側に接続されている。なお、過電流防止用抵抗4により、異常診断をしている際に点火器20が作動することを防止できる。
過電流防止用抵抗5は、電圧読取部7に過電流が流れることを防止する抵抗(たとえば10kΩ)であって、点火器用回路21と並列に電気的に接続されている。また、過電流防止用抵抗5は、電圧増幅部6の上流側と電気的に直列接続されている。なお、過電流防止用抵抗5により、異常診断をしている際に電圧読取部7の過電流による故障を防止できる。
電圧増幅部6は、印加された電圧を増幅するもの(たとえばオペアンプ)であって、過電流防止用抵抗5の下流側に電気的に直列接続されている。また、電圧増幅部6の下流側は、電圧読取部7と電気的に直列接続されている。
電圧読取部7は、印加された電圧を読み取る電圧計などであって、電圧増幅部6の下流側に電気的に直列接続されている。また、電圧読取部7の下流側は、グランド11と接続されている。なお、電圧読取部7は、測量した電圧値(アナログ量)をデジタル信号に変換して、演算部1に送信する。
発光部8は、演算部1において判定した異常診断の結果の情報を受信し、この判定した異常診断の結果の情報の種類それぞれに対応するように、電源を用いてLEDなどを発光させる。たとえば、演算部1から受信した異常診断の結果の情報が、正常状態の情報であれば正常信号を送信して緑色LEDを発光させ、短絡状態の情報であれば短絡信号を送信して黄色LEDを発光させ、断線状態の情報であれば断線信号を送信して赤色LEDを発光させるように、各LEDの発光状態を制御する。
ここで、一例として、8Bitの処理性能を有した演算部1で、点火器用回路21の抵抗値の読取精度を0.1Ωとして、電圧の読み取りを行う場合の具体例を示す。たとえば、電圧増幅部6の増幅率を10倍、過電流防止用抵抗4に300Ωの抵抗、過電流防止用抵抗5に300Ω〜1000Ωのうちいずれかの値の抵抗、を用いて、点火器用回路21の回路抵抗の値が1Ω〜10Ωとなる状態が正常状態であるとする場合、これに対応する範囲の電圧値0.1∨〜1.1∨を正常状態の電圧値、当該回路の抵抗値が1Ω未満となっている場合に対応する0.1∨未満の電圧値を短絡状態、当該回路の抵抗値が10Ωを超える場合に対応する1.1∨超の電圧値を断線状態として扱う。
ここで、上記一例の構成において、点火器用回路21の回路抵抗の値が1Ω〜10Ωとなる状態が正常状態であって、点火器用回路21の回路抵抗の値が1Ω未満の状態だと短絡状態であり、点火器用回路21の回路抵抗の値が10Ω超の状態だと断線状態であるとした理由を示す。
上記一例の構成において、値のバラつきを考慮しつつ、点火器20の抵抗値を1.0Ω〜3.0Ω、点火器20と点火器用回路21とを接続するコネクタの抵抗を0.0Ω〜0.1Ω、導線抵抗(最大100m)を0.0Ω〜3.6Ωとして設計した場合、正常状態の点火器用回路21の回路抵抗の値は1.0Ω〜6.7Ωのうちいずれかの値になる。したがって、仮に点火器用回路21が短絡状態となっている場合、点火器用回路21の回路抵抗の値は1.0Ω未満になる。また、仮に点火器用回路21が断線状態となっている場合、点火器用回路21の回路抵抗の値は6.7Ωを超えることになるが、余裕をもたせて10Ωを超える場合を断線状態として設定した。このようにして、点火器用回路21の回路抵抗の値が1Ω〜10Ωとなる状態が正常状態であって、点火器用回路21の回路抵抗の値が1Ω未満の状態だと短絡状態であり、点火器用回路21の回路抵抗の値が10Ω超の状態だと断線状態であると設定した。
なお、点火器用回路21の測定誤差をたとえば最大誤差±6%として補正すると、正常状態の点火器用回路21の回路抵抗の値は0.9Ω〜7.2Ωの範囲内に収まることになる。したがって、点火器用回路21の測定誤差を考慮する場合には、余裕をもたせて点火器用回路21の回路抵抗の値が0.9Ω〜10Ωとなる状態が正常状態であって、点火器用回路21の回路抵抗の値が0.9Ω未満の状態だと短絡状態であり、点火器用回路21の回路抵抗の値が10Ω超の状態だと断線状態である、としてもよい。
上述のようにして、設計を考慮しつつ、点火器用回路21の回路抵抗の値について、正常状態、短絡状態、断線状態をあらかじめ設定しておくことができる。そして、これらの回路抵抗の値に対応する電圧をそれぞれ設定し、点火器用回路21の電圧を測定することで、点火器用回路21の回路状態を診断する。
また、回路異常診断装置110において、点火器用回路21の抵抗値の読取精度を上げる場合は、演算部1のBit数を上げる(処理能力を上げる)、または過電流防止用抵抗4の抵抗値を下げることで達成できる。
図3には、飛行体用被展開体射出装置100が適用される飛行体30が図示されている。この飛行体30は、機体31と、当該機体31に結合される飛行体用被展開体射出装置100と、機体31に結合され、当該機体31を推進させる1つ以上の推進機構(例えばプロペラ等)32と、機体31の下部に設けられた複数の脚部33とを備えている。
次に、飛行体用被展開体射出装置100の回路異常診断装置110の動作について説明する。まず、演算部1は、予め設定された時間(初期搭載時を含む)又は所定時間ごとに、検査用電源2に対して、点火器用回路21に所定の電圧を印加する作動信号を送信する。当該作動信号を受信した検査用電源102は、下流側の整流素子103、過電流防止用抵抗4を介して、点火器用回路21に所定の電圧を印加する。このとき、過電流防止用抵抗5にも、整流素子103、過電流防止用抵抗4を介して、所定の電圧が印加される。そして、電圧増幅部6によって、過電流防止用抵抗5を介して印加された電圧の増幅が行われた後、電圧読取部7は増幅された電圧の値(電圧値)を読み取る。電圧読取部7によって読み取られた電圧値は、デジタル信号に変換されてから、演算部1に送信される。
続いて、演算部1は、受信した電圧値のデジタル信号に基づいて、点火器用回路21について、正常状態、短絡状態、断線状態のいずれの状態であるか診断(判定)する。演算部1は、点火器用回路21が正常状態であると診断(判定)した場合、発光部8に正常信号を送信する。正常信号を受信した発光部は、緑色LEDを発光させる。一方、演算部1は、点火器用回路21が短絡状態であると診断(判定)した場合、発光部8に短絡信号を送信する。短絡信号を受信した発光部は、黄色LEDを発光させる。また、演算部1は、点火器用回路21が断線状態であると診断(判定)した場合、発光部8に断線信号を送信する。断線信号を受信した発光部は、赤色LEDを発光させる。
以上のように構成された飛行体用被展開体射出装置100が適用される飛行体30においては、コストが比較的高くなってしまう精度の高い電流センサを用いることなく、回路の抵抗値が低下した場合に生じる電圧降下特性を利用することで、簡便で容易に点火器用回路21の異常診断ができる。
また、発光部8によって、点火器用回路21の異常診断の結果が正常状態、短絡状態、断線状態のいずれの状態であるかを、装置外部に対して容易に報知することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図4および図5に基づいて説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と下2桁まで同じ符号の部位は、第1実施形態の部位と同様であるので、説明を省略することがある。
本実施形態に係る飛行体用被展開体射出装置(図示せず)は、第1実施形態の飛行体用被展開体射出装置100の代わりに、第1実施形態の飛行体30と同様の飛行体(図示せず)に適用することが可能である。また、本実施形態に係る飛行体用被展開体射出装置は、図4に示したように、第1実施形態とほぼ同様の回路異常診断装置210を備えているが、蓄電部131と、スイッチ部132と、点火器用回路121に設けられた物理スイッチ部122と、を備えている点で、第1実施形態と異なっている。
蓄電部131は、コンデンサなどの蓄電機能を有したものであり、必要に応じて放電することができる。また、蓄電部131の下流側は、スイッチ部132と電気的に直列接続されている。なお、蓄電部131は、飛行体用被展開体射出装置200の作動前に予め蓄電されている。
スイッチ部132は、蓄電部131の下流側に電気的に接続され、下流側において物理スイッチ部122に電気的に直列接続されている。また、スイッチ部132は、演算部101からのオン信号を受信した場合、スイッチ機能をオン状態とし、蓄電部131から物理スイッチ部122側に蓄電された電流の放電がなされるようになっている。
物理スイッチ部122は、運搬時などの作動の必要がない状況において点火器用回路121に電流が流れないように防止するものである。物理スイッチ部122は、たとえば、図5に示したものが挙げられる。以下、図5の物理スイッチ部122について説明する。
図5の物理スイッチ部122は、本体部151と、ピン部141と、スイッチ機構161と、を備えている。
本体部151は、長尺棒状のピン部141が挿入される管状部152と、ピン部141の先端から所定の位置に設けられたボールロック機構143のボール部が嵌合する凹部153と、スイッチ機構161が固定配置される空間154とを備えている。
図5(a)に示したように、管状部152の途中の一部と空間154の一部とは、連通した空間となっており、この連通した空間内において、スイッチ機構161の板ばね163、ロール部164、押圧部165からなる部位が、板ばね163の一端側(スイッチ機構161の本体側)を軸として所定範囲で移動できるような状態となっている。
ピン部141は、一端部付近に設けられたリング状部材142と、他端部の先端から所定の位置に設けられたボールロック機構143と、を備えている。
ボールロック機構143は、ピン部141に設けられた凹部の内部にバネ(図示せず)が設けられており、当該凹部から飛び出ない状態で設けられたボール部を外部方向に付勢している。したがって、ボールロック機構143は、図5(a)の状態では、ボール部がピン部141から最も突出した状態となっており、図5(b)の状態では、管状部152に押されてピン部141内部に陥没して入り込み、図5(c)の状態では、ボール部がピン部141から突出して凹部153に嵌合した状態となる。したがって、図5(c)の状態では、ピン部141は、本体部151に一時的に固定された状態となり、容易には抜けにくくなる。
スイッチ機構161は、本体161aと、オン・オフスイッチ部162と、板ばね163と、ロール部164と、押圧部165と、を備えている。
オン・オフスイッチ部162は、スイッチ機構161内部側から外部側に付勢力を有したばね(図示せず)が設けられており、押圧部165から押圧されることによって、図5(a)の突出した状態から、順に、図5(b)、図5(c)に示したように、陥没可能なものとなっている。また、オン・オフスイッチ部162は、図5(a)の突出した状態となっている場合がオン状態(電気的導通状態)、図5(c)に示した状態となっている場合がオフ状態(電気的不通状態)となっている。
板ばね163は、一端部がスイッチ機構161の本体161aに固定されており、他端部が所定範囲で移動可能となっている。また、板ばね163の他端部には、ロール部164が回転可能に軸支されているとともに、押圧部165が設けられている。
ロール部164は、回転可能に板ばね163の他端部に軸支されているので、図5(b)に示したように、ピン部141の先端がロール部164に当接した場合に発生する摩擦を回転して低減する。これにより、ピン部141をスムーズに管状部152に挿入することができる。また、当然だが、ピン部141を管状部152から抜き出す場合もスムーズに行うことができる。
このような物理スイッチ部122によれば、本実施形態において、以下のような動作を行うことが可能となる。たとえば、物理スイッチ部122をオン状態にして飛行体を飛行させている場合において、演算部101によって、点火器用回路121が異常状態(短絡状態又は断線状態)であると診断(判定)された場合、演算部101から作動信号が送信され、当該作動信号を受信したスイッチ部132は、蓄電部131から電流を放電する。当該電流は、物理スイッチ部122を介して点火器用回路121に通電し、点火器120を起動させる。これにより、第1実施形態と同様の射出装置のハウジング内から外部にパラシュートまたはパラグライダーが射出された後、当該パラシュートまたはパラグライダーは展開される。
以上のように構成された飛行体用被展開体射出装置200が適用される飛行体においては、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、輸送時など飛行体を使用しない状態において物理スイッチ部122をオフ状態としておくことで、点火器の誤動作(意図しない動作電流の通電)による作動を防止できる。また、ピン部141は、ボールロック機構によって、本体部151に一時的に固定された状態となっているので、容易には抜けにくくなっており、より点火器の誤動作(意図しない動作電流の通電)による作動を防止できる。
また、本実施形態によれば、たとえば、物理スイッチ部122をオン状態にして飛行体を飛行させている場合において、点火器用回路121が異常状態(短絡状態又は断線状態)であることを診断(判定)した場合、点火器120が作動し、ガス発生器によって第1実施形態と同様の射出装置のハウジング内から外部にパラシュートまたはパラグライダーが射出された後、当該パラシュートまたはパラグライダーは展開することができる。その結果として、点火器用回路121の点火器用回路以外の点で異常となる前に、飛行体を保護することできる。すなわち、点火器用回路以外の点で異常となった場合に、点火器用回路にも異常が出ており、飛行体用被展開体射出装置も動作しないという状況を防止することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について、図6に基づいて説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と下2桁まで同じ符号の部位は、第1実施形態の部位と同様であるので、説明を省略することがある。また、本実施形態において、第2実施形態と同様の部位には、同文言の部位名を用いて、説明を省略することがある。
本実施形態に係る飛行体用エアバッグ装置300は、第1実施形態の飛行体30と同様の飛行体(図示せず)に適用することが可能である。また、本実施形態に係る飛行体用エアバッグ装置300は、第2実施形態と同様の回路異常診断装置を備えているが、本実施形態における点火器(図示せず)はエアバッグ341を膨張させるためにガスを発生させるガス発生器(図示せず)内に設けられたものであり、この点以外は第2実施形態と同様である。以下、詳細について説明する。
飛行体330は、第1実施形態のガス発生器と同様のガス発生器(図示せず)の動作に基づき発生されたガス圧によってエアバッグ341を膨張させる飛行体用エアバッグ装置300を備えている。なお、展開(装置作動)前のエアバッグ341とガス発生器とは収容器(図示せず)に収容された状態となっており、この状態で飛行体用エアバッグ装置300は、図6に示した通常姿勢時の機体331の下部に設けられている。
本実施形態に係る飛行体用エアバッグ装置300の演算部は、第2実施形態と同様の回路異常診断装置によって点火器用回路の状態の診断(判定)を行う。
このような飛行体用エアバッグ装置300によれば、本実施形態において、以下のような動作を行うことが可能となる。たとえば、物理スイッチ部をオン状態にして飛行体を飛行させている場合において、演算部によって、点火器用回路が異常状態(短絡状態又は断線状態)であると診断(判定)された場合、演算部から作動信号が送信され、当該作動信号を受信したスイッチ部は、蓄電部から電流を放電する。当該電流は、物理スイッチ部を介して点火器用回路に通電し、点火器の起動によって、ガス発生剤を燃焼させ、発生したガスによってエアバッグ341が膨張展開される。
以上のように構成された飛行体用エアバッグ装置300が適用される飛行体においては、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施形態によれば、たとえば、物理スイッチ部122をオン状態にして飛行体を飛行させている場合において、点火器用回路が異常状態(短絡状態又は断線状態)であると診断(判定)した場合、点火器が作動してガス発生器によってエアバッグ341が膨張した後、展開することができる。その結果として、点火器用回路以外の点で異常となる前に、飛行体を保護することできる。すなわち、点火器用回路以外の点で異常となった場合に、点火器用回路にも異常が出ており、飛行体用エアバッグ装置300も動作しないという状況を防止することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について、図7及び図8に基づいて説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と下2桁まで同じ符号の部位は、第1実施形態の部位と同様であるので、説明を省略することがある。また、本実施形態において、第2実施形態と同様の部位には、同文言の部位名を用いて、説明を省略することがある。
図7に示すように、本実施形態に係る飛行体用切断装置400は、第1実施形態の飛行体30と同様の飛行体(図示せず)に適用することが可能である。また、本実施形態に係る飛行体用切断装置400は、第2実施形態と同様の回路異常診断装置を備えているが、本実施形態における点火器420は電流供給路450を切断(破断)するものであり、この点以外は第2実施形態と同様である。以下、詳細について説明する。
飛行体用切断装置400は、破壊力源(動力源)の一例である点火器420と、内部空間を有する切断室460と、点火器420の作動により生じる熱および圧力が付与されることによって損傷して開裂するとともに電流供給路450を切断する破裂板451と、第2実施形態と同様の物理スイッチ部422とを備えている。
点火器420は、火炎を発生するものであり、その内部に作動時において着火して燃焼することで火炎を発生する点火薬(図示略)と当該点火薬を着火させるための抵抗体(図示せず)とを含んだ点火部423と、当該点火部423に接続された一対の端子ピン424、424とを備えている。なお、一対の端子ピン424、424は、点火器用回路の一部でもある。
破裂板451は、平面視でたとえば円状に形成され、切断室460内に設けられると共に点火器420の下方に設けられている。破裂板451は、開裂し易くかつ適当な強度が必要であるので、鉄又はアルミニウム等の軽量な金属で構成することができる。また、破裂板451を、非導電性材料、たとえばエボナイト等の硬い樹脂材料又はファインセラミック等で構成してもよい。破裂板451は、点火器420の、電流供給路450の長さ方向における幅よりも大きい幅を有している。点火器420は、発生させた火炎を下方に位置する破裂板451に向けて放出できるように切断室460の上壁に保持されている。
たとえば、物理スイッチ部422をオン状態にして飛行体を飛行させている場合において、演算部によって、点火器用回路が異常状態(短絡状態又は断線状態)であると診断(判定)された場合、演算部から作動信号が送信され、当該作動信号を受信したスイッチ部は、蓄電部から電流を放電する。当該電流は、物理スイッチ部422及び一対の端子ピン424、424を介して上記抵抗体に所定量の電流が流れる。抵抗体に電流が流れることによって、当該抵抗体においてジュール熱が発生し、点火薬が燃焼を開始する。燃焼により生じた高温の火炎は、点火薬を収納しているスクイブカップ(図示略)を破裂させる。点火器420において、上記抵抗体に電流が流れてから作動するまでの時間は、抵抗体にニクロム線を利用した場合には一般に2ミリ秒以下である。
切断室460の周壁には貫通孔461が設けられ、当該周壁の他の部分には貫通孔462が設けられている。この管通孔461、462を通して電流供給路450が架橋されている。電流供給路450はたとえば金属板又は金属線からなり、その一方端が電気回路の蓄電池(図示略)に接続され、その他方端が飛行体の電気機器(図示略)に接続されている。
以上のような構成において、飛行体の異常が検知された際に、物理スイッチ部422をオン状態にして飛行体を飛行させている場合において、演算部によって、点火器用回路が異常状態(短絡状態又は断線状態)であると診断(判定)された場合、点火器420の一対の端子ピン424、424に所定量の電流が供給されると、点火器420の作動により生じる熱および圧力により破裂板451が損傷する。この場合、破裂板451は、その中央部分が開裂して電流供給路450に向かって折れ曲がるように損傷する。そして、電流供給路450は、上記のように損傷した破裂板451によって、図8のように切断される。なお、本発明において、遮断される電流供給路450の対象は、正極部からの配線とするのが望ましい。
このように、本実施形態の飛行体用切断装置400によれば、たとえば、物理スイッチ部122をオン状態にして飛行体を飛行させている場合において、点火器用回路が異常状態(短絡状態又は断線状態)であると診断(判定)した場合、破壊力源としての点火器420が作動される。この点火器420は、破裂板451に対して電流供給路450に向かう熱および圧力を付与する。このことにより、破裂板451を損傷し開裂させることができ、開裂した破裂板451の開裂部分によって電流供給路450を切断させることができる。これにより、飛行体の電気機器への電流の供給を遮断することができる。これによって、飛行体の墜落の際に、作動中のプロペラ等の部品と人との接触事故、発火、感電の発生を防止することができる。また、プロペラの一部が停止してしまった場合、通常他のプロペラの回転数を制御することで飛行を維持するが、この場合にはモータに対する負荷が過剰にかかるため、故障の原因となる。しかし、上記のように電流の供給を強制的に遮断することができるので、モータの故障を回避することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態において、点火器の点火器用回路を異常診断する回路の例として説明したが、異常診断の対象となる回路はこれに限られない。たとえば、点火器用回路以外の射出装置に関する回路の異常診断を行うものであってもよい。
また、上記各実施形態における演算部は、電圧読取部の機能を兼ね備えた物であってもよい。このとき、演算部は、グランドに電気的に接続されたものにする。
また、上記第2実施形態におけるピン部141は、先端部がテーパー形状となっていてもよい。これにより、テーパー形状がローラー部をより回転させやすくするので、ピン部141をよりスムーズに挿入することができる。
また、上記第4実施形態においては、電流供給路を切断するものであったがこれに限られない。たとえば、展開後のパラシュート又はパラグライダーに連結されているラインを切断したい状況になることがある。このような状況になった場合、点火器の火炎でラインを焼き切る、又は、点火器の火炎力を用いてカッターなどの切断手段を動作させてラインを切断するようにしてもよい。
また、本発明は、上記各実施形態及び変形例を適宜組み合わせてなる飛行体であってもよい。
1、101 演算部
2、102 検査用電源
3、103 整流素子
4、5、104、105 過電流防止用抵抗
6、106 電圧増幅部
7、107 電圧読取部
8、108 発光部
10 パラグライダー
11、12、111、112 グランド
20、120、420 点火器
21、121 点火器用回路
30、330 飛行体
31、331 機体
32、332 推進機構
33、333 脚部
81 ピストン
82、153 凹部
83 ピストンヘッド
84 ガス発生器
85 ケース
86 ハウジング
87 蓋
88 アクチュエータ
89 シール部材
100、200 飛行体用被展開体射出装置
110、210 回路異常診断装置
122、422 物理スイッチ部
131 蓄電部
132 スイッチ部
141 ピン部
142 リング状部材
143 ボールロック機構
151 本体部
152 管状部
154 空間
161 スイッチ機構
161a 本体
162 オフスイッチ部
163 板ばね
164 ロール部
165 押圧部
300 飛行体用エアバッグ装置
341 エアバッグ
400 飛行体用切断装置
423 点火部
424 端子ピン
450 電流供給路
451 破裂板
460 切断室
461、462 貫通孔
S 空間
S1 連通部

























Claims (10)

  1. 点火器と、前記点火器と接続されている回路と、を有した飛行体用安全装置における前記回路の異常を診断する回路異常診断装置であって、
    前記回路に検査電圧を負荷可能な電源と、
    前記電源のオン/オフを制御する演算部と、
    前記電源と電気的に直列接続されており、前記回路に過電流が流れることを防止する第1の過電流防止部と、
    前記回路部と電気的に並列接続されており、電圧を所定のオーダーまで増幅するための電圧増幅部と、
    前記電圧増幅部に電気的に直列接続されており、前記電圧増幅部で増幅された電圧の値(以下、電圧値)を読み取る電圧読取部と、
    前記電圧読取部の上流側において前記電圧読取部と電気的に直列接続されており、過電流が流れることを防止する第2の過電流防止部と、
    を備え、
    前記演算部は、
    前記電圧読取部から前記電圧値の情報を受信するものであり、
    前記電圧値が、前記回路が正常であることを示す電圧値の範囲として予め設定されている第1の電圧値∨1以上第2の電圧値∨2以下の範囲にある場合を正常状態、
    前記電圧値が、前記電圧値∨1未満である場合を短絡している短絡状態、
    前記電圧値が、前記電圧値∨2より高い電圧値である場合を断線している断線状態、
    として判定することを特徴とする回路異常診断装置。
  2. 点火器と、前記点火器と接続されている回路と、を有した飛行体用安全装置における前記回路の異常を診断する回路異常診断装置であって、
    前記回路に検査電圧を負荷可能な電源と、
    前記電源と電気的に直列接続されており、前記回路に過電流が流れることを防止する第1の過電流防止部と、
    前記回路部と電気的に並列接続されており、電圧を増幅するための電圧増幅部と、
    前記電源のスイッチ部を制御するとともに、前記電圧増幅部に電気的に直列接続されており、前記電圧増幅部で増幅された電圧の値(以下、電圧値)を読み取る演算部と、
    前記電圧読取部の上流側において前記電圧読取部と電気的に直列接続されており、過電流が流れることを防止する防止する第2の過電流防止部と、
    を備え、
    前記演算部は、
    前記電圧値が、前記回路が正常であることを示す電圧値の範囲として予め設定されている所定の電圧値∨1以上∨2以下の範囲にある場合を正常状態、
    前記電圧値が、前記電圧値∨1未満である場合を短絡している短絡状態、
    前記電圧値が、前記電圧値∨2より高い電圧値である場合を断線している断線状態、
    として判定することを特徴とする回路異常診断装置。
  3. 前記電源の下流側であってかつ前記第1の過電流防止部の上流側に、逆流電流を防止する整流素子が電気的に直列接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回路異常診断装置。
  4. 前記演算部から前記判定した異常診断の結果の情報を受信するものであって、前記演算部から前記判定の結果の情報を受信した場合、前記判定の結果の情報の種類それぞれに対応する色の発光が可能な発光部を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回路異常診断装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の回路異常診断装置と、
    蓄電部と、
    前記蓄電部の下流側に電気的に接続され、下流側に前記蓄電部に蓄電された電流の放電が可能なスイッチ部と、
    を備え、
    前記演算部は、前記飛行体が飛行状態にあって、かつ、前記短絡状態または前記断線状態であると判定した場合、前記スイッチ部に前記放電の作動信号を送信することを特徴と
    する電流発生装置。
  6. 前記蓄電部がコンデンサであることを特徴とする請求項5に記載の電流発生装置。
  7. 前記回路と前記スイッチ部との電気的な導通のオン/オフを物理的に行う物理スイッチ部が、前記回路に設けられていることを特徴とする請求項5又は6に記載の電流発生装置。
  8. 飛行体に搭載される飛行体用被展開体射出装置であって、
    請求項5〜7のいずれか1項に記載の電流発生装置と、
    被展開体と、
    前記電流発生装置が作動して発生させた電流が通電した場合に作動し、前記被展開体を射出する駆動力を発生させる点火器と、
    前記被展開体と前記点火器とを内包する収容器と、
    を備えていることを特徴とする飛行体用被展開体射出装置。
  9. 飛行体に搭載される飛行体用エアバッグ装置であって、
    請求項5〜7のいずれか1項に記載の電流発生装置と、
    エアバッグと、
    点火器とガス発生剤とを有し、前記電流発生装置が作動して発生させた電流が前記点火器に通電した場合に作動して前記ガス発生剤を燃焼させ、前記エアバッグを膨張させるガスを発生させるガス発生器と、
    前記エアバッグと前記ガス発生器とを内包する収容器と、
    を備えていることを特徴とする飛行体用エアバッグ装置。
  10. 飛行体に搭載される飛行体用切断装置であって、
    請求項5〜7のいずれか1項に記載の電流発生装置と、
    電気的導通部と、
    前記電流発生装置が作動して発生させた電流が通電した場合に作動し、前記電気的導通部を切断する熱又は駆動力を発生させる点火器と、
    前記点火器が前記駆動力を発生させる場合、前記駆動力を受けて駆動する駆動切断部と、
    を備えている場合ことを特徴とする飛行体用切断装置。



















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