JP2002064223A - 半導体発光素子の駆動回路 - Google Patents

半導体発光素子の駆動回路

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JP2002064223A
JP2002064223A JP2000246929A JP2000246929A JP2002064223A JP 2002064223 A JP2002064223 A JP 2002064223A JP 2000246929 A JP2000246929 A JP 2000246929A JP 2000246929 A JP2000246929 A JP 2000246929A JP 2002064223 A JP2002064223 A JP 2002064223A
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semiconductor light
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temperature
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JP2000246929A
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Hirokazu Nakayoshi
浩和 中吉
Tsuneo Shirai
常夫 白井
Toshiaki Isogawa
俊明 五十川
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で常温時の半導体発光素子の輝度
を高くすると共に、装置の信頼性の向上と、実装上の自
由度の向上を図る。 【解決手段】 固定電圧+Bの供給される電源端子1が
半導体発光素子2の一端に接続され、この半導体発光素
子2の他端に駆動回路3が接続される。また、電流調整
用の任意の電圧(DA)の供給される端子4が電流設定
回路5を通じて演算増幅器6に接続され、この演算増幅
器6に駆動回路3からの帰還(FB)出力が接続され
る。さらに温度検出回路7が設けられる。そしてこの温
度検出回路7の出力と演算増幅器6の出力とが駆動回路
3に接続される。こうしてこの温度検出回路7により半
導体発光素子2の温度を検出し、この温度検出出力を駆
動回路3に供給することによって、常温時に所定の電流
を流すと共に、高温時にその電流値を下げるように半導
体発光素子2の駆動電流が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば発光ダイオ
ード(LED)の駆動に使用して好適な半導体発光素子
の駆動回路に関する。詳しくは高温時に低下する許容電
流を考慮することにより、常に効率が最適な状態で半導
体発光素子の駆動を行うことができるようにするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】発光ダイオード(LED)等の半導体発
光素子の駆動においては、構造上等の問題から、高温時
(例えば85°C)では、常温時(例えば25°C)と
比較して、許容される順電流の値が1/2以下に低下し
てしまう。そこで従来の装置では、信頼性の確保のため
に、例えば図10に示すような回路を用いて、常温時か
ら発光ダイオードを流れる順電流の値が高温時に許容さ
れる順電流の値より小さくなるように設定することが行
われている。
【0003】すなわち図10の回路においては、例えば
固定電圧+Bの供給される電源端子50が半導体発光素
子としての発光ダイオード(LED)51の一端に接続
され、この発光ダイオード51の他端が電流形成用のn
pnトランジスタ52のコレクタ−エミッタ間及び抵抗
器53の直列回路を通じて接地される。また、電源端子
50が電流設定用の抵抗器54、55の直列回路を通じ
て接地され、この抵抗器54、55の接続中点がトラン
ジスタ52のベースに接続される。
【0004】従ってこの回路によれば、抵抗器54、5
5の接続中点に形成される電圧に応じた電流がトランジ
スタ52で形成され、この電流が順電流として発光ダイ
オード51に流される。すなわち抵抗器54、55の抵
抗値を任意に定めることにより、この抵抗器54、55
の接続中点に任意の設定電圧が形成され、この設定電圧
がトランジスタ52のベースに印加されることによっ
て、設定された任意の電流が発光ダイオード51を流さ
れるものである。
【0005】そこで例えば図11に示すように、図中の
曲線aに示す温度変化に対する発光ダイオード51の許
容電流特性を、想定される使用温度範囲において上回ら
ないように、曲線bに示す設定電流を定めることができ
る。すなわち抵抗器54、55の抵抗値によって定まる
設定電流(曲線b)が、想定される使用温度範囲におい
て発光ダイオード51の許容電流特性(曲線a)を上回
らないように、抵抗器54、55の抵抗値を定めること
ができる。
【0006】あるいは、発光ダイオード51等の素子の
値の変動を除く目的で、例えば図12に示すような回路
が実施されている。すなわち図12において、電流調整
用の任意の電圧の供給される端子56が設けられる。こ
の調整用の電圧が電流設定用の抵抗器57、58の分圧
回路を通じて演算増幅器59の非反転入力に供給され
る。また発光ダイオード51に流される電流値が抵抗器
53の端子電圧で検出され、この検出電圧が演算増幅器
59の反転入力に供給される。
【0007】従ってこの演算増幅器59からは、上述の
端子56からの調整用の電圧の分圧と抵抗器53からの
検出電圧との差分が取り出される。そしてこの差分がp
npトランジスタ60、バイアス用の抵抗器61、62
を通じてトランジスタ52のベースに印加されて、上述
の電圧が一致するように帰還制御が行われるものであ
る。これによって、発光ダイオード51等の素子の値の
変動に関わらず、設定された任意の電流が発光ダイオー
ド51を流されるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述の構成に
おいて、図11の曲線bに示す設定電流は、常温時にお
いても低値のままであり、発光ダイオード51の輝度が
低いものになってしまう。これに対して従来は、発光ダ
イオード51の数を増やして輝度を上げる等の工夫がさ
れているが、構成が複雑になり、製造コスト等の上昇が
伴う。また上述の構成では、想定される使用温度範囲を
越えて使用された場合には、許容電流を越えてしまうな
ど信頼性に欠け、さらに実装上の制約も発生するもので
ある。
【0009】この出願はこのような点に鑑みて成された
ものであって、解決しようとする問題点は、従来の装置
では、半導体発光素子に流される順電流が常温時におい
ても低値のままであり、半導体発光素子の輝度が低いも
のになってしまう。また、輝度を上げようとすると、構
成が複雑になり、製造コスト等の上昇が伴う。さらに装
置の信頼性に欠け、実装上の制約も発生するなど、良好
に半導体発光素子の駆動を行うことができなかったとい
うものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、半導体発光素子の温度を検出し、この温度検出出力
を用いて半導体発光素子の駆動電流を制御するようにし
たものであって、これによれば、常温時の半導体発光素
子の輝度を高くすることができ、また温度によって電流
値が制御されるので装置の信頼性が向上し、実装上の自
由度も向上し、良好に半導体発光素子の駆動を行うこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】すなわち本発明においては、半導
体発光素子の温度を検出する温度検出手段を設け、この
温度検出手段の出力を用いて半導体発光素子の駆動電流
を制御する駆動電流制御手段を形成してなるものであ
る。以下、図面を参照して本発明を説明するに、図1は
本発明を適用した半導体発光素子の駆動回路の一実施形
態の構成を示すブロック図である。
【0012】図1において、例えば固定電圧+Bの供給
される電源端子1が半導体発光素子2の一端に接続さ
れ、この半導体発光素子2の他端に駆動回路3が接続さ
れる。また、電流調整用の任意の電圧(DA)の供給さ
れる端子4が電流設定回路5を通じて演算増幅器6に接
続され、この演算増幅器6に駆動回路3からの帰還(F
B)出力が接続される。さらに温度検出回路7が設けら
れる。そしてこの温度検出回路7の出力と演算増幅器6
の出力とが駆動回路3に接続される。
【0013】従ってこのブロック構成において、半導体
発光素子2には固定電圧+Bが供給され、駆動回路3に
よって動作される。このとき精度高く制御するために帰
還が掛けられ、演算増幅器6で所望の電流値が得られる
ように制御される。また、電流調整端子4は初期設定時
に所望の順電流値を得るため電流設定回路5に入力され
る。そして駆動回路3は、演算増幅器6の出力電圧と温
度検出回路7の出力電圧とを比較し、出力電圧値の低い
方の電圧値により優先して制御される。
【0014】さらに図2には詳細な回路図を示す。この
図2において、例えば固定電圧+Bの供給される電源端
子10が半導体発光素子2となる発光ダイオード(LE
D)11の一端に接続され、この発光ダイオード11の
他端が駆動回路3を構成する電流形成用のnpnトラン
ジスタ12のコレクタ−エミッタ間及び抵抗器13の直
列回路を通じて接地される。
【0015】また、電流調整用の任意の電圧(DA)の
供給される端子14が電流設定回路5を構成する抵抗器
15、16の直列回路を通じて接地され、この抵抗器1
5、16の接続中点が演算増幅器17の非反転入力に接
続される。さらにこの演算増幅器17の反転入力にトラ
ンジスタ12のエミッタと抵抗器13との接続中点が接
続される。そしてこの演算増幅器17の出力がpnpト
ランジスタ18のベースに接続される。
【0016】さらにこのトランジスタ18のコレクタが
接地され、エミッタがトランジスタ12のベースに接続
される。また、電源端子10が抵抗器19と温度検出回
路7を構成するサーミスタ20との直列回路を通じて接
地され、この抵抗器19とサーミスタ20との接続中点
がトランジスタ12のベースに接続される。さらにサー
ミスタ20に並列に調整用の抵抗器21が接続される。
【0017】すなわちこの回路で、発光ダイオード11
には固定電圧+Bが供給され、トランジスタ12を流れ
る順電流によって動作される。このとき精度高く制御す
るために帰還が掛けられ、演算増幅器17で所望の電流
値が得られるように制御される。また、電流調整端子1
4は初期設定時に所望の順電流値を得るため抵抗器1
5、16を介して演算増幅器17に入力される。さらに
駆動回路3は、演算増幅器17の出力電圧とサーミスタ
20の出力電圧とを比較し、出力電圧値の低い方の電圧
値により優先して制御される。
【0018】そしてこの回路において、例えば発光ダイ
オード11の仕様として素子の最大電圧降下VFmax=4
V、定格電流IF =20mAとし、固定電圧+B=4.
6V、トランジスタ12のコレクタ−エミッタ間電圧V
CE=0.1Vとすると、抵抗器13の抵抗値R1 は、
【数1】 となる。ただし、以下の説明では抵抗値R1 =22Ωと
する。
【0019】一方、抵抗器19とサーミスタ20の接続
中点Aの電圧VA は、トランジスタ12のベース−エミ
ッタ間電圧VBE=0.6Vとして、
【数2】VA =IF ×R1 +VBE=0.44+0.6≒
1.04V となる。
【0020】そこで抵抗器19の抵抗値R2 =3.3k
Ωと仮定して、例えば50°Cでの点Aの電圧VA
1.04Vより小さくなるような点Aと接地間の抵抗値
H を求めると、
【数3】
【0021】さらにこのような抵抗値RH は、例えばサ
ーミスタ20として常温(25°C)での抵抗値TH
4.7kΩの素子と、抵抗器21の抵抗値R3 =270
0Ωとして、その合成抵抗により形成することができ
る。すなわちこの場合に、温度に対するサーミスタ20
の抵抗値TH 及び合成の抵抗値RH の変化は次の表1に
示すようになる。なお表1は、上から温度(°C)、発
光ダイオード11の許容電流(mA)、抵抗値T
H (Ω)、抵抗値R3 =2700Ω、抵抗値RH (Ω)
を示したものである。
【0022】また表1の最下欄は発光ダイオード11に
流される電流IF ′(mA)の値を示し、ここでは
【数4】 により求めたものである。
【0023】
【表1】
【0024】そして演算増幅器17の出力電圧によりト
ランジスタ12を流れる電流値を、例えば図3の破線x
に示すように20mAの一定値とし、これに対してサー
ミスタ20の出力電圧による電流値が上述の表1に示す
ように、例えば図3の破線yに示す傾きを持って変化さ
れるとすると、これらの下側になる線によってトランジ
スタ12を流れる電流値が形成され、図中の曲線aに示
す温度変化に対する発光ダイオード11の許容電流特性
に沿った駆動電流が形成されることになる。
【0025】すなわち図3において、常温時の温度範囲
Xでは、電流IF ′の設定時の演算増幅器17の出力電
圧により駆動回路3は制御され、例えば20mAの一定
値とされる。これに対して高温時の温度範囲Yになる
と、サーミスタ20等による温度検出回路7が、演算増
幅器17の出力電圧より低い出力電圧値を駆動回路3に
入力し、その結果、発光ダイオード11の順電流値が低
減される。
【0026】従ってこの実施形態において、半導体発光
素子の温度を検出し、この温度検出出力を用いて半導体
発光素子の駆動電流を制御するようにしたことによっ
て、常温時の半導体発光素子の輝度を高くすることがで
き、また温度によって電流値が制御されるので装置の信
頼性が向上し、実装上の自由度も向上し、良好に半導体
発光素子の駆動を行うことができる。
【0027】これによって、従来の装置では、半導体発
光素子に流される順電流が常温時においても低値のまま
であり、半導体発光素子の輝度が低いものになってしま
い、また輝度を上げようとすると、構成が複雑になり、
製造コスト等の上昇が伴い、さらに装置の信頼性に欠
け、実装上の制約も発生するなど、良好に半導体発光素
子の駆動を行うことができなかったものを、本発明によ
ればこれらの問題点を容易に解消することができるもの
である。
【0028】なお、上述の実施形態の構成で、電流設定
回路5と温度検出回路7の配置は、例えば図4に示すよ
うに入れ替えても適用できる。さらにこの場合の詳細な
回路図は図5に示すようになる。以下、この図4、図5
の実施形態について説明するに、上述の図1及び図2の
実施形態と対応する部分には同一の符号を附して重複の
説明を省略する。
【0029】すなわち図5において、例えば固定電圧+
Bの供給される電源端子10が半導体発光素子2となる
発光ダイオード(LED)11の一端に接続され、この
発光ダイオード11の他端が駆動回路3を構成する電流
形成用のnpnトランジスタ12のコレクタ−エミッタ
間及び抵抗器13の直列回路を通じて接地される。ま
た、電源端子10が電流設定回路5を構成する抵抗器1
5、16の直列回路を通じて接地され、この抵抗器1
5、16の接続中点がトランジスタ12のベースに接続
される。
【0030】さらに電源端子10が抵抗器19と温度検
出回路7を構成するサーミスタ20及び抵抗器21との
直列回路を通じて接地され、この抵抗器19とサーミス
タ20及び抵抗器21との接続中点が演算増幅器17の
非反転入力に接続される。また、この演算増幅器17の
反転入力にトランジスタ12のエミッタと抵抗器13と
の接続中点が接続される。そしてこの演算増幅器17の
出力がpnpトランジスタ18のベースに接続され、こ
のトランジスタ18のコレクタが接地され、エミッタが
トランジスタ12のベースに接続される。
【0031】従ってこの回路においても、発光ダイオー
ド11には電源端子10からの固定電圧+Bが供給さ
れ、トランジスタ12を流れる順電流によって動作され
る。そして演算増幅器17からは、サーミスタ20の変
化に応じた出力電圧が取り出されると共に、この演算増
幅器17の出力電圧と抵抗器15、16の出力電圧とを
比較し、出力電圧値の低い方の電圧値により優先して制
御される。さらにこのとき精度高く制御するために帰還
が掛けられ、演算増幅器17で所望の電流値が得られる
ように制御される。
【0032】こうしてこの実施形態においても、半導体
発光素子の温度を検出し、この温度検出出力を用いて半
導体発光素子の駆動電流を制御するようにしたことによ
って、常温時の半導体発光素子の輝度を高くすることが
でき、また温度によって電流値が制御されるので装置の
信頼性が向上し、実装上の自由度も向上し、良好に半導
体発光素子の駆動を行うことができる。ただしこの構成
では、図1、図2の電流調整端子14による初期設定時
に所望の順電流値を得るための調整はできないが、この
ような調整は抵抗器15、16で行うこともできる。
【0033】さらに上述の実施形態の構成で、例えば発
光ダイオード11の素子の値の変動等を考慮しなくて良
い場合には、演算増幅器17を用いた帰還制御の構成は
不要になる。すなわちその場合には、例えば図6に示す
ように例えば固定電圧+Bの供給される電源端子10が
半導体発光素子2となる発光ダイオード(LED)11
の一端に接続され、この発光ダイオード11の他端が駆
動回路3を構成する電流形成用のnpnトランジスタ1
2のコレクタ−エミッタ間及び抵抗器13の直列回路を
通じて接地される。
【0034】また、電源端子10が抵抗器19と温度検
出回路7を構成するサーミスタ20及び抵抗器21との
直列回路を通じて接地され、この抵抗器19とサーミス
タ20及び抵抗器21との接続中点がトランジスタ12
のベースに接続される。この回路において、発光ダイオ
ード11には電源端子10からの固定電圧+Bが供給さ
れ、トランジスタ12を流れる順電流によって動作され
る。そしてこのトランジスタ12を流れる順電流が、サ
ーミスタ20からの電圧によって温度に応じて制御され
る。
【0035】こうしてこの実施形態においても、半導体
発光素子の温度を検出し、この温度検出出力を用いて半
導体発光素子の駆動電流を制御するようにしたことによ
って、常温時の半導体発光素子の輝度を高くすることが
でき、また温度によって電流値が制御されるので装置の
信頼性が向上し、実装上の自由度も向上し、良好に半導
体発光素子の駆動を行うことができる。
【0036】さらに本発明は、例えば図7に示すように
複数の半導体発光素子2(発光ダイオード11)と駆動
回路3(トランジスタ12、抵抗器13、19)に対し
て、1組の電流調整端子4(端子14)、電流設定回路
5(抵抗器15、16)、演算増幅器6(演算増幅器1
7、トランジスタ18)及び温度検出回路7(サーミス
タ20、抵抗器21)の構成を設けて、温度による電流
値の制御を行うことができる。これによって、複数の半
導体発光素子を用いる例えば大型の装置においても、簡
単な構成で良好な制御を行うことができるものである。
【0037】また本発明は、例えば図8に示すように複
数の温度検出回路7a、7bを用いることによって、こ
れらの温度検出回路7a、7bが検出した最も高い温度
に応じて半導体発光素子2を駆動する電流値の制御を行
うことができる。従ってこの場合には、例えば図9に示
すように温度検出回路7a、7bを半導体発光素子2の
設けられる基板100の表面と裏面に設けることによっ
て、より正確な電流値の制御を行うことができるもので
ある。
【0038】こうして上述の半導体発光素子の駆動回路
によれば、半導体発光素子の温度を検出する温度検出手
段を設け、この温度検出手段の出力を用いて半導体発光
素子の駆動電流を制御する駆動電流制御手段を形成する
ことにより、常温時の半導体発光素子の輝度を高くする
ことができ、また温度によって電流値が制御されるので
装置の信頼性が向上し、実装上の自由度も向上し、良好
に半導体発光素子の駆動を行うことができるものであ
る。
【0039】なお本発明は、上述の説明した実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱するこ
となく種々の変形が可能とされるものである。
【0040】
【発明の効果】従って請求項1の発明によれば、半導体
発光素子の温度を検出し、この温度検出出力を用いて半
導体発光素子の駆動電流を制御するようにしたことによ
って、常温時の半導体発光素子の輝度を高くすることが
でき、また温度によって電流値が制御されるので装置の
信頼性が向上し、実装上の自由度も向上し、良好に半導
体発光素子の駆動を行うことができるものである。
【0041】また、請求項2の発明によれば、半導体発
光素子の駆動電流を設定する駆動電流設定手段を有し、
この駆動電流設定手段からの電流と駆動電流制御手段か
らの電流とを合成して半導体発光素子の駆動電流を形成
することによって、簡単な構成で良好な半導体発光素子
の駆動を行うことができるものである。
【0042】さらに請求項3の発明によれば、駆動電流
設定手段または駆動電流制御手段のいずれかに半導体発
光素子の駆動電流の相当する値を帰還して制御を行うこ
とによって、半導体発光素子の値の変動等に対しても良
好な駆動を行うことができるものである。
【0043】また、請求項4の発明によれば、駆動電流
設定手段により複数の半導体発光素子の駆動電流を制御
することによって、複数の半導体発光素子を用いる装置
においても、簡単な構成で良好な制御を行うことができ
るものである。
【0044】また、請求項5の発明によれば、複数の温
度検出手段の出力を用いて半導体発光素子の駆動電流を
制御する駆動電流制御手段を形成することによって、複
数の温度検出手段が検出した最も高い温度に応じて半導
体発光素子を駆動する電流値の制御を行うことができ、
より正確な電流値の制御を行うことができるものであ
る。
【0045】これによって、従来の装置では、半導体発
光素子に流される順電流が常温時においても低値のまま
であり、半導体発光素子の輝度が低いものになってしま
い、また輝度を上げようとすると、構成が複雑になり、
製造コスト等の上昇が伴い、さらに装置の信頼性に欠
け、実装上の制約も発生するなど、良好に半導体発光素
子の駆動を行うことができなかったものを、本発明によ
ればこれらの問題点を容易に解消することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した半導体発光素子の駆動回路の
一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】その詳細な回路図である。
【図3】その説明のための図である。
【図4】本発明を適用した半導体発光素子の駆動回路の
他の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図5】その詳細な回路図である。
【図6】さらに他の実施形態の構成図である。
【図7】さらに他の実施形態の構成図である。
【図8】さらに他の実施形態の構成図である。
【図9】さらに他の実施形態の構成図である。
【図10】従来の装置の構成図である。
【図11】その説明のための図である。
【図12】従来の装置の構成図である。
【符号の説明】
1,10…電源端子、2…半導体発光素子、3…駆動回
路、4,14…電流調整端子、5…電流設定回路、6,
17…演算増幅器、7…温度検出回路、11…発光ダイ
オード、12…npnトランジスタ、13,15,1
6,19,21…抵抗器、18…pnpトランジスタ、
20…サーミスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十川 俊明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5F041 AA14 AA32 AA43 BB06 BB10 BB13 BB22 BB26 BB27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体発光素子の温度を検出する温度検
    出手段を設け、 この温度検出手段の出力を用いて前記半導体発光素子の
    駆動電流を制御する駆動電流制御手段を形成することを
    特徴とする半導体発光素子の駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記半導体発光素子の駆動電流を設定す
    る駆動電流設定手段を有し、 この駆動電流設定手段からの電流と前記駆動電流制御手
    段からの電流とを合成して前記半導体発光素子の駆動電
    流を形成することを特徴とする請求項1記載の半導体発
    光素子の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記駆動電流設定手段または前記駆動電
    流制御手段のいずれかに前記半導体発光素子の駆動電流
    の相当する値を帰還して制御を行うことを特徴とする請
    求項2記載の半導体発光素子の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記駆動電流設定手段により複数の前記
    半導体発光素子の駆動電流を制御することを特徴とする
    請求項1記載の半導体発光素子の駆動回路。
  5. 【請求項5】 複数の前記温度検出手段の出力を用いて
    前記半導体発光素子の駆動電流を制御する駆動電流制御
    手段を形成することを特徴とする請求項1記載の半導体
    発光素子の駆動回路。
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