JPH0441371Y2 - - Google Patents
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- JPH0441371Y2 JPH0441371Y2 JP1982151312U JP15131282U JPH0441371Y2 JP H0441371 Y2 JPH0441371 Y2 JP H0441371Y2 JP 1982151312 U JP1982151312 U JP 1982151312U JP 15131282 U JP15131282 U JP 15131282U JP H0441371 Y2 JPH0441371 Y2 JP H0441371Y2
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- control transistor
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 14
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は直流電源と負荷との間に直列接続され
た主制御トランジスタを制御して定電圧化出力を
得るトランジスタ安定化直流電源装置に関し、更
に詳細には、過負荷即ち過電流の保護を電力損失
の少ない状態で行うことが可能な安定化直流電源
装置に関する。
た主制御トランジスタを制御して定電圧化出力を
得るトランジスタ安定化直流電源装置に関し、更
に詳細には、過負荷即ち過電流の保護を電力損失
の少ない状態で行うことが可能な安定化直流電源
装置に関する。
従来のスイツチング制御又は直列抵抗制御方式
の安定化直流電源装置に於ける過電流保護回路
は、主回路に直列に電流検出抵抗を接続し、この
電流検出抵抗での電圧降下が一定値以上になつた
ときに、主制御トランジスタのベース電流を遮断
してこれをカツトオフさせるような構成になつて
いる。従つて、過電流検出抵抗での電力損失が比
較的大きくなり、必然的に電源容量を大きくしな
ければならなかつた。
の安定化直流電源装置に於ける過電流保護回路
は、主回路に直列に電流検出抵抗を接続し、この
電流検出抵抗での電圧降下が一定値以上になつた
ときに、主制御トランジスタのベース電流を遮断
してこれをカツトオフさせるような構成になつて
いる。従つて、過電流検出抵抗での電力損失が比
較的大きくなり、必然的に電源容量を大きくしな
ければならなかつた。
そこで、本考案の目的は電力損失を大幅且つ確
実に低減することができるトランジスタ安定化直
流電源装置を提供することにある。
実に低減することができるトランジスタ安定化直
流電源装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本考案は、実施例を
示す図面の符号を参照して説明すると、直流電力
を供給するための電源端子1と負荷23が制御さ
れた直流出力端子3との間に直列に接続された主
制御トランジスタ7をスイツチング制御又は抵抗
制御して前記負荷に定電圧化された電圧を供給す
るトランジスタ安定化直流電源装置に於いて、第
1及び第2の入力端子を有し、前記第1の入力端
子の電圧が前記第2の入力端子の電圧よりも低い
時に第1の電圧レベルの出力を発生し、前記第1
の入力端子の電圧が前記第2の入力端子の電圧よ
りも高い時に第2の電圧レベルの出力を発生する
比較器21と、前記電源端子1と前記比較器21
の前記第1の入力端子との間に接続された第1の
抵抗31と、前記直流出力端子3と前記比較器2
1の前記第1の入力端子との間に接続された第2
の抵抗22と、前記第1の抵抗31に並列に接続
されたコンデンサ33と、前記比較器21の前記
第2の入力端子に接続された基準電圧源15又は
15aと、前記主制御トランジスタ7のエミツタ
とベースとの間に直接又は間接に接続され、前記
比較器21の前記第1の電圧レベルの出力に応答
してオンになつて前記主制御トランジスタ7をオ
フに制御するオフ制御トランジスタ24とを備え
ていることを特徴とするトランジスタ安定化直流
電源装置に係わるものである。
示す図面の符号を参照して説明すると、直流電力
を供給するための電源端子1と負荷23が制御さ
れた直流出力端子3との間に直列に接続された主
制御トランジスタ7をスイツチング制御又は抵抗
制御して前記負荷に定電圧化された電圧を供給す
るトランジスタ安定化直流電源装置に於いて、第
1及び第2の入力端子を有し、前記第1の入力端
子の電圧が前記第2の入力端子の電圧よりも低い
時に第1の電圧レベルの出力を発生し、前記第1
の入力端子の電圧が前記第2の入力端子の電圧よ
りも高い時に第2の電圧レベルの出力を発生する
比較器21と、前記電源端子1と前記比較器21
の前記第1の入力端子との間に接続された第1の
抵抗31と、前記直流出力端子3と前記比較器2
1の前記第1の入力端子との間に接続された第2
の抵抗22と、前記第1の抵抗31に並列に接続
されたコンデンサ33と、前記比較器21の前記
第2の入力端子に接続された基準電圧源15又は
15aと、前記主制御トランジスタ7のエミツタ
とベースとの間に直接又は間接に接続され、前記
比較器21の前記第1の電圧レベルの出力に応答
してオンになつて前記主制御トランジスタ7をオ
フに制御するオフ制御トランジスタ24とを備え
ていることを特徴とするトランジスタ安定化直流
電源装置に係わるものである。
上記考案によれば次の作用効果が得られる。
(イ) 過負荷状態を示す電圧を得るための電圧検出
回路としての第1及び第2の抵抗31,22
は、電源端子1と直流出力端子3との間に接続
され、結果として、主制御トランジスタ7に対
して並列であるので、第1及び第2の抵抗3
1,22に流れる電流を極めて小さくし、ここ
での電力損失を小さくすることができる。
回路としての第1及び第2の抵抗31,22
は、電源端子1と直流出力端子3との間に接続
され、結果として、主制御トランジスタ7に対
して並列であるので、第1及び第2の抵抗3
1,22に流れる電流を極めて小さくし、ここ
での電力損失を小さくすることができる。
(ロ) 比較器21を使用するので、この入力電流を
極めて小さくすることができ、第1及び第2の
抵抗31,22の電力損失を小さくすることが
できる。
極めて小さくすることができ、第1及び第2の
抵抗31,22の電力損失を小さくすることが
できる。
(ハ) 第1の抵抗31に並列に接続されたコンデン
サ33は電源端子1に電源を接続した起動時に
ここを通して比較器21にほぼ電源電圧を与え
ることができるので、負荷23の電圧の立上り
の遅れによる誤動作を防ぐことができる。
サ33は電源端子1に電源を接続した起動時に
ここを通して比較器21にほぼ電源電圧を与え
ることができるので、負荷23の電圧の立上り
の遅れによる誤動作を防ぐことができる。
(ニ) オフ制御トランジスタ24を主制御トランジ
スタ7のエミツタ・ベース間に直接又は間接に
接続する構造であるので、主制御トランジスタ
7のオフ制御を確実に達成することができる。
スタ7のエミツタ・ベース間に直接又は間接に
接続する構造であるので、主制御トランジスタ
7のオフ制御を確実に達成することができる。
次に、図面を参照して本考案の実施例について
述べる。
述べる。
第1図に示す本考案の実施例に係わるスイツチ
ング方式のトランジスタ安定化直流電源装置に於
いて、1,2は入力端子であり、ノイズ除去フイ
ルタ(図示せず)を介して複数の負荷で共用する
例えば電池電源(図示せず)に接続される部分で
ある。入力端子1,2と一対の直流出力端子3,
4との間に一対に主ライン5,6が設けられ、こ
の内の一方のライン5に直列にスイツチング用の
主制御トランジスタ7が接続され、このトランジ
スタ7の出力段に、ダイオードD1と2つのリア
クトルL1,L2と2つのコンデンサC1,C2とから
成るフイルタ8が設けられている。
ング方式のトランジスタ安定化直流電源装置に於
いて、1,2は入力端子であり、ノイズ除去フイ
ルタ(図示せず)を介して複数の負荷で共用する
例えば電池電源(図示せず)に接続される部分で
ある。入力端子1,2と一対の直流出力端子3,
4との間に一対に主ライン5,6が設けられ、こ
の内の一方のライン5に直列にスイツチング用の
主制御トランジスタ7が接続され、このトランジ
スタ7の出力段に、ダイオードD1と2つのリア
クトルL1,L2と2つのコンデンサC1,C2とから
成るフイルタ8が設けられている。
9及び10は出力電圧を分圧して検出する抵抗
であり、これ等の分圧点11が電圧検出制御用電
圧比較器12の非反転入力端子に抵抗13を介し
て接続されている。なお電圧比較器12の非反転
入力端子にはフイルタ8の中間点14も結合コン
デンサC3を介して接続されているので、リプル
成分を有する電圧が入力する。従つて、この比較
器12では、反転入力端子に基準電圧源15から
与えられる基準電圧とリプルを含む出力電圧とが
比較され、基準電圧とリプルとの交差に基づいて
決定されるスイツチング制御パルスが発生する。
即ち公知のリプル電圧検出方式の自励スイツチン
グ制御動作となる。
であり、これ等の分圧点11が電圧検出制御用電
圧比較器12の非反転入力端子に抵抗13を介し
て接続されている。なお電圧比較器12の非反転
入力端子にはフイルタ8の中間点14も結合コン
デンサC3を介して接続されているので、リプル
成分を有する電圧が入力する。従つて、この比較
器12では、反転入力端子に基準電圧源15から
与えられる基準電圧とリプルを含む出力電圧とが
比較され、基準電圧とリプルとの交差に基づいて
決定されるスイツチング制御パルスが発生する。
即ち公知のリプル電圧検出方式の自励スイツチン
グ制御動作となる。
比較器12の出力によつて主制御トランジスタ
7をオン・オフ制御するために、主制御トランジ
スタ7のベースと接地ライン6との間にベース制
御トランジスタ16が抵抗17を介して接続さ
れ、このベース制御トランジスタ16のベースに
比較器12の出力端子が抵抗18を介して接続さ
れている。またベース制御トランジスタ16のエ
ミツタと入力端子1との間にバイアス設定用抵抗
19が接続され、また入力端子1とオープンコレ
クタ形式の比較器12の出力端子との間にバイア
ス設定用抵抗20が接続されている。
7をオン・オフ制御するために、主制御トランジ
スタ7のベースと接地ライン6との間にベース制
御トランジスタ16が抵抗17を介して接続さ
れ、このベース制御トランジスタ16のベースに
比較器12の出力端子が抵抗18を介して接続さ
れている。またベース制御トランジスタ16のエ
ミツタと入力端子1との間にバイアス設定用抵抗
19が接続され、また入力端子1とオープンコレ
クタ形式の比較器12の出力端子との間にバイア
ス設定用抵抗20が接続されている。
21は過負荷検出用電圧比較器であつて、その
非反転入力端子(一方の入力端子)に例えば電流
を1mA以下に制限するような高い抵抗22を介
して接続された出力端子3に於ける電圧V2に対
応する検出電圧VSと、その反転入力端子(他方
の入力端子)に接続された基準電圧源15から与
えられる基準電圧VRとを比較し、過負荷検出を
行うものである。即ち、この比較器21は、出力
端子3,4間に接続された負荷23が短絡状態又
は過電流状態になることによつて出力端子3の電
圧を低下したことを抵抗22を含む出力電圧検出
回路によつて検出し、この検出電圧と基準電圧と
の比較に基づいて低レベルの比較出力を発生し、
一方、正常時には高レベル比較出力を発生するも
のである。尚この比較器21は負荷23のオン・
オフ制御にも利用される。
非反転入力端子(一方の入力端子)に例えば電流
を1mA以下に制限するような高い抵抗22を介
して接続された出力端子3に於ける電圧V2に対
応する検出電圧VSと、その反転入力端子(他方
の入力端子)に接続された基準電圧源15から与
えられる基準電圧VRとを比較し、過負荷検出を
行うものである。即ち、この比較器21は、出力
端子3,4間に接続された負荷23が短絡状態又
は過電流状態になることによつて出力端子3の電
圧を低下したことを抵抗22を含む出力電圧検出
回路によつて検出し、この検出電圧と基準電圧と
の比較に基づいて低レベルの比較出力を発生し、
一方、正常時には高レベル比較出力を発生するも
のである。尚この比較器21は負荷23のオン・
オフ制御にも利用される。
24は過電流保護及び負荷のオン・オフ制御を
行うためのオフ制御トランジスタであつて、主制
御トランジスタ7のエミツタとベース制御トラン
ジスタ16のベースとの間に接続され、そのベー
スが抵抗25を介して過負荷検出電圧比較器21
の出力端子に接続されている。
行うためのオフ制御トランジスタであつて、主制
御トランジスタ7のエミツタとベース制御トラン
ジスタ16のベースとの間に接続され、そのベー
スが抵抗25を介して過負荷検出電圧比較器21
の出力端子に接続されている。
26は基準電圧回路を形成するためにライン5
と基準電圧源15との間に接続された電界効果ト
ランジスタであり、基準電圧源15に定電流を供
給するように接続されている。尚この電界効果ト
ランジスタ26に接続されている基準電圧源15
はツエナーダイオード27と整流ダイオード28
とから成る。
と基準電圧源15との間に接続された電界効果ト
ランジスタであり、基準電圧源15に定電流を供
給するように接続されている。尚この電界効果ト
ランジスタ26に接続されている基準電圧源15
はツエナーダイオード27と整流ダイオード28
とから成る。
29は負荷オン・オフ制御回路であり、負荷2
3を駆動することが不要の時に主制御トランジス
タ7をオフにするものである。負荷23のオフに
より節電が達成されるので、負荷オン・オフ制御
回路29を節電回路と呼ぶことも可能である。こ
の制御回路29は接点aとbとを有するスイツチ
30と、このスイツチ30と比較器21との間に
接続された抵抗31とから成る。スイツチ30の
接点aは正常動作(負荷オン動作)をさせるため
のものであり、ライン32によつて+V1の電源
に接続され、接点bは負荷オフ動作をさせるため
のものであり、接地ライン6に接続されている。
抵抗31に並列接続されたコンデンサ33は起動
時に主制御トランジスタ7に先行してオフ制御ト
ランジスタ24がオンになるのを制限するための
起動回路を形成するものである。
3を駆動することが不要の時に主制御トランジス
タ7をオフにするものである。負荷23のオフに
より節電が達成されるので、負荷オン・オフ制御
回路29を節電回路と呼ぶことも可能である。こ
の制御回路29は接点aとbとを有するスイツチ
30と、このスイツチ30と比較器21との間に
接続された抵抗31とから成る。スイツチ30の
接点aは正常動作(負荷オン動作)をさせるため
のものであり、ライン32によつて+V1の電源
に接続され、接点bは負荷オフ動作をさせるため
のものであり、接地ライン6に接続されている。
抵抗31に並列接続されたコンデンサ33は起動
時に主制御トランジスタ7に先行してオフ制御ト
ランジスタ24がオンになるのを制限するための
起動回路を形成するものである。
この装置では比較器21及びオフ制御トランジ
スタ24を負荷23のオン・オフ制御にも利用す
るために比較器21に負荷オン・オフ制御回路2
9も接続されている。従つて、比較器21は負荷
オン・オフ制御回路29を接続した状態で過負荷
を検出することが可能でなければならない。今、
スイツチ30を接点aに投入した正常動作中に負
荷短絡で出力電圧V2が零ボルトになつたと仮定
すれば、比較器21の入力電圧VSは負荷オン・
オフ制御回路29の電圧ライン32の電圧V1を
抵抗R1とR2とで分圧した値となる。即ちVS=
R2/R1+R2V1となる。比較器21が短絡を検出する ためには、短絡時のVSが基準電圧VRより小さく
なければならないので、R2/R1+R2V1<VRの条件 を満足するように各定数を決定しなければならな
い。また負荷23が完全短絡でなければ負荷抵抗
があるので、R2に負荷抵抗を加算した値をR1と
の分圧比でVS<VRを決定しなければならない。
一方、過電流が発生していない期間に於いては、
VS>VRに保たなければならない。即ちVS=V2+
R2/R1+R2(V1−V2)>VRの条件が満足されなけれ ばならない。また、負荷23をオフにするために
スイツチ30を接点bに投入した場合に、VS<
VRにならなければならない。即ちVS=R1/R1+R2 ×V2<VRでなければならない。上記の種々の条
件を満足させるために、本実施例では、例えば
V1=12V、V2=9V、VR=6.5V、R1=22KΩ、R2
=10KΩに決定されている。
スタ24を負荷23のオン・オフ制御にも利用す
るために比較器21に負荷オン・オフ制御回路2
9も接続されている。従つて、比較器21は負荷
オン・オフ制御回路29を接続した状態で過負荷
を検出することが可能でなければならない。今、
スイツチ30を接点aに投入した正常動作中に負
荷短絡で出力電圧V2が零ボルトになつたと仮定
すれば、比較器21の入力電圧VSは負荷オン・
オフ制御回路29の電圧ライン32の電圧V1を
抵抗R1とR2とで分圧した値となる。即ちVS=
R2/R1+R2V1となる。比較器21が短絡を検出する ためには、短絡時のVSが基準電圧VRより小さく
なければならないので、R2/R1+R2V1<VRの条件 を満足するように各定数を決定しなければならな
い。また負荷23が完全短絡でなければ負荷抵抗
があるので、R2に負荷抵抗を加算した値をR1と
の分圧比でVS<VRを決定しなければならない。
一方、過電流が発生していない期間に於いては、
VS>VRに保たなければならない。即ちVS=V2+
R2/R1+R2(V1−V2)>VRの条件が満足されなけれ ばならない。また、負荷23をオフにするために
スイツチ30を接点bに投入した場合に、VS<
VRにならなければならない。即ちVS=R1/R1+R2 ×V2<VRでなければならない。上記の種々の条
件を満足させるために、本実施例では、例えば
V1=12V、V2=9V、VR=6.5V、R1=22KΩ、R2
=10KΩに決定されている。
次に第1図の回路の動作を説明する。
この装置を起動させる場合には電源スイツチ
(図示せず)をオンにし、この電源スイツチのオ
ンの前又は後にスイツチ30を接点aに投入す
る。これにより、入力端子1に接続されるライン
32から+V1の電圧が供給され、これが起動コ
ンデンサ33を介して過負荷検出用電圧比較器2
1に入力し、反転入力端子の基準電圧VRよりも
高い電圧が非反転入力端子に付与される。この結
果、出力電圧V2の発生の有無に関係なく、比較
器21の出力が高レベルとなり、オフ制御トラン
ジスタ24がオフ状態に保たれる。即ち起動時に
出力電圧が零であることに応答してオフ制御トラ
ンジスタ24がオンになり、主制御トランジスタ
7の動作を阻止するような異常状態は発生しな
い。起動時には出力電圧が零であるので、これに
応答して電圧制御用の比較器12の出力は低レベ
ルとなる。従つて、ベース制御トランジスタ16
及び主制御トランジスタ7がオンになり、出力電
圧が発生する。出力電圧が発生すると、コンデン
サ33を介して起動電圧が比較器21に入力しな
くなつても、比較器21の出力は高レベルに保た
れる。
(図示せず)をオンにし、この電源スイツチのオ
ンの前又は後にスイツチ30を接点aに投入す
る。これにより、入力端子1に接続されるライン
32から+V1の電圧が供給され、これが起動コ
ンデンサ33を介して過負荷検出用電圧比較器2
1に入力し、反転入力端子の基準電圧VRよりも
高い電圧が非反転入力端子に付与される。この結
果、出力電圧V2の発生の有無に関係なく、比較
器21の出力が高レベルとなり、オフ制御トラン
ジスタ24がオフ状態に保たれる。即ち起動時に
出力電圧が零であることに応答してオフ制御トラ
ンジスタ24がオンになり、主制御トランジスタ
7の動作を阻止するような異常状態は発生しな
い。起動時には出力電圧が零であるので、これに
応答して電圧制御用の比較器12の出力は低レベ
ルとなる。従つて、ベース制御トランジスタ16
及び主制御トランジスタ7がオンになり、出力電
圧が発生する。出力電圧が発生すると、コンデン
サ33を介して起動電圧が比較器21に入力しな
くなつても、比較器21の出力は高レベルに保た
れる。
起動後に於ける正常な定電圧動作では、リプル
電圧と基準電圧とが比較器12で比較され、基準
電圧よりもリプル電圧ガ低い期間には比較器12
の出力が低レベルになると、ベース制御トランジ
スタ16がオンになり、主制御トランジスタ7も
オンになる。一方、リプル電圧が基準電圧よりも
高い期間には、比較器12の出力が高レベルにな
り、ベース制御トランジスタ16及び主制御トラ
ンジスタ7がオフになる。尚、出力電圧が所定値
よりも高くなると基準電圧以上の期間即ち比較器
12の高レベル出力期間が長くなり、主制御トラ
ンジスタ7の出力パルスのデユテイ比が小さくな
り、結局出力電圧が一定値に近づく。逆に出力電
圧が所定値よりも低い場合には、高い場合と逆の
動作になる。
電圧と基準電圧とが比較器12で比較され、基準
電圧よりもリプル電圧ガ低い期間には比較器12
の出力が低レベルになると、ベース制御トランジ
スタ16がオンになり、主制御トランジスタ7も
オンになる。一方、リプル電圧が基準電圧よりも
高い期間には、比較器12の出力が高レベルにな
り、ベース制御トランジスタ16及び主制御トラ
ンジスタ7がオフになる。尚、出力電圧が所定値
よりも高くなると基準電圧以上の期間即ち比較器
12の高レベル出力期間が長くなり、主制御トラ
ンジスタ7の出力パルスのデユテイ比が小さくな
り、結局出力電圧が一定値に近づく。逆に出力電
圧が所定値よりも低い場合には、高い場合と逆の
動作になる。
正常動作時に於ける過負荷検出用電圧比較器2
1の2つの入力電圧の関係はVS>VRであるため、
出力が高レベルであり、オフ制御トランジスタ2
4はオフである。一方、負荷23の短絡等の過負
荷状態になつた場合には、出力端子3に所定の電
圧を得ることが不可能になり、出力端子3の電圧
が接地レベルになるか又は低下し、VS<VRとな
るため過負荷検出用電圧比較器21の出力が低レ
ベルに転換し、オフ制御トランジスタ24がオン
になる。このため、ベース制御トランジスタ16
のベースが入力端子1の電位よりも僅かに低い電
位になり、このベース制御トランジスタ16は定
電圧制御用の比較器12の出力に無関係にカツト
オフになり、主制御トランジスタ7もカツトオフ
になる。即ち、オフ制御トランジスタ24がベー
ス制御トランジスタ16を介して主制御トランジ
スタ7のエミツタ・ベース間に並列に接続された
状態となり、主制御トランジスタ7がカツトオフ
状態に制御され、主制御トランジスタ7及びここ
に直列に接続されている回路が過電流から保護さ
れる。
1の2つの入力電圧の関係はVS>VRであるため、
出力が高レベルであり、オフ制御トランジスタ2
4はオフである。一方、負荷23の短絡等の過負
荷状態になつた場合には、出力端子3に所定の電
圧を得ることが不可能になり、出力端子3の電圧
が接地レベルになるか又は低下し、VS<VRとな
るため過負荷検出用電圧比較器21の出力が低レ
ベルに転換し、オフ制御トランジスタ24がオン
になる。このため、ベース制御トランジスタ16
のベースが入力端子1の電位よりも僅かに低い電
位になり、このベース制御トランジスタ16は定
電圧制御用の比較器12の出力に無関係にカツト
オフになり、主制御トランジスタ7もカツトオフ
になる。即ち、オフ制御トランジスタ24がベー
ス制御トランジスタ16を介して主制御トランジ
スタ7のエミツタ・ベース間に並列に接続された
状態となり、主制御トランジスタ7がカツトオフ
状態に制御され、主制御トランジスタ7及びここ
に直列に接続されている回路が過電流から保護さ
れる。
本実施例では共通の電池電源(図示せず)に負
荷23のみならず別の負荷(図示せず)も接続さ
れており、電源スイツチも共通に設けられてい
る。従つて、別の負荷に電力を供給する状態を維
持して第1図の負荷23のみを遮断する場合に
は、電源スイツチをオフにすることが出来ない。
そこで、スイツチ30を接点bに投入する。これ
により、抵抗31が接地され、 VS=R1/R1+R2×V2<VR となり、比較器21の入力電圧VSの低下でこの
出力が低レベルとなり、過負荷時と同様にオフ制
御トランジスタ24がオンになり、主制御トラン
ジスタ7もオフになり、負荷23が電源から切り
離される。負荷23を再び駆動する場合には、ス
イツチ30を接点aに戻す。これにより起動用コ
ンデンサ33を介して電圧V1が比較器21の入
力となり、比較器21の出力が高レベルに戻るた
めオフ制御トランジスタ24がオフになり、正常
動作が開始する。
荷23のみならず別の負荷(図示せず)も接続さ
れており、電源スイツチも共通に設けられてい
る。従つて、別の負荷に電力を供給する状態を維
持して第1図の負荷23のみを遮断する場合に
は、電源スイツチをオフにすることが出来ない。
そこで、スイツチ30を接点bに投入する。これ
により、抵抗31が接地され、 VS=R1/R1+R2×V2<VR となり、比較器21の入力電圧VSの低下でこの
出力が低レベルとなり、過負荷時と同様にオフ制
御トランジスタ24がオンになり、主制御トラン
ジスタ7もオフになり、負荷23が電源から切り
離される。負荷23を再び駆動する場合には、ス
イツチ30を接点aに戻す。これにより起動用コ
ンデンサ33を介して電圧V1が比較器21の入
力となり、比較器21の出力が高レベルに戻るた
めオフ制御トランジスタ24がオフになり、正常
動作が開始する。
この直流電源装置によれば、前述の(イ)〜(ニ)項に
示した作用効果を得ることができる。
示した作用効果を得ることができる。
次に、本考案の別の実施例を示す第2図につい
て述べる。但し、第1図と共通する部分には同一
の符号を付してその説明を省略する。この実施例
ではオフ制御トランジスタ24が主制御トランジ
スタ7のエミツタ・ベース間に直接に接続されて
いる。また、オフ制御トランジスタ24が起動時
にオンになることを確実に阻止するために、負荷
オン・オフ制御回路29のコンデンサ33とは別
にコンデンサ34と抵抗35との並列回路が設け
られ、これがライン5とオフ制御トランジスタ2
4のベースとの間に接続されている。従つて、電
源を投入すれば、コンデンサ34を介してオフ制
御トランジスタ24のベースに高い電圧が与えら
れ、このオンが阻止される。尚第2図の回路は他
励式に構成されているので、出力端子3の電圧と
基準電圧源15bの電圧との誤差出力を得る誤差
増幅器36、三角波発生回路37、誤差出力と三
角波とを比較してパルス幅制御された出力を発生
する比較器38、比較器38の出力で主制御トラ
ンジスタ7を駆動するためのベース駆動回路39
とを含む。基準電圧源15aが接続された比較器
21の別の入力端子に対する接続は省略されてい
るが、ここには第1図の抵抗22,31及びコン
デンサ33から成る電圧検出回路を接続すること
ができる。このように構成しても第1図の回路と
同様な作用効果を得ることが出来る。
て述べる。但し、第1図と共通する部分には同一
の符号を付してその説明を省略する。この実施例
ではオフ制御トランジスタ24が主制御トランジ
スタ7のエミツタ・ベース間に直接に接続されて
いる。また、オフ制御トランジスタ24が起動時
にオンになることを確実に阻止するために、負荷
オン・オフ制御回路29のコンデンサ33とは別
にコンデンサ34と抵抗35との並列回路が設け
られ、これがライン5とオフ制御トランジスタ2
4のベースとの間に接続されている。従つて、電
源を投入すれば、コンデンサ34を介してオフ制
御トランジスタ24のベースに高い電圧が与えら
れ、このオンが阻止される。尚第2図の回路は他
励式に構成されているので、出力端子3の電圧と
基準電圧源15bの電圧との誤差出力を得る誤差
増幅器36、三角波発生回路37、誤差出力と三
角波とを比較してパルス幅制御された出力を発生
する比較器38、比較器38の出力で主制御トラ
ンジスタ7を駆動するためのベース駆動回路39
とを含む。基準電圧源15aが接続された比較器
21の別の入力端子に対する接続は省略されてい
るが、ここには第1図の抵抗22,31及びコン
デンサ33から成る電圧検出回路を接続すること
ができる。このように構成しても第1図の回路と
同様な作用効果を得ることが出来る。
次に更に別の実施例を示す第3図について述べ
る。但し、第1図と共通する部分には同一の符号
を付してその説明を省略する。この実施例の方式
は主制御トランジスタ7を抵抗制御するものであ
る。従つて、出力電圧と基準電圧源15bの基準
電圧との誤差出力が誤差増幅器36から得られ、
これで主制御トランジスタ7が制御される。比較
器21の正の入力端子に接続するための電圧検出
回路が省略されているが、これを第1図と同様に
構成することができる。また、主制御トランジス
タ7のエミツタが負荷側になつているので、コレ
クタ・ベース間にベース電流供給用抵抗40が接
続されている。このように構成しても第1図と同
様な効果を得ることが出来る。
る。但し、第1図と共通する部分には同一の符号
を付してその説明を省略する。この実施例の方式
は主制御トランジスタ7を抵抗制御するものであ
る。従つて、出力電圧と基準電圧源15bの基準
電圧との誤差出力が誤差増幅器36から得られ、
これで主制御トランジスタ7が制御される。比較
器21の正の入力端子に接続するための電圧検出
回路が省略されているが、これを第1図と同様に
構成することができる。また、主制御トランジス
タ7のエミツタが負荷側になつているので、コレ
クタ・ベース間にベース電流供給用抵抗40が接
続されている。このように構成しても第1図と同
様な効果を得ることが出来る。
以上、本考案の実施例について述べたが、本考
案はこれに限定されるものでなく、更に変形可能
なものである。例えば、主制御トランジスタ7を
ダーリントントランジスタ回路としてもよい。ま
た、分圧抵抗9,10を可変抵抗としてもよい。
また第1図の回路のオフ制御トランジスタ24の
エミツタ・ベース間に第2図のコンデンサ34と
抵抗35とを接続してもよい。
案はこれに限定されるものでなく、更に変形可能
なものである。例えば、主制御トランジスタ7を
ダーリントントランジスタ回路としてもよい。ま
た、分圧抵抗9,10を可変抵抗としてもよい。
また第1図の回路のオフ制御トランジスタ24の
エミツタ・ベース間に第2図のコンデンサ34と
抵抗35とを接続してもよい。
第1図は本考案の実施例に係わるスイツチング
型安定化直流電源装置を示す回路図、第2図は別
の実施例に係わるスイツチング型安定化直流電源
装置を示す回路図、第3図は更に別の実施例に係
わる直列制御型安定化直流電源装置を示す回路図
である。尚図面に用いられている符号に於いて、
7は主制御トランジスタ、12は電圧比較器、1
6はベース制御トランジスタ、21は過負荷検出
用電圧比較器、24はオフ制御トランジスタ、2
9は負荷オン・オフ制御回路、30はスイツチで
ある。
型安定化直流電源装置を示す回路図、第2図は別
の実施例に係わるスイツチング型安定化直流電源
装置を示す回路図、第3図は更に別の実施例に係
わる直列制御型安定化直流電源装置を示す回路図
である。尚図面に用いられている符号に於いて、
7は主制御トランジスタ、12は電圧比較器、1
6はベース制御トランジスタ、21は過負荷検出
用電圧比較器、24はオフ制御トランジスタ、2
9は負荷オン・オフ制御回路、30はスイツチで
ある。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 直流電力を供給するための電源端子1と負荷2
3が接続された直流出力端子3との間に直列に接
続された主制御トランジスタ7をスイツチング制
御又は抵抗制御して前記負荷に定電圧化された電
圧を供給するトランジスタ安定化直流電源装置に
於いて、 第1及び第2の入力端子を有し、前記第1の入
力端子の電圧が前記第2の入力端子の電圧よりも
低い時に第1の電圧レベルの出力を発生し、前記
第1の入力端子の電圧が前記第2の入力端子の電
圧よりも高い時に第2の電圧レベルの出力を発生
する比較器21と、 前記電源端子1と前記比較器21の前記第1の
入力端子との間に接続された第1の抵抗31と、 前記直流出力端子3と前記比較器21の前記第
1の入力端子との間に接続された第2の抵抗22
と、 前記第1の抵抗31に並列に接続されたコンデ
ンサ33と、 前記比較器21の前記第2の入力端子に接続さ
れた基準電圧源15又は15aと、 前記主制御トランジスタ7のエミツタとベース
との間に直接又は間接に接続され、前記比較器2
1の前記第1の電圧レベルの出力に応答してオン
になつて前記主制御トランジスタ7をオフに制御
するオフ制御トランジスタ24と を備えていることを特徴とするトランジスタ安定
化直流電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15131282U JPS5980810U (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | トランジスタ安定化直流電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15131282U JPS5980810U (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | トランジスタ安定化直流電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5980810U JPS5980810U (ja) | 1984-05-31 |
JPH0441371Y2 true JPH0441371Y2 (ja) | 1992-09-29 |
Family
ID=30335342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15131282U Granted JPS5980810U (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | トランジスタ安定化直流電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5980810U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4892865A (ja) * | 1972-03-08 | 1973-12-01 |
-
1982
- 1982-10-05 JP JP15131282U patent/JPS5980810U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4892865A (ja) * | 1972-03-08 | 1973-12-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5980810U (ja) | 1984-05-31 |
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