JP2001117445A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2001117445A JP2001117445A JP29813399A JP29813399A JP2001117445A JP 2001117445 A JP2001117445 A JP 2001117445A JP 29813399 A JP29813399 A JP 29813399A JP 29813399 A JP29813399 A JP 29813399A JP 2001117445 A JP2001117445 A JP 2001117445A
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- JP
- Japan
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- image forming
- forming apparatus
- charging
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 像担持体の表面に部分的な削れや傷が発生し
た際に速やかに画像形成の可否等を決して、ファクシミ
リ、プリンタ、複写機のいずれの機能で使用しても、時
間や転写材を無駄にすることなく、かつ画像情報を欠落
することなく画像形成を実行することを可能とした画像
形成装置を提供することである。 【解決手段】 画像形成装置は、複写機能の他にファク
シミリ、プリンタの機能を有する。感光体の感光層膜厚
検知手段を備え、検知手段は、接触帯電手段の帯電ロー
ラに一定の直流電圧を印加し、感光ドラムに流れ込む直
流電流値Idcを検出して感光層膜厚を検知する。このI
dc−105μAまでは画像形成の実行を許可し、Idcが
105μAをマイナス方向に超えると、感光層が10μ
m以下になって画像に白抜け等が発生するので、その時
点で画像形成を停止し、画像形成装置の表示部等に感光
ドラム交換を表示して、ユーザーに交換させる。
た際に速やかに画像形成の可否等を決して、ファクシミ
リ、プリンタ、複写機のいずれの機能で使用しても、時
間や転写材を無駄にすることなく、かつ画像情報を欠落
することなく画像形成を実行することを可能とした画像
形成装置を提供することである。 【解決手段】 画像形成装置は、複写機能の他にファク
シミリ、プリンタの機能を有する。感光体の感光層膜厚
検知手段を備え、検知手段は、接触帯電手段の帯電ロー
ラに一定の直流電圧を印加し、感光ドラムに流れ込む直
流電流値Idcを検出して感光層膜厚を検知する。このI
dc−105μAまでは画像形成の実行を許可し、Idcが
105μAをマイナス方向に超えると、感光層が10μ
m以下になって画像に白抜け等が発生するので、その時
点で画像形成を停止し、画像形成装置の表示部等に感光
ドラム交換を表示して、ユーザーに交換させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式等を利用した画像形成装置に関し、特に像担
持体の帯電処理に接触方式の帯電手段を使用する画像形
成装置に関するものである。
電記録方式等を利用した画像形成装置に関し、特に像担
持体の帯電処理に接触方式の帯電手段を使用する画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機や光プリンタなどの電子写
真装置、静電記録装置等の画像形成装置においては、被
帯電体としての感光体や誘電体などの像担持体の帯電処
理を、コロナ帯電器を用いて行うことが多用されてき
た。
真装置、静電記録装置等の画像形成装置においては、被
帯電体としての感光体や誘電体などの像担持体の帯電処
理を、コロナ帯電器を用いて行うことが多用されてき
た。
【0003】これに対し、電圧(帯電バイアス)を印加
した帯電部材を被帯電体に接触させて、被帯電体の表面
を帯電処理する接触方式の帯電装置は、電源の低圧化が
図れ、オゾンの発生量が少ない等の長所を有しているこ
とから、新たな帯電手段として注目され、実用化されて
いる。
した帯電部材を被帯電体に接触させて、被帯電体の表面
を帯電処理する接触方式の帯電装置は、電源の低圧化が
図れ、オゾンの発生量が少ない等の長所を有しているこ
とから、新たな帯電手段として注目され、実用化されて
いる。
【0004】特に帯電部材として導電ローラ(帯電ロー
ラ)を用いたローラ帯電方式の装置が、帯電の安定性と
いう点から好ましく用いられている。
ラ)を用いたローラ帯電方式の装置が、帯電の安定性と
いう点から好ましく用いられている。
【0005】帯電方法には、帯電ローラに印加する帯電
バイアスとして直流電圧のみを使用して、被帯電体を帯
電させる方式(DC帯電ローラ方式と称する)と、直流
電圧と交流電圧を重畳した電圧を使用して、被帯電体を
帯電させる方式(AC帯電ローラ方式と称する)とがあ
る。
バイアスとして直流電圧のみを使用して、被帯電体を帯
電させる方式(DC帯電ローラ方式と称する)と、直流
電圧と交流電圧を重畳した電圧を使用して、被帯電体を
帯電させる方式(AC帯電ローラ方式と称する)とがあ
る。
【0006】DC帯電ローラ方式の帯電バイアスは、直
流定電圧、直流定電流のいずれかを選択でき、AC帯電
ローラ方式の帯電バイアスは、直流定電圧、直流定電流
のいずれか1つと、交流定電圧、交流定電圧のいずれか
1つとが選択できる。このうち、DC帯電ローラ方式で
は直流電圧が、AC帯電ローラ方式では直流定電圧に交
流定電流を重畳したものが、環境変動に対する安定性に
優れ、かつ制御が容易であるために広く用いられてい
る。
流定電圧、直流定電流のいずれかを選択でき、AC帯電
ローラ方式の帯電バイアスは、直流定電圧、直流定電流
のいずれか1つと、交流定電圧、交流定電圧のいずれか
1つとが選択できる。このうち、DC帯電ローラ方式で
は直流電圧が、AC帯電ローラ方式では直流定電圧に交
流定電流を重畳したものが、環境変動に対する安定性に
優れ、かつ制御が容易であるために広く用いられてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被帯電
体の像担持体は、画像形成とともに表面の感光層等が削
れたり、傷が生じる。この感光層の厚さが所定以下にな
ったり、傷が所定深さ以上になると、これが原因で、画
像の一部が白く抜けたり、黒くかぶるなどを起こし、画
像情報の欠落を生じることがある。したがって、このよ
うな状態で像担持体を交換する前に画像形成を行うと、
必要な画像情報を得られず、像担持体の交換後、再度画
像形成を行う必要が生じる。
体の像担持体は、画像形成とともに表面の感光層等が削
れたり、傷が生じる。この感光層の厚さが所定以下にな
ったり、傷が所定深さ以上になると、これが原因で、画
像の一部が白く抜けたり、黒くかぶるなどを起こし、画
像情報の欠落を生じることがある。したがって、このよ
うな状態で像担持体を交換する前に画像形成を行うと、
必要な画像情報を得られず、像担持体の交換後、再度画
像形成を行う必要が生じる。
【0008】特にファクシミリやプリンタのように画像
形成装置を遠隔操作するものでは、出力画像の欠落を確
認し、再度画像形成を行うまでに少なからず時間を要す
ることがあった。ファクシミリの場合には、送信元に再
度画像情報の送信を依頼する等の面倒を生じることもあ
る。
形成装置を遠隔操作するものでは、出力画像の欠落を確
認し、再度画像形成を行うまでに少なからず時間を要す
ることがあった。ファクシミリの場合には、送信元に再
度画像情報の送信を依頼する等の面倒を生じることもあ
る。
【0009】本発明の目的は、像担持体の表面に部分的
な削れや傷が発生した際に速やかに画像形成の可否等を
決して、ファクシミリ、プリンタ、複写機のいずれの機
能で使用しても、時間や転写材を無駄にすることなく、
かつ画像情報を欠落することなく画像形成を実行するこ
とを可能とした画像形成装置を提供することである。
な削れや傷が発生した際に速やかに画像形成の可否等を
決して、ファクシミリ、プリンタ、複写機のいずれの機
能で使用しても、時間や転写材を無駄にすることなく、
かつ画像情報を欠落することなく画像形成を実行するこ
とを可能とした画像形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体にその表面を帯電処理する工程を含む作像プロ
セスを適用して画像形成を実行する画像形成装置であっ
て、前記像担持体表面の帯電処理は、直流バイアスもし
くはこれに交流バイアスを重畳した帯電バイアスを印加
した帯電部材を前記像担持体表面に当接させて行う画像
形成装置において、前記像担持体表面の感光層の膜厚を
検知する手段を有し、前記膜厚検知手段の検知出力値も
しくは検知出力値の変化量に応じて、前記画像形成の実
行の可否を決定することを特徴とする画像形成装置であ
る。
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体にその表面を帯電処理する工程を含む作像プロ
セスを適用して画像形成を実行する画像形成装置であっ
て、前記像担持体表面の帯電処理は、直流バイアスもし
くはこれに交流バイアスを重畳した帯電バイアスを印加
した帯電部材を前記像担持体表面に当接させて行う画像
形成装置において、前記像担持体表面の感光層の膜厚を
検知する手段を有し、前記膜厚検知手段の検知出力値も
しくは検知出力値の変化量に応じて、前記画像形成の実
行の可否を決定することを特徴とする画像形成装置であ
る。
【0011】本発明によれば、前記膜厚検知手段の検知
出力値もしくは検知出力値の変化量に応じて、前記画像
形成の実行形態を変更するようにすることができる。ま
た前記膜厚検知手段が、前記帯電部材に印加する直流電
圧を一定にしたときに、前記像担持体に流れ込む直流電
流成分を検出して、前記像担持体表面の感光層の膜厚を
検知する。あるいは前記帯電部材に印加する直流電流を
一定にしたときに、前記像担持体に印加される直流電圧
成分を検出して、もしくは前記帯電部材に印加する交流
電圧を一定にしたときに、前記像担持体に流れ込む交流
電流成分を検出して、もしくは前記帯電部材に印加する
交流電流を一定にしたときに、前記像担持体に印加され
る交流電圧成分を検出して、前記像担持体表面の感光層
の膜厚を検知するようにすることもできる。
出力値もしくは検知出力値の変化量に応じて、前記画像
形成の実行形態を変更するようにすることができる。ま
た前記膜厚検知手段が、前記帯電部材に印加する直流電
圧を一定にしたときに、前記像担持体に流れ込む直流電
流成分を検出して、前記像担持体表面の感光層の膜厚を
検知する。あるいは前記帯電部材に印加する直流電流を
一定にしたときに、前記像担持体に印加される直流電圧
成分を検出して、もしくは前記帯電部材に印加する交流
電圧を一定にしたときに、前記像担持体に流れ込む交流
電流成分を検出して、もしくは前記帯電部材に印加する
交流電流を一定にしたときに、前記像担持体に印加され
る交流電圧成分を検出して、前記像担持体表面の感光層
の膜厚を検知するようにすることもできる。
【0012】また本発明によれば、記録手段を有し、画
像情報をデジタルデータに変換して前記記録手段に記録
することができる。原稿画像を複写する以外に、ファク
シミリおよびプリンタの少なくとも1つの機能を併せ持
つデジタル複合機に構成することができる。前記帯電部
材が、少なくとも表層に高抵抗層を有する導電性帯電部
材とされ、さらにローラ状に形成される。
像情報をデジタルデータに変換して前記記録手段に記録
することができる。原稿画像を複写する以外に、ファク
シミリおよびプリンタの少なくとも1つの機能を併せ持
つデジタル複合機に構成することができる。前記帯電部
材が、少なくとも表層に高抵抗層を有する導電性帯電部
材とされ、さらにローラ状に形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
に則して更に詳しく説明する。
【0014】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。本実施例の画像形成装置は、電子写真プロ
セスを利用した複写機であるが、複写機能の他にファク
シミリ、プリンタの機能を有するデジタル複合機に構成
されている。
成図である。本実施例の画像形成装置は、電子写真プロ
セスを利用した複写機であるが、複写機能の他にファク
シミリ、プリンタの機能を有するデジタル複合機に構成
されている。
【0015】図1において、符号1は像担持体としての
回転ドラム型の電子写真感光体、すなわち感光ドラムで
あり、この感光ドラム1は、アルミニウム等の導電性の
シリンダ状基層1bと、その外周面に形成した光導電層
(感光層)1aとから、基本的に構成されている。光導
電層1aの膜厚は初期で30μmであり、この平均膜厚
が10μm以下になると、表面の均一な帯電処理が困難
になる。感光ドラム1は、矢印の方向に200mm/秒
の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動され
る。
回転ドラム型の電子写真感光体、すなわち感光ドラムで
あり、この感光ドラム1は、アルミニウム等の導電性の
シリンダ状基層1bと、その外周面に形成した光導電層
(感光層)1aとから、基本的に構成されている。光導
電層1aの膜厚は初期で30μmであり、この平均膜厚
が10μm以下になると、表面の均一な帯電処理が困難
になる。感光ドラム1は、矢印の方向に200mm/秒
の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動され
る。
【0016】この感光ドラム1に対して、帯電部材とし
て帯電ローラ2が設置されている。帯電ローラ2は、芯
金2cと、その外周面に形成した導電層2bと、さらに
その導電層2bの外周面に形成した抵抗層2aとからな
っている。帯電ローラ2は、芯金2cの両端部を図示し
ない軸受け部材に回転自在に軸受けさせて、感光ドラム
1の長手方向に並行して配置し、そして図示しない押圧
手段で所定の押圧力で押圧することにより、帯電ローラ
2が感光ドラム1に圧接されている。帯電ローラ2は、
感光ドラム1との摩擦力により感光ドラム1の回転に従
動して回転する。なお、帯電ローラ2はギア等を取り付
けて、モータ等の駆動手段により強制駆動することもで
きる。
て帯電ローラ2が設置されている。帯電ローラ2は、芯
金2cと、その外周面に形成した導電層2bと、さらに
その導電層2bの外周面に形成した抵抗層2aとからな
っている。帯電ローラ2は、芯金2cの両端部を図示し
ない軸受け部材に回転自在に軸受けさせて、感光ドラム
1の長手方向に並行して配置し、そして図示しない押圧
手段で所定の押圧力で押圧することにより、帯電ローラ
2が感光ドラム1に圧接されている。帯電ローラ2は、
感光ドラム1との摩擦力により感光ドラム1の回転に従
動して回転する。なお、帯電ローラ2はギア等を取り付
けて、モータ等の駆動手段により強制駆動することもで
きる。
【0017】帯電ローラ2の芯金2cには帯電電源3が
接続されており、この電源3から被帯電体である帯電ロ
ーラ2に帯電バイアスを印加することにより、帯電ロー
ラ2が感光ドラム1の外周表面を所定の電位に帯電処理
する。本実施例では、帯電ローラ2に帯電バイアスとし
て、直流定電圧−750Vに、周波数1800Hz、交
流定電流2000μAの正弦波の交流バイアスを重畳し
た電圧を印加して、感光ドラム1の表面を−700Vに
帯電処理した。
接続されており、この電源3から被帯電体である帯電ロ
ーラ2に帯電バイアスを印加することにより、帯電ロー
ラ2が感光ドラム1の外周表面を所定の電位に帯電処理
する。本実施例では、帯電ローラ2に帯電バイアスとし
て、直流定電圧−750Vに、周波数1800Hz、交
流定電流2000μAの正弦波の交流バイアスを重畳し
た電圧を印加して、感光ドラム1の表面を−700Vに
帯電処理した。
【0018】この帯電処理された感光ドラム1は、露光
手段5により目的の画像情報(レーザービーム走査露
光、原稿画像のスリット露光等。本実施例では、レーザ
ービーム走査露光)を受けることにより、感光ドラム1
の表面に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成され
る。この静電潜像は感光ドラム1に対向配置された現像
器6によりトナーを用いて現像され、トナー像として可
視化される。
手段5により目的の画像情報(レーザービーム走査露
光、原稿画像のスリット露光等。本実施例では、レーザ
ービーム走査露光)を受けることにより、感光ドラム1
の表面に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成され
る。この静電潜像は感光ドラム1に対向配置された現像
器6によりトナーを用いて現像され、トナー像として可
視化される。
【0019】現像器6は一成分ジャンピング現像方式を
採り、感光ドラム1と0.3mmの距離を開けて配置し
た矢印方向に回転駆動される現像スリーブ6aと、その
内側に非回転に配置されたマグネット6b等を備えてな
っており、内に負極性の磁性トナーを収容している。磁
性トナーは、マグネット6bの磁力により現像スリーブ
6a表面に担持され、現像スリーブ6aの回転により搬
送されて、図示しない規制ブレードにより層厚を規制さ
れた後、感光ドラム1と対向した現像部に至る。そして
現像電源6cから現像スリーブ6aに印加した現像バイ
アスにより、現像スリーブ6a上からトナーが感光ドラ
ム1上の潜像に飛翔して付着し、潜像を現像する。本実
施例では、現像バイアスとして、周波数1800Hz、
ピークツウピーク電圧1400VのAC電圧と−500
VのDC電圧を重畳した電圧を使用した。
採り、感光ドラム1と0.3mmの距離を開けて配置し
た矢印方向に回転駆動される現像スリーブ6aと、その
内側に非回転に配置されたマグネット6b等を備えてな
っており、内に負極性の磁性トナーを収容している。磁
性トナーは、マグネット6bの磁力により現像スリーブ
6a表面に担持され、現像スリーブ6aの回転により搬
送されて、図示しない規制ブレードにより層厚を規制さ
れた後、感光ドラム1と対向した現像部に至る。そして
現像電源6cから現像スリーブ6aに印加した現像バイ
アスにより、現像スリーブ6a上からトナーが感光ドラ
ム1上の潜像に飛翔して付着し、潜像を現像する。本実
施例では、現像バイアスとして、周波数1800Hz、
ピークツウピーク電圧1400VのAC電圧と−500
VのDC電圧を重畳した電圧を使用した。
【0020】現像により感光ドラム1上に得られたトナ
ー像は、感光ドラム1の転写部に搬送された転写材Pの
表面に転写装置7により転写される。転写装置7は、感
光ドラム1の表面に当接して従動回転する回転自在な転
写ローラ7aと、その芯金に接続された転写電源7bと
を備えて構成される。なお、転写ローラ7aはギア等を
取り付けて、モータ等の駆動手段により強制駆動するこ
ともできる。
ー像は、感光ドラム1の転写部に搬送された転写材Pの
表面に転写装置7により転写される。転写装置7は、感
光ドラム1の表面に当接して従動回転する回転自在な転
写ローラ7aと、その芯金に接続された転写電源7bと
を備えて構成される。なお、転写ローラ7aはギア等を
取り付けて、モータ等の駆動手段により強制駆動するこ
ともできる。
【0021】転写ローラ7aに電源7bからトナーと逆
極性の転写バイアスを印加して、転写材Pの裏面側から
逆極性の帯電を行うことにより、感光ドラム1上のトナ
ー像が転写材Pの表面に転写される。転写材Pは、図示
しない搬送装置から感光ドラム1の回転と同期を取られ
て適正なタイミングで、感光ドラム1の転写ローラ7a
と間の転写部に搬送される。本実施例では、転写ローラ
7aとして抵抗が5×108Ω、直径16mmの導電性
ゴムローラを使用し、その芯金に転写バイアスとして+
3500VのDC電圧を印加した。
極性の転写バイアスを印加して、転写材Pの裏面側から
逆極性の帯電を行うことにより、感光ドラム1上のトナ
ー像が転写材Pの表面に転写される。転写材Pは、図示
しない搬送装置から感光ドラム1の回転と同期を取られ
て適正なタイミングで、感光ドラム1の転写ローラ7a
と間の転写部に搬送される。本実施例では、転写ローラ
7aとして抵抗が5×108Ω、直径16mmの導電性
ゴムローラを使用し、その芯金に転写バイアスとして+
3500VのDC電圧を印加した。
【0022】トナー像の転写を受けた転写材Pは、つづ
いて感光ドラム1から分離されて図示しない定着装置へ
搬送され、そこでトナー像を定着して永久像とした後、
画像形成装置の機外に排出される。転写材Pの裏面にも
画像を形成する場合には、機外に排出せず、定着装置か
ら図示しない再搬送手段へ搬送し、そこから転写部へ再
度搬送する。
いて感光ドラム1から分離されて図示しない定着装置へ
搬送され、そこでトナー像を定着して永久像とした後、
画像形成装置の機外に排出される。転写材Pの裏面にも
画像を形成する場合には、機外に排出せず、定着装置か
ら図示しない再搬送手段へ搬送し、そこから転写部へ再
度搬送する。
【0023】転写後の感光ドラム1は、表面に残存した
転写残りトナーをクリーニング装置9のブレード9aに
より掻き落として清掃した後、つぎの画像形成に備え
て、図示しない除電ランプにより表面を露光除電して電
位的に初期化される。
転写残りトナーをクリーニング装置9のブレード9aに
より掻き落として清掃した後、つぎの画像形成に備え
て、図示しない除電ランプにより表面を露光除電して電
位的に初期化される。
【0024】さて、本発明において、上述したように、
帯電ローラ2に印加する帯電バイアスとして、直流定電
圧−750Vに、周波数1800Hz、交流定電流20
00μAの正弦波の交流電圧を重畳した電圧を使用し
て、感光ドラム1の表面を−700Vに帯電して、画像
形成を行い、そのとき、膜厚検知手段により、帯電バイ
アス印加時に感光ドラム1に流れ込む直流電流値を検出
して、感光ドラムの膜厚を検知した。膜厚検知のタイミ
ングは、500枚の画像形成後の後回転時、画像形成装
置の電源ON時の前回転時、および感光ドラム1の交換
にともなう装置本体の扉の開閉後の前回転時とした。
帯電ローラ2に印加する帯電バイアスとして、直流定電
圧−750Vに、周波数1800Hz、交流定電流20
00μAの正弦波の交流電圧を重畳した電圧を使用し
て、感光ドラム1の表面を−700Vに帯電して、画像
形成を行い、そのとき、膜厚検知手段により、帯電バイ
アス印加時に感光ドラム1に流れ込む直流電流値を検出
して、感光ドラムの膜厚を検知した。膜厚検知のタイミ
ングは、500枚の画像形成後の後回転時、画像形成装
置の電源ON時の前回転時、および感光ドラム1の交換
にともなう装置本体の扉の開閉後の前回転時とした。
【0025】本発明者らの検討によると、帯電バイアス
印加時に感光ドラム1に流れ込む直流電流値と感光ドラ
ム1表面の感光層の膜厚、および直流電流値と感光層の
表面粗さRmaxには1対1の関係があることが分って
いる。図2に、直流電流値と感光層の膜厚の関係を、図
3に直流電流値と感光層の表面粗さRmaxの関係を示
す。図2から、帯電バイアス印加時の感光ドラムに流れ
込む直流電流値を検出することにより、感光ドラムの感
光層膜厚を検知することができる。
印加時に感光ドラム1に流れ込む直流電流値と感光ドラ
ム1表面の感光層の膜厚、および直流電流値と感光層の
表面粗さRmaxには1対1の関係があることが分って
いる。図2に、直流電流値と感光層の膜厚の関係を、図
3に直流電流値と感光層の表面粗さRmaxの関係を示
す。図2から、帯電バイアス印加時の感光ドラムに流れ
込む直流電流値を検出することにより、感光ドラムの感
光層膜厚を検知することができる。
【0026】また、これらの関係から、感光層膜厚が1
0μmで、表面粗さRmaxが10μm程度になったと
きに、感光層に傷が生じることが分った。
0μmで、表面粗さRmaxが10μm程度になったと
きに、感光層に傷が生じることが分った。
【0027】画像形成の結果、直流電流値が−110μ
Aまでは部分的に黒くつぶれたり、傷により画像が抜け
たりすることがなく、良好な画像を得ることができた。
しかし、直流電流値が−110μAをマイナス方向に超
えたあたりから、画像上に白スジや黒スジ、白地部にト
ナーが付着したかぶりが生じ始め、画像情報の欠落につ
ながる現象が出現し始めることがある。
Aまでは部分的に黒くつぶれたり、傷により画像が抜け
たりすることがなく、良好な画像を得ることができた。
しかし、直流電流値が−110μAをマイナス方向に超
えたあたりから、画像上に白スジや黒スジ、白地部にト
ナーが付着したかぶりが生じ始め、画像情報の欠落につ
ながる現象が出現し始めることがある。
【0028】したがって、この状態で画像形成装置に備
えたファクシミリ機能によりファクシミリ画像を受信す
ると、画像情報の欠落により、感光ドラムを交換後、送
信元にファクシミリ画像の送信を再度依頼する必要が出
る恐れがある。またパーソナルコンピュータなどによる
遠隔操作で画像データを画像形成装置に送信して、画像
形成装置のプリンタ機能により画像情報を出力する場合
は、出力画像を確認した後に画像情報の欠落が判断で
き、その後に感光ドラムを交換し、再度遠隔操作で画像
データを送信して出力する必要がある。いずれも、通信
コストや転写材を無駄にし、さらには時間を無駄にす
る。
えたファクシミリ機能によりファクシミリ画像を受信す
ると、画像情報の欠落により、感光ドラムを交換後、送
信元にファクシミリ画像の送信を再度依頼する必要が出
る恐れがある。またパーソナルコンピュータなどによる
遠隔操作で画像データを画像形成装置に送信して、画像
形成装置のプリンタ機能により画像情報を出力する場合
は、出力画像を確認した後に画像情報の欠落が判断で
き、その後に感光ドラムを交換し、再度遠隔操作で画像
データを送信して出力する必要がある。いずれも、通信
コストや転写材を無駄にし、さらには時間を無駄にす
る。
【0029】そこで、本実施例では、図4のフローチャ
ートに示すように、感光ドラムの感光層膜厚検知時の直
流電流値Idcにより感光ドラムの感光層膜厚の検知を行
い、このIdcに安全を見込んで、Idcが−105μAま
では画像形成の実行を許可し、Idcが105μAをマイ
ナス方向に超えた時点で、感光ドラムが交換されるま
で、画像形成を受け付けず、停止するようにする。そし
て、画像形成装置の表示部等に感光ドラム(被帯電体)
の交換を促す旨の表示を行って、ユーザーに感光ドラム
を交換させる。
ートに示すように、感光ドラムの感光層膜厚検知時の直
流電流値Idcにより感光ドラムの感光層膜厚の検知を行
い、このIdcに安全を見込んで、Idcが−105μAま
では画像形成の実行を許可し、Idcが105μAをマイ
ナス方向に超えた時点で、感光ドラムが交換されるま
で、画像形成を受け付けず、停止するようにする。そし
て、画像形成装置の表示部等に感光ドラム(被帯電体)
の交換を促す旨の表示を行って、ユーザーに感光ドラム
を交換させる。
【0030】本実施例は、画像形成工程のシーケンス
に、このような画像形成実行の可否を決定するシーケン
スを追加したので、画像形成装置をファクシミリ、プリ
ンタ、複写機のいずれの機能で使用しても、画像情報の
欠落を生じることなく、かつ通信コスト、転写材、時間
等を無駄にすることなく、画像形成を行うことができ
た。
に、このような画像形成実行の可否を決定するシーケン
スを追加したので、画像形成装置をファクシミリ、プリ
ンタ、複写機のいずれの機能で使用しても、画像情報の
欠落を生じることなく、かつ通信コスト、転写材、時間
等を無駄にすることなく、画像形成を行うことができ
た。
【0031】以上の実施例では、感光層膜厚検知時の直
流電流値の値により一律に各機能の画像形成を停止する
ようにしたが、本発明はこれに限られず、直流電流値の
値に応じて、たとえばファクシミリ、ついでプリンタ、
ついで複写機といったように、画像形成の停止に順序を
設けることができる。
流電流値の値により一律に各機能の画像形成を停止する
ようにしたが、本発明はこれに限られず、直流電流値の
値に応じて、たとえばファクシミリ、ついでプリンタ、
ついで複写機といったように、画像形成の停止に順序を
設けることができる。
【0032】実施例2 図5は、本発明の他の実施例におけるフローチャートで
ある。本実施例において、画像形成装置自体は実施例1
の図1に示した画像形成装置と同じなので、その図およ
び説明を省略する。
ある。本実施例において、画像形成装置自体は実施例1
の図1に示した画像形成装置と同じなので、その図およ
び説明を省略する。
【0033】実施例1では、感光層膜厚検知時の直流電
流値に応じて、感光ドラムを交換するまで画像形成を停
止するとしたが、たとえばファクシミリ機能で夜間無人
の状態や休日中に受信した際には、感光ドラムの交換を
指示しても交換までに時間を要し、送信元の画像形成装
置の画像メモリを長期にわたり使用したり、幾度も再送
信を要請する必要が出てくる。
流値に応じて、感光ドラムを交換するまで画像形成を停
止するとしたが、たとえばファクシミリ機能で夜間無人
の状態や休日中に受信した際には、感光ドラムの交換を
指示しても交換までに時間を要し、送信元の画像形成装
置の画像メモリを長期にわたり使用したり、幾度も再送
信を要請する必要が出てくる。
【0034】またプリンタ機能のように遠隔操作する場
合には、一旦、人が画像形成装置まで足を運び、感光ド
ラムを交換してから再度パーソナルコンピュータ等の端
末に戻り、プリント実行の遠隔操作を行うといった手間
を要する。
合には、一旦、人が画像形成装置まで足を運び、感光ド
ラムを交換してから再度パーソナルコンピュータ等の端
末に戻り、プリント実行の遠隔操作を行うといった手間
を要する。
【0035】そこで、本実施例では、図5のフローチャ
ートに示すように、直流電流値Idcがマイナス方向へ所
定の値105μAを超えたら、転写材への画像形成を停
止し、画像形成装置の表示部等に感光ドラム(被帯電
体)の交換を指示する表示をした後、感光ドラムが交換
されない場合には、画像情報を画像形成装置の記録手段
に一旦記録し、その後感光ドラムが交換されたら、記録
手段から画像情報を読み出して画像形成を実行するよう
にした。直流電流値Idcがマイナス方向へ105μAを
超えていなければ、通常通り画像形成を実行する。本実
施例では、記録手段として容量が64MBのメモリを用
いた。このメモリは印字率が平均6%のA4サイズの画
像を約300枚程度格納することができる。
ートに示すように、直流電流値Idcがマイナス方向へ所
定の値105μAを超えたら、転写材への画像形成を停
止し、画像形成装置の表示部等に感光ドラム(被帯電
体)の交換を指示する表示をした後、感光ドラムが交換
されない場合には、画像情報を画像形成装置の記録手段
に一旦記録し、その後感光ドラムが交換されたら、記録
手段から画像情報を読み出して画像形成を実行するよう
にした。直流電流値Idcがマイナス方向へ105μAを
超えていなければ、通常通り画像形成を実行する。本実
施例では、記録手段として容量が64MBのメモリを用
いた。このメモリは印字率が平均6%のA4サイズの画
像を約300枚程度格納することができる。
【0036】本実施例では、画像形成工程のシーケンス
に、このような画像形成の変更を含むシーケンスを追加
したので、画像形成装置をファクシミリ、プリンタ、複
写機のいずれの機能で使用しても、画像情報の欠落を生
じることなく、かつ通信コスト、転写材、時間等を無駄
にすることなく、画像形成を行うことができた。またフ
ァクシミリ機能における送信元への負荷、およびプリン
タ機能時の遠隔操作における煩雑さも併せて解消するこ
とができた。
に、このような画像形成の変更を含むシーケンスを追加
したので、画像形成装置をファクシミリ、プリンタ、複
写機のいずれの機能で使用しても、画像情報の欠落を生
じることなく、かつ通信コスト、転写材、時間等を無駄
にすることなく、画像形成を行うことができた。またフ
ァクシミリ機能における送信元への負荷、およびプリン
タ機能時の遠隔操作における煩雑さも併せて解消するこ
とができた。
【0037】実施例3 図6は、本発明のさらに他の実施例におけるフローチャ
ートである。本実施例においても、画像形成装置自体は
実施例1の図1に示した画像形成装置と同じなので、そ
の図および説明を省略する。
ートである。本実施例においても、画像形成装置自体は
実施例1の図1に示した画像形成装置と同じなので、そ
の図および説明を省略する。
【0038】実施例1、2では、感光層膜厚検知時の直
流電流値の値のみに応じて、画像形成の中止あるいは記
録手段への記録を行うようにしたが、紙詰まり処理や感
光ドラム近傍への異物の混入等により、感光ドラムに望
ましからざる傷や部分的な削れを生じることがある。こ
のとき、直流電流値がマイナス方向に105μAを超え
ていなくても、傷や部分的な削れを生じた部分で、白ス
ジや黒スジ、かぶりによる画像情報の欠落を招くことが
ある。
流電流値の値のみに応じて、画像形成の中止あるいは記
録手段への記録を行うようにしたが、紙詰まり処理や感
光ドラム近傍への異物の混入等により、感光ドラムに望
ましからざる傷や部分的な削れを生じることがある。こ
のとき、直流電流値がマイナス方向に105μAを超え
ていなくても、傷や部分的な削れを生じた部分で、白ス
ジや黒スジ、かぶりによる画像情報の欠落を招くことが
ある。
【0039】そこで、本実施例では、感光ドラムの感光
層膜厚検知時の直流電流値だけでなく、その電流値の変
化量、すなわち前回の電流測定値からの今回の電流測定
値の差分(Idc(前回)−Idc)が所定の値以上の場
合、本例では、図6のフローチャートに示すように、電
流値変化量が−10μA以上マイナス方向になったと場
合も付加し、それ以外は実施例1、2と同様なシーケン
スを行うようにした。
層膜厚検知時の直流電流値だけでなく、その電流値の変
化量、すなわち前回の電流測定値からの今回の電流測定
値の差分(Idc(前回)−Idc)が所定の値以上の場
合、本例では、図6のフローチャートに示すように、電
流値変化量が−10μA以上マイナス方向になったと場
合も付加し、それ以外は実施例1、2と同様なシーケン
スを行うようにした。
【0040】本実施例は、画像形成工程のシーケンス
に、このような感光ドラムの感光層膜厚検知時の直流電
流値だけでなく、その電流値の変化量を加味して、この
ような画像形成の変更を含むシーケンスを追加したの
で、突発的な感光ドラムへの傷や削れに対しても対処で
き、常に画像情報の欠落を生じることなく、かつ通信コ
スト、転写材、時間等を無駄にすることなく、画像形成
を行うことができた。
に、このような感光ドラムの感光層膜厚検知時の直流電
流値だけでなく、その電流値の変化量を加味して、この
ような画像形成の変更を含むシーケンスを追加したの
で、突発的な感光ドラムへの傷や削れに対しても対処で
き、常に画像情報の欠落を生じることなく、かつ通信コ
スト、転写材、時間等を無駄にすることなく、画像形成
を行うことができた。
【0041】以上の実施例では、いずれも、感光体の感
光層膜厚検知手段は、接触方式の帯電部材への一定直流
電圧印加時の感光体での直流電流値を用いたが、本発明
はこれに限られず、一定直流電流印加時の直流電圧値、
一定交流電圧印加時の交流電流値、あるいは一定交流電
流印加時の交流電圧値を用いてもよく、同様の効果を得
ることができた。
光層膜厚検知手段は、接触方式の帯電部材への一定直流
電圧印加時の感光体での直流電流値を用いたが、本発明
はこれに限られず、一定直流電流印加時の直流電圧値、
一定交流電圧印加時の交流電流値、あるいは一定交流電
流印加時の交流電圧値を用いてもよく、同様の効果を得
ることができた。
【0042】また帯電部材に印加する帯電バイアスとし
ては、直流電圧に交流電流を重畳したものを用いたが、
直流電圧のみでも同様な効果を得ることができた。
ては、直流電圧に交流電流を重畳したものを用いたが、
直流電圧のみでも同様な効果を得ることができた。
【0043】以上、本発明を説明したが、直流電流値、
その変化量、画像形成可能な感光層の膜厚値、傷の深さ
の値は、感光ドラム等の感光体および帯電ローラ等の帯
電部材の材料、物性等、あるいは感光体の径、プロセス
スピード等により異なり、本実施例に示した値に限定さ
れるものではない。
その変化量、画像形成可能な感光層の膜厚値、傷の深さ
の値は、感光ドラム等の感光体および帯電ローラ等の帯
電部材の材料、物性等、あるいは感光体の径、プロセス
スピード等により異なり、本実施例に示した値に限定さ
れるものではない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感光体の表面に部分的な削れや傷が発生しても、感光層
膜厚を膜厚検知手段により検知し、得られた直流電流値
等の検知出力値あるいは検知出力値の変化量に応じて、
画像形成実行の可否もしくは画像形成の実行形態を変更
するようにしたので、画像形成装置をファクシミリ、プ
リンタ、複写機のいずれの機能で使用しても、画像情報
の欠落を生じることなく、かつ通信コスト、転写材、時
間等を無駄にすることなく、画像形成を行うことがで
き、またファクシミリ機能における送信元への負荷、お
よびプリンタ機能時の遠隔操作における煩雑さも併せて
解消することができた。
感光体の表面に部分的な削れや傷が発生しても、感光層
膜厚を膜厚検知手段により検知し、得られた直流電流値
等の検知出力値あるいは検知出力値の変化量に応じて、
画像形成実行の可否もしくは画像形成の実行形態を変更
するようにしたので、画像形成装置をファクシミリ、プ
リンタ、複写機のいずれの機能で使用しても、画像情報
の欠落を生じることなく、かつ通信コスト、転写材、時
間等を無駄にすることなく、画像形成を行うことがで
き、またファクシミリ機能における送信元への負荷、お
よびプリンタ機能時の遠隔操作における煩雑さも併せて
解消することができた。
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。
成図である。
【図2】帯電ローラへの一定直流電圧印加時の感光ドラ
ムに流れる直流電流値と感光層膜厚の関係を示す図であ
る。
ムに流れる直流電流値と感光層膜厚の関係を示す図であ
る。
【図3】感光ドラムの感光層膜厚と感光層の表面粗さの
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図4】図1の実施例で行うシーケンスを示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】本発明の他の実施例で行うシーケンスを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図6】本発明のさらに他の実施例で行うシーケンスを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
1 感光ドラム 1a 光導電層(感光層) 2 帯電ローラ 3 帯電電源 5 露光手段 6 現像器 7 転写ローラ 9 クリーニング装置 P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H003 CC05 DD06 2H027 DA01 DA15 EH06 EK03 GA30 GB05 HB01 HB14 2H035 CA07 CB01 CE08
Claims (10)
- 【請求項1】 像担持体にその表面を帯電処理する工程
を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画像
形成装置であって、前記像担持体表面の帯電処理は、直
流バイアスもしくはこれに交流バイアスを重畳した帯電
バイアスを印加した帯電部材を前記像担持体表面に当接
させて行う画像形成装置において、 前記像担持体表面の感光層の膜厚を検知する手段を有
し、前記膜厚検知手段の検知出力値もしくは検知出力値
の変化量に応じて、前記画像形成の実行の可否を決定す
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 像担持体にその表面を帯電処理する工程
を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行する画像
形成装置であって、前記像担持体表面の帯電処理は、直
流バイアスもしくはこれに交流バイアスを重畳した帯電
バイアスを印加した帯電部材を前記像担持体表面に当接
させて行う画像形成装置において、 前記像担持体表面の感光層の膜厚を検知する手段を有
し、前記膜厚検知手段の検知出力値もしくは検知出力値
の変化量に応じて、前記画像形成の実行形態を変更する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 前記膜厚検知手段が、前記帯電部材に印
加する直流電圧を一定にしたときに、前記像担持体に流
れ込む直流電流成分を検出して、前記像担持体表面の感
光層の膜厚を検知する請求項1または2の画像形成装
置。 - 【請求項4】 前記膜厚検知手段が、前記帯電部材に印
加する直流電流を一定にしたときに、前記像担持体に印
加される直流電圧成分を検出して、前記像担持体表面の
感光層の膜厚を検知する請求項1または2の画像形成装
置。 - 【請求項5】 前記膜厚検知手段が、前記帯電部材に印
加する交流電圧を一定にしたときに、前記像担持体に流
れ込む交流電流成分を検出して、前記像担持体表面の感
光層の膜厚を検知する請求項1または2の画像形成装
置。 - 【請求項6】 前記膜厚検知手段が、前記帯電部材に印
加する交流電流を一定にしたときに、前記像担持体に印
加される交流電圧成分を検出して、前記像担持体表面の
感光層の膜厚を検知する請求項1または2の画像形成装
置。 - 【請求項7】 記録手段を有し、画像情報をデジタルデ
ータに変換して前記記録手段に記録する請求項2の画像
形成装置。 - 【請求項8】 原稿画像を複写する以外に、ファクシミ
リおよびプリンタの少なくとも1つの機能を併せ持つデ
ジタル複合機に構成された請求項1〜7のいずれかの項
に記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記帯電部材が、少なくとも表層に高抵
抗層を有する導電性帯電部材である請求項1〜8のいず
れかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 前記帯電部材がローラ状に形成された
請求項9の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29813399A JP2001117445A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29813399A JP2001117445A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001117445A true JP2001117445A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17855622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29813399A Pending JP2001117445A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001117445A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007033493A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007218977A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及び帯電ロールの帯電制御方法 |
JP2014224933A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、感光層の膜厚測定方法 |
JP2014224931A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、感光層の膜厚測定方法 |
JP2018060080A (ja) * | 2016-10-06 | 2018-04-12 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1999
- 1999-10-20 JP JP29813399A patent/JP2001117445A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007033493A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4720337B2 (ja) * | 2005-07-22 | 2011-07-13 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2007218977A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及び帯電ロールの帯電制御方法 |
JP2014224933A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、感光層の膜厚測定方法 |
JP2014224931A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、感光層の膜厚測定方法 |
JP2018060080A (ja) * | 2016-10-06 | 2018-04-12 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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