JP6677404B1 - 電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路および電子機器装置 - Google Patents

電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路および電子機器装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリの未装着状態を安定して検出することが可能な電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路を提供する。【解決手段】3.3Vシステム電源1と3Vバッテリ2との2つの電源を切り換える電源切り換え回路3は、3.3Vシステム電源1の出力を、順方向に配置した第1ショットキーバリアダイオード31を介して電源供給端子7と接続し、3Vバッテリ2の出力を、順方向に配置した第2ショットキーバリアダイオード32を介して電源供給端子7に接続する構成とし、バッテリ電圧の低下を検出するバッテリ電圧検出回路4は、3Vバッテリ2の出力を、あらかじめ設定された閾値電圧と比較するオペアンプ44の入力端子に接続し、オペアンプ44の出力端子を電圧検出結果出力端子10に接続し、かつ、オペアンプ44の前記入力端子を、逆方向に配置した第3ショットキーバリアダイオード49を介してGNDに接続する構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路および電子機器装置に関し、特に、低電圧システム電源と一次電池(バッテリ電源)との電源切り換え機能を有する電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路および電子機器装置に関する。
電子機器装置内で常時動作を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)やリアルタイムクロックIC(Integrated Circuit)用の電源回路では、低電圧システム電源とバッテリ電源との電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路を備える。そして、その電源回路は、リチウムイオン電池等のバッテリ電源の電圧低下をバッテリ電圧検出回路にて検出した時に、切り換え回路にて低電圧システム電源に切り換える。バッテリ電源の電圧低下を検出したとき、そのバッテリ電源の交換を容易に可能にするために、特許文献1の特開2015−91629号公報「画像形成装置」等にも記載されているように、バッテリソケットが搭載されている場合が多くなってきている。バッテリソケットを有する場合、バッテリ電圧低下時に、新しいバッテリと交換するのではなく、誤って、バッテリが取り外されたままの状態になってしまう場合がある。
バッテリ電源が装着されていない場合には、電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路内で使用されているショットキーバリアダイオードの特性のばらつきや周辺温度等により、バッテリ電圧検出回路においてショットキーバリアダイオードの逆方向電流が増減し、バッテリ電圧の正常状態と低下状態とを交互に検出してしまい、バッテリ電圧の検出結果が不安定な状態となり、バッテリ未装着ということを正確に判別することができない場合が生じてしまう。
図3は、現状の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路の具体的な回路構成を示す回路図である。図3に示す電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100Aは、前述したような、バッテリ電源切り換え機能とバッテリ電圧検出機能とを併せ持つ具体的な回路例を示しており、3.3Vシステム電源1と3Vバッテリ2と、第1ショットキーバリアダイオード31、第2ショットキーバリアダイオード32と、抵抗41、抵抗42と、コンデンサ43と、オペアンプ44と、抵抗45、抵抗46、抵抗47と、3.3Vシステム電源48とによって構成されている。なお、オペアンプ44は、3Vバッテリ2のバッテリ電圧検出用の比較器(コンパレータ)として使用されている。
図3に示すように、電子機器装置の電源として、システムAC/DC電源により生成される3.3Vシステム電源1の他に3Vバッテリ2も実装していて、システムAC/DC電源の通電時には、3.3Vシステム電源1が動作可能な状態にあって、第1ショットキーバリアダイオード31を経由して3.3Vシステム電源1がSRAM・RTC用電源5Aへ給電されて、電子機器装置内のSRAMとRTC(リアルタイムクロック)ICとに対して電源供給される。
また、システムAC/DC電源の通電時には、3Vバッテリ2の電圧(3V)は、3.3Vシステム電源1の電源電圧(3.3V)よりも0.3V低いために、3Vバッテリ2からSRAM・RTC用電源5Aへの給電動作は、第2ショットキーバリアダイオード32により抑止され、3Vバッテリ2からSRAM・RTC用電源5Aに対しては殆ど電流が流れない。
一方、システムAC/DC電源の停電等の外部電源の停止時には、3.3Vシステム電源1の動作が停止するため、3Vバッテリ2から抵抗41および第2ショットキーバリアダイオード32を経由してSRAM・RTC用電源5Aへ電源供給される。
また、3Vバッテリ2の給電状態および経年劣化等によるバッテリ電圧の低下状態を、オペアンプ44による比較器(コンパレータ)動作により検出する。すなわち、3.3Vシステム電源48と抵抗46、抵抗47および抵抗45とによって例えば2.4Vにあらかじめ設定した閾値電圧と比較することにより、3Vバッテリ2の電圧が該閾値電圧以下に低下した場合には、3Vバッテリ2の電池交換アラーム情報として、オペアンプ44の出力側端子からバッテリ電圧低下検出信号6を出力する。
なお、システムAC/DC電源の通電時に、3Vバッテリ2がバッテリソケットに装着されていない場合、3.3Vシステム電源1から第1ショットキーバリアダイオード31に電源電流が流れて、SRAM・RTC用電源5Aへ給電されると同時に、第2ショットキーバリアダイオード32に逆方向に流れる逆方向電流21としても流れて、コンデンサ43がチャージされる。
そして、抵抗41→抵抗42→GND(Ground:アース)へ流れる放電電流22よりも、第2ショットキーバリアダイオード32に流れる逆方向電流21の電流値が大きい場合には、コンデンサ43は徐々にチャージアップされていき、前記閾値電圧として設定した2.4Vよりも電圧値が高くなると、オペアンプ44による比較器(コンパレータ)動作において、正常な電圧値の3Vバッテリ2が装着されているものと誤って検出してしまう。
一方、抵抗41→抵抗42→GNDへ流れる放電電流22よりも、第2ショットキーバリアダイオード32に流れる逆方向電流21の電流値が小さい場合には、逆方向電流21が流れ始めた時点で、コンデンサ43は、一旦チャージされても、以降においては、チャージアップされなくなるので、前記閾値電圧として設定した2.4Vよりも電圧値が高くはならない。したがって、オペアンプ44による比較器(コンパレータ)動作において、3Vバッテリ2の電圧低下を検出して、バッテリ電圧低下検出信号6を出力することになる。
なお、第2ショットキーバリアダイオード32の逆方向電流21は、図4のショットキーバリアダイオード逆方向電流特性例に示すように、温度によって変動し、温度が高いほど、逆方向電流21は大きくなり、温度が低くなると、逆方向電流21が小さくなる。ここで、図4は、一般的なショットキーバリアダイオードに逆方向に流れる逆方向電流IRの温度特性の一例を示す特性図である。
したがって、3Vバッテリ2がバッテリソケットに未装着になっている場合において、周囲温度がシステム定常温度の状態にある時に、第2ショットキーバリアダイオード32の逆方向電流21によりコンデンサ43の電圧値が、前記閾値電圧の2.4V前後になっていた場合には、周囲温度が上昇と低下とを繰り返すと、バッテリ電圧低下検出信号6の出力状態は、3Vバッテリ2の電圧正常を検出したり電圧低下を検出したりする状態を繰り返すようになる。その結果、3Vバッテリ2のバッテリ未装着状態を安定して検出することが不能になる。
特開2015−91629号公報
電子機器装置に搭載したSRAMやリアルタイムクロックIC用の電源回路に関しては、前述したように、システム電源が正常な状態にある通常時は、システム電源により例えば3.3Vで給電し、停電状態時には、リチウムイオン電池等のバッテリを用いて3Vで給電するという電源切り換え機能を有するバッテリ電圧検出回路を備えていることが多くなってきている。
かかる電子機器装置においては、前述したように、バッテリ電圧低下のメンテナンス作業時に、誤って、バッテリが外されたままの状態になってしまう場合があり、その結果、電源切り換え機能付きのバッテリ電圧検出回路においてバッテリ電圧の検出結果が不安定になってしまい、バッテリ未装着の異常状態を安定して検出することができなという課題がある。
(本開発の目的)
本開発の目的は、かかる課題に鑑み、バッテリの未装着状態を安定して検出することが可能な電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路および電子機器装置を提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路および電子機器装置は、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明による電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路は、
外部からの電源供給により生成したシステム電源とバッテリとの2つの電源を切り換えて内部回路用の電源として供給する電源切り換え回路と、前記バッテリのバッテリ電圧の低下を検出するバッテリ電圧検出回路との双方を併せ持つ電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路であって、
前記電源切り換え回路は、
前記システム電源の出力を、順方向に配置した第1ショットキーバリアダイオードを介して内部回路への電源出力用の電源供給端子と接続し、
前記バッテリの出力を、順方向に配置した第2ショットキーバリアダイオードを介して前記電源供給端子に接続する構成とし、
前記バッテリ電圧検出回路は、
前記バッテリの出力を、あらかじめ設定された閾値電圧と比較する比較器の入力端子に接続し、
該比較器の出力端子を、前記バッテリが出力するバッテリ電圧が前記閾値電圧以下に低下したことを検出した際にその旨を示すバッテリ電圧低下検出信号を外部に出力するための電圧検出結果出力端子に接続し、
かつ、前記比較器の前記入力端子を、逆方向に配置した第3ショットキーバリアダイオードを介してアースに接続する構成とする、
ことを特徴とする。
(2)本発明による電子機器装置は、
内部回路に電源を供給するための電源回路を備えた電子機器装置において、
前記電源回路を、少なくとも、前記(1)に記載の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路を用いて構成する、
ことを特徴とする。
本発明の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路および電子機器装置によれば、主に、以下のような効果を奏することができる。
内部回路用の電源としてシステム電源とバッテリとの2つの電源を切り換えて使用する電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路において、バッテリ電圧の低下を検出する比較器の入力端子を、逆方向に(すなわちカソード側を該入力端子側に)配置した第3ショットキーバリアダイオードを介してアースに接続する構成を採用している。したがって、前記システム電源が給電動作中の状態にある場合に、前記バッテリが未装着の状態になっていた場合には、前記比較器においてバッテリ電圧が略0Vになっていることを安定して確実に検出することができるので、該バッテリの交換や装着を促す警告を使用者に対して確実に通知することができる。
本発明に係る電子機器装置に搭載する電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。 本発明の一実施形態として図1に示した電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路の具体的な回路構成の一例を示す回路図である。 現状の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路の具体的な回路構成を示す回路図である。 一般的なショットキーバリアダイオードに逆方向に流れる逆方向電流の温度特性の一例を示す特性図である。
以下、本発明による電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路および電子機器装置の好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の各図面に付した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではないことは言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、通常時はAC/DC電源で動作する電子機器装置において、停電や電源停止状態が発生した場合であっても、システム設定データ等の重要なデータを保存しているSRAMや計時動作を行うリアルタイムクロックICを連続して動作させるために、システム電源(例えば3.3V)とバッテリ電源(例えば3V)との2つの電源を切り換える機能を有し、かつ、バッテリ電源の電圧低下を検出する機能を有する電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路を電子機器装置に搭載し、かつ、該電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路において、温度や回路素子のばらつき要因に関わらず、安定して、バッテリ未装着状態を検出することを可能にすることを、主要な特徴としている。
より具体的には、本発明は、電源切り換え用としてショットキーバリアダイオードを用いて構成される図3に示した現状の切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路に対して、バッテリ電圧検出用の回路素子として、同じ特性を有するショットキーバリアダイオードをさらに1つ追加することにより、他の動作特性に大きな影響を及ぼすことなく、切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路において、常に安定して、バッテリ未装着の状態を検出することを可能にすることを、主要な特徴としている。
(本発明の実施形態の構成例)
次に、本発明に係る電子機器装置に搭載する電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路の構成について、その一例を説明する。図1は、本発明に係る電子機器装置に搭載する電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路のブロック構成の一例を示すブロック構成図である。ここで、該電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路は、電子機器装置内の各内部回路に電源を供給するための電源回路として搭載されている。
図1に示す電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100は、電源切り換え機能として、システムAC/DC電源や外部電源等の外部からの電源供給により生成された3.3Vシステム電源1と3Vバッテリ2とのいずれかに切り換えて、内部回路用電源5として電子機器装置内の各内部回路(例えば、正常な継続動作が必要になるSRAMやRTC(リアルタイムクロック)等の回路)へ電源を供給する電源切り換え回路3を有している。さらに、バッテリ電圧検出機能として、3Vバッテリ2の電圧を監視して、あらかじめ定めた閾値電圧以下に低下した場合には、3Vバッテリ2の交換を促すバッテリ電圧低下検出信号6を外部に出力するバッテリ電圧検出回路4も有している。
電源切り換え回路3は、システムAC/DC電源の通電時や外部電源の通電時においては、3.3Vシステム電源1を、内部回路用電源5として、電子機器装置内の内部回路に対して電源供給を行う。一方、システムAC/DC電源の停電時や外部電源の停電時においては、3.3Vシステム電源1の動作が停止するので、3Vバッテリ2側に切り換えて、3Vバッテリ2の出力を、内部回路用電源5として、電子機器装置内の各内部回路に対して電源供給を行う。
また、バッテリ電圧検出回路4は、3Vバッテリ2が出力するバッテリ電圧があらかじめ定めた閾値電圧以下に低下したか否かを監視し、3Vバッテリ2の経年劣化等に伴い、該閾値電圧以下にバッテリ電圧が低下したことを検出すると、バッテリ電圧低下検出信号6を、バッテリ交換アラーム情報として、外部に出力して、当該電子機器装置の使用者に対して、3Vバッテリ2の交換を促す。なお、3Vバッテリ2が未装着の状態になっている場合には、周辺温度や部品特性のばらつきの如何によらず、バッテリ電圧検出回路4は、3Vバッテリ2のバッテリ電圧を略0Vに安定して設定することにより、バッテリ電圧低下検出信号6を外部に出力して、当該電子機器装置の使用者に対して、3Vバッテリ2の交換(装着)を促す。
(電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100の具体的な回路構成例)
次に、本発明の一実施形態として図1に示した電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100の具体的な回路構成について、その一例を、図2を用いて説明する。図2は、本発明の一実施形態として図1に示した電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100の具体的な回路構成の一例を示す回路図である。図2に示す電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100は、現状の回路構成として図3に示した電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100Aを基にして、3Vバッテリ2のバッテリ未装着状態を確実に検出することを可能にする具体的な回路構成について、その一例を示している。
さらに説明すると、図2に示す電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100は、図3に示した電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100Aの回路構成に対して、バッテリ電圧検出回路4内に、第3ショットキーバリアダイオード49を追加した構成としている。そして、第3ショットキーバリアダイオード49を、コンデンサ43と並列になるように、オペアンプ44の2つの入力端子のうちバッテリ電圧を入力する端子である一方の入力端子とGND(Ground:アース)との間、言い換えると、第2ショットキーバリアダイオード32とコンデンサ43との接続部とGNDとの間に、GND側をアノード側にして配置した構成としている。
つまり、かかる第3ショットキーバリアダイオード49を組み込むことにより、3Vバッテリ2が未装着の場合に、3.3Vシステム電源1から電源切り換え回路3内の第2ショットキーバリアダイオード32を経由して流れ込む逆方向電流21の殆どを、第3ショットキーバリアダイオード49に逆方向電流23として流すことになる。その結果として、逆方向電流21によりコンデンサ43にチャージアップされることを抑えるとともに、オペアンプ44の前記一方の入力端子(例えば−側入力端子:反転入力端子)の電圧値を略0Vに維持する構成にすることができる。なお、第3ショットキーバリアダイオード49と第2ショットキーバリアダイオード32との間の逆方向電流特性のばらつきを極力抑えるために、第3ショットキーバリアダイオード49と第2ショットキーバリアダイオード32とを逆方向電流特性が略等しい部品を選別して使用するか、あるいは、第3ショットキーバリアダイオード49と第2ショットキーバリアダイオード32とを同一ロット(同じ部品)の部品とすることが望ましい。
さらに、図2の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100の回路構成を説明すると、次の通りである。電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100は、図1にて前述したように、現状の技術として図3に示した場合と同様に、3.3Vシステム電源1と3Vバッテリ2とを有し、バッテリ電源切り換え機能を実現する電源切り換え回路3とバッテリ電圧検出機能を実現するバッテリ電圧検出回路4とを併せ持っている。
そして、電源切り換え回路3は、図3に示した場合と同様に、第1ショットキーバリアダイオード31、第2ショットキーバリアダイオード32により構成される。また、バッテリ電圧検出回路4は、図3に示した場合と同様に、抵抗41、抵抗42と、コンデンサ43と、オペアンプ44と、抵抗45、抵抗46、抵抗47と、3.3Vシステム電源48とを有する他に、さらに、本発明に特有の部品として第3ショットキーバリアダイオード49をさらに追加した構成になっている。
電源切り換え回路3において、第1ショットキーバリアダイオード31は、アノード側に3.3Vシステム電源1を接続し、カソード側には内部回路用電源5として電気機器装置内の各回路部へ電源供給を行う電源供給端子7を接続する。また、第2ショットキーバリアダイオード32は、アノード側には、3Vバッテリ2を接続するためにバッテリ側接続部8を接続し、カソード側には第1ショットキーバリアダイオード31のカソード側と同様、電源供給端子7を接続する。なお、バッテリ側接続部8は、バッテリ電圧検出回路4のバッテリ電源供給部9と接続されていて、該バッテリ電源供給部9は、バッテリ電圧検出回路4内において、抵抗41を介して3Vバッテリ2に接続される。
言い換えると、電源切り換え回路3においては、システム電源すなわち3.3Vシステム電源1の出力を、順方向に(すなわちアノード側を3.3Vシステム電源1側に)配置した第1ショットキーバリアダイオード31を介して内部回路への電源出力用の電源供給端子7と接続し、一方、バッテリすなわち3Vバッテリ2の出力を、順方向に配置した第2ショットキーバリアダイオード32を介して電源供給端子7に接続する構成としている。
次に、バッテリ電圧検出回路4において、抵抗41の一方の端子には、3Vバッテリ2が接続され、他方の端子は、バッテリ電源供給用として、電源切り換え回路3のバッテリ電源供給部9に接続されて、電源切り換え回路3のバッテリ側接続部8を介して第2ショットキーバリアダイオード32のアノード側に接続されると同時に、バッテリ電圧検出用として、オペアンプ44の一方の入力端子(例えば−側入力端子)に接続される。また、抵抗42は、バッテリ電圧等の放電用として、放電電流22を流すために、一方の端子を3Vバッテリ2に接続し、他方の端子をGNDに接続する。
また、コンデンサ43は、3Vバッテリ2のバッテリ電圧の平滑用コンデンサであり、一方の端子を、オペアンプ44の一方の入力端子(例えば−側入力端子)に接続すると同時に、抵抗41の他方の端子および電源切り換え回路3のバッテリ電源供給部9にも接続される。コンデンサ43の他方の端子はGNDに接続される。
また、オペアンプ44は、3Vバッテリ2のバッテリ電圧検出用比較器(コンパレータ)として使用され、一方の入力端子(例えば−側入力端子:反転入力端子)は、3Vバッテリ2のバッテリ電圧を入力するために、抵抗41の他方の端子に接続され、他方の入力端子(例えば+側入力端子)は、あらかじめ定めた閾値電圧(例えば2.4V)を示す電圧値を入力するために、抵抗46と抵抗47と抵抗45との一方の端子同士の接続点に接続される。
つまり、3.3Vシステム電源の電圧値(3.3V)を抵抗46と抵抗47との抵抗値で分割した電圧値を、前記閾値電圧として、他方の入力端子(例えば+側入力端子)に入力する。ここで、抵抗46の他方の端子は、3.3Vシステム電源に接続され、抵抗47の他方の端子はGNDに接続される。また、抵抗45は、オペアンプ44の帰還用抵抗であり、一方の端子は、前述したように、オペアンプ44の他方の入力端子(例えば+側入力端子)と接続され、他方の端子はオペアンプ44の出力端子と接続される。なお、前記閾値電圧は、内部回路の最低動作電圧よりも若干高い値に設定する。
オペアンプ44の出力端子は、抵抗45の他方の端子に接続されるとともに、電圧検出結果出力端子10に接続される。そして、3Vバッテリ2の電圧が、前記閾値電圧以下に低下したことを検出した場合には、バッテリ電圧低下検出信号6を、電圧検出結果出力端子10から外部に対して出力する。
最後に、バッテリ電圧検出回路4内に本実施形態に特有の素子として追加した第3ショットキーバリアダイオード49のアノード側は、GNDに接続され、カソード側は、3Vバッテリ2のバッテリ電圧を入力するオペアンプ44の一方の入力端子(例えば−側入力端子:反転入力端子)に接続される。つまり、第3ショットキーバリアダイオード49は、コンデンサ43と並列に接続された状態に配置されて、第3ショットキーバリアダイオード49のカソード側は、バッテリ電源供給部9、バッテリ側接続部8を経由して第2ショットキーバリアダイオード32のアノードにも接続される。
かかる第3ショットキーバリアダイオード49をバッテリ電圧検出回路4内に追加した回路構成とすることにより、3Vバッテリ2が未装着の場合に、3.3Vシステム電源1から電源切り換え回路3内の第2ショットキーバリアダイオード32に流れ込む逆方向電流21の殆どを、第3ショットキーバリアダイオード49に逆方向電流23として流すことになる。したがって、逆方向電流21によりコンデンサ43にチャージアップされることを抑えるとともに、比較器として動作するオペアンプ44の一方の入力端子(例えば−側入力端子:反転入力端子)に入力される電圧値を略0Vに維持することが可能になる。
以上のように、バッテリ電圧検出回路4においては、バッテリすなわち3Vバッテリ2の出力を、あらかじめ設定された閾値電圧(例えば2.4V)と比較する比較器の入力端子すなわちオペアンプ44の一方の入力端子(−側入力端子)に接続し、該比較器すなわちオペアンプ44の出力端子を、バッテリすなわち3Vバッテリ2が出力するバッテリ電圧が前記閾値電圧以下に低下したことを検出した際にその旨を示すバッテリ電圧低下検出信号6を外部に出力するための電圧検出結果出力端子10に接続している。
さらに、前記比較器の前記入力端子すなわちオペアンプ44の一方の入力端子(−側入力端子)を、逆方向に(すなわちカソード側を該入力端子側に)配置した第3ショットキーバリアダイオード49を介してアースに接続する構成にしている。また、かかる構成において、図2に示すように、平滑用のコンデンサ43を前記比較器の前記入力端子すなわちオペアンプ44の一方の入力端子(−側入力端子)とアースとの間に接続することにしている。
なお、第3ショットキーバリアダイオード49と第2ショットキーバリアダイオード32との逆電流特性のばらつきを極力抑えるために、前述したように、第3ショットキーバリアダイオード49は、第2ショットキーバリアダイオード32と同一ロット(同じ部品)であることが望ましい。また、3Vバッテリ2が未装着状態において、第2ショットキーバリアダイオード32に流れる逆方向電流21の殆どを逆方向電流23として第3ショットキーバリアダイオード49側に流れ込み易くするために、第2ショットキーバリアダイオード32のアノード側の位置(すなわち3Vバッテリ2側との接続位置)と第3ショットキーバリアダイオード49のカソード側の位置(すなわち比較器であるオペアンプ44の一方の入力端子との接続位置)とはできるだけ近傍に配置することが望ましい。
(実施形態の動作の説明)
次に、本発明の一実施形態として図2に示した電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100の動作に関して、その一例を、具体的な回路構成を参照しながら説明する。なお、前述したように、図2に示した電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100は、基本的には、現状の技術として図3に示した電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100Aと同様の回路構成であり、同じ回路部分については、以下には簡潔な説明に留めることにする。
図2においても、図3の場合と同様、電子機器装置の電源として、システムAC/DC電源や外部電源等の外部からの電源供給により生成される3.3Vシステム電源1と3Vバッテリ2との2つの電源があり、3.3Vシステム電源1の電圧値の方が3Vバッテリ2の電圧値よりも若干高くなるように構成されている。
したがって、システムAC/DC電源や外部電源の通電時には、電源切り換え回路3内において、3.3Vシステム電源1からの電源電流が第1ショットキーバリアダイオード31を経由して電源供給端子7側に流れるが、3Vバッテリ2からの電流は第2ショットキーバリアダイオード32により抑止されて電源供給端子7側には殆ど流れない。つまり、かかる通電時においては、3.3Vシステム電源1が、第1ショットキーバリアダイオード31を経由して、電子機器装置内の内部回路用電源5として、電源供給端子7から出力される。
一方、システムAC/DC電源や外部電源の停止時には、図3の場合と同様、3.3Vシステム電源1の動作は停止するので、3Vバッテリ2から、抵抗41および電源切り換え回路3内の第2ショットキーバリアダイオード32を経由して、電子機器装置内の内部回路用電源5として、電源供給端子7から出力される。すなわち、電源切り換え回路3は、システムAC/DC電源や外部電源の停止時には、内部回路用電源5を、3.3Vシステム電源1から3Vバッテリ2に切り換え、システムAC/DC電源や外部電源が通電状態に復帰すると、内部回路用電源5を、3Vバッテリ2から3.3Vシステム電源1に切り戻す。
ここで、3Vバッテリ2の経年劣化等による電圧の低下や3Vバッテリ2の未装着状態によるバッテリ出力停止の発生は、図3の場合と同様、バッテリ電圧検出回路4内のオペアンプ44において常時監視している。つまり、オペアンプ44において、3Vバッテリ2が出力するバッテリ電圧を、あらかじめ設定された閾値電圧(3.3Vシステム電源48と抵抗46、抵抗47および抵抗45とによって設定された電圧値例えば2.4V)と常時比較している。
その比較結果として、該閾値電圧以下に低下した場合には、電圧検出結果出力端子10から、バッテリ電圧低下検出信号6を出力して、電子機器装置の利用者に対して、3Vバッテリ2の交換や装着を促す。前記閾値電圧は、図3の場合と同様、給電先の内部回路が動作することが可能な最低動作電源電圧値よりも若干大きい電圧値に設定することが望ましい。
なお、システムAC/DC電源や外部電源が通電時であって、3.3Vシステム電源1から内部回路に対して給電動作が行われている状態にある時に、3Vバッテリ2がバッテリソケットに装着されていない状態(すなわち3Vバッテリ2が未装着状態)であった場合には、図3の場合と同様、3.3Vシステム電源1からの電源電流が、電源供給端子7に流れて内部回路用電源5として出力されると同時に、電源切り換え回路3内の第2ショットキーバリアダイオード32にも逆方向電流21として流れて、バッテリ側接続部8、バッテリ電源供給部9を経由してバッテリ電圧検出回路4内に流入してくる。
かかる事態に対応するために、図2に示す本実施形態の場合、図3の場合とは異なり、前述したように、バッテリ電圧検出回路4内には、第3ショットキーバリアダイオード49が、カソード側をバッテリ電源供給部9に接続し、アノード側をGNDに接続した状態で、コンデンサ43と並列に接続されている。ここで、第3ショットキーバリアダイオード49は、少なくとも、第2ショットキーバリアダイオード32の逆方向電流特性と略同等の特性を有する部品を選別することにしている。あるいは、前述したように、第3ショットキーバリアダイオード49は、第2ショットキーバリアダイオード32と逆方向特性を含め各種の特性が略同一になる第2ショットキーバリアダイオード32と同一ロットの部品であることが望ましい。
かかる第3ショットキーバリアダイオード49を用いることにより、図2に示す回路構成においては、電源切り換え回路3内の第2ショットキーバリアダイオード32からバッテリ電源供給部9を経由してバッテリ電圧検出回路4内に流入してきた逆方向電流21の殆ど全てが、第3ショットキーバリアダイオード49に逆方向電流23として流れて、コンデンサ43のチャージに使用されることなく、GNDにバイパスして流れ出すことになる。したがって、バッテリ電源供給部9に接続されている第3ショットキーバリアダイオード49のカソード側の電圧も略0Vになる。なお、第2ショットキーバリアダイオード32からの逆方向電流を第3ショットキーバリアダイオード49側に流し込み易くするために、第2ショットキーバリアダイオード32のアノード側と第3ショットキーバリアダイオード49のカソード側との物理的な位置関係も、可及的に近接させるように配置することが望ましい。
ここで、第3ショットキーバリアダイオード49のカソード側は、前述したように、オペアンプ44の一方の入力端子(例えば−側入力端子:反転入力端子)すなわち3Vバッテリ2のバッテリ電圧を入力する入力端子と接続されている。したがって、3Vバッテリ2が未装着状態において、電源切り換え回路3内の第2ショットキーバリアダイオード32から逆方向電流21が流入してきた場合には、オペアンプ44の一方の入力端子(例えば−側入力端子:反転入力端子)の電圧値すなわち3Vバッテリ2のバッテリ電圧を入力する入力端子の電圧値も、略0Vになる。
この結果、オペアンプ44は、あらかじめ設定した閾値電圧(例えば2.4V)以下に3Vバッテリ2のバッテリ電圧が低下したことを示すバッテリ電圧低下検出信号6を、電圧検出結果出力端子10から外部に対して出力して、電子機器装置の使用者に通知することになる。
以上のように、図2に示す本実施形態の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100においては、現状の技術として図3に示した電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100Aとは異なり、システムAC/DC電源や外部電源の通電時において3Vバッテリ2が装着されていない場合の誤動作を確実に回避し、3Vバッテリ2の未装着状態においては、オペアンプ44の一方の入力端子(例えば−側入力端子:反転入力端子)に入力される3Vバッテリ2のバッテリ電圧を略0Vに安定して設定することができる。つまり、システムAC/DC電源や外部電源が通電時に3Vバッテリ2が未装着であった場合には、前述したように、比較器であるオペアンプ44のバッテリ電圧の入力端子(3Vバッテリ2のバッテリ電圧を入力する入力端子)には、常に略0Vが入力される状態が維持される。
したがって、3Vバッテリ2の未装着状態を安定して検出することができ、バッテリ電圧低下検出信号6として出力して、電子機器装置の使用者に3Vバッテリ2の装着(交換)を促すことができる。その結果、電子機器装置の使用者は、バッテリ電圧低下検出信号6に基づいて、3Vバッテリ2の交換を行おうとする際に、3Vバッテリ2が未装着状態にあったことに気付いて、3Vバッテリ2を装着することになる。
なお、電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100において通常使用されるショットキーバリアダイオード(第1ショットキーバリアダイオード31、第2ショットキーバリアダイオード32、第3ショットキーバリアダイオード49等)に関しては、通常、順方向の電圧降下が低く、かつ、逆方向電流特性の温度依存性が少なく、その他の各種特性のばらつきが少ないショットキーバリアダイオードを選別して用いる。しかし、図2に示した回路構成を採用し、第2ショットキーバリアダイオード32と第3ショットキーバリアダイオード49との逆方向電流に関する特性が略同一の部品を使用すれば、逆方向電流特性の温度依存性や各種特性のばらつきが極端に少ない部品を選別して用いなくても、バッテリ電圧検出回路4において、周囲の温度変化の如何によらず、3Vバッテリ2の未装着状態を安定して判別することができる。
(本実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、次のような効果が得られる。
システムAC/DC電源や外部電源が通電中であって3.3Vシステム電源1が給電動作中の状態にある場合に、3Vバッテリ2が未装着になっている場合には、3Vバッテリ2が出力するバッテリ電圧が略0Vになっていることを安定して確実に検出することができるので、電子機器装置の使用者に対して、3Vバッテリ2の交換や装着を促す警告を確実に通知することができる。
また、電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路100に使用されるショットキーバリアダイオードに関しても、第2ショットキーバリアダイオード32と第3ショットキーバリアダイオード49との逆方向電流に関する特性が略同一であれば、逆方向電流特性の温度依存性や各種の特性のばらつきが極端に少ない部品を選別して用いる必要はない。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
1 3.3Vシステム電源
2 3Vバッテリ
3 電源切り換え回路
4 バッテリ電圧検出回路
5 内部回路用電源
5A SRAM・RTC用電源
6 バッテリ電圧低下検出信号
7 電源供給端子
8 バッテリ側接続部
9 バッテリ電源供給部
10 電圧検出結果出力端子
21 逆方向電流
22 放電電流
23 逆方向電流
31 第1ショットキーバリアダイオード
32 第2ショットキーバリアダイオード
41 抵抗
42 抵抗
43 コンデンサ
44 オペアンプ
45 抵抗
46 抵抗
47 抵抗
48 3.3Vシステム電源
49 第3ショットキーバリアダイオード
100 電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路
100A 電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路

Claims (7)

  1. 外部からの電源供給により生成したシステム電源とバッテリとの2つの電源を切り換えて内部回路用の電源として供給する電源切り換え回路と、前記バッテリのバッテリ電圧の低下を検出するバッテリ電圧検出回路との双方を併せ持つ電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路であって、
    前記電源切り換え回路は、
    前記システム電源の出力を、順方向に配置した第1ショットキーバリアダイオードを介して内部回路への電源出力用の電源供給端子と接続し、
    前記バッテリの出力を、順方向に配置した第2ショットキーバリアダイオードを介して前記電源供給端子に接続する構成とし、
    前記バッテリ電圧検出回路は、
    前記バッテリの出力を、あらかじめ設定された閾値電圧と比較する比較器の入力端子に接続し、
    該比較器の出力端子を、前記バッテリが出力するバッテリ電圧が前記閾値電圧以下に低下したことを検出した際にその旨を示すバッテリ電圧低下検出信号を外部に出力するための電圧検出結果出力端子に接続し、
    かつ、前記比較器の前記入力端子を、逆方向に配置した第3ショットキーバリアダイオードを介してアースに接続する構成とする、
    ことを特徴とする電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路。
  2. 前記第2ショットキーバリアダイオードと前記第3ショットキーバリアダイオードとの双方は、同一ロットの部品か、または、逆方向電流特性が略同じ特性の部品を用いる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路。
  3. 前記第2ショットキーバリアダイオードの前記バッテリ側との接続位置と前記第3ショットキーバリアダイオードの前記比較器の前記入力端子との接続位置を近接させて配置する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路。
  4. 前記比較器の前記入力端子とアースとの間に平滑用のコンデンサをさらに接続する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路。
  5. 前記システム電源が出力する電圧は、前記バッテリが出力する前記バッテリ電圧よりも高い値に設定する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路。
  6. 前記閾値電圧は、前記内部回路の最低動作電圧よりも高い値に設定する、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路。
  7. 内部回路に電源を供給するための電源回路を備えた電子機器装置において、
    前記電源回路を、請求項1ないし6のいずれかに記載の電源切り換え機能付きバッテリ電圧検出回路を用いて構成する、
    ことを特徴とする電子機器装置。
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