JP2001312126A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2001312126A
JP2001312126A JP2000133475A JP2000133475A JP2001312126A JP 2001312126 A JP2001312126 A JP 2001312126A JP 2000133475 A JP2000133475 A JP 2000133475A JP 2000133475 A JP2000133475 A JP 2000133475A JP 2001312126 A JP2001312126 A JP 2001312126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
toner
developing
carrier
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000133475A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Asami
彰 浅見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000133475A priority Critical patent/JP2001312126A/ja
Publication of JP2001312126A publication Critical patent/JP2001312126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】流出開始温度が105度以下である低融点トナ
ーとキャリアからなる乾式2成分現像剤を用いた現像装
置を具備する画像形成装置において、非画像領域が連続
して現像スリーブ上にトナー固着が発生しても、十分な
地肌ポテンシャルを取ることによって、画像上に地汚れ
ムラを発生させないようにする。 【解決手段】本発明では、像担持体4と、該像担持体上
の静電潜像を現像する現像剤として流出開始温度が10
5度以下である低融点トナーとキャリアからなる乾式2
成分現像剤23を用いた現像装置5を具備する画像形成
装置において、地肌ポテンシャル(像担持体帯電電位−
現像バイアス)が絶対値で400V以上であることを特
徴としており、非画像領域が連続して現像スリーブ上に
トナー固着が発生しても、十分な地肌ポテンシャルを取
ることによって、画像上に地汚れムラを発生させないよ
うにすることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速複写機、ファ
クシミリ、プリンター、プロッター等の電子写真方式の
画像形成装置に係り、特に、乾式2成分現像剤を用いた
現像装置を具備する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機の高速化、省エネルギー化
に伴い、低融点のトナーを使用する所謂トナーの低融点
化が進んでいる。しかし、トナーをある程度以上低融点
化すると、トナー凝集による現像不良、現像ローラ上で
のトナー固着など、様々な問題が発生する。例えば、1
成分現像剤を用いて静電潜像を可視像化する1成分現像
法においては、低融点トナーが現像ローラにトナーフィ
ルミングを発生させるという問題が従来から既にあり、
その対処法として現像スリーブの表面層の材質を離型性
の良い材料に変更する技術が特開平11−212354
号公報に開示されており、また、現像剤担持体に現像バ
イアスをかけて現像スリーブにフィルミングしつつある
トナーを潜像担持体上に移動させる技術が特開平9−2
58553号公報に開示されている。
【0003】これに対し、2成分現像法における現像ス
リーブのフィルミングの問題は比較的最近の課題であ
り、例えば特開平9−258553号公報に開示されて
いるような方法は取りづらい。それは、例えば高速複写
機等においては、画像形成プロセス中に少なくとも現像
スリーブ1周分に相当する回転時間分、バイアスを印加
するための時間が余分に必要となることからコピー時間
が長くなるなど、コピー速度に影響が出てしまうこと、
あるいは、クリーニング手段により潜像担持体上におけ
る転写後の排トナーを現像装置に回収するトナーリサイ
クル機能を有する機械では、排トナー比率を上げてしま
う恐れがあるからである。
【0004】また、現像スリーブに先端部を近接配置し
て設けられ、現像スリーブ上の現像剤の層厚を規制する
ドクターブレードを、現像スリーブと同電位にすること
で、ドクターブレードに付着するトナーを軸方向に均一
にする(ことで現像スリーブ上のトナー付着ムラを防
ぐ)方法が本発明者により先に提案されている(特願平
11−308111号)。しかし、この方法では、ドク
ターブレードへのトナー付着ムラによる現像スリーブの
トナー付着ムラを防ぐことはできるが、通常よく使われ
るような(周囲2〜3cmは画像の無い)原稿を連続通
紙したことによる現像スリーブの汚れの発生は防ぐこと
はできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】低融点トナーは現像ロ
ーラの現像スリーブに付着しやすいという性質がある。
現像スリーブに付着したトナーは、像担持体の露光部分
にトナーを付着させるネガ/ポジ・プロセス(以下、N
/Pプロセスと言う)の場合、現像バイアスと同電位に
帯電するため像担持体上での現像バイアスが高いのと同
様の現象を生じ、(a)画像濃度が高くなったり、
(b)地汚れを生じたり、(c)像担持体上に基準パタ
ーンを作り、この基準パターンの濃度を反射濃度センサ
で読み取ることで基準パターンの濃度からトナー濃度を
推定してトナーの補給を制御する方式では、基準パター
ンが濃すぎると判断されるためトナー濃度の低下現象を
きたす。ただし、これらの場合でも、像担持体上のトナ
ー付着が一様で、ある程度の濃度で飽和(安定)するの
であれば、それほど大きな問題ではない。
【0006】ここで、図2に像担持体である感光体の画
像部aと、非画像部(地肌部)bの表面電位(VD)
と、現像バイアス(VB)、及びスリーブ汚れによる現
像バイアスのシフトの一例を示す。また、図3に、低融
点トナーA、B,Cを用いた場合のランニング枚数とム
ラ地汚れの発生ポテンシャルの関係を示す。尚、流出開
始温度は、トナーAが100℃、トナーBが105℃、
トナーCが110℃である。現像が開始される電圧(V
k)は、通常、ほぼ0V近傍であるが、例えばトナーC
のようなさほど低融点でないトナーの場合には、現像ス
リーブが均一に帯電したトナーで汚れるため、現像バイ
アス(VB)が100〜150V程度上昇したのと同様
の効果が起きる。このため、現像開始電圧(Vk)が見
かけ上、150Vほどずれる。さらにデジタル複写機等
の場合では、帯電電位の経時的な低下や感光体の軸方向
でのチャージャー傾きによる帯電ムラがあり、これらの
バラツキの組み合わせを考えると最大で100V程度に
なる。これらの値に余裕度を考慮して、従来機では地肌
ポテンシャル(感光体帯電電位(VD)−現像バイアス
(VB))は最大で−350V以下に抑えていた。
【0007】図4に示すような通常のA4版原稿の場
合、原稿の上下、左右に余白(非画像領域)が設けられ
るため、この非画像領域(特に画像の両端など)では、
常に現像スリーブ側へ現像するポテンシャルがかかって
いるため(図2参照)、現像スリーブへの多少のトナー
付着(固着)は避けられない。図3に示すように、低融
点トナーのムラ地汚れ発生ポテンシャル(VD−VB)
はランニング枚数と共に増加していくので、現像スリー
ブへのトナー付着は、ランニング枚数と共に少しづつ堆
積していく。このようにして現像スリーブに付着したト
ナーが帯電すると(とりわけ低湿環境でトナーの帯電量
が高い場合などには)、デジタル機の場合、実効的には
現像バイアスが高まったのと同じになり、感光体帯電電
位の余裕度によっては、地肌汚れが発生してしまう。し
かも、この地肌汚れは非画像領域のみにムラ状に発生す
るため、より目立ち易いという問題がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、請求項1に係る発明においては、現像剤として流
出開始温度が105度以下である低融点トナーとキャリ
アからなる乾式2成分現像剤を用いた現像装置を具備す
る画像形成装置において、非画像領域が連続して現像ス
リーブ上にトナー固着が発生しても、十分な地肌ポテン
シャルを取ることによって、画像上に地汚れムラを発生
させないようにすることを目的とする。また、請求項2
に係る発明においては、現像剤として流出開始温度が1
05度以下である低融点トナーとキャリアからなる乾式
2成分現像剤を用いた現像装置と、トナーリサイクル機
構を具備する画像形成装置において、排トナー比率を上
げずに現像スリーブ上のトナー付着ムラによる地汚れを
発生させないようにすることを目的とする。さらに請求
項3に係る発明においては、請求項2の目的に加えて、
黒ベタ画像をとることを必要最低限に抑え、現像スリー
ブの汚れムラ低減の効果をだすことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、請求項1に係る発明では、像担持体と、
該像担持体上の静電潜像を現像する現像剤として流出開
始温度が105度以下である低融点トナーとキャリアか
らなる乾式2成分現像剤を用いた現像装置を具備する画
像形成装置において、地肌ポテンシャル(像担持体の帯
電電位−現像バイアス)が絶対値で400V以上である
ことを特徴としている。
【0010】請求項2に係る発明では、像担持体と、該
像担持体上の静電潜像を現像する現像剤として流出開始
温度が105度以下である低融点トナーとキャリアから
なる乾式2成分現像剤を用いた現像装置と、トナーリサ
イクル機構を具備する画像形成装置において、所定のタ
イミングで、上記現像装置の軸方向両端のベタ画像を取
ることを特徴としている。請求項3に係る発明では、請
求項2記載の画像形成装置において、ベタ画像を取る時
間を、前回のベタ画像作成時からの枚数に基づいて決定
することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成・動作及び作
用を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一
実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。図1
において、コンタクトガラス1上に載置された原稿Gは
コンタクトガラス1の下方に設けられた図示省略の画像
読み取り手段により読み取られて多数の画素に分解さ
れ、その画素データが図示省略の書き込み手段に送ら
れ、書き込み手段のレーザー光源により各画素の濃度に
対応したレーザー光2として出射され、回転多面鏡等の
偏向手段により偏向されて像担持体としてのドラム状の
感光体4を走査するようになっている。このレーザー光
2が照射される前にドラム状の感光体4は帯電装置(例
えばスコロトロンチャージャー)3によって一様に帯電
されつつ矢印の向きに回転しており、レーザー光2の走
査により原稿Gの像に対応する静電潜像が形成される。
尚、N/Pプロセスでは露光により潜像に相当する部分
の電荷が消去される。
【0012】感光体4上に形成された静電潜像は、感光
体4と共に現像装置5の部位を通過する際にトナーによ
り現像され可視像化される。現像装置5内には2つの現
像ローラ20,21がそれぞれ感光体4から僅かに離間
して、感光体4と対向周面が同じ向きに移動するように
図示の矢印の向きに回転している。本例の画像形成装置
は高速機の部類に入るので、感光体4の線速は500m
m/secであり、現像ローラ20,21の現像スリー
ブの線速との比率は、現像スリーブの線速が感光体4の
線速の1.9倍である。尚、現像ローラ20,21は、
非磁性材料(例えばアルミニウム)の筒状体からなる現
像スリーブと、その現像スリーブの内側で不動部材に固
定された固定磁石からなり、この固定磁石の周りを現像
スリーブが回転駆動されるように構成されている。
【0013】現像装置5において、現像ローラ20,2
1のうち、上側の現像ローラ20には、現像スリーブの
周面に先端部を近接させてドクターブレード22が設け
られている。トナーとキャリアからなる現像剤23は回
転羽根24により現像ローラ20,21の現像スリーブ
上に掻き上げられる。現像ローラ21の現像スリーブ上
に掻き上げられた現像剤23は該現像スリーブに近接し
て対向している現像ローラ20の現像スリーブにより層
厚を一定にされるし、現像ローラ20の現像スリーブに
掻き上げられた現像剤23はドクターブレード22によ
り層厚を一定に規制される。
【0014】上記回転羽根24の攪拌作用により摩擦帯
電され((+)または(−))帯電したキャリアには、
キャリアと逆極性に帯電したトナーが付着している。キ
ャリアは磁性を有するのでトナーを付着したまま現像ロ
ーラ20,21内の固定磁石の磁力に引き付けられて各
現像ローラ20,21のスリーブ上に所謂磁気ブラシを
形成する。ここで、現像ローラ20における現像プロセ
スに着目すると、ドクターブレード22により規制され
た量の現像剤は、上記固定磁石と回転する現像スリーブ
によって、感光体4と最接近する部位まで搬送され、以
下の条件で静電潜像にトナーを静電気力により付着させ
ることで行われる。また、現像ローラ21についても現
像ローラ20の例に準じる。
【0015】本実施例の潜像条件は、図2の電位関係と
同様に感光体を(−)に帯電する場合、画像飽和濃度部
の電位(VL)が−100V、画像白部(地肌部)の表
面電位(VD)は−970V、画像部の現像バイアス
(VB)は−530Vとしている。尚、現像バイアスは
図示しないバイアスパワーパックによって、各現像ロー
ラ20,21の現像スリーブに印加されるようになって
いる。
【0016】現像ギャップの条件は、感光体4と各現像
スリーブ間の現像ギャップが0.75mm、現像ローラ
20の現像スリーブとドクターブレード22との間の現
像ギャップが0.70mmである。また、トナーは、レ
ジンがポリエステル、CCAが4級アンモニウム塩、着
色粒子としてカーボンブラック、外添剤として疎水性シ
リカ:0.7%、酸化チタン:0.3%よりなる平均粒
径:9.5μmの粉砕トナーを使用している。さらに、
本実施例で使用するトナーは、図3に示したトナーBと
同じで、流出開始温度が105℃の非常に低融点なトナ
ーである。尚、この低融点トナーの流出開始点は、島津
製の高架式フローテスターを用いて測定を行った。測定
条件は、ダイ径:1.0mm、荷重:20.0kg、昇
温速度:6.0deg/minで行った。また、キャリ
アは、マグネタイト芯材のコーティングキャリアを使用
し、トナーのQ/Mは20〜35μC/g、トナーとキ
ャリアの混合比(以下、TC)は2〜4重量%である。
【0017】図1に示した構成の画像形成装置では、一
定のランニング枚数(コピー枚数)毎に(本実施例では
10枚に一回)、基準濃度パッチ潜像がレーザー光2に
よって書き込まれ、パッチの現像バイアスが印加され、
その現像ポテンシャル(本実施例では280V)で基準
濃度トナー像が現像される。そして基準濃度トナー像の
反射濃度を図示しない反射濃度センサー(Pセンサー)
によって検知し、その反射濃度が一定範囲になるように
トナーホッパー6中のトナーが搬送手段8上に補給され
るため、2成分現像剤23のTCは常に最適な比率に保
たれる。
【0018】感光体4の回転方向上、現像装置5よりも
下流側の位置には転写ベルト9が接していて、図中の矢
印の向きに回転駆動されるようになっている。転写ベル
ト9はバイアスローラ10によって帯電されるようにな
っており、感光体4上のトナー像は、図示しない給紙部
から搬送ローラ15等を介して給紙され、一対のレジス
トローラ14から適時のタイミングで送り出された転写
紙11に転写される。トナー画像を転写された転写紙1
1は転写ベルト9により定着装置25に向けて搬送され
る。定着装置25は対向圧接する2つのローラ25a,
25bからなり、少なくとも一方のローラ25aは内部
に熱源を有しており、転写紙11は定着装置25の2つ
のローラ25a,25bのニップ部を通過する間に、ト
ナーが加熱・加圧されて転写紙11に定着される。定着
後の転写紙11は図示しない排紙トレイ等に送り出され
る。
【0019】一方、転写後の感光体4上に残留している
転写残トナーは、クリーニング装置12のクリーニング
ブレード12aによって掻き落とされ、搬送スクリュー
を内部に有するトナー回収管13によってクリーニング
装置12から直接トナーホッパー6に搬送される。トナ
ーホッパー6には、図示しないトナーボトルから新しい
トナーが送られ、また、トナーホッパー6内で搬送スク
リュー17から搬送されてきた排トナー(リサイクルト
ナー)と混合される。
【0020】前述したように、コピー10枚毎の画像間
に基準トナー像が作成され、この基準トナー像は、Pセ
ンサーポテンシャル(Vpp=VL−VBp(基準トナー
像の現像バイアス))=280Vで作成されるパッチ
で、このパッチ濃度に基づいてトナー濃度制御が行わ
れ、2成分現像剤のトナー比率が一定となるように、ト
ナーが消費されるのに応じてトナーホッパー6内のトナ
ーが搬送手段8上に適宜供給される。また、現像ローラ
20上でドクターブレード22により堰き止められた現
像剤は還流手段である戻し板16を介して搬送手段8や
回転羽根24上に戻され、上記の補給されたトナーと共
に現像剤に混合されるようなっている。
【0021】以上のように構成された画像形成装置にお
いて、請求項1に係る発明では、地肌ポテンシャル(感
光体帯電電位−現像バイアス)が絶対値で400V以上
としている。より具体的な実施例としては、感光体4を
(−)に帯電する場合、従来機では−350V程度に抑
えられていた地肌ポテンシャルを、本実施例では−44
0V(帯電電位:−970V、現像バイアス:−530
V)とすることで、図3のトナーBのような流出開始温
度が105℃の低融点(低温定着)トナーを用いて、1
5万枚のコピーを取った後でも、ムラ状の地汚れが発生
しないようすることが可能になった。
【0022】次に、図1に示す構成の画像形成装置にお
いて、請求項2に係る発明では、所定のタイミングで、
現像装置5の現像剤担持体(現像ローラ20,21)の
軸方向両端のベタ画像を取るようにしており、さらに、
請求項3に係る発明では、ベタ画像を取る時間を、前回
のベタ画像作成時からの枚数に基づいて決定するように
している。請求項2,3の具体的な実施例としては、毎
朝、画像形成装置のメインスイッチのオン直後に感光体
4上の画像両端から約50mmの範囲で黒ベタ画像を作
成する。この実施例の動作を図6にフローチャートで示
す。図6において、画像形成装置のメインスイッチのオ
ン後(S1)、定着温度が100℃以下か否かで単なる
電源のOFF/ONなのか、その日の朝の最初の電源オ
ンなのかを判断する(S2)。そして、その日の朝の最
初の電源オンの場合は、感光体4上に黒ベタ画像を作成
する(S3)。この際、転写ベルト9は図示省略の接離
機構で感光体4に当接されていない状態にする。黒ベタ
画像は画像両端のそれぞれ50mmの範囲を露光し、通
常の現像バイアス(−530V)を印加することで作像
する。作像された感光体4上の黒ベタ画像は全てクリー
ニング装置12のクリーニングブレード12aによって
クリーニングされ、前記の搬送スクリューを内部に有す
るトナー回収管13によってクリーニング装置12から
トナーホッパー6に搬送され、トナーリサイクルされ
る。
【0023】ここで、黒ベタ画像の作像時間tは、前回
の黒ベタ画像作像時点からのランニング枚数(コピー枚
数)のトータルで決定する。例えば、コピーカウンタで
カウントされるコピー枚数をCとした場合、作像時間t
は、t=(C/1000)secから求められるので
(S3)、前回の黒ベタ画像作像時点からのコピー枚数
の設定値により作像時間が変わる。また、コピーカウン
タCが設定値に達し、作像時間tが演算されると、コピ
ーカウンタCはリセット(C=0)されるので(S
4)、コピーカウンタCが予め設定されたコピー枚数に
達する毎に黒ベタ画像の作像が行われる。一例として、
本実施例においては、画像1万枚毎に10secの作像
時間とした。これは、トナーAのような非常に低融点な
トナー(流出開始温度:100℃)でも1万枚毎に10
secの黒ベタ画像を取ることにより、図5に示すよう
に、ムラ地汚れ発生ポテンシャルを低く抑えることがで
き、現像スリーブの汚れの堆積がある程度抑えられるた
めである。また、図5に示すように、5万枚毎に50s
ecの黒ベタ画像を取るようにしてもムラ地汚れ発生ポ
テンシャルを抑えることができるが、1万枚毎に10s
ecの黒ベタ画像を取る方が効果的である。
【0024】本実施例では、コピー枚数によって必要最
小限の黒ベタ画像作像時間に抑えたため、例えば従来の
コピー1JOB毎に紙間でベタ画像を作成するような方
法と異なり、リサイクルトナー(排トナー)比率のアッ
プ、トナー飛散などの不具合を最小限度に低減した上で
現像スリーブの汚れを低減することが可能になった。ま
た、黒ベタ画像の作像位置も画像の両端に限ったため、
実使用上必要ない画像中心部分にまで黒ベタ画像を作っ
てしまうことが無いので、リサイクルトナー(排トナ
ー)比率のアップ、トナー飛散などの不具合を最小限度
に低減することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明では、像担持体と、該像担持体上の静電潜像を現像す
る現像剤として流出開始温度が105度以下である低融
点トナーとキャリアからなる乾式2成分現像剤を用いた
現像装置を具備する画像形成装置において、地肌ポテン
シャル(像担持体の帯電電位−現像バイアス)が絶対値
で400V以上であることを特徴としており、非画像領
域が連続して現像スリーブ上にトナー固着が発生して
も、十分な地肌ポテンシャルを取ることによって、画像
上に地汚れムラを発生させないようにすることが可能に
なった。
【0026】請求項2に係る発明では、像担持体と、該
像担持体上の静電潜像を現像する現像剤として流出開始
温度が105度以下である低融点トナーとキャリアから
なる乾式2成分現像剤を用いた現像装置と、トナーリサ
イクル機構を具備する画像形成装置において、所定のタ
イミングで、上記現像装置の軸方向両端のベタ画像を取
ることを特徴としており、ベタ画像の作像位置を画像の
両端に限ったため、実使用上必要のない画像中心部分ま
で黒べた画像を作ってしまうことが無いので、リサイク
ルトナー(排トナー)比率のアップ、トナー飛散などの
不具合を最小限度に低減した上で、現像スリーブ上のト
ナー付着ムラによる地汚れを発生させないようにするこ
とが可能になった。また、請求項3に係る発明では、請
求項2記載の画像形成装置において、ベタ画像を取る時
間を、前回のベタ画像作成時からの枚数に基づいて決定
することを特徴としており、作像枚数によって必要最小
限の黒ベタ画像作像時間に抑えたため、リサイクルトナ
ー(排トナー)比率のアップ、トナー飛散などの不具合
を最小限度に低減した上で、現像スリーブの汚れを低減
することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略
構成図である。
【図2】像担持体である感光体の画像部と非画像部(地
肌部)の表面電位(VD)と、現像バイアス(VB)、
及びスリーブ汚れによる現像バイアスのシフトの一例を
示す図である。
【図3】低融点トナーA,B,Cを用いた場合のランニ
ング枚数とムラ地汚れの発生ポテンシャルの関係を示す
図である。
【図4】通常のA4版原稿の一例を示す図である。
【図5】所定のタイミングで両端部のベタ画像を取る場
合のランニング枚数とムラ地汚れの発生ポテンシャルの
関係を示す図である。
【図6】ベタ画像を取るタイミング(時間)を、前回の
ベタ画像作成時からの枚数に基づいて決定する場合の動
作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:コンタクトガラス 2:レーザー光 3:帯電装置 4:感光体(像担持体) 5:現像装置 6:トナーホッパー 8:搬送手段 9:転写ベルト 10:バイアスローラ 11:転写紙 12:クリーニング装置 12a:クリーニングブレード 13:回収管 14:レジストローラ 15:搬送ローラ 16:戻し板 17:搬送スクリュー 20.21:現像ローラ 22:ドクターブレード 23:2成分現像剤 24:回転羽根 25:定着装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2H005 EA03 FA02 2H027 DA02 DA04 DA38 DA45 EA04 EA05 ED09 EE02 EE07 2H073 AA01 BA02 BA13 BA23 BA36 BA43 CA03 2H077 AA37 AC16 AD06 AD35 DB08 DB14 EA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、該像担持体上の静電潜像を現
    像する現像剤として流出開始温度が105度以下である
    低融点トナーとキャリアからなる乾式2成分現像剤を用
    いた現像装置を具備する画像形成装置において、 地肌ポテンシャル(像担持体の帯電電位−現像バイア
    ス)が絶対値で400V以上であることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体と、該像担持体上の静電潜像を現
    像する現像剤として流出開始温度が105度以下である
    低融点トナーとキャリアからなる乾式2成分現像剤を用
    いた現像装置と、トナーリサイクル機構を具備する画像
    形成装置において、 所定のタイミングで、上記現像装置の軸方向両端のベタ
    画像を取ることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、 ベタ画像を取る時間を、前回のベタ画像作成時からの枚
    数に基づいて決定することを特徴とする画像形成装置。
JP2000133475A 2000-05-02 2000-05-02 画像形成装置 Pending JP2001312126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000133475A JP2001312126A (ja) 2000-05-02 2000-05-02 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000133475A JP2001312126A (ja) 2000-05-02 2000-05-02 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001312126A true JP2001312126A (ja) 2001-11-09

Family

ID=18641964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000133475A Pending JP2001312126A (ja) 2000-05-02 2000-05-02 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001312126A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1296195A1 (en) * 2001-09-25 2003-03-26 Ricoh Company, Ltd. Toner, image forming method and apparatus using the toner, and container containing the toner
US8005377B2 (en) 2008-01-17 2011-08-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming device
US9182701B2 (en) 2013-11-06 2015-11-10 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image density control

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1296195A1 (en) * 2001-09-25 2003-03-26 Ricoh Company, Ltd. Toner, image forming method and apparatus using the toner, and container containing the toner
US8005377B2 (en) 2008-01-17 2011-08-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming device
US9182701B2 (en) 2013-11-06 2015-11-10 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image density control

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09288426A (ja) 画像形成装置
JP5423346B2 (ja) 画像形成装置
JP5142697B2 (ja) 画像形成装置
JP2001312126A (ja) 画像形成装置
JP2003280389A (ja) 現像装置
JP5097602B2 (ja) 画像形成装置
JP2008009148A (ja) 画像形成装置
JP3368195B2 (ja) 画像形成装置
JP3539993B2 (ja) 画像形成装置
JP2005017770A (ja) 画像形成装置
US10591845B1 (en) Developing device and image forming apparatus therewith
JP2009237538A (ja) 画像形成装置
JP2005121795A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2001125349A (ja) 画像形成装置
JP3006915B2 (ja) 画像形成装置のトナー濃度制御装置
JP3332835B2 (ja) 画像形成装置
JP2007139990A (ja) 画像形成装置
JPH09258534A (ja) 電子写真記録装置
JP3824247B2 (ja) 電子写真式画像形成装置
JP2000292992A (ja) 画像形成装置
JP3674281B2 (ja) 現像装置
JPH09244413A (ja) 画像形成装置
JP2006119309A (ja) 画像形成装置
JP2003233245A (ja) 画像形成方法、及びそれを用いた画像形成装置
JPH10207195A (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070306