JP2003330319A - 電子写真装置における像担持体のクリーニング方法 - Google Patents

電子写真装置における像担持体のクリーニング方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 a−Si感光体で構成した像担持体は、帯電
時に発生するオゾンで生成されたイオン生成物に起因す
る像流れなどの画像不良が生じるが、これは高湿度環境
下において著しくなる。これを防止するため、トナーに
研磨剤を入れると共にリフレッシュモードを設け、温
度、湿度に合わせて像担持体上表面を研磨することが行
われているが、高湿時、摺擦研磨ローラが保持できる以
上のトナーが供給されてしまい、トナーが無駄に消費さ
れるという問題があった。 【解決手段】 リフレッシュ動作をソリッド画像形成動
作に続く摺擦研磨ローラによる像担持体表面研磨動作で
構成し、記ソリッド画像形成動作時間、像担持体表面研
磨時間、及びリフレッシュ動作繰り返し回数を湿度、温
度に対応した値とし、摺擦研磨ローラが保持でき、像担
持体研磨に必要充分なトナーを供給すると共に必要な研
磨時間を確保するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アモルファスシリ
コン(a−Si)感光体、またはアモルファスシリコン
(a−Si)と同等以上の表面硬度を有する感光体を用
いた像担持体を有する電子写真装置における像担持体の
クリーニング方法に関し、特に、像担持体の帯電に際し
て発生するオゾンで生成されたイオン生成物に起因する
像流れなどの画像不良を防止し、良好な画像を得られる
ようにした電子写真装置における像担持体のクリーニン
グ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置においては、帯電器で像担
持体を帯電する際、放電によってオゾンが発生し、この
オゾンによって空気中に含まれる窒素等が分解されて窒
素酸化物やアンモニウム塩等のイオン生成物が生成され
る。このイオン生成物は水溶性のため像担持体に付着
し、大気中の水分を取り込んで像担持体表面の抵抗が低
下する。これにより、像担持体表面に形成された静電潜
像のエッジ部で電位の横流れが起こり、その結果、像流
れ現象が生じる。
【0003】また、像担持体における耐久性の向上とフ
リーメンテナンス化を図るため、アモルファスシリコン
(以下a−Siと略称する)感光体を用いた像担持体が
使われているが、a−SiはOPCその他の有機感光体
に比較して吸湿性が高く、そのため前記画像流れはa−
Si感光体を使った像担持体に多く発生しやすい。
【0004】こういった像流れ現象を防ぐには、像担持
体の表面抵抗を低下せしめている水分を除去する必要が
あり、そのため従来では、図5に示したように像担持体
50の内面にドラムヒーター51を入れて温め、イオン
生成物が取り込んだ水分を蒸発させて高湿環境下におけ
る像担持体50の表面の抵抗低下を押さえるようにする
ことが行われている。なおこの図5で、52は像担持体
50を帯電させるための帯電器、53〜56は、像担持
体50上に形成された例えばイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の潜像を
現像するため、それぞれの色に対応したトナーを有する
トナー容器を含んだ現像装置、57は像担持体50の表
面を研磨する摺擦研磨ローラ58を有するクリーニング
手段、59は中間転写体60用のクリーニング手段であ
る。
【0005】しかしながら、このようなヒーター51を
用いたシステムは、熱制御手段などが必要になってそれ
だけ構成が複雑になると共に、ヒーター51に電源を供
給する摺導接点の摩耗に関する耐久性などが問題にな
り、また電源容量が大きくなってコストアップになる。
さらに、像担持体50の表面が一定温度まで上昇するの
に時間がかかり、プリントするまでの時間が長くなると
共に消費電力が増大する。
【0006】そのため、トナーに研磨剤を混入すると共
に像担持体50の表面をこの研磨剤で研磨する摺擦研磨
ローラ58を有するクリーニング手段57を用意し、画
像形成時に中間転写体60に転写されずに像担持体50
上に残ってこの摺擦研磨ローラ58に達したトナー中の
研磨剤を用い、像担持体50の表面の抵抗低下を発生さ
せる成分そのものを除去することが行われている。しか
しながらこのようにしても、通常の印字モードで供給さ
れるトナーはそれほど多くなく、高温、高湿環境でイオ
ン生成物に吸着される水分量が多くなり、また像担持体
50の表面にもその吸湿性の高さによって多量の水分が
保持されることにより像流れが発生すると、画像形成動
作における残トナーに含まれる研磨剤による研磨のみで
はイオン生成物全てが除去しきれず、またイオン生成物
が像担持体表面の0.1μm程度の粗さ成分内に入り込
んで充分に取り除くことができないといった問題もあ
り、短時間での画像改善が難しかった。
【0007】そのため本願出願人は、特開平11−29
95号公報、特開平11−3014号公報などにおい
て、研磨ローラを導電性材料で構成すると共にバイアス
電圧を印加し、研磨剤を含んだトナーが研磨ローラに吸
着するようにして研磨効果を大きくしたり、非画像形成
時に像担持体50の表面電位を印加せずに現像動作を行
って多量のトナーを付着させるソリッド(SOLID)
画像形成動作をおこなわせ、そのトナーで像担持体表面
を摺擦研磨してリフレッシュするモードを設け、ヒータ
ーを用いずに済むようにした電子写真装置を提案した。
【0008】しかしながら、この特開平11−3014
号公報に示したリフレッシュモードにおいては、温度、
湿度などの環境条件に無関係に最悪条件に合わせて摺擦
研磨動作を行うため、不必要なトナーが消費されて非効
率的、非経済的であった。そのため本願出願人は、さら
に特開2002−14589公報において、測定した環
境温度、湿度に応じて生成されたと推測されるイオン生
成物の量に適合したトナー量が研磨ローラに供給される
ようソリッド画像形成動作時間及び研磨時間を制御する
ようにした電子写真装置を提案した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開2000−14589公報に示された装置において
も、例えばクリーニング手段57を構成する摺擦研磨ロ
ーラ58がウレタン系のスポンジなどで構成されている
場合は摺擦研磨のために保持できるトナー量に限りがあ
るが、高温、高湿により生成されたイオン生成物を除去
するために一度に多量のトナーをクリーニング手段57
に供給した場合、摺擦研磨ローラ58が保持できる限度
を超えた量のトナーはそのまま廃棄されることになり、
かつ、摺擦研磨ローラ58が多量のトナーを保持するこ
とにより、間に挟まったトナーが削られ、像担持体表面
の研磨が充分に行われなくなるという現象が生じる。
【0010】そのため本発明においては、像担持体表面
を摺擦研磨してリフレッシュするモードを設け、ヒータ
ーを用いずにイオン生成物を除去するようにした電子写
真装置における像担持体のクリーニング方法において、
摺擦研磨ローラに像担持体表面の研磨に最適な量のトナ
ーを供給しつつ、湿度、温度に対応した研磨量が得られ
る電子写真装置における像担持体のクリーニング方法を
提供することが課題である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載した発明は、潜像担持体で構成した像担
持体上に形成した複数色のトナー像を、一次転写バイア
スで中間転写体上に色重ねした後二次転写バイアスで記
録媒体に転写するようにした画像形成工程を有し、前記
像担持体表面に電位を印加せずに現像スリーブに現像バ
イアスを印加し、前記像担持体にトナーを付与して現像
するソリッド画像形成動作によって担持したトナーを前
記像担持体表面を研磨する摺擦研磨ローラに供給し、ト
ナーに含ませた研磨材で像担持体表面を研磨して像担持
体表面をリフレッシュする電子写真装置における像担持
体のクリーニング方法において、前記リフレッシュ動作
を前記ソリッド画像形成動作とそれに続く摺擦研磨ロー
ラによる像担持体表面研磨動作とで構成し、前記ソリッ
ド画像形成動作時間、像担持体表面研磨時間、及びリフ
レッシュ動作繰り返し回数を装置設置環境または装置内
部環境の湿度、および/または温度に対応した値とした
ことを特徴とする。
【0012】このようにリフレッシュ動作をソリッド画
像形成動作に続く摺擦研磨ローラによる像担持体表面研
磨動作とで構成し、かつ、ソリッド画像形成動作時間、
像担持体表面研磨時間、リフレッシュ動作繰り返し回数
などを装置設置環境または装置内部環境の湿度、および
/または温度に対応した値とすることにより、摺擦研磨
ローラが保持するのに最適なトナー量をソリッド画像形
成動作で供給することができる。さらにリフレッシュ動
作を湿度、温度に対応した回数だけ繰り返すことで、こ
の湿度、温度で生成されたイオン生成物を除去するのに
必要充分な研磨量を得ることができ、トナーを無駄に消
費することがなく、長期にわたって像流れなどの画像不
良を起こさない電子写真装置における像担持体のクリー
ニング方法を提供することができる。
【0013】そしてこのリフレッシュ動作は、請求項2
に記載したように、前記リフレッシュ動作は、前記中間
転写体に対してトナーと同極性の一次転写バイアスを印
加して行うことを特徴とする。
【0014】このように中間転写体に対してトナーと同
極性の一次転写バイアスを印加してリフレッシュを行う
ことで、ソリッド画像形成動作により像担持体上に担持
された研磨剤を含むトナーが中間転写体側に移動するこ
とを少なくすることができ、より効率的に像担持体のリ
フレッシュを行うことのできる電子写真装置における像
担持体のクリーニング方法を提供することができる。
【0015】そして、リフレッシュ動作により形成する
複数のソリッド画像は請求項3に記載したように、前記
ソリッド画像形成動作によって複数のソリッド画像を形
成する場合には、前記中間転写体における同一位置に対
応するタイミングで形成することを特徴とする。
【0016】すなわちソリッド画像形成動作により像担
持体上に担持された研磨剤を含むトナーは、たとえ中間
転写体に対してトナーと同極性の一次転写バイアスを印
加しても物理的な接触圧で中間転写体側に移動してしま
う。しかし、このように複数のソリッド画像を中間転写
体における同一位置に対応するタイミングで形成するこ
とで一定以上のトナーが中間転写体の同一位置にたま
り、ソリッド画像形成後の像担持体表面研磨動作時、今
度は逆に中間転写体側からトナーが無くなった像担持体
側に移動し、よりトナーを有効利用できるようになる。
【0017】そしてリフレッシュ動作により形成する複
数のソリッド画像は、請求項4及び5に記載したよう
に、前記ソリッド画像形成動作によって複数のソリッド
画像を形成する場合には、それぞれ異なる色の現像装置
で現像して形成することを特徴とする。前記リフレッシ
ュ動作時に使用する現像装置は、現像装置が保有するト
ナーの残量若しくは使用頻度に応じて選択することを特
徴とする。
【0018】このように複数回リフレッシュ動作を行う
とき、それぞれのソリッド画像形成に使う現像装置を異
なった色のものとすることによって特定色のトナーだけ
消費するということを避けることができ、かつ、使用す
る現像装置を該現像装置が保有するトナーの残量若しく
は使用頻度に応じて選択することで、その後の画像形成
動作に支障をきたすことなくリフレッシュ動作を行うこ
とのできる電子写真装置における像担持体のクリーニン
グ方法を提供することができる。
【0019】そしてリフレッシュ動作を複数回繰り返す
ときは請求項6に記載したように、前記リフレッシュ動
作を複数回繰り返すときは、互いのリフレッシュ動作に
おける像担持体表面研磨時間を像担持体が2回転以上す
る時間としたことを特徴とする。
【0020】このようにリフレッシュ動作における像担
持体表面研磨時間を像担持体が2回転以上する時間とす
ることにより、像担持体表面の研磨が確実に行えると共
に摺擦研磨ローラのトナーが無くなった頃に次のトナー
供給が行われ、トナーを無駄に消費することがなく、長
期にわたって像流れなどの画像不良を起こさない電子写
真装置における像担持体のクリーニング方法を提供する
ことができる。
【0021】そしてこのリフレッシュ動作は請求項7に
記載したように、装置内の温度、湿度が環境と同じにな
った本体の機器動作開始直後、もしくは省エネモードか
らの復帰直後に行うことにより、最も効果的にイオン生
成物を除去することができ、さらにソリッド画像形成動
作時間と摺擦研磨ローラによる像担持体表面研磨時間、
及びリフレッシュ動作繰り返し回数は、請求項8に記載
したように、電子写真装置に設けた装置設置環境または
装置内部環境の温湿度を測定する温湿度センサによる情
報で制御することで、より正確なソリッド画像形成動作
時間と摺擦研磨ローラによる像担持体表面研磨時間、及
びリフレッシュ動作繰り返し回数を得ることができる。
【0022】そしてリフレッシュ動作後の中間転写体
は、請求項9に記載したように、前記リフレッシュ動作
終了後、前記中間転写体を1回転以上クリーニングする
ことを特徴とする。
【0023】すなわち中間転写体には、このリフレッシ
ュ動作におけるソリッド画像形成動作によって物理的に
移動してきたトナーが存在し、このトナーをクリーニン
グすることにより、リフレッシュ動作に続く画像形成を
高品質に行うことができる。
【0024】そしてこのリフレッシュ動作時は、請求項
10に記載したように、前記中間転写体の表面を清掃す
るクリーニング手段および2次転写手段を中間転写体か
ら離間することにより、例え像担持体から中間転写体に
研磨剤を含むトナーが移動しても、そのトナーは中間転
写体上に保持されるから、逆に中間転写体側からトナー
が無くなった像担持体側に移動し、よりトナーを有効利
用できるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの
発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる
説明例に過ぎない。
【0026】図1は本発明の電子写真装置における像担
持体のクリーニング方法を実施するカラー電子写真装置
の一例の断面図、図2は像担持体周辺の拡大断面と制御
ブロックを示した図、図3は温度と湿度による像担持体
のリフレッシュモードを示したグラフ、図4は本発明の
電子写真装置における像担持体のクリーニング方法のリ
フレッシュ動作を説明するためのタイミングチャートで
あり、以下の説明ではカラー電子写真装置を一例として
説明するが、本発明はカラー電子写真装置だけでなく、
モノクロの電子写真装置にも応用できることは自明であ
る。
【0027】図中1は感光体をアモルファスシリコン
(以下a−Siと略称する)などの潜像担持で構成した
像担持体、2は光走査ユニット、3は像担持体1の帯電
器、4〜7は、例えばイエロー(Y)4、マゼンタ
(M)5、シアン(C)6、ブラック(K)7の各色の
トナー容器を含んだ現像装置、8は無端ベルトを用いた
記録媒体の搬送装置、9は像担持体1のクリーニング手
段で、像担持体の摺擦研磨ローラ10、像担持体上のト
ナーを掻き落とすブレード11等を有している。12は
像担持体1上に形成されたトナー像を転写するための中
間転写体、13は中間転写体12用のクリーニング手
段、14は2次転写ローラを含む2次転写手段、15は
定着器、16は機外の温度と湿度を検出するセンサであ
る。
【0028】なお、本発明における像担持体1は、表面
層を元素比率組成式(a−Si1− :H)として
表した場合、xが0.95≦x<1であって、且つ最表
面の動的押込み硬さが300Kgf/mm 以下であ
り、最表面側より光導電層側の奥側の硬度が大きく、好
ましくは奥側に進むに連れて徐々に硬度が大きくなるよ
うに構成すると、イオン生成物のみでなく最表面層も削
られ、徐々にその削れ量が少なくなり、高寿命及び高耐
久性を維持する事が可能となる。また、摺擦研磨ローラ
10の回転方向は、像担持体1の回転方向と同方向(例
えば像担持体1が逆時計回転方向の場合は摺擦研磨ロー
ラ10も逆時計回転方向とする)とすることが好まし
く、さらに回転速度は、像担持体1の速度を1としたと
き、1.2程度の速度とすることが好ましい。さらに各
色のトナーには、粒径が0.1μm〜2.0μm、電気
的抵抗が1×10〜1×1010Ωcm程度の酸化チ
タンなどの研磨剤を、1〜3%重量部添加する。
【0029】図2において16aは温度センサ、16b
は湿度センサ、21は像担持体1用のバイアス電源、2
2は現像装置4〜7用のバイアス電源、23は中間転写
体12用のバイアス電源、24はこれら21から23の
バイアス電源を制御する現像バイアス制御部、25は像
担持体のクリーニング制御部で、温度、湿度によるリフ
レッシュモードと、その各モードにおけるリフレッシュ
動作順序が記憶されている。26は電子写真装置全体の
制御部、27はA/D変換器、28は電子写真装置のコ
ントロールパネルである。このうちクリーニング制御部
25には、図3、図4に示したように、あらかじめ温度
と湿度に応じ、摺擦研磨ローラ10へ研磨用トナーを供
給するためのソリッド画像形成動作時間、像担持体表面
の研磨時間、リフレッシュ動作の繰り返し回数などが記
憶されている。
【0030】最初にこの図3、図4を用いて本発明にな
る像担持体のクリーニング方法の概略を説明する。本発
明においては、温度センサ16a、湿度センサ16bが
検出し、A/D変換器27、制御部26を通してクリー
ニング制御部25に送られてくる外気の温度と湿度を一
例として表1や図3のグラフに示したように、例えば
(1)湿度50%未満の場合、(2)湿度50〜59%
の場合、(3)湿度60〜69%の場合、(4)湿度7
0%以上で温度26度未満の場合、(5)湿度70%以
上で温度26度以上の場合のように複数の段階に分け、
それぞれの段階に応じて使用するトナー量(ソリッド画
像形成時間)、摺擦研磨時間、リフレッシュ回数を制御
するようにしたものである。
【0031】
【表1】
【0032】すなわち(1)として示した湿度50%未
満の場合は、例えば像担持体1の回転方向最下流側に位
置するブラック(K)の現像装置7のトナーを用い、像
担持体1の1回転、例えばA4用紙一枚分に相当する2
55mm程度のソリッド画像を2秒程度かけて形成して
トナーをクリーニング手段9の研磨摺擦ローラ10に与
え、その後像担持体1の摺擦研磨を例えば14秒ほどか
けて行う。そのためこの(1)におけるリフレッシュ動
作は、図4(1)に示したように合計16秒ほどにな
り、この間に像担持体1は例えば8回転、中間転写体1
2は4回転する。そして湿度50〜59%の(2)の場
合は、ブラック(K)の現像装置7に加えて例えばシア
ン(C)の現像装置6のトナーを用い、まずブラック
(K)の現像装置7のトナーによって前記と同様像担持
体1の1回転、例えばA4用紙一枚分に相当する255
mm程度のソリッド画像を2秒程度かけて形成し、その
後像担持体1の摺擦研磨を例えば14秒ほどかけて行
う。そしてそれに続いてシアン(C)の現像装置6のト
ナーによって像担持体1の1回転に相当する255mm
程度のソリッド画像を2秒程度かけて形成し、その後像
担持体1の摺擦研磨を例えば14秒ほどかけて行う。そ
のため、この(2)におけるリフレッシュ動作は、図4
(2)に示したように合計32秒ほどになり、この間に
像担持体1は例えば16回転、中間転写体12は8回転
する。
【0033】なおこのように、一回の像担持体リフレッ
シュで複数のソリッド画像を形成する場合は、それぞれ
のソリッド画像を中間転写体12における同一位置に対
応するタイミングで形成する。すなわちソリッド画像形
成動作により像担持体1上に担持された研磨剤を含むト
ナーは、たとえ中間転写体12に対してトナーと同極性
の一次転写バイアスを印加しても、物理的な接触圧で中
間転写体12側に移動してしまう。しかし、このように
複数のソリッド画像を中間転写体12における同一位置
に対応するタイミングで形成することにより、一定以上
のトナーが中間転写体12の同一位置にたまり、ソリッ
ド画像形成後の像担持体表面研磨動作時、今度は逆に中
間転写体12側からトナーが無くなった像担持体1側に
トナーが移動し、よりトナーを有効利用できるようにな
る。
【0034】そして湿度60〜69%の(3)において
は、ブラック(K)の現像装置7、シアン(C)の現像
装置6に加えて例えばマゼンタ(M)の現像装置5のト
ナーを用い、今度は湿度が高いので、現像装置7、6、
5によるソリッド画像形成動作をそれぞれ像担持体1の
2回転、例えばA3用紙一枚分に相当する503mm程
度を4秒程度かけておこない、その後像担持体1の摺擦
研磨を例えばそれぞれ4秒ほどかけて行う。そのため、
この(3)におけるリフレッシュ動作は、図4(3)に
示したように合計24秒となる。そして湿度70%以上
で温度26度未満の(4)の場合は、この(3)の場合
にイエロー(Y)の現像装置4におけるトナーによる摺
擦研磨を加えたもので、それ以外は以上説明してきたリ
フレッシュ動作と全く同じであり、そのため、この
(4)におけるリフレッシュ動作は、図4(4)に示し
たように合計32秒となる。そして、表1と図3のグラ
フにおける最後の湿度70%以上で温度27度以上の
(5)の場合は(図4には不図示)、湿度、温度共に高
いため、以上説明してきた(4)のように4色のトナー
を使い、かつ、ソリッド画像形成後の像担持体の摺擦研
磨を各色毎37秒ほどおこない、合計のリフレッシュ時
間を3分ほどにしたものである。
【0035】すなわち、このようにリフレッシュ動作を
ソリッド画像形成動作に続く摺擦研磨ローラによる像担
持体表面研磨動作で構成し、かつ、ソリッド画像形成動
作時間、像担持体表面研磨時間、リフレッシュ動作繰り
返し回数などを湿度、温度に対応した値とすることによ
り、摺擦研磨ローラが保持するのに最適なトナー量をソ
リッド画像形成動作で供給することができる。さらに高
湿、高温の場合は、それに対応してリフレッシュ動作を
必要な回数だけ繰り返すことで、生成されたイオン生成
物を除去するのに必要充分な研磨量を得ることができ、
トナーを無駄に消費することがなく、長期にわたって像
流れなどの画像不良を起こさないようにすることができ
る。
【0036】なお、以上の説明では、ソリッド画像形成
動作における現像で使用するトナーを像担持体1の回転
方向下流側のブラック(K)から順次シアン(C)、マ
ゼンタ(M)、イエロー(Y)としたが、これは、通常
のカラー電子写真装置においてはブラック(K)の消費
量が最も多く、そのためブラック(K)のトナー量は他
の色に比べて多く収容できるようにしてあり、また、ブ
ラック(K)を先に現像すると他の色が濁ってしまうた
め、通常ブラック(K)の現像装置は像担持体の回転方
向の最下流側に置かれているため、ブラック(K)トナ
ーを最初に使うよう説明してきたものである。しかしな
がらブラック(K)だけを最初に使うことに限定する必
要はなく、例えばリフレッシュ動作をおこなう時点で残
量が最も多い色のトナーを使用したり、若しくは使用頻
度に応じて選択するようにしても良い。このようにする
ことにより、特定色のトナーだけ消費するということを
避けることができ、かつ、リフレッシュ動作後の画像形
成動作に支障をきたすことが防止できる。
【0037】以上が本発明になる電子写真装置における
像担持体のクリーニング方法の概略であるが、以下、こ
のように構成した電子写真装置における通常の画像形成
工程と、像担持体のリフレッシュ動作について説明す
る。まず通常の画像形成工程は、図示していない退避装
置で中間転写体12用のクリーニング手段13、2次転
写手段14を退避させ、像担持体用バイアス電源21か
ら例えば+300Vの電圧を供給し、中間転写体12を
接地する。そして帯電器3で像担持体1の表面を例えば
+800V程度に帯電させ、光走査ユニット2から各色
に対応した画像を露光すると、光が当たった部分(露光
部)は+300Vに、光の当たらなかった部分(未露光
部)は+800Vのままとなって潜像が形成される。
【0038】そのため現像装置4〜7のうち、対応する
色の現像装置に現像装置用バイアス電源22から現像バ
イアスを印加して現像するとトナー像が形成される。そ
してこのトナー像は、像担持体1と中間転写体12が接
するニップ部で像担持体1からアース電位になっている
中間転写体12側に移動し、1次転写がおこなわれる。
そして同様にして他の色のトナー像が形成され、全ての
色のトナー像が中間転写体12に1次転写されたら、図
示していない退避装置で中間転写体12用のクリーニン
グ手段13、2次転写手段14を中間転写体に接触さ
せ、さらに図示していない給紙カセットから記録媒体を
搬送装置8で搬送して中間転写体12に接触させると共
に2次転写手段14に転写用バイアスを印加する。する
と中間転写体12上のトナー像は記録媒体に2次転写さ
れるから、この記録媒体を搬送装置8で搬送して定着器
15に送り込み、加熱・加圧することでトナー像を記録
媒体に定着して排紙する。
【0039】この間、像担持体1のクリーニング手段9
における摺擦研磨ローラ10は、像担持体1から中間転
写体12へ転写されずに残ったトナーを用いて像担持体
1の表面を摺擦研磨し、さらにブレード11で像担持体
1の表面からトナーを掻き落として像担持体1をクリー
ニングし、次の画像形成に備える。一方、中間転写体1
2上から記録媒体に転写されずに残ったトナーは、中間
転写体用のクリーニング手段13でクリーニングされ
る。
【0040】以上が電子写真装置における通常の画像形
成工程であるが、前記したようにa−Si感光体を用い
た像担持体1は、高温、高湿環境では像担持体1の帯電
時に生成されたイオン生成物による吸湿、及びa−Si
感光体自体の吸湿性の高さなどにより、大気中の水分が
取り込まれて表面の抵抗が低下する。そのため、一定時
間以上使われていない装置内の温度、湿度は、装置が置
かれている環境の温度、湿度と同じと考えられ、高温、
高湿の環境においては、表面抵抗の低下による像流れが
起きやすくなる。そのため本発明においては、像担持体
のクリーニング動作を、装置の機器動作開始直後、もし
くは長時間機械を使用しないときに電力をセーブするた
めCPU以外の電源をOFFする省エネルギーモード
(省エネモード)からの復帰直後など、本体の主要ユニ
ットの電源が一定期間OFFされて装置内の温度、湿度
が環境と同じになっている時に動作開始が指令された
時、及び何らかの理由で像流れが発生してそれが判明し
たときなどに実施する。
【0041】いまこれを、電子写真装置の機器動作開始
直後を例に説明すると、電子写真装置の電源ONにより
各ユニットは準備動作に入り、像担持体1と摺擦研磨ロ
ーラ10の駆動、各現像装置4〜7におけるトナーの撹
拌、定着器15のヒーターの加熱、中間転写体12の駆
動とクリーニング動作などがおこなわれる。それと同時
に、温度センサ16a、湿度センサ16bからの信号が
A/D変換器27でアナログ/デジタル変換され、制御
部26を通してクリーニング制御部25に送られる。こ
のクリーニング制御部25には、前記表1、図3に示し
たような温度、湿度に対応したリフレッシュモードと、
図4に示した各モードにおけるリフレッシュ動作順序が
記憶されている。そのため、温度センサ16a、湿度セ
ンサ16bからの信号でこのクリーニング制御部25
は、実施すべきリフレッシュモードとそれに対応したリ
フレッシュ動作順序を参照し、像担持体1のクリーニン
グを開始する。
【0042】このクリーニングは、まずクリーニング制
御部25から制御部26に現在の湿度、温度に対応した
リフレッシュモード、例えば表1または図3における
(2)のモードである場合はそれが伝えられ、制御部2
6は、現像バイアス制御部24に指示して像担持体用バ
イアス電源21をOFFしたまま現像装置用バイアス電
源22に、最初に用いる現像装置に現像バイアスを印加
するよう指示する。一方制御部26は、現像バイアス制
御部24に指示して中間転写体用バイアス電源23によ
り、中間転写体12を接地電位とするか、またはトナー
と同極性の電圧が印加されるようにする。すなわちこの
ように中間転写体12に対して中間転写体12を接地電
位とするか、トナーと同極性の一次転写バイアスを印加
することで、ソリッド画像形成動作により像担持体1上
に担持された研磨剤を含むトナーが中間転写体12側に
移動することを少なくすることができ、より効率的に像
担持体のリフレッシュを行うことができる。
【0043】そして現像装置用バイアス電源22は、リ
フレッシュ動作におけるソリッド画像を形成するための
現像装置が、例えば像担持体1の回転方向最下流側の現
像装置、すなわちブラック(K)の現像装置7である場
合は、この現像装置7に前記したように例えばA4用紙
一枚分に相当する255mm程度のソリッド画像を形成
するよう2秒程度の間現像バイアスを印加する。そのた
め像担持体1上には、A4用紙一枚分に相当する255
mm程度のブラック(K)のソリッド画像が形成され、
それがクリーニング手段9の摺擦研磨ローラ10に供給
されるから、摺擦研磨ローラ10は、このトナーに含ま
れる研磨剤で像担持体1の表面を摺擦研磨し、像担持体
1の表面に付着したイオン生成物やその他の付着物をク
リーニングして除去する動作を例えば14秒ほど行う。
そしてそれに続いて現像装置用バイアス電源22によ
り、全く同様にシアン(C)の現像装置6に例えばA4
用紙一枚分に相当する255mm程度のソリッド画像を
形成するよう2秒程度の間現像バイアスを印加し、そこ
で得られたトナーをクリーニング手段9の摺擦研磨ロー
ラ10に供給して、ブラック(K)の場合と同様像担持
体1の摺擦研磨を前記図4の(2)に示したように例え
ば14秒ほど行う。
【0044】このようにして前記表1、図3に(2)で
示したリフレッシュモードによる像担持体1のクリーニ
ングが完了すると、前記したように中間転写体12側は
トナーと同極性の電位、またはアース電位となっている
ためトナーが転写されにくくなっているが、実際には像
担持体1と中間転写体12の接触圧力でトナーが中間転
写体12側に移動するので、中間転写体用のクリーニン
グ手段13で中間転写体12のクリーニングを実施す
る。なおこの中間転写体12のクリーニングは、中間転
写体12の1回転以上、好ましくは2回転程度おこなう
ことが以後の画像形成動作に良好な結果を与える。
【0045】こうしてクリーニングが終了したら、前記
した通常の画像形成工程に戻り、像担持体用バイアス電
源21は一次転写電圧を像担持体1と中間転写体12の
間に印加し、中間転写体用バイアス電源23はトナーと
同じ極性の電位印加を停止して接地電位となり、通常の
画像形成工程に戻る。なお、通常の画像形成工程に戻る
と定着器のヒーターや他の回路からの発熱によって電子
写真装置内の温度が上昇し、相対湿度が低下して前記し
たような像担持体1への水分の付着は起きにくくなり、
像流れも起きなくなるから、省エネルギーモードなどに
よって装置内の温度、湿度が環境と同じになったとき、
または何らかの理由で像流れが発生した時以外はこうい
った像担持体1のクリーニングは不要となる。
【0046】なお以上の説明では、像担持体1のクリー
ニングを電子写真装置の機器動作開始時、または省エネ
モードからの復帰時と説明してきたが、これはこのとき
だけに限らず、例えば何らかの原因で像流れが認められ
るようになったときにおこなうようにしても良い。この
場合は、コントロールパネル28から像担持体1のクリ
ーニング動作を前記表1、または図3に示したリフレッ
シュモードと共に指示することで、任意の時にクリーニ
ングを実施することが可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上種々述べてきたように請求項1に記
載した本発明によれば、像担持体のリフレッシュ動作を
ソリッド画像形成動作に続く摺擦研磨ローラによる像担
持体表面研磨動作とで構成し、かつ、ソリッド画像形成
動作時間、像担持体表面研磨時間、リフレッシュ動作繰
り返し回数などを装置設置環境または装置内部環境の湿
度、および/または温度に対応した値とすることによ
り、摺擦研磨ローラが保持するのに最適なトナー量をソ
リッド画像形成動作で供給することができる。さらにリ
フレッシュ動作を湿度、温度に対応した回数だけ繰り返
すことで、この湿度、温度で生成されたイオン生成物を
除去するのに必要充分な研磨量を得ることができ、トナ
ーを無駄に消費することがなく、長期にわたって像流れ
などの画像不良を起こさない電子写真装置における像担
持体のクリーニング方法を提供することができる。
【0048】そして請求項2に記載した本発明によれ
ば、中間転写体に対してトナーと同極性の一次転写バイ
アスを印加してリフレッシュを行うことで、ソリッド画
像形成動作により像担持体上に担持された研磨剤を含む
トナーが中間転写体側に移動することを少なくすること
ができ、より効率的に像担持体のリフレッシュを行うこ
とのできる電子写真装置における像担持体のクリーニン
グ方法を提供することができる。
【0049】また請求項3に記載した本発明によれば、
ソリッド画像形成動作により像担持体上に担持された研
磨剤を含むトナーは、たとえ中間転写体に対してトナー
と同極性の一次転写バイアスを印加しても物理的な接触
圧で中間転写体側に移動してしまうが、複数のソリッド
画像を中間転写体における同一位置に対応するタイミン
グで形成することで一定以上のトナーが中間転写体の同
一位置にたまり、ソリッド画像形成後の像担持体表面研
磨動作時、今度は逆に中間転写体側からトナーが無くな
った像担持体側に移動し、よりトナーを有効利用できる
ようになる。
【0050】そして請求項4及び5に記載した本発明に
よれば、複数回リフレッシュ動作を行うとき、それぞれ
のソリッド画像形成に使う現像装置を異なった色のもの
とすることによって特定色のトナーだけ消費するという
ことを避けることができ、かつ、使用する現像装置を該
現像装置が保有するトナーの残量若しくは使用頻度に応
じて選択することで、その後の画像形成動作に支障をき
たすことなくリフレッシュ動作を行うことのできる電子
写真装置における像担持体のクリーニング方法を提供す
ることができる。
【0051】また請求項6に記載した本発明によれば、
リフレッシュ動作における像担持体表面研磨時間を像担
持体が2回転以上する時間とすることにより、像担持体
表面の研磨が確実に行えると共に摺擦研磨ローラのトナ
ーが無くなった頃に次のトナー供給が行われ、トナーを
無駄に消費することがなく、長期にわたって像流れなど
の画像不良を起こさない電子写真装置における像担持体
のクリーニング方法を提供することができる。
【0052】そして請求項7に記載した本発明によれ
ば、リフレッシュ動作を装置内の温度、湿度が環境と同
じになった本体の機器動作開始直後、もしくは省エネモ
ードからの復帰直後に行うことにより、最も効果的にイ
オン生成物を除去することができ、さらにソリッド画像
形成動作時間と摺擦研磨ローラによる像担持体表面研磨
時間、及びリフレッシュ動作繰り返し回数は、請求項8
に記載したように、電子写真装置に設けた温湿度センサ
による情報で制御することで、より正確なソリッド画像
形成動作時間と摺擦研磨ローラによる像担持体表面研磨
時間、及びリフレッシュ動作繰り返し回数を得ることが
できる。
【0053】そして請求項9に記載した本発明によれ
ば、中間転写体にはリフレッシュ動作におけるソリッド
画像形成動作によって物理的に移動してきたトナーが存
在するから、リフレッシュ動作完了後にこのトナーをク
リーニングすることにより、リフレッシュ動作に続く画
像形成を高品質に行うことができる。
【0054】そして請求項10に記載した本発明によれ
ば、例え像担持体から中間転写体に研磨剤を含むトナー
が移動しても、そのトナーは中間転写体上に保持される
から、逆に中間転写体側からトナーが無くなった像担持
体側に移動し、よりトナーを有効利用できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子写真装置における像担持体のク
リーニング方法を実施するカラー電子写真装置の一例の
断面図である。
【図2】 像担持体周辺の拡大断面と制御ブロックを示
した図である。
【図3】 温度と湿度による像担持体のリフレッシュモ
ードを示したグラフである。
【図4】 本発明の電子写真装置における像担持体のク
リーニング方法のリフレッシュ動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図5】 従来の電子写真装置におけるイオン生成物除
去機構を説明するための図である。
【符号の説明】
1 像担持体 3 帯電器 4 イエロー(Y)現像装置 5 マゼンタ(M)現像装置 6 シアン(C)現像装置 7 ブラック(K)現像装置 9 クリーニング手段 10 摺擦研磨ローラ 11 ブレード 12 中間転写体 13 クリーニング手段 16a 温度センサ 16b 湿度センサ 21 像担持体用バイアス電源 22 現像装置用バイアス電源 23 中間転写体用バイアス電源 24 現像バイアス制御部 25 クリーニング制御部 26 制御部 27 A/D変換器 28 コントロールパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DA13 DA14 DA32 DA39 DA41 DA44 DD02 DD05 DD09 DE04 DE07 DE09 EA09 EB04 EC04 EC06 EC07 EC14 EC18 EC20 ED01 ED06 ED08 ED24 ED27 ED28 EE01 EE04 EE07 EF02 EF07 EF09 EF16 EG07 JA12 JC01 JC07 ZA07 2H134 GA01 GB02 GB06 HA01 HA08 HA16 HD01 KA17 KA28 KA30 KA33 KA40 KB05 KB07 KB14 KC01 KF03 KG03 KG04 KG07 KG08 KH01 KH04 KH15 KJ02 2H200 FA01 FA02 FA16 GA18 GA23 GA28 GA29 GA34 GA44 GA47 GA50 GA56 GA59 GB12 GB13 GB20 GB22 GB25 HA02 HA12 HA29 HB03 HB12 HB22 JA02 JA05 JA29 JB06 JC02 JC18 JC19 LB02 LB08 LB09 LB13 LB15 LB20 LB35 LB36 LB37 LB39 MA13 MA17 MA20 MB04 MC05 MC15 MC18 NA02 NA09 PA03 PA05 PA10 PA14 PA18 PB13 PB27 PB28 PB33 PB38 2H300 EB01 EB02 EB08 EB12 EB18 EB24 EB26 EB27 EC04 EC15 EC16 EF03 EF08 EF15 EF17 EF20 EG03 EH16 EH36 EJ09 EJ12 EJ25 EJ27 EJ32 EJ47 EJ50 EK03 EL02 EL09 EL10 GG02 GG11 GG15 GG36 GG37 GG44 GG48 KK03 KK05 KK08 KK14 KK17 MM09 MM11 MM24 MM25 PP02 QQ03 QQ10 QQ11 QQ16 QQ25 QQ28 RR10 RR11 RR13 RR24 RR42 RR44 RR45 TT04 TT06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体で構成した像担持体上に形成
    した複数色のトナー像を、一次転写バイアスで中間転写
    体上に色重ねした後二次転写バイアスで記録媒体に転写
    するようにした画像形成工程を有し、前記像担持体表面
    に電位を印加せずに現像スリーブに現像バイアスを印加
    し、前記像担持体にトナーを付与して現像するソリッド
    画像形成動作によって担持したトナーを前記像担持体表
    面を研磨する摺擦研磨ローラに供給し、トナーに含ませ
    た研磨材で像担持体表面を研磨して像担持体表面をリフ
    レッシュする電子写真装置における像担持体のクリーニ
    ング方法において、 前記リフレッシュ動作を前記ソリッド画像形成動作とそ
    れに続く摺擦研磨ローラによる像担持体表面研磨動作と
    で構成し、前記ソリッド画像形成動作時間、像担持体表
    面研磨時間、及びリフレッシュ動作繰り返し回数を装置
    設置環境または装置内部環境の湿度、および/または温
    度に対応した値としたことを特徴とする電子写真装置に
    おける像担持体のクリーニング方法。
  2. 【請求項2】 前記リフレッシュ動作は、前記中間転写
    体に対してトナーと同極性の一次転写バイアスを印加し
    て行うことを特徴とする請求項1に記載した電子写真装
    置における像担持体のクリーニング方法。
  3. 【請求項3】 前記ソリッド画像形成動作によって複数
    のソリッド画像を形成する場合には、前記中間転写体に
    おける同一位置に対応するタイミングで形成することを
    特徴とする請求項1に記載した電子写真装置における像
    担持体のクリーニング方法。
  4. 【請求項4】 前記ソリッド画像形成動作によって複数
    のソリッド画像を形成する場合には、それぞれ異なる色
    の現像装置で現像して形成することを特徴とする請求項
    1に記載した電子写真装置における像担持体のクリーニ
    ング方法。
  5. 【請求項5】 前記リフレッシュ動作時に使用する現像
    装置は、現像装置が保有するトナーの残量若しくは使用
    頻度に応じて選択することを特徴とする請求項4に記載
    した電子写真装置における像担持体のクリーニング方
    法。
  6. 【請求項6】 前記リフレッシュ動作を複数回繰り返す
    ときは、互いのリフレッシュ動作における像担持体表面
    研磨時間を像担持体が2回転以上する時間としたことを
    特徴とする請求項1に記載した電子写真装置における像
    担持体のクリーニング方法。
  7. 【請求項7】 前記リフレッシュ動作を機器動作開始直
    後、もしくは省エネモードからの復帰直後に行うことを
    特徴とする請求項1に記載した電子写真装置における像
    担持体のクリーニング方法。
  8. 【請求項8】 前記リフレッシュ動作におけるソリッド
    画像形成動作時間と摺擦研磨ローラによる像担持体表面
    研磨時間、及びリフレッシュ動作繰り返し回数を電子写
    真装置に設けた装置設置環境または装置内部環境の温湿
    度を測定する温湿度センサによる情報で制御することを
    特徴とする請求項1に記載した電子写真装置における像
    担持体のクリーニング方法。
  9. 【請求項9】 前記リフレッシュ動作終了後、前記中間
    転写体を1回転以上クリーニングすることを特徴とする
    請求項1に記載した電子写真装置における像担持体のク
    リーニング方法。
  10. 【請求項10】 前記リフレッシュ動作時に、前記中間
    転写体の表面を清掃するクリーニング手段および2次転
    写手段を中間転写体から離間することを特徴とする請求
    項1に記載した電子写真装置における像担持体のクリー
    ニング方法。
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