JP5301976B2 - 車両用灯具の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具の制御装置に関し、半導体発光素子で構成された半導体光源の点灯を制御する車両用灯具の制御装置に関する。
従来、車両用灯具として、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を半導体光源として用いたものが知られており、この種の車両用灯具には、ディレーティングを考慮してLEDの点灯を制御する制御装置が実装されているものがある。このディレーティングとしては温度ディレーティング、バッテリ電圧ディレーティング(+Bディレーティング)等が知られている。
温度ディレーティングを考慮した制御装置は、例えば、電力供給部からLEDに供給される出力を制御する電流制御部と、灯室の温度情報に基づいて前記出力の大きさを所定の大きさに設定するためのディレーティング信号を送出するディレーティング制御部とを有して構成されている(例えば、特許文献1参照)。尚、電力供給部には正極出力を供給するものと負極出力を供給するものがあり、負極出力を供給する代表的なものとして反転型電力供給部(反転型コンバータ)が知られている。
以下に、電力供給部として反転型コンバータを用いた制御装置の例について図6及び図7を参照して具体的に説明する。
制御装置100は、図6に示すように、反転型コンバータ102と、電流検出部103と、反転型コンバータ102の負極出力を制御する電流制御部104と、ディレーティング信号(ディレーティング電流)Iを生成するディレーティング信号生成部105と、電流制御部104にディレーティング制御信号(出力電圧情報V)を送出するディレーティング制御部106と、正電圧生成回路107と、負電圧生成回路108とを備えて構成されている。
電流検出部103は、シャント抵抗RSH、NPNトランジスタ111、112を備えて構成されている。NPNトランジスタ111のエミッタ及びコレクタにはそれぞれ抵抗R20及び抵抗R21が接続され、NPNトランジスタ112のコレクタには抵抗R22が接続されている。電流検出部103の出力側における光源駆動電流検出信号である光源駆動電圧は(−V)である。尚、出力電圧(−V)と出力電圧情報Vの大きさは同じであるが極性は逆である。
電流制御部104は、比較器114及びPWMコンパレータ115を備えて構成されている。比較器114の負入力は反転増幅器113の出力に接続され、正入力は基準電圧電源116に接続されている。PWMコンパレータ115の出力は反転型コンバータ102のPMOSトランジスタ110のゲートに接続されている。
ディレーティング信号生成部105は、オペアンプ117、灯室内の温度を検出して温度変化に応じた検出電圧(−V)を発生させるサーミスタ(温度センサ)118、ツェナーダイオードZD10、ダイオードD11、抵抗R25、R26を備えて構成されている。オペアンプ117の正入力は、サーミスタ118、ツェナーダイオードZD10のアノードに接続され、負入力は抵抗R25を介して電流検出部103の出力側に接続され、出力はダイオードD11のカソードに接続されている。ダイオードD11のアノードは抵抗R25を介して電流検出部103の出力側に接続されている。
ディレーティング制御部106は、反転増幅器113、抵抗R23、R24を備えて構成されている。反転増幅器113の負入力は抵抗R24の一端に接続され、出力は抵抗R24の他端に接続されている。
以下に、制御装置100における温度ディレーティングについて説明する。
灯室の温度が上昇すると、温度の上昇に従ってサーミスタ118内の抵抗値が減少する。サーミスタ118内の抵抗値が減少すると、検出電圧(−V)が減少する。
サーミスタ118を動作させるのに必要なセンシング電圧として負電圧生成回路108で生成される負電圧(−Vcc)が用いられているので、サーミスタ118の検出電圧(−V)の極性は負極となっている。
図7はサーミスタの温度(℃)に対するLED駆動電流I、検出電圧(−V)の絶対値|V|及びディレーティング電流Iの変化を示した図である。尚、図7の温度特性の説明については、検出電圧(−V)の絶対値|V|及び電流検出回路103の出力電圧(−V)の絶対値|V|を用いて説明する。図7のA領域に示すように、検出電圧(−V)の減少は検出電圧Vの増加と同じこととなる。また、出力電圧情報Vはサーミスタの温度に拘わらず常に一定である。
灯室の温度が上昇して検出電圧Vが電流検出回路103の出力電圧V以上になるまではオペアンプ117によるディレーティング電流Iの吸い込み動作が開始されない(図7のA領域)。灯室の温度が上昇して検出電圧Vが電流検出回路103の出力電圧Vより大きくなると、オペアンプ117によるディレーティング電流Iの吸い込み動作が開始されディレーティング電流Iがオペアンプ117に向って流れ始める。従って、LED駆動電流Iが減少し温度ディレーティングが開始される(図7のB領域)。
さらに温度が上昇し検出電圧VがツェナーダイオードZD10のオン電圧と等しくなると、検出電圧VはツェナーダイオードZD10のオン電圧でクランプ(固定)される。従って、ディレーティング電流Iが一定となり、LED駆動電流Iも一定となる(図7のC領域)。
特開2004−276738号公報
上記した従来技術においては、ディレーティングを行う場合にオペアンプの正入力に入力される検出電圧Vを負電圧にする必要があるため、オペアンプ117の電源電圧及びサーミスタ118のセンシング電圧として負電圧が必要となる。
従って、反転型コンバータ102を用いてディレーティングを考慮したLEDの点灯制御を行うためには、負電圧を生成する負電圧生成回路108が必要となりコストの上昇を来たしてしまう。
そこで、本発明は、コストの上昇を来たすことなくディレーティングを行うことを課題とする。
本発明の一態様による車両用灯具の制御装置は、電流制御部からのオンオフ信号を受けて負極出力を半導体光源に供給する反転型電力供給部と、前記半導体光源に流れる光源駆動電流を検出し、負の電圧値である電流検出信号を出力する電流検出部と、ディレーティング信号を送出するディレーティング信号生成部と、反転増幅器を含み、前記反転増幅器の非反転入力とグランドの間に抵抗が接続され、前記電流検出信号が前記反転増幅器の反転入力に入力され、出力電圧情報を前記電流制御部に送出するディレーティング制御部と、を有し、前記ディレーティング信号はディレーティング電流であり、前記非反転入力と前記抵抗との接続点に前記ディレーティング電流が吐き出されて前記非反転入力に正の電圧値であるディレーティング電圧が印加されるものである。
従って、ディレーティング信号のディレーティング電圧の増加に従って半導体光源に流れる光源駆動電流が減少する。
本発明車両用灯具の制御装置は、電流制御部からのオンオフ信号を受けて負極出力を半導体光源に供給する反転型電力供給部と、前記半導体光源に流れる光源駆動電流を検出し、負の電圧値である電流検出信号を出力する電流検出部と、ディレーティング信号を送出するディレーティング信号生成部と、反転増幅器を含み、前記反転増幅器の非反転入力とグランドの間に抵抗が接続され、前記電流検出信号が前記反転増幅器の反転入力に入力され、出力電圧情報を前記電流制御部に送出するディレーティング制御部と、を有し、前記ディレーティング信号はディレーティング電流であり、前記非反転入力と前記抵抗との接続点に前記ディレーティング電流が吐き出されて前記非反転入力に正の電圧値であるディレーティング電圧が印加されることを特徴とする。
従って、負電圧を生成する負電圧生成回路を必要としないので製造コストの上昇を来たすことなくディレーティングを行うことができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記ディレーティング信号生成部に灯具内の温度を検出する温度センサを設け、 前記ディレーティング電流の吐き出しに伴う前記ディレーティング電圧の値を前記温度センサで検出された灯具内の温度上昇に比例して増大させることで、前記光源駆動電流を減少させるようにしたので、灯室の温度が上昇するに従ってLED駆動電流を減少させる温度ディレーティングを行うことができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記ディレーティング信号生成部にバッテリ電圧を検出する機能を設け、前記ディレーティング電流の吐き出しに伴う前記ディレーティング電圧の値をバッテリ電圧の減少に従って増大させるようにしたので、バッテリ電圧が減少するに従って光源駆動電流を減少させるバッテリディレーティング(+Bディレーティング)を行うことができる。
請求項4に記載した発明にあっては、前記ディレーティング信号生成部が前記光源駆動電流の下限値を設定するディレーティング電圧値制限部を有するので、ディレーティング電圧がディレーティング電圧値制限部のオン電圧でクランプ(固定)される。従って、ディレーティング電圧が一定となるため光源駆動電流を設定することができる。
以下に、本発明の第1の実施の形態に係る車両用灯具の制御装置について説明する。本第1の実施の形態に係る制御装置1は、温度ディレーティングを考慮してLEDの点灯を制御する装置である。
制御装置1は、図1に示すように、反転型電力供給部としての反転型コンバータ2と、電流検出部3と、電流制御部4と、ディレーティング信号生成部5と、ディレーティング制御部6と、正電圧生成回路7とを備えて構成されている。
反転型コンバータ2は、PMOSトランジスタ10、コンデンサC1、C2、コイルL1、ダイオードD1を備えて構成され、電流制御部4からのオンオフ信号を受けて負極出力を半導体光源としてのLED21−1〜21−n(nは1以上の整数)に供給する。
電流検出部3は、シャント抵抗RSH、NPNトランジスタ11、12を備えて構成され、LED21−1〜21−nに流れる光源駆動電流(LED駆動電流I)を検出する。NPNトランジスタ11のエミッタ及びコレクタにはそれぞれ抵抗R1及び抵抗R2が接続され、NPNトランジスタ12のコレクタには抵抗R3が接続されている。電流検出部3の出力側における出力電圧(光源駆動電圧)は(−V+Vr)であり、Vrはディレーティング制御部6の反転増幅器13の正入力の入力電圧であり、Vは後述するディレーティング制御信号の出力(出力電圧情報V)であり、(−V)の大きさは該出力電圧情報Vと同じであり極性が逆(負極性)である。
電流制御部4は比較器14及びPWMコンパレータ15を備えて構成され、PMOSトランジスタ10のゲートにPWM信号を送出し反転型コンバータ2の負極出力を制御する。比較器14の負入力は反転増幅器13の出力に接続され、正入力は基準電圧電源16に接続されている。PWMコンパレータ15の出力は反転型コンバータ2のPMOSトランジスタ10のゲートに接続されている。
ディレーティング信号生成部5は、オペアンプ17、灯室内の温度を検出して温度変化に応じた検出電圧Vを発生させるサーミスタ(温度センサ)18、LED駆動電流Iの下限値を設定するディレーティング電圧値制限部としてのツェナーダイオードZD1、抵抗R7、R8、R9、R10、一定電圧Vaの電源19を備えて構成され、ディレーティング信号(ディレーティング電流)Iを生成し該ディレーティング電流Iをディレーティング制御部6に送出する。オペアンプ17の正入力はサーミスタ18及びツェナーダイオードZD1のカソードに接続され、負入力は抵抗R9を介して電源19に接続されると共に抵抗R8の一端に接続されている。オペアンプ17の出力は抵抗R8を介して負入力に接続されている。
ディレーティング制御部6は、反転増幅器13、抵抗R4、R5、R6を備えて構成され、電流制御部4にディレーティング制御信号を送出し出力電圧情報Vの大きさを一定にする。反転増幅器13の負入力は抵抗R6の一端に接続されると共に抵抗R4を介して電流検出部3のNPNトランジスタ11のコレクタに接続され、出力は抵抗R6の他端に接続され、正入力は抵抗R5の一端に接続されると共に抵抗R7を介してオペアンプ17の出力に接続されている。反転増幅器13の正入力の入力電圧(ディレーティング電圧)はVrである。
以下に、制御装置1における温度ディレーティングについて説明する。図2はサーミスタの温度(℃)に対するLED駆動電流I、検出電圧V及びディレーティング電圧Vrの変化を示した図である。出力電圧情報Vはサーミスタの温度に拘わらず常に一定である。
灯室の温度が上昇すると、温度の上昇に従ってサーミスタ18内の抵抗値が減少する。サーミスタ18内の抵抗値が減少すると、検出電圧Vが増加する。
サーミスタ18を動作させるのに必要なセンシング電圧として正電圧生成回路7で生成される正電圧(+Vcc)が用いられているので、サーミスタ18の検出電圧Vの極性は正極となっている。
灯室の温度が上昇して検出電圧Vが一定電圧Va以上になるまではオペアンプ17からディレーティング電流Iは出力されないのでディレーティング電圧Vrは0である(図2のA領域)。このため電流検出部3の出力電圧は(−V)となり、該出力電圧(−V)とディレーティング電圧Vr(=0)とを比較した比較出力である反転増幅器13の出力電圧情報はVとなる。尚、一定電圧Vaは反転増幅器13の出力電圧V以下になるように予め設定されている。この一定電圧Vaと反転増幅器13の出力電圧Vの差の大きさを調整することによってディレーティングの開始点を設定することができる。
灯室の温度が上昇して検出電圧Vが一定電圧Vaより大きくなると、オペアンプ17は一定電圧Vaの分圧電圧と検出電圧Vの差に応じた電圧を出力する。この差電圧の出力によってオペアンプ17のディレーティング電流Iの吐き出し動作が開始されディレーティング電流Iが反転増幅器13に向って流れ始め、ディレーティング電圧Vrが増加する。このため電流検出部3の出力電圧は(−V+Vr)となり、電流検出部3の抵抗R2における電圧降下が減少しLED駆動電流Iが減少し温度ディレーティングが開始される(図2のB領域)。
さらに温度が上昇し検出電圧VがツェナーダイオードZD1のオン電圧と等しくなると、検出電圧VはツェナーダイオードZD1のオン電圧でクランプ(固定)される。従って、ディレーティング電流Iが一定となるためディレーティング電圧Vrが一定となり、LED駆動電流Iも一定となる(図2のC領域)。
以上に説明したように、本第1の実施の形態によれば、温度ディレーティングを行う場合にオペアンプ17の正入力に入力される検出電圧Vが正電圧であるのでオペアンプ17の電源電圧及びサーミスタ18のセンシング電圧として負電圧を必要とせず検出電圧Vを検出するために正電圧生成回路7のみ設ければよい。従って、負電圧を生成する負電圧生成回路を必要としないため、製造コストの上昇を来たすことなく温度ディレーティングを行うことができる。
以下に、本発明の第2の実施の形態に係る車両用灯具の制御装置について説明する。本第2の実施の形態に係る制御装置30は、バッテリ電圧ディレーティング(+Bディレーティング)を考慮してLEDの点灯を制御する装置である。
制御装置30は、図3に示すように、反転型コンバータ32と、電流検出部33と、電流制御部34と、ディレーティング電圧生成部35と、ディレーティング制御部36と、正電圧生成回路37とを備えて構成されている。尚、制御装置30を構成する反転型コンバータ32、電流検出部33、電流制御部34、ディレーティング制御部36及び正電圧生成回路37は、図1に示した制御装置1を構成する反転型コンバータ2、電流検出部3、電流制御部4、ディレーティング制御部6及び正電圧生成回路7とそれぞれ同様の構成であるので説明を省略する。
ディレーティング電圧生成部35は、オペアンプ47、抵抗R13、R14、R15、R16、R17、R18、一定電圧Vaの電源49を備えて構成され、ディレーティング信号(ディレーティング電流)Iに基づくディレーティング電圧Vrを生成し該ディレーティング電圧Vrをディレーティング制御部36に送出する。オペアンプ47の負入力はバッテリ電圧検出部としての抵抗R17及び抵抗R18の間に接続されており、バッテリ電圧(+B電圧)を常時検出している。オペアンプ47の正入力は抵抗R16を介して電源49に接続されると共に抵抗R15の一端に接続されている。オペアンプ47の出力は抵抗R15を介して正入力に接続されると共に抵抗R14を介して反転増幅器43の正入力に接続されている。オペアンプ47の負入力における入力電圧(検出電圧)Vは、バッテリ電圧を抵抗R17及び抵抗R18によって分圧された分圧電圧である。
以下に、制御装置30におけるバッテリ電圧ディレーティングについて説明する。図4はバッテリ電圧(ボルト)に対するLED駆動電流I、検出電圧V及びディレーティング電圧Vrの変化を示した図である。
バッテリ電圧が減少すると、バッテリ電圧の減少に従って検出電圧Vが減少する。バッテリ電圧の極性は正極性であるので検出電圧Vの極性は正極となっている。
バッテリ電圧が減少して検出電圧Vが一定電圧Vaより小さくなるまでオペアンプ47のディレーティング電圧Vrの供給動作が完全に停止しておりディレーティング電圧Vrは0である。このため電流検出部33の出力電圧は(−V)となり、該出力電圧(−V)とディレーティング電圧Vr(=0)とを比較した比較出力である反転増幅器13の出力電圧情報はVとなりLED駆動電流Iが一定となっている(図4のA領域)。尚、出力電圧情報Vはバッテリ電圧の大きさに拘わらず常に一定である。
バッテリ電圧がさらに減少して検出電圧Vが一定電圧Vaより小さくなると、オペアンプ47は一定電圧Vaの分圧電圧と検出電圧Vの差分に応じた電圧(差電圧)を出力するが該差電圧は次第に増加するのでディレーティング電圧Vrも増加する。このため電流検出部33の出力電圧は(−V+Vr)となり、電流検出部33の出力側における電圧降下が増大しLED駆動電流Iが減少しバッテリ電圧ディレーティングが開始される(図4のB領域)。
以上に説明したように、本第2の実施の形態によれば、ディレーティングを行う場合にオペアンプ47の負入力に入力される検出電圧Vが正電圧であるのでオペアンプ17の電源電圧として負電圧を必要とせず、検出電圧Vを検出するために正電圧生成回路7のみ設ければよい。従って、負電圧を生成する負電圧生成回路を必要としないため、製造コストの上昇を来たすことなくバッテリ電圧ディレーティングを行うことができる。
以下に、本発明の第3の実施の形態に係る車両用灯具の制御装置について説明する。本第3の実施の形態に係る制御装置60は、図5に示すように、電圧制御部66の反転増幅器73の正入力に入力される制御電圧Vrの電圧値を切替部68によるオンオフ制御により制御することによりLED71−1〜71−nの調光を制御する装置である。
制御装置60は、図5に示すように、反転型コンバータ62と、電流検出部63と、電流制御部64と、電流設定部65と、電圧制御部66と、正電圧生成回路67とを備えて構成されている。尚、制御装置60を構成する反転型コンバータ62、電流検出部63、電流制御部64、電圧制御部66及び正電圧生成回路67は、図3に示した制御装置30を構成する反転型コンバータ32、電流検出部33、電流制御部34、ディレーティング制御部36及び正電圧生成回路37とそれぞれ同様の構成であるので説明を省略する。
電流設定部65は、オペアンプ77、抵抗R23、R24、R25、R26、切替部68を備えて構成されている。切替部68は、NPNトランジスタ78、抵抗R27、R28を備えて構成され、NPNトランジスタ78のベースには抵抗R27を介して調光信号が入力される。
オペアンプ77からは抵抗R25と抵抗R26によって分圧された分圧電圧Vが出力され制御電圧Vrとして電圧制御部66の反転増幅器73の正入力に入力される。
NPNトランジスタ78のベースにローレベルの調光信号が入力されるとNPNトランジスタ78はオフし、反転増幅器73の非反転入力に制御電圧Vrが発生し、LED駆動電流Iは減少する。NPNトランジスタ78のベースにハイレベルの調光信号が入力されるとNPNトランジスタ78はオンし制御電圧Vrは0となりLED駆動電流Iは増加する。
従って、本第3の実施の形態によれば、上記した切替装置68の切り替え機能によって以下のような効果を有する。
LED71−1〜71−nが、例えば、車幅灯として機能するポジショニングランプ(クリアランスランプ)及び夜間以外の時間帯において点灯して標識機能を発揮するデイタイムランニングランプに用いられている場合に、デイタイムランニングランプについては大きなLED駆動電流Iを必要とし、ポジショニングランプについては小さなLED駆動電流Iを必要とする。
そこで、デイタイムランニングランプの点灯中にハイレベルの調光信号をNPNトランジスタ78のベースに出力すれば、上記したようにLED駆動電流Iが増加するので、デイタイムランニングランプの適切な調光制御を行うことができる。ポジショニングランプの点灯中にローレベルの調光信号をNPNトランジスタ78のベースに出力すれば、上記したようにLED駆動電流Iが減少するので、ポジショニングランプの適切な調光制御を行うことができる。
上記した各実施の形態は、本発明を好適に実施した形態の一例に過ぎず、本発明は、その主旨を逸脱しない限り、種々変形して実施することが可能なものである。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用灯具の制御装置の構成を示した図である。 サーミスタの温度に対するLED駆動電流I、検出電圧V及びディレーティング電圧Vrの変化を示した図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用灯具の制御装置の構成を示した図である。 バッテリ電圧に対するLED駆動電流I、検出電圧V及びディレーティング電圧Vrの変化を示した図である。 本発明の第3の実施の形態に係る車両用灯具の制御装置の構成を示した図である。 従来の車両用灯具の制御装置の構成を示した図である。 サーミスタの温度(℃)に対するLED駆動電流I、検出電圧(−V)の絶対値|V|及びディレーティング電流Iの変化を示した図である。
符号の説明
1、30…制御装置、2、32…反転型コンバータ、3、33…電流検出部、4、34…電流制御部、5、35…ディレーティング信号生成部、6、36…ディレーティング制御部、18…サーミスタ、21−1〜21−n、51−1〜51−n…LED

Claims (4)

  1. 電流制御部からのオンオフ信号を受けて負極出力を半導体光源に供給する反転型電力供給部と、
    前記半導体光源に流れる光源駆動電流を検出し、負の電圧値である電流検出信号を出力する電流検出部と、
    ディレーティング信号を送出するディレーティング信号生成部と、
    反転増幅器を含み、前記反転増幅器の非反転入力とグランドの間に抵抗が接続され、前記電流検出信号が前記反転増幅器の反転入力に入力され、出力電圧情報を前記電流制御部に送出するディレーティング制御部と、を有し、
    前記ディレーティング信号はディレーティング電流であり、前記非反転入力と前記抵抗との接続点に前記ディレーティング電流が吐き出されて前記非反転入力に正の電圧値であるディレーティング電圧が印加される
    ことを特徴とする車両用灯具の制御装置。
  2. 前記ディレーティング信号生成部に灯具内の温度を検出する温度センサを設け、
    前記ディレーティング電流の吐き出しに伴う前記ディレーティング電圧の値を前記温度センサで検出された灯具内の温度上昇に比例して増大させることで、前記光源駆動電流を減少させるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具の制御装置。
  3. 前記ディレーティング信号生成部にバッテリ電圧を検出するバッテリ電圧検出部を設け、
    前記ディレーティング電流の吐き出しに伴う前記ディレーティング電圧の値を前記バッテリ電圧検出部で検出されたバッテリ電圧の電圧値の減少に従って増大させることで、前記光源駆動電流を減少させるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具の制御装置。
  4. 前記ディレーティング信号生成部は前記光源駆動電流の下限値を設定するディレーティング電圧値制限部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具の制御装置。
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