JP2014182172A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持体から転写手段に付着したトナーのクリーニングにおける不良の発生を抑制した画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kにより形成された複数の種類のトナー像を中間転写ベルト15に順次転写させる一次転写部10、中間転写ベルト15上に転写された画像形成用のトナー像を用紙Pに一括転写させる二次転写部20を備えている。二次転写部20は、中間転写ベルト15を挟んでバックアップロール25に対向して配置される二次転写ロール22で構成されている。そして、二次転写ロール22に付着したトナーを除去するクリーニングブレード42を備えたロールクリーナ40が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
公報記載の従来技術として、被クリーニング部材表面に接触することで、被クリーニング部材表面の残留物を掻き取るクリーニング部材を備えたクリーニング装置であって、前記クリーニング部材における被クリーニング部材との当接部が、A≧−2.5×B+102を満たすゴム弾性体で構成されてなるクリーニング装置が記載されている。〔式中、Aは、23℃・55%RHにおける純水との接触角(°)を表し、Bは、23℃での100%モジュラス(MPa)を表す。〕(特許文献1参照)。
また、他の公報記載の従来技術として、樹脂粒子本体と、前記樹脂粒子本体の表面に付着したシリカ粒子であって、体積平均粒径が80nm以上300nm以下、粒度分布指標が1.10以上1.40以下、平均円形度が0.70以上0.92以下、円形度分布指標が1.05以上1.50以下である一次粒子を含み、かつ、円形度が0.95以上である一次粒子の割合は10個数%以下であるシリカ粒子と、を含む樹脂粒子が存在する(特許文献2参照)。
特開2006−301564号公報 特開2012−149190号公報
本発明の目的は、保持体から転写手段に付着したトナーのクリーニングにおける不良の発生を抑制した画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、トナー本体と円形度が0.5以上且つ0.9以下の外添剤とを備えたトナーによるトナー像が保持される保持体と、前記保持体との間に被転写体を挟んで、前記トナー像を当該被転写体に転写する転写手段と、前記転写手段に接触する接触部を備え、当該接触部が下記式(1)を満たす弾性材料で構成されて前記保持体が保持する前記トナー像から当該転写手段に付着したトナーを除去する除去手段とを備える画像形成装置である。
A ≧ −2.5×B+102 …式(1)
[式(1)中、Aは、23℃、55%RHにおける純水との接触角(°)を表し、Bは、23℃での100%モジュラス(MPa)を表す。]
請求項2に記載の発明は、前記保持体の保持するトナー像は、前記被転写体に転写される第1のトナー像と、当該被転写体に転写されない第2のトナー像とを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記除去手段における前記転写手段に接触する前記接触部は、23℃、55%RHにおける純水との接触角が82°以上且つ101°以下であって、23℃における100%モジュラスが4MPa以上且つ11MPa以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記トナーにおける前記トナー本体と前記外添剤とは、同じ帯電極性を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記転写手段における前記除去手段の前記接触部が接触する表面は、フッ素系樹脂にて覆われていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、本構成を用いない場合に比べ、転写手段に付着したトナーのクリーニングにおける不良の発生が抑制できる。
請求項2の発明によれば、本構成を用いない場合に比べ、保持体と転写手段との間の放電を抑制するとともに転写手段の表面の研磨に使用できるトナーをより多く供給できる。
請求項3の発明によれば、本構成を用いない場合に比べ、転写手段に付着したトナーのクリーニングにおける不良の発生がより抑制できる。
請求項4の発明によれば、本構成を用いない場合に比べ、外添剤によってトナー本体の帯電及び転写が妨げられにくい。
請求項5の発明によれば、本構成を用いない場合に比べ、転写手段と除去手段との間の摩擦を低減できる。
第1の実施の形態が適用される画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 図1における二次転写部の拡大図である。 中間転写ベルト上のトナー像の一例を示す図である。 クリーニングブレードの捲れの発生の有無を調べる試験(クリーニングブレードの捲れ試験)の結果を示す図である。 クリーニングブレードの純水接触角(A)(°)と100%モジュラス(B)(MPa)との関係を示す図である。 クリーニングブレードのクリーニング性能を調べる試験(クリーニング試験)の結果を示す図である。 第2の実施の形態が適用される画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
(第1の実施の形態)
[画像形成装置1]
図1は、第1の実施の形態が適用される画像形成装置1の一例を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置1は、一般にタンデム型の中間転写方式による画像形成装置であって、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット2Y、2M、2C、2K、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kにより形成された各色(成分)のトナー像を保持体の一例としての中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部10、中間転写ベルト15上に転写されたトナー像(各色のトナー像が重畳されたトナー像)を被転写体の一例としての用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部20、二次転写されたトナー像を用紙P上に定着させる定着部60を備えている。また、各装置(各部)の動作を制御する画像形成制御部80を備えている。
なお、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kをそれぞれ区別しないときは画像形成ユニット2と表記する。
各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kは、矢印a方向に回転する感光体ドラム11の周囲に、これらの感光体ドラム11を帯電する帯電器12、感光体ドラム11上に静電潜像を書込むレーザ露光器13(図中露光ビームを符号Bmで示す。)、各色のトナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視画像化する現像器14、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像を一次転写部10にて中間転写ベルト15に転写する一次転写ロール16、感光体ドラム11上に残ったトナーを除去するドラムクリーナ17、などの電子写真用デバイスが順次配設されている。これらの画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kは、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の順に配置されている。
以下では、トナーの帯電極性は、一例として負極性(負)であるとして説明する。
中間転写ベルト15は、ポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の導電剤を適当量含有させたフィルム状の無端ベルトで構成されている。そして、その体積抵抗率は10〜1014Ωcmとなるように形成されており、その厚みは例えば0.1mm程度に構成されている。中間転写ベルト15は、各種ロールによって図1に示す矢印b方向に予め定められた速度で循環駆動(回転)されている。この各種ロールとしては、定速性に優れたモータ(不図示)により駆動されて中間転写ベルト15を回転させる駆動ロール31、各感光体ドラム11の配列方向に沿って直線状に延びる中間転写ベルト15を支持する支持ロール32、中間転写ベルト15に対して張力を与えると共に中間転写ベルト15の蛇行を防止する補正ロールとして機能するテンションロール33、二次転写部20に設けられるバックアップロール25、中間転写ベルト15上に残ったトナーを掻き取る中間転写ベルトクリーナ35に対向して設けられるクリーニングバックアップロール34が配設されている。
一次転写部10は、中間転写ベルト15を挟んで感光体ドラム11に対向して配置される一次転写ロール16で構成されている。一次転写ロール16は、シャフトと、シャフトの周囲に固着された弾性体層としてのスポンジ層とで構成されている。シャフトは鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。スポンジ層はカーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴムで形成され、体積抵抗率が10〜10Ωcmのスポンジ状の円筒ロールである。そして、一次転写ロール16は中間転写ベルト15を挟んで感光体ドラム11に押し当てられている。
さらに一次転写ロール16には、トナーの帯電極性(負)と逆極性である正の電圧(一次転写バイアス)が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体ドラム11上のトナー像が中間転写ベルト15に順次、静電吸引され、中間転写ベルト15上にトナー像が転写(一次転写)される。
二次転写部20は、中間転写ベルト15を挟んでバックアップロール25に対向して配置される転写手段の一例としての二次転写ロール22で構成されている。二次転写ロール22は、中間転写ベルト15のトナー像保持面側に配置され、接地されている。バックアップロール25には、金属製の給電ロール26が接するように配置されている。
そして、二次転写ロール22は中間転写ベルト15を挟んでバックアップロール25に押し当てられている。
給電ロール26は、二次転写電源27に接続されている。二次転写電源27が給電ロール26に負の電圧を供給すると、その電圧はバックアップロール25に印加される。これにより、二次転写部20(二次転写ロール22とバックアップロール25との間)に負の二次転写電界(二次転写バイアス)が形成される。
この状態で、二次転写部20に用紙Pが搬送されると、トナー像(後述する図3における画像形成用トナー像101a、101b)が静電吸引されて用紙Pに転写(二次転写)される。
なお、二次転写バイアスは、中間転写ベルト15を挟んで、二次転写ロール22とバックアップロール25との間に形成される電界であるが、二次転写電源27が二次転写バイアスを供給すると表記する。
後述するように、二次転写電源27は、タイミングによって、負の電圧である二次転写バイアスに代えて、逆極性の正の電圧の非転写電界(非転写バイアス)を供給する。ここでも、二次転写電源27が非転写バイアスを供給すると表記する。非転写バイアスについては、後述する。
バックアップロール25は、表面がカーボンを分散したEPDMとNBRとのブレンドゴムのチューブ、内部がEPDMゴムで構成されている。そして、その表面抵抗率が10〜1010Ω/□となるように形成され、硬度は例えば70°(アスカーC)に設定されている。
一方、二次転写ロール22は、シャフト、シャフトの周囲に順に固着された弾性層、離型層で構成されている。シャフトはアルミニウム、鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。弾性層はカーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴムで形成され、体積抵抗率が10〜10Ωcmのスポンジ状の円筒ロールである。そして、離型層はフッ素樹脂、フッ素ゴム等で形成され、弾性層の表面を覆う。離型層としては、離型性が良好であるフッ素系樹脂が好ましい。
そして、離型層の表面は、表面粗さRzが2μm以下(Rz≦2μm)となるように構成されている。
そして、二次転写ロール22に付着したトナーを除去するロールクリーナ40が設けられている。ロールクリーナ40は、二次転写ロール22に回転可能に接触して配置されるクリーニングブラシ41、クリーニングブラシ41よりもさらに二次転写ロール22の回転方向下流側に設けられる除去手段の一例としてのクリーニングブレード42を備えている。
また、ロールクリーナ40は、クリーニングブラシ41に接触するように配置され、クリーニングブラシ41に供給する潤滑剤を保持する潤滑剤ブロック43、クリーニングブラシ41、クリーニングブレード42、潤滑剤ブロック43を収容するクリーナハウジング44、クリーニングブレード42をクリーナハウジング44に固定して支持する支持部材45を備えている。さらに、廃トナーを蓄積する蓄積部46をクリーナハウジング44内に備えている。
クリーニングブラシ41は、金属等からなるシャフトの表面に毛の束をらせん状に植毛したものである。毛は、トナーと同じ極性(負極性)に帯電しやすい絶縁性のポリプロピレンなどで構成されている。
そして、クリーニングブラシ41は、図示しない駆動モータにより予め定められた速度で回転駆動されている。
潤滑剤ブロック43がクリーニングブラシ41に接触するように配置されているので、潤滑剤ブロック43の保持する潤滑剤が、クリーニングブラシ41に供給され、さらにクリーニングブラシ41の回転にともなって二次転写ロール22上に供給される。潤滑剤は、例えばステアリン酸亜鉛である。
潤滑剤は、二次転写ロール22とクリーニングブレード42との間の摩擦を低減し、クリーニングブレード42の捲れ(メクレ)を抑制する。クリーニングブレード42の捲れについては、後述する。
クリーニングブレード42は、ウレタンゴム等の弾性材料で構成された長尺板状の部材である。短手方向の断面で見たときに、四角形の角(稜)の一つが二次転写ロール22の回転方向(矢印c方向)に対してカウンタ方向に接触するように設けられている。よって、二次転写ロール22の回転にともなって、クリーニングブレード42の一つの角によって、二次転写ロール22上に付着したトナーが掻き取られる。
そして、支持部材45は、クリーニングブレード42が予め定められた圧力(接触圧)で二次転写ロール22と接触するように、クリーニングブレード42をクリーナハウジング44に固定する。
クリーニングブレード42が掻き取ったトナーは、クリーナハウジング44内の蓄積部46内に落下し、廃トナーとして蓄積される。
さらに、中間転写ベルト15の二次転写部20の下流側には、二次転写後の中間転写ベルト15上に残ったトナーや紙粉を除去し、中間転写ベルト15の表面をクリーニングする中間転写ベルトクリーナ35が接離自在に設けられている。一方、Yの画像形成ユニット2Yの上流側には、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kにおける画像形成タイミングをとるための基準となる基準信号を発生する基準センサ(ホームポジションセンサ)81が配設されている。また、Kの画像形成ユニット2Kの下流側には、画質調整を行うための画像濃度センサ82が配置されている。
基準センサ81は、中間転写ベルト15の裏側に設けられた予め定められたマークを認識して基準信号を発生する。この基準信号の認識に基づく画像形成制御部80からの指示により、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kは画像形成を開始するように構成されている。
一方、画像濃度センサ82は、後述する濃度制御用トナー像(トナーパッチ)を検出する。画像形成制御部80は、画像濃度センサ82によって検出された濃度制御用トナー像の検出結果に基づいて、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの動作条件の調整を行い、後述する画像形成用トナー像(後述する図3における画像形成用トナー像101a、101b)の濃度を調整する。
さらに、本実施の形態における画像形成装置1では、用紙Pを収容する用紙収容部50、この用紙収容部50に収容された用紙Pを予め定められたタイミングで取り出して搬送するピックアップロール51、ピックアップロール51により繰り出された用紙Pを搬送する搬送ロール52、搬送ロール52により搬送された用紙Pを二次転写部20へと送り込む用紙搬送路53、二次転写ロール22により二次転写された後に搬送される用紙Pを定着部60へと搬送する搬送ベルト55、用紙Pを定着部60に導く定着入口ガイド56を備えている。
定着部60は、ハロゲンランプ等の加熱源を内蔵する加熱ロール61と、この加熱ロール61に押圧される加圧ロール62とを備えている。これら加熱ロール61と加圧ロール62との間にトナー画像が転写された用紙Pを通過させることで、定着が行なわれる。
なお、第1の実施の形態における画像形成装置1では、用紙Pに二次転写される画像形成用トナー像の他に、連続する画像形成用トナー像の間(間隙)に形成される濃度制御用トナー像(トナーパッチ)等の間隙用トナー像(後述する図3における間隙用トナー像102)、中間転写ベルト15の端部に形成される端部用トナー像(トナーバンド)(後述する図3における端部用トナー像103a、103b)等が形成される。なお、画像形成用トナー像、濃度制御用トナー像、端部用トナー像をそれぞれ区別しないときはトナー像と表記する。
次に、第1の実施の形態における画像形成装置1の基本的な作像プロセスについて説明する。ここでは、画像形成用トナー像による作像プロセスを説明し、間隙用トナー像、端部用トナー像については後述する。
図1に示す画像形成装置1では、図示しない画像読取装置や図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等から出力される画像データは、図示しない画像処理装置により予め定められた画像処理が施される。その後、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kによって作像作業が実行される。画像処理装置では、入力された画像データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の予め定められた画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、Y、M、C、Kの4色の色材階調データに変換され、レーザ露光器13に出力される。
レーザ露光器13では、入力された色材階調データに応じて、例えば半導体レーザから出射された露光ビームBmを画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの各感光体ドラム11に照射している。画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの各感光体ドラム11では、帯電器12によって表面が帯電された後、このレーザ露光器13によって表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの各現像器14によって、Y、M、C、Kの各色の画像形成用トナー像として現像される。
画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの各感光体ドラム11上に形成された各色の画像形成用トナー像は、各感光体ドラム11と中間転写ベルト15とが接触する一次転写部10において、中間転写ベルト15上に転写される。より具体的には、一次転写部10において、一次転写ロール16により中間転写ベルト15の基材に対し画像形成用トナーの帯電極性(負)と逆極性の正の電圧(一次転写バイアス)が付加され、画像形成用トナー像が中間転写ベルト15の表面に順次重ね合わせる一次転写が行われる。
各色の画像形成用トナー像が中間転写ベルト15の表面に順次一次転写されることで、各色の画像形成用トナー像が重畳された画像形成用トナー像となって、二次転写部20に搬送される。重畳された画像形成用トナー像が二次転写部20に搬送されるタイミングに合わせてピックアップロール51が回転し、用紙収容部50から予め定められたサイズの用紙Pが供給される。ピックアップロール51により供給された用紙Pは、搬送ロール52により搬送され、用紙搬送路53を経て二次転写部20に到達する。用紙Pが二次転写部20に到達する前に、用紙Pの搬送が一旦停止され、重畳された画像形成用トナー像が保持された中間転写ベルト15の移動タイミングに合わせてレジストロール(不図示)が回転することで、用紙Pの位置と重畳された画像形成用トナー像の位置との位置合わせがなされる。
二次転写部20では、中間転写ベルト15を介して、二次転写ロール22がバックアップロール25に押し当てられている。このとき、タイミングを合わせて搬送された用紙Pは、中間転写ベルト15と二次転写ロール22との間に挟み込まれる。その際、二次転写電源27から、給電ロール26を介してバックアップロール25に、トナーの帯電極性(負)と同極性の負の電圧(二次転写バイアス)が供給される。すると、二次転写ロール22とバックアップロール25との間に二次転写バイアスが形成され、中間転写ベルト15上に保持された重畳された画像形成用トナー像を用紙P上に一括して転写する二次転写が行われる。
その後、重畳された画像形成用トナー像が転写された用紙Pは、二次転写ロール22によって中間転写ベルト15から剥離された状態で、二次転写ロール22の用紙搬送方向下流側に設けられた搬送ベルト55へと搬送される。搬送ベルト55は、定着部60における搬送速度に合わせて、用紙Pを定着部60まで搬送する。定着部60に搬送された用紙P上の未定着の画像形成用トナー像は、定着部60によって熱および圧力による定着処理を受けることで用紙P上に定着されて定着画像となる。そして定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙収納部(不図示)に搬送される。
用紙Pへの転写が終了した後、中間転写ベルト15上に残ったトナーは、中間転写ベルト15の移動に伴って搬送され、中間転写ベルトクリーナ35によって中間転写ベルト15上から除去される。
そして、二次転写ロール22に付着したトナーは、ロールクリーナ40によって二次転写ロール22から除去される。
[ロールクリーナ40のクリーニングブレード42の捲れ]
ロールクリーナ40のクリーニングブレード42の捲れについて説明する。
図2は、図1における二次転写部20の拡大図である。図2(a)は、図1における二次転写ロール22を中心に、中間転写ベルト15、バックアップロール25、ロールクリーナ40のクリーニングブラシ41、クリーニングブレード42、潤滑剤ブロック43、支持部材45、用紙Pを示している。図2(b)は、図2(a)において矢印IIBで示す方向から、二次転写ロール22を幅方向に見た図である。図2(b)では、中間転写ベルト15、二次転写ロール22、ロールクリーナ40のクリーニングブレード42、用紙Pを示している。
図2(a)に示すように、第1の実施の形態におけるロールクリーナ40のクリーニングブレード42は、長尺板状の部材であって、短手方向に断面を見た場合の四角形の一の角が二次転写ロール22に接触している。そして、クリーニングブレード42は、二層構成であって、二次転写ロール22に接触する角を有する接触層42aと、接触層42aに積層されて二次転写ロール22に接触しない非接触層42bとを備えている。すなわち、クリーニングブレード42は、接触部の一例としての接触層42aの角が二次転写ロール22の表面に密着するように配置されている(実線で示すαの状態)。
しかし、クリーニングブレード42の先端部が二次転写ロール22の回転の力に負けると、クリーニングブレード42の短手方向の先端部が捲れて二次転写ロール22の回転方向下流側に移動する(破線で示すβの状態)。なお、クリーニングブレード42の先端部とは、接触層42aが二次転写ロール22に接触している部分及びこの部分の接触層42aに積層された非接触層42bの部分をいう。
ロールクリーナ40のクリーニングブレード42に捲れが生じると、クリーニングブレード42と二次転写ロール22との接触が不良になって空隙が生じる。すると、クリーニングブレード42は、二次転写ロール22に付着したトナーが除去できず、二次転写ロール22にはトナーが付着したままとなる。この状態において、二次転写ロール22と中間転写ベルト15との間を用紙Pが通過すると、用紙Pの裏面が二次転写ロール22上に付着したままのトナーにより汚れる。すなわち、二次転写ロール22上に付着したトナーが除去されないクリーニング不良が発生する。これにより、二次転写ロール22上に付着し、除去されなかったトナーが用紙Pの裏面に付着して、用紙Pの裏面が汚れる。
すなわち、ロールクリーナ40のクリーニングブレード42の捲れは、二次転写ロール22のクリーニング不良を発生させる。
そこで、クリーニングブレード42と二次転写ロール22との間の摩擦を軽減して、クリーニングブレード42の捲れを抑制するために、クリーニングブラシ41を介して潤滑剤を二次転写ロール22に供給するようになっている。
しかし、二次転写ロール22に潤滑剤を供給しても、クリーニングブレード42に捲れが発生する。
次に、図2(b)により、図2(a)において二次転写ロール22を矢印IIBで示す方向から、幅方向に見た状態を説明する。ここでは、一例として、中間転写ベルト15の幅Wbeは、二次転写ロール22の幅Wroよりも大きく、中間転写ベルト15の幅Wbe内に二次転写ロール22が収まるように設定されている。そして、二次転写ロール22の幅Wroは、クリーニングブレード42の幅Wbrよりも大きく、二次転写ロール22の幅Wro内にクリーニングブレード42が収まるように設定されている。
よって、二次転写ロール22に移行したトナーをクリーニングブレード42によって除去するためには、クリーニングブレード42の幅Wbrに対応する中間転写ベルト15の領域に、トナー像が形成される。以下では、中間転写ベルト15のトナー像が形成される領域の幅は、クリーニングブレード42の幅Wbrであるとして説明する。
なお、中間転写ベルト15の幅Wbe、二次転写ロール22の幅Wro、クリーニングブレード42の幅Wbrは、図2(b)に示した関係以外であってもよく、二次転写ロール22の幅Wroが最も大きくてもよい。また、クリーニングブレード42の幅Wbrが最も大きくてもよい。中間転写ベルト15上においてトナー像を形成する領域は、二次転写ロール22に付着したトナーがクリーニングブレード42によって除去されるように、設定すればよい。
ここで、用紙Pは、中間転写ベルト15上においてトナー像を形成する領域(幅Wbr)内に置かれる。すなわち、用紙Pの幅は、中間転写ベルト15上においてトナー像を形成する領域の幅Wbrより狭いので、中間転写ベルト15のトナー像を形成する領域(幅Wbr)は、用紙Pが通過する通紙部RP、用紙Pが通過しない非通紙部RNに分けられる。
なお、図2(a)に示した捲れの状態βは、クリーニングブレード42全体で生じる場合の他、クリーニングブレード42の一部、例えば長手方向の一方の端部又は両端部で生じることがある。
前述したように、用紙Pに画像形成用トナー像101を転写する際、二次転写ロール22とバックアップロール25との間に中間転写ベルト15を挟んで負の電圧である二次転写バイアスが印加される。
このとき、通紙部RPでは用紙Pが介在するが、非通紙部RNでは用紙Pがない。このため、非通紙部RNでは、中間転写ベルト15と二次転写ロール22とが直接対向するため、通紙部RPに比べて放電が発生しやすい。
放電が発生すると、窒素酸化物(NOx)などの放電生成物が二次転写ロール22及び中間転写ベルト15上に付着する。これらの放電生成物が付着することにより二次転写ロール22の表面エネルギーが増加することで、二次転写ロール22とロールクリーナ40のクリーニングブレード42と間の接触摩擦が増加し、クリーニングブレード42の先端部が二次転写ロール22の回転する力に負けて捲れが発生する。
以上説明したように、二次転写ロール22のクリーニング不良の発生は、ロールクリーナ40のクリーニングブレード42の捲れによる。そして、クリーニングブレード42の捲れは、非通紙部RNに発生する放電による放電生成物の二次転写ロール22への付着により、二次転写ロール22とロールクリーナ40のクリーニングブレード42と間の接触摩擦が増加することによって発生する。
よって、非通紙部RNにおける放電が抑制されれば、クリーニング不良の発生が抑制される。また、放電が発生して放電生成物が二次転写ロール22に付着しても、放電生成物が除去されれば、二次転写ロール22とロールクリーナ40のクリーニングブレード42と間の接触摩擦の増加が抑制されて、クリーニング不良の発生が抑制される。
[クリーニングブレード42]
第1の実施の形態におけるクリーニングブレード42は、前述したように二次転写ロール22に接触する接触層42aと、接触層42aに積層された二次転写ロール22に接触しない非接触層42bとを備えている。
そして、クリーニングブレード42の接触層42aは、式(1)を満たす弾性材料で構成されている。
A ≧ −2.5×B+102 …式(1)
ここで、Aは23℃、55%RHにおける純水との接触角(°)、Bは23℃での100%モジュラス(MPa)である。以下では、純水との接触角を純水接触角(A)、100%モジュラスを100%モジュラス(B)と表記する。
純水接触角(A)は、23℃、55%RHの環境下において、クリーニングブレード42の接触層42aの表面に純水を滴下し、10秒間放置後の接触角を、接触角測定装置CA−Xロール型(協和界面科学社製)を用いて測定する。測定場所を変えて5回繰り返し測定した際の平均値を純水接触角(A)とする。
100%モジュラス(B)は100%伸張時の応力をいう。ここでは、JIS K 6254:92(加硫ゴム物理試験方向)に準拠した測定で、23℃の環境下で求めた値を100%モジュラス(B)とする。
クリーニングブレード42の接触層42aに用いることができる弾性材料の種類としては、例えばウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴム、ブタジエンゴム等のゴム弾性体がある。その中で耐摩耗性に優れていることからウレタンゴム(ポリウレタン弾性体)を用いることが好ましい。
ポリウレタン弾性体としては、一般にイソシアネートとポリオール及び各種水素含有化合物との付加反応を経て合成されるポリウレタンが用いられており、ポリオール成分として、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のポリエーテル系ポリオールや、アジペート系ポリオール、ポリカプロラクタム系ポリオール、ポリカーボネート系ポリオール等のポリエステル系ポリオールを用い、ポリイソシアネート成分として、トリレンジイソシアネート、4,4’ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、トルイジンジイソシアネート等の芳香族系ポリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等の脂肪族系ポリイソシアネートを用いてウレタンプレポリマーを調製し、これに硬化剤を加えて、予め定められた型内に注入し、架橋硬化させた後、常温で熟成することによって製造されている。
硬化剤としては、通常、1,4−ブタンジオール等の二価アルコールとトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の三価以上の多価アルコールとが併用される。
上記の式(1)を満たすポリウレタン弾性体は、ポリオール材料、ポリオールの分子量、イソシアネートと架橋剤の材料及び配合を調整することで得られる。
一般に、ポリオールの分子量を低くすると、架橋点間分子鎖長さが短くなりミクロブラウン運動が低下して高モジュラス化するが、極性が高くなり水との接触角は低くなる。また、架橋剤の量を多くして架橋密度を増大させて高モジュラス化が可能であるが、やはり水との接触角が低くなる傾向がある。
なお、単純にポリオールの分子量のみの変更や架橋密度の調整だけでは純水接触角(A)と100%モジュラス(B)とを式(1)を満たす範囲にすることは困難である。しかし、物性のバランスを取りつつ前述したポリオール材料、ポリオールの分子量、イソシアネートと架橋剤の材料及び配合の組み合わせにて製造できる。
接触層42aの100%モジュラス(B)は、式(1)を満たした上で、4〜11MPaとすることがより好ましい。
さらに、23℃、55%RHでの純水接触角(A)は、式(1)を満たした上で、82〜101°とすることがより好ましい。純水接触角(A)が、82°より低いと、放電生成物付着により二次転写ロール22の表面が非常に高摩擦になった場合にはクリーニングブレード42と二次転写ロール22との間の摩擦上昇を抑えきれない場合が生じる。また101°より高いとゴムの分子間凝集力の低下によって摩耗が加速されやすくなる。
一方、クリーニングブレード42の非接触層42bは、接触層42aに比べ100%モジュラス(B)が低い弾性材料で構成されている。
クリーニングブレード42を100%モジュラス(B)が異なる接触層42aと非接触層42bとで構成することにより、クリーニングブレード42の先端部の振動が吸収できるとともに、クリーニングブレード42が二次転写ロール22に接触する圧力が調整可能となり、クリーニングブレード42の先端部の変形が制御可能となる。
非接触層42bの23℃での100%モジュラス(B)は、3〜6MPaであることが好ましい。
接触層42aと非接触層42bとを積層したクリーニングブレード42では、接触層42aの厚さは全体の厚さの25%以下であることが好ましく、より好ましくは20%以下である。
また、クリーニングブレード42の全体の厚みは、1.0〜4.0mmであることが好ましく、より好ましくは1.5〜3.0mmである。
なお、図2(a)では、クリーニングブレード42は接触層42aと非接触層42bとの積層体として示したが、接触層42aのみからなる単層体としてもよい。但し、接触層42aは、式(1)を満たす弾性材料で構成されている。
しかし、前述したように、接触層42a及び非接触層42bのそれぞれの100%モジュラス(B)を調製すると、クリーニングブレード42の先端部の変形、動的な追従性を調整しやすくなる。よって、クリーニングブレード42は積層体とすることが好ましい。
さらに、クリーニングブレード42を3層以上の積層体としてもよい。
クリーニングブレード42は、図1に示したように、支持部材45によりクリーナハウジング44に固定されている。そして、支持部材45により、クリーニングブレード42が二次転写ロール22に接触する接触圧が制御される。そして、支持部材45は、使用環境や長期保管でのヘタリなどの影響を受けず、安定した接触圧を供給するように構成されている。
支持部材45に取りつけられたクリーニングブレード42が二次転写ロール22に接触する接触角は、5〜30°が好ましい。
また、クリーニングブレード42が二次転写ロール22に接触する接触圧は、9.8〜49.0kPaが好ましい。
[トナー像]
図3は、中間転写ベルト15上のトナー像の一例を示す図である。図3は、二次転写部20において、二次転写ロール22側から見た中間転写ベルト15の表面の一部を示している。中間転写ベルト15は矢印b方向に移動する。画像形成装置1が、例えばA3ノビ(329mm×483mmなど)の用紙Pに対応する場合、中間転写ベルト15上におけるトナー像が形成される領域の幅Wbrは329mmより大きく、例えば380mmに設定されている。
図3で示すように、中間転写ベルト15は、用紙Pに二次転写される画像形成用トナー像101a、101bに加え、画像形成用トナー像101a、101bの間(間隙)に設けられる濃度制御用トナー像などの間隙用トナー像102、中間転写ベルト15の両端部にトナーバンドとして設けられる端部用トナー像103a、103bを保持する。前述したように、画像形成用トナー像101a、101b、間隙用トナー像102、端部用トナー像103a、103bをそれぞれ区別しないときは、トナー像と表記する。
図3では、画像形成用トナー像101a、101bは、中間転写ベルト15上にその幅方向の中央部に設けられている。そして、画像形成用トナー像101aと画像形成用トナー像101bとで大きさを異ならせている。すなわち、画像形成用トナー像101aを画像形成用トナー像101bより面積において小さく表記している。これらはそれぞれ用紙Pに転写されるが、対応する用紙Pのサイズが異なっている。例えば、画像形成用トナー像101aはA4サイズ(210mm×297mm)の用紙Pに対応し、画像形成用トナー像101bはA3サイズ(297mm×420mm)の用紙Pに対応する。
なお、画像形成用トナー像101a、101bをそれぞれ区別しないときは、画像形成用トナー像101と表記する。
なお、画像形成用トナー像101を中間転写ベルト15の幅方向の一方の端部側に寄せて設けてもよい。
間隙用トナー像102は、連続する画像形成用トナー像101の間隙に設けられている。この間隙用トナー像102は、画質調整を行うための画像濃度センサ82に読取可能な濃度制御用トナー像であってもよく、濃度制御用トナー像を含んでもよい。
なお、濃度制御用トナー像は、連続する画像形成用トナー像101の間毎に設けなくともよく、濃度制御が必要となった場合に設ければよい。
そして、濃度制御用トナー像を設けない場合であっても、後述する端部用トナー像103と同様に、ロールクリーナ40のクリーニングブレード42の捲れを抑制するためのトナー像として間隙用トナー像102を設けてもよい。
ここでは、画像形成用トナー像101の間隙に設けられる濃度制御用トナー像及びロールクリーナ40のクリーニングブレード42の捲れを抑制するためのトナー像を、間隙用トナー像102と表記する。
図3では、間隙用トナー像102は、中間転写ベルト15のトナー像が形成される領域(幅Wbr)の一端部から他端部まで連続して設けられている。間隙用トナー像102は、例えば、中間転写ベルト15の移動方向(矢印b方向)の長さが3mm、幅が380mmである。しかし、間隙用トナー像102は、中間転写ベルト15の幅方向又は長さ方向のいずれか又は両方において、複数に分割されていてもよい。
端部用トナー像103a、103bは、中間転写ベルト15の幅方向の両端部において、画像形成用トナー像101の外側に設けられている。図3では、端部用トナー像103a、103bは、互いに同じ形状のものが、中間転写ベルト15の幅方向の中心線に対して対称に設けられている。これは、画像形成用トナー像101が中間転写ベルト15の幅方向の中央部に設けられているためである。
そして、端部用トナー像103a、103bは、一例として、中間転写ベルト15の移動方向(矢印b方向)に対して離散的に設けられている。
端部用トナー像103a、103bの中間転写ベルト15の幅方向におけるそれぞれの幅は、画像形成用トナー像101a、101bのそれぞれの幅に対応している。A4サイズの用紙Pに対応する画像形成用トナー像101aはA3サイズの用紙Pに対する画像形成用トナー像101bに比べて、中間転写ベルト15の幅方向の幅が狭い。よって、画像形成用トナー像101aに対応する端部用トナー像103aの中間転写ベルト15の幅方向の幅は、画像形成用トナー像101bに対応する端部用トナー像103bの幅方向の幅に比べて広く設定されている。
すなわち、端部用トナー像103a、103bは、中間転写ベルト15上において画像形成用トナー像101が占めていない領域を覆うように設けられている。
なお、端部用トナー像103a、103bをそれぞれ区別しない場合は、端部用トナー像103と表記する。
なお、画像形成用トナー像101を中間転写ベルト15の幅方向に対して一方の端部に設ける場合には、端部用トナー像103を、中間転写ベルト15の幅方向における他方の端部に設ければよい。
次に、図3において、二次転写電源27が二次転写ロール22とバックアップロール25との間に印加する電界(バイアス)を説明する。
用紙Pに転写される画像形成用トナー像101a、101bがそれぞれ二次転写部20を通過する際、二次転写電源27は、給電ロール26を介して負の電圧である二次転写バイアスをバックアップロール25に給電する。二次転写バイアスは、中間転写ベルト15を挟んで、バックアップロール25と二次転写ロール22との間に形成される。
画像形成用トナー像101a、101bに対しては、それぞれに対応する用紙Pが中間転写ベルト15と二次転写ロール22との間に供給される。よって、負の電圧である二次転写バイアスは、中間転写ベルト15上の画像形成用トナー像101a、101bを構成する負の帯電極性のトナーを用紙P側に押し付ける。
この二次転写バイアスは、画像形成用トナー像101a、101bと中間転写ベルト15の幅方向に並列する端部用トナー像103a、103bを構成するトナーに対しても働く。しかし、端部用トナー像103a、103bに対しては対応する用紙Pがないため、端部用トナー像103a、103bを構成するトナーを二次転写ロール22に押し付ける。このため、二次転写ロール22上に端部用トナー像103a、103bを構成するトナーが付着する。
すなわち、二次転写バイアスが印加されている期間においては、二次転写ロール22の中央部(通紙部RP)では用紙Pに画像形成用トナー像101a、101bが転写され、二次転写ロール22の両端部(非通紙部RN)では、二次転写ロール22に端部用トナー像103a、103bが付着する(転写される)。なお、図3に示すように、中間転写ベルト15の幅方向における通紙部RPの幅及び非通紙部RNの幅は、用紙Pの幅によって変動する。
なお、端部用トナー像103a、103bは、二次転写ロール22に付着する(転写される)が、100%付着することはなく、一部は中間転写ベルト15上に残留する。
画像形成用トナー像101a、101bについても、用紙Pに100%転写されることなく、一部は中間転写ベルト15上に残留する。
間隙用トナー像102が二次転写部20を通過するときは、二次転写電源27は、正の電圧の非転写バイアスをバックアップロール25に供給する。これにより二次転写部20に形成される非転写バイアスは、間隙用トナー像102を構成するトナーを、中間転写ベルト15側に押し付ける方向に働く。すなわち、間隙用トナー像102は中間転写ベルト15に残留する。
しかし、間隙用トナー像102には対応する用紙Pがないため、間隙用トナー像102は、二次転写ロール22に接触する。よって、間隙用トナー像102の一部は、二次転写ロール22に付着する。
以上説明したように、二次転写電源27は、負の電圧(二次転写バイアス)と正の電圧(非転写バイアス)とを切り替えて供給する。
例えば、二次転写バイアスは−12kV、非転写バイアスは1kVである。
ここで、端部用トナー像103を設ける理由を説明する。
前述したように、通紙部RPでは、用紙Pを介して二次転写バイアスが印加される。非通紙部RNでは、用紙Pが介在しないため、二次転写バイアスが二次転写ロール22と中間転写ベルト15との間に印加される。二次転写ロール22と中間転写ベルト15との間の空隙は、用紙Pの厚さに相当する。
二次転写バイアスは例えば−12kVであるので、用紙Pの厚さに相当する空隙である非通紙部RNにおいて放電が発生しやすい。
そこで、非通紙部RNに端部用トナー像103を設け、二次転写ロール22へトナーを転移させ、無機の外添剤等を含むトナーをクリーニングブレード42へ供給することで、二次転写ロール22とクリーニングブレード42との間に外添剤を介在させ、クリーニングブレード42の接触摩擦の低減、及び付着した放電生成物の除去性を向上させることで、放電生成物の堆積を抑制するようにしている。その結果、二次転写ロール22とクリーニングブレード42との摩擦の増加によるクリーニングブレード42の捲れが抑制され、二次転写ロール22のクリーニング不良が抑制される。
端部用トナー像103を設けることで、二次転写ロール22の非通紙部RNに対応する表面に、端部用トナー像103を形成するトナーが付着することになる。この端部用トナー像103は、二次転写ロール22上に付着(移行)するので、ロールクリーナ40で除去される。
間隙用トナー像102を設ける理由を説明する。
連続する画像形成用トナー像101の間隙は、用紙Pがないため、端部用トナー像103が設けられた非通紙部RNと同様の状態となる。ただし、間隙用トナー像102が二次転写部20を通過する期間においては、中間転写ベルト15と二次転写ロール22との間に正の非転写バイアスが印加される。非転写バイアスは例えば1kVであって、−12kVの二次転写バイアスに比べ絶対値が小さい。しかし、放電を発生することがありうる。よって、間隙用トナー像102を設けて、放電の発生及びこれにともなう窒素酸化物(NOx)などの放電生成物の生成を抑制している。
このことから、間隙用トナー像102は、濃度制御用トナー像を設けない場合においても設けられてよい。
上述したように、間隙用トナー像102及び端部用トナー像103は、中間転写ベルト15と二次転写ロール22との間の放電の発生を抑制し、クリーニングブレード42の捲れを抑制するために設けられている。よって、間隙用トナー像102及び端部用トナー像103は、クリーニングブレード42の捲れを抑制する効果とトナーの消費量とから設定すればよい。ここでは、一例として、図3に示したように、端部用トナー像103を中間転写ベルト15の移動方向(矢印b方向)に沿って離散的に設けて、トナーの消費量を抑制している。
すなわち、画像形成用トナー像101は、用紙Pに転写される第1のトナー像の一例であり、間隙用トナー像102及び端部用トナー像103は、用紙Pに転写されない第2のトナー像の一例である。
[トナー]
第1の実施の形態におけるトナーは、トナー本体と、トナー本体の表面に付着した外添剤とを備える。なお、「トナー本体」とは、トナーから外添剤を除いたものをいう。
第1の実施の形態における外添剤は、その体積平均粒径が70nm以上且つ400nm以下、平均円形度が0.5以上且つ0.9以下である。ここでは、平均円形度が1(円)からずれて1未満であることから、外添剤を異形外添剤と表記する。
異形外添剤により、二次転写ロール22に付着した放電生成物である窒素酸化物(NOx)などを研磨して除去する。
第1の実施の形態における異形外添剤としては、トナー本体の帯電極性が負極性である場合には、同じ帯電極性を有し負に帯電しやすい、例えばシリカが、トナー本体の帯電極性が正極性である場合には、同じ帯電極性を有し正の極性に帯電しやすい、例えば酸化セリウム、チタン酸ストロンチウムが使用できる。
トナー本体と外添剤とが同じ帯電極性を有すると、トナー本体と外添剤とは同時に帯電され、分離することなく共に転写されやすい。
ここでは、トナーの帯電特性を負極性として説明しているので、異形外添剤は負に帯電しやすいシリカを用いるのが好ましい。よって、ここでは外添剤をシリカで構成されたシリカ粒子を例として説明する。
以下では、異形外添剤の例としてシリカ粒子を説明する。なお、シリカ粒子は、シリカ、すなわちSiOを主成分とする粒子であればよく、結晶性でも非晶性でもよい。また、水ガラスやアルコキシシラン等のケイ素化合物を原料に製造される粒子であってもよいし、石英を粉砕して得られる粒子であってもよい。
<シリカ粒子>
シリカ粒子は、体積平均粒径が70nm以上且つ400nm以下である。体積平均粒径が70nm未満では、現像器14内でトナーが受ける剪断応力(シェアストレス)によりトナー本体の表面に埋没しやすく、二次転写ロール22の表面にトナーが供給されても、クリーニングブレード42によりトナーからシリカ粒子が離脱できず、二次転写ロール22の表面を研磨する力(研磨力)が発揮しづらい。また、体積平均粒径が400nmを超えると、現像器14内での切断応力(シェアストレス)、一次転写又は二次転写における電界によってシリカ粒子がトナー本体から離脱しやすく、トナー本体がシリカ粒子を保持した状態で、二次転写ロール22の表面に搬送しづらい。よって、二次転写ロール22を研磨する力(研磨力)が発揮しづらい。
シリカ粒子の体積平均粒径の測定は、LSコールター(ベックマン−コールター社製粒度測定装置)を用いて測定できる。測定された粒度分布を、分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、個々の粒子の体積について小径側から累積分布を描き、累積50%となる粒径を、体積平均粒径(D50v)とする。
シリカ粒子は、平均円形度が0.5以上且つ0.9以下であることが好ましい。平均円形度が0.9を超えると、球形となり、トナー本体の凹部へ偏在しやすくなり、二次転写ロール22の表面にトナーが供給されても、クリーニングブレード42によりトナー本体からシリカ粒子が離脱しづらくなる。なお、ロールクリーナ40の部分にトナーが供給されても、シリカ粒子は球形に近いことから、二次転写ロール22を研磨する力(研磨力)を発揮しづらい。また、平均円形度が0.5未満であると、二次転写ロール22の表面を不均一に研磨し(削り)、研磨傷(削り傷)を発生させてしまう。
シリカ粒子の円形度は、体積平均粒径100μmの樹脂粒子本体(例えば、ポリエステル樹脂、重量平均分子量Mw=50000)に、シリカ粒子を分散させた後に、SEM装置により観察して得られた画像から、下記式(2)により算出される「100/SF2」として得られる。
円形度(100/SF2)=4π×(S/I) …式(2)
なお、式(2)中、Iは画像上におけるシリカ粒子の周囲長を示し、Sは投影面積である。
シリカ粒子の平均円形度は、画像の解析によって得られたシリカ粒子100個の円形度の累積頻度における50%円形度として得られる。
次に、トナー本体を説明する。
<トナー本体>
トナー本体には、各種の天然または合成高分子物質よりなる熱可塑性樹脂を用い得る。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリスチレン、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体(ABS樹脂)等のポリスチレン樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル樹脂、ポリブタジエン、ポリイソプレン等のゴム状(共)重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ビニル芳香族樹脂、共役ジエン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂などが単独または混合して用いられる。
代表的には、重量平均分子量5,000以上10万以下のエポキシ樹脂、スチレン−ア
クリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリブタジエン樹脂などが単独または混合して用いられる。
これらの中でも、ポリエステル樹脂及びアクリル樹脂がより好ましい。
トナー本体は、異形外添剤であるシリカ粒子以外の無機粒子、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の添加剤を含有していてもよい。
<トナーの製造方法>
トナーの製造方法は、シリカ粒子の製造方法、トナー本体の製造方法及びシリカ粒子をトナー本体に付着するシリカ粒子付着方法を含む。以下において順に説明する。
−シリカ粒子の製造方法−
シリカ粒子の製造方法は、体積平均粒径が70nm以上且つ400nm以下、平均円形度が0.5以上且つ0.9以下となる製法であれば、特に制限されない。
例えば、体積平均粒径が300nmを超えるシリカ粒子を粉砕し、分級する乾式方法によって得てもよいし、アルコキシシランに代表されるケイ素化合物を原料とし、ゾルゲル法によって粒子を生成する、いわゆる湿式方法によってシリカ粒子を製造してもよい。湿式方法としては、ゾルゲル法のほかに、水ガラスを原料としてシリカゾルを得る方法もある。
一例として、アルコキシランを用いてゾルゲル法によってシリカ粒子を製造する場合を説明する。
アルコールを含む溶媒中に、アルカリ触媒が含まれるアルカリ触媒溶液を準備し、この溶液中にテトラアルコキシシランとアルカリ触媒とをそれぞれ供給すると、アルカリ触媒溶液中に供給されたテトラアルコキシシランが反応して、核粒子が生成される。このとき、アルカリ触媒溶液中のアルカリ触媒濃度が0.6mol/L以上且つ0.85mol/L以下であると、2次凝集物等の粗大凝集物の生成を抑制しつつ、異形状の核粒子が生成する。
そして、テトラアルコキシシランの供給と、アルカリ触媒の供給とをそれぞれ続けていくと、テトラアルコキシシランの反応により、生成した核粒子が成長し、異形のシリカ粒子が得られる。
−トナー本体の製造方法−
トナー本体は、例えば、トナー本体となる樹脂を、熱溶融混練した後、粉砕、分級する方法(混練粉砕法)、トナー本体となる樹脂を水溶性有機溶剤に溶解した油相を、分散剤を含む水相中にて懸濁分散した後、溶剤を除去する方法(溶解懸濁法)、トナー本体となる樹脂のモノマーから乳化重合等にて得られた樹脂を、凝集させて粒子化する方法(乳化重合凝集法)でトナー本体を製造してもよい。
トナー本体に、無機粒子等の各成分を含有させる場合は、予め、トナー本体となる樹脂と各成分とを混合しておけばよい。乳化重合凝集法による場合は、トナー本体となる樹脂のモノマーと各成分とを混合して乳化重合しておけばよい。
−シリカ粒子付着方法−
次に、得られたシリカ粒子を、トナー本体の表面に付着する。
シリカ粒子をトナー本体表面に付着させるシリカ粒子付着方法としては、例えば、シリカ粒子と、トナー本体と、必要に応じて付着する成分とをV型ブレンダーやヘンシェルミキサー、レディゲミキサー等に添加して攪拌する方法が挙げられる。段階を分けてシリカ粒子をトナー本体の表面に付着させてもよい。
二次転写ロール22の表面に付着したトナーは、クリーニングブレード42により除去される際に、二次転写ロール22の表面を擦る。すなわち、トナーが異形状の外添剤を含むと、二次転写ロール22の表面に付着したトナーをクリーニングブレード42が除去する際に二次転写ロール22の表面を研磨する(削る)。よって、例え二次転写部20の二次転写ロール22上に放電により窒素酸化物(NOx)などの放電生成物が付着しても、クリーニングブレード42によってトナーを除去する際に、トナーの備える異形の外添剤により削り取ることができる。これにより、二次転写ロール22上に付着した放電生成物とロールクリーナ40のクリーニングブレード42とが擦りあって、クリーニングブレード42の先端部を磨耗させ、凹凸を生じさせることが抑制される。
第1の実施の形態では、端部用トナー像103は、二次転写バイアスにより二次転写ロール22上に付着するので、端部用トナー像103を構成するトナーを二次転写ロール22の表面を研磨する研磨剤として使用できる。なお、端部用トナー像103は、非通紙部RNに形成されるので、二次転写ロール22において放電の発生しやすい非通紙部RNを研磨できる。
一方、間隙用トナー像102は、非転写バイアスにより二次転写ロール22上に付着しにくいが、一部は表面に付着する。よって、間隙用トナー像102を構成するトナーを二次転写ロール22の表面を研磨する研磨剤として使用して、二次転写ロール22の通紙部RPを研磨できる。
このようにして、二次転写ロール22の両端部などの非通紙部RNの表面における凹凸の程度が激しくなることが抑制され、クリーニングブレード42の捲れが抑制される。そして、クリーニングブレード42の捲れによって生じた隙間によって二次転写ロール22上に付着(移行)したトナーが除去されずに用紙Pの裏面に付着するという、いわゆるクリーニング不良の発生が抑制される。
次に、第1の実施の形態における実施例について説明する。
上記した方法により、6種類のクリーニングブレード42を製作した。これらのクリーニングブレード42は、二次転写ロール22に接する接触層42aの純水接触角(A)及び100%モジュラス(B)がそれぞれ異なる。
さらに上記した方法により、5種類のトナーを製作した。これらのトナーは、それぞれに含まれる外添剤の体積平均粒径及び円形度が異なる。
そして、6種類のクリーニングブレード42と5種類の外添剤との30の組合せにおいて、クリーニングブレード42の捲れの発生の有無及びクリーニング不良の発生の有無を評価した。
[クリーニングブレード42の捲れ試験]
図4は、クリーニングブレード42の捲れの発生の有無を調べる試験(クリーニングブレード42の捲れ試験)の結果を示す図である。図4では、縦に6種類のクリーニングブレード42(#1〜#6)を100%モジュラス(B)が3.6MPaから10.7MPaの範囲において、小さいものから大きいものの順に並べている。
なお、#1のクリーニングブレード42は100%モジュラス(B)が3.6MPa、純水接触角(A)が83.2°、#2のクリーニングブレード42は100%モジュラス(B)が4.1MPa、純水接触角(A)が100.6°、#3のクリーニングブレード42は100%モジュラス(B)が5.5MPa、純水接触角(A)が80.1°、#4のクリーニングブレード42は100%モジュラス(B)が6.6MPa、純水接触角(A)が89.1°、#5のクリーニングブレード42は100%モジュラス(B)が8.4MPa、純水接触角(A)が78.3°、#6のクリーニングブレード42は100%モジュラス(B)が10.7MPa、純水接触角(A)が82.3°である。
クリーニングブレード42の純水接触角(A)と100%モジュラス(B)との関係については後述する。
そして、横に5種類のトナーに含まれる外添剤としてのシリカ粒子(@1〜@5)を円形度が0.46から0.92の範囲において、小さいものから大きいものの順に並べている。
なお、@1のシリカ粒子は円形度が0.46、体積平均粒径が415nm、@2のシリカ粒子は円形度が0.52、体積平均粒径が391nm、@3のシリカ粒子は円形度が0.75、体積平均粒径が150nm、@4のシリカ粒子は円形度が0.89、体積平均粒径が72nmである。そして、@5のシリカ粒子は円形度が0.92、体積平均粒径が67nmである。ここでは、シリカ粒子の体積平均粒径は、円形度と逆の相関関係を有するように変化している。すなわち、円形度が小さいほど体積平均粒径が大きく、円形度が大きいほど体積平均粒径が小さい。円形度が0.46では体積平均粒径は415nm、円形度が0.92では体積平均粒径は67nmである。
捲れ試験は、28℃、80%RHの試験環境で行った。用いた用紙Pは、坪量200g/mのA4サイズである。画像形成用トナー像の画像網点面積率(Cin)は、YMCKのそれぞれの色で0.5%である。クリーニングブレード42の二次転写ロール22への接触圧は29.4kPaである。3000枚の用紙Pに画像形成用トナー像を形成して、クリーニングブレード42の捲れの発生を調べた。
評価は、クリーニングブレード42に捲れの発生がない場合を“○”、2000〜3000枚の間でクリーニングブレード42に捲れが発生した場合を“△”、500〜2000枚の間でクリーニングブレード42に捲れが発生した場合を“×”、500枚未満でクリーニングブレード42に捲れが発生した場合を“××”とした。そして、“○”と評価された場合を「実施例」とし、“△”、“×”、“××”と評価された場合を「比較例」とした。そして、クリーニングブレード42の識別記号(#1〜#6)とシリカ粒子の識別記号(@1〜@5)のそれぞれの番号の組み合わせを「実施例」及び「比較例」に付加して区別した。
図4に示すように、#1、#3、#5のクリーニングブレード42では、@1〜@4のシリカ粒子との組合せにおいて、“×”の評価である(比較例11、12、13、14、31、32、33、34、51、52、53、54)。一方、@5のシリカ粒子との組合せにおいて、“××”の評価である(比較例15、35、55)。
このことから、@5のシリカ粒子のように円形度が0.92と1に近いほどクリーニングブレード42の捲れが発生しやすいことが分かる。
一方、#2、#4、#6のクリーニングブレード42では、@1のシリカ粒子及び@5のシリカ粒子との組合せにおいて、“×”の評価である(比較例21、25、41、45、61、65)が、@2〜@4のシリカ粒子との組合せにおいて、“○”の評価である(実施例22、23、24、42、43、44、62、63、64)。
このことから、@1のシリカ粒子のように円形度が0.46と1に比べ小さくても、@5のシリカ粒子のように円形度が0.92と1に近くても、クリーニングブレード42の捲れが発生しやすいことが分かる。
そして、@2、@3及び@4のシリカ粒子のように、円形度が0.52、0.75、0.89では、クリーニングブレード42の捲れが発生しにくいことが分かる。すなわち、0.50〜0.90の範囲の円形度のシリカ粒子を含むトナーを用いると、クリーニングブレード42の捲れの発生が抑制される。
図5は、クリーニングブレード42の純水接触角(A)(°)と100%モジュラス(B)(MPa)との関係を示す図である。図5中には、式(1)の等号の場合を示している。#2、#4、#6のクリーニングブレード42は、式(1)を満している。しかし、#1、#3、#5のクリーニングブレード42は、式(1)を満たさない。
図4及び図5から、接触層42aが式(1)を満たす#2、#4、#6のクリーニングブレード42では、@2〜@4のシリカ粒子との組み合わせにおいて、クリーニングブレード42の捲れが発生しない。これに対して、式(1)を満たさない#1、#3、#5のクリーニングブレード42では、@1〜@5のシリカ粒子のいずれと組み合わせても、クリーニングブレード42の捲れが発生することが分かる。
以上のことから、クリーニングブレード42の接触層42aが式(1)を満たし、クリーニングブレード42の接触層42aの純水接触角(A)が82°以上且つ101°以下であって、100%モジュラス(B)が4MPa以上且つ11MPa以下であって、且つ円形度が0.5以上且つ0.9以下である異形の外添剤を含むトナーを用いると、クリーニングブレード42の捲れの発生が抑制される。
[クリーニング試験]
図6は、クリーニングブレード42のクリーニング性能を調べる試験(クリーニング試験)の結果を示す図である。図6では、図4と同様に、縦に6種類のクリーニングブレード42(#1〜#6)を、横に5種類のトナーに含まれる外添剤としてのシリカ粒子(@1〜@5)を並べている。
クリーニング試験は、10℃、20%RHの試験環境で行った。用いた用紙Pは、坪量200g/mのA4サイズである。画像形成用トナー像の画像網点面積率(Cin)は、YMCKのそれぞれで8%である。クリーニングブレード42の二次転写ロール22への接触圧は29.4kPaである。この条件で、20万枚の用紙Pに画像形成用トナー像を形成するとともに、予め定められた間隔でA3サイズの用紙Pを挿入し、A3サイズの用紙PにおいてA4の領域外における裏面の汚れを調べた。
評価は、裏面に汚れが発生しない場合を“○”、軽微な汚れが発生した場合を“△”、汚れが発生した場合を“×”とした。そして、“○”と評価された場合を「実施例」とし、“△”、“×”、と評価された場合を「比較例」とした。そして、クリーニングブレード42の識別記号(#1〜#6)とシリカ粒子の識別記号(@1〜@5)のそれぞれの番号の組み合わせを「実施例」及び「比較例」に付加して区別した。なお、実施例及び比較例は、図4に示した捲れ試験の結果の場合と同じとなった。
まず、クリーニングブレード42における接触層42aの純水接触角(A)と100%モジュラス(B)との関係が、式(1)を満たしていない場合(#1、#3、#5)には、クリーニング性能が“×”と評価される。
そして、クリーニングブレード42における接触層42aの純水接触角(A)と100%モジュラス(B)との関係が、式(1)を満たしている場合(#2、#4、#6)には、@2〜@4のシリカ粒子と組み合わせれば、試験条件において裏面に汚れが発生しない。しかし、円形度が最も小さい@1のシリカ粒子及び円形度が最も大きい@5のシリカ粒子と組み合わせれば、裏面に汚れが発生する。
以上のことから、クリーニングブレード42の接触層42aが式(1)を満たし、且つ円形度が0.5〜0.9である異形の外添剤を含むトナーを用いると、用紙Pの裏面の汚れの発生が抑制されることが分かる。
さらに、クリーニングブレード42の接触層42aが式(1)を満たし、且つ円形度が0.5〜0.9である異形の外添剤を含むトナーを用いると、クリーニングブレード42の捲れの発生が抑制されると共に用紙Pの裏面における汚れの発生が抑制される。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態の画像形成装置1は、タンデム型の中間転写方式による画像形成装置であって、二次転写ロール22を用いた二次転写部20を備えていた。第2の実施の形態の画像形成装置1は、タンデム型の直接転写方式による画像形成装置である。
図7は、第2の実施の形態が適用される画像形成装置1の一例を示す概略構成図である。第1の実施の形態と同様の部分は同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分を説明する。
第2の実施の形態の画像形成装置1は、図1に示す第1の実施の形態の画像形成装置1と同様に、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2K、定着部60、画像形成制御部80を備えている。
そして、第2の実施の形態の画像形成装置1の各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kは、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kのそれぞれの保持体の他の一例としての感光体ドラム11上に形成された各色(成分)ののトナー像を、転写手段の他の一例としての転写搬送ベルト71によって搬送された用紙Pに順次転写させる転写部70を備えている。
転写搬送ベルト71は、第1の実施の形態における中間転写ベルト15と同様の材料で構成され、各種ロールによって図7に示す矢印d方向に予め定められた速度で循環駆動(回転)されている。この各種ロールとしては、定速性に優れたモータ(不図示)により駆動されて転写搬送ベルト71を回転させる駆動ロール72、各感光体ドラム11の配列方向に沿って直線状に延びる転写搬送ベルト71を支持する支持ロール73、転写搬送ベルト71に対して張力を与えると共に転写搬送ベルト71の蛇行を防止する補正ロールとして機能するテンションロール74、転写部70に設けられるバックアップロール75、転写搬送ベルト71上のトナーを掻き取るベルトクリーナ90に対向して設けられるクリーニングバックアップロール76などが配設されている。
転写部70は、中間転写ベルト15を挟んで感光体ドラム11に対向して配置されるバックアップロール75で構成されている。バックアップロール75は、シャフトと、シャフトの周囲に固着された弾性体層としてのスポンジ層とで構成されている。シャフトは鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。スポンジ層はカーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴムで形成され、体積抵抗率が10〜10Ωcmのスポンジ状の円筒ロールである。そして、バックアップロール75は転写搬送ベルト71を挟んで感光体ドラム11に押し当てられている。
さらにバックアップロール75には、トナーの帯電極性(負)と逆極性である正の電圧(転写バイアス)が転写電源(不図示)により印加されている。これにより、各々の感光体ドラム11上のトナー像が転写搬送ベルト71上の用紙Pに順次、静電吸引され、用紙Pにトナー像が転写される。
そして、転写搬送ベルト71に付着したトナーを除去するベルトクリーナ90が設けられている。ベルトクリーナ90は、第1の実施の形態における画像形成装置1と同様に、転写部70の下流側で転写搬送ベルト71に回転可能に接触して配置されるクリーニングブラシ91、クリーニングブラシ91よりもさらに転写搬送ベルト71の移動方向下流側に設けられる除去手段の他の一例としてのクリーニングブレード92を備えている。また、ベルトクリーナ90は、クリーニングブラシ91に接触するように配置され、クリーニングブラシ91に供給する潤滑剤を保持する潤滑剤ブロック93、クリーニングブラシ91、クリーニングブレード92、潤滑剤ブロック93を収容するクリーナハウジング94、クリーニングブレード92をクリーナハウジング94に固定して支持する支持部材95を備えている。さらに、クリーナハウジング94内に廃トナーを蓄積する蓄積部96を備えている。
ベルトクリーナ90の各部材は、第1の実施の形態のロールクリーナ40の各部材と同様であるので説明を省略する。
第2の実施の形態における画像形成装置1の基本的な作像プロセスは、転写部70を除いて、第1の実施の形態と同様である。第2の実施の形態においても、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kは、第1の実施の形態において図3に示したように、画像形成用トナー像101、間隙用トナー像102、端部用トナー像103を形成する。
転写部70では、転写搬送ベルト71を介して、バックアップロール75が感光体ドラム11に押し当てられている。タイミングを合わせて転写部70に搬送された用紙Pは、感光体ドラム11と転写搬送ベルト71との間に挟み込まれる。その際、転写電源(不図示)から、バックアップロール75に、トナーの帯電極性(負)と逆極性の正の電圧(転写バイアス)が供給される。すると、転写搬送ベルト71を挟んで、感光体ドラム11とバックアップロール75との間に転写バイアスが形成され、感光体ドラム11に保持された画像形成用トナー像101が、用紙P上に転写される。
このとき、端部用トナー像103は、転写搬送ベルト71上に転写される。同様に、間隙用トナー像102も、転写搬送ベルト71上に転写される。よって、間隙用トナー像102及び端部用トナー像103を構成するトナーが転写搬送ベルト71に付着する。
各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kによってそれぞれ形成された画像形成用トナー像101が順次転写された用紙Pは、定着部60に搬送される。
そして、転写搬送ベルト71に付着したトナーは、ベルトクリーナ90によって除去される。
クリーニングブレード92は、図2(a)に示したクリーニングブレード42と同様に、転写搬送ベルト71に接触する接触層と、接触層に積層されて二次転写ロール22に接触しない非接触層とを備えている。そして、接触層は、純水接触角(A)と100%モジュラス(B)とが式(1)を満たす弾性材料で構成され、非接触層は接触層に比べ100%モジュラス(B)が低い弾性材料で構成されている。なお、他の特性は、第1の実施の形態で説明したと同様である。
また、トナーは、第1の実施の形態と同様に、トナー本体と、トナー本体の表面に付着した外添剤とを備える。そして、第2の実施の形態における外添剤は、第1の実施の形態と同様に異形の外添剤であって、その体積平均粒径が70nm以上且つ400nm以下、平均円形度が0.5以上且つ0.9以下である。
第2の実施の形態では、転写バイアスにより間隙用トナー像102及び端部用トナー像103が共に転写搬送ベルト71上に付着する。よって、これらのトナー像を構成するトナーを転写搬送ベルト71の表面を研磨する研磨剤として使用できる。
よって、第2の実施の形態においても、クリーニングブレード42の捲れの発生が抑制されて、用紙Pの裏面が汚れるクリーニング不良の発生が抑制される。
そして、本実施の形態では、トナーを負極性として説明したが、正極性のトナーを用いる場合には、転写バイアス及び非転写バイアスのそれぞれの極性を逆にすればよい。
1…画像形成装置、2、2Y、2M、2C、2K…画像形成ユニット、10…一次転写部、11…感光体ドラム、12…帯電器、13…レーザ露光器、14…現像器、15…中間転写ベルト、16…一次転写ロール、17…ドラムクリーナ、20…二次転写部、22…二次転写ロール、25…バックアップロール、26…給電ロール、27…二次転写電源、40…ロールクリーナ、41、91…クリーニングブラシ、42、92…クリーニングブレード、43、93…潤滑剤ブロック、44、94…クリーナハウジング、45、95…支持部材、50…用紙収容部、60…定着部、71…転写搬送ベルト、80…画像形成制御部、81…基準センサ、82…画像濃度センサ、90…ベルトクリーナ、91…クリーニングブラシ、92…クリーニングブレード、101、101a、101b…画像形成用トナー像、102…間隙用トナー像、103、103a、103b…端部用トナー像、P…用紙

Claims (5)

  1. トナー本体と円形度が0.5以上且つ0.9以下の外添剤とを備えたトナーによるトナー像が保持される保持体と、
    前記保持体との間に被転写体を挟んで、前記トナー像を当該被転写体に転写する転写手段と、
    前記転写手段に接触する接触部を備え、当該接触部が下記式(1)を満たす弾性材料で構成されて前記保持体が保持する前記トナー像から当該転写手段に付着したトナーを除去する除去手段と
    を備える画像形成装置。
    A ≧ −2.5×B+102 …式(1)
    [式(1)中、Aは、23℃、55%RHにおける純水との接触角(°)を表し、Bは、23℃での100%モジュラス(MPa)を表す。]
  2. 前記保持体の保持するトナー像は、前記被転写体に転写される第1のトナー像と、当該被転写体に転写されない第2のトナー像とを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記除去手段における前記転写手段に接触する前記接触部は、23℃、55%RHにおける純水との接触角が82°以上且つ101°以下であって、23℃における100%モジュラスが4MPa以上且つ11MPa以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナーにおける前記トナー本体と前記外添剤とは、同じ帯電極性を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記転写手段における前記除去手段の前記接触部が接触する表面は、フッ素系樹脂にて覆われていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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