JP2002135966A - 出力過電圧保護回路 - Google Patents

出力過電圧保護回路

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JP2002135966A
JP2002135966A JP2000320461A JP2000320461A JP2002135966A JP 2002135966 A JP2002135966 A JP 2002135966A JP 2000320461 A JP2000320461 A JP 2000320461A JP 2000320461 A JP2000320461 A JP 2000320461A JP 2002135966 A JP2002135966 A JP 2002135966A
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Hiroshi Noda
寛 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源装置の出力電圧が設定電圧を超えたとき
に、この電源装置の出力を停止させるための該設定電圧
の精度を向上させる。 【解決手段】 電源装置本体12から出力される出力電
圧Voutが零から上昇していき、この上昇過程におい
てコンパレータ24の出力端子24dが一瞬“L”にな
っても、トランジスタ27がオフ状態になっているの
で、本体12の制御端子12cが“L”にならず、該本
体12が動作を続ける。電圧Voutが上昇して一定電
圧になると、本体12の安定化動作によって該電圧Vo
utが一定の値に維持される。電圧Voutが設定電圧
より高くなると、コンパレータ24の出力端子24dが
“L”になる。これにより、トランジスタ27がオン
し、本体12の出力が停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流の出力電圧を
出力する直流電源装置等において、この出力電圧が許容
される設定電圧より高くなったときにその出力電圧の出
力を停止して負荷を保護するための出力過電圧保護回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、通信機用等の直流電源装
置では、出力電圧が何らかの原因で許容される設定電圧
より高くなったときに負荷が誤動作するのを防止するた
めに、出力電圧が高くなったことを検知して直流電源装
置全体の動作を停止し、警報信号を送出する出力過電圧
保護回路(Over Volatege Protection Circuit;OV
P)が付加されている。
【0003】図2は、直流電源装置に設けられた従来の
出力過電圧保護回路の回路図である。直流電源装置に
は、直流の入力電圧Vinを入力する入力端子1が設け
られ、この入力端子1に電源装置本体2を介して出力端
子3が接続されている。電源装置本体2は、入力端子1
に接続された入力端子2a、グランド端子2b、制御端
子2c、及び出力端子3に接続された出力端子2dを有
し、入力端子2aから入力される入力電圧Vinに基づ
き、これよりも低い一定の直流出力電圧Voutを出力
端子2dから出力し、制御端子2cが例えば“L”レベ
ルになったときに出力電圧Voutの出力を停止する装
置である。
【0004】このような直流電源装置には、抵抗4、ツ
ェナーダイオード5、及びNPN型トランジスタ6から
なる出力過電圧保護回路が設けられている。抵抗4の一
端は出力端子3に接続され、この抵抗4の他端がツェナ
ーダイオード5のカソードに接続されている。ツェナー
ダイオード5のアノードは、トランジスタ6のベースに
接続されている。トランジスタ6のコレクタは電源装置
本体2の制御端子2cに接続され、このトランジスタ6
のエミッタがグランドに接続されている。
【0005】このような出力過電圧保護回路では、電源
装置本体2から出力される出力電圧Voutが何らかの
原因で高くなり、設定電圧(即ち、ツェナーダイオード
5のツェナー電圧とトランジスタ6のベース・エミッタ
間電圧の合計電圧)を上回ると、トランジスタ6がオン
状態になる。トランジスタ6がオン状態になると、電源
装置本体2の制御端子2cが“L”レベル(グランド電
位)となるので、該電源装置本体2の出力停止機能が働
いて動作を停止する。これにより、出力端子3から過大
な出力電圧Voutが出力されないので、この出力端子
3に接続された負荷が誤動作することを防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
出力過電圧保護回路では、ツェナーダイオード5のツェ
ナー電圧とトランジスタ6のベース・エミッタ間電圧の
合計が出力過電圧保護回路の動作の設定電圧となるた
め、ツェナー電圧やトランジスタ6のベース・エミッタ
間電圧のばらつきにより、正確な設定電圧を得ることが
難しかった。また、周囲温度の変化によってそれらのば
らつきがさらに大きくなり、設定電圧の精度が低いとい
う課題があった。本発明は、前記従来技術が持っていた
課題を解決し、設定電圧の精度の高い出力過電圧保護回
路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、出力過電圧保護回路
において、直流の出力電圧を出力する装置の該出力電圧
を抵抗で分割し、該出力電圧が設定電圧以上に上昇する
と、該設定電圧に対応して設定された基準電圧を超える
第1の分割電圧を出力する第1の抵抗分割回路と、前記
出力電圧が与えられると動作して前記第1の分割電圧を
前記基準電圧と比較し、該第1の分割電圧が該基準電圧
を超えると所定の論理レベルの比較信号を出力する比較
器と、前記出力電圧を抵抗で分割し、該出力電圧が上昇
して前記設定電圧より若干低い電圧値に達したときに所
定レベルの第2の分割電圧を出力する第2の抵抗分割回
路と、トランジスタとを備えている。前記トランジスタ
は、前記第2の分割電圧が前記所定レベル以上になると
オン状態になり、前記比較器から出力される前記所定の
論理レベルの比較信号を前記装置に与えて該装置の出力
を停止させ、前記第2の分割電圧が前記所定レベルより
も低いときにオフ状態になる素子である。
【0008】第2の発明は、第1の発明の出力過電圧保
護回路において、前記比較器は、オープンコレクタ型コ
ンパレータで構成し、前記トランジスタは、前記第2の
抵抗分割回路に接続されたベース、前記オープンコレク
タ型コンパレータの出力端子に接続されたエミッタ、及
び前記装置に接続されたコレクタを有するNPN型トラ
ンジスタで構成している。
【0009】このような構成を採用したことにより、例
えば、電源投入時において装置から出力される出力電圧
が比較器に与えられ、何らかの原因でこの比較器から比
較信号が出力されても、第2の抵抗分割回路で分割され
た第2の分割電圧が所定レベルに達していないので、ト
ランジスタがオフ状態となり、装置への比較信号の入力
が遮断される。これにより、電源投入時において、比較
器の誤動作により装置からの出力電圧の出力が停止され
ることがない。装置から出力される出力電圧が何らかの
原因で設定電圧以上に上昇すると、第1の抵抗分割回路
から出力される第1の分割電圧と基準電圧とが比較器で
比較され、この比較器から所定の論理レベルの比較信号
が出力される。このとき、第2の抵抗分割回路から出力
される第2の分割電圧が所定レベル以上になっているの
で、トランジスタがオン状態になっている。このため、
比較器から出力された比較信号が、トランジスタを介し
て装置に与えられる。これにより、装置の出力が停止
し、過電圧による負荷の誤動作等が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
直流電源装置における出力過電圧保護回路の回路図であ
る。直流電源装置は、直流の入力電圧Vin(例えば、
48V)を入力する入力端子11を有し、この入力端子
11に電源装置本体12を介して出力端子13が接続さ
れている。電源装置本体12は、入力端子11に接続さ
れた入力端子12a、グランド端子12b、制御端子1
2c、及び出力端子13に接続された出力端子12dを
有し、例えば、入力端子12aより入力電圧Vinを入
力し、これよりも低い一定の直流出力電圧Vout(例
えば、6V)を出力端子12dから出力し、制御端子1
2cが“L”レベルになったときに出力を停止する装置
である。
【0011】このような直流電源装置には、出力電圧V
outが何らかの原因で許容される設定電圧Vth1よ
り高くなったときに、出力端子13に接続された負荷が
誤動作するのを防止するために、電源装置本体12の出
力を停止する出力過電圧保護回路が設けられている。出
力過電圧保護回路は、第1の抵抗分割回路(例えば、直
列接続された分割抵抗21,22の回路)と、第1の分
割電圧Vaを基準電圧Vth2と比較して比較信号を出
力する比較器(例えば、オープンコレクタ型コンパレー
タ24)と、第2の抵抗分割回路(例えば、直列接続さ
れた分割抵抗25,26の回路)と、比較器から出力さ
れた比較信号を電源装置本体12の制御端子12cへ伝
達するトランジスタ(例えば、NPN型トランジスタ2
7)とを備えている。
【0012】分割抵抗21の一端は電源装置本体12の
出力端子12dに接続され、この分割抵抗21の他端
が、分割抵抗22を介してグランドに接続されている。
分割抵抗21と22の接続点からは、第1の分割電圧V
aが出力される。分割抵抗21と22の接続点は、コン
パレータ24の反転入力端子24aに接続され、この非
反転入力端子24bが、基準電圧Vth2を発生する基
準電源23を介してグランドに接続されている。コンパ
レータ24の正電源端子24cは電源装置本体12の出
力端子12dに接続され、このコンパレータ24の負電
源端子がグランドに接続されている。電源装置本体12
の出力端子12dには、分割抵抗25の一端が接続さ
れ、この他端が分割抵抗26を介してグランドに接続さ
れている。
【0013】分割抵抗25と26の接続点からは、第2
の分割電圧Vbが出力され、この接続点がトランジスタ
27のベースに接続されている。トランジスタ27のエ
ミッタはコンパレータ24の出力端子24dに接続さ
れ、このトランジスタ27のコレクタが電源装置本体1
2の制御端子12cに接続されている。分割抵抗25,
26は、電源装置本体12の出力電圧Voutが設定電
圧Vth1より若干低い値に達したときに、トランジス
タ27のベース電圧が例えば約0.7Vになるように設
定されている。このため、トランジスタ27は、ベース
電圧が例えば0.7V以下のときには、エミッタが
“L”レベルになってもオン状態にならないようになっ
ている。トランジスタ27がオン状態になると、コレク
タ電流Icが流れる。
【0014】図3は、図1中のオープンコレクタ型コン
パレータ24の構成例を示す回路図である。このオープ
ンコレクタ型コンパレータ24は、回路構成が比較的簡
単であるため安価な回路であり、通常、電源電圧が1.
6V以上で動作可能である。コンパレータ24では、出
力電圧Voutが印加される電源端子24cに、定電流
回路31を介してPNP型トランジスタ32及び33の
エミッタが接続され、これらのベースにPNP型トラン
ジスタ34及び35のエミッタが接続されている。トラ
ンジスタ34のベースは、第1の分割電圧Vaが入力さ
れる反転入力端子24aに接続されている。トランジス
タ35のベースは、基準電圧Vth2がに入力される非
反転入力端子24bに接続されている。トランジスタ3
4及び35のコレクタは、グランドに接続されている。
【0015】トランジスタ32のコレクタは、NPN型
トランジスタ36のコレクタ及びベースに接続され、こ
のトランジスタ36のエミッタがグランドに接続されて
いる。トランジスタ33のコレクタは、NPN型トラン
ジスタ37のコレクタに接続され、このトランジスタ3
7のエミッタがグランドに接続されている。トランジス
タ36及び37のベースは、共通接続されている。
【0016】電源端子24cには、定電流回路38を介
して、NPN型トランジスタ39のコレクタ及びNPN
型トランジスタ40のベースが接続されている。トラン
ジスタ39のベースは、トランジスタ37のコレクタに
接続され、このトランジスタ39のエミッタがグランド
に接続されている。トランジスタ40のコレクタは出力
端子24dに接続され、このトランジスタ40のエミッ
タがグランドに接続されている。
【0017】このような構成のコンパレータ24では、
反転入力端子24aに入力される第1の分割電圧Va
が、非反転入力端子24bに入力される基準電圧Vth
2を超えると、トランジスタ34がオフ状態になると共
にトランジスタ35がオン状態になる。これにより、ト
ランジスタ32及び36がオフ状態になると共に、トラ
ンジスタ33及び37がオン状態になる。トランジスタ
37がオン状態になると、このコレクタが“L”レベル
になり、トランジスタ39がオフ状態になる。トランジ
スタ39がオフ状態になると、定電流回路38の出力電
流によってトランジスタ40のベース・エミッタ間にバ
イアス電流が流れ、このトランジスタ40がオン状態に
なり、このコレクタに接続された出力端子24dが
“L”レベルになる。これに対し、反転入力端子24a
に入力される第1の分割電圧Vaが、非反転入力端子2
4bに入力される基準電圧Vth2よりも低いときに
は、トランジスタ40がオフ状態になり、出力端子24
dがハイインピーダンス状態になる。
【0018】図4は、図1及び図3の各部の電圧及び電
流波形を示す動作波形図である。以下、この図4を参照
しつつ、図1及び図3の動作を説明する。図4の時刻t
0において、直流の入力電圧Vinが入力端子11に与
えられると、電源装置本体12が動作して出力端子12
dから出力される出力電圧Voutが徐々に立ち上がっ
ていく。オープンコレクタ型コンパレータ24は、通
常、電源電圧1.6V以上で動作可能であるが、電源端
子24cに出力電圧Voutが印加されると、時刻t1
において、内部のトランジスタ40に一瞬バイアス電流
が流れてオン状態になり、このコンパレータ24の出力
端子24dが一瞬“L”レベルになる。
【0019】この理由は、コンパレータ24の内部のト
ランジスタ39は、トランジスタ35,33が動作し、
トランジスタ39のベースに電流が流入して初めて動作
するので、動作遅れが大きい。これに対し、トランジス
タ40は、トランジスタ39の動作が遅れオフしている
期間、定電流回路38によってベースがドライブされ、
オン状態になるためである。
【0020】これを防止するために、本実施形態では、
分割抵抗25,26及びトランジスタ27を設けてい
る。即ち、出力電圧Voutが出力過電圧保護回路の設
定電圧Vth1より若干低い値に達したときに、トラン
ジスタ27のベース電圧が約0.7Vになるように分割
抵抗25,26の抵抗値が設定されている。このため、
出力電圧Voutが設定電圧Vth1以下ではトランジ
スタ27のベース電圧が0.7V以下になり、コンパレ
ータ24の出力端子24dに接続されたエミッタが
“L”レベルになっても、トランジスタ27はオンしな
い。よって、出力電圧Voutが上昇する過程(時刻t
1)で、コンパレータ24の出力端子24dが“L”レ
ベルになったことにより、トランジスタ27がオン状態
になることがなく、出力過電圧保護回路が誤動作するこ
ともない。
【0021】電源装置本体12の出力端子12dから出
力される出力電圧Voutが立上がり、図4の時刻t2
になると、この電源装置本体12の安定化動作によって
出力電圧Voutが一定レベルに維持される。入力電圧
Vinが変動したり、出力端子13の出力電流が変動
し、出力電圧Voutが一定電圧から上昇し、図4の時
刻t3において、出力電圧Voutが設定電圧Vth1
を超えると、分割抵抗21及び22によって分割された
分割電圧Vaが、基準電圧Vth2を超えるので、コン
パレータ24内のトランジスタ40がオン状態になり、
このコンパレータ24の出力端子24dが“L”レベル
になる。出力端子24dが“L”レベルになると、トラ
ンジスタ27もオン状態となり、電源装置本体12cの
制御端子が“L”レベルになってこの電源装置本体12
の動作が停止し、出力電圧Voutの出力が停止され
る。これにより、出力端子13に接続された負荷の誤動
作を防止することができる。
【0022】以上のように、本実施形態では、次のよう
な効果がある。本実施形態では、オープンコレクタ型コ
ンパレータ24を用い、このコンパレータ24の反転入
力端子24aに、出力電圧Voutに比例した分割電圧
Vaを入力し、非反転入力端子24bに基準電圧Vth
2を加え、出力電圧Voutが出力過電圧保護回路の設
定電圧Vth1より若干低い値に達したときにトランジ
スタ27のベース電圧が約0.7Vになるように選んだ
電圧を分割抵抗25,26により作成して該トランジス
タ27のベースに加え、このトランジスタ27のエミッ
タをコンパレータ24の出力端子24dに接続し、該ト
ランジスタ27がオン状態になったときに電源装置本体
12からの出力電圧Voutの出力を停止するようにし
ている。このため、電源装置本体12の出力電圧Vou
tが零から上昇するときに、コンパレータ24がその入
力に依らず内部回路の動作順序の問題で出力端子24d
が一瞬“L”レベル状態になっても、トランジスタ27
が一瞬オンして出力過電圧保護回路が働いてしまうこと
がなく、所定の過電圧保護機能を得ることができる。さ
らに、分割抵抗21,22により生成した分割電圧V
a、分割抵抗25,26により生成した分割電圧Vb、
及び基準電圧Vth2のばらつきが少なく、特に周囲温
度の変化に対してもこれらのばらつきが少ないので、出
力過電圧保護回路の設定電圧Vth1の精度を向上でき
る。
【0023】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。 (a) 上記実施形態では、安価なオープンコレクタ型
コンパレータ24を用いたが、これは図3の回路以外の
回路で構成してもよく、あるいはオープンコレクタ型コ
ンパレータ24以外の比較器を用いることも可能であ
る。
【0024】(b) オープンコレクタ型コンパレータ
24の誤動作を防止するために設けたNPN型トランジ
スタ27は、該コンパレータ24の内部回路の変更に対
応して、PNP型トランジスタや、電界効果トランジス
タ(FET)等の他のトランジスタを用いてもよい。他
のトランジスタを用いる場合には、このトランジスタの
バイアス回路等を任意に変更すればよい。 (c) 電源装置本体12を直流電源装置で構成した
が、本発明ではこの装置に限定せず、直流の出力電圧V
outを出力する装置であれば、本発明の出力過電圧保
護回路を種々の装置に適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、第1の抵抗分割手段で生成した第1の分割電
圧と基準電圧とを比較器で比較し、第2の抵抗分割回路
で生成した第2の分割電圧が所定レベル以上になったと
きにトランジスタをオン状態にし、該比較器から出力さ
れた比較信号によって装置の出力を停止させるようにし
たので、第2の抵抗分割回路及びトランジスタによって
比較器の誤動作を的確に防止できる。さらに、第1及び
第2の抵抗分割回路で生成する第1及び第2の分割電圧
と、比較器に与える基準電圧とは、ばらつきが少なく、
特に周囲温度の変化に対してもばらつきがより少ないの
で、出力過電圧保護回路の設定電圧の精度を向上でき
る。
【0026】第2の発明によれば、比較器をオープンコ
レクタ型コンパレータで構成したので、比較的簡単でか
つ安価な回路構成にすることができる。しかも、装置か
ら出力される出力電圧が零から一定の電圧へ上昇すると
きに、オープンコレクタ型コンパレータの出力が例えば
“L”レベルになるという誤動作を起こしても、NPN
型トランジスタをオフ状態にすることによって該コンパ
レータから出力される比較信号の装置への入力を阻止
し、出力過電圧保護回路の誤動作を的確に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す出力過電圧保護回路の
回路図である。
【図2】従来の出力過電圧保護回路を示す回路図であ
る。
【図3】図1中のコンパレータの回路図である。
【図4】図1及び図3の動作波形図である。
【符号の説明】
12 電源装置本体 21,22,25,26 分割抵抗 23 基準電源 24 コンパレータ 27 NPN型トランジスタ Va,Vb 分割電圧 Vin 入力電圧 Vout 出力電圧 Vth1 設定電圧 Vth2 基準電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流の出力電圧を出力する装置の該出力
    電圧を抵抗で分割し、該出力電圧が設定電圧以上に上昇
    すると、該設定電圧に対応して設定された基準電圧を超
    える第1の分割電圧を出力する第1の抵抗分割回路と、 前記出力電圧が与えられると動作して前記第1の分割電
    圧を前記基準電圧と比較し、該第1の分割電圧が該基準
    電圧を超えると所定の論理レベルの比較信号を出力する
    比較器と、 前記出力電圧を抵抗で分割し、該出力電圧が上昇して前
    記設定電圧より若干低い電圧値に達したときに所定レベ
    ルの第2の分割電圧を出力する第2の抵抗分割回路と、 前記第2の分割電圧が前記所定レベル以上になるとオン
    状態になり、前記比較器から出力される前記所定の論理
    レベルの比較信号を前記装置に与えて該装置の出力を停
    止させ、前記第2の分割電圧が前記所定レベルよりも低
    いときにオフ状態になるトランジスタと、 を備えたことを特徴とする出力過電圧保護回路。
  2. 【請求項2】 前記比較器は、オープンコレクタ型コン
    パレータで構成し、 前記トランジスタは、前記第2の抵抗分割回路に接続さ
    れたベース、前記オープンコレクタ型コンパレータの出
    力端子に接続されたエミッタ、及び前記装置に接続され
    たコレクタを有するNPN型トランジスタで構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の出力過電圧保護回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102294532A (zh) * 2011-06-14 2011-12-28 北京宏孚瑞达科技有限公司 弧焊电源的电压降低防触电装置及弧焊电源装置
CN105226605A (zh) * 2015-10-22 2016-01-06 江苏绿扬电子仪器集团有限公司 一种高精度信号源输出过压保护电路

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