JP5189467B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具において半導体光源の発熱を抑制する冷却用ファンの駆動を制御する技術分野に関する。
車両用灯具は、例えば、半導体光源としての発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)とLEDに駆動電流を供給する電流供給部とを有する複数の光源ユニットと、複数の光源ユニットにそれぞれ給電線を介して接続され各LEDを調光制御する複数のスイッチ手段と各スイッチ手段のオンオフを制御する制御部とを有する制御ユニットと、LEDを冷却する冷却用ファンとを備えて構成されている。
制御ユニットは、LEDの点消灯及び調光を制御すると共に冷却用ファンの回転駆動を制御している。
冷却用ファンは、該冷却用ファンにおけるプロペラの回転駆動によって生じる風をLED側に送ることにより、LEDから生じる熱によるLEDの高温化を防止する機能を有する(例えば、特許文献1参照)。
このような車両用灯具にあっては、冷却用ファンが異常となり回転数が予め設定された所定の回転数未満になった場合でも冷却用ファンがファン駆動電流を入力し続けるので、発熱による冷却用ファンの故障を生じるおそれがある。そこで、上記した発熱による故障を防止するために、冷却用ファンには、冷却用ファンが異常となった場合にファン駆動電流を異なる電流値で第1の入力及び第2の入力として交互に繰り返す動作モードに切り替える保護機能が設けられている。
第1の入力における第1の入力電流値は第2の入力における第2の入力電流値よりも十分に小さく、例えば、第1の入力電流値は微弱電流であり、第2の入力電流値は正常時に冷却用ファンに入力される定常電流である。
特開2001−216803号公報
上記した従来の車両用灯具は、冷却用ファンの異常状態を示すファクター、例えば、前記保護機能によって行われる異なる電流値の交互の入力を考慮して冷却用ファンの異常を検出する機能を有していない。
そこで、本発明は、冷却用ファンの異常を確実に検出することを課題とする。
本発明の一態様による車両用灯具は、半導体光源を有する複数の光源ユニットと、前記半導体光源を冷却する冷却用ファンと、前記冷却用ファンを駆動するファン駆動電流を制御すると共に前記冷却用ファンに対する判定処理を行う制御部を含む制御ユニットとを備え、前記冷却用ファンは、該冷却用ファンの回転数が所定の回転数未満になった場合に前記制御部から送出されるファン駆動電流の第1の入力及び該第1の入力の電流値より高い電流値とされた第2の入力を交互に繰り返す保護機能を有し、前記制御部は、前記ファン駆動電流の値が所定の電流値未満である状態が第1の時間以上継続した場合に前記冷却用ファンが異常であると判定するようにしたものである。
従って、ファン駆動電流が前記所定値未満である状態が所定時間継続した場合に冷却用ファンの異常が検出される。
本発明車両用灯具は、半導体光源を有する複数の光源ユニットと、前記半導体光源を冷却する冷却用ファンと、前記冷却用ファンを駆動するファン駆動電流を制御すると共に前記冷却用ファンに対する判定処理を行う制御部を含む制御ユニットとを備え、前記冷却用ファンは、該冷却用ファンの回転数が所定の回転数未満になった場合に前記制御部から送出されるファン駆動電流の第1の入力及び該第1の入力の電流値より高い電流値とされた第2の入力を交互に繰り返す保護機能を有し、前記制御部は、前記ファン駆動電流の値が所定の電流値未満である状態が第1の時間以上継続した場合に前記冷却用ファンが異常であると判定することを特徴とする。
従って、冷却用ファンの異常を確実に検出することができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記制御部によって前記判定処理が繰り返し行われ、前記制御部は、前記冷却用ファンが異常であると判定した後の判定処理において、前記ファン駆動電流の値が前記所定の電流値以上である状態が第2の時間以上継続した場合に前記冷却用ファンが正常であると判定するので、冷却用ファンの異常検出の精度の向上を図ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記第1の時間は、前記第1の入力が行われる第1の入力時間以下になるように設定され、前記第2の時間は、前記第2の入力が行われる第2の入力時間より長い時間になるように設定されている。
従って、前記第1の入力時間以下に第1の時間を設定することにより微弱電流を確実に検出することができるので確実に異常判定を行うことができる。また、第2の時間を第2の入力時間より長い時間に設定することにより定常電流を確実に検出できるので確実に正常判定を行うことができる。
請求項4に記載した発明にあっては、前記冷却用ファンが異常であると判定された場合に異常を示す異常フラグが前記制御部の記憶部に記憶されると共にカウントアップされ、カウント値が所定の閾値以上になった場合に前記制御部から前記異常フラグを有する通知信号が送出されるので、冷却用ファンの異常検出の精度及び通知精度の向上を図ることができる。
請求項5に記載した発明にあっては、前記冷却用ファンが異常又は正常であると判定された場合に、それぞれ異常を示す異常フラグ又は正常を示す正常フラグが判定フラグとして前記制御部の記憶部に記憶されると共に予め決められた所定のカウント値になるまでカウントアップされ、前記制御部によってカウントごとに前記判定フラグが前記異常フラグであるか前記正常フラグであるかが判定され、全カウント数に対する前記異常フラグの数の割合が所定の割合以上になった場合に前記制御部から前記異常フラグを有する通知信号が送出される。
従って、冷却用ファンの異常検出の精度をさらに高めることができる。
以下に、本発明車両用灯具の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態に係る車両用灯具の回路構成を示した図である。
車両用灯具1は、制御ユニット10と、N(Nは2以上の整数)個の光源ユニット30−1〜30−Nと、冷却用ファン50を備えて構成されている。
制御ユニット10は、入力回路15と、制御部18と、冷却用ファン50にファン駆動電流Sfを供給する定電圧回路19と、ファン駆動電流Sfを検出する電流検出回路11と、N個のスイッチ素子SW−1〜SW−Nを含んで構成されている。
制御部18は、スイッチ素子SW−1〜SW−N及び定電圧回路19のスイッチ素子(図示せず)にオンオフ信号を送出するCPU(Central Processing Unit)16と記憶部としてのメモリ(図示せず)とを有して構成されている。
入力回路15は主にノイズフィルタとダンプサージ等のサージ保護素子(サージアブソーバ・パワーツェナー)を備えている。従って、冷却用ファン50への過電圧サージの印加を防止することができる。
スイッチ素子SW−1〜SW−NとしてはFET(電界効果トランジスタ:Field effect transistor)やIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ:Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体素子を用いることが好ましい。
制御ユニット10には、電源端子21、23、信号入力端子25、(N+1)個の電源出力端子35−1〜35−(N+1)、GND(グラウンド)側の電源出力端子36が設けられている。
電源端子21は、電源入力端子20を介して、車両に搭載された車載バッテリ(直流電源)のプラス端子に接続され、電源端子23は、電源入力端子22を介して、車載バッテリのマイナス端子(GND)に接続されている。
信号入力端子25は通信信号入力端子24に接続されており、通信信号入力端子24には、車両に付属した各種機能を制御するための制御装置(図示せず)から通信信号が入出力されるようになっている。
N個の電源出力端子35−1〜35−NはそれぞれN個のスイッチ素子SW−1〜SW−Nに接続されている
定電圧回路19は、CPU16からのオンオフ信号を受けてオンオフするスイッチ素子(図示せず)を有し、電流検出回路11に接続されている。
電流検出回路11は、シャント抵抗R1、抵抗R2〜R4、互いにベース同士が接続されたPNPトランジスタ12、13を備え、PNPトランジスタ12のコレクタがCPU16に接続されている。シャント抵抗R1の一端は定電圧回路19に接続され、他端は電源出力端子35−(N+1)を介して冷却用ファン50に接続されている。
各光源ユニット30−1〜30−Nは、それぞれ電流供給部として機能するスイッチングレギュレータ32−1〜32−Nと、制御回路33−1〜33−Nと、半導体光源としての発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)40−1〜40−Nとを備えて構成されている。スイッチングレギュレータ32−1〜32−Nは、トランスまたはコイル、コンデンサ、ダイオード、NMOS(Negative channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを含んで構成されている。LED40−1〜40−Nは、ヘッドランプ、ストップ&テールランプ、フォグランプ、ターンシグナルランプ等の各種の車両用灯具の光源として用いられる。
各スイッチングレギュレータ32−1〜32−Nは、それぞれLED40−1〜40−Nに対して駆動電流S1を供給する機能を有する。スイッチングレギュレータ32−1〜32−Nの内部には、各LED40−1〜40−Nに供給する電流を検出してその電流値を制御するための回路素子として、シャント抵抗(図示せず)が設けられている。
各制御回路33−1〜33−Nは、それぞれ前記シャント抵抗の両端の電圧が一定となるように、各LED40−1〜40−Nに供給する駆動電流S1を制御している。
各光源ユニット30−1〜30−Nにはそれぞれ入力端子45−1〜45−Nが設けられている。入力端子45−1〜45−Nはそれぞれ電源出力端子35−1〜35−Nに接続されている。各光源ユニット30−1〜30−Nにはそれぞれ入力端子46−1〜46−Nが設けられている。入力端子46−1〜46−Nは電源出力端子36に接続されている。
冷却用ファン50の2つの入力端子はそれぞれ電源出力端子35−(N+1)及び電源出力端子36に信号線L2及び信号線L1を介して接続されている。
CPU16からN個のスイッチ素子SW−1〜SW−N及び定電圧回路19のスイッチ素子にオン信号が送出されスイッチ素子SW−1〜SW−N及び定電圧回路19のスイッチ素子がオンすると、各スッチングレギュレータ32−1〜32−Nにそれぞれ駆動電流S2が供給されると同時に電流検出回路11、信号線L2を介して冷却用ファン50にファン駆動電流Sfが供給される。
電流検出回路11は、シャント抵抗R1に流れるファン駆動電流Sfを検出する。検出されたファン駆動電流SfはPNPトランジスタ12、13を介してCPU16に送出される。CPU16に入力された電流値又は電圧値の情報はCPU5内のメモリ(図示せず)に記憶される。
それぞれ各スイッチングレギュレータ32−1〜32−Nに駆動電流S2が供給されると、LED40−1〜40−NにそれぞれLED駆動電流S1が供給されLED40−1〜40−Nが点灯する。
冷却用ファン50はファン駆動電流Sfを入力して回転駆動する。冷却用ファン50の駆動及び停止は、それぞれ制御部18のメモリに記憶されたプログラムに基づいて定電圧回路19のスイッチ素子をオン及びオフすることによって制御される。
冷却用ファン50には、ファン駆動電流Sfの入力状態を変更して発熱による故障を防止するための保護機能が設けられている。
保護機能は、冷却用ファン50の回転数が所定の回転数未満になった場合に制御部18から送出されるファン駆動電流Sf(定常電流)を冷却用ファン50内部のスイッチング手段(図示せず)のオンオフ機能によって電流値の異なる2つの電流(微弱電流と定常電流)として交互に連続して冷却用ファン50に入力することにより行われる。即ち、保護機能の実行時には、第1の入力電流値とされた第1の入力(微弱電流)と第1の入力電流値より高い第2の入力電流値とされた第2の入力(定常電流)とが交互に連続して冷却用ファン50に入力される。第1の入力電流値及び第2の入力電流値は電流検出回路11によって検出され、前記メモリに記憶される。
以下に、前記メモリに記憶された異常検出プログラムの異常検出処理の第1の例について図2のフローチャートを参照して説明する。
尚、冷却用ファン50の異常時には上記した保護機能が実行されるが、上記したように、保護機能における第1の入力の状態は、第1の入力電流値が微弱電流とされ冷却用ファン50に入力されるファン駆動電流Sfが遮断された状態に近い状態とされている。従って、以下の説明においては、冷却用ファン50に第1の入力電流が入力されている状態を「遮断状態」とし、第1の入力が行われている時間を遮断時間として説明する。また、冷却用ファン50に第2の入力電流が入力されている状態を単に「入力状態」とし、第2の入力が行われている時間を入力時間として説明する。
まず、冷却用ファン50に対して動作(回転駆動)指示があるか否かが判定される(ステップS101)。冷却用ファン50に対する動作指示があった場合には、電流検出回路11によって検出されたファン駆動電流Sfの電流値が予め設定された所定値未満であるか否かが判定される(ステップS102)。
前記所定値は、図3に示すように、ファン駆動電流Sfの電流値が冷却用ファン50の定常時における電流値未満となるように予め設定され前記メモリに記憶されている。
ファン駆動電流Sfの電流値が前記所定値未満である場合には(ステップS102でYes)、異常カウントがカウントアップする(ステップS103)。次に、異常カウント値が所定の第1の閾値以上であるか否かが判定される(ステップS104)。異常カウント値が所定の第1の閾値以上である場合には(ステップS104でYes)異常と判定され、異常フラグが1(異常フラグ=1)となり(ステップS105)、該異常フラグ1が前記メモリに記憶される。
異常フラグとはCPU16から車両に付属した前記制御装置に送出される通知信号に含まれる判定フラグであり、冷却用ファン50が異常であることを示す情報である。異常フラグが1(以下、「異常フラグ=1」を「異常フラグ1」と呼ぶ。)のときは異常フラグが立っており冷却用ファン50が異常であることを意味し、異常フラグが0(異常フラグ=0)のときは正常フラグが立っており冷却用ファン50が正常であることを意味する。
異常カウント値が所定の第1の閾値以上になる場合とは、ファン駆動電流Sfの遮断状態が所定の第1の時間以上継続されている異常な状態を意味する。第1の時間は前記メモリに記憶されている。
図4に、冷却用ファン50の正常・異常状態と該正常・異常状態それぞれにおけるファン駆動電流Sfの制御状態を示す。図4に示すように、冷却用ファン50が正常状態にある場合には、ファン駆動電流Sfが入力され続ける。また、冷却用ファン50が異常状態である場合には、ファン駆動電流Sfの遮断状態と入力状態が交互に繰り返され、冷却用ファン50の保護機能が実行される。
尚、図4には、例として、第1の時間とファン駆動電流Sfの遮断時間が同一の場合を示している。但し、前記第1の時間は、ファン駆動電流Sfの遮断時間と同一に限られることはなく該遮断時間以下になるように予め設定されていればよい。この理由は、前記第1の時間を遮断時間より長い時間になるように設定すると、前記第1の時間の一部が前記入力時間(図4の下段の第2の時間に対応する入力状態)と重複し、遮断状態の検出ができず冷却用ファン50の異常判定ができなくなるからである。
ステップS104の判定処理において、前記異常カウント値が第1の閾値未満である場合には(ステップS104でNo)、正常と判定され異常フラグは0のまま維持される。
尚、冷却用ファン50が異常であると判定された後に冷却用ファン50の動作が正常な状態に復帰すると共に後述する検出処理において冷却用ファン50が正常と判定される場合、もしくは冷却用ファン50の動作が初期状態に戻される場合以外は異常フラグ1が立ったままの状態が維持される。
また、冷却用ファン50に対して動作(回転駆動)指示がなかった場合(ステップS101でNo)であってその時点で異常フラグが立っている場合には、該異常フラグがクリアされ(ステップS106)正常フラグが前記メモリに記憶される。
以上に説明したように、上記した異常検出プログラムによる異常検出処理を実行することにより、ファン駆動電流Sfの遮断状態を確実に検出することができるので冷却用ファン50の異常状態を確実に判定することができる。
次に、図2のステップS105で冷却用ファン50が異常であると判定された後に再びCPU16の判定処理が開始された場合について説明する。尚、以下では、異常判定後再びCPU16の判定処理が開始されるまでの間に冷却用ファン50が正常に復帰していることを前提として説明する。
ステップS105で冷却用ファン50が異常であると判定された場合は、判定フラグは異常フラグ1とされている。
ステップS105で冷却用ファン50が異常であると判定された後に再びステップS102の処理が行われる。即ち、検出されたファン駆動電流Sfの電流値が予め決められた所定値未満であるか否かが判定される。
ファン駆動電流Sfの電流値が前記所定値未満である場合には、ステップS103〜S105の処理が行われる。ファン駆動電流Sfの電流値が前記所定値以上である場合には(ステップS102でNo)、異常カウントがクリアされる(ステップS107)。
次に、異常フラグが1であるか否かが判定される(ステップS108)。異常フラグが1であると判定され(ステップS108でYes)、正常カウントがカウントアップする(ステップS109)。
次に、正常カウント値が所定の第2の閾値以上であるか否かが判定される(ステップS110)。冷却用ファン50の動作は正常な状態に復帰しているので正常カウント値が所定の第2の閾値以上となり(ステップS110でYes)正常と判定され、異常フラグがクリア(異常フラグ=0)され(ステップS105)、正常フラグが前記メモリに記憶される。
正常カウント値が所定の第2の閾値以上になる場合とは、ファン駆動電流Sfの入力状態が所定の第2の時間以上継続されている正常な状態を意味する。前記第2の時間は、入力時間よりも長い時間になるように予め設定され前記メモリに記憶されている。尚、図4には、例として、第2の時間(t2)がファン駆動電流Sfの入力時間(t1)よりも長い時間である場合を示している。従って、前記第2の時間を入力時間(t1)より長い時間(t2)に設定することにより定常電流を確実に検出できるので、保護機能の実行中における入力時間(t1)より長い時間(t2)が継続された正常状態を確実に検出でき、確実に正常判定を行うことができる。
尚、ステップS108における判定処理時において冷却用ファン50が正常状態から再び異常状態となった場合には、ステップS108において異常フラグが1でないと判定され(ステップS108でNo)、正常カウントがクリアされ(ステップS112)、カウント値が初期値(デフォルト)に戻る。
ステップS110における判定処理時において冷却用ファン50が正常状態から再び異常状態となった場合には、ステップS110において、正常カウント値が所定の第2の閾値未満となり(ステップS110でNo)異常と判定され異常フラグは1のまま維持される。
尚、定常時のファン駆動電流Sfの大きさは冷却用ファン50の各製品毎にバラツキがある。そこで、本発明にあっては、車両用灯具1の組み立て工程において、予め冷却用ファン50の各製品毎に定常時のファン駆動電流Sfを測定し、測定した個々のファン駆動電流Sfに応じてステップS102の判定処理の判定基準値となる前記所定値を設定し、設定した所定値のデータを前記メモリに記憶するようにしている。従って、組み立て工程時に予め各製品毎の前記所定値を設定するので、上記した各製品毎の定常時におけるファン駆動電流Sfの大きさのバラツキに応じて判定処理を行うことができ、判定処理における判定精度の向上を図ることができる。
次に、上記した異常検出処理(図2参照)において冷却用ファン50が異常(異常フラグ=1)であると判定された後に異常フラグ1を含む通知信号を車両に付属した各種機能を制御するための前記制御装置に送出する処理(異常処置)の一例について図5のフローチャートを参照して説明する。
図5のプログラム処理は、例えば、図2のプログラム処理のステップS105における異常判定が行われ異常フラグ1とされた後に開始される。
最初に、異常フラグが1であるか否か(異常フラグ1とされているか否か)が判定され(ステップS201)、異常フラグが1である場合にはカウント値がカウントアップされる(ステップS202)。
次に、カウント値が所定値以上であるか否かが判定され(ステップS203)、カウント値が所定値以上である場合には冷却用ファン50の異常処置が実行される(ステップS204)。
ステップS201において異常フラグが1でない場合にはカウントがクリアされる(ステップS205)。
上記したように、図5のプログラム処理を行うことにより、冷却用ファン50の異常判定がされた後に所定時間が経過し、その後に異常処置が実行されるので、冷却用ファン50の異常検出及び通知精度の向上を図ることができる。
次に、上記した異常検出処理(図2参照)において冷却用ファン50が異常(異常フラグ=1)であると判定された後の前記異常処置の他の例について図6のフローチャートを参照して説明する。
図6のプログラム処理は、例えば、図2のプログラム処理のステップS105における異常判定が行われ異常フラグ1とされた後に開始される。
最初に、カウント値をカウントアップする(ステップS301)。カウント値が9になるまでカウントごとに前記異常フラグが1であるか否かが判定される(ステップS302、S303、S306、・・・、S309)。カウント値が9より大きくなった場合にはカウントがクリアされる(ステップS314)。
カウント値が0であり異常フラグが1のときは変数0=1とし(ステップS304)、異常フラグが1でないときは変数0=0とする(ステップS305)。続いてカウント値が1であり異常フラグが1のときは変数1=1とし(ステップS307)、異常フラグが1でないときは変数1=0とする(ステップS308)。このようにしてカウント値が9になるまで上記と同様の処理が行われる。
次に、全変数(0〜9)における「0」、「1」の割合より異常処置を実行するか否かを決定する。具体的には、全カウント(0〜9)における異常フラグ1の数の全カウント数(異常フラグ1の数と正常フラグの数の和:本例では10個)に対する割合が所定の割合以上であるか否かが判定される(ステップS312)。異常フラグ1の数の全カウント数に対する割合が所定の割合以上である場合には冷却用ファン50の異常処置が実行される(ステップS313)。
従って、冷却用ファン50の異常フラグ1判定処理を所定時間内に複数回行い異常フラグ1の全カウント数に対する割合が所定の割合以上になったときにのみ異常処置が実行されるので、冷却用ファン50の異常検出及び通知の精度をさらに高めることができる。尚、上記した図6の例では変数が0〜9の場合について説明したがそれより多い変数を用いればより精度の高い異常検出及び通知を行うことができる。
次に、車両への異常通知の他に前記異常処置の具体的な内容について図7を参照して説明する。図7に示した制御ユニット10の構成はスイッチ素子SW−(N+1)が定電圧回路19に並列接続されている点を除いて図1に示した制御ユニット10の構成と同様である。定電圧回路19(シリーズレギュレータ)にはスイッチ素子(図示せず)が内蔵されている。定電圧回路19に内蔵されたスイッチ素子はCPU16からのオフ信号により定電圧回路19の動作を停止させる機能を有する。
冷却用ファン50の異常時における異常処置としては、上記した通知信号の車両への送出(異常告知)の他に、冷却用ファン50の異常判定と同時に冷却用ファン50に供給するファン駆動電圧を増加させる処理がある。
制御ユニット10内の定電圧回路19は、冷却用ファン50の駆動の安定化を図るために、定電圧(例えば5V)を出力している。
例えば、冷却用ファン50の経時劣化により回転数が低下して異常判断した時、CPU16は定電圧回路19に内蔵されたスイッチ素子にオフ信号を送出して定電圧回路19を停止させると同時にスイッチ素子SW−(N+1)にオン信号を送出して該スイッチ素子SW−(N+1)をオンさせる。これによりバッテリー電圧Vin(=12V)が冷却用ファン50に供給される。従って、冷却用ファン50が異常であると判定された場合に駆動電圧を増加させて回転数を増加させることにより冷却用ファン50の寿命を延ばすと共に回転数の低下に伴うLED40−1〜40−Nの熱による劣化の抑制を図ることができる。
上記した各実施の形態は、本発明を好適に実施した形態の一例に過ぎず、本発明は、その主旨を逸脱しない限り、種々変形して実施することが可能なものである。
本発明の実施の形態に係る車両用灯具の回路構成を示した図である。 冷却用ファンの異常検出プログラムの一例を示したフローチャートである。 ファン駆動電流の電流値を判定する際の判定基準値としての所定値について説明するための図である。 冷却用ファンの正常・異常状態に対応したファン駆動電流の制御について説明するための図である。 異常処置を実行させるプログラムの一例を示したフローチャートである。 異常処置を実行させるプログラムの他の例を示したフローチャートである。 異常検出処理後の異常処置の方法を説明するための図である。
符号の説明
1…車両用灯具、10…制御ユニット、18…制御部、30−1〜30−N…光源ユニット、40−1〜40−N…LED(半導体光源)、50…冷却用ファン

Claims (5)

  1. 半導体光源を有する複数の光源ユニットと、
    前記半導体光源を冷却する冷却用ファンと、
    前記冷却用ファンを駆動するファン駆動電流を制御すると共に前記冷却用ファンに対する判定処理を行う制御部を含む制御ユニットとを備え、
    前記冷却用ファンは、該冷却用ファンの回転数が所定の回転数未満になった場合に前記制御部から送出されるファン駆動電流の第1の入力及び該第1の入力の電流値より高い電流値とされた第2の入力を交互に繰り返す保護機能を有し、
    前記制御部は、前記ファン駆動電流の値が所定の電流値未満である状態が第1の時間以上継続した場合に前記冷却用ファンが異常であると判定する
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記制御部によって前記判定処理が繰り返し行われ、
    前記制御部は、前記冷却用ファンが異常であると判定した後の判定処理において、前記ファン駆動電流の値が前記所定の電流値以上である状態が第2の時間以上継続した場合に前記冷却用ファンが正常であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記第1の時間は、前記第1の入力が行われる第1の入力時間以下になるように設定され、
    前記第2の時間は、前記第2の入力が行われる第2の入力時間より長い時間になるように設定された
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記冷却用ファンが異常であると判定された場合に異常を示す異常フラグが前記制御部の記憶部に記憶されると共にカウントアップされ、
    カウント値が所定の閾値以上になった場合に前記制御部から前記異常フラグを有する通知信号が送出される
    ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 前記冷却用ファンが異常又は正常であると判定された場合に、それぞれ異常を示す異常フラグ又は正常を示す正常フラグが判定フラグとして前記制御部の記憶部に記憶されると共に予め決められた所定のカウント値になるまでカウントアップされ、
    前記制御部によってカウントごとに前記判定フラグが前記異常フラグであるか前記正常フラグであるかが判定され、
    全カウント数に対する前記異常フラグの数の割合が所定の割合以上になった場合に前記制御部から前記異常フラグを有する通知信号が送出される
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両用灯具。
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