JPH09305245A - リモートセンス式電源装置 - Google Patents
リモートセンス式電源装置Info
- Publication number
- JPH09305245A JPH09305245A JP14121096A JP14121096A JPH09305245A JP H09305245 A JPH09305245 A JP H09305245A JP 14121096 A JP14121096 A JP 14121096A JP 14121096 A JP14121096 A JP 14121096A JP H09305245 A JPH09305245 A JP H09305245A
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- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- current
- output
- internal power
- control element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、出力電流及び出力電圧の精
度を高めると共に安定化を図ることができるリモートセ
ンス式電源装置を提供することにある。 【解決手段】 入力直流電源の電圧が供給される第１の
制御素子と、前記第１の制御素子を制御する第２の制御
素子と、負荷に出力電圧を供給する電源供給端子と、前
記電源供給端子に接続されたリモートセンシング線と、
前記リモートセンシング線を介して電源供給端子に接続
され、前記第２の制御素子を制御する第１の誤差増幅器
と、電流検出用抵抗の両端に接続され、前記第２の制御
素子を制御する第２の誤差増幅器と、前記第１及び第２
の誤差増幅器と前記第２の制御素子とに動作電圧を供給
する内部電源とを備えたリモートセンス式電源装置にお
いて、前記内部電源の基準点を前記電流検出用抵抗と前
記第１の制御素子の間に接続したものである。
度を高めると共に安定化を図ることができるリモートセ
ンス式電源装置を提供することにある。 【解決手段】 入力直流電源の電圧が供給される第１の
制御素子と、前記第１の制御素子を制御する第２の制御
素子と、負荷に出力電圧を供給する電源供給端子と、前
記電源供給端子に接続されたリモートセンシング線と、
前記リモートセンシング線を介して電源供給端子に接続
され、前記第２の制御素子を制御する第１の誤差増幅器
と、電流検出用抵抗の両端に接続され、前記第２の制御
素子を制御する第２の誤差増幅器と、前記第１及び第２
の誤差増幅器と前記第２の制御素子とに動作電圧を供給
する内部電源とを備えたリモートセンス式電源装置にお
いて、前記内部電源の基準点を前記電流検出用抵抗と前
記第１の制御素子の間に接続したものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はリモートセンス式電
源装置に関する。
源装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のリモートセンス式電源装置は図２
に示すように構成されている。すなわち、入力直流電源
Ｖ１の電圧が制御用トランジスタＴｒ１に供給され、制
御用トランジスタＴｒ１の出力は出力電流検出用抵抗Ｒ
４を介して出力端子Ｃに供給される。出力端子Ｃは電源
供給端子Ｄに接続され、電源供給端子Ｄに接続された負
荷ＲＬに出力電流を供給する。制御用トランジスタＴｒ
１は、そのベースに制御用トランジスタＴｒ２のエミッ
タが接続されて制御用トランジスタＴｒ２で制御され
る。制御用トランジスタＴｒ２の制御電極すなわちベー
スには、ダイオードＤ１、誤差増幅器ＩＣ１、電流検出
用抵抗Ｒ４及び基準電圧源Ｖ２からなる出力電流検出部
１からの制御電圧と、ダイオードＤ２、誤差増幅器ＩＣ
２、分圧抵抗Ｒ６，Ｒ７及び基準電圧源Ｖ３からなる出
力電圧検出部２からの制御電圧が抵抗Ｒ３を介して供給
される。出力電圧検出部２の分圧抵抗Ｒ６，Ｒ７はそれ
ぞれリモートセンシング線を介して電源供給端子Ｄ，Ｆ
に接続される。誤差増幅器ＩＣ１及びＩＣ２と、制御用
トランジスタＴｒ２には内部電源Ｖ４及びＶ５から動作
電圧が供給される。
に示すように構成されている。すなわち、入力直流電源
Ｖ１の電圧が制御用トランジスタＴｒ１に供給され、制
御用トランジスタＴｒ１の出力は出力電流検出用抵抗Ｒ
４を介して出力端子Ｃに供給される。出力端子Ｃは電源
供給端子Ｄに接続され、電源供給端子Ｄに接続された負
荷ＲＬに出力電流を供給する。制御用トランジスタＴｒ
１は、そのベースに制御用トランジスタＴｒ２のエミッ
タが接続されて制御用トランジスタＴｒ２で制御され
る。制御用トランジスタＴｒ２の制御電極すなわちベー
スには、ダイオードＤ１、誤差増幅器ＩＣ１、電流検出
用抵抗Ｒ４及び基準電圧源Ｖ２からなる出力電流検出部
１からの制御電圧と、ダイオードＤ２、誤差増幅器ＩＣ
２、分圧抵抗Ｒ６，Ｒ７及び基準電圧源Ｖ３からなる出
力電圧検出部２からの制御電圧が抵抗Ｒ３を介して供給
される。出力電圧検出部２の分圧抵抗Ｒ６，Ｒ７はそれ
ぞれリモートセンシング線を介して電源供給端子Ｄ，Ｆ
に接続される。誤差増幅器ＩＣ１及びＩＣ２と、制御用
トランジスタＴｒ２には内部電源Ｖ４及びＶ５から動作
電圧が供給される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では次のような問題があった。上記の構成では、出力
電流検出部１の誤差増幅器ＩＣ１と、出力電圧検出部２
の誤差増幅器ＩＣ２と、制御トランジスタＴｒ２とにそ
れぞれ動作電圧を供給するための内部電源Ｖ４の基準点
が、出力電圧検出部２のプラス側検出点すなわち電源供
給端子部Ｄに接続されていたため、出力電流Ｉを負荷Ｒ
Ｌに流した場合、出力電流Ｉの他に内部電源Ｖ４から流
れ出た電流Ｉａが、制御用トランジスタＴｒ１，Ｔｒ２
を通り、その後、出力電流検出抵抗Ｒ４、プラス側の出
力端子Ｃ、負荷ＲＬを接続する線材（その抵抗成分をＲ
９とする）を通り、内部電源Ｖ４の基準点に流れ込んで
いた。
成では次のような問題があった。上記の構成では、出力
電流検出部１の誤差増幅器ＩＣ１と、出力電圧検出部２
の誤差増幅器ＩＣ２と、制御トランジスタＴｒ２とにそ
れぞれ動作電圧を供給するための内部電源Ｖ４の基準点
が、出力電圧検出部２のプラス側検出点すなわち電源供
給端子部Ｄに接続されていたため、出力電流Ｉを負荷Ｒ
Ｌに流した場合、出力電流Ｉの他に内部電源Ｖ４から流
れ出た電流Ｉａが、制御用トランジスタＴｒ１，Ｔｒ２
を通り、その後、出力電流検出抵抗Ｒ４、プラス側の出
力端子Ｃ、負荷ＲＬを接続する線材（その抵抗成分をＲ
９とする）を通り、内部電源Ｖ４の基準点に流れ込んで
いた。
【０００４】そのため、実際には負荷ＲＬには出力電流
Ｉしか流れていないのだが、電流検出抵抗Ｒ４に出力電
流Ｉと内部電源Ｖ４からの電流Ｉａとが流れているの
で、電流Ｉａの分だけ出力電流検出部１の出力電流の検
出精度が落ちていた。また、出力電圧に関して見た場
合、無負荷時には、出力電流Ｉと出力端子Ｃ、Ｇと負荷
ＲＬを接続する線材の抵抗成分Ｒ８、Ｒ９による電圧降
下Ｖ１（Ｖ１＝Ｒ８×Ｉ＋Ｒ９×Ｉ）だけを検出するは
ずが、内部電源Ｖ４から流れる電流Ｉａのため、電圧降
下Ｖ２（Ｖ２＝Ｒ９×Ｉａ）を生じ、このＶ２だけ出力
電圧検出部２の出力電圧の検出精度が落ちていた。しか
も、電流Ｉａは出力電圧、出力電流の状態によって変化
し、不安定であったため、出力電流、出力電圧の精度も
不安定であった。
Ｉしか流れていないのだが、電流検出抵抗Ｒ４に出力電
流Ｉと内部電源Ｖ４からの電流Ｉａとが流れているの
で、電流Ｉａの分だけ出力電流検出部１の出力電流の検
出精度が落ちていた。また、出力電圧に関して見た場
合、無負荷時には、出力電流Ｉと出力端子Ｃ、Ｇと負荷
ＲＬを接続する線材の抵抗成分Ｒ８、Ｒ９による電圧降
下Ｖ１（Ｖ１＝Ｒ８×Ｉ＋Ｒ９×Ｉ）だけを検出するは
ずが、内部電源Ｖ４から流れる電流Ｉａのため、電圧降
下Ｖ２（Ｖ２＝Ｒ９×Ｉａ）を生じ、このＶ２だけ出力
電圧検出部２の出力電圧の検出精度が落ちていた。しか
も、電流Ｉａは出力電圧、出力電流の状態によって変化
し、不安定であったため、出力電流、出力電圧の精度も
不安定であった。
【０００５】本発明の目的は、上記の問題を解決し、出
力電流及び出力電圧の精度を高めると共に安定化を図る
ことができるリモートセンス式電源装置を提供すること
にある。
力電流及び出力電圧の精度を高めると共に安定化を図る
ことができるリモートセンス式電源装置を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるリモート
センス式電源装置は、入力直流電源の電圧が供給される
第１の制御素子と、前記第１の制御素子を制御する第２
の制御素子と、負荷に出力電圧を供給する電源供給端子
と、前記電源供給端子に接続されたリモートセンシング
線と、前記リモートセンシング線を介して電源供給端子
に接続され、前記第２の制御素子を制御する第１の誤差
増幅器と、電流検出用抵抗の両端に接続され、前記第２
の制御素子を制御する第２の誤差増幅器と、前記第１及
び第２の誤差増幅器と前記第２の制御素子とに動作電圧
を供給する内部電源とを備えたリモートセンス式電源装
置において、前記内部電源の基準点を前記電流検出用抵
抗と前記第１の制御素子の間に接続したものである。
センス式電源装置は、入力直流電源の電圧が供給される
第１の制御素子と、前記第１の制御素子を制御する第２
の制御素子と、負荷に出力電圧を供給する電源供給端子
と、前記電源供給端子に接続されたリモートセンシング
線と、前記リモートセンシング線を介して電源供給端子
に接続され、前記第２の制御素子を制御する第１の誤差
増幅器と、電流検出用抵抗の両端に接続され、前記第２
の制御素子を制御する第２の誤差増幅器と、前記第１及
び第２の誤差増幅器と前記第２の制御素子とに動作電圧
を供給する内部電源とを備えたリモートセンス式電源装
置において、前記内部電源の基準点を前記電流検出用抵
抗と前記第１の制御素子の間に接続したものである。
【０００７】
【作用】リモートセンス式電源装置において、出力電流
検出部と出力電圧検出部と第２の制御素子とに動作電圧
を供給する内部電源を備えたリモートセンス式電源装置
において、内部電源の基準点を電流検出用抵抗と第１の
制御素子の間に接続する。このように構成することによ
り、内部電源から流れる電流による出力電流検出部１及
び出力電圧検出部への悪影響を除くことが可能となり、
それにより、出力電流及び出力電圧を高精度かつ安定に
制御することが可能となる。
検出部と出力電圧検出部と第２の制御素子とに動作電圧
を供給する内部電源を備えたリモートセンス式電源装置
において、内部電源の基準点を電流検出用抵抗と第１の
制御素子の間に接続する。このように構成することによ
り、内部電源から流れる電流による出力電流検出部１及
び出力電圧検出部への悪影響を除くことが可能となり、
それにより、出力電流及び出力電圧を高精度かつ安定に
制御することが可能となる。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明にかかるリモート
センス式電源装置の一実施例を示す回路図である。図１
において、図２に示した従来構成と異なる点は、制御ト
ランジスタＴｒ２及び誤差増幅器ＩＣ１，ＩＣ２に動作
電圧を供給している内部電源Ｖ４及びＶ５の基準点を、
出力電流検出抵抗Ｒ４と制御トランジスタＴｒ１の間に
接続したことである。
センス式電源装置の一実施例を示す回路図である。図１
において、図２に示した従来構成と異なる点は、制御ト
ランジスタＴｒ２及び誤差増幅器ＩＣ１，ＩＣ２に動作
電圧を供給している内部電源Ｖ４及びＶ５の基準点を、
出力電流検出抵抗Ｒ４と制御トランジスタＴｒ１の間に
接続したことである。
【０００９】このように構成することにより、内部電源
Ｖ４から流れる電流Ｉａは、電流検出抵抗Ｒ４、プラス
側の出力端子Ｃ、負荷ＲＬを接続する線材の抵抗成分Ｒ
９に流れずに内部電源Ｖ４の基準点に戻るという帰還回
路となる。したがって、内部電源Ｖ４から流れる電流Ｉ
ａによる出力電流検出部１及び出力電圧検出部２への悪
影響を除くことが可能となり、それにより、出力電流及
び出力電圧を高精度かつ安定に制御することが可能とな
る。
Ｖ４から流れる電流Ｉａは、電流検出抵抗Ｒ４、プラス
側の出力端子Ｃ、負荷ＲＬを接続する線材の抵抗成分Ｒ
９に流れずに内部電源Ｖ４の基準点に戻るという帰還回
路となる。したがって、内部電源Ｖ４から流れる電流Ｉ
ａによる出力電流検出部１及び出力電圧検出部２への悪
影響を除くことが可能となり、それにより、出力電流及
び出力電圧を高精度かつ安定に制御することが可能とな
る。
【００１０】なお、上記の実施例では制御素子としてｎ
ｐｎトランジスタを用いているが、トランジスタの種類
は他の種類のものでも良い。また、制御素子として２段
のダーリントン回路を用いているが、２段以外の複数段
賭することもできる。また、上記の実施例ではリモート
センス時の動作について説明してきたが、リモートセン
スを行わない時にも同様の効果がある。
ｐｎトランジスタを用いているが、トランジスタの種類
は他の種類のものでも良い。また、制御素子として２段
のダーリントン回路を用いているが、２段以外の複数段
賭することもできる。また、上記の実施例ではリモート
センス時の動作について説明してきたが、リモートセン
スを行わない時にも同様の効果がある。
【００１１】
【発明の効果】本発明に係るリモートセンス式電源装置
は、リモートセンシング線に流れ込む外部からの電流を
全く流さないように構成しているので、出力電圧の精度
を高めかつ出力電圧の安定化を図り、さらに、出力電流
の精度を高めかつ出力電流の安定化を図ることができ
る。
は、リモートセンシング線に流れ込む外部からの電流を
全く流さないように構成しているので、出力電圧の精度
を高めかつ出力電圧の安定化を図り、さらに、出力電流
の精度を高めかつ出力電流の安定化を図ることができ
る。
【図１】本発明に係るリモートセンス式電源装置の一実
施例の回路図である。
施例の回路図である。
【図２】従来のリモートセンス式電源装置の一例の回路
図である。
図である。
１ 出力電流検出部 ２ 出力電圧検出部 Ｖ１ 入力直流電源 Ｖ２ 基準電圧源 Ｖ３ 基準電圧源 Ｖ４，Ｖ５ 内部電源 Ｔｒ１，Ｔｒ２ 制御用トランジスタ ＩＣ１ 出力電流誤差増幅回路 ＩＣ２ 出力電圧誤差増幅回路 Ｒ４ 出力電流検出抵抗 Ｒ６，Ｒ７ 出力電圧検出用分圧抵抗 Ｃ，Ｇ 出力端子 Ｄ，Ｆ 電源供給端子 ＲＬ 負荷
Claims (1)
- 【請求項１】 入力直流電源の電圧が供給される第１の
制御素子と、前記第１の制御素子を制御する第２の制御
素子と、負荷に出力電圧を供給する電源供給端子と、前
記電源供給端子に接続されたリモートセンシング線と、
前記リモートセンシング線を介して電源供給端子に接続
され、前記第２の制御素子を制御する第１の誤差増幅器
と、電流検出用抵抗の両端に接続され、前記第２の制御
素子を制御する第２の誤差増幅器と、前記第１及び第２
の誤差増幅器と前記第２の制御素子とに動作電圧を供給
する内部電源とを備えたリモートセンス式電源装置にお
いて、前記内部電源の基準点を前記電流検出用抵抗と前
記第１の制御素子の間に接続したことを特徴とするリモ
ートセンス式電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14121096A JPH09305245A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | リモートセンス式電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14121096A JPH09305245A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | リモートセンス式電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09305245A true JPH09305245A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15286708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14121096A Pending JPH09305245A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | リモートセンス式電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09305245A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000069040A3 (en) * | 1999-01-29 | 2001-05-03 | Terayon Comm Systems Inc | Power delivery system with compensation for line loss |
| US6928561B2 (en) * | 2002-02-14 | 2005-08-09 | Dell Usa, L.P. | System and method for providing a power supply dual remote sense |
| JP2020108288A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 新日本無線株式会社 | スイッチング電源 |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP14121096A patent/JPH09305245A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000069040A3 (en) * | 1999-01-29 | 2001-05-03 | Terayon Comm Systems Inc | Power delivery system with compensation for line loss |
| US6928561B2 (en) * | 2002-02-14 | 2005-08-09 | Dell Usa, L.P. | System and method for providing a power supply dual remote sense |
| JP2020108288A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 新日本無線株式会社 | スイッチング電源 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020611 |