JP2014180191A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】インシュレータと保護部材との間に導線が挟まることを防止できるモータの提供。
【解決手段】コアバック41A、ティース42A、インシュレータ212A、コイル213A、金属端子214A、および保護部材215Aをインサート部品とする樹脂成型品のケーシング22Aを有する。保護部材215Aは、金属端子214Aが貫通する蓋部を有する。金属端子214Aの周囲の一部分において軸方向に延びる柱部を、保護部材215Aまたはインシュレータ212Aが有する。蓋部とインシュレータ212Aとの間、かつ、柱部より金属端子214A側には、金属端子214Aと導線70Aとの接続箇所が配置される接続空間90Aが存在し、コイル213Aから延びる導線70Aは、柱部に設けられた開口を通って、接続空間90Aに達する。これにより、インシュレータ212Aと保護部材215Aとの間に導線70Aが挟まることを、防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関する。
従来、ステータが内部に埋め込まれた樹脂製のハウジングを有し、当該ハウジングの内側にロータを配置したモータが知られている。このようなモータは、ステータの防水性や、モータ駆動時のステータの振動に対する防振性・防音性に優れている。
従来のモータについては、例えば、特開2000−014112号公報に記載されている。特開2000−014112号公報のモータでは、固定子鉄心と、固定子巻線と、固定子巻線の巻線端末と電気的に接続される端子ピンとが、樹脂モールドで一体成型されている(請求項1、段落0025)。そして、樹脂モールドされた固定子から露出した端子ピンの端部が、プリント基板と接続されている(段落0026、図2)。
特開2000−014112号公報 特開2000−078804号公報
特開2000−014112号公報に記載のモータのように、ステータをモールドで一体成型し、かつ、ステータおよび回路基板を端子ピンで電気的に接続する場合、端子ピンの一部をモールド樹脂から露出させる必要がある。その際、特開2000−078804号公報の図8のように、端子ピンの一部分および巻線端末を覆い、樹脂成型金型によって押えられる保護部材を用いる構造が考えられる。この構造を採用すれば、樹脂成型時の樹脂漏れおよび巻線端末の断線を防止できる。
しかしながら、特開2000−078804号公報の図8の構造では、固定子巻線から保護部材内の端子ピンへ向かう導線の経路において、導線が、保護部材とインシュレータとの間に挟まれる虞がある。導線が保護部材とインシュレータとの間に挟まれると、保護部材の位置ずれや、保護部材の位置ずれに伴って樹脂成型金型の位置がずれることで、固定子の成型不良が生じる可能性がある。また、導線が保護部材とインシュレータとの間に挟まれることで、導線が破断する可能性もある。特開2000−078804号公報には、当該課題を解決する具体的構成が開示されていない。
本発明の目的は、インシュレータと保護部材との間に導線が挟まることを防止できるモータを提供することである。
本願の例示的な第1発明は、静止部と、上下に延びる中心軸を中心として回転可能に支持される回転部と、を有し、前記静止部は、前記中心軸を囲んで配置された環状のコアバックと、前記コアバックから径方向内側または径方向外側へ向けて突出する複数のティースと、前記ティースの軸方向の両端面および周方向の両面を覆う第1絶縁部と、前記コアバックの上面の少なくとも一部分を覆う第2絶縁部と、前記コアバックの下面の少なくとも一部分を覆う第3絶縁部と、前記第2絶縁部から上方へ向けて突出する突出部とをもつ樹脂製のインシュレータと、前記第1絶縁部を介して前記ティースに巻かれた導線からなるコイルと、前記突出部に取り付けられてその上端部が前記突出部より上側に位置し、前記導線の端部と電気的に接続される金属端子と、前記金属端子の一部分を覆う樹脂製の保護部材と、前記コアバック、前記ティース、前記インシュレータ、前記コイル、前記金属端子、および前記保護部材をインサート部品とする樹脂成型品であるケーシングと、を有し、前記保護部材は、前記金属端子が軸方向に貫通する蓋部を有し、前記金属端子の上端部は、前記蓋部の上面より上側に位置し、前記蓋部より下側に位置し、前記金属端子の周囲の一部分において軸方向に延びる柱部を、前記保護部材または前記インシュレータは有し、前記蓋部と前記インシュレータとの間、かつ、前記柱部より前記金属端子側に、前記金属端子と前記導線との接続箇所が配置される接続空間が存在し、前記柱部は、開口を有し、前記導線は、前記開口を通って前記接続空間に達し、前記開口は、少なくとも前記導線の断面より大きいモータである。
本願の例示的な第1発明によれば、開口を通って接続空間へ導線を挿入できる。これにより、インシュレータと保護部材との間に導線が挟まることを、防止できる。その結果、保護部材の位置ずれと、それによるケーシングの成型不良とを防止できる。また、導線の破断も防止できる。
図1は、第1実施形態に係るモータの縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係るステータの上部、金属端子、および保護部材を、径方向外側から見た図である。 図3は、第2実施形態に係るモータの縦断面図である。 図4は、第2実施形態に係るモータの部分断面図である。 図5は、第2実施形態に係るステータ、金属端子、および保護部材の部分斜視図である。 図6は、第2実施形態に係る保護部材の斜視図である。 図7は、第2実施形態に係るステータ、金属端子、および保護部材の部分上面図である。 図8は、第2実施形態に係るインシュレータの部分上面図である。 図9は、第2実施形態に係るケーシングのインサート成型時の断面図である。 図10は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。 図11は、変形例に係るモータの部分縦断面図である。 図12は、変形例に係るステータコアの上部、インシュレータ、金属端子、保護部材、および導線を、径方向外側から見た図である。 図13は、変形例に係るインシュレータ、コイル、金属端子、および導線の部分上面図である。 図14は、変形例に係るインシュレータ、コイル、金属端子、および導線の部分上面図である。 図15は、変形例に係るインシュレータ、コイル、金属端子、および導線の部分上面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、インシュレータに対して保護部材側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るモータの使用時の向きを限定する意図はない。
また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るモータ1Aの縦断面図である。図2は、後述するステータ21Aの上部、金属端子214A、および保護部材215Aを、径方向外側から見た図である。図1に示すように、モータ1Aは、静止部2Aと回転部3Aとを有する。回転部3Aは、中心軸9Aを中心として、回転可能に支持される。
本実施形態の静止部2Aは、ステータ21A、ケーシング22A、金属端子214A、および保護部材215Aを有する。
ステータ21Aは、ステータコア211A、インシュレータ212A、およびコイル213Aを有する。ステータコア211Aは、中心軸9Aを囲んで配置された環状のコアバック41Aと、コアバック41Aから径方向内側へ向けて突出する複数のティース42Aとを有する。コアバック41Aは、中心軸9Aと略同軸に配置される。
インシュレータ212Aは、第1絶縁部51A、第2絶縁部52A、第3絶縁部53A、突出部54A、および案内突起55Aを有する樹脂製の部材である。第1絶縁部51Aは、ティース42Aの軸方向の両端面および周方向の両面を覆っている。コイル213Aは、第1絶縁部51Aを介してティース42Aに巻かれた導線70Aからなる。第2絶縁部52Aは、コアバック41Aの上面の少なくとも一部分を覆っている。第3絶縁部53Aは、コアバック41Aの下面の少なくとも一部分を覆っている。突出部54Aは、第2絶縁部52Aから上方へ向けて突出している。案内突起55Aは、突出部54Aの側面から突出している。
金属端子214Aは、上下に延びる柱状の導体である。金属端子214Aの下端部は、突出部54Aに取り付けられている。金属端子214Aの上端部は、突出部54Aより上側に位置している。また、金属端子214Aは、導線70Aの端部と電気的に接続されている。
保護部材215Aは、金属端子214Aの一部分を覆う樹脂製の部材である。保護部材215Aは、蓋部61Aと、蓋部61Aから下側へ向けて延びる柱部62Aとを有する。図2に示すように、蓋部61Aは、金属端子214Aに嵌められ、金属端子214Aが軸方向に貫通している。したがって、金属端子214Aの上端部は、蓋部61Aの上面より上側に位置している。柱部62Aは、蓋部61Aより下側に位置し、金属端子214Aの周囲の一部分において、軸方向に延びている。なお、本願の「柱部」は、優先権の基礎とする特願2013−028702では「壁部」として記載されている。
ケーシング22Aは、ステータ21A、金属端子214A、および保護部材215Aをインサート部品とする樹脂成型品である。このため、ステータコア211Aのコアバック41Aおよびティース42Aと、インシュレータ212Aと、コイル213Aと、金属端子214Aと、保護部材215Aとは、ケーシング22Aを構成する樹脂に、少なくとも部分的に覆われている。
図1および図2に示すように、蓋部61Aとインシュレータ212Aとの間、かつ、柱部62Aより金属端子214A側には、金属端子214Aと導線70Aとの接続箇所が配置される接続空間90Aが存在する。また、柱部62Aは、導線70Aの断面より大きい開口210Aを有する。開口210Aは、保護部材215Aと、インシュレータ212Aとの間に形成される。コイル213Aから延びる導線70Aは、案内突起55Aの下方から案内突起55Aに沿って上方へ向きを変え、開口210Aを通って、前記柱部62Aの内側の接続空間90Aに達している。そして、当該接続空間90Aにおいて、導線70Aと金属端子214Aとが、電気的に接続されている。
以上のように、このモータ1Aでは、開口210Aを通って接続空間90Aへ導線70Aを挿入できる。これにより、インシュレータ212Aと保護部材215Aとの間に導線70Aが挟まることを、防止できる。その結果、保護部材215Aの位置ずれと、それによるケーシング22Aの成型不良とを防止できる。また、導線70Aの破断も防止できる。
また、このモータ1Aでは、インシュレータ212Aの案内突起55Aに沿って、導線70Aが配置されている。これにより、保護部材215A内へ向かう導線70Aの経路が定められている。このようにすれば、インシュレータ212Aと保護部材215Aの柱部62Aとの間に導線70Aが挟まることを、より防止できる。その結果、保護部材215Aの位置ずれと、それに伴うケーシング22Aの成型不良とを、より防止できる。また、導線70Aの破断も、より防止できる。
<2.第2実施形態>
<2−1.モータの全体構成>
続いて、本発明の第2実施形態について、説明する。図3は、第2実施形態に係るモータ1の縦断面図である。このモータ1は、例えば、空調機等の家電製品に使用される。ただし、本発明のモータは、家電製品以外の用途に使用されるものであってもよい。例えば、本発明のモータは、自動車や鉄道等の輸送機器、OA機器、医療機器、工具、産業用の大型設備等に搭載されて、種々の駆動力を発生させるものであってもよい。
図3に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、家電製品の枠体に固定される。回転部3は、中心軸9を中心として、回転可能に支持される。
本実施形態の静止部2は、ステータ21、ケーシング22、カバー23、回路基板24、下軸受部25、および上軸受部26を有する。回転部3は、シャフト31およびロータ32を有する。
ステータ21は、ロータ32の径方向外側に配置された電機子である。ステータ21は、ステータコア211、インシュレータ212、および複数のコイル213を有する。
ステータコア211は、電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ステータコア211は、環状のコアバック41と、複数のティース42とを有する。ステータコア211は、中心軸9を囲んで、中心軸9と略同軸に配置されている。また、ステータコア211は、ケーシング22に固定されている。
本実施形態のステータコア211は、いわゆる分割コアからなる。すなわち、ステータコア211のコアバック41は、周方向に配列された複数のコアピース411により構成されている。複数のティース42は、各コアピース411から径方向内側へ向けて延びている。また、複数のティース42は、周方向に略等間隔に配列されている。ただし、分割コアに代えて、単一の環状のステータコアが使用されていてもよい。
インシュレータ212は、絶縁体である樹脂により形成されている。インシュレータ212は、各ティース42の軸方向の両端面および周方向の両面を覆う第1絶縁部51を有する。コイル213を構成する導線は、第1絶縁部51を介して、ティース42の周囲に巻かれている。インシュレータ212の詳細な形状については、後述する。
ケーシング22は、ステータ21を保持する樹脂製の部材である。ケーシング22は、ステータ21、後述する金属端子214、および後述する保護部材215が挿入された金型の内部に、樹脂を流し込むことにより得られる。すなわち、ケーシング22は、ステータ21、金属端子214、および保護部材215をインサート部品とする樹脂成型品である。したがって、ステータ21、金属端子214、および保護部材215の少なくとも一部分は、ケーシング22に覆われている。
本実施形態のケーシング22は、円筒部221および底部222を有する。円筒部221は、軸方向に略円筒状に延びている。円筒部221の径方向内側には、ステータ21およびロータ32が収容されている。また、コアバック41の外周面は、円筒部221に覆われている。底部222は、ステータ21の下側において、円筒部221から径方向内側へ向けて広がっている。底部222の中央には、下軸受部25を保持する下軸受保持部251が固定されている。
カバー23は、ケーシング22の上方に配置され、ケーシング22の上部の開口を覆っている。カバー23の中央には、上軸受部26を保持する上軸受保持部231が設けられている。
回路基板24は、ステータ21およびロータ32の上側、かつ、ケーシング22の円筒部221の径方向内側において、略水平に配置されている。回路基板24の表面には、コイル213に駆動電流を供給するための電子回路が、搭載されている。コイル213を構成する導線の端部は、回路基板24上の電子回路と、後述する金属端子214を介して電気的に接続される。外部電源から供給される電流は、回路基板24および金属端子214を介して、コイル213へ流れる。
下軸受部25は、ロータ32より下方においてシャフト31を回転可能に支持する機構である。下軸受部25は、下軸受保持部251を介して、ケーシング22の底部222に固定されている。上軸受部26は、ロータ32より上方においてシャフト31を回転可能に支持する機構である。上軸受部26は、カバー23の上軸受保持部231に固定されている。本実施形態の下軸受部25および上軸受部26には、球体を介して外輪と内輪とを回転させるボールベアリングが、使用されている。ただし、ボールベアリングに代えて、すべり軸受や流体軸受等の他方式の軸受が、使用されていてもよい。
シャフト31は、軸方向に延びる柱状の部材である。シャフト31は、下軸受部25および上軸受部26に支持され、中心軸9を中心として回転する。シャフト31の下端部は、ケーシング22の下面より下方へ突出している。シャフト31の下端部には、例えば、空調機用のファンが取り付けられる。ただし、シャフト31の下端部は、ギア等の動力伝達機構を介して、ファン以外の駆動部に連結されてもよい。
なお、本実施形態のシャフト31は、ケーシング22より下方へ突出しているが、本発明はこの限りではない。シャフト31は、ケーシング22およびカバー23より上方へ突出し、その上端部が駆動部と連結されてもよい。また、シャフト31がケーシング22の下方およびカバー23の上方の双方に突出し、その下端部および上端部の双方が、それぞれ駆動部に連結されていてもよい。
ロータ32は、ステータ21の径方向内側、かつ、シャフト31の周囲に配置され、シャフト31とともに回転する。ロータ32は、ロータコア321および複数のマグネット322を有する。ロータコア321は、電子鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。複数のマグネット322は、ロータコア321の周囲に配置される。各マグネット322の径方向外側の面は、ティース42の径方向内側の端面に対向する磁極面となっている。複数のマグネット322は、N極の磁極面とS極の磁極面とが交互に並ぶように、周方向に等間隔に配列されている。
なお、複数のマグネット322に代えて、単一の円環状のマグネットが使用されていてもよい。円環状のマグネットを使用する場合には、マグネットの外周面に、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されていればよい。また、マグネットおよびロータコアが、磁性体粉を配合した樹脂で一体に成型されていてもよい。また、ロータコアの内部にマグネットが配置されていてもよい。
モータ1の駆動時には、コイル43に駆動電流を供給される。そうすると、ステータコア211の複数のティース42に、磁束が生じる。そして、ティース42とマグネット322との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。
<2−2.インシュレータ、金属端子、および保護部材について>
本実施形態のモータ1の静止部2は、上述した構成に加えて、3本の金属端子214と、保護部材215とを有する。以下では、インシュレータ212のより詳細な形状と、3本の金属端子214と、保護部材215とについて、さらに説明する。
図4は、モータ1の部分断面図である。図5は、ステータ21、金属端子214、および保護部材215の部分斜視図である。図6は、保護部材215の斜視図である。図7は、ステータ21、金属端子214、および保護部材215の部分上面図である。図8は、インシュレータ212の部分上面図である。
図3〜図5に示すように、インシュレータ212は、第1絶縁部51、第2絶縁部52、第3絶縁部53、突出部54、および案内突起55を有する。インシュレータ212は、単一の部材であってもよく、複数の部材で構成されていてもよい。例えば、第1絶縁部51、第2絶縁部52、第3絶縁部53、突出部54、および案内突起55のうちの1つまたは複数の部位が、他の部位とは別の部材であってもよい。
第1絶縁部51は、既述の通り、各ティース42の軸方向の両端面および周方向の両面を覆っている。第2絶縁部52は、コアバック41の上面の少なくとも一部分を覆っている。第3絶縁部53は、コアバック41の下面の少なくとも一部分を覆っている。第1絶縁部51と、第2絶縁部52および第3絶縁部53とは、径方向に繋がっている。
突出部54は、第2絶縁部52から上方へ向けて突出している。本実施形態では、図5に示すように、1つのコアピース411の上方に、3つの突出部54が配置されている。そして、3つの突出部54のそれぞれに、金属端子214の下端部が固定されている。また、3つの突出部54は、周方向に互いに間隔をあけて配置されている。突出部54の径方向内側に位置するコイル213から延びる導線70は、互いに隣り合う突出部54の間を通って、後述する案内突起55側へ引き出される。
案内突起55は、突出部54の径方向外側の側面から、径方向外側へ向けて突出している。本実施形態では、1つの突出部54に対して、2つの案内突起55が設けられている。ただし、案内突起55の数は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。案内突起55の詳細な形状については後述する。
3本の金属端子214は、上下に延びる柱状の導体である。各金属端子214は、鉄または銅などの導電性を有する材料で形成される。各金属端子214の下端部は、突出部54に取り付けられている。突出部54と金属端子214との固定方法には、例えば、圧入または接着を採用することができる。また、金属端子214をインサート部品として突出部54を成型することにより、突出部54と金属端子214とが、互いに固定されていてもよい。各金属端子214の上端部は、突出部54の上面より上側に位置している。
なお、本実施形態では、1つの突出部54に対して、1つの金属端子214が固定されているが、1つの突出部54に、2本以上の金属端子214が固定されていてもよい。また、本実施形態では、1つのコアピース411の上方に、3つの金属端子214が配置されているが、3つの金属端子214は、複数のコアピース411の上方に、分散して配置されていてもよい。
保護部材215は、金属端子214の一部分を覆う、樹脂製の部材である。図6に示すように、本実施形態の保護部材215は、3つのキャップ部60と、2つの連結部64とを有する。
3つのキャップ部60は、周方向に配列されている。各キャップ部60は、蓋部61、柱部62、および切欠部63を有する。蓋部61は、突出部54の上方において、中心軸9に直交する方向に略円板状に広がっている。蓋部61の略中央には、上下に貫通する貫通孔610が設けられている。金属端子214は、当該貫通孔610に挿入される。すなわち、蓋部61は、金属端子214に嵌められ、金属端子214が軸方向に貫通している。したがって、金属端子214の上端部は、蓋部61の上面より上側に位置している。
なお、蓋部61に、貫通孔610に代えて切り欠きを設け、当該切り欠きに金属端子214が挿入されていてもよい。ただし、貫通孔610を採用すれば、蓋部61の貫通孔610を構成する面が、金属端子214の側面を全周に亘って囲む。このため、切り欠きを採用した場合と比べて、後述するインサート成型時に保護部材215に接触する金型の形状を、単純化できる。また、本実施形態では、金属端子214が、貫通孔610に圧入されている。これにより、蓋部61と金属端子214との隙間が低減される。このため、後述するインサート成型時に、蓋部61の下方から上方への樹脂の漏れが、生じにくい。
ただし、蓋部61の貫通孔610は、上面視において金属端子214よりも大きい孔であってもよい。貫通孔610を大きくすれば、仮に、組み立て前の金属端子214が変形していたとしても、貫通孔610に金属端子214を挿入しやすい。その場合、貫通孔610内における金属端子214の周囲の隙間を、インサート成型時に溶融樹脂が通過不能な大きさにすれば、蓋部61の下方から上方への樹脂の漏れを抑制できる。
金属端子214の断面形状は、矩形であってもよく、円形であってもよい。また、蓋部61に設けられる貫通孔610の上面視における形状も、矩形および円形のいずれであってもよい。
また、本実施形態では、蓋部61の上面の少なくとも一部分が、ケーシング22の表面から露出している。このため、後述するインサート成型時に、蓋部61より上側において、金属端子214に樹脂が接触することを防止できる。蓋部61の上面の詳細な形状については、後述する。
柱部62は、蓋部61の下面の外縁部から下側へ向けて延びている。各金属端子214の一部分は、突出部54の上面、蓋部61の下面、および柱部62の内周面に、覆われている。柱部62は、金属端子214の周囲に位置し、上面視において略円弧状に広がっている。すなわち、柱部62は、蓋部61より下側に位置し、金属端子214の周囲の一部分において、軸方向に延びている。
蓋部61とインシュレータ212との間、かつ、柱部62より金属端子214側には、金属端子214と導線70との接続箇所が配置される接続空間90が存在する。また、柱部62の一部分には、切欠部63が設けられている。切欠部63は、柱部62の内側の空間である接続空間90と、柱部62の外側の空間とを、径方向に連通している。また、本実施形態の切欠部63は、柱部62の下端部側へ向けて開かれている。
柱部62は、その少なくとも一部が、金属端子214の径方向内側に位置していることが好ましい。本実施形態では、柱部62が、金属端子214の径方向内側から金属端子214の周方向両側までの範囲に亘って存在する。このため、柱部62が金属端子214の径方向内側のみに存在する場合より、突出部54の上面と柱部62との接触面が大きい。このため、突出部54に対して保護部材215を安定して配置できる。
2つの連結部64は、それぞれ、周方向に隣り合うキャップ部60を連結している。連結部64は、周方向に略平板形状に延び、その周方向の両端部が、それぞれキャップ部60の周方向の側面と、連結されている。このため、3本の金属端子214に対して、3つのキャップ部60を、同時に取り付けることができる。したがって、互いに分離したキャップ部60を個別に金属端子214に取り付ける場合と比べて、製造時の作業工数が低減される。
図5に示すように、柱部62の下端部は、切欠部63を除いて、突出部54の上面に接触している。このため、突出部54とキャップ部60との間には、切欠部63により形成された開口210が、設けられている。すなわち、本実施形態の開口210は、突出部54と、蓋部61と、柱部62とにより囲まれた空隙である。開口210は、少なくとも、導線70の断面より大きい。コイル213から延びる導線70は、開口210を通って接続空間90へ挿入される。これにより、柱部62と突出部54との間に導線70が挟まることを、防止できる。その結果、保護部材215の位置ずれと、それによるケーシング22の成型不良とを防止できる。また、柱部62と突出部54との間に導線70が挟まることにより、導線70が破断することも、防止できる。
特に、本実施形態では、金属端子214よりも径方向外側に、開口210が設けられている。すなわち、中心軸9から金属端子214までの距離を半径とする円筒面に対して、コイル213とは反対側に、開口210が位置する。このため、コイル213から突出部54の径方向外側へ導線70の端部を引き出した後、開口210を通って接続空間90へ導線70を導入することができる。これにより、導線70の撓みを抑制できる。
<2−3.案内突起の形状について>
続いて、案内突起55の詳細な形状および導線70の経路について、説明する。
図5および図8に示すように、本実施形態の案内突起55は、開口210より下側に位置し、突出部54の径方向外側の面の上部から、径方向外側へ向けて突出している。すなわち、本実施形態では、突出部54の径方向内側の面および径方向外側の面のうち、コイル213と反対側の面から、案内突起55が突出している。このようにすれば、コイル213から引き出された導線70の撓みを、抑制しやすい。
また、本実施形態では、1つの突出部54から、一対の案内突起55が突出している。そして、一対の案内突起55の間に、第1案内溝71が設けられている。図8に示すように、第1案内溝71は、一対の案内突起55の互いに対向する面と、突出部54の径方向外側の面とで、構成されている。
本実施形態では、一対の案内突起55の互いに対向する面が、一対の内側対向面551と、内側対向面551より径方向外側に位置する一対の外側対向面552とを有している。一対の内側対向面551は、互いに略平行に広がっている。一対の外側対向面552は、径方向外側に向かうにつれて、周方向に互いに離れるように、広がっている。内側対向面551の径方向内側の端部は、突出部54の径方向外側の面と繋がっている。内側対向面551の径方向外側の端部は、外側対向面552の径方向内側の端部と繋がっている。そして、外側対向面552の径方向外側の端部は、案内突起55の径方向外側の面と繋がっている。
すなわち、第1案内溝71は、内側溝711と外側溝712とを含んでいる。外側溝712は、一対の外側対向面552により構成されている。外側溝712の幅は、金属端子214側へ近づくにつれて狭まっている。内側溝711は、外側溝712の金属端子214側の端部から、さらに金属端子214側へ凹んでいる。内側溝711は、一対の内側対向面551と、突出部54の径方向外側の面とで構成されている。
図5および図8に示すように、導線70の一部分は、内側溝711内に配置される。図8では、モータ1の製造工程において、内側溝711に配置される直前の導線70の位置を鎖線で示し、内側溝711へ向かう導線70の移動経路を破線で示している。上述の通り、外側溝712の周方向の幅は、径方向内側へ向かうにつれて縮小している。このため、外側対向面552に沿って、導線70を内側溝711へ容易に案内することができる。また、内側溝711の周方向の幅は、径方向位置に拘わらず略一定である。これにより、内側溝711内に配置された導線70の径方向外側への移動が制限され、導線70の位置が安定する。
また、図5に示すように、本実施形態のインシュレータ212は、第2絶縁部52と案内突起55との間に位置する第2案内溝72を有する。第2案内溝72は、第2絶縁部52の上面と、突出部54の径方向外側の面と、案内突起55の下面とで構成されている。そして、第2案内溝72内に、導線70の一部分が配置されている。このようにすれば、導線70の当該部分が、第2絶縁部52と案内突起55との間に位置決めされる。したがって、導線70を案内突起55の下方位置から案内突起55に沿わせて、第1案内溝71内へ延ばすことができる。また、導線70の当該部分とステータコア211との間に第2絶縁部52が介在する。これにより、導線70とステータコア211とが、電気的に絶縁される。
案内突起55により、導線70を開口210側へ無理なく向かわせるためには、案内突起55と開口210との位置関係を、適切に設定することが好ましい。具体的には、案内突起55の導線70側の面である径方向外側の面の周方向位置、または、案内突起55の表面のうち導線70と接触する部分の周方向位置と、開口210の周方向位置とが、少なくとも部分的に重なっていることが好ましい。
ここで、図5を参照しながら、導線70の配置経路について改めて説明する。前述の通り、本実施形態では、1つのコアピース411の上方に、3つの突出部54が配置されている。そして、3つの突出部54のそれぞれに、金属端子214が固定されている。説明の便宜のため、以降、図5中の左右方向を用いて説明する。例えば、3つの突出部54のうち、図5中左から右に向かって順に、「左の突出部54」、「中央の突出部54」、「右の突出部54」と称する。3つの金属端子214や、3つのキャップ部60についても同様とする。また、3つの突出部54および3つの金属端子214の下方にあるコアピース411を「中央のコアピース411」と称し、中央のコアピース411の右側および左側に隣接するコアピース411を、「右側のコアピース411」および「左側のコアピース411」とそれぞれ称する。
本実施形態のモータ1は、三相同期モータである。したがって、3つの金属端子214に、U相、V相、W相に対応する3本の導線70が、それぞれ電気的に接続される。そして、当該3つの金属端子214が、ケーシング22の外部において、回路基板24と電気的に接続される。
本実施形態では、中央のコアピース411のティース42に巻かれたコイル213(以下、中央のコイル213と称する)から延びる導線70が、中央の突出部54と右側の突出部54との間から第2案内溝72内へと引き出される。そして、右側の案内突起55の下方から右側の案内突起55に沿って上方へ向きを変える。その後、第1案内溝71から開口210を通って、中央のキャップ部60の内側へ至っている。また、導線70の端部は、キャップ部60の柱部62の内側の接続空間90において、金属端子214に絡げられている。なお、中央のコイル213から延びる導線70は、中央の突出部54と左側の突出部54との間から引き出されていてもよい。
また、中央のコイル213よりも右側に位置するコイル213から延びる導線70は、右側の突出部54の右側から第2案内溝72内へと引き出される。そして、右側の案内突起55の下方から右側の案内突起55に沿って上方へ向きを変える。その後、第1案内溝71から開口210を通って、右側のキャップ部60の内側へ至っている。同様に、中央のコイル213よりも左側に位置するコイル213から延びる導線70は、左側の突出部54の左側から第2案内溝72内へと引き出される。そして、左側の案内突起55の下方から左側の案内突起55に沿って上方へ向きを変える。その後、第1案内溝71から開口210を通って、左側のキャップ部60の内側へ至っている。
本実施形態では、柱部62が、インシュレータ212側ではなく、保護部材215側に設けられている。このため、金属端子214と導線70との接続時には、柱部62を含む保護部材215が無い状態で、金属端子214に導線70を絡げることができる。これにより、金属端子214に対する導線70の接続作業が、容易となる。
また、本実施形態では、第1案内溝71が軸方向に延びている。また、3つのキャップ部60の切欠部63は、それぞれ、第1案内溝71と周方向に重なる位置に配置されている。すなわち、3つの開口210と、3つの第1案内溝71とが、それぞれ、同一の周方向位置に配置されている。このため、第1案内溝71から開口210へ、導線70を案内しやすい。また、本実施形態では、各金属端子214と各第1案内溝71とが、同一の周方向位置に配置されている。このため、導線70が第1案内溝71の左右どちら側から延びている場合であっても、導線70を開口210内へ案内しやすい。
なお、導線70が引き出される向きに拘わらず、導線70を開口側へ案内しやすくするためには、開口210および金属端子214の一方または両方と、第1案内溝71とが、少なくとも部分的に同一の周方向位置に配置されていればよい。
このように、本実施形態のモータ1では、導線70が、インシュレータ212の案内突起55に沿って配置されている。すなわち、コイル213から保護部材215のキャップ部60内へと向かう導線70の経路の一部分が、案内突起55により位置決めされている。これにより、インシュレータ212と保護部材215との間に導線70が挟まることを、防止できる。その結果、保護部材215の位置ずれと、それに伴うケーシング22の成型不良とを、より防止できる。また、導線70の破断もより防止できる。
<2−4.インサート成型時の様子について>
続いて、ケーシング22のインサート成型時の様子について説明する。既述の通り、ケーシング22は、ステータコア211と、金属端子214と、保護部材215とをインサート部品とする樹脂成型品である。図9は、第2実施形態に係るケーシング22のインサート成型時の断面図である。図9では、溶融樹脂の供給経路を矢印で示している。
図9に示すように、ケーシング22をインサート成型する際には、まず、ステータ21、金属端子214、および保護部材215を、金型80の内部に挿入する。そして、当該金型80の内部空間に溶融樹脂を流し込む。このとき、保護部材215の蓋部61の上面に、金型80が接触する。これにより、金型80内において、蓋部61の上部空間には溶融樹脂が流入しない。その結果、金属端子214の蓋部61より上側に突出した部分が、成型後のケーシング22から露出する。
ここで、図6および図9に示すように、本実施形態の蓋部61の上面は、内側上面611、段差面612、および外側上面613を含んでいる。内側上面611は、貫通孔610の周囲において軸方向に対して略垂直に拡がっている。段差面612は、内側上面611の外周部から下方へ向けて、略円筒状に延びている。外側上面613は、段差面612の下端部の周囲において、軸方向に対して垂直に拡がっている。
図9に示すように、ケーシング22の成型時において、金型80は、外側上面613および段差面612に接触する。このため、外側上面613および段差面612の2つの面において、溶融樹脂の流入が抑制される。仮に、外側上面613と金型80との間に溶融樹脂が僅かに流入した場合であっても、段差面612と金型80とにより、内側上面611の上側の空間への溶融樹脂の流入は、防止される。したがって、少なくとも内側上面611は、ケーシング22から露出する。すなわち、金属端子214の付近への溶融樹脂の流れ込みが抑制される。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図10は、一変形例に係るモータの部分縦断面図である。図10の例では、保護部材215Bの柱部62Bと、インシュレータ212Bの外周面との間に、開口210Bが形成されている。すなわち、図10の例では、開口210Bが、下向きに開かれている。このような構造であっても、案内突起55Bに沿って導線70Bを配置すれば、インシュレータ212Bと保護部材215Bとの間に導線70Bが挟まることを、防止できる。
また、上記の実施形態では、第1案内溝71が軸方向に延びていたが、本発明はこれに限られない。例えば、開口および金属端子の一方または両方と、第1案内溝とが、異なる周方向位置に配置されていてもよい。そして、第1案内溝が、上方へ向かうにつれて、その周方向位置が開口へ接近するように延びていてもよい。このようにすれば、開口へ向けて導線を斜めに配置できる。その結果、導線の長さを抑制できる。
また、上記の実施形態では、金属端子214に導線70を絡げることによって、金属端子214と導線70とを電気的に接続していたが、金属端子と導線とを接続する手段は、半田付けや導電性接着剤等であってもよい。また、熱カシメにより、金属端子と導線とを電気的に接続してもよい。
図11は、他の変形例に係るモータの部分縦断面図である。図11の例では、保護部材215Cの蓋部61Cの下面に、凹部614Cが設けられている。凹部614Cは、金属端子214Cの周囲に位置している。すなわち、金属端子214Cは、凹部614C内を上下に貫通している。そして、凹部614C内の空間の少なくとも一部分が、開口210Cより上側に位置している。
このようにすれば、金属端子214Cに絡げられた導線70Cまたは導線70Cに付着した半田が、設計上の位置より上方にはみ出したとしても、導線70Cまたは半田が蓋部61Cの下面に接触することを、抑制できる。したがって、導線70Cまたは半田と蓋部61Cとの接触により、保護部材215Cの位置が上方へずれることを、抑制できる。その結果、ケーシング22Cの成型不良を、より抑制できる。
なお、蓋部の下面に凹部が設けられていなくとも、蓋部の下に、導線または半田との強い接触を避けるための空間が用意されていれば、保護部材の上方への位置ずれを抑制できる。このため、蓋部の下面のうち、少なくとも金属端子の周囲に位置する部分が、開口より上側に位置していることが好ましい。
図12は、他の変形例に係るステータコア211Dの上部、インシュレータ212D、金属端子214D、保護部材215D、および導線70Dを、径方向外側から見た図である。図13は、インシュレータ212D、コイル213D、金属端子214D、および導線70Dの部分上面図である。図12および図13の例では、柱部62Dが、保護部材215D側ではなく、インシュレータ212D側に設けられている。すなわち、インシュレータ212Dの突出部54Dが、突出部本体541Dと、柱部62Dとを有する。金属端子214Dの下端部は、突出部本体541Dに取り付けられている。柱部62Dは、突出部本体541Dからさらに上方へ突出する。すなわち、突出部本体541Dの上面は、柱部62Dの上面より低い。柱部62Dの上端部は、蓋部61Dのみからなる保護部材215Dの下面に接触する。
この場合、保護部材215Dと、突出部本体541Dと、柱部62Dとにより囲まれた空隙が、導線70Dを通す開口210Dとなる。コイル213Dから延びる導線70Dは、開口210Dを通って、柱部62D内の接続空間90Dに達する。これにより、柱部62Dと保護部材215Dとの間に導線70Dが挟まることを、防止できる。その結果、保護部材215Dの位置ずれと、それによるケーシングの成型不良とを防止できる。また、柱部62Dと保護部材215Dとの間に導線70Dが挟まることにより、導線70Dが破断することも、防止できる。
図12および図13の例では、案内突起が無くても、コイル213Dから開口210Dまでの導線70の経路上に、インシュレータ212Dと保護部材215Dとの接触箇所が介在しない。このため、案内突起を省略し、かつ、柱部62Dと保護部材215Dとの間に導線70Dが挟まることを、防止できる。
また、図12および図13の例では、金属端子214Dよりも径方向外側に、開口210Dが設けられている。すなわち、中心軸から金属端子214Dまでの距離を半径とする円筒面91Dに対して、コイル213Dとは反対側に、開口210Dが位置する。このため、コイル213Dから突出部54Dの径方向外側へ導線70Dの端部を引き出した後、開口210Dを通って接続空間90Dへ導線70Dを導入することができる。これにより、導線70Dの撓みを抑制できる。
また、図12および図13の例では、保護部材215Dを、蓋部61Dのみで構成することができる。これにより、保護部材215Dの軸方向の寸法を抑制できる。また、金属端子214Dと導線70Dとの接続箇所は、柱部62Dの上端部より低い場所に位置する。このように、金属端子214Dと導線70Dとを、インシュレータ212Dの上端部より低い位置で接続できるため、モータの軸方向の寸法を抑えることができる。
図14は、他の変形例に係るインシュレータ212E、コイル213E、金属端子214E、および導線70Eの部分上面図である。図14の例では、金属端子214Eの径方向内側のみに、柱部62Eが配置されている。このようにすれば、上記の実施形態より、開口210Eを広くとることができる。また、柱部62Eと保護部材との接触面積が小さくなる。したがって、柱部62Eと保護部材との間に導線70Eが挟まることを、より防止できる。
図15は、他の変形例に係るインシュレータ212F、コイル213F、金属端子214F、および導線70Fの部分上面図である。図15の例では、インシュレータ212Fに、第3案内溝73Fが設けられている。第3案内溝73Fは、突出部54Fの上面において、径方向に延びている。図15の例では、第3案内溝73Fが、インシュレータ212Fの柱部62Fを径方向に貫いている。そして、コイル213Fから延びる導線70Fの一部分が、第3案内溝73Fに配置されている。このようにすれば、導線70Fの周方向の位置ずれを、より抑制できる。したがって、隣り合うコイル213Fから引き出された導線70F同士の接触を防止できる。また、導線70Fの経路がより制限されるため、インシュレータ212Fと保護部材との間に導線70Fが挟まることを、より防止できる。
また、上記の実施形態では、ステータ21の径方向内側にマグネット322が配置された、いわゆるインナロータ型のモータ1について説明したが、本発明のモータは、ステータの径方向外側にマグネットが配置された、いわゆるアウタロータ型のモータであってもよい。
アウタロータ型のモータの場合には、複数のティースが、コアバックから径方向外側へ向けて突出する。したがって、突出部54は、コイル213の径方向内側に配置される。その場合、案内突起55は、突出部54の径方向内側の面から突出していることが好ましい。また、金属端子よりも径方向内側に、開口が設けられていることが好ましい。
また、インナロータ型とアウタロータ型とに拘わらず、案内突起は、突出部の径方向外側の側面、径方向内側の側面、周方向の側面、および軸方向端面のいずれから突出していてもよい。
また、上記の実施形態では、1つのインシュレータ212から延びる突出部54の数が3つであったが、1つのインシュレータから延びる突出部の数は、1〜2個または4個以上であってもよい。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、モータに利用できる。
1,1A モータ
2,2A 静止部
3,3A 回転部
9,9A 中心軸
21,21A ステータ
22,22A,22C ケーシング
24 回路基板
41,41A コアバック
42,42A ティース
51,51A 第1絶縁部
52,52A 第2絶縁部
53,53A 第3絶縁部
54,54A,54D,54F 突出部
55,55A,55B 案内突起
60 キャップ部
61,61A,61C,61D 蓋部
62,62A,62B,62D,62E,62F 柱部
63 切欠部
64 連結部
70,70A,70B,70C,70D,70E,70F 導線
71 第1案内溝
72 第2案内溝
73F 第3案内溝
90,90A,90D 接続空間
210,210A,210B,210C,210D,210E 開口
211,211A,211D ステータコア
212,212A,212B,212D,212E,212F インシュレータ
213,213A,213D,213E,213F コイル
214,214A,214C,214D,214E,214F 金属端子
215,215A,215B,215C,215D 保護部材
411 コアピース
541D 突出部本体
551 内側対向面
552 外側対向面
610 貫通孔
611 内側上面
612 段差面
613 外側上面
614C 凹部
711 内側溝
712 外側溝

Claims (30)

  1. 静止部と、
    上下に延びる中心軸を中心として回転可能に支持される回転部と、
    を有し、
    前記静止部は、
    前記中心軸を囲んで配置された環状のコアバックと、
    前記コアバックから径方向内側または径方向外側へ向けて突出する複数のティースと、
    前記ティースの軸方向の両端面および周方向の両面を覆う第1絶縁部と、前記コアバックの上面の少なくとも一部分を覆う第2絶縁部と、前記コアバックの下面の少なくとも一部分を覆う第3絶縁部と、前記第2絶縁部から上方へ向けて突出する突出部とをもつ樹脂製のインシュレータと、
    前記第1絶縁部を介して前記ティースに巻かれた導線からなるコイルと、
    前記突出部に取り付けられてその上端部が前記突出部より上側に位置し、前記導線の端部と電気的に接続される金属端子と、
    前記金属端子の一部分を覆う樹脂製の保護部材と、
    前記コアバック、前記ティース、前記インシュレータ、前記コイル、前記金属端子、および前記保護部材をインサート部品とする樹脂成型品であるケーシングと、
    を有し、
    前記保護部材は、
    前記金属端子が軸方向に貫通する蓋部
    を有し、
    前記金属端子の上端部は、前記蓋部の上面より上側に位置し、
    前記蓋部より下側に位置し、前記金属端子の周囲の一部分において軸方向に延びる柱部を、前記保護部材または前記インシュレータは有し、
    前記蓋部と前記インシュレータとの間、かつ、前記柱部より前記金属端子側に、前記金属端子と前記導線との接続箇所が配置される接続空間が存在し、
    前記柱部は、開口を有し、
    前記導線は、前記開口を通って前記接続空間に達し、
    前記開口は、少なくとも前記導線の断面より大きいモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記開口は、前記中心軸から前記金属端子までの距離を半径とする円筒面に対して、前記コイルとは反対側に位置するモータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータにおいて、
    前記保護部材は、前記金属端子が貫通する貫通孔を有し、
    前記保護部材の前記貫通孔を構成する面が、前記金属端子の全周を囲むモータ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記蓋部の上面の少なくとも一部分が、前記ケーシングの表面から露出しているモータ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記保護部材が前記柱部を有し、
    前記柱部は、前記蓋部の下面から下側へ向けて延び、
    前記柱部の下端部は、前記突出部の上端部と接触し、
    前記開口は、前記突出部と、前記蓋部と、前記柱部とにより囲まれた空隙であるモータ。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記インシュレータの前記突出部が、
    前記金属端子が取り付けられる突出部本体と、
    前記突出部本体からさらに上方へ突出する前記柱部と、
    を有し、
    前記突出部本体の上面は、前記柱部の上面より低く、
    前記柱部の上端部は、前記保護部材と接触し、
    前記開口は、前記保護部材と、前記突出部本体と、前記柱部とにより囲まれた空隙であるモータ。
  7. 請求項5に記載のモータにおいて、
    前記インシュレータは、前記突出部から突出した案内突起を有し、
    前記導線は、前記案内突起の下方から前記案内突起に沿って上方へ向きを変え、前記開口を通って前記接続空間へ至り、前記接続空間において、前記金属端子に接続されているモータ。
  8. 請求項7に記載のモータにおいて、
    前記保護部材の下端部は、前記突出部の上面に接触し、
    前記案内突起は、前記開口より下側に位置するモータ。
  9. 請求項7または請求項8に記載のモータにおいて、
    前記案内突起の導線側の面の周方向位置、または、前記案内突起の表面のうち前記導線と接触する部分の周方向位置と、前記開口の周方向位置とが、少なくとも部分的に重なるモータ。
  10. 請求項7から請求項9までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記案内突起は、前記突出部の径方向内側および径方向外側の面のうち、前記コイルと反対側の面から突出しているモータ。
  11. 請求項7から請求項10までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記インシュレータは、一対の前記案内突起を有し、
    前記導線の一部分が、一対の前記案内突起の間に位置する第1案内溝に配置されているモータ。
  12. 請求項11に記載のモータにおいて、
    前記開口および前記金属端子の一方または両方と、前記第1案内溝とが、少なくとも部分的に同一の周方向位置に配置され、
    前記第1案内溝は、軸方向に延びているモータ。
  13. 請求項11に記載のモータにおいて、
    前記開口および前記金属端子の一方または両方と、前記第1案内溝とが、異なる周方向位置に配置され、
    前記第1案内溝は、上方へ向かうにつれて、その周方向位置が前記開口へ接近するモータ。
  14. 請求項11から請求項13までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記第1案内溝は、前記金属端子側へ近づくにつれて幅が狭まるモータ。
  15. 請求項11から請求項13までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記第1案内溝は、
    前記金属端子側へ近づくにつれて幅が狭まる外側溝と、
    前記外側溝の前記金属端子側の端部からさらに金属端子側へ凹む内側溝と、
    を含み、
    前記導線の一部分は、前記内側溝に配置されているモータ。
  16. 請求項7から請求項15までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記保護部材は、前記柱部の内側空間と外側空間とを径方向に連通する切欠部を有し、
    前記切欠部が、前記開口であるモータ。
  17. 請求項7から請求項16までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記第2絶縁部と前記案内突起との間に位置する第2案内溝に、前記導線の一部分が配置されているモータ。
  18. 請求項6に記載のモータにおいて、
    前記柱部の少なくとも一部は、前記金属端子の径方向内側に位置し、
    前記金属端子と前記導線との接続箇所は、前記柱部の上端部より低い場所に位置するモータ。
  19. 請求項18に記載のモータにおいて、
    前記柱部は、前記金属端子の径方向内側から前記金属端子の周方向両側までの範囲に亘って存在するモータ。
  20. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記金属端子は、前記貫通孔に圧入されているモータ。
  21. 請求項1から請求項20までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記インシュレータは、
    前記突出部の上面において径方向に延びる第3案内溝
    をさらに有し、
    前記導線の一部分が、前記第3案内溝に配置されているモータ。
  22. 請求項1から請求項21までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記インシュレータは、複数の前記突出部を有し、
    前記複数の突出部が、周方向に間隔をあけて配置されているモータ。
  23. 請求項1から請求項22までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記接続空間において、前記導線の端部が、前記金属端子に絡げられているモータ。
  24. 請求項1から請求項23までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記蓋部は、
    前記金属端子の周囲において軸方向に対して略垂直に広がる内側上面と、
    前記内側上面の外周部から下方へ向けて延びる略円筒状の段差面と、
    前記段差面の下端部の周囲において、軸方向に対して略垂直に広がる外側上面と、
    を含み、
    少なくとも前記内側上面が、前記ケーシングから露出しているモータ。
  25. 請求項1から請求項24までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記蓋部の下面のうち、少なくとも前記金属端子の周囲に位置する部分が、前記開口より上側に位置しているモータ。
  26. 請求項25に記載のモータにおいて、
    前記保護部材は、前記蓋部の下面に凹部を有し、
    前記凹部は、前記金属端子の周囲に位置し、
    前記凹部内の空間の少なくとも一部分が、前記開口より上側に位置しているモータ。
  27. 請求項1から請求項26までのいずれかに記載のモータにおいて、
    複数の前記金属端子を有し、
    前記保護部材は、
    複数の前記金属端子のそれぞれの一部分を覆う複数のキャップ部と、
    複数の前記キャップ部を繋ぐ連結部と、
    を有するモータ。
  28. 請求項27に記載のモータにおいて、
    前記コアバックは、周方向に配列された複数のコアピースにより構成され、
    複数の前記コアピースのそれぞれから前記ティースが延び、
    複数の前記金属端子が、1つの前記コアピースの上側に位置しているモータ。
  29. 請求項27に記載のモータにおいて、
    前記コアバックは、周方向に配列された複数のコアピースにより構成され、
    複数の前記コアピースのそれぞれから前記ティースが延び、
    複数の前記金属端子が、互いに別の前記コアピースの上側に位置しているモータ。
  30. 請求項1から請求項29までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記静止部は、
    前記コイルに駆動電流を供給する回路が搭載された回路基板
    をさらに有し、
    前記ケーシングの外部において、前記金属端子と前記回路とが電気的に接続されているモータ。
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