JP2004119422A - 発光素子駆動回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源電圧が変動した場合でも、回路におけるパワーロスの増大を抑制する発光素子駆動回路を提供する。
【解決手段】電源電圧を常に検知して、該検知電圧に応じて発光素子駆動回路の負荷を構成する定電圧特性を有する発光ユニットの直並列接続を切り換え、電源電圧と負荷端子電圧との電位差を所定の範囲内に収める。電源電圧の大きさに応じて直並列接続の切換を複数段階に亘って行うようにしても良い。
【選択図】 図2
【解決手段】電源電圧を常に検知して、該検知電圧に応じて発光素子駆動回路の負荷を構成する定電圧特性を有する発光ユニットの直並列接続を切り換え、電源電圧と負荷端子電圧との電位差を所定の範囲内に収める。電源電圧の大きさに応じて直並列接続の切換を複数段階に亘って行うようにしても良い。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光素子の駆動回路等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カー・オーディオ装置やナビゲーション装置などの移動体搭載用電子機器において、機器の動作状態や動作指示の表示素子として発光ダイオードや電球等の発光素子が広く使用されている。これらの発光素子を負荷として駆動する発光素子駆動回路の一例を図1に示す。
【0003】
なお、同図に示される構成の発光素子駆動回路は、従来から、いわゆる当業者間において公然知られかつ公然実施されているものである。それ故、本明細書においては、かかる発光素子駆動回路を特定するための先行技術文献等の情報資料の開示を省略する。
図1において、4つの発光ダイオードLEDと電流制限抵抗Rの直列接続からなる負荷回路網が電源回路に直列に接続されており、この負荷回路網に電源電圧V0が印加され、これによって負荷回路網に負荷電流I0が流れる。
【0004】
発光ダイオードは、通常の発光動作状態において、順方向電流が変化してもその電圧降下がほぼ一定となるいわゆる定電圧特性を有している。それ故、発光ダイオードの動作時における電圧降下の値をVLEDとすると、図1に示される負荷電流I0は次式によって表すことができる。
I0=(V0−VLED×4)/R …(1式)
よって、このときの電流制限抵抗Rにおける消費電力W0は、
W0=R×I02=(V0−VLED×4)2/R …(2式)
と表すことができ、かかる消費電力W0が図1の回路におけるパワーロスとなる。
【0005】
ところで、自動車等の移動体に搭載された電気機器の電源は、そのエンジンによって駆動される発電機から供給されることが一般的である。それ故、自動車の速度、即ちエンジンの回転数の変化によって発電機からの供給電圧が大きく変動する場合がある。
いま、図1の回路において、電源回路の電圧がV0からV1に上昇したものと仮定する。これによって、負荷電流もI0からI1に変化して同回路におけるパワーロスも次式に示すW1に増大する。
【0006】
W1=R×I12=(V1−VLED×4)2/R …(3式)
いま、R=100Ω、VLED=2.5Vと仮定して、上記の電源電圧の上昇に伴うパワーロスの変化の様子を具体的に表せば以下のようになる。
先ず、電源電圧がV0=12Vのとき、負荷電流I0は、上記(1式)よりI0=20mAとなり、このときのパワーロスW0は上記(2式)より40mWとなる。
【0007】
次に、電源電圧がV1=16Vに増大したと仮定すると、上記(1式)より負荷電流はI1=60mAとなり、パワーロスW1は、上記(3式)よりW1=360mWとなる。
すなわち、図1に示される回路においては、電源電圧が約1.33倍(12V→16V)に上昇しただけで、パワーロスは一挙に9倍(40mW→360mW)に増大してしまう。
【0008】
かかるパワーロスの増大は、電源電圧の使用効率を低下させて無用な発熱を生じさせ機器全体の機能低下を招くおそれがある。また、機器の安全対策上、電流制限抵抗Rの定格を電源電圧の最大変動値に合わせて設計する必要があり、発光素子駆動回路の小型化・低コスト化が困難となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明が解決しようとする課題には上述した問題が一例として挙げられる。また、本発明は、電源電圧が変動してもパワーロスの抑制が可能な発光素子駆動回路の提供を1つの目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、少なくとも1つの発光素子からなる発光ユニットを駆動する発光素子駆動回路であって、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成する電圧検知手段と、前記電圧検知信号に基づいて複数の前記発光ユニットの接続形態を定める接続制御信号を生成する接続制御手段と、前記接続制御信号に応じて前記発光ユニットの各々を直列乃至並列に接続して負荷回路網を形成し、該形成された負荷回路網を前記電源に接続する負荷回路網形成手段とを含むことを特徴とする。
【0011】
また、請求項8に記載の発明は、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた制御信号を生成する検知制御手段と、前記制御信号に応じてその開閉が制御されその一端が前記電源に接続された第1のスイッチ手段と、前記制御信号に応じてその開閉が制御されその一端がアースに接続された第2のスイッチ手段と、その端子電圧に応じて正逆電流路を択一的に形成する第3及び第4のスイッチ手段と、前記電源とアースとの間に前記第4のスイッチ手段を挟んで直列に接続された第1及び第2の発光ダイオード群とを含み、前記第1の発光ダイオード群の一端は前記電源に接続され、他の一端は前記第3のスイッチ手段を経て前記第2のスイッチ手段の他の一端に接続され、前記第2の発光ダイオード群の一端はアースに接続され、他の一端は前記第1のスイッチ手段に接続されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項9に記載の発明は、少なくとも1つの発光素子からなる発光ユニットを駆動する発光素子駆動方法であって、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成する第1のステップと、前記電圧検知信号に基づいて複数の前記発光ユニットの接続形態を定める接続制御信号を生成する第2のステップと、前記接続制御信号に応じて前記発光ユニットの各々を直列乃至並列に接続して負荷回路網を形成して該形成された負荷回路網を前記電源に接続する第3のステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態による発光素子駆動回路の第1の実施例を図2に示す。
同図において、電源回路10は、例えば、自動車のエンジンに付随した発電機からの電力供給を受け、これを整流して各種の車載電子機器への直流電源として供給する電源回路である。
【0014】
電圧検知回路20は、例えば、基準電圧発生器やコンパレータ等の回路構成要素を含み、電源回路10からの出力電圧の値に応じた電圧検知信号を生成する回路である。
接続制御回路30は、例えば、マイクロコンピュータや、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などのメモリ回路、及びそれらの周辺回路から構成された制御回路である。接続制御回路30は、上記の電圧検知信号に基づいて、後述する発光ユニット50の直並列接続を指令する接続制御信号を生成する回路である。
【0015】
負荷回路網形成回路40は、上記の接続制御回路30からの接続制御信号に基づいて、実際に発光ユニット50の直並列接続処理を実行する回路である。図2に示される如く、負荷回路網形成回路40は、複数のスイッチ素子41を内蔵しており、これらのスイッチ素子によって発光ユニット50の直並列接続処理が行われて所定の構成による負荷回路網が形成される。なお、スイッチ素子41は、例えば、バイポーラ・トランジスタによって構成しても良いし、或いは、PMOSやNMOSなどのFET・トランジスタを用いて構成しても良い。
【0016】
発光ユニット50は、例えば、発光ダイオードや白熱電球などの定電圧特性を有する発光素子から構成された回路部材である。なお、発光ユニット50は、必ずしも1つの発光素子のみで構成される必要はなく、例えば、複数の発光ダイオードを直列又は並列に接続し、或いは直並列組み合わせて接続して1つの発光ユニットを構成するようにしても良い。
【0017】
電流制限抵抗60は、負荷回路網形成回路40によって生成された負荷回路網に流れる電流を所定の値に制限するための抵抗素子である。因みに、発光ユニット50を直列或いは並列に接続して成る負荷回路網の端子電圧と電源電圧との電位差が電流制限抵抗60に加わり、これによってパワーロスが発生することになる。
【0018】
なお、本実施例は、本発明の実施の形態による一つの事例を表したものに過ぎず、例えば、実施例中の発光ユニット50の数や、負荷回路網形成回路40に含まれるスイッチ素子41の数などの諸要件は、図2に示される構成に限定されるものではない。
次に、図2に示される回路の動作を説明する。
【0019】
図2において電圧検知回路20は、電源回路10からの出力電圧を常に検知して、該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成してこれを接続制御回路30に供給する。かかる電圧検知信号は、例えば検知電圧に比例したアナログ信号でも良いし、これをアナログ/デジタル変換したデジタル信号でも良い。或いは、検知電圧の値が、予め設定されている所定の基準電圧を超えたか否かを示す単なるオン/オフ信号でも良い。
【0020】
接続制御回路30は、電圧検知回路20からの電圧検知信号に応じて、各々の発光ユニット50を直列或いは並列に組み合わせて接続する際の接続制御信号を生成する。接続制御信号を生成する過程は、例えば、接続制御回路30に内蔵されるメモリ回路(図示せず)に予め記憶されたプログラムに従って実行されるようにしても良い。そして、負荷回路網形成回路40に設けられた各スイッチ素子41は、接続制御回路30から供給される接続制御信号に応じて発光ユニット50の接続切換処理を実行する。
【0021】
いま、電源回路の出力電圧が比較的低電圧のV1であると仮定する。このとき、かかる出力電圧に対応した接続制御信号が接続制御回路30から負荷回路網形成回路40に供給され、各々のスイッチ素子41はそのP(並列)端子側に切り換えられる。これによって、図3Aに示す如く、3つの発光ユニット50が全て並列に接続された負荷回路網が形成され、当該負荷回路網が電源回路10と電流制限抵抗60との間に接続される。
【0022】
ここで、発光ユニット50の定電圧駆動時における電圧降下の値をVdrop、電流制限抵抗60の抵抗値をRとすると、図3Aに示される並列負荷回路網の端子電圧はVdropとなり、この負荷回路網に流れる電流I1は、
I1=(V1−Vdrop)/R
となる。そして、このときのパワーロスW1は、
W1=R×I12=(V1−Vdrop)2/R …(4式)
となる。
【0023】
その後、電源回路の出力電圧がV2に上昇したと仮定する。電圧検知回路20は、かかる変化に応じた電圧検知信号を接続制御回路30に通知し、接続制御回路30は、これに呼応した新たな接続制御信号を負荷回路網形成回路40に供給する。この接続制御信号によって、今度は、負荷回路網形成回路40の各スイッチ素子41がP(並列)端子側からS(直列)端子側に切り換えられる。これに伴い、図3Bに示す如く、3つの発光ユニット50が全て直列に接続された負荷回路網が形成され、かかる負荷回路網が電源回路10と電流制限抵抗60との間に接続される。因みに、この直列負荷回路網の端子電圧は、各発光ユニット50の定電圧特性より3Vdropとなり、このときのパワーロスW2は、
W2=(V2−Vdrop×3)2/R …(5式)
となる。
【0024】
従って、図3A、図3Bの各々に示された各負荷回路網の端子電圧と、それぞれの回路における電源電圧との電位差を予め定めた一定の範囲内に収まるようにすれば、以上の(4式)、(5式)からも明らかな如く、各々の回路におけるパワーロスW1とW2は、ほぼ等しくなる。
すなわち、本実施例では、その時々の電源電圧の値に応じて、電源の負荷となる発光ユニットの直列或いは並列の接続を切り換えて、それぞれ端子電圧の異なる負荷回路網を構成する。そして、かかる端子電圧と電源電圧との電位差を所定の範囲内に抑えることによって、電源電圧が変化した場合でも回路におけるパワーロスの増大を抑えることが可能となる。
【0025】
図2に示す実施例では、発光ユニットの接続の切換を単に、並列接続と直列接続の2種類のみとしたが、本発明の実施の形態はかかる事例に限定されるものではない。
例えば、電圧検知回路20において電源電圧の変化に対して2以上の閾値を設け、図4に示す如く、負荷回路網形成回路40における負荷回路網の構成を2以上の段階に亘って切り換えるようにしても良い。
【0026】
図4に示される事例において、先ず、電源電圧が比較的に低電圧であるV1のとき、図4Aに示す如く、6つの発光ユニットを全て並列接続とした負荷回路網を形成する。因みに、発光ユニットの定電圧駆動時における電圧降下の値を、図3の実施例の場合と同様にVdropとすると、図4Aに示される負荷回路網の端子電圧はVdropとなる。
【0027】
次に、電源電圧が上昇して閾値V2に達すると、図4Bに示す如く、2つの発光ユニットを直列にした回路枝を3つ並列にして、端子電圧が2Vdropとなる負荷回路網を形成する。
さらに、電源電圧が上昇して閾値V3に達すると、図4Cに示す如く、3つの発光ユニットを直列にした回路枝を2つ並列にして、端子電圧が3Vdropである負荷回路網を形成する。
【0028】
以上の処理において、図4Aから図4Cの各段階における電源電圧と負荷回路網の端子電圧との電位差、即ち、(V1−Vdrop)、(V2−2Vdrop)、(V3−3Vdrop)の各値を予め定めた一定の範囲内に収めることにより、回路におけるパワーロスの増大が防止できる。
次に、本発明の実施の形態による発光素子駆動回路の第2の実施例を図5に示す。
【0029】
まず、同回路の構成を以下に説明する。図5において、ツェナーダイオードZD1、ダイオードD1〜D2、抵抗R1〜R3、トランジスタQ1から成る回路構成部Aが電圧検知回路及び接続制御回路を構成する。
回路構成部Aにおいて、ツェナーダイオードZD1、抵抗R1、及び抵抗R2から成る直列枝が電源とアースとの間に接続されており、抵抗R1と抵抗R2との中点がトランジスタQ1のベースに接続されている。また、トランジスタQ1のコレクタは抵抗R3を介して電源に接続され、そのエミッタはアースに接続されており、コレクタ・エミッタ間には、ダイオードD1、D2の直列枝が接続されている。
【0030】
一方、図5の中央部に示される発光ダイオードLD1〜LD4、ダイオードD3〜D4、抵抗R4〜R8、及びトランジスタQ2〜Q4から成る回路構成部Bが、負荷回路網形成回路、発光ユニット、及び電流制限抵抗を構成している。
回路構成部Bにおいて、発光ダイオードLD1とLD2が直列枝を形成し、LD1のアノードとトランジスタQ3のエミッタが電源に接続されており、LD2のカソードはダイオードD3、D4の各アノードに接続されている。ダイオードD4のカソードは、抵抗R8を介して発光ダイオードLD3、LD4の直列枝のLD3のアノードに接続され、LD4のカソードはトランジスタQ4のコレクタに接続されている。また、ダイオードD3のカソードは、抵抗R6を介してトランジスタQ3のベースと、トランジスタQ2のコレクタにそれぞれ接続されている。なお、トランジスタQ3のコレクタは、抵抗R7を介して発光ダイオードLD3のアノードに接続されている。
【0031】
一方、トランジスタQ2のエミッタは抵抗R5を介してアースに接続されており、Q2のベースは抵抗R4を介して、前述の回路構成部AにおけるトランジスタQ1のコレクタに接続されている。また、トランジスタQ4のエミッタはアースに接続されている。なお、トランジスタQ4は、図5の回路における発光素子全体の点灯/消灯制御を担うスイッチ素子であり、図示しないオン/オフ制御回路から供給される制御信号に応じて、そのオン/オフ動作が制御される。
【0032】
因みに、図5に示される回路において、発光ダイオードLD1とLD2の直列枝が第1の発光ユニットを構成し、発光ダイオードLD3とLD4の直列枝が第2の発光ユニットを構成している。
なお、これらの発光ユニットを含む回路構成部Bは、実際の使用環境や設計条件に応じて複数段に亘り設置し得ることは言うまでもない。
【0033】
次に、図5に示される回路の動作を説明する。
先ず、図5の回路では、回路構成部AにおけるツェナーダイオードZD1、抵抗R1、及び抵抗R2から成る直列枝が電源の電圧検出を行う。即ち電源電圧とツェナー電圧との電位差を、抵抗R1と抵抗R2で分割した電圧がトランジスタQ1のベースに印加される。トランジスタQ1のベース電位が所定の電圧以下であれば、トランジスタQ1は、オフの状態を維持しており、そのコレクタ電位は、ダイオードD1とD2の直列枝の順方向バイアス電圧となっている。そして、トランジスタQ1のコレクタ出力が、いわゆる接続制御信号に相当するものとなり、かかる接続制御信号は回路構成部Aから回路構成部Bに伝達される。
【0034】
回路構成部Bにおいて、トランジスタQ1のコレクタ出力は、抵抗R4を介してトランジスタQ2のベースに印加される。それ故、トランジスタQ1のコレクタ電位がダイオードD1とD2の直列枝の順方向バイアス電圧となっているときトランジスタQ2はオンとなる。これに伴い、(発光ダイオードLD1とLD2の直列枝)→(ダイオードD3)→(トランジスタQ2)→(抵抗R5)を介して駆動電流が流れて、発光ダイオードLD1とLD2から成る第1の発光ユニットが点灯する。
【0035】
また、トランジスタQ2のコレクタは、抵抗R6を介してトランジスタQ3のベースにも接続されているので、トランジスタQ2のオンと同時にトランジスタQ3もオンとなる。これによって、(トランジスタQ3)→(抵抗R7)→(発光ダイオードLD3とLD4の直列枝)を介して駆動電流が流れて、発光ダイオードLD3とLD4から成る第2の発光ユニットが点灯する。なお、以上の動作状態において、図5の回路における発光素子全体の点灯/消灯制御を司るトランジスタQ4がオンになっていることを前提条件とする。
【0036】
以上の状態において、第1の発光ユニット及び第2の発光ユニットの双方共に駆動されるが、ダイオードD4がオフとなっているので、2つの発光ユニットが直列に接続されることはない。
すなわち、回路構成部Aにおいて検出された電源電圧の値が、所定の電圧以下の場合は、第1の発光ユニットと第2の発光ユニットは、電源に対して各々並列に接続されることになる。
【0037】
その後、電源電圧が上昇して、回路構成部AにおけるトランジスタQ1のベース電位が上昇しトランジスタQ1がオンになると、そのコレクタ電位は、ほぼ0Vに近いコレクタ・エミッタ間飽和電圧まで低下する。そして、トランジスタQ1のコレクタ出力は、接続制御信号として回路構成部Aから回路構成部Bに伝達され、回路構成部BのトランジスタQ2及びトランジスタQ3がオフとなる。
【0038】
これによって、回路構成部Bでは、電源に対する第1の発光ユニットと第2の発光ユニットの並列接続が解除され、今度は、電源とアースとの間に両発光ユニットが直列に接続される。つまり、電源から、(発光ダイオードLD1とLD2の直列枝)→(ダイオードD4)→(抵抗R8)→(発光ダイオードLD3とLD4の直列枝)を介して駆動電流が流れて、発光ダイオードLD1〜LD4が点灯する。
【0039】
以上説明した如く、本実施例においては、電源電圧が所定の値以下であれば、2つの発光ユニットが電源に並列に接続される。そして、電源電圧が所定の値を超えた場合は、今度は2つの発光ユニットが電源に直列に接続されることになる。かかる動作によって、電源電圧上昇時における電源電圧と負荷端子電圧との電位差を減少させ、回路におけるパワーロスの増大を防止することができる。
【0040】
なお、本実施例では、各々の発光ユニットを駆動するトランジスタ回路は、単にオン/オフ機能のみとしたが、電源電圧変動による発光のちらつきを防止すべく、例えば、駆動回路に定電流供給回路を付設する構成としても良い。
また、図5の回路で使用される発光素子は、発光ダイオードに限定されるものではなく、例えば、白熱電球のように発光ダイオードと同様に動作状態において定電圧特性を有するものであればよい。
【0041】
以上詳述した如く、本発明の実施の形態は、少なくとも1つの発光素子からなる発光ユニットを駆動する発光素子駆動回路であって、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成する電圧検知手段と、前記電圧検知信号に基づいて複数の前記発光ユニットの接続形態を定める接続制御信号を生成する接続制御手段と、前記接続制御信号に応じて前記発光ユニットの各々を直列乃至並列に接続して負荷回路網を形成し、該形成された負荷回路網を前記電源に接続する負荷回路網形成手段とを含むことを特徴とする。
【0042】
また、他の実施の形態は、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた制御信号を生成する検知制御手段と、前記制御信号に応じてその開閉が制御されその一端が前記電源に接続された第1のスイッチ手段と、前記制御信号に応じてその開閉が制御されその一端がアースに接続された第2のスイッチ手段と、その端子電圧に応じて正逆電流路を択一的に形成する第3及び第4のスイッチ手段と、前記電源とアースとの間に前記第4のスイッチ手段を挟んで直列に接続された第1及び第2の発光ダイオード群とを含み、前記第1の発光ダイオード群の一端は前記電源に接続され、他の一端は前記第3のスイッチ手段を経て前記第2のスイッチ手段の他の一端に接続され、前記第2の発光ダイオード群の一端はアースに接続され、他の一端は前記第1のスイッチ手段に接続されていることを特徴とする。
【0043】
更に、他の実施の形態は、少なくとも1つの発光素子からなる発光ユニットを駆動する発光素子駆動方法であって、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成する第1のステップと、前記電圧検知信号に基づいて複数の前記発光ユニットの接続形態を定める接続制御信号を生成する第2のステップと、前記接続制御信号に応じて前記発光ユニットの各々を直列乃至並列に接続して負荷回路網を形成して該形成された負荷回路網を前記電源に接続する第3のステップとを含むことを特徴とする。
【0044】
そして、これらの実施の形態によれば、電源電圧が変動した場合であっても、発光素子駆動回路におけるパワーロスの増大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来の発光素子駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態による発光素子駆動回路の第1の実施例を示すブロック図である。
【図3】図3は、図2の回路における発光ユニットの接続切換の様子を示した説明図である。
【図4】図4は、他の事例における発光ユニットの接続切換の様子を示した説明図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態による発光素子駆動回路の第2の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 電源回路
20 電圧検知回路
30 接続制御回路
40 負荷回路網形成回路
41 スイッチ素子
50 発光ユニット
60 電流制限抵抗
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光素子の駆動回路等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カー・オーディオ装置やナビゲーション装置などの移動体搭載用電子機器において、機器の動作状態や動作指示の表示素子として発光ダイオードや電球等の発光素子が広く使用されている。これらの発光素子を負荷として駆動する発光素子駆動回路の一例を図1に示す。
【0003】
なお、同図に示される構成の発光素子駆動回路は、従来から、いわゆる当業者間において公然知られかつ公然実施されているものである。それ故、本明細書においては、かかる発光素子駆動回路を特定するための先行技術文献等の情報資料の開示を省略する。
図1において、4つの発光ダイオードLEDと電流制限抵抗Rの直列接続からなる負荷回路網が電源回路に直列に接続されており、この負荷回路網に電源電圧V0が印加され、これによって負荷回路網に負荷電流I0が流れる。
【0004】
発光ダイオードは、通常の発光動作状態において、順方向電流が変化してもその電圧降下がほぼ一定となるいわゆる定電圧特性を有している。それ故、発光ダイオードの動作時における電圧降下の値をVLEDとすると、図1に示される負荷電流I0は次式によって表すことができる。
I0=(V0−VLED×4)/R …(1式)
よって、このときの電流制限抵抗Rにおける消費電力W0は、
W0=R×I02=(V0−VLED×4)2/R …(2式)
と表すことができ、かかる消費電力W0が図1の回路におけるパワーロスとなる。
【0005】
ところで、自動車等の移動体に搭載された電気機器の電源は、そのエンジンによって駆動される発電機から供給されることが一般的である。それ故、自動車の速度、即ちエンジンの回転数の変化によって発電機からの供給電圧が大きく変動する場合がある。
いま、図1の回路において、電源回路の電圧がV0からV1に上昇したものと仮定する。これによって、負荷電流もI0からI1に変化して同回路におけるパワーロスも次式に示すW1に増大する。
【0006】
W1=R×I12=(V1−VLED×4)2/R …(3式)
いま、R=100Ω、VLED=2.5Vと仮定して、上記の電源電圧の上昇に伴うパワーロスの変化の様子を具体的に表せば以下のようになる。
先ず、電源電圧がV0=12Vのとき、負荷電流I0は、上記(1式)よりI0=20mAとなり、このときのパワーロスW0は上記(2式)より40mWとなる。
【0007】
次に、電源電圧がV1=16Vに増大したと仮定すると、上記(1式)より負荷電流はI1=60mAとなり、パワーロスW1は、上記(3式)よりW1=360mWとなる。
すなわち、図1に示される回路においては、電源電圧が約1.33倍(12V→16V)に上昇しただけで、パワーロスは一挙に9倍(40mW→360mW)に増大してしまう。
【0008】
かかるパワーロスの増大は、電源電圧の使用効率を低下させて無用な発熱を生じさせ機器全体の機能低下を招くおそれがある。また、機器の安全対策上、電流制限抵抗Rの定格を電源電圧の最大変動値に合わせて設計する必要があり、発光素子駆動回路の小型化・低コスト化が困難となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明が解決しようとする課題には上述した問題が一例として挙げられる。また、本発明は、電源電圧が変動してもパワーロスの抑制が可能な発光素子駆動回路の提供を1つの目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、少なくとも1つの発光素子からなる発光ユニットを駆動する発光素子駆動回路であって、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成する電圧検知手段と、前記電圧検知信号に基づいて複数の前記発光ユニットの接続形態を定める接続制御信号を生成する接続制御手段と、前記接続制御信号に応じて前記発光ユニットの各々を直列乃至並列に接続して負荷回路網を形成し、該形成された負荷回路網を前記電源に接続する負荷回路網形成手段とを含むことを特徴とする。
【0011】
また、請求項8に記載の発明は、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた制御信号を生成する検知制御手段と、前記制御信号に応じてその開閉が制御されその一端が前記電源に接続された第1のスイッチ手段と、前記制御信号に応じてその開閉が制御されその一端がアースに接続された第2のスイッチ手段と、その端子電圧に応じて正逆電流路を択一的に形成する第3及び第4のスイッチ手段と、前記電源とアースとの間に前記第4のスイッチ手段を挟んで直列に接続された第1及び第2の発光ダイオード群とを含み、前記第1の発光ダイオード群の一端は前記電源に接続され、他の一端は前記第3のスイッチ手段を経て前記第2のスイッチ手段の他の一端に接続され、前記第2の発光ダイオード群の一端はアースに接続され、他の一端は前記第1のスイッチ手段に接続されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項9に記載の発明は、少なくとも1つの発光素子からなる発光ユニットを駆動する発光素子駆動方法であって、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成する第1のステップと、前記電圧検知信号に基づいて複数の前記発光ユニットの接続形態を定める接続制御信号を生成する第2のステップと、前記接続制御信号に応じて前記発光ユニットの各々を直列乃至並列に接続して負荷回路網を形成して該形成された負荷回路網を前記電源に接続する第3のステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態による発光素子駆動回路の第1の実施例を図2に示す。
同図において、電源回路10は、例えば、自動車のエンジンに付随した発電機からの電力供給を受け、これを整流して各種の車載電子機器への直流電源として供給する電源回路である。
【0014】
電圧検知回路20は、例えば、基準電圧発生器やコンパレータ等の回路構成要素を含み、電源回路10からの出力電圧の値に応じた電圧検知信号を生成する回路である。
接続制御回路30は、例えば、マイクロコンピュータや、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などのメモリ回路、及びそれらの周辺回路から構成された制御回路である。接続制御回路30は、上記の電圧検知信号に基づいて、後述する発光ユニット50の直並列接続を指令する接続制御信号を生成する回路である。
【0015】
負荷回路網形成回路40は、上記の接続制御回路30からの接続制御信号に基づいて、実際に発光ユニット50の直並列接続処理を実行する回路である。図2に示される如く、負荷回路網形成回路40は、複数のスイッチ素子41を内蔵しており、これらのスイッチ素子によって発光ユニット50の直並列接続処理が行われて所定の構成による負荷回路網が形成される。なお、スイッチ素子41は、例えば、バイポーラ・トランジスタによって構成しても良いし、或いは、PMOSやNMOSなどのFET・トランジスタを用いて構成しても良い。
【0016】
発光ユニット50は、例えば、発光ダイオードや白熱電球などの定電圧特性を有する発光素子から構成された回路部材である。なお、発光ユニット50は、必ずしも1つの発光素子のみで構成される必要はなく、例えば、複数の発光ダイオードを直列又は並列に接続し、或いは直並列組み合わせて接続して1つの発光ユニットを構成するようにしても良い。
【0017】
電流制限抵抗60は、負荷回路網形成回路40によって生成された負荷回路網に流れる電流を所定の値に制限するための抵抗素子である。因みに、発光ユニット50を直列或いは並列に接続して成る負荷回路網の端子電圧と電源電圧との電位差が電流制限抵抗60に加わり、これによってパワーロスが発生することになる。
【0018】
なお、本実施例は、本発明の実施の形態による一つの事例を表したものに過ぎず、例えば、実施例中の発光ユニット50の数や、負荷回路網形成回路40に含まれるスイッチ素子41の数などの諸要件は、図2に示される構成に限定されるものではない。
次に、図2に示される回路の動作を説明する。
【0019】
図2において電圧検知回路20は、電源回路10からの出力電圧を常に検知して、該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成してこれを接続制御回路30に供給する。かかる電圧検知信号は、例えば検知電圧に比例したアナログ信号でも良いし、これをアナログ/デジタル変換したデジタル信号でも良い。或いは、検知電圧の値が、予め設定されている所定の基準電圧を超えたか否かを示す単なるオン/オフ信号でも良い。
【0020】
接続制御回路30は、電圧検知回路20からの電圧検知信号に応じて、各々の発光ユニット50を直列或いは並列に組み合わせて接続する際の接続制御信号を生成する。接続制御信号を生成する過程は、例えば、接続制御回路30に内蔵されるメモリ回路(図示せず)に予め記憶されたプログラムに従って実行されるようにしても良い。そして、負荷回路網形成回路40に設けられた各スイッチ素子41は、接続制御回路30から供給される接続制御信号に応じて発光ユニット50の接続切換処理を実行する。
【0021】
いま、電源回路の出力電圧が比較的低電圧のV1であると仮定する。このとき、かかる出力電圧に対応した接続制御信号が接続制御回路30から負荷回路網形成回路40に供給され、各々のスイッチ素子41はそのP(並列)端子側に切り換えられる。これによって、図3Aに示す如く、3つの発光ユニット50が全て並列に接続された負荷回路網が形成され、当該負荷回路網が電源回路10と電流制限抵抗60との間に接続される。
【0022】
ここで、発光ユニット50の定電圧駆動時における電圧降下の値をVdrop、電流制限抵抗60の抵抗値をRとすると、図3Aに示される並列負荷回路網の端子電圧はVdropとなり、この負荷回路網に流れる電流I1は、
I1=(V1−Vdrop)/R
となる。そして、このときのパワーロスW1は、
W1=R×I12=(V1−Vdrop)2/R …(4式)
となる。
【0023】
その後、電源回路の出力電圧がV2に上昇したと仮定する。電圧検知回路20は、かかる変化に応じた電圧検知信号を接続制御回路30に通知し、接続制御回路30は、これに呼応した新たな接続制御信号を負荷回路網形成回路40に供給する。この接続制御信号によって、今度は、負荷回路網形成回路40の各スイッチ素子41がP(並列)端子側からS(直列)端子側に切り換えられる。これに伴い、図3Bに示す如く、3つの発光ユニット50が全て直列に接続された負荷回路網が形成され、かかる負荷回路網が電源回路10と電流制限抵抗60との間に接続される。因みに、この直列負荷回路網の端子電圧は、各発光ユニット50の定電圧特性より3Vdropとなり、このときのパワーロスW2は、
W2=(V2−Vdrop×3)2/R …(5式)
となる。
【0024】
従って、図3A、図3Bの各々に示された各負荷回路網の端子電圧と、それぞれの回路における電源電圧との電位差を予め定めた一定の範囲内に収まるようにすれば、以上の(4式)、(5式)からも明らかな如く、各々の回路におけるパワーロスW1とW2は、ほぼ等しくなる。
すなわち、本実施例では、その時々の電源電圧の値に応じて、電源の負荷となる発光ユニットの直列或いは並列の接続を切り換えて、それぞれ端子電圧の異なる負荷回路網を構成する。そして、かかる端子電圧と電源電圧との電位差を所定の範囲内に抑えることによって、電源電圧が変化した場合でも回路におけるパワーロスの増大を抑えることが可能となる。
【0025】
図2に示す実施例では、発光ユニットの接続の切換を単に、並列接続と直列接続の2種類のみとしたが、本発明の実施の形態はかかる事例に限定されるものではない。
例えば、電圧検知回路20において電源電圧の変化に対して2以上の閾値を設け、図4に示す如く、負荷回路網形成回路40における負荷回路網の構成を2以上の段階に亘って切り換えるようにしても良い。
【0026】
図4に示される事例において、先ず、電源電圧が比較的に低電圧であるV1のとき、図4Aに示す如く、6つの発光ユニットを全て並列接続とした負荷回路網を形成する。因みに、発光ユニットの定電圧駆動時における電圧降下の値を、図3の実施例の場合と同様にVdropとすると、図4Aに示される負荷回路網の端子電圧はVdropとなる。
【0027】
次に、電源電圧が上昇して閾値V2に達すると、図4Bに示す如く、2つの発光ユニットを直列にした回路枝を3つ並列にして、端子電圧が2Vdropとなる負荷回路網を形成する。
さらに、電源電圧が上昇して閾値V3に達すると、図4Cに示す如く、3つの発光ユニットを直列にした回路枝を2つ並列にして、端子電圧が3Vdropである負荷回路網を形成する。
【0028】
以上の処理において、図4Aから図4Cの各段階における電源電圧と負荷回路網の端子電圧との電位差、即ち、(V1−Vdrop)、(V2−2Vdrop)、(V3−3Vdrop)の各値を予め定めた一定の範囲内に収めることにより、回路におけるパワーロスの増大が防止できる。
次に、本発明の実施の形態による発光素子駆動回路の第2の実施例を図5に示す。
【0029】
まず、同回路の構成を以下に説明する。図5において、ツェナーダイオードZD1、ダイオードD1〜D2、抵抗R1〜R3、トランジスタQ1から成る回路構成部Aが電圧検知回路及び接続制御回路を構成する。
回路構成部Aにおいて、ツェナーダイオードZD1、抵抗R1、及び抵抗R2から成る直列枝が電源とアースとの間に接続されており、抵抗R1と抵抗R2との中点がトランジスタQ1のベースに接続されている。また、トランジスタQ1のコレクタは抵抗R3を介して電源に接続され、そのエミッタはアースに接続されており、コレクタ・エミッタ間には、ダイオードD1、D2の直列枝が接続されている。
【0030】
一方、図5の中央部に示される発光ダイオードLD1〜LD4、ダイオードD3〜D4、抵抗R4〜R8、及びトランジスタQ2〜Q4から成る回路構成部Bが、負荷回路網形成回路、発光ユニット、及び電流制限抵抗を構成している。
回路構成部Bにおいて、発光ダイオードLD1とLD2が直列枝を形成し、LD1のアノードとトランジスタQ3のエミッタが電源に接続されており、LD2のカソードはダイオードD3、D4の各アノードに接続されている。ダイオードD4のカソードは、抵抗R8を介して発光ダイオードLD3、LD4の直列枝のLD3のアノードに接続され、LD4のカソードはトランジスタQ4のコレクタに接続されている。また、ダイオードD3のカソードは、抵抗R6を介してトランジスタQ3のベースと、トランジスタQ2のコレクタにそれぞれ接続されている。なお、トランジスタQ3のコレクタは、抵抗R7を介して発光ダイオードLD3のアノードに接続されている。
【0031】
一方、トランジスタQ2のエミッタは抵抗R5を介してアースに接続されており、Q2のベースは抵抗R4を介して、前述の回路構成部AにおけるトランジスタQ1のコレクタに接続されている。また、トランジスタQ4のエミッタはアースに接続されている。なお、トランジスタQ4は、図5の回路における発光素子全体の点灯/消灯制御を担うスイッチ素子であり、図示しないオン/オフ制御回路から供給される制御信号に応じて、そのオン/オフ動作が制御される。
【0032】
因みに、図5に示される回路において、発光ダイオードLD1とLD2の直列枝が第1の発光ユニットを構成し、発光ダイオードLD3とLD4の直列枝が第2の発光ユニットを構成している。
なお、これらの発光ユニットを含む回路構成部Bは、実際の使用環境や設計条件に応じて複数段に亘り設置し得ることは言うまでもない。
【0033】
次に、図5に示される回路の動作を説明する。
先ず、図5の回路では、回路構成部AにおけるツェナーダイオードZD1、抵抗R1、及び抵抗R2から成る直列枝が電源の電圧検出を行う。即ち電源電圧とツェナー電圧との電位差を、抵抗R1と抵抗R2で分割した電圧がトランジスタQ1のベースに印加される。トランジスタQ1のベース電位が所定の電圧以下であれば、トランジスタQ1は、オフの状態を維持しており、そのコレクタ電位は、ダイオードD1とD2の直列枝の順方向バイアス電圧となっている。そして、トランジスタQ1のコレクタ出力が、いわゆる接続制御信号に相当するものとなり、かかる接続制御信号は回路構成部Aから回路構成部Bに伝達される。
【0034】
回路構成部Bにおいて、トランジスタQ1のコレクタ出力は、抵抗R4を介してトランジスタQ2のベースに印加される。それ故、トランジスタQ1のコレクタ電位がダイオードD1とD2の直列枝の順方向バイアス電圧となっているときトランジスタQ2はオンとなる。これに伴い、(発光ダイオードLD1とLD2の直列枝)→(ダイオードD3)→(トランジスタQ2)→(抵抗R5)を介して駆動電流が流れて、発光ダイオードLD1とLD2から成る第1の発光ユニットが点灯する。
【0035】
また、トランジスタQ2のコレクタは、抵抗R6を介してトランジスタQ3のベースにも接続されているので、トランジスタQ2のオンと同時にトランジスタQ3もオンとなる。これによって、(トランジスタQ3)→(抵抗R7)→(発光ダイオードLD3とLD4の直列枝)を介して駆動電流が流れて、発光ダイオードLD3とLD4から成る第2の発光ユニットが点灯する。なお、以上の動作状態において、図5の回路における発光素子全体の点灯/消灯制御を司るトランジスタQ4がオンになっていることを前提条件とする。
【0036】
以上の状態において、第1の発光ユニット及び第2の発光ユニットの双方共に駆動されるが、ダイオードD4がオフとなっているので、2つの発光ユニットが直列に接続されることはない。
すなわち、回路構成部Aにおいて検出された電源電圧の値が、所定の電圧以下の場合は、第1の発光ユニットと第2の発光ユニットは、電源に対して各々並列に接続されることになる。
【0037】
その後、電源電圧が上昇して、回路構成部AにおけるトランジスタQ1のベース電位が上昇しトランジスタQ1がオンになると、そのコレクタ電位は、ほぼ0Vに近いコレクタ・エミッタ間飽和電圧まで低下する。そして、トランジスタQ1のコレクタ出力は、接続制御信号として回路構成部Aから回路構成部Bに伝達され、回路構成部BのトランジスタQ2及びトランジスタQ3がオフとなる。
【0038】
これによって、回路構成部Bでは、電源に対する第1の発光ユニットと第2の発光ユニットの並列接続が解除され、今度は、電源とアースとの間に両発光ユニットが直列に接続される。つまり、電源から、(発光ダイオードLD1とLD2の直列枝)→(ダイオードD4)→(抵抗R8)→(発光ダイオードLD3とLD4の直列枝)を介して駆動電流が流れて、発光ダイオードLD1〜LD4が点灯する。
【0039】
以上説明した如く、本実施例においては、電源電圧が所定の値以下であれば、2つの発光ユニットが電源に並列に接続される。そして、電源電圧が所定の値を超えた場合は、今度は2つの発光ユニットが電源に直列に接続されることになる。かかる動作によって、電源電圧上昇時における電源電圧と負荷端子電圧との電位差を減少させ、回路におけるパワーロスの増大を防止することができる。
【0040】
なお、本実施例では、各々の発光ユニットを駆動するトランジスタ回路は、単にオン/オフ機能のみとしたが、電源電圧変動による発光のちらつきを防止すべく、例えば、駆動回路に定電流供給回路を付設する構成としても良い。
また、図5の回路で使用される発光素子は、発光ダイオードに限定されるものではなく、例えば、白熱電球のように発光ダイオードと同様に動作状態において定電圧特性を有するものであればよい。
【0041】
以上詳述した如く、本発明の実施の形態は、少なくとも1つの発光素子からなる発光ユニットを駆動する発光素子駆動回路であって、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成する電圧検知手段と、前記電圧検知信号に基づいて複数の前記発光ユニットの接続形態を定める接続制御信号を生成する接続制御手段と、前記接続制御信号に応じて前記発光ユニットの各々を直列乃至並列に接続して負荷回路網を形成し、該形成された負荷回路網を前記電源に接続する負荷回路網形成手段とを含むことを特徴とする。
【0042】
また、他の実施の形態は、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた制御信号を生成する検知制御手段と、前記制御信号に応じてその開閉が制御されその一端が前記電源に接続された第1のスイッチ手段と、前記制御信号に応じてその開閉が制御されその一端がアースに接続された第2のスイッチ手段と、その端子電圧に応じて正逆電流路を択一的に形成する第3及び第4のスイッチ手段と、前記電源とアースとの間に前記第4のスイッチ手段を挟んで直列に接続された第1及び第2の発光ダイオード群とを含み、前記第1の発光ダイオード群の一端は前記電源に接続され、他の一端は前記第3のスイッチ手段を経て前記第2のスイッチ手段の他の一端に接続され、前記第2の発光ダイオード群の一端はアースに接続され、他の一端は前記第1のスイッチ手段に接続されていることを特徴とする。
【0043】
更に、他の実施の形態は、少なくとも1つの発光素子からなる発光ユニットを駆動する発光素子駆動方法であって、電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成する第1のステップと、前記電圧検知信号に基づいて複数の前記発光ユニットの接続形態を定める接続制御信号を生成する第2のステップと、前記接続制御信号に応じて前記発光ユニットの各々を直列乃至並列に接続して負荷回路網を形成して該形成された負荷回路網を前記電源に接続する第3のステップとを含むことを特徴とする。
【0044】
そして、これらの実施の形態によれば、電源電圧が変動した場合であっても、発光素子駆動回路におけるパワーロスの増大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来の発光素子駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態による発光素子駆動回路の第1の実施例を示すブロック図である。
【図3】図3は、図2の回路における発光ユニットの接続切換の様子を示した説明図である。
【図4】図4は、他の事例における発光ユニットの接続切換の様子を示した説明図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態による発光素子駆動回路の第2の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 電源回路
20 電圧検知回路
30 接続制御回路
40 負荷回路網形成回路
41 スイッチ素子
50 発光ユニット
60 電流制限抵抗
Claims (8)
- 少なくとも1つの発光素子からなる発光ユニットを駆動する発光素子駆動回路であって、
電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成する電圧検知手段と、
前記電圧検知信号に基づいて複数の前記発光ユニットの接続形態を定める接続制御信号を生成する接続制御手段と、
前記接続制御信号に応じて前記発光ユニットの各々を直列乃至並列に接続して負荷回路網を形成し、該形成された負荷回路網を前記電源に接続する負荷回路網形成手段と、を含むことを特徴とする発光素子駆動回路。 - 前記接続制御手段は、前記負荷回路網の端子電圧と前記電源電圧との電位差が所定の範囲内となるように前記接続制御信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の発光素子駆動回路。
- 前記発光ユニットは、直列に接続された2つ以上の発光素子から成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光素子駆動回路。
- 前記発光ユニットは、並列に接続された2つ以上の発光素子から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の発光素子駆動回路。
- 前記発光素子は、定電圧特性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の発光素子駆動回路。
- 前記発光素子は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の発光素子駆動回路。
- 電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた制御信号を生成する検知制御手段と、
前記制御信号に応じてその開閉が制御されその一端が前記電源に接続された第1のスイッチ手段と、
前記制御信号に応じてその開閉が制御されその一端がアースに接続された第2のスイッチ手段と、
その端子電圧に応じて正逆電流路を択一的に形成する第3及び第4のスイッチ手段と、
前記電源とアースとの間に前記第4のスイッチ手段を挟んで直列に接続された第1及び第2の発光ダイオード群とを含み、
前記第1の発光ダイオード群の一端は前記電源に接続され、他の一端は前記第3のスイッチ手段を経て前記第2のスイッチ手段の他の一端に接続され、
前記第2の発光ダイオード群の一端はアースに接続され、他の一端は前記第1のスイッチ手段に接続されていることを特徴とする発光ダイオード群駆動回路。 - 少なくとも1つの発光素子からなる発光ユニットを駆動する発光素子駆動方法であって、
電源の電圧を検知して該検知電圧に応じた電圧検知信号を生成する第1のステップと、
前記電圧検知信号に基づいて複数の前記発光ユニットの接続形態を定める接続制御信号を生成する第2のステップと、
前記接続制御信号に応じて前記発光ユニットの各々を直列乃至並列に接続して負荷回路網を形成して該形成された負荷回路網を前記電源に接続する第3のステップと、を含むことを特徴とする発光素子駆動方法。
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