JP2006154743A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高温、高湿下における画像欠陥を抑制し、装置の使用環境に係わらず高画質な画像を形成する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置30は、電源オフ状態やスリープ(省電力)モードからコピー開始状態まで立ち上げる際に、現像ユニット4内の現像スリーブ4a上のトナーを感光体ドラム1側に搬送するトナー吐出工程と、トナー吐出工程により感光体ドラム1側へ搬送されたトナーを転写ローラ5側に搬送する転写ローラリフレッシュ工程と、転写ローラリフレッシュ工程により転写ローラ5側へ搬送されたトナーを感光体ドラム1側に再搬送する返送工程とを含むリフレッシュモードを実行可能となっている。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像形成装置30は、電源オフ状態やスリープ(省電力)モードからコピー開始状態まで立ち上げる際に、現像ユニット4内の現像スリーブ4a上のトナーを感光体ドラム1側に搬送するトナー吐出工程と、トナー吐出工程により感光体ドラム1側へ搬送されたトナーを転写ローラ5側に搬送する転写ローラリフレッシュ工程と、転写ローラリフレッシュ工程により転写ローラ5側へ搬送されたトナーを感光体ドラム1側に再搬送する返送工程とを含むリフレッシュモードを実行可能となっている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法などにおいて用いられる画像形成方法に関する。
一般に、電子写真法などを用いた画像形成方法においては、画像形成を繰り返し行うことにより所定の帯電量から外れたトナーが現像されずに、現像スリーブ(トナー担持体)の表面に付着して、他のトナー粒子が現像スリーブとの間で摩擦帯電するのを阻害し、現像スリーブ上で均一な帯電が行われないまま静電潜像部まで搬送されることがある。これにより、画像濃度低下やかぶりといった問題を引き起こすという問題がある。
このような現象は、特に画像上の原稿印字率が低い場合に顕著である。原稿印字率が低い場合には、現像スリーブから感光体ドラム(静電潜像担持体)に現像するトナーが少ないためにトナー粒子が現像スリーブ上に残りやすいので、画像濃度低下やカブリも発生しやすくなる。特に、印字率の低い印刷パターンを長期にわたって連続して印刷することによって、現像器内部には現像されにくい所定の帯電量から外れたトナーが多くなり、濃度低下を起こす。このような場合には、ベタ黒等の原稿印字率が高いパターンにより現像スリーブから多量のトナーを感光体ドラム側に現像させ、該トナーを記録媒体に転写させてトナーを消費したり、また、記録媒体を使用しないより好ましい方法として、非転写時に現像スリーブ上のトナーを感光体ドラム上へ搬送し、このトナーをクリーニングブレードなどのクリーニング手段によって回収する(リフレッシュ工程)ことで濃度低下やカブリを緩和することが可能である(特許文献1参照)。
一方、電子写真プロセスを用いた画像形成装置の像担持体として、a−Si感光体ドラムが広く用いられている。a−Si感光体ドラムは、高硬度で優れた耐久性を有しており、長期間使用後も感光体としての特性がほとんど劣化せず高画質が保持できるため、ランニングコストも低く取り扱いも容易であるとともに、環境に対する安全性も高い優れた像担持体である。
このようなa−Si感光体ドラムを用いた画像形成装置においては、その特性から像流れが発生しやすいことが知られている。つまり、帯電ユニットを用いて帯電を行うと、帯電ユニットの放電によりオゾンが発生する。このオゾンにより空気中の成分が分解され、NOxやSOx等のイオン生成物が生成される。このイオン生成物は水溶性であることにより、感光体ドラムに付着し、感光体ドラム表面の0.1μm程度の粗さ構造内に入り込むために、汎用機で使用されるクリーニングシステムでは取り除くことができず、さらに、これらが大気中の水分を取り込むことで感光体ドラム表面の抵抗が低下する。これにより、感光体ドラム表面に形成された静電潜像のエッジ部で電位の横流れが起こり、その結果、像流れを生じることがある。
従来は、感光体ドラム内にヒータを入れることにより、イオン生成物が取り込んだ水分を離脱するエネルギーを与え、高湿環境における感光体ドラム表面の抵抗低下を抑えており、実機ではすでに一般化されている。しかしながら、かかる装置においては、ヒータを構成するための部品数が多くなり、ヒータ取付けスペースも必要となる上、消費電力も増大するため、装置の大型化、高コスト化につながる。また、感光体表面が所定の温度に加熱されるまでに時間を要し、処理時間が長くかかる上、安全性の面からも好ましいものではなかった。
そこで、簡易な構成で感光体ドラム表面の抵抗低下を抑えて像流れを低減する方法が提案されており、特許文献2、3には、図9に示すように、研磨剤を混入させた研磨トナーと研磨手段(摺擦ローラ及びクリーニングブレード)の相互作用で感光体を研磨するリフレッシュモードを所定のタイミングで実行することにより、ヒータ等を用いることなくオゾン生成物を除去する方法が開示されている。
図9において、画像形成部15には、感光体ドラム1の回転方向(矢印A方向)に沿って、帯電ユニット2、露光ユニット3、現像ユニット4、転写ローラ5、摺擦ローラ6、クリーニングブレード9、除電装置10が配設されている。感光体ドラム1は、例えばアルミドラムにa−Siから成る感光層が積層されたものであり、帯電ユニット2により、表面を帯電させるようになっている。そして、露光ユニット3からのレーザビームを受けた表面に帯電を減衰させた静電潜像を形成する。帯電ユニット2は、放電(例えばコロナ放電)することで感光体ドラム1の表面を帯電させるものであり、例えば細いワイヤー等を電極として、高電圧を印加されることで放電するようになっている。
露光ユニット3は、画像データに基づいて、光ビーム(例えばレーザビーム)を感光体ドラム1に照射し、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成させるものである。現像ユニット4は、感光体ドラム1に対向配置された現像スリーブ4aを備え、内部に収容された現像剤を現像スリーブ4aにより感光体ドラム1の静電潜像に付着させて、トナー像を形成させるものである。
周知の如く、除電装置10による除電後、帯電ユニット2によって均一に帯電された感光体ドラム1上に露光ユニット3により静電潜像が記録され、その静電潜像を反転現像にて現像ユニット4でトナー像に顕像化し、トナー像を転写ローラ5にて転写紙11上に転写する。転写ローラ5で転写されなかった未転写トナーは、残留トナーとして摺擦ローラ6及びクリーニングブレード9により感光体ドラム1表面から除去され、除去された残留トナーは回収スクリュー8等のトナー回収装置によって図示しない廃棄ボトルへと搬送される。
14はクリーニング装置であり、感光体ドラム1を研磨する研磨システムである摺擦ローラ6、クリーニングブレード9を備え、摺擦ローラ6を感光体表面に一定加圧するためのスプリング7を有している。摺擦ローラ6は、シャフトを中心として周囲を発泡ウレタンゴムで覆われた構成となっている。なお、このゴム硬度はシャフトを介した状態で50度に調整されている。研磨トナーとしては、トナー粒子表面に研磨剤として酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、アルミナ等が埋め込まれて表面に一部突出するように保持されたものや、研磨剤がトナー表面に静電的に付着しているものが用いられる。
この技術は、a−Si感光体ドラムの表面粗さをRz500オングストローム以下になるように研磨する構成を備えた画像形成装置であり、この表面粗さに研磨することで、上述したようなイオン生成物が感光体ドラム表面に付着したとしても十分除去できるようにしたものである。
上記特許文献1においては、印字率が高いパターンにより現像スリーブから現像されにくい多量のトナーを感光体ドラム側に現像させる工程において、吐出されたトナーが転写ローラへ付着しないように、転写ローラ5には電圧(転写バイアス)は印加されていない。
また、上記特許文献2〜3においても、感光体ドラム1表面を研磨するリフレッシュモード時は現像ユニット4から吐出されたトナーが転写ローラ5へ付着しないように、転写ローラ5には電圧(転写バイアス)は印加されていない。しかし、高温、高湿の環境下では転写ローラ5の成分が感光体ドラム1表面へ付着し、画像欠陥として現れるという問題があった。また、転写ローラ5自体も水分を吸収しており、転写ローラ5から徐々に感光体ドラム1表面へ付着していくため、摺擦ローラ6による感光体ドラム1表面の研磨のみではイオン生成物を十分除去できず、像流れ等の画像不良が発生するという問題点があった。
特開2000−310909号公報
特開平11−3014号公報
特開平11−133462号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、高温、高湿下における画像欠陥や像流れを抑制し、装置の使用環境に係わらず高画質な画像を形成する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、静電潜像担持体と、該静電潜像担持体表面に静電潜像を書き込む露光手段と、トナー担持体上に担持したトナーにより、前記静電潜像担持体表面にトナー像を形成する現像手段を有し、前記現像手段により得られた可視画像は、転写手段によって記録媒体上に転写した後、定着手段を経て出力画像として出力される画像形成装置において、
前記出力画像の形成時以外の動作時に、前記トナー担持体から前記静電潜像担持体側へトナーを搬送し、前記転写手段にトナーと逆極性の電圧を印加して前記静電潜像担持体側へ搬送されたトナーを前記転写手段側に搬送する工程と、前記転写手段にトナーと同極性の電圧を印加して、前記転写手段側へ搬送されたトナーを前記静電潜像担持体側に搬送する返送工程と、を有することを特徴としている。
前記出力画像の形成時以外の動作時に、前記トナー担持体から前記静電潜像担持体側へトナーを搬送し、前記転写手段にトナーと逆極性の電圧を印加して前記静電潜像担持体側へ搬送されたトナーを前記転写手段側に搬送する工程と、前記転写手段にトナーと同極性の電圧を印加して、前記転写手段側へ搬送されたトナーを前記静電潜像担持体側に搬送する返送工程と、を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記転写手段が転写ローラであることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記静電潜像担持体表面に所定の圧力で圧接されるとともに前記静電潜像担持体表面を摺擦する摺擦ローラとを備え、前記静電潜像担持体側へ搬送されたトナーを前記摺擦ローラに供給して前記静電潜像担持体表面を摺擦する工程を含むことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記摺擦ローラへのトナーの供給は、少なくとも前記摺擦ローラ1周分の時間継続して行われることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記転写手段側にトナーを搬送する工程における前記転写ローラへの電圧の印加は、少なくとも前記転写ローラ1周分の時間継続して行われることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記返送工程における前記転写ローラへの電圧の印加は、少なくとも前記転写ローラ3周分の時間継続して行われることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記返送工程の後、前記転写ローラにトナーと逆極性の電圧を印加する第2返送工程を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記第2返送工程における前記転写ローラへの電圧の印加は、少なくとも前記転写ローラ1周分の時間継続して行われることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、装置内部及び/又は外部の温度及び/又は湿度を検知する検知手段と、該検知手段により検知された温度及び/又は湿度に応じて、前記トナー担持体から前記静電潜像担持体側へトナーを搬送し、搬送されたトナーを前記転写手段側に搬送する工程と、前記転写手段側へ搬送されたトナーを前記静電潜像担持体側に搬送する返送工程の実行の要否及び/又は実行時間を制御する制御手段とを設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、静電潜像担持体は、アモルファスシリコンから成ることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、出力画像の形成時以外の動作時に、トナーを静電潜像担持体側に搬送し、転写手段にトナーと逆極性の電圧を印加して搬送されたトナーを転写手段側に搬送する工程と、転写手段にトナーと同極性の電圧を印加して、転写手段側へ搬送されたトナーを前記静電潜像担持体側に搬送する返送工程を設けたので、現像されにくいトナーをトナー担持体から吐き出すのと同時に、転写手段の付着物や水分をトナーによって吸着することができるので、高温、高湿の環境下であっても、画像欠陥がない良好な画像が得られる。
本発明の第2の構成によれば上記第1の構成の画像形成装置において、転写手段が転写ローラであるので、転写ローラ側に搬送されたトナーによって、効果的に転写ローラ表面に付着した付着物を取り除くことができる。
本発明の第3の構成によれば、上記第1または第2の構成の画像形成装置において、トナーを静電潜像担持体側に搬送するトナー吐出工程で、静電潜像担持体側に搬送されたトナーを摺擦ローラに供給して静電潜像担持体表面を摺擦する工程と、トナーの一部を転写手段に搬送する工程とを設けることにより、静電潜像担持体側及び転写手段の付着物を同時に除くことができ、転写手段に付着した付着物や水分による画像欠陥を効果的に抑制するとともに、現像されにくいトナーをトナー担持体から吐き出す工程と同時に、静電潜像担持体及び転写手段の付着物を取り除くため、現像ユニット内の残存トナーを有効利用できる。また、転写手段上のトナーを静電潜像担持体側に再搬送する返送工程を設けることにより、画像形成時に用紙の裏汚れが発生するおそれもなくなる。
本発明の第4の構成によれば上記第1乃至第3の構成の画像形成装置において、摺擦ローラへのトナーの供給を、少なくとも摺擦ローラ1周分の時間継続して行うことにより、摺擦ローラ全体にトナーを付着させて感光体ドラム表面を十分に研磨することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4の構成の画像形成装置において、転写手段側にトナーを搬送する工程における前記転写ローラへの電圧の印加を、少なくとも転写ローラ1周分の時間継続して行うことにより、転写ローラ全体にトナーを付着させて転写ローラ表面の水分を確実に吸収させることができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成の画像形成装置において、返送工程での転写ローラに対するバイアス電圧の印加を、少なくとも転写ローラ3周分の時間継続して行うことにより、転写ローラに付着したトナーを十分に感光体ドラム側に戻すことができる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第1乃至第6のいずれかの構成の画像形成装置において、返送工程の後、転写ローラにトナーと逆極性のバイアス電圧を印加する第2返送工程を設けることにより、転写ローラに付着した逆極性のトナーも感光体ドラム側に戻すことができる。
また、本発明の第8の構成によれば、上記第1乃至第7の構成の画像形成装置において、第2返送工程での転写ローラに対するバイアス電圧の印加を、少なくとも転写ローラ1周分の時間継続して行うことにより、転写ローラに付着した逆極性のトナーを十分に感光体ドラム側に戻すことができる。
また、本発明の第9の構成によれば、上記第1乃至第8のいずれかの構成の画像形成装置において、装置内部及び/又は外部の温度及び/又は湿度変化に応じて、トナー担持体から前記静電潜像担持体側へトナーを搬送し、搬送されたトナーを前記転写手段側に搬送する工程と、前記転写手段側へ搬送されたトナーを前記静電潜像担持体側に搬送する返送工程の実施の要否及び/又は実施時間を制御することにより、装置の使用環境に応じた前記工程の実行を可能とし、さらに実行時間を画像欠陥を効果的に防止する最短の時間として迅速な画像形成処理を可能とする。
また、本発明の第10の構成によれば、上記第1乃至第9のいずれかの構成の画像形成装置において、感光体ドラムをa−Si感光体ドラムとすることにより、感光体の寿命が長くなり、画像形成装置の高画質化、低ランニングコスト化に貢献する。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置の構成を示す概略断面図である。従来例の図9と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。画像形成装置30は、感光体ドラム1(静電潜像担持体)、帯電ユニット2、露光ユニット3、現像ユニット4、転写ローラ5(転写手段)、クリーニング装置14、トナー貯留部20、シート収容部21、搬送部22、定着部23、及び排紙部24から構成されている。
トナー貯留部(ホッパー)20は、現像ユニット4内部の現像剤(トナー)が不足するようになれば、現像ユニット4に現像剤を供給するとともに、現像剤を貯留しておくものである。シート収容部21は、最終的に画像(トナー像)が印刷される記録媒体としてのシート(用紙やOHP等)を収容するとともに、搬送部22にシートを送り出すものである。
搬送部22は、シート収容部21から排紙部24までのシートの通路のことである。定着部23は、シートに転写されたトナー像を安定な永久像とするものであり、例えば熱や圧力等のエネルギーを付与することにより、粉体状態のトナー像を溶融させるものである。排紙部24は、定着部23を経たシート、すなわち永久像が印刷され装置外部に排出されたシートを収容するものである。
そして、このような画像形成装置30では、画像データに基づいて、露光ユニット3が、感光体ドラム1にレーザビーム(光線)を発することで、その画像データに基づく静電潜像をその感光体ドラム1表面に形成させる。その後、現像ユニット4が、静電潜像にトナーを付着させるとともに(トナー像を形成するとともに)、転写ローラ5が、シート上にそのトナー像を転写する。次に、定着部23が、そのトナー像の転写されたシートに熱等を加え、永久像とするようになっている。
本発明の第1の実施形態は、記録媒体への非転写時に、現像ユニット4内の現像スリーブ4a(トナー担持体上)のトナーを感光体ドラム1側に搬送する工程(トナー吐出工程)と、トナー吐出工程により感光体ドラム1側へ搬送されたトナーを転写ローラ5側に搬送する工程(転写ローラリフレッシュ工程)と、転写ローラリフレッシュ工程により転写ローラ5側へ搬送されたトナーを感光体ドラム1側に再搬送する工程(以下、返送工程という)と、から成るリフレッシュモードを実行可能に構成されている。
現像スリーブ4aをリフレッシュする前記現像スリーブのリフレッシュ工程は、原稿印字率が小さい場合に生じやすい画像濃度低下やカブリを防止するためのものである。このリフレッシュ工程では、上記した画像形成装置において、画像データを本体内の図示しない中央処理装置(CPU)などで構成される制御装置によりドット数として計測し、画像上の原稿印字率anの測定を行い、測定された記録媒体1枚面毎の原稿印字率a1、a2、a3、・・・、anの平均印字率Aが3[%]を下回った場合に、画像形成を中止し、非転写状態にして現像スリーブ4a上のトナーを感光体ドラム1側に現像させて消費するように、現像スリーブ4aに現像バイアスの印加を行う。なお、本実施形態では、すぐに画像形成を中止した場合について説明したが、連続印字中の場合には連続印字終了後に行うようにしてもよい。
次に、図2に示すフローチャートを用いて現像スリーブのリフレッシュ工程の流れを説明する。ユーザーが画像形成装置を使用する最初の段階では、図示しない制御装置における記録媒体の頁計数手段がリセットされ(50)、画像形成毎に1頁のドット数と画像パターンの印字率が計算され、その累積とともに平均印字率が記憶される(51)。
所定の頁数(64枚)になっても(52)、平均印字率AがA<3%となるまではステップ50に戻り(53)、頁数はリセットされるが、ステップ51における印字率及び平均印字率は継続して更新が続く。再度、頁が64をカウント(52)し、平均印字率AがA<3%となると(53)、現像バイアスが5.2秒の間印加され、現像スリーブ4a上のトナーが感光体ドラム11側に搬送される(以下、トナー吐出工程という)。(54)
ここでは、平均印字率AがA<3%のとき現像バイアスを一定時間印加する例を示したが、平均印字率の内訳によって現像バイアスの印加時間を変えてもよい。例えば、A<0.5%である場合には現像バイアスを15.0秒印加、A<1%である場合には現像バイアスを12.9秒の間印加、A<2%である場合には現像バイアスを10.5秒の間印加、A<3%の場合には現像バイアスを5.2秒の間印加してもよい。
ここでは、平均印字率AがA<3%のとき現像バイアスを一定時間印加する例を示したが、平均印字率の内訳によって現像バイアスの印加時間を変えてもよい。例えば、A<0.5%である場合には現像バイアスを15.0秒印加、A<1%である場合には現像バイアスを12.9秒の間印加、A<2%である場合には現像バイアスを10.5秒の間印加、A<3%の場合には現像バイアスを5.2秒の間印加してもよい。
次に、転写ローラ5が1周する時間以上継続してトナーと逆極性のバイアス電圧が転写ローラ5に印加される(55)。このとき、吐出されたトナーの一部が転写ローラ5側へ搬送され、転写ローラ上の付着物をトナーによって除去する(以下、転写ローラリフレッシュ工程という)。そして、転写ローラ5が3周する時間以上継続してトナーと同極性のバイアス電圧が再度印加され(56)、転写ローラ5表面の水分や付着物を吸収したトナーを感光体ドラム1側に搬送する返送工程が行われ、返送されたトナーはクリーニングブレード9によりクリーニングされた後(57)、画像形成動作が行われる。
本発明の第2の実施形態は、記録媒体への非転写時、例えば、画像形成装置を電源オフ状態やスリープ(省電力)モードからコピー開始状態まで立ち上げる際に、現像ユニット4内の現像スリーブ4a上のトナーを感光体ドラム1側に搬送する工程(トナー吐出工程)と、トナー吐出工程により感光体ドラム1側へ搬送されたトナーを摺擦ローラ6に供給して感光体ドラム1の表面を研磨する工程(以下、ドラムリフレッシュ工程という)と、トナー吐出工程により感光体ドラム1側へ搬送されたトナーを転写ローラ5側に搬送する工程(転写ローラリフレッシュ工程)と、転写ローラリフレッシュ工程により転写ローラ5側へ搬送されたトナーを感光体ドラム1側に再搬送する工程(以下、返送工程という)と、から成るリフレッシュモードを実行可能に構成されている。
図3は、本発明の画像形成装置の画像形成部がリフレッシュモード中の各工程にある状態を示す概略図である。なお、ここでは説明の便宜のため、帯電ユニット2、露光ユニット3、除電装置10は記載を省略している。図3(a)は、画像形成部がトナー吐出工程にある状態を示している。トナー吐出工程は、感光体ドラム1表面の研磨に用いられるトナーを現像ユニット4から感光体ドラム1側に供給する。
図3(b)は、画像形成部がドラムリフレッシュ工程にある状態を示している。ドラムリフレッシュ工程は、トナー吐出工程により感光体ドラム1上に搬送されたトナーの一部を摺擦ローラ6に供給して感光体ドラム1の表面を研磨し、ドラム表面の水分や汚染物質をトナーと共に除去するための工程である。なお、摺擦ローラ6にトナーを供給する間は、転写ローラ5上へトナーが付着しないように、転写ローラ5にトナーと同極性のバイアス電圧が印加されている。
このとき、感光体ドラム1の表面を十分に研磨するためには、転写ローラ5にトナーと同極性のバイアス電圧を印加する時間を摺擦ローラ6の1回転に要する時間以上とし、摺擦ローラ6の表面全体にトナーを付着させることが好ましい。その後、トナーはクリーニングブレード9によりドラム表面から除去され、回収スクリュー8等のトナー回収装置により図示しない廃棄ボトルへと搬送される。なお、後述する返送工程により転写ローラ5側から感光体ドラム1側へ再搬送されるトナーも、摺擦ローラ6に供給されてドラムリフレッシュ工程に利用される。
図3(c)は、画像形成部が転写ローラリフレッシュ工程にある状態を示している。転写ローラリフレッシュ工程は、トナー吐出工程により感光体ドラム1上に搬送されたトナーの一部を転写ローラ5側に搬送し、転写ローラ5表面の水分を除去するための工程である。転写ローラ5上へのトナーの搬送は、転写ローラ5にトナーと逆極性のバイアス電圧を印加することにより行われる。このとき、転写ローラ5の水分や付着物をトナーに十分に吸収させるためには、トナーと逆極性のバイアス電圧を印加する時間を転写ローラ5の1回転に要する時間以上とし、転写ローラ5の表面全体にトナーを付着させることが好ましい。
その後、転写ローラ5側へ搬送されたトナーを再度感光体ドラム1側に搬送する返送工程が行われる。図3(d)は、画像形成部が返送工程にある状態を示している。感光体ドラム1上へのトナーの再搬送は、転写ローラ5にトナーと同極性のバイアス電圧を印加することにより行われる。返送工程の時間は、少なくとも転写ローラ5が3回転する時間以上とすることが好ましい。これにより、転写ローラ5側のトナーが完全に感光体ドラム1側へ搬送されるため、転写ローラ5表面の残留トナーに起因する記録媒体の裏汚れを効果的に防止可能となる。
なお、トナー中には通常と逆極性に帯電したトナーも一部存在するため、返送工程の途中、転写ローラ5に再びトナーと逆極性のバイアス電圧を印加する工程(以下、第2返送工程という)を設けることにより、転写ローラ5上に残存する逆極性トナーも感光体ドラム1側に戻すことが好ましい。このとき、第2返送工程の時間を少なくとも転写ローラ5の1回転に要する時間以上とすれば、転写ローラ5表面に残留する逆極性トナーに起因する裏汚れも確実に防止可能となる。
本発明においては、感光体ドラム1側に搬送されたトナーを利用して感光体ドラム1及び転写ローラ5を同時にリフレッシュすることを特徴としている。これにより、現像スリーブ4a、転写ローラ5、及び感光体ドラム1を短時間でリフレッシュすることができるとともに、感光体ドラム1側に吐出される現像スリーブ4a上の残存トナーを有効利用できる。
図4は、本発明の画像形成装置の一構成例を示すブロック図である。画像形成装置30は、画像形成部15、画像読取部31、制御部32、操作パネル33、温湿度センサ34、及び記憶部35により構成されている。
画像読取部31は、複写時に原稿の画像データを読み取り画像信号に変換するスキャナ等で構成される。画像読取部31で読み取られた画像信号は制御部32に送出され、階調処理等の画像処理を適宜行い、画像信号を画像データに変換する。画像形成部15は、感光体ドラム1、現像ユニット4及び転写ローラ5等から構成され、制御部32において変換された画像データをもとに感光体ドラム1上に潜像を形成し、現像した後に用紙上にトナー像を転写する。制御部32は、設定されたプログラムに従って画像読取部6、画像形成部15等の画像形成装置各部の制御も行う。
操作パネル33は、ユーザが装置の機能や印刷条件等の設定を行う操作キーと、設定条件や装置の状態等を表示する表示部(いずれも図示せず)とから構成される。温湿度センサ34は、装置内部の温湿度を所定の時間毎に常に検出しており、検出された温湿度は制御部32に送出される。制御部32は、温湿度センサ34により検出された装置内部の温湿度に基づいて現像ユニット4内の現像スリーブ4a(図3参照)や転写ローラ5に印加するバイアス電圧を変化させ、リフレッシュモードの制御を行う。リフレッシュモードの制御は、なるべく直前の検出値を用いて行うことが好ましい0が、他のタイミングで検出した温湿度を用いて制御を行ってもよい。また、温湿度の検出を所定の回数行い、各検出値の平均値を用いることもできる。
温湿度センサ34は、例えば転写ローラ5、摺擦ローラ6や感光体ドラム1の近傍に設置されるが、装置内部及び外部の温湿度を正確に検出可能な他の場所に設置することもできる。記憶部35は、制御部32により使用される装置各部の制御プログラムを記憶する。また、後述するように、温湿度センサ34により検出された温湿度変化に応じてリフレッシュモードの実行時間を変化させる場合は、温湿度変化に対応した各工程の実行時間も記憶される。
次に、本実施形態の画像形成装置の動作について説明する。図5は、本発明の画像形成装置において実施されるトナー吐出工程、ドラムリフレッシュ工程、および転写ローラリフレッシュ工程を示すフローチャートであり、図6は、リフレッシュモードにおける装置各部の動作を示すタイミングチャートである。以下、順次行われるトナー吐出工程、ドラムリフレッシュ工程、および転写ローラリフレッシュ工程を総称して、リフレッシュモードという。図6を参照しながら、図5のステップに従いリフレッシュ工程の制御手順について説明する。
画像形成装置を電源オフ状態やスリープ(省電力)モードからコピー開始状態まで立ち上げる際、先ず、メインモータが駆動(図6の矢印X)され、同時に温湿度センサ34により画像形成装置内部及び外部の温湿度が検出される(ステップS1)。検出された温湿度は制御部32に送出され、先ず、温度に基づいてリフレッシュモードの要否が判断される(ステップS2)。ここでは、用紙のジャム等で装置の電源がオフとなった場合にリフレッシュモードが開始されると処理が遅くなってしまうため、定着サーミスタ温度と外気温度との差(以下、温度tという)が50degよりも大きい場合、即ち装置が既にコピー可能な状態にある場合はリフレッシュモードを実行しないように設定している。
ステップS2で温度tが50deg以下であると判断された場合は、次に装置内部の湿度に基づいてリフレッシュモードの要否の判断を行う。ここでは、空気1m3当たりの水
蒸気量(g/m3、以下、HUMIDという。)が所定のしきい値を超えているか否かに
より、リフレッシュモードを実行するか否かを決定している。
蒸気量(g/m3、以下、HUMIDという。)が所定のしきい値を超えているか否かに
より、リフレッシュモードを実行するか否かを決定している。
先ず、HUMIDが15以下であるか否かが判断され(ステップS3)、15以下の場合は装置内部の水分量が少なく像流れが発生しないため、リフレッシュモードは実行しない。一方、ステップS3でHUMIDが15よりも大きい場合は、メインモータの駆動開始から若干遅らせて現像スリーブ4aに現像バイアスを印加(図6の矢印Y)することにより感光体ドラム1上へのトナー吐出が開始され、同時に転写ローラ5には摺擦ローラ6が1周する時間以上継続してトナーと同極性のバイアス電圧が印加(図6の矢印A)される(ステップS4)。これにより、転写ローラ5にはトナーが付着せず、ドラムリフレッシュ工程に用いられる十分なトナーが摺擦ローラ6へ供給される。
次に、転写ローラ5が1周する時間以上継続してトナーと逆極性のバイアス電圧が印加(図6の矢印B)される(ステップS5)。このとき、図6の矢印Yに示すように、感光体ドラム1上へのトナー吐出は継続しているため、吐出されたトナーの一部が転写ローラ5側へ搬送されて転写ローラリフレッシュ工程が行われる。そして、転写ローラ5が3周する時間以上継続してトナーと同極性のバイアス電圧が再度印加(図6の矢印C)され(ステップS6)、転写ローラ5表面の水分を吸収したトナーを感光体ドラム1側に搬送する返送工程が行われる。
返送工程により転写ローラ5表面のトナーを十分に感光体ドラム1側に戻した後、転写ローラ5が1周する時間以上継続してトナーと逆極性のバイアス電圧が再度印加(図6の矢印D)され(ステップS7)、転写ローラ5表面の逆極性のトナーを感光体ドラム1側に返送する第2返送工程が行われる。そして、再度転写ローラ5にトナーと同極性のバイアス電圧を所定時間印加(図6の矢印E)して2度目の返送工程を行う(ステップS8)。
これにより、転写ローラ5側に搬送されたトナーは完全に感光体ドラム1側に返送され、リフレッシュモード後に行われる画像形成時における用紙の裏汚れを確実に防止する。なお、ここでは返送工程は2度繰り返すこととしているが、1度としても良く、3度以上繰り返しても良い。ステップS6〜ステップS8で感光体ドラム1側に返送されたトナーは、摺擦ローラ6へ送られてドラムリフレッシュに用いられた後、ドラム表面から除去され(ステップS9)、リフレッシュモードが終了して装置の立ち上げが完了する。一方、リフレッシュモードを行わない場合は、定着部23(図1参照)の温度が安定した段階で装置の立ち上げが完了する。
上記手順で制御を行うことにより、装置内部及び外部の温湿度に応じてリフレッシュモードを行うか否かを決定することができ、湿度の上昇による像流れの発生を効果的に防止するとともに、装置内部の温度が高い場合や湿度が低い場合は不要なリフレッシュモードを行わず、ドラム表面の研磨過剰を防止するとともに画像形成装置の立ち上げ時間を短縮することが可能となる。なお、ここでは温湿度に応じてリフレッシュモードが自動で開始することとしたが、像流れが発生した場合に、必要に応じて手動でリフレッシュモードを実行するようにしても良い。
なお、上記実施形態においては、温湿度センサ34により検出された温湿度に応じてリフレッシュモードの制御を行っているが、温度又は湿度のいずれか一方を検出する温度センサ、又は湿度センサを用いて温度若しくは湿度を測定し、これに基づいてリフレッシュモードの制御を行うこともでき、リフレッシュモードの要否若しくは各工程の継続時間のいずれかのみについて制御を行う構成としても良い。また、リフレッシュモードの要否を判断するための温度或いは湿度のしきい値や、リフレッシュモード中に含まれる各工程の実行時間についても、使用する感光体の種類等に応じて自由に設定することができる。
図1の画像形成装置における感光体ドラム1、転写ローラ5、及び現像バイアス値、転写バイアス値が図7に示すような仕様である場合のリフレッシュモードについて、図8のタイミングチャートを参照しながら具体的に説明する。本実施例では、リフレッシュモード中の各工程の実行時間(現像、転写バイアス印加時間)を、15<HUMID≦25の場合と、25<HUMIDの場合とに分けて調整している。ここでは15<HUMID≦25の場合、リフレッシュモードの実行時間を120secに設定し、現像スリーブ4aへの現像バイアス印加時間(トナー吐出時間)を700msecに設定している。
メインモータの駆動が安定する駆動開始から50msec後、現像スリーブ4aに200Vの現像バイアスを700msec印加し、感光体ドラム1上にトナーを吐出する。トナーの吐出と同時に、転写ローラ5に+590Vのトナーと同極性のバイアス電圧を420msec印加して転写ローラ5へのトナーの付着を防止し、ドラムリフレッシュ用のトナーを摺擦ローラ6へ供給する。
次に、転写ローラ5に−20μAのトナーと逆極性のバイアス電圧を400mesc印加する。現像スリーブ4aからのトナーの吐出はトナーと逆極性のバイアス電圧印加の途中まで継続しているため、吐出されたトナーの一部は転写ローラ5に付着し、転写ローラ5表面の水分を吸収する。その後、転写ローラ5に+590Vのトナーと同極性のバイアス電圧を4880msec印加して転写ローラ5に付着したトナーを感光体ドラム1側に再付着させる。再付着したトナーは摺擦ローラ6へ順次供給され、感光体ドラム1表面の研磨に用いられた後、クリーニングブレード9によりドラム表面から除去される。
さらに−20μAのトナーと逆極性のバイアス電圧を450mesc印加して逆極性トナーも感光体ドラム1側に再付着させる。このとき、先に感光体ドラム1側に搬送された同極性トナーは既にドラム表面から除去されているため、転写ローラ5側に再付着することはない。そして、画像形成時の用紙の裏汚れを防止するため、再び+590Vのトナーと同極性のバイアス電圧を残り時間だけ印加して転写ローラ5に付着したトナーを完全に除去し、リフレッシュモードを終了する。
装置内部の湿度が高くなると、感光体ドラム1及び転写ローラ5のリフレッシュに要する時間も長くなり、それに応じて現像スリーブ4aから吐出するトナー量も多くする必要がある。そのため、25<HUMIDの場合、リフレッシュモードの実行時間を150secに設定し、現像スリーブ4aへの現像バイアス印加時間(トナー吐出時間)を1000msecに設定するとともに、各工程におけるバイアス電圧の印加時間もリフレッシュモード全体の時間に合わせて長く設定する。制御手順は15<HUMID≦25の場合と同様であるため説明は省略する。
なお、上記実施例では15<HUMID≦25の場合のメインモータ駆動時間(リフレッシュモード実行時間)を120sec、現像バイアス印加時間(トナー吐出時間)を700msecに設定しているが、メインモータ駆動時間は50〜150sec、現像バイアス印加時間は500〜1000msecの範囲で適宜設定することができる。
1 感光体ドラム
3 露光ユニット
4 現像ユニット
4a 現像スリーブ
5 転写ローラ(転写手段)
6 摺擦ローラ
7 スプリング
8 回収スクリュー
9 クリーニングブレード
14 クリーニング装置
15 画像形成部
30 画像形成装置
31 画像読取部
32 制御部
34 温湿度センサ
35 記憶部
3 露光ユニット
4 現像ユニット
4a 現像スリーブ
5 転写ローラ(転写手段)
6 摺擦ローラ
7 スプリング
8 回収スクリュー
9 クリーニングブレード
14 クリーニング装置
15 画像形成部
30 画像形成装置
31 画像読取部
32 制御部
34 温湿度センサ
35 記憶部
Claims (10)
- 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体表面に静電潜像を書き込む露光手段と、トナー担持体上に担持したトナーにより、前記静電潜像担持体表面にトナー像を形成する現像手段を有し、前記現像手段により得られた可視画像は、転写手段によって記録媒体上に転写した後、定着手段を経て出力画像として出力される画像形成装置において、
前記出力画像の形成時以外の動作時に、前記トナー担持体から前記静電潜像担持体側へトナーを搬送し、前記転写手段にトナーと逆極性の電圧を印加して前記静電潜像担持体側へ搬送されたトナーを前記転写手段側に搬送する工程と、前記転写手段にトナーと同極性の電圧を印加して、前記転写手段側へ搬送されたトナーを前記静電潜像担持体側に搬送する返送工程と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写手段が転写ローラであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記静電潜像担持体表面に所定の圧力で圧接されるとともに前記静電潜像担持体表面を摺擦する摺擦ローラとを備え、前記静電潜像担持体側へ搬送されたトナーを前記摺擦ローラに供給して前記静電潜像担持体表面を摺擦する工程を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記摺擦ローラへのトナーの供給は、少なくとも前記摺擦ローラ1周分の時間継続して行われることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記転写手段側にトナーを搬送する工程における前記転写ローラへの電圧の印加は、少なくとも前記転写ローラ1周分の時間継続して行われることを特徴とする請求項2乃至請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記返送工程における前記転写ローラへの電圧の印加は、少なくとも前記転写ローラの3周分の時間継続して行われることを特徴とする請求項2乃至請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記返送工程の後に、前記転写ローラにトナーと逆極性の電圧を印加する第2返送工程を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記第2返送工程における前記転写ローラへの電圧の印加は、少なくとも前記転写ローラ1周分の時間継続して行われることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 装置内部及び/又は外部の温度及び/又は湿度を検知する検知手段と、該検知手段により検知された温度及び/又は湿度に応じて、前記トナー担持体から前記静電潜像担持体側へトナーを搬送し、搬送されたトナーを前記転写手段側に搬送する工程と、前記転写手段側へ搬送されたトナーを前記静電潜像担持体側に搬送する返送工程の実行の要否及び/又は実行時間を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記静電潜像担持体は、アモルファスシリコンから成ることを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の画像形成装置。
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Publications (1)
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