JPH09211957A - 現像装置及び画像形成装置並びにプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置及び画像形成装置並びにプロセスカートリッジ

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JPH09211957A
JPH09211957A JP8042230A JP4223096A JPH09211957A JP H09211957 A JPH09211957 A JP H09211957A JP 8042230 A JP8042230 A JP 8042230A JP 4223096 A JP4223096 A JP 4223096A JP H09211957 A JPH09211957 A JP H09211957A
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toner
developing
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JP8042230A
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Hiroshi Sato
博 佐藤
Kazue Sakurai
和重 櫻井
Kazumi Yamauchi
和美 山内
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本出願に係る第1の発明の目的は、動作環境
によらず、多数回のプリント動作後にあっても常に良好
な画像を供給することのできる現像装置を提供すること
にある。 【解決手段】 現像装置の動作状態を、例えば温/湿度
検知手段43等により検知し、CPU40等の判別手段
により該検知結果に基づいて剥ぎ取りローラ31の回転
速度を決定し、剥ぎ取りローラ駆動手段42等の速度変
更手段により剥ぎ取りローラ31の回転速度を連続的或
は段階的に変更する。例えば、現像剤が帯電し易い低湿
環境下では剥ぎ取りローラ31を速い速度で回転させて
現像剤を確実に剥ぎ取り、現像剤が劣化し易い高温環境
下では剥ぎ取りローラ31を遅い速度で回転させて現像
剤の摺擦を軽減し、現像剤の劣化を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機やレ
ーザープリンタ等の電子写真方式、或は静電記録方式の
画像形成装置、及びその内部に用いられる現像装置、並
びにプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置においては、像担持
体としての電子写真感光体(以下、感光ドラムと称す
る)の表面を帯電させ、像露光により静電潜像を作成
し、トナーにより現像を行い、形成された可視像を記録
材上に転写し、記録材上に転写されたトナー像を熱及び
圧力或はそのいずれか一方で定着し、感光ドラム上の転
写残りトナーをクリーニングする工程を有するものが一
般的であり、このような画像形成装置では、小型化、低
コスト化が容易であることから磁性一成分現像剤が用い
られている。
【0003】この磁性一成分現像剤を用いた現像装置
は、現像剤担持体として、例えばアルミニウム、ステン
レススチール等の非磁性金属製の中空円筒体からなる現
像スリーブを、感光ドラムと所定の間隙を保ちながら回
転可能に保持すると共に、該現像スリーブの中空部に所
定の間隙を保って磁界発生手段であるマグネットローラ
を現像スリーブと同心状に固定的に配設している。
【0004】従って、トナーは現像スリーブの内部に配
設されたマグネットローラの吸引力により現像スリーブ
上に付着し、現像スリーブの回転によって感光ドラムと
の対向位置に搬送される。更に、搬送途上では、トナー
は現像スリーブと摩擦することによって現像に必要なト
リボが付与され、また、現像剤規制部材たる現像ブレー
ドにより現像スリーブ上のトナー層厚が規制され、均一
なトナー薄層が形成される。
【0005】そして、感光ドラムとの対向位置では、現
像スリーブ及び感光ドラム間に形成された電界によって
トナーが現像スリーブから感光ドラムに飛翔し、静電潜
像を顕像化する。
【0006】ところで、近年のレーザープリンタ等の電
子写真方式の画像形成装置では、解像度の向上を目的と
して、トナーの粒径を小径化する傾向にある。例えば、
数年前において12〜15μm程度であった平均粒径は
現在6〜8μm程度となっている。
【0007】しかしながら、このような小径トナーは、
単位体積当たりの表面積が大きいために現像スリーブと
の摩擦確率が高く、トナーへ付与されるトリボが高くな
る傾向があり、このような傾向は低湿環境下で特に顕著
となり、以下のような問題を助長することがあった。
【0008】即ち、印字率の低い画像を続けて現像する
と、現像スリーブ上を覆っているトナーが更に強く帯電
して現像に供され難くなり、その結果画像濃度が低下す
る「濃度薄」の問題やトナーの帯電ムラや塗布ムラ等に
対応したムラのある画像不良が発生する「濃度ムラ」の
問題が発生する場合があった。
【0009】また、現像スリーブ上のトナーの一部だけ
が現像に供されると、現像スリーブの現像に使用された
部分に新たに担持されて帯電されたトナーと、現像に使
用されずにそのまま担持されて更に帯電されたトナーと
の間に帯電量の差が生じ、そのトナーの帯電量の差によ
り、次回に現像されるときに前回の画像の影響が現れる
現象(以下、ゴーストと称す)が発生する場合があっ
た。
【0010】そこで、現像装置内に、現像ブレードより
も現像スリーブの回転方向上流側の位置で現像スリーブ
に当接する弾性ローラを設置して、現像スリーブ上の現
像に供されずに回収されたトナーを弾性ローラにより剥
ぎ取ると共に、現像スリーブ上に新たなトナーを供給す
る方法が知られている。
【0011】このような構成とすることにより、現像ス
リーブ上から剥ぎ取られたトナーの大部分は現像装置内
の多量の新たなトナー中に拡散し、一部のトナーのみが
新たなトナーと混ざり合って再び現像スリーブ上に付着
する。従って、低湿環境下で小径トナーを用いて現像し
た場合にあっても、現像スリーブ上には適正なトリボを
持った均一なトナー薄層が形成されるため、良好な画像
を得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述した現像装置においては、回収されたトナーを剥ぎ取
る能力は、弾性ローラの当接圧や回転速度等と相関があ
るため、トナーが帯電し易い低湿環境下に合わせて固定
的に設定されており、その他の環境下においては過剰な
剥ぎ取り能力となることがあった。
【0013】また、現像に供されなかったトナーは現像
スリーブと弾性ローラによって摺擦されるため、これを
多数回繰り返すとトナー表面に吸着している外添剤が遊
離したり、或はトナー樹脂中に埋め込まれたりすること
があり、このようなトナーの劣化現象は、高温環境下で
特に顕著となることがあった。
【0014】この外添剤はトナー表面に吸着してトナー
の帯電特性や流動性等を制御しているシリカ等の微粒子
で、これが遊離したり埋没するとトナーのトリボが低下
したり、流動性が悪くなって、濃度低下や濃度ムラ或は
画像上白地部にトナーが付着するいわゆるカブリの増加
を招く場合があった。
【0015】そこで、現像スリーブ及び弾性ローラの駆
動時間を必要最小限にすべく、現像スリーブ上のトナー
を感光ドラム上に現像する現像動作時のみ現像スリーブ
及び弾性ローラを回転駆動させる方法がある。
【0016】しかしながら、この方法では、現像スリー
ブの回転が止まっているときの現像スリーブ上に形成さ
れているトナー層の帯電量は減衰し、その上不均一にな
っており、安定した現像ができない状態となっているこ
とがあった。
【0017】その結果、現像動作開始と同時に現像スリ
ーブの駆動を開始すると、画像先端部分を現像するのは
現像スリーブが止まっていたときのトナー層となるの
で、トナーが十分なトリボを持っていないために、画像
先端のみ濃度が薄くなったり、かぶりが増大することが
あった。
【0018】また、画像先端位置の画像不良を回避する
ために現像スリーブ、及び弾性ローラを実際の現像動作
開始前に駆動開始し、現像スリーブを1〜2周予備回転
させる方法があるが、この場合でも駆動開始時に増大す
るカブリトナーが感光ドラム上に付着し、そのトナーが
感光ドラムから転写ローラに転移することがあった。
【0019】そして、記録材は間もなく転写位置へ到達
するために、転写ローラに付着したカブリトナーが記録
材先端の裏面に転写され、いわゆる裏汚れを生じる場合
もあった。
【0020】そこで、本出願に係る第1ないし第5の発
明の目的は、動作環境によらず、多数回のプリント動作
後にあっても常に良好な画像を供給することのできる現
像装置を提供することにある。
【0021】また、本出願に係る第6及び第7の発明の
目的は、動作環境に寄らず、多数回のプリント動作後に
あっても常に良好な画像を供給することのできる画像形
成装置を提供することにある。
【0022】さらに、本出願に係る第8及び第9の発明
の目的は、プロセス手段を、コンパクトに構成し、かつ
メンテナンスを容易にするプロセスカートリッジを提供
することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、一成分現像剤を収容し、像担持
体との対向部に開口を有する現像容器と、該現像容器開
口部に配置された現像剤担持体と、該現像剤担持体に近
接もしくは当接し、該現像剤担持体上の現像剤量を規制
し均一に塗布する規制部材とを有する現像装置におい
て、上記現像剤担持体に当接し、回転可能に設けられた
現像剤剥ぎ取り部材と、現像装置の動作状態を検知する
検知手段と、該検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取り
部材の回転速度を決定する判別手段と、上記現像剤剥ぎ
取り部材の回転速度を上記判別手段の判別結果に応じて
連続的或は段階的に変更する速度変更手段とを有するこ
とにより達成される。
【0024】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、現像装置の動作
状態を検知する検知手段が、雰囲気の温度及び湿度の双
方を、或はいずれか一方を検知する手段であり、判別手
段が、検知温度及び検知湿度の双方、或はいずれか一方
に応じて連続的或は段階的に複数の回転速度を決定する
ことにより達成される。
【0025】更に、本出願に係る第3の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、現像装置の動作
状態を検知する検知手段が、現像動作中か否かを検知す
る手段であり、判別手段が、検知状態に応じて複数の回
転速度を決定することにより達成される。
【0026】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、一成分現像剤を収容し、像担持体との対向
部に開口を有する現像容器と、該現像容器開口部に配置
された現像剤担持体と、該現像剤担持体に近接もしくは
当接し、該現像剤担持体上の現像剤量を規制し、均一に
塗布する規制部材とを有する現像装置において、上記現
像剤担持体に当接し、回転可能に設けられた現像剤剥ぎ
取り部材と、現像装置の動作状態を検知する検知手段
と、該検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の当
接圧を決定する判別手段と、上記現像剤剥ぎ取り部材の
当接圧を上記判別手段の判別結果に応じて連続的或は段
階的に変更する当接圧変更手段とを有することにより達
成される。
【0027】更に、本出願に係る第5の発明によれば、
上記目的は、上記第4の発明において、現像装置の動作
状態を検知する検知手段が、雰囲気の温度及び湿度の双
方を、或はいずれか一方を検知する手段であり、判別手
段が、検知温度及び検知湿度の双方、或はいずれか一方
に応じて連続的或は段階的に複数の当接圧を決定するこ
とにより達成される。
【0028】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、静電潜像を担持する像担持体と、帯電装置
と、露光装置と、現像装置と、クリーナーとを単体或は
プロセスカートリッジとして備えた画像形成装置におい
て、上記現像剤担持体に当接し、回転可能に設けられた
現像剤剥ぎ取り部材と、現像装置の動作状態を検知する
検知手段と、該検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取り
部材の回転速度を決定する判別手段と、上記現像剤剥ぎ
取り部材の回転速度を上記判別手段の判別結果に応じて
連続的或は段階的に変更する速度変更手段とを有するこ
とにより達成される。
【0029】更に、本出願に係る第7の発明によれば、
上記目的は、静電潜像を担持する像担持体と、帯電装置
と、露光装置と、現像装置と、クリーナーとを単体或は
プロセスカートリッジとして備えた画像形成装置におい
て、上記現像剤担持体に当接し、回転可能に設けられた
現像剤剥ぎ取り部材と、現像装置の動作状態を検知する
検知手段と、該検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取り
部材の当接圧を決定する判別手段と、上記現像剤剥ぎ取
り部材の当接圧を上記判別手段の判別結果に応じて連続
的或は段階的に変更する当接圧変更手段とを有すること
により達成される。
【0030】また、本出願に係る第8の発明によれば、
上記目的は、静電潜像を担持する像担持体と、帯電装置
と、露光装置と、現像装置と、クリーナーとのうち少な
くとも2つ以上を一体とし、画像形成装置本体から着脱
自在にしたプロセスカートリッジにおいて、上記現像剤
担持体に当接し、回転可能に設けられた現像剤剥ぎ取り
部材と、現像装置の動作状態を検知する検知手段と、該
検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の回転速度
を決定する判別手段と、上記現像剤剥ぎ取り部材の回転
速度を判別結果に応じて連続的或は段階的に変更する速
度変更手段とを有することにより達成される。
【0031】更に、本出願に係る第9の発明によれば、
上記目的は、静電潜像を担持する像担持体と、帯電装置
と、露光装置と、現像装置と、クリーナーとのうち少な
くとも2つ以上を一体とし、画像形成装置本体から着脱
自在にしたプロセスカートリッジにおいて、上記現像剤
担持体に当接し、回転可能に設けられた現像剤剥ぎ取り
部材と、現像装置の動作状態を検知する検知手段と、該
検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の当接圧を
決定する判別手段と、上記現像剤剥ぎ取り部材の当接圧
を上記判別手段の判別結果に応じて連続的或は段階的に
変更する当接圧変更手段とを有することにより達成され
る。
【0032】つまり、本出願に係る第1の発明において
は、現像剤剥ぎ取り部材が適切な速度で回転して現像残
の現像剤を現像剤担持体表面から剥ぎ取るので、現像剤
が過剰帯電することがない。その結果、ゴースト画像や
濃度ムラのない良好な現像を行う。また、現像装置の動
作状態を検知手段により検知し、判別手段により該検知
結果に基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の回転速度を決
定し、速度変更手段により上記現像剤剥ぎ取り部材の回
転速度を連続的或は段階的に変更させるので、現像剤の
使用状態に応じて必要以上の剥ぎ取り能力を持たせず、
プリント動作を多数回繰り返しても現像剤の劣化を抑
え、濃度低下やカブリのない良好な画像を得る。
【0033】また、本出願に係る第2の発明において
は、上記第1の発明の現像装置の動作状態を検知する検
知手段が、雰囲気の温度及び湿度の双方を、或はいずれ
か一方を検知する手段であり、判別手段が、検知温度及
び検知湿度の双方、或はいずれか一方に応じて連続的或
は段階的に複数の回転速度を決定するので、現像剤が帯
電し易い低湿環境下では現像剤剥ぎ取り部材を速い速度
で回転させ、現像に供されずに回収された現像剤担持体
上の現像剤を確実に剥ぎ取り、かつ現像剤担持体上に新
たな現像剤を供給するので、現像剤の過剰帯電を防止す
る。また、現像剤が劣化し易い高温環境下では現像剤剥
ぎ取り部材を遅い速度で回転させるので、現像剤の現像
剤担持体と現像剤剥ぎ取り部材による摺擦を軽減し、プ
リント動作を多数回繰り返しても現像剤劣化を抑える。
このようにして動作環境によらず、多数回のプリント動
作後にあっても常にゴースト画像や濃度ムラ、濃度低下
のない良好な画像を得る。
【0034】更に、本出願に係る第3の発明において
は、上記第1の発明の現像装置の動作状態を検知する検
知手段が、現像動作中か否かを検知する手段であり、判
別手段が、検知状態に応じて複数の回転速度を決定し、
例えば非現像動作時には現像剤剥ぎ取り部材の回転速度
を現像剤担持体の周速と等速で、順方向に回転するよう
に設定するので、現像剤が現像剤担持体と現像剤剥ぎ取
り部材の周速の違いによって受ける摺擦を無くし、現像
剤の劣化を更に小さくする。
【0035】また、本出願に係る第4の発明において
は、現像剤剥ぎ取り部材が適切な押圧で当接して現像残
トナーを現像剤担持体表面から剥ぎ取るので、トナーの
過剰帯電を防止でき、その結果、ゴースト画像や濃度ム
ラのない良好な画像を得る。また、検知手段により現像
装置の動作状態を検知し、判定手段により該検知結果に
基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の当接圧を決定し、当
接圧変更手段により現像剤剥ぎ取り部材の当接圧を判別
結果に応じて連続的或は段階的に変更するので、現像剤
の使用状態に応じて必要以上の剥ぎ取り能力を持たせる
ことがなく、プリント動作を多数回繰り返しても、トナ
ーの劣化を抑え、濃度低下やカブリのない良好な画像を
得る。
【0036】更に、本出願に係る第5の発明において
は、上記第4の発明の現像装置の動作状態を検知する検
知手段が、雰囲気の温度及び湿度の双方を、或はいずれ
か一方を検知する手段であり、判別手段が、検知温度及
び検知湿度の双方、或はいずれか一方に応じて連続的或
は段階的に複数の当接圧を決定し、低湿環境下では現像
剤剥ぎ取り部材は現像剤担持体に対して強く当接し、現
像に供されずに回収された現像剤担持体上の現像剤を確
実に剥ぎ取る。その結果、現像剤剥ぎ取り部材を強く当
接することで、現像剤担持体上に強い力で付着している
低湿環境下にあっても現像剤を過剰帯電させず、ゴース
ト画像や濃度低下のない良好な画像を得る。一方、高温
環境下では現像剤剥ぎ取り部材は現像剤担持体に対して
軽く当接し、現像剤が現像剤担持体と現像剤剥ぎ取り部
材に軽く当接することで、現像剤に与える摺擦力を小さ
くすると共に、現像剤剥ぎ取り部材と現像剤担持体の当
接幅が狭まることによって摺擦の機会を減らす。その結
果、多数回のプリント動作後にあっても現像剤の劣化が
軽微なので、高温環境下にあっても濃度低下や濃度ムラ
のない良好な画像を得る。
【0037】また、本出願に係る第6の発明において
は、画像形成装置の現像装置に備えた現像剤剥ぎ取り部
材が適切な速度で回転して現像残の現像剤を現像剤担持
体表面から剥ぎ取るので、現像剤が過剰帯電することが
ない。その結果、ゴースト画像や濃度ムラのない良好な
現像を行う。また、画像形成装置における現像装置の動
作状態を検知手段により検知し、判別手段により該検知
結果に基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の回転速度を決
定し、速度変更手段により上記現像剤剥ぎ取り部材の回
転速度を連続的或は段階的に変更するので、現像剤の使
用状態に応じて必要以上の剥ぎ取り能力を持たせないの
で、プリント動作を多数回繰り返しても現像剤の劣化を
抑え、濃度低下やカブリのない良好な画像を得る。
【0038】更に、本出願に係る第7の発明において
は、画像形成装置の現像装置に備えた現像剤剥ぎ取り部
材が適切な押圧で当接して現像残トナーを現像剤担持体
表面から剥ぎ取るので、トナーの過剰帯電を防止でき、
その結果、ゴースト画像や濃度ムラのない良好な画像を
得る。また、検知手段により画像形成装置における現像
装置の動作状態を検知し、判定手段により該検知結果に
基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の当接圧を決定し、当
接圧変更手段により現像剤剥ぎ取り部材の当接圧を判別
結果に応じて連続的或は段階的に変更するので、現像剤
の使用状態に応じて必要以上の剥ぎ取り能力を持たせる
ことがなく、プリント動作を多数回繰り返しても、トナ
ーの劣化を抑え、濃度低下やカブリのない良好な画像を
得る。
【0039】また、本出願に係る第8の発明において
は、プロセスカートリッジにおける現像剤剥ぎ取り部材
が適切な速度で回転して現像残の現像剤を現像剤担持体
表面から剥ぎ取るので、現像剤が過剰帯電することがな
い。その結果、ゴースト画像や濃度ムラのない良好な現
像を行う。また、プロセスカートリッジにおける現像装
置の動作状態を検知手段により検知し、判別手段により
該検知結果に基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の回転速
度を決定し、速度変更手段により上記現像剤剥ぎ取り部
材の回転速度を連続的或は段階的に変更するので、現像
剤の使用状態に応じて必要以上の剥ぎ取り能力を持たせ
ないので、プリント動作を多数回繰り返しても現像剤の
劣化を抑え、濃度低下やカブリのない良好な画像を得
る。
【0040】更に、本出願に係る第9の発明において
は、プロセスカートリッジの現像剤剥ぎ取り部材が適切
な押圧で当接して現像残トナーを現像剤担持体表面から
剥ぎ取るので、トナーの過剰帯電を防止でき、その結
果、ゴースト画像や濃度ムラのない良好な画像を得る。
また、検知手段によりプロセスカートリッジにおける現
像装置の動作状態を検知し、判定手段により該検知結果
に基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の当接圧を決定し、
当接圧変更手段により現像剤剥ぎ取り部材の当接圧を判
別結果に応じて連続的或は段階的に変更するので、現像
剤の使用状態に応じて必要以上の剥ぎ取り能力を持たせ
ることがなく、プリント動作を多数回繰り返しても、ト
ナーの劣化を抑え、濃度低下やカブリのない良好な画像
を得る。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0042】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を図1ないし図3に基づいて説明する。図1
は、本実施形態で用いた現像装置の構成を示す図、図2
は制御のフローチャート、図3は本発明による画像形成
装置の概略構成図である。
【0043】本実施形態における画像形成装置は、図3
に示すように、レーザー、ポリゴンミラー、レンズ系を
含む露光装置たるスキャナユニット1から、画像信号に
応じて変調されたレーザー光がスキャン出力され、この
レーザー光が折り返しミラー2で反射して像担持体であ
る感光ドラム3上に照射される。
【0044】この時、感光ドラム3は帯電装置としての
帯電ローラからなる一次帯電器4によって均一に帯電さ
れており、その表面上にはレーザー光の照射によって静
電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置5内のトナ
ー24によってトナー像として現像されて顕像化され
る。
【0045】一方、カセット7a内に収納された記録材
7は、供給ローラpによって感光ドラム3での潜像の形
成と同期してレジローラrまで供給され、レジストロー
ラrによって感光ドラム3上に形成された潜像の先端と
同期して、転写ローラからなる転写帯電器6に搬送され
る。
【0046】そして、感光ドラム3上のトナー像は、転
写帯電器6からの電圧の印加により記録材7に転写さ
れ、定着装置8によって記録材7上に永久画像として定
着された後、最後に装置外部に排出される。なお、感光
ドラム3上に残留したトナーは弾性ブレードからなるク
リーナーとしてのクリーニング装置9によって除去され
る。
【0047】次に、本実施形態における現像装置の詳細
を図1に基づいて説明する。図1に示すように、現像装
置5はトナー24を収容した現像容器としてのホッパー
11と、現像剤担持体としての円筒状の現像スリーブ2
1及び現像スリーブ21の筒内に内蔵されたマグネット
ローラ22、現像スリーブ21上のトナー量を規制して
均一なトナー薄層を形成する規制部材としての現像ブレ
ード26、そして、現像に供されずに回収された現像ス
リーブ21上のトナーの剥ぎ取りと、現像スリーブ21
上への新たなトナーの供給を行う現像剤剥ぎ取り部材と
しての剥ぎ取りローラ31により構成されている。
【0048】現像剤担持体としては特に限定するものは
なく、公知の金属スリーブ、表面を所望の粗さに粗した
ブラストスリーブ、表面に導電性樹脂層を設けたコート
スリーブ等を用いることができる。
【0049】一例として現像スリーブ21は例えばアル
ミニウム、ステンレススチール等の材料からなる中空円
筒体で、現像装置5の長手方向に感光ドラム3と対向し
て延在するホッパー11の開口部に回転可能に横設され
ている。現像スリーブ21と感光ドラム3との間には僅
かな微小間隙が設けられ、現像スリーブ21は感光ドラ
ム3の回転方向aに対し、矢印bの方向に回転駆動され
る。現像スリーブ21の中空部には所定の間隙を保って
磁界発生手段であるマグネットローラ22が現像スリー
ブ21と同心状に固定的に配設されている。
【0050】現像ブレード26としては特に限定するも
のはなく、公知の弾性ブレード、磁性ブレード等を用い
ることができる。一例として、現像ブレード26はウレ
タンゴム、シリコーンゴム、ブチル等のゴム部材や、リ
ン青銅、ステンレススチール等の金属薄板等からなる弾
性ブレードで、その一端はホッパー11の枠体に固定さ
れ、自由端部は現像スリーブ21の表面に腹の部分でト
ナー24を介して接触しており、現像スリーブ21表面
にトナー24の薄層を形成する。
【0051】剥ぎ取りローラ31は芯金の上にポリウレ
タンフォーム、スポンジゴム等の発泡層を設けた弾性ロ
ーラ、または表面に樹脂、ゴム等の薄層を設けた弾性ロ
ーラ、或は硬度の低いゴム等からなる弾性ローラで、現
像ブレード26よりも現像スリーブ21の回転方向bの
上流側位置で現像スリーブ21の外周面上に当接し、矢
印cの方向に回転駆動され、現像に供されずに回収され
た現像スリーブ21上のトナー24を剥ぎ取ると共に、
現像スリーブ21上に新たなトナー24を供給する。な
お、剥ぎ取りローラ31の回転速度は速度変更手段とし
ての剥ぎ取りローラ駆動手段42により変更可能となっ
ている。
【0052】この剥ぎ取りローラ駆動手段42は、判別
手段としてのCPU40に接続されており、該CPU4
0にて、現像装置の動作状態を検知する検知手段として
の温/湿度検知手段43からの情報に基づき剥ぎ取りロ
ーラ31の回転速度を決定した後、剥ぎ取りローラ駆動
手段42に対する制御信号が出力されるようになってい
る。また、CPU40には現像スリーブ駆動手段41が
接続されており、現像スリーブ21の回転速度も変更可
能となっている。
【0053】剥ぎ取りローラの回転速度を変更する手段
は、特に限定されるものではなく、現像スリーブ21と
独立的に本体から駆動を受け本体側で回転速度を変更す
る方法や、現像スリーブ21と剥ぎ取りローラ31の間
に変速ギアを設けて回転速度を変更する方法を用いるこ
とができる。
【0054】また、現像装置の動作状態の検知手段も、
特に限定されるものではなく、公知の温度センサー及び
湿度センサーの双方、或はいずれか一方を設ける方法
や、一次帯電器の電圧或は電流を読み取る方法を用いる
ことができる。また、温度及び湿度の双方、或はいずれ
か一方による抵抗値変化、体積変化等の大きい樹脂やゴ
ム等の材料を用いて検知することも可能である。
【0055】次に、本実施形態における剥ぎ取りローラ
31の回転速度を変更する手順について図2に基づいて
説明する。
【0056】図2に示すように、回転速度設定を開始す
ると(ステップF0)、温/湿度検知手段43により動
作環境を検知し(ステップF1)、検知結果を判別手段
としてのCPU40に入力して、低湿、通常、高温の三
つの環境に比較判断する(ステップF2)。そして、低
湿の場合は回転速度をV1に(ステップF3)、通常環
境の場合は回転速度をV2に(ステップF4)、高温の
場合には回転速度をV3に設定して(ステップF5)、
回転速度設定を終了する(ステップF6)。
【0057】ここで、剥ぎ取りローラ31の回転速度
は、剥ぎ取りローラ31の周速を現像スリーブ21の周
速に対する比率で表すものとし、各々が対向部において
逆向きになるように回転している場合を正の値で示す。
例えば、現像スリーブ21の周速が100mm/sなら
ば表1のようになる。
【0058】
【表1】
【0059】回転速度をこのように表すとすると、上記
回転速度V1は、低湿環境下においても十分な剥ぎ取り
効果を得られる速度であり、20%〜400%、好まし
くは30%〜200%である。また、V3は高温環境下
においてもトナー劣化を抑え、かつ現像スリーブ21へ
安定した供給のできる速度であり、2%〜15%、好ま
しくは5%〜10%である。V2はV1とV3の間の速
度である。
【0060】本手順は画像形成装置本体の電源投入時、
或はプリント動作の予備回転等、任意のところで適宜必
要に応じて行うことが可能である。
【0061】以上のような構成とすることで、トナーが
帯電し易い低湿環境下では剥ぎ取りローラが速い速度で
回転するため、現像に供されずに回収された現像スリー
ブ上のトナーを確実に剥ぎ取り、かつ現像スリーブ上に
新たなトナーを供給するので、トナーの過剰帯電を防止
することができる。また、トナーが劣化し易い高温環境
下では剥ぎ取りローラが遅い速度で回転するため、トナ
ーは現像スリーブと剥ぎ取りローラによる摺擦を軽減で
きるので、プリント動作を多数回繰り返してもトナー劣
化を抑えることができる。このようにして動作環境によ
らず、多数回のプリント動作後にあっても常にゴースト
画像や濃度ムラ、濃度低下のない良好な画像を得ること
ができた。
【0062】以下、具体例を説明する。現像スリーブ2
1は外径16mm、肉厚1mmのアルミニウム素管で、
外周面をブラスト処理により平均粗さRa[JIS10
点平均粗さ JIS B0601]を0.5μmとした
ものを用いた。
【0063】現像ブレード26はJIS硬度40°〜8
0°、好ましくは50°〜70°のウレタン、シリコー
ンゴム等のゴム或はリン青銅、ステンレススチール等の
金属薄板がトナー薄層の安定形成のために良く、本実施
形態においては硬度65°のウレタンゴムブレードを使
用し、現像ブレード26の自由端部は現像スリーブ21
の表面の面接触するように付勢されている。この現像ブ
レード26の設定圧としては、5〜200g/cmが有
効で、本実施形態では20g/cmとした。
【0064】剥ぎ取りローラ31の材料としては芯金の
上にポリウレタンフォーム、スポンジゴム等の発泡層を
設けた弾性ローラ、或は硬度の低いゴム等なからなる弾
性ローラ、またはこれらのローラの表面に樹脂、ゴム等
の薄層を設けた弾性ローラが好ましく、本実施形態にお
いては肉厚4mmのウレタン発泡体を芯金上に設けたも
のを用いた。この剥ぎ取りローラ31は現像スリーブ2
1にソフトに当接するが、その当接幅としては1〜10
mmが有効で、本実施形態では3mmとした。剥ぎ取り
ローラ31の駆動は現像スリーブ21と独立的に本体か
ら受け、剥ぎ取りローラ31は現像スリーブ21に対し
てカウンター方向に回転する。回転速度は低湿環境下で
50%、通常環境下で30%、高温環境下で10%とし
た。
【0065】温/湿度検知手段43としては一般の温湿
度センサを用い、15℃以下で、かつ、30%RH以下
の場合を、低湿環境、25℃以上の場合を高温環境、そ
れ以外を通常環境とした。
【0066】比較用現像装置としては現像スリーブの周
速に対して剥ぎ取りローラの周速が動作環境によらずに
一定である従来構成の現像装置を用いた。剥ぎ取りロー
ラの回転は現像スリーブに対してカウンター方向とし、
回転速度は表2のように設定した。
【0067】
【表2】
【0068】これらの現像装置を用いて実際に各環境で
6000枚プリントした後の評価結果を表3にまとめ
る。
【0069】
【表3】
【0070】比較例1は剥ぎ取りローラの回転速度が遅
いので、高温環境下でのトナー劣化は殆どないが、十分
な剥ぎ取り効果が得られないために、低湿環境はもとよ
り通常環境でもトナーは過剰帯電してゴースト、濃度ム
ラが発生した。比較例2は剥ぎ取りローラの回転速度が
比較例1より速いので、低湿環境、通常環境では良好な
画像を得ることができたが、高温環境下でトナー劣化に
よる濃度低下が起きた。比較例3は比較例2より更に速
いので、低湿環境では極めて良好な画像を得ることがで
きたが、その反面高温環境で著しくトナーが劣化し、濃
度低下、濃度ムラが発生した。一方、本実施形態による
現像装置は動作環境に応じて剥ぎ取りローラの回転速度
が変更されるので、環境を問わず良好な画像を得ること
ができた。
【0071】本実施形態の現像装置を用いることによ
り、低湿環境下においてはトナーの過剰帯電を防止する
ことができ、高温環境下においてはトナーの劣化を抑え
ることができるため、多数回のプリント動作にあっても
常にゴースト画像や濃度ムラ、濃度低下のない良好な画
像を得ることができた。
【0072】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図4ないし図6に基づいて説明する。なお、
第1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明
を省略する。
【0073】本実施形態の特徴とするところは、剥ぎ取
りローラの回転速度が現像動作時と非現像動作時間とで
変更されるところである。
【0074】より具体的に述べると、現像動作の剥ぎ取
りローラの回転速度は第1の実施形態と同様2%〜40
0%、好ましくは5%〜200%の範囲で環境に応じて
設定される。環境に応じて最適な速度設定を行うことに
より、低湿環境下においてはトナーの過剰帯電を防止す
ることができ、高温環境下においてはトナーの劣化を抑
えることができるので、濃度低下や濃度ムラ、ゴースト
画像のない良好な画像を得ることができる。
【0075】一方、非現像動作時の剥ぎ取りローラの回
転速度は、−100%、即ち剥ぎ取りローラの周速は現
像スリーブの周速と等速で、順方向に回転するように設
定される。このような設定にすることで、トナーが現像
スリーブと剥ぎ取りローラの周速の違いによって受ける
摺擦を無くすことができるので、トナーの劣化を更に小
さくすることができる。
【0076】以下、本実施形態の具体例を説明する。現
像装置の構成、動作環境の検知と判断、及び各環境での
剥ぎ取りローラの回転速度は第1の実施形態と同様のも
のを用いた。
【0077】図4は本実施形態における制御機構のブロ
ック図であり、本実施形態においては、図4に示すよう
に、スキャナユニット1内のスキャナが所定の回転数に
なったことを示すスキャナレディ信号を検知する手段と
して、スキャナレディ検知機構44がCPU40に接続
されている。
【0078】次に、剥ぎ取りローラの周速変更の制御を
図4、図5、図6に基づいて説明する。図5は制御のフ
ローチャート、図6はシーケンスを示す。
【0079】図5に示すように、プリントが開始される
と(ステップF10)、同時にCPU40より現像スリ
ーブ駆動手段41、剥ぎ取りローラ駆動手段42、スキ
ャナ駆動手段(図示せず)に信号が送られ、スキャナ、
現像スリーブ21及び剥ぎ取りローラ31は図6に示す
ようにON状態となり駆動が開始される(ステップF1
1)。この時は非現像動作時なので、剥ぎ取りローラ3
1の回転速度はV4=−100%である。
【0080】そして、スキャナが所定の回転数になり、
CPU40がスキャナレディ検知機構44よりレディ信
号を受け取ると(ステップF12)、CPU40は剥ぎ
取りローラ駆動手段42へ速度変更信号を送り、剥ぎ取
りローラの回転速度は、駆動手段42に内蔵された速度
可変機構により図6に示すように現像動作時の速度Vd
evに変更される(ステップF13)。
【0081】Vdevは第1の実施形態で説明した回転
速度の設定手順により予め設定された回転速度であり、
動作環境に応じて変更されるものである。
【0082】一方、スキャナレディ信号を受け取った後
から(ステップF12)、画像書き込み開始まで(ステ
ップF14)の間には、図6に示すようにレーザー光量
の調整等が行われ、現像スリーブ21が2〜3周回転す
る。
【0083】従って、この間に剥ぎ取りローラ31がV
devの速度で回転することにより、現像スリーブ21
上に付着していたトナーが剥ぎ取られ、新たなトナーが
供給されるので、画像書き込み開始時の現像スリーブ2
1上には適正なトリボを持った均一なトナー薄層が形成
される。
【0084】その後、画像書き込み終了から(ステップ
F15)、現像スリーブ21の1周後までは、再びCP
U40から剥ぎ取りローラ駆動手段42へ信号が送ら
れ、剥ぎ取りローラの回転速度は図6に示すようにV4
となる(ステップF16)。
【0085】ここで、画像書き込み終了後に現像スリー
ブ21の1周分剥ぎ取りローラ31をVdevの周速で
回転させることにより、現像スリーブ21上のトナー層
に残った画像の履歴を消去することができる。
【0086】以下、転写ローラのクリーニング等の処理
を行い、スキャナ、現像スリーブ21、及び剥ぎ取りロ
ーラ31の駆動が停止され(ステップF17)、プリン
ト終了となる(ステップF18)。
【0087】この現像装置を第1の実施形態と同様の評
価を行ったときの結果を表4にまとめる。
【0088】
【表4】
【0089】本実施形態では非現像動作時の剥ぎ取りロ
ーラの周速を現像スリーブの周速と等速で、順方向に回
転させたことにより、特に通常環境及び高温環境におい
て、トナーの劣化を第1の実施形態よりも更に小さく抑
えることができるため、濃度低下や濃度ムラが一層向上
した、良好な画像を得ることができた。
【0090】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を図7に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0091】本実施形態の特徴とするところは、動作環
境に応じて剥ぎ取りローラの現像スリーブに対する当接
圧を変更するところである。より具体的には、低湿環境
下では剥ぎ取りローラは現像スリーブに対して強く当接
し、現像に供されずに回収された現像スリーブ上のトナ
ーを確実に剥ぎ取る。剥ぎ取りローラを強く当接するこ
とで、現像スリーブ上に強い力で付着しているトナーを
剥ぎ取ることが可能となり、また剥ぎ取りローラと現像
スリーブの当接幅が広がることによって広い範囲にわた
って漏れなく剥ぎ取ることが可能となる。そこで、低湿
環境下にあってもトナーは過剰帯電することなく、ゴー
スト画像や濃度低下のない良好な画像を得ることができ
る。
【0092】一方、高温環境下では剥ぎ取りローラは現
像スリーブに対してソフトに当接し、トナーが現像スリ
ーブと剥ぎ取りローラをソフトに当接することで、トナ
ーに与える摺擦力を小さくできると共に、剥ぎ取りロー
ラと現像スリーブの当接幅が狭まることによって摺擦の
機会を減らすことが可能となる。多数回のプリント動作
後にあってもトナーの劣化が軽微なので、高温環境下に
あっても濃度低下や濃度ムラのない良好な画像を得るこ
とができる。
【0093】剥ぎ取りローラの当接圧変更手段として
は、特に限定されるものではなく、本体に設けられた駆
動手段により剥ぎ取りローラの支持位置を移動させる方
法を用いることもできるが、構成が簡単、コストが低い
等の理由から以下のような方法を用いると便利である。
【0094】図7は剥ぎ取りローラ31の当接圧変更手
段を説明する現像装置の概略構成図であり、ホッパー1
1に回転可能に経時された現像スリーブ21と、ホッパ
ー11に設けられたガイド32に沿って図中横方向に移
動可能に保持された剥ぎ取りローラ31と、剥ぎ取りロ
ーラ31の加圧部材33、及びスぺーサー34より構成
されている。
【0095】現像スリーブ21、剥ぎ取りローラ31は
第1の実施形態で説明したものを用いることができる。
【0096】加圧部材33は例えばバネ部材やゴム等の
弾性部材からなり、一端はホッパー11に固定し、他端
は保持部材35を介して剥ぎ取りローラ31の芯金を押
圧することにより、剥ぎ取りローラ31を現像スリーブ
21に対して加圧する。
【0097】スぺーサー34は例えばポリエチレンテレ
フタレート、超高分子高密度ポリエチレン等の樹脂、ゴ
ム材料等からなり、一端はホッパー11に固定し、他端
は保持部材35を介して剥ぎ取りローラ31の芯金を支
持することにより、剥ぎ取りローラ31の支持位置を決
定する。
【0098】上記の樹脂、ゴム部材は環境温度による体
積変化率が比較的大きく、可逆的に膨張/収縮するもの
であり、高温環境下で膨張する方向である。このような
構成とすることで別途環境検出手段を設ける必要なく、
動作環境に応じて現像スリーブ21に対する剥ぎ取りロ
ーラ31の当接圧を変更することが可能となる。
【0099】以下、本実施形態の具体例を説明する。現
像スリーブ21、剥ぎ取りローラ31は第1の実施形態
と同一のものを使用し、剥ぎ取りローラ31の駆動は現
像スリーブ21よりギア(図示せず)を介して行い、回
転速度は40%とした。
【0100】加圧部材33は螺旋状に巻かれた金属製の
バネを用いて、剥ぎ取りローラ31を現像スリーブ21
の方向に押圧した。
【0101】スぺーサー34は長さ20mm、幅3m
m、厚さ2mmの超高分子高密度ポリエチレンで、長さ
方向の一端はホッパー11に固定し、他端は保持部材3
5を介して剥ぎ取りローラ31の芯金を支持し。スぺー
サー34の長さは環境温度によって変化するので、現像
スリーブ21に対する剥ぎ取りローラ31の侵入量は、
10℃の環境下では、0.7mm、30℃の環境下で
は、0.3mmとなった。それぞれの環境下において現
像スリーブ21に対する剥ぎ取りローラ31の当接圧
は、10℃の環境下では7g/cm、30℃の環境下で
は2g/cmであった。
【0102】比較用現像装置としては剥ぎ取りローラの
当接圧が動作環境によらず一定である従来構成の現像装
置を用いた。剥ぎ取りローラの回転は現像スリーブに対
してカウンター方向とし、回転速度は40%とした。剥
ぎ取りローラの当接圧は表5のように設定した。これら
の現像装置を第1の実施形態と同様の評価を行ったとき
の結果を表6にまとめる。
【0103】
【表5】
【0104】
【表6】
【0105】比較例4は剥ぎ取りローラの当接圧が低い
ので、高温環境でのトナー劣化は殆どないが、十分な剥
ぎ取り効果が得られないために低湿環境はもとより通常
環境でもトナーは過剰帯電したゴースト、濃度ムラが発
生した。比較例5は剥ぎ取りローラの当接圧が比較例4
より高いので、低湿環境、通常環境では良好な画像を得
ることができたが、高温環境でトナー劣化による濃度低
下が起きた。比較例6は比較例5より更に高いので、低
湿環境では極めて良好な画像を得ることができたが、そ
の反面高温環境で著しくトナーが劣化し、濃度低下、濃
度ムラが発生した。一方、本実施形態による現像装置
は、動作環境に応じて剥ぎ取りローラの当接圧が変更さ
れるので、環境を問わず良好な画像を得ることができ
た。
【0106】本実施形態の現像装置を用いることによ
り、低湿環境下においてはトナーの過剰帯電を防止する
ことができ、高温環境下においてはトナーの劣化を抑え
ることができるため、多数回のプリント動作後にあって
も常にゴースト画像や濃度ムラ、濃度低下のない良好な
画像を得ることができた。
【0107】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態を図8に基づいて説明する。なお、第1の実施
形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0108】本実施形態は、第1の実施形態で用いた現
像装置5を感光ドラム3、帯電ローラ4、クリーニング
装置9と一体的に構成し、画像形成装置本体から着脱自
在としたものである。
【0109】このような構成とすることで、トナーの過
剰帯電防止とトナー劣化の低減が両立でき、常に良好な
画像を得ることができる。また、プロセス手段をコンパ
クトに構成することができ、かつ構成要素のメンテナン
スを容易にすることができた。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、現像剤担持体に当接する現像剤剥ぎ取
り部材が、現像装置の動作状態に応じて回転速度を変更
可能な構成としたので、現像剤剥ぎ取り部材が適切な速
度で回転して現像残の現像剤を現像剤担持体表面から剥
ぎ取るので、現像剤の過剰帯電を防止でき、その結果、
ゴースト画像や濃度ムラのない良好な画像を得ることが
できる。また、動作状態に応じて必要以上の剥ぎ取り能
力を持たせないので、プリント動作を多数繰り返しても
トナーの劣化を抑えることができ、濃度低下やかぶりの
ない良好な画像を得ることができる。
【0111】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明の現像装置の動作状態を検知する検知手
段が、雰囲気の温度及び湿度の双方を、或はいずれか一
方を検知する手段であり、判別手段が、検知温度及び検
知湿度の双方、或はいずれか一方に応じて連続的或は段
階的に複数の回転速度を決定するので、現像剤が帯電し
易い低湿環境下では現像に供されずに回収された現像剤
担持体上の現像剤を確実に剥ぎ取り、かつ現像剤担持体
上に新たな現像剤を供給するので、現像剤の過剰帯電を
防止することができる。また、現像剤が劣化し易い高温
環境下では現像剤の現像剤担持体と現像剤剥ぎ取り部材
による摺擦を軽減し、プリント動作を多数回繰り返して
も現像剤劣化を抑えることができる。このようにして動
作環境によらず、多数回のプリント動作後にあっても常
にゴースト画像や濃度ムラ、濃度低下のない良好な画像
を得ることができる。
【0112】更に、本出願に係る第3の発明によれば、
上記第1の発明の現像装置の動作状態を検知する検知手
段が、現像動作中か否かを検知する手段であり、判別手
段が、検知状態に応じて複数の回転速度を決定し、非現
像動作時において現像剤担持体と現像剤剥ぎ取り部材の
周速の違いによって現像剤が受ける摺擦を無くすことが
でき、現像剤の劣化を更に小さくすることができる。
【0113】また、本出願に係る第4の発明によれば、
現像剤担持体に当接する現像剤剥ぎ取り部材が、現像装
置の動作状態に応じて当接圧を変更可能な構成としたの
て、現像剤剥ぎ取り部材が適切な押圧で当接して現像残
の現像剤を現像剤担持体表面から剥ぎ取り、現像剤の過
剰帯電を防止でき、その結果ゴースト画像や濃度ムラの
ない良好な画像を得ることができる。また、動作状態に
応じて必要以上の剥ぎ取り能力を持たせないので、プリ
ント動作を多数繰り返しても現像剤の劣化を抑えること
ができ、濃度低下やカブリのない良好な画像を得ること
ができる。
【0114】更に、本出願に係る第5の発明において
は、上記第4の発明の現像装置の動作状態を検知する検
知手段が、雰囲気の温度及び湿度の双方を、或はいずれ
か一方を検知する手段であり、判別手段が、検知温度及
び検知湿度の双方、或はいずれか一方に応じて連続的或
は段階的に複数の当接圧を決定し、低湿環境下では現像
に供されずに回収された現像剤担持体上の現像剤を確実
に剥ぎ取ることができ、現像剤を過剰帯電させず、ゴー
スト画像や濃度低下のない良好な画像を得ることができ
る。一方、高温環境下では現像剤を現像剤担持体と現像
剤剥ぎ取り部材に軽く当接させ、現像剤に与える摺擦力
を小さくすると共に、現像剤剥ぎ取り部材と現像剤担持
体の当接幅が狭まることによって摺擦の機会を減らし、
多数回のプリント動作後にあっても現像剤の劣化が軽微
なので、高温環境下にあっても濃度低下や濃度ムラのな
い良好な画像を得ることができる。
【0115】また、本出願に係る第6の発明によれば、
画像形成装置の現像装置における現像剤担持体に当接す
る現像剤剥ぎ取り部材が、現像装置の動作状態に応じて
回転速度を変更可能な構成としたので、現像剤剥ぎ取り
部材が適切な速度で回転して現像残の現像剤を現像剤担
持体表面から剥ぎ取るので、現像剤の過剰帯電を防止で
き、その結果、ゴースト画像や濃度ムラのない良好な画
像を得ることができる。また、動作状態に応じて必要以
上の剥ぎ取り能力を持たせないので、プリント動作を多
数繰り返してもトナーの劣化を抑えることができ、濃度
低下やかぶりのない良好な画像を得ることができる。
【0116】更に、本出願に係る第7の発明によれば、
画像形成装置の現像装置における現像剤担持体に当接す
る現像剤剥ぎ取り部材が、現像装置の動作状態に応じて
当接圧を変更可能な構成としたのて、現像剤剥ぎ取り部
材が適切な押圧で当接して現像残の現像剤を現像剤担持
体表面から剥ぎ取り、現像剤の過剰帯電を防止でき、そ
の結果ゴースト画像や濃度ムラのない良好な画像を得る
ことができる。また、動作状態に応じて必要以上の剥ぎ
取り能力を持たせないので、プリント動作を多数繰り返
しても現像剤の劣化を抑えることができ、濃度低下やカ
ブリのない良好な画像を得ることができる。
【0117】また、本出願に係る第8の発明によれば、
プロセスカートリッジの現像剤担持体に当接する現像剤
剥ぎ取り部材が、現像装置の動作状態に応じて回転速度
を変更可能な構成としたので、現像剤剥ぎ取り部材が適
切な速度で回転して現像残の現像剤を現像剤担持体表面
から剥ぎ取るので、現像剤の過剰帯電を防止でき、その
結果、ゴースト画像や濃度ムラのない良好な画像を得る
ことができる。また、動作状態に応じて必要以上の剥ぎ
取り能力を持たせないので、プリント動作を多数繰り返
してもトナーの劣化を抑えることができ、濃度低下やか
ぶりのない良好な画像を得ることができる。しかも、プ
ロセス手段をコンパクトに構成することができ、かつ構
成要素のメンテナンスを容易にすることができた。
【0118】更に、本出願に係る第9の発明によれば、
プロセスカートリッジの現像剤担持体に当接する現像剤
剥ぎ取り部材が、現像装置の動作状態に応じて当接圧を
変更可能な構成としたので、現像剤剥ぎ取り部材が適切
な押圧で当接して現像残の現像剤を現像剤担持体表面か
ら剥ぎ取り、現像剤の過剰帯電を防止でき、その結果ゴ
ースト画像や濃度ムラのない良好な画像を得ることがで
きる。また、動作状態に応じて必要以上の剥ぎ取り能力
を持たせないので、プリント動作を多数繰り返しても現
像剤の劣化を抑えることができ、濃度低下やカブリのな
い良好な画像を得ることができる。しかも、プロセス手
段をコンパクトに構成することができ、かつ構成要素の
メンテナンスを容易にすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る現像装置の構
成、制御を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る制御のフローチ
ャートである。
【図3】本発明に係る画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る制御機構のブロ
ック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る制御のフローチ
ャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るシーケンスを表
す図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る当接圧変更手段
の概略構成図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係るプロセスカート
リッジの概略構成図である。
【符号の説明】
1 スキャナユニット(露光装置) 3 感光ドラム(像担持体) 4 一次帯電器(帯電装置) 5 現像装置 9 クリーニング装置(クリーナー) 11 ホッパー(現像容器) 21 現像スリーブ(現像剤担持体) 24 トナー(一成分現像剤) 26 現像ブレード(規制部材) 31 剥ぎ取りローラ(現像剤剥ぎ取り部材) 32 ガイド(当接圧変更手段) 33 加圧部材(当接圧変更手段) 34 スぺーサー(現像装置の動作状態を検知する検知
手段、現像剤剥ぎ取り部材の当接圧を決定する判別手
段、当接圧変更手段) 35 保持部材(当接圧変更手段) 40 CPU(判別手段) 42 剥ぎ取りローラ駆動手段(速度変更手段) 43 温/湿度検知手段(現像装置の動作状態を検知す
る検知手段) 44 スキャナレディ検知機構(現像装置の動作状態を
検知する検知手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一成分現像剤を収容し、像担持体との対
    向部に開口を有する現像容器と、該現像容器開口部に配
    置された現像剤担持体と、該現像剤担持体に近接もしく
    は当接し、該現像剤担持体上の現像剤量を規制し均一に
    塗布する規制部材とを有する現像装置において、上記現
    像剤担持体に当接し、回転可能に設けられた現像剤剥ぎ
    取り部材と、現像装置の動作状態を検知する検知手段
    と、該検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の回
    転速度を決定する判別手段と、上記現像剤剥ぎ取り部材
    の回転速度を上記判別手段の判別結果に応じて連続的或
    は段階的に変更する速度変更手段とを有することを特徴
    とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像装置の動作状態を検知する検知手段
    が、雰囲気の温度及び湿度の双方を、或はいずれか一方
    を検知する手段であり、判別手段が、検知温度及び検知
    湿度の双方、或はいずれか一方に応じて連続的或は段階
    的に複数の回転速度を決定することとする請求項1に記
    載の現像装置。
  3. 【請求項3】 現像装置の動作状態を検知する検知手段
    が、現像動作中か否かを検知する手段であり、判別手段
    が、検知状態に応じて複数の回転速度を決定することと
    する請求項1に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 一成分現像剤を収容し、像担持体との対
    向部に開口を有する現像容器と、該現像容器開口部に配
    置された現像剤担持体と、該現像剤担持体に近接もしく
    は当接し、該現像剤担持体上の現像剤量を規制し、均一
    に塗布する規制部材とを有する現像装置において、上記
    現像剤担持体に当接し、回転可能に設けられた現像剤剥
    ぎ取り部材と、現像装置の動作状態を検知する検知手段
    と、該検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の当
    接圧を決定する判別手段と、上記現像剤剥ぎ取り部材の
    当接圧を上記判別手段の判別結果に応じて連続的或は段
    階的に変更する当接圧変更手段とを有することを特徴と
    する現像装置。
  5. 【請求項5】 現像装置の動作状態を検知する検知手段
    が、雰囲気の温度及び湿度の双方を、或はいずれか一方
    を検知する手段であり、判別手段が、検知温度及び検知
    湿度の双方、或はいずれか一方に応じて連続的或は段階
    的に複数の当接圧を決定することとする請求項4に記載
    の現像装置。
  6. 【請求項6】 静電潜像を担持する像担持体と、帯電装
    置と、露光装置と、現像装置と、クリーナーとを単体或
    はプロセスカートリッジとして備えた画像形成装置にお
    いて、上記現像剤担持体に当接し、回転可能に設けられ
    た現像剤剥ぎ取り部材と、現像装置の動作状態を検知す
    る検知手段と、該検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取
    り部材の回転速度を決定する判別手段と、上記現像剤剥
    ぎ取り部材の回転速度を上記判別手段の判別結果に応じ
    て連続的或は段階的に変更する速度変更手段とを有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 静電潜像を担持する像担持体と、帯電装
    置と、露光装置と、現像装置と、クリーナーとを単体或
    はプロセスカートリッジとして備えた画像形成装置にお
    いて、上記現像剤担持体に当接し、回転可能に設けられ
    た現像剤剥ぎ取り部材と、現像装置の動作状態を検知す
    る検知手段と、該検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取
    り部材の当接圧を決定する判別手段と、上現像剤記剥ぎ
    取り部材の当接圧を上記判別手段の判別結果に応じて連
    続的或は段階的に変更する当接圧変更手段とを有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 静電潜像を担持する像担持体と、帯電装
    置と、露光装置と、現像装置と、クリーナーとのうち少
    なくとも2つ以上を一体とし、画像形成装置本体から着
    脱自在にしたプロセスカートリッジにおいて、上記現像
    剤担持体に当接し、回転可能に設けられた現像剤剥ぎ取
    り部材と、現像装置の動作状態を検知する検知手段と、
    該検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の回転速
    度を決定する判別手段と、上記現像剤剥ぎ取り部材の回
    転速度を上記判別手段の判別結果に応じて連続的或は段
    階的に変更する速度変更手段とを有することを特徴とす
    るプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 静電潜像を担持する像担持体と、帯電装
    置と、露光装置と、現像装置と、クリーナーとのうち少
    なくとも2つ以上を一体とし、画像形成装置本体から着
    脱自在にしたプロセスカートリッジにおいて、上記現像
    剤担持体に当接し、回転可能に設けられた現像剤剥ぎ取
    り部材と、現像装置の動作状態を検知する検知手段と、
    該検知手段に基づいて上記現像剤剥ぎ取り部材の当接圧
    を決定する判別手段と、上記現像剤剥ぎ取り部材の当接
    圧を上記判別手段の判別結果に応じて連続的或は段階的
    に変更する当接圧変更手段とを有することを特徴とする
    プロセスカートリッジ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7283761B2 (en) 2004-03-22 2007-10-16 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus and image forming apparatus, and storage apparatus
JP2012155262A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Brother Ind Ltd カートリッジ
US9256157B2 (en) 2012-06-28 2016-02-09 Canon Kabushiki Kaisha Moving mechanism for a developing device, process cartridge and image forming apparatus that reduces or removes press-contact forces on a developer carrying member

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