JP2016165177A - 負荷電流制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い汎用性を有する負荷電流制御装置を低コストで提供する。【解決手段】本発明の負荷電流制御装置10は、電源装置20から負荷装置30へ電力を供給する電力供給ラインの電流を検出する電流検出回路12と、電力供給ラインをON/OFFする電界効果トランジスタQ1と、電力供給ラインの電流に応じて電界効果トランジスタQ1を制御する制御装置14と、を備え、制御装置14は、電力供給ラインの電流が過電流検出閾値を越えた時点で、電界効果トランジスタQ1をON状態に維持しつつ、その時点から時間の計測を開始し、電界効果トランジスタQ1の電気的特性に基づいて予め設定されている電流と時間との関係から、そのときの電力供給ラインの電流に対応する上限時間を時間閾値として設定し、時間閾値に相当する時間が経過した時点で、電界効果トランジスタQ1をOFFする。【選択図】図1

Description

本発明は、負荷装置に流れる電流を制御する負荷電流制御装置に関する。
電源装置から負荷装置へ電力を供給する上で、例えば負荷装置や電力供給ラインで短絡故障等が生ずると、定格を大幅に越える過大な電流が電源装置や負荷装置に流れてしまう虞が生ずる。このような過電流を未然に防止するために、負荷装置に流れる電流を制御する負荷電流制御装置が公知である。
しかし負荷装置においては、定常的に流れる電流よりも大きい電流が一時的に短時間流れることがある。そのため例えば、負荷装置に定常的に流れる電流を基準に過電流を検出する電流閾値を設定すると、それよりも大きな電流が一時的に短時間流れる度に、過電流の誤検出が発生してしまうことになる。他方、その一時的に短時間流れる大きな電流を基準に過電流を検出する電流閾値を設定すると、短絡故障等が生じた場合に、本来検出されるべき過電流が検出されなかったり、過電流の検出が遅れてしまったりする虞が生ずる。
このような課題を解決することを目的とした従来技術の一例として、例えば特定の負荷装置の電気特性(ランプ負荷の電気特性)に応じて過電流判定条件を予め設定し、その過電流判定条件を満足すると、電力供給ラインをON/OFFする半導体スイッチング素子の制御を変更する過電流検出機能付きスイッチ回路が公知である(例えば特許文献1を参照)。また他の従来技術の一例として、例えば定常的に流れる電流よりも大きい電流が流れるタイミングが予測可能な負荷装置(ランプ負荷)に対し、その定常的に流れる電流よりも大きい電流が流れるタイミングで過電流検出信号をマスクして過電流検出を行わないようにする負荷電流制御装置が公知である(例えば特許文献2を参照)。
特開平10−41797号公報 特開2001−119850号公報
しかしながら上記の従来技術は、いずれも特定の負荷装置の特性(ランプ負荷の特性)に基づいて過電流判定条件を予め設定し、その過電流判定条件で過電流の検出制御(電流閾値の設定、マスク条件の設定等)を変更するものである。そのため上記の従来技術は、適用可能な負荷装置が特定の負荷装置(ランプ負荷)に限定されてしまうことになり、特定の負荷装置(ランプ負荷)以外の負荷装置に対する負荷電流制御に用いることができず、極めて汎用性が低いという課題がある。
また上記の従来技術は、いずれも特定の負荷装置の特性(ランプ負荷の特性)だけを考慮したものである。つまり上記の従来技術は、例えば電源装置から負荷装置へ電力を供給する電力供給ラインをON/OFFする半導体スイッチの電気的特性、その半導体スイッチが発する熱を放熱するヒートシンク等の放熱装置の放熱特性といったものは何ら一切考慮していない。そのため上記の従来技術は、その半導体スイッチや放熱装置がオーバースペックとなって負荷電流制御装置の無駄なコスト増を招来する虞がある。
このような状況に鑑み本発明はなされたものであり、その目的は、高い汎用性を有する負荷電流制御装置を低コストで提供することにある。
<本発明の第1の態様>
本発明の第1の態様は、電源装置から負荷装置へ電力を供給する電力供給ラインの電流を検出する電流検出回路と、前記電力供給ラインをON/OFFする半導体スイッチと、前記電力供給ラインの電流に応じて前記半導体スイッチを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記電力供給ラインの電流が過電流検出閾値以下である間は前記半導体スイッチをON状態に維持し、前記電力供給ラインの電流が前記過電流検出閾値を越えた時点で、前記半導体スイッチをON状態に維持しつつ、その時点から時間の計測を開始し、前記半導体スイッチの電気的特性に基づいて予め設定されている電流と時間との関係から、そのときの前記電力供給ラインの電流に対応する上限時間を特定し、その上限時間を時間閾値として設定し、前記電力供給ラインの電流が前記過電流検出閾値以下に低下することなく前記時間閾値に相当する時間が経過した時点で、前記半導体スイッチをOFFする、負荷電流制御装置である。
電力供給ラインの電流が過電流検出閾値を越えた場合、制御装置は、半導体スイッチをON状態に維持しつつ、その時点から時間の計測を開始する。また制御装置は、電力供給ラインの電流が過電流検出閾値を越えたことを条件として時間閾値を設定する。この時間閾値は、半導体スイッチの電気的特性に基づいて予め設定されている電流と時間との関係から、そのときの電力供給ラインの電流に対応する上限時間として設定される。
制御装置は、電力供給ラインの電流が過電流検出閾値以下に低下することなく時間閾値に相当する時間が経過した時点で半導体スイッチをOFFする。それによって例えば負荷装置で短絡故障等が生じたことに起因する過電流を検出して、電源装置から負荷装置への電力供給を速やかに停止することができる。他方、制御装置は、時間閾値に相当する時間が経過する前に、電力供給ラインの電流が過電流検出閾値以下に低下した場合には、半導体スイッチをON状態に維持する。それによって例えば定常的に流れる電流(過電流検出閾値以下の電流)よりも大きい電流(過電流検出閾値を越える電流)が一時的に短時間流れることがあっても、それは過電流として検出されず、半導体スイッチがON状態に維持されて電源装置から負荷装置への電力供給が継続されることになる。
そして本発明の第1の態様において時間閾値は、半導体スイッチの電気的特性に基づいて予め設定されている電流と時間との関係から、そのときの電力供給ラインの電流に応じて設定される。それによって個々に固有である負荷装置の電気的特性に依存しない負荷電流制御が可能になる。また半導体スイッチの電気的特性の範囲内で、過電流検出閾値を越える電流の許容範囲を最大限にすることができる。したがって本発明の第1の態様によれば、高い汎用性を有する負荷電流制御が可能になるとともに、半導体スイッチがオーバースペックになる虞を低減することができる。
これにより本発明の第1の態様によれば、高い汎用性を有する負荷電流制御装置を低コストで提供できるという作用効果が得られる。
<本発明の第2の態様>
本発明の第2の態様は、前述した本発明の第1の態様において、前記半導体スイッチが発する熱を放熱する放熱装置をさらに備え、前記電流と時間との関係は、前記半導体スイッチの電気的特性及び前記放熱装置の放熱特性に基づいて予め設定されている、負荷電流制御装置である。
本発明の第2の態様において時間閾値は、半導体スイッチの電気的特性及び放熱装置の放熱特性に基づいて予め設定されている電流と時間との関係から、そのときの電力供給ラインの電流に応じて設定される。それによって半導体スイッチの電気的特性に加えて、さらに放熱装置の放熱特性も考慮した範囲内で、過電流検出閾値を越える電流の許容範囲を最大限にすることができる。したがって本発明の第2の態様によれば、さらに高い汎用性を有する負荷電流制御が可能になるとともに、半導体スイッチがオーバースペックになる虞をさらに低減することができる。
<本発明の第3の態様>
本発明の第3の態様は、前述した本発明の第1の態様又は第2の態様において、前記制御装置は、前記時間閾値に相当する時間が経過する前に前記電力供給ラインの電流が変化した場合には、前記時間の計測を継続しつつ、前記電流と時間との関係から変化後の電流に対応する上限時間を特定し、その変化後の電流に対応する上限時間で前記時間閾値を更新する、負荷電流制御装置である。
本発明の第3の態様において制御装置は、時間閾値に相当する時間が経過する前に電力供給ラインの電流が変化した場合には、そのまま時間の計測を継続し、予め設定された電流と時間との関係から変化後の電流に対応する上限時間を特定して時間閾値を更新する。それによって時間閾値に相当する時間が経過する前に電力供給ラインの電流が変化した場合でも、その電流の変化に応じて、柔軟に時間閾値を変更して適切な負荷電流制御を行うことができる。
本発明によれば、高い汎用性を有する負荷電流制御装置を低コストで提供することができる。
本発明に係る負荷電流制御装置の構成を図示したブロック図。 本発明に係る負荷電流制御装置における負荷電流制御のタイミングチャート。 本発明に係る負荷電流制御装置における負荷電流制御のタイミングチャート。 本発明に係る負荷電流制御装置における負荷電流制御のタイミングチャート。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
尚、本発明は、以下説明する実施例に特に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
本発明に係る負荷電流制御装置10の構成について、図1を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る負荷電流制御装置10の構成を図示したブロック図である。
本発明に係る負荷電流制御装置10は、電界効果トランジスタQ1、シャント抵抗SR1、ドライバ11、電流検出回路12、放熱装置13、制御装置14を備える。
「半導体スイッチ」としての電界効果トランジスタQ1は、電源装置20から負荷装置30へ電力を供給する電力供給ラインをON/OFFする。ドライバ11は、電界効果トランジスタQ1のゲート電圧を制御して電界効果トランジスタQ1をON/OFFする駆動回路である。電界効果トランジスタQ1は、例えばエンハンスメント型パワーMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)であるが、特にこれに限定されるものではなく、例えばパワートランジスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:IGBT)、半導体リレー(Solid-State Relay:SSR)等の半導体スイッチを用いてもよい。
シャント抵抗SR1は、電源装置20から負荷装置30へ電力を供給する電力供給ラインに直列に接続されている。電流検出回路12は、電源装置20から負荷装置30へ電力を供給する電力供給ラインの電流を検出する回路である。より具体的には電流検出回路12は、シャント抵抗SR1で生ずる電位差を検出し、その電位差に基づいて電力供給ラインに流れる電流を演算する。
放熱装置13は、電界効果トランジスタQ1が発する熱を放熱する装置である。放熱装置13は、例えば電界効果トランジスタQ1に取り付けられたヒートシンク、電界効果トランジスタQ1の周辺の空気を循環させる空冷ファン等である。
制御装置14は、例えば公知のマイコン制御装置である。制御装置14は、電流検出回路12が検出する電力供給ラインの電流に応じて、ドライバ11へ制御信号を出力して電界効果トランジスタQ1のON/OFFを制御する。
図2〜図4は、本発明に係る負荷電流制御装置10における負荷電流制御を図示したタイミングチャートである。
制御装置14は、電源装置20から負荷装置30へ電力を供給する電力供給ラインに流れる電流の過電流を検出するための閾値として予め設定された過電流検出閾値Isを記憶している。この過電流検出閾値Isは、負荷電流制御装置10において時間を制限せずに連続して流れ続けることを許容する電流の最大値である(例えば10A)。過電流検出閾値Isは、例えば電界効果トランジスタQ1のドレイン電流の最大定格に基づいて設定することができる。また過電流検出閾値Isは、さらに電源装置20又は負荷装置30の定格電流等も考慮して設定してもよい。
制御装置14は、電界効果トランジスタQ1の電気的特性に基づいて予め設定されている電流と時間との関係を記憶している。この電流と時間との関係は、例えばデータテーブルとして設定してもよいし、何らかの関係式や計算式として設定してもよい。電界効果トランジスタQ1の電気的特性としては、例えば電界効果トランジスタQ1のドレイン電流、パルスドレイン電流、許容チャネル損失、許容チャネル温度の最大定格、最大許容損失等が挙げられる。予め設定された電流と時間との関係は、より具体的には、電力供給ラインに流れる電流とその電流が連続して流れることを許容する上限時間との対応関係である。例えば電力供給ラインに流れる電流として、電流Iaに対しては上限時間T1が設定され、電流Ibに対しては上限時間T2が設定され、電流Icに対しては上限時間T3が設定される。このときの電流Ia、Ib、Icの相対的な関係は、Ia>Ib>Ic(例えばIa=100A、Ib=50A、Ic=20A)となる。また上限時間T1、T2、T3の相対的な関係は、T1<T2<T3(例えばT1=10秒、T2=30秒、T3=60秒)となる。
制御装置14は、電力供給ラインの電流が過電流検出閾値Is以下(例えば負荷装置30の定格電流Ir)である間は電界効果トランジスタQ1をON状態に維持する(図2)。他方、制御装置14は、電力供給ラインの電流が過電流検出閾値Isを越えた時点で、電界効果トランジスタQ1をON状態に維持しつつ、その時点から時間の計測を開始する。また制御装置14は、電力供給ラインの電流が過電流検出閾値Isを越えたことを条件として、予め設定された電流と時間との関係から、そのときの電力供給ラインの電流に対応する上限時間を特定し、その上限時間を時間閾値として設定する。
より具体的には制御装置14は、例えば電力供給ラインに過電流検出閾値Isを越える電流Iaが流れている場合には、上限時間T1を時間閾値として設定する(図2)。例えば電力供給ラインに過電流検出閾値Isを越える電流Ibが流れている場合には、上限時間T2を時間閾値として設定する(図2)。例えば電力供給ラインに過電流検出閾値Isを越える電流Icが流れている場合には、上限時間T3を時間閾値として設定する(図2)。
制御装置14は、電力供給ラインの電流が過電流検出閾値Is以下に低下することなく時間閾値に相当する時間が経過した時点で、電界効果トランジスタQ1をOFFする。それによって例えば負荷装置30で短絡故障等が生じたことに起因する過電流を検出して、電源装置20から負荷装置30への電力供給を速やかに停止することができる。より具体的には制御装置14は、例えば電力供給ラインに連続して電流Iaが流れている状態で上限時間T1が経過した時点で、電界効果トランジスタQ1をOFFする(図2)。例えば電力供給ラインに連続して電流Ibが流れている状態で上限時間T2が経過した時点で、電界効果トランジスタQ1をOFFする(図2)。例えば電力供給ラインに連続して電流Icが流れている状態で上限時間T3が経過した時点で、電界効果トランジスタQ1をOFFする(図2)。
他方、制御装置14は、時間閾値に相当する時間が経過する前に電力供給ラインの電流が過電流検出閾値Is以下に低下した場合には、電界効果トランジスタQ1をONした状態を維持する。それによって例えば定常的に流れる電流(例えば負荷装置30の定格電流Ir)よりも大きい電流(過電流検出閾値Isを越える電流)が一時的に短時間流れることがあっても、それは過電流として検出されないことになる。したがって電界効果トランジスタQ1がON状態に維持され、電源装置20から負荷装置30への電力供給が継続されることになる。より具体的には制御装置14は、例えば電力供給ラインに連続して電流Idが流れている状態で時間閾値に相当する上限時間T4が経過する前に、電力供給ラインの電流が過電流検出閾値Is以下(例えば負荷装置30の定格電流Ir)に低下した場合には、時間の計測を停止して時間閾値をリセットし、電界効果トランジスタQ1をON状態に維持する(図3)。
そして前述したように、本発明において時間閾値は、電界効果トランジスタQ1の電気的特性に基づいて予め設定された電流と時間との関係から、そのときの電力供給ラインの電流に応じて設定される。それによって個々に固有である負荷装置30の電気的特性に依存しない負荷電流制御が可能になる。また電界効果トランジスタQ1の電気的特性の範囲内で、過電流検出閾値Isを越える電流の許容範囲を最大限にすることができる。したがって本発明によれば、高い汎用性を有する負荷電流制御が可能になるとともに、電界効果トランジスタQ1がオーバースペックになる虞を低減することができるので、高い汎用性を有する負荷電流制御装置10を低コストで提供することができる。
さらに本発明において予め設定される電流と時間との関係は、例えば電界効果トランジスタQ1の電気的特性及び放熱装置13の放熱特性(例えばヒートシンクの熱抵抗、空冷ファンの冷却性能等)に基づいて設定されるのが好ましい。それによって電界効果トランジスタQ1の電気的特性に加えて、さらに放熱装置13の放熱特性も考慮した範囲内で、過電流検出閾値Isを越える電流の許容範囲を最大限にすることができる。
また本発明において時間閾値に相当する時間が経過する前に電力供給ラインの電流が変化した場合には、時間の計測を継続しつつ、予め設定された電流と時間との関係から変化後の電流に対応する上限時間を特定し、その変化後の電流に対応する上限時間で時間閾値を更新するのが好ましい。それによって時間閾値に相当する時間が経過する前に電力供給ラインの電流が変化した場合でも、その電流の変化に応じて、柔軟に時間閾値を変更して適切な負荷電流制御を行うことができる。
より具体的には制御装置14は、例えば電力供給ラインの電流が過電流検出閾値Isを越えた時点で、電界効果トランジスタQ1をON状態に維持しつつ、その時点から時間の計測を開始する。また制御装置14は、予め設定された電流と時間との関係から、そのときに電力供給ラインに流れている電流Ieに対応する上限時間T5を特定し、その上限時間T5を時間閾値として設定する(図4)。
上記のような状況において制御装置14は、時間閾値に相当する上限時間T5が経過する前に、電力供給ラインの電流が電流Ieから電流Ifへ上昇した場合には、そのまま時間の計測を継続する。また制御装置14は、予め設定された電流と時間との関係から変化後の電流Ifに対応する上限時間T6を特定し、その上限時間T6で時間閾値を更新する(図4)。そして制御装置14は、例えば電力供給ラインに連続して電流Ifが流れている状態で上限時間T6が経過した時点で、電界効果トランジスタQ1をOFFする(図4)。
他方、制御装置14は、時間閾値に相当する上限時間T5が経過する前に、電力供給ラインの電流が電流Ieから電流Igへ低下した場合にも同様に、そのまま時間の計測を継続する。また制御装置14は、予め設定された電流と時間との関係から変化後の電流Igに対応する上限時間T7を特定し、その上限時間T7で時間閾値を更新する(図4)。そして制御装置14は、例えば電力供給ラインに連続して電流Igが流れている状態で上限時間T7が経過した時点で、電界効果トランジスタQ1をOFFする(図4)。
10 負荷電流制御装置
11 ドライバ
12 電流検出回路
13 放熱装置
14 制御装置
20 電源装置
30 負荷装置
Q1 電界効果トランジスタ
SR1 シャント抵抗

Claims (3)

  1. 電源装置から負荷装置へ電力を供給する電力供給ラインの電流を検出する電流検出回路と、
    前記電力供給ラインをON/OFFする半導体スイッチと、
    前記電力供給ラインの電流に応じて前記半導体スイッチを制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記電力供給ラインの電流が過電流検出閾値以下である間は前記半導体スイッチをON状態に維持し、
    前記電力供給ラインの電流が前記過電流検出閾値を越えた時点で、前記半導体スイッチをON状態に維持しつつ、その時点から時間の計測を開始し、前記半導体スイッチの電気的特性に基づいて予め設定されている電流と時間との関係から、そのときの前記電力供給ラインの電流に対応する上限時間を特定し、その上限時間を時間閾値として設定し、
    前記電力供給ラインの電流が前記過電流検出閾値以下に低下することなく前記時間閾値に相当する時間が経過した時点で、前記半導体スイッチをOFFする、負荷電流制御装置。
  2. 請求項1に記載の負荷電流制御装置において、前記半導体スイッチが発する熱を放熱する放熱装置をさらに備え、
    前記電流と時間との関係は、前記半導体スイッチの電気的特性及び前記放熱装置の放熱特性に基づいて予め設定されている、負荷電流制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の負荷電流制御装置において、前記制御装置は、前記時間閾値に相当する時間が経過する前に前記電力供給ラインの電流が変化した場合には、前記時間の計測を継続しつつ、前記電流と時間との関係から変化後の電流に対応する上限時間を特定し、その変化後の電流に対応する上限時間で前記時間閾値を更新する、負荷電流制御装置。
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