JP2001189650A - 半導体リレー - Google Patents

半導体リレー

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JP2001189650A
JP2001189650A JP37477399A JP37477399A JP2001189650A JP 2001189650 A JP2001189650 A JP 2001189650A JP 37477399 A JP37477399 A JP 37477399A JP 37477399 A JP37477399 A JP 37477399A JP 2001189650 A JP2001189650 A JP 2001189650A
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Akira Baba
晃 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体リレー自身で周囲温度条件による熱故
障を防止することができる半導体リレーを提供するこ
と。 【解決手段】 半導体スイッチ2と、過熱検出手段9
と、過熱検出手段9の出力で制御されて半導体スイッチ
2を遮断する遮断手段10とを有する半導体リレーは、
周囲温度検出手段14と、入力遮断手段16と、制御手
段15とを備えている。周囲温度検出手段14は、周囲
温度が所定温度以下であることを検出する。入力遮断手
段16は、半導体スイッチ素子2の入力信号を遮断す
る。制御手段15は、過熱検出手段9の出力が少なくと
も2回入力されると共に周囲温度検出手段14の出力が
入力された時、入力遮断手段16を遮断制御する制御信
号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体リレーに関
し、例えば自動車においてバッテリからの電源を選択的
に各負荷に供給するための半導体リレーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車においては、イグニッショ
ンキー、ライトスイッチ、オーディオスイッチ等の操作
スイッチの操作に応じてバッテリからの電源を選択的に
各電気部品(以下、この電気部品を負荷と呼ぶ)に供給
するために、多数のスイッチング回路が搭載されてい
る。
【0003】このスイッチング回路として、最近は半導
体スイッチ、例えばMOSFETを備えた半導体リレー
が使用されている。この種の半導体リレーは、一般に半
導体スイッチを過電流や過熱から保護する保護機能を持
っており、半導体スイッチに定格電流以上の電流が流れ
るような場合または半導体スイッチが規定以上の温度ま
で上昇した場合に、半導体スイッチを強制的に遮断、す
なわちオフ制御することにより半導体スイッチを保護す
るようになされている。
【0004】このような半導体リレーは、たとえば、特
開平10−14089号公報に「インテリジェントパワ
ースイッチおよびスイッチング装置」として開示されて
いる。図7は、上述の公開公報に開示されている従来の
半導体リレーの構成例を示す回路図である。図7におい
て、半導体リレー、すなわちインテリジェントパワース
イッチ(IPS)55Aは、パワーMOS−FET61
のオンオフがゲートに供給される制御電圧によって制御
されることにより、電源入力端子T1に印加された電源
電圧VB を必要なときだけ出力端子T5および電線64
を介して負荷65に供給するようになされている。また
IPS55Aは、MOS−FET61を過電流および過
熱から保護するための過電流保護機能および過熱保護機
能を有する。
【0005】IPS55Aは、大きく分けて、メインの
半導体スイッチとしてのパワーMOS−FET61(以
下、これを単にMOS−FET61と呼ぶ)と、シャン
ト抵抗R0を有しMOS−FET61を流れる電流値I
0 を検出し当該電流値に応じた電圧値を出力する電流検
出回路67と、電流検出回路67から得られた電圧値と
基準電圧値とを比較することによりMOS−FET61
に当該MOS−FET61が損傷のおそれのある過電流
が流れたことを検出する過電流検出回路68と、過電流
検出回路68の検出結果と制御信号S1との論理積に応
じてMOS−FET61をオンオフ制御するための制御
電圧をMOS−FET61のゲートに選択的に供給する
論理積回路69と、MOS−FET61の温度に応じた
論理値を出力する温度検出回路70と、温度検出回路7
0の検出論理結果に基づいてMOS−FET61のゲー
ト電圧を強制的に降下させてMOS−FET61をオフ
動作させる過熱防止回路71と、負荷オープン検出回路
100と、電源電圧が過電圧になったことを検出する過
電圧検出回路101とにより構成されている。
【0006】次に、図8は、従来の半導体リレーの他の
構成例を示すブロック図である。図8において、半導体
リレー200は、パワーMOSFET201と、論理ゲ
ート202と、ドライバ(チャージポンプ)203と、
過熱検出部204と、過電流検出部205と、チョッピ
ング部(遅延回路)206と、コンパレータ207と、
論理ゲート208と、パワーMOSFET209と、電
流制限部210と、定電圧回路211とからなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体リレーにおいては、半導体リレーの過熱時、保護
機能が働いて過熱遮断が起きると、負荷への電流供給を
止めるが、入力信号がゼロになると、保護機能がリセッ
トされてしまう。その結果、入力がパルス信号の場合は
過熱遮断が何度も起こり、低温パワーサイクル試験(た
とえば、−40℃雰囲気および20アンペアの電流制
限)では、半導体リレーを構成するチップとステム間の
ハンダ接合やチップ表面のアルミニウムのスライドが発
生し、チップにダメージを与えてしまう。耐久回数は−
40℃で数千回、常温ではその100倍の回数である。
そこで、マイクロコンピュータで過熱遮断回数をカウン
トし、耐久回数以下の所定回数を超えたら半導体リレー
を遮断する方法も考えられるが、この方法では外部構成
要素を含むことになり、半導体リレー単独では解決でき
ない。
【0008】また、負荷の状態(たとえば、負荷ショー
ト、断線など)は、マイクロコンピュータで負荷電流の
大きさをモニターして判断しているので、望ましい状態
だけを選択することができなかった。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述の課題に鑑
み、半導体リレー自身で周囲温度条件による熱故障を防
止することができる半導体リレーを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的にかんがみ
て、請求項1記載の発明の半導体リレーは、図1の基本
構成図に示すように、半導体スイッチ2と、過熱検出手
段9と、該過熱検出手段9の出力で制御されて上記半導
体スイッチ2を遮断する遮断手段10とを有する半導体
リレー1であって、周囲温度が所定温度以下であること
を検出する周囲温度検出手段14と、上記半導体スイッ
チ素子2の入力信号を遮断する入力遮断手段16と、上
記過熱検出手段9の出力が少なくとも2回入力されると
共に上記周囲温度検出手段14の出力が入力された時、
上記入力遮断手段16を遮断制御する制御信号を出力す
る制御手段15と、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項1記載の発明によれば、半導体スイ
ッチ2と、過熱検出手段9と、過熱検出手段9の出力で
制御されて半導体スイッチ2を遮断する遮断手段10と
を有する半導体リレーは、周囲温度検出手段14と、入
力遮断手段16と、制御手段15とを備えている。周囲
温度検出手段14は、周囲温度が所定温度以下であるこ
とを検出する。入力遮断手段16は、半導体スイッチ素
子2の入力信号を遮断する。制御手段15は、過熱検出
手段9の出力が少なくとも2回入力されると共に周囲温
度検出手段14の出力が入力された時、入力遮断手段1
6を遮断制御する制御信号を出力する。
【0012】また、請求2記載の発明は、請求項1記載
の半導体リレーにおいて、さらに、過電流検出手段11
を備え、前記遮断手段10は、上記過電流検出手段11
の出力で制御されて前記半導体スイッチ素子2を遮断す
ることを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明によれば、半導体リレ
ーは、さらに、過電流検出手段11を備えている。遮断
手段10は、過電流検出手段11の出力で制御されて半
導体スイッチ素子2を遮断する。
【0014】また、請求3記載の発明は、請求項2記載
の半導体リレーにおいて、さらに、負荷オープン検出手
段12と、断線検出手段13とを備えたことを特徴とす
る。
【0015】請求項2記載の発明によれば、半導体リレ
ーは、さらに、負荷オープン検出手段12と、断線検出
手段13とを備えている。
【0016】また、請求4記載の発明は、請求項3記載
の半導体リレーにおいて、さらに、選択制御信号に基づ
いて、前記過熱検出手段9、前記過電流検出手段11、
前記負荷オープン検出手段12および前記断線検出手段
13の各検出信号の中から任意の検出信号を選択的に診
断出力として出力する選択手段17を備えたことを特徴
とする。
【0017】請求項4記載の発明によれば、半導体リレ
ーは、さらに、選択制御信号に基づいて、過熱検出手段
9、過電流検出手段11、負荷オープン検出手段12お
よび断線検出手段13の各検出信号の中から任意の検出
信号を選択的に診断出力として出力する選択手段17を
備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図2乃至図6を参照して説明する。
【0019】図2は、本発明による半導体リレーの実施
の形態を示す回路図である。半導体リレー1は、ワンチ
ップ上に搭載されており、半導体スイッチとしてのパワ
ーMOSFET2と、電源端子Vcとドレイン端子Dお
よびパワーMOSFET2のドレインとの間に接続され
たMOSFETで形成されたスイッチ3および電源回路
4と、電源回路4に接続されたチャージポンプ回路5
と、入力端子1INとパワーMOSFET2のゲートの
間に接続され、チャージポンプ回路5で制御される駆動
回路6と、パワーMOSFET2のゲートとソース間に
接続されたツェナーダイオード7と、パワーMOSFE
T2のソースとソース端子Sの間に接続された電流検出
抵抗8とを備えている。
【0020】さらに、半導体リレー1は、過熱検出手段
9と、遮断手段10と、過電流検出手段としての過電流
検出回路11と、負荷オープン検出手段としての負荷オ
ープン検出回路12と、断線検出手段としての断線検出
回路13と、周囲温度検出手段としての温度検出回路1
4と、制御手段15と、入力遮断手段16と、選択手段
としてのセレクタ17とを備えている。
【0021】過熱検出手段9は、パワーMOSFET2
の近傍に配置された温度センサ(図示しない)を含み、
パワーMOSFET2の温度を検出する温度検出回路9
aと、温度検出回路9aの出力が入力されるフリップフ
ロップ9bとからなる。
【0022】遮断手段10は、パワーMOSFET2の
ゲートとソース間に接続されたMOSFETで形成さ
れ、そのゲートは、過熱検出手段9のフリップフロップ
9bの出力に接続されている。
【0023】過電流検出回路11は、電流検出抵抗8の
両端に接続され、電流検出抵抗8の電圧降下に基づいて
パワーMOSFET2の過電流を検出する。過電流検出
回路11の出力は、遮断手段9であるMOSFETのゲ
ートに接続されている。
【0024】負荷オープン検出回路12は、パワーMO
SFET2のソースおよびソース端子Sに接続され、ソ
ース端子Sに接続される負荷(図示しない)がオープン
状態になった場合に検出信号を出力する。
【0025】断線検出回路13は、電流検出抵抗8の両
端に接続され、電流検出抵抗8の電圧降下に基づいて断
線を検出する。
【0026】温度検出回路14は、チップ内においてパ
ワーMOSFET2からの熱の影響を受けない場所に配
置される。(入力信号の印加後、パワーMOSFET2
部分は、急峻に温度上昇すると考えられるので、その場
合の回避のためである。)温度検出回路14は、半導体
リレー1の周囲温度が所定温度(たとえば、0℃)以下
になったか否かを検出する。
【0027】制御手段15は、過熱検出手段9の出力が
入力されるフリップフロップ15aと、フリップフロッ
プ15aの出力と温度検出回路14の出力とが入力され
るアンドゲート15bと、アンドゲート15Bの出力が
入力されるフリップフロップ15cと、過熱検出手段9
のフリップフロップ9bの出力とフリップフロップ15
cの出力とが入力されるアンドゲート15dと、アンド
ゲート15dの出力が入力されるフリップフロップ15
eとからなる。
【0028】入力遮断手段16は、入力端子INと接地
(GND)の間に接続されたMOSFETで形成されて
いる。
【0029】セレクタ17は、過熱検出手段9の検出出
力信号と、過電流検出回路11の検出出力信号と、負荷
オープン検出回路12の検出出力信号と、断線検出回路
13の検出出力信号とが入力され、選択信号入力端子S
EL1およびSEL2からの選択信号に応じて、上述の
各検出出力信号から任意の検出出力信号を選択的に診断
出力端子DIAGへ出力する。
【0030】上述の構成において、動作時、電源端子V
cには常時電圧が印加されているので、例えば入力端子
INに図3に示すパルス入力信号が供給された場合、通
常動作状態では、このパルス入力信号に基づいてパワー
MOSFET2がオン/オフし、パルス入力信号に応じ
た出力電流(図3)が流れる。
【0031】一方、負荷ショート状態等によりパワーM
OSFET2に大電流が流れ過熱状態になった場合は、
過熱検出手段9の温度検出回路9aから検出信号が出力
され、フリップフロップ9bをトリガし、フリップフロ
ップ9bの出力はハイレベル(論理1)になる。フリッ
プフロップ9bのハイレベル出力が遮断手段10のMO
SFETのゲートに印加されると、MOSFETがオフ
となり、パワーMOSFET2がオフ制御され、1回目
の過熱遮断が行われ、図3に示すように出力電流は流れ
なくなる。
【0032】また、制御手段15のフリップフロップ1
5aは、フリップフロップ9bのハイレベル出力でトリ
ガされ、その出力がハイレベル(論理1)になり、アン
ドゲート15bの一方の入力に供給される。次いで、1
回目の過熱遮断後にパルス入力信号のパルスが立ち下が
り、入力がゼロの状態になると、過熱検出回路9のフリ
ップフロップ9bはリセットされ、その出力はローレベ
ル(論理0)に戻る。
【0033】この1回目の過熱遮断において、温度検出
回路14が働いていない状態、すなわち、周囲温度が0
℃以下になっていない状態では、温度検出回路14の出
力はローレベル(論理0)になっているので、アンドゲ
ート15bの出力はローレベル(論理0)のままであ
り、フリップフロップ15c、アンドゲート15dおよ
びフリップフロップ15eの各出力はローレベル(論理
0)となり、入力遮断手段16のMOSFETはオフと
なっており、入力端子INに供給されたパルス入力信号
はGNDにプルダウンされない。
【0034】次に、1回目の過熱遮断動作後に到来する
パルス入力信号、すなわち2回目のパルスの立ち上がり
によって再び過熱遮断が生じた場合は、過熱検出手段9
のフリップフロップ9bから再びハイレベル(論理1)
の検出信号が出力されると共に、入力信号の印加と同時
に温度検出回路14が周囲温度を判断し、周囲温度が0
℃以下ならば検出出力としてハイレベル(論理1)をフ
リップフロップ15cへ出力する。
【0035】このとき、フリップフロップ15aの出力
はハイレベル(論理1)になっているので、アンドゲー
ト15bの出力はハイレベル(論理1)になり、それに
よりフリップフロップ15cがラッチされ、アンドゲー
ト15dによるフリップフロップ9bからのハイレベル
出力とのAND出力(論理1)により、フリップフロッ
プ15eがラッチされ、入力遮断手段16のMOSFE
Tがオンとなる。
【0036】したがって、入力端子1Nに供給されたパ
ルス入力信号は、入力遮断手段16のMOSFETを介
して永久にGNDにプルダウンされ、電源+Vcを切ら
ない限り、その状態が保持される。これによって、出力
段のパワーMOSFET2を入力信号に依存せずに動作
不能にできるので、周囲温度が所定温度(たとえば、0
℃)以下の状態、たとえば−40℃の状態で半導体リレ
ー1が使用されたとき、半導体リレー1は、過熱遮断を
繰り返すことがなく、チップへの熱ストレスがなくなる
ため、半導体リレーデバイスの故障を防ぐことができ
る。
【0037】その後、電源端子Vcに供給されている電
源+Vcを切れば、制御手段15の各フリップフロップ
15a,15c,15eがリセットされ、入力遮断手段
16のMOSFETがオンからオフ状態になって、半導
体リレー1の状態が通常状態に復帰する。
【0038】一方、半導体リレー1の状態(過電流、負
荷オープン、断線、過熱遮断)の診断出力の選択は、セ
レクタ17において、選択信号入力端子SEL1,SE
L2に選択信号電圧を印加する組み合わせで行う。
【0039】半導体リレー1の過電流状態は過電流検出
回路11で検出され、その検出出力で、遮断手段10の
MOSFETがオフ制御されることにより、パワーMO
SFET2に流れる出力電流が制限される。過電流(た
とえば、20アンペア)の場合は、図3のタイミングチ
ャート図のように、パワーMOSFET2はオン/オフ
を繰り返すようになり、この状態では、オン/オフを繰
り返すので、過熱遮断は起こさない。過熱遮断を起こす
のは、定格負荷電流以上かつ過電流設定値(たとえば、
20アンペア)以下である。
【0040】また、負荷オープンおよび断線の状態は、
それぞれ、負荷オープン検出回路12と断線検出回路1
3で検出される。
【0041】そして、過熱検出手段9、過電流検出回路
11、負荷オープン検出回路12および断線検出回路1
3の各検出出力は、セレクタ17に入力される。
【0042】図4は、図2におけるセレクタ17の構成
例を示す回路図である。セレクタ17は、過熱検出手段
9のフリップフロップ9bの出力に接続されたアナログ
スイッチ17aと、過電流検出回路11の出力に接続さ
れたアナログスイッチ17bと、断線検出回路13の出
力に接続されたアナログスイッチ17cと、負荷オープ
ン検出回路12の出力に接続されたアナログスイッチ1
7dと、アナログスイッチ17a乃至17dの各出力が
入力され、その中から任意の出力を診断出力端子DIA
Gへ供給するオアゲート17eとを有する。
【0043】セレクタ17は、さらに、2つの入力が選
択信号入力端子SEL1,SEL2に接続され、出力が
アナログスイッチ17bを制御するオアゲート17f
と、2つの入力が選択信号入力端子SEL1,SEL2
に接続され、出力がアナログスイッチ17dを制御する
ノアゲート17gと、一方の入力が選択信号入力端子S
EL1に接続され、他方の入力がインバータ17hを介
して選択信号入力端子SEL2に接続され、出力がアナ
ログスイッチ17cを制御するオアゲート17iと、一
方の入力が選択信号入力端子SEL2に接続され、他方
の入力がインバータ17jを介して選択信号入力端子S
EL1に接続され、出力がアナログスイッチ17aを制
御するオアゲート17kとを有する。
【0044】図5は、図2におけるセレクタ17の選択
動作を説明する図であり、選択信号入力端子1に供給さ
れる選択信号と診断出力端子DIAGに供給される状態
診断出力の関係を示す。図5からわかるように、選択信
号入力端子SEL1,SEL2の両方にハイレベル(論
理1)の選択信号が供給された場合は、アナログスイッ
チ17bのみがオンとなり、過電流検出回路11より過
電流状態を表す診断出力が、診断出力端子DIAGに供
給される。また、選択信号入力端子SEL1にローレベ
ル(論理0)の選択信号が供給されかつ選択信号入力端
子SEL2にハイレベル(論理1)の選択信号が供給さ
れた場合は、アナログスイッチ17aのみがオンとな
り、過熱検出手段9のフリップフロップ9bより過熱状
態を表す診断出力が、診断出力端子DIAGに供給され
る。
【0045】また、選択信号入力端子SEL1にハイレ
ベル(論理1)の選択信号が供給されかつ選択信号入力
端子SEL2にローレベル(論理0)の選択信号が供給
された場合は、アナログスイッチ17cのみがオンとな
り、断線検出回路13より断線状態を表す診断出力が、
診断出力端子DIAGに供給される。さらに、選択信号
入力端子SEL1,SEL2に共にローレベル(論理
0)の選択信号が供給された場合は、アナログスイッチ
17dのみがオンとなり、負荷オープン検出回路12よ
り負荷オープン状態を表す診断出力が、診断出力端子D
IAGに供給される。
【0046】次に、図6は、本発明による半導体リレー
の応用例を示す概略構成図である。半導体リレー1は、
例えば車両においてターンシグナルを発するウインカ
(フラッシャ)用ランプ駆動回路に使用され、電源端子
Vcに電源電圧+Vcが供給され、ドレイン端子にバッ
テリー20が接続され、ソース端子に負荷としてウイン
カ(フラッシャ)用のランプ22,23が接続される。
また、半導体リレー1の入力端子INと選択信号入力端
子SEL1,SEL2には、駆動回路の制御を行うマイ
クロコンピュータ(以下マイコンという)21より、そ
れぞれ、ランプ22,23を点滅駆動するためのパルス
信号(図3参照)と、選択信号が供給される。さらに、
半導体リレー1の診断出力端子DIAGから診断出力
が、マイコン21に入力される。
【0047】そこで、通常動作状態では、マイコン21
より入力端子INに入力されたパルス信号により、パワ
ーMOSFET2がオン/オフ動作し、バッテリー20
から駆動電流がランプ22,23に供給され、ランプ2
2,23は点滅点灯する。
【0048】次に、半導体リレー1が異常動作状態(負
荷オープン、過電流、断線、過熱遮断)になると、選択
信号入力端子SEL1,SEL2に入力される選択信号
に基づいて選択された診断出力がマイコン21に供給さ
れ、マイコン21は供給された診断出力に応じた処理を
行うことができる。
【0049】たとえば、ランプ22,23のうちの1個
が断線すると、断線検出回路13から検出出力がセレク
タ17に供給されるので、マイコン21は、選択信号入
力端子SEL1,SEL2に供給する選択信号の組み合
わせを変えながら、周期的に診断出力端子DIAGから
入力される診断出力を監視することにより、ランプの断
線状態を認識し、ランプ交換を行うことができる。
【0050】以上の通り、本発明の実施の形態について
説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用
が可能である。
【0051】たとえば、上述の実施の形態を示す図2の
回路は、負荷が大きい場合(たとえば、21W×2灯の
ランプ)に好適な回路であり、パワーMOSFET2の
センスFET部に電流検出抵抗8を入れ、その両端電圧
をモニターすることによって、過電流、断線状態を判断
しているが、負荷が小さい場合(たとえば、5W×2灯
のランプ)には、図2の電流検出抵抗8に代えてドレイ
ン端子DとパワーMOSFET2のドレインの間にシャ
ント抵抗を接続し、このシャント抵抗の両端をモニター
することによって、過電流、断線状態を判断するように
構成しても良い。ここで用いるシャント抵抗は、数十ミ
リオーム程度であり、チップ内部のアルミニウムパター
ンを利用することができる。また、熱的に厳しい場合
は、シャント抵抗をチップ外部に接続するのが有効であ
る。
【0052】また、上述の実施の形態では、制御手段1
5は、過熱検出手段9から2回の検出出力が入力される
と共に、周囲温度検出回路14からの検出出力が入力さ
れた時、入力遮断手段16を遮断制御する制御信号を出
力するように構成しているが、過熱検出手段9から3回
以上の検出出力が入力されると共に、周囲温度検出回路
14からの検出出力が入力された時、入力遮断手段16
を遮断制御する制御信号を出力するように構成して良
い。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、マイコン
で過熱遮断回数をカウントしなくても良く、半導体リレ
ーの過熱状態と周囲温度とをモニターするだけで、所定
温度(たとえば、0℃)以下の使用条件において、入力
信号と無関係に半導体リレー自身で、デバイスの熱故障
を防止することができる。
【0054】請求項2記載の発明によれば、過電流状態
を検出し、半導体リレーを保護することができる。
【0055】請求項3記載の発明によれば、負荷オープ
ン状態及び断線状態を検出することができる。
【0056】請求項4記載の発明によれば、過熱状態、
過電流状態、負荷オープン状態および断線状態の各検出
出力の中から任意の検出出力を診断出力として選択でき
るので、マイコンのポート数を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体リレーの基本構成図であ
る。
【図2】本発明による半導体リレーの実施の形態を示す
回路図である。
【図3】図2に回路図における各部信号のタイミングチ
ャートである。
【図4】図2におけるセレクタの構成例を示す回路図で
ある。
【図5】図2におけるセレクタの選択動作を説明する図
である。
【図6】本発明による半導体リレーの応用例を示す概略
構成図である。
【図7】従来の半導体リレーの構成例を示す回路図であ
る。
【図8】従来の半導体リレーの他の構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 半導体リレー 2 半導体スイッチ(パワーMOSFET) 9 過熱検出手段 10 遮断手段 11 過電流検出手段 12 負荷オープン検出手段 13 断線検出手段 14 周囲温度検出手段 15 制御手段 16 入力遮断手段 17 選択手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5J055 AX31 AX32 AX36 AX46 AX64 BX16 CX22 CX28 DX13 DX22 DX52 EX02 EX04 EX25 EY01 EY12 EY13 EY21 EZ07 EZ12 EZ13 EZ25 EZ31 EZ39 EZ51 EZ55 EZ57 FX04 FX06 FX31 FX32 GX01 GX02 GX04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体スイッチと、過熱検出手段と、該
    過熱検出手段の出力で制御されて上記半導体スイッチを
    遮断する遮断手段とを有する半導体リレーであって、 周囲温度が所定温度以下であることを検出する周囲温度
    検出手段と、 上記半導体スイッチ素子の入力信号を遮断する入力遮断
    手段と、 上記過熱検出手段の出力が少なくとも2回入力されると
    共に上記周囲温度検出手段の出力が入力された時、上記
    入力遮断手段を遮断制御する制御信号を出力する制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする半導体リレー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体リレーにおいて、
    さらに、 過電流検出手段を備え、 前記遮断手段は、上記過電流検出手段の出力で制御され
    て前記半導体スイッチ素子を遮断することを特徴とする
    半導体リレー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体リレーにおいて、
    さらに、 負荷オープン検出手段と、 断線検出手段とを備えたことを特徴とする半導体リレ
    ー。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体リレーにおいて、
    さらに、 選択制御信号に基づいて、前記過熱検出手段、前記過電
    流検出手段、前記負荷オープン検出手段および前記断線
    検出手段の各検出信号の中から任意の検出信号を選択的
    に診断出力として出力する選択手段を備えたことを特徴
    とする半導体リレー。
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