JP6858925B2 - 駆動回路搭載電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、内回転式の駆動回路搭載電動機に関するものである。
内部に永久磁石を有する回転子を備えた駆動回路搭載電動機において、内部に駆動回路を搭載する場合は、固定子、コイル、回転軸および回転軸を保持するベアリングに干渉しない位置に駆動回路を配置しなくてはならない。回転軸およびベアリングは、円筒形状を有する駆動回路搭載電動機の半径方向における中心部にあり、回転軸およびベアリングの位置を避けて大型の駆動回路を配置しようとすると、駆動回路搭載電動機の半径方向の寸法を大きくする必要がある。
特許文献1には、電動機のスペース的に広い中心部を利用して回路基板を搭載する駆動回路搭載電動機であり、駆動回路が搭載された回路基板がブラケットの軸方向の外側に取り付けられたモータが開示されている。特許文献1に開示されたモータにおいては、回転軸を支持する反負荷側の軸受けを保持するベアリングハウジングが、樹脂製のブラケットの軸方向の内方に突出した形に形成されている。また、固定子であるロータの位置を検出するためのロータ位置検出器を備えた回路基板が、ブラケットの軸方向の外側端面に取り付けられている。
特許第5473968号公報
ここで、上記特許文献1のモータによれば、ロータから発生する磁束によってロータの位置検出を行う。そして、ロータの位置検出の精度を向上させるためには、ロータ位置検出器を備えた回路基板とロータとを近づける必要がある。ここで、ブラケットの軸方向における、ロータの必要以上の大型化を抑えるためには回路基板をロータ側に近づける必要があり、固定子のコイルも回路基板に近づくことになる。そして、固定子のコイルが必要以上に回路基板の駆動回路に近づく場合には、ステータのコイルに電流を流すことで発生する電磁ノイズの増加による駆動回路の誤動作が発生してモータの駆動特性が劣化する懸念がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、内部の空間を有効活用し、大型化または特性の劣化を伴わずに大型の回路基板を搭載可能な駆動回路搭載電動機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる駆動回路搭載電動機は、外郭の内部に、中央に回転軸が固定された永久磁石を有する筒状形状の回転子と、回転子の外周側に配置され、鉄心と、巻枠を介して鉄心に巻回された複数のコイルとを有する固定子と、を備える。また、駆動回路搭載電動機は、回転軸の軸方向に沿った一方向を負荷側とし、回転軸の軸方向に沿った他方向を反負荷側とした場合に、回転軸を支持する反負荷側のベアリングと、回転子および固定子よりも反負荷側に配置されて、反負荷側のベアリングを保持するベアリングハウジングが負荷側に突出して設けられた金属製のブラケットと、軸方向においてブラケットよりも反負荷側に配置された反負荷側端子台と、反負荷側端子台における反負荷側に配置されて駆動回路が搭載された回路基板と、を備える。また、駆動回路搭載電動機は、外部電源と電気的に接続されて反負荷側端子台に配置される反負荷側端子と、巻枠からブラケットと反負荷側端子台とを貫通して反負荷側に延びて配設されて、コイルと回路基板とを電気的に接続する第1導電ピンと、巻枠からブラケットと反負荷側端子台とを貫通して反負荷側に延びて配設されて、反負荷側端子と回路基板とを電気的に接続する第2導電ピンと、を備える。
本発明にかかる駆動回路搭載電動機は、内部の空間を有効活用し、大型化または特性の劣化を伴わずに大型の回路基板を搭載可能である、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機の縦断面図 本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機の固定子を示す斜視図 本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機の絶縁部材を示す斜視図 本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機のブラケットを示す斜視図 本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機の反負荷側端子台を示す斜視図 本発明の実施の形態1にかかる反負荷側端子の他の形態を示す図 本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機における電気的な接続経路を模式的に示す図 本発明の実施の形態2にかかる駆動回路搭載電動機の縦断面図 本発明の実施の形態2にかかる駆動回路搭載電動機の負荷側端子台を示す組立後の斜視図 本発明の実施の形態2にかかる駆動回路搭載電動機における電気的な接続経路を模式的に示す図 本発明の実施の形態3にかかる駆動回路搭載電動機の縦断面図 本発明の実施の形態3にかかる駆動回路搭載電動機の埋込磁石型回転子を示す上面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる駆動回路搭載電動機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100の縦断面図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100の固定子1を示す斜視図である。なお、図2においては、コイル6が巻回されていない状態を示している。
本実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100は、回転子2が固定子1の中で回る内回転式の永久磁石同期電動機である。駆動回路搭載電動機100は、駆動回路搭載電動機100の外郭を構成するフレーム7とカバー22とを備える。また、駆動回路搭載電動機100は、フレーム7とカバー22とで構成される外郭の内部に、筒状形状を呈する固定子1と、筒状形状を呈して固定子1の内側に配置される回転子2と、回転子2に連結されて回転子2の中心軸2aに沿って延びる回転軸3と、を備える。固定子1と回転子2と回転軸3とは、同軸状に配設されている。以下、固定子1と回転子2と回転軸3との軸方向を単に軸方向と呼ぶ場合がある。また、固定子1と回転子2と回転軸3との軸方向を中心軸とした径方向を単に径方向と呼ぶ場合がある。
回転軸3の一端3a側は、フレーム7の外部に突出している。フレーム7の外部に突出した回転軸3の一端3a側には、図示しない負荷が接続される。以下では、回転軸3の軸方向に沿った方向において、回転軸3がフレーム7の外部に突出した一方向側、すなわち図1における下側を負荷側と呼び、回転軸3がフレーム7の外部に突出した方向と反対方向である他方向側、すなわち図1における上側を反負荷側と呼ぶ場合がある。
固定子1は、筒状形状を呈し、固定子鉄心4とインシュレータ5とコイル6とを有する。固定子1は、駆動回路搭載電動機100の外郭となるフレーム7に圧入され、回転子2の周囲に配設されている。固定子1は、薄い電磁鋼板が多数積層されて構成された固定子鉄心4と、固定子鉄心4のティースに設けられた貫通孔である2つの固定子スロット1aの間にマグネットワイヤが複数ターン巻回された固定子巻線である複数のコイル6とから構成されている。すなわち、コイル6は、固定子鉄心4の周りに配置された巻枠にマグネットワイヤが巻回されて構成されている。マグネットワイヤは、絶縁体からなる巻枠であるインシュレータ5を介して、2つの固定子スロット1aの間に巻回されている。
また、インシュレータ5の上面、すなわちインシュレータ5の反負荷側には、コイル6と後述する回路基板20とを電気的に接続するためのコイル接続用導電ピンである第1導電ピン8aと、回路基板20を図示しない外部電源に電気的に接続するための外部電源接続用導電ピンである第2導電ピン8bと、が延びて立てられている。第1導電ピン8aと、第2導電ピン8bとは、それぞれインシュレータ5の上面に挿されている。第1導電ピン8aは、コイル6の端部が複数回にわたって巻回されており、はんだ付けによりコイル6の端部と電気的接続がなされている。
コイル6は、固定子鉄心4の隣り合う2つの固定子スロット1aに巻回された集中巻により構成されている。集中巻は、コイル6が2つ以上離れた固定子スロット1aに巻回される分布巻よりも、固定子1の軸方向におけるコイル6の寸法を小さくできる。このため、集中巻で構成されたコイル6は、駆動回路搭載電動機100の外径寸法を小さくできるメリットがある。
駆動回路搭載電動機100では、集中巻で構成されたコイル6を採用し、回路基板20を搭載しながらも、分布巻で構成されたコイルを用いる場合と同等の外径寸法に収めることが可能なため、分布巻で構成されたコイルを採用している永久磁石同期電動機との置き換えに適している。
回転子2は、回転軸3の軸方向において回転子2を挟んだ位置に配置された軸受けである2つのベアリングによって、回転可能に支持されている。すなわち、回転子2は、第1の軸受けである第1ベアリング10aおよび第2の軸受けである第2ベアリング10bによって、回転可能に支持されている。
軸受けのうちの負荷側の第1ベアリング10aは、外郭を構成するフレーム7の中央部に形成された凹部に外輪が嵌め込まれて固定され、内輪が回転軸3に嵌め込まれて固定されている。すなわち、第1ベアリング10aは、フレーム7に設けられた第1の軸受けハウジングである第1ベアリングハウジング11aの内周面により外輪が支持されている。第1ベアリングハウジング11aは、回転軸3の軸方向においてフレーム7の内部側、すなわち反負荷側に突出して、環状に形成されている。
軸受けのうちの反負荷側の第2ベアリング10bは、回転子2の反負荷側において第2ベアリング10bを支持する金属製のブラケット9の中央部に形成された凹部に外輪が嵌め込まれて固定され、内輪が回転軸3に嵌め込まれて固定されている。すなわち、第2ベアリング10bは、ブラケット9に備えられた第2の軸受けハウジングである第2ベアリングハウジング11bにより外輪が支持されている。ブラケット9の第2ベアリングハウジング11bは、回転軸3の軸方向においてブラケット9の内部側、すなわち負荷側に突出して環状に形成されている。そして、ブラケット9の軸方向における端面、すなわちブラケットの反負荷側の端面9aは概ねフラットな面となっている。
回転子2の外径と固定子1の内径との間には、微少な間隙が全周にわたって均一となるように形成されている。回転子2は、永久磁石を有している。すなわち、回転子2は、樹脂に永久磁石の原料を混合して成形することによって作製されたプラスチックマグネットであり、N極とS極が交互に入れ替わる磁極を外径側に、外周方向において等間隔に有している。なお、回転子2は、全体がプラスチックマグネットによって成ることが好ましいが、一部がプラスチックマグネットでなくてもよい。すなわち、回転子2は、プラスチックマグネットを有して構成されている。回転子2の中央には、回転軸3が挿入されている。
図3は、本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100の絶縁部材16を示す斜視図である。インシュレータ5の反負荷側の端面および側面には、第1導電ピン8aが貫通する孔および第2導電ピン8bが貫通する孔を備えた絶縁部材16が、固定子1と同軸状に配設されている。絶縁部材16は、平坦部16aと側面部16bと突出部16cとを有する。平坦部16aは、インシュレータ5の外径とほぼ等しい径を有し、インシュレータ5の反負荷側を覆う。側面部16bは、インシュレータ5の外径よりも大きな内径を有し、平坦部16aから延在してインシュレータ5の側面を覆う。突出部16cは、平坦部16aから反負荷側に突出して設けられ、第1導電ピン8aまたは第2導電ピン8bが貫通する孔を備え、突出部16cを貫通した第1導電ピン8aおよび第2導電ピン8bを保護する。
図4は、本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100のブラケット9を示す斜視図である。絶縁部材16の反負荷側には、第1導電ピン8aまたは第2導電ピン8b、および絶縁部材16の突出部16cが貫通する貫通孔9bを備えた金属製のブラケット9が配設されている。回転軸3の軸方向におけるブラケットの反負荷側の端面9a、すなわちブラケット9の上面は、概ねフラットな面となっている。
駆動回路搭載電動機100においては、金属製のブラケット9が絶縁部材16の反負荷側に配置されることで、固定子1のコイル6に電流を流すことで発生する電磁ノイズがブラケット9で反射または吸収される。このため、駆動回路搭載電動機100においては、電磁ノイズをブラケット9で遮断することができ、上記電磁ノイズがブラケット9よりも反負荷側に悪影響を及ぼすことを防止できる。
図5は、本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100の反負荷側端子台13aを示す斜視図である。ブラケットの反負荷側の端面9a上には、第1導電ピン8aまたは第2導電ピン8b、および絶縁部材16の突出部16cが貫通する孔を備えた第1の端子台である反負荷側端子台13aが配設されている。反負荷側端子台13aは、ブラケットの反負荷側の端面9aの外径とほぼ等しい外径を有し、ブラケットの反負荷側の端面9aを覆って、ブラケット9と同軸状に配設されている。すなわち、反負荷側端子台13aは、軸方向においてブラケット9の反負荷側に配設されている。反負荷側端子台13aは、円形を有する浅底容器状に、樹脂等の絶縁材料により形成されている。
反負荷側端子台13aには、第1導電ピン8aまたは第2導電ピン8bが貫通する孔を備えて結線に使用される複数個の反負荷側端子14aが反負荷側端子台13aに設けられた凹部に収納されて配設される。また、反負荷側端子台13aには、反負荷側端子14aから図示しない外部電源に接続される電源リード線17が反負荷側端子台13aに設けられた凹部に収納されて配設される。また、反負荷側端子台13aには、駆動回路が搭載されて駆動回路搭載電動機100の駆動を制御する回路基板20が、後述する周壁19の内周面23に沿って反負荷側端子台13aの内底面21から反負荷側に突出して設けられた突出部24上に配置されている。すなわち、回路基板20は、反負荷側端子台13aにおける反負荷側、より詳細には反負荷側端子台13aの内部であって反負荷側端子台13aよりも反負荷側に配置されている。
第1導電ピン8aおよび第2導電ピン8bは、反負荷側端子台13aの底を貫通して軸方向において反負荷側に突出する。そして、反負荷側端子台13aでは、第1導電ピン8a、第2導電ピン8b、電源リード線17、回路基板20の駆動回路の電気的な結線が反負荷側端子14aを用いて行われる。第2導電ピン8bと反負荷側端子14aとは、はんだ付けまたは溶接により電気的接続がなされる。反負荷側端子14aと電源リード線17とは、はんだ付けまたは溶接により電気的接続がなされる。
反負荷側端子14aは、反負荷側端子14aを収納する凹部である端子収納部18aに収納された状態で配置されている。端子収納部18aの深さは、反負荷側端子14aの厚み寸法以上の深さとされており、端子収納部18aに収納された反負荷側端子14aは、反負荷側端子台13aの内底面21から突出することがない。
図6は、本発明の実施の形態1にかかる反負荷側端子14aの他の形態を示す図である。反負荷側端子14aは、図5に示すような板状の端子ではなく、図6に示すような丸形の圧着端子を用いることも可能である。この場合も、反負荷側端子台13aにおいて、第2導電ピン8b、電源リード線17、および回路基板20の駆動回路の電気的な結線を、反負荷側端子14aを用いて行うことが可能である。
電源リード線17は、電源リード線17を収納する溝である電源リード線収納溝18bに収納された状態で、反負荷側端子台13aの外部まで引き回されている。電源リード線収納溝18bの深さは、電源リード線17の厚み寸法以上の深さとされており、電源リード線収納溝18bに収納された電源リード線17は、反負荷側端子台13aの内底面21から突出することがない。電源リード線収納溝18bは、溝1つに対して電源リード線17が1本までしか入らない高さに設定されることが好ましい。
図7は、本発明の実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100における電気的な接続経路を模式的に示す図である。駆動回路搭載電動機100においては、外部電源、電源リード線17、反負荷側端子14a、第2導電ピン8b、回路基板20、第1導電ピン8aおよびコイル6が、この順で電気的に接続されている。回路基板20には、電源リード線17、反負荷側端子14aおよび第2導電ピン8bを介して、外部電源から商用交流電圧が投入される。
回路基板20に外部から商用交流電圧を投入すると、回路基板20に搭載された電源回路により商用交流電圧が直流電圧に変換される。そして、回路基板20に搭載された駆動回路の制御回路で直流電圧に対してスイッチングが行われることで、第1導電ピン8aを介して固定子1のコイル6に特定の方向の電流が流れ、回転子2が回転する。コイル6に流す電流の方向は、回転子2の角度方向の位置により変化させる。回路基板20に搭載された駆動回路は、回転子2の磁束をコイル6が通過することにより発生する逆起電力の情報を元に、回転子2の位置を推測する。そして、駆動回路は、回転子2の位置によって特定のコイル6の特定の方向に電流を流すことで回転子2の回転制御を行う、センサレス駆動方式で回転子2の回転を制御する。
すなわち、駆動回路搭載電動機100は、例えば回転子2の位置を検出する、ホールセンサ、エンコーダ、レゾルバといった位置検出センサを用いない、いわゆる位置センサレス制御で駆動されるセンサレスモータである。なお、駆動回路搭載電動機100におけるセンサレス駆動方式は、上記の方法に限定されない。
反負荷側端子台13aの周囲は周壁19で囲まれている。電源リード線収納溝18bに配設された電源リード線17は、周壁19の一部が切り欠かれた切り欠き部19aから反負荷側端子台13aの外部に引き出されている。反負荷側端子台13aおよび反負荷側端子台13aの反負荷側に配置された回路基板20は、ブラケット9に嵌め込まれたカバー22で被覆され、部品の保護が図られている。カバー22には、電源リード線17を外部に引き出す引き出し部22aが設けられている。
駆動回路搭載電動機100では、回路基板20が配置された反負荷側端子台13aを、ブラケットの反負荷側の端面9aの反負荷側に配設することによって、回路基板20の駆動回路とコイル6との物理的距離を長く確保することができる。これにより、駆動回路搭載電動機100においては、固定子1のコイル6に電流を流すことで発生する電磁ノイズが、回路基板20の駆動回路に悪影響を及ぼすことを防止でき、電磁ノイズに起因した回路基板20の駆動回路の誤動作の発生を防止することができる。
また、本実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100では、金属製のブラケット9を絶縁部材16の反負荷側に配置することによって、固定子1のコイル6に電流を流すことで発生する電磁ノイズをブラケット9で反射または吸収させることができ、コイル6から反負荷側に向かう電磁ノイズをブラケット9で遮断することができる。これにより、駆動回路搭載電動機100においては、上記電磁ノイズが、ブラケット9よりも反負荷側に配置された回路基板20の駆動回路に悪影響を及ぼすことを防止でき、電磁ノイズに起因した回路基板20の駆動回路の誤動作の発生を防止することができる。
すなわち、駆動回路搭載電動機100では、固定子1のコイル6に電流を流すことで発生する電磁ノイズに起因した駆動特性の劣化が生じない。したがって、本実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100は、固定子1のコイル6に電流を流すことで発生する電磁ノイズに起因した回路基板20の駆動回路の駆動特性の劣化が防止され、誤動作を起こし難く駆動回路の駆動特性の良好な、安全性および品質を向上させた駆動回路搭載電動機が実現可能である。
また、本実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100では、ブラケット9の反負荷側において、ほぼ平坦な面とされたブラケットの反負荷側の端面9a上に、回路基板20が配置された反負荷側端子台13aが配置される。そして、反負荷側端子台13aは、ブラケットの反負荷側の端面9aの外径とほぼ等しい外径を有する。このため、大型の回路基板20を搭載する場合は、回転軸3および第2ベアリング10bとの接触を回避しつつ、回転軸3および第2ベアリング10bが配設されている駆動回路搭載電動機100の半径方向における中心領域を使用して回路基板20を配置することができる。これにより、駆動回路搭載電動機100では、駆動回路搭載電動機100の半径方向の大きさの小さい、小型の駆動回路搭載電動機が実現可能である。
また、駆動回路搭載電動機100では、より大型の回路基板20を搭載する場合でも、駆動回路搭載電動機100の半径方向の大きさを大型化することなく、より大型の回路基板20を搭載することが可能である。すなわち、駆動回路搭載電動機100は、内部の空間を有効活用して、より大型の回路基板20を搭載することが可能である。
また、樹脂製のブラケットを用いる場合、樹脂製のブラケットは、高い位置精度を必要とするベアリングハウジングの位置精度を得ることが難しい。このため、一般的に、ベアリングハウジングを備えた樹脂製のブラケットは、射出形成した後に切削工程を追加するか、または金属製のベアリングハウジングを一体形成することによって形成される。このため、樹脂製のブラケットは、コストが高くなる。また、樹脂製のブラケットは、回転軸3に受ける荷重に耐えなければならないため、厚肉化による成形時間の増加または強固な材料の選定によるコストの増加が懸念される。
これに対して、本実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100では、金属製のブラケット9を使用するため、樹脂製のブラケットを使用する場合と比べてコストを低く抑えつつ、上述した電磁ノイズの遮断効果が得られる。
したがって、本実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100によれば、内部の空間を有効活用し、固定子1のコイル6からの電磁ノイズに強く、大型化または特性の劣化を伴わずに大型の回路基板20を搭載可能な駆動回路搭載電動機が安価に得られる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2にかかる駆動回路搭載電動機200の縦断面図である。図9は、本発明の実施の形態2にかかる駆動回路搭載電動機200の負荷側端子台13bを示す組立後の斜視図である。本実施の形態2にかかる駆動回路搭載電動機200が実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100と異なる点は、第2の端子台である負荷側端子台13bを有している点と、第1導電ピン8aの代わりに第3導電ピン8cおよび第4導電ピン8dを有する点と、第2導電ピン8bの代わりに第5導電ピン8eを有する点である。すなわち、駆動回路搭載電動機200は、コイル6の反負荷側であって、インシュレータ5の反負荷側の端面上に、第4導電ピン8dが貫通する孔を備えて反負荷側端子台13aに対して相対的に負荷側に配置された端子台である負荷側端子台13bが配設されている。負荷側端子台13bは、固定子1の径方向における第2ベアリングハウジング11bの外側の領域に配設されている。
負荷側端子台13bは、円環形状を有する浅底容器状に、樹脂等の絶縁材料により形成されている。負荷側端子台13bの内径と第2ベアリングハウジング11bの外径とは、ほぼ等しく、負荷側端子台13bと第2ベアリングハウジング11bとは、軸心を一致させて配設されている。負荷側端子台13bは、第2ベアリングハウジング11bの外周側に圧入されている。また、負荷側端子台13bは、回転子2および固定子1とも軸心を一致させて配設されている。したがって、負荷側端子台13bは、ブラケットの反負荷側の端面9aと反負荷側のコイル6との間に、回転軸3の径方向における回転子2の外周側の領域から固定子1にわたって設けられている。
負荷側端子台13bには、第3導電ピン8cが貫通する孔および第4導電ピン8dが貫通する孔を備えて結線に使用される複数個の負荷側端子14bと、必要に応じてコイル6の過昇温を検知してコイル6の過昇温を防止するコイル6の過昇温防止装置である温度ヒューズ15とが、負荷側端子台13bに設けられた凹部に収納されて配設される。
第3導電ピン8cおよび第4導電ピン8dは、コイル6と回路基板20とを電気的に接続するためのコイル接続用導電ピンである。第3導電ピン8cは、インシュレータ5の反負荷側において、負荷側端子台13bの内底面に挿されて、反負荷側に延びて立てられている。第3導電ピン8cは、回路基板20の反負荷側まで軸方向に突出する。第3導電ピン8cは、負荷側端子台13bの内底面から負荷側端子14bと絶縁部材16とブラケット9と反負荷側端子台13aの底面と回路基板20とを貫通して反負荷側に延びて配設されて、回路基板20と負荷側端子14bとを電気的に接続する。
第4導電ピン8dは、インシュレータ5の上面、すなわちインシュレータ5の反負荷側の面に、反負荷側に延びて立てられている。第4導電ピン8dは、インシュレータ5から負荷側端子台13bの底面および負荷側端子14bを貫通して反負荷側に延びて配設されて、コイル6と負荷側端子14bとを電気的に接続する。第4導電ピン8dは、第1導電ピン8aと同様に、コイル6の端部が複数回にわたって巻回されており、はんだ付けによりコイル6の端部と電気的接続がなされている。一方、第3導電ピン8cにはコイル6の端部は巻回されていない。第3導電ピン8cは、負荷側端子14bおよび第4導電ピン8dを介してコイル6との電気的接続がなされており、直接はコイル6と電気的接続がなされていない。
第5導電ピン8eは、回路基板20を図示しない外部電源に電気的に接続するための外部電源接続用導電ピンである。第5導電ピン8eは、インシュレータ5の反負荷側において、負荷側端子台13bの内底面に挿されて、反負荷側に延びて立てられている。第5導電ピン8eは、回路基板20の反負荷側まで軸方向に突出する。第5導電ピン8eは、負荷側端子台13bの内底面から絶縁部材16とブラケット9と反負荷側端子台13aの底面と反負荷側端子14aと回路基板20とを貫通して反負荷側に延びて配設されて、反負荷側端子14aと回路基板20とを電気的に接続する。
したがって、本実施の形態2では、絶縁部材16には、第3導電ピン8cが貫通する孔および第5導電ピン8eが貫通する孔が設けられている。また、本実施の形態2では、ブラケット9には、第3導電ピン8cが貫通する孔および第5導電ピン8eが貫通する孔が設けられている。
そして、負荷側端子台13bでは、コイル6に接続された第4導電ピン8d、温度ヒューズ15、回路基板20の駆動回路に接続された複数の第3導電ピン8c、電動機内部に搭載される電子部品等の電気的な結線が負荷側端子14bを用いて行われる。第4導電ピン8dと負荷側端子14bとは、はんだ付けまたは溶接により電気的接続がなされている。第3導電ピン8cと負荷側端子14bとは、はんだ付けまたは溶接により電気的接続がなされている。また、負荷側端子14bと温度ヒューズ15とは、はんだ付けまたは溶接により電気的接続がなされている。複数個の負荷側端子14bは、配置された箇所によって、各々の電気的な結線対象が個別に設定されている。同様に、複数本の第3導電ピン8cは、配置された箇所によって、各々の電気的な結線対象が個別に設定されている。
図10は、本発明の実施の形態2にかかる駆動回路搭載電動機200における電気的な接続経路を模式的に示す図である。駆動回路搭載電動機200では、電源リード線17を介して外部電源と電気的に接続される反負荷側端子14aが反負荷側端子台13aに配設されている。第5導電ピン8eが、反負荷側端子14aと回路基板20とを電気的に接続している。すなわち、駆動回路搭載電動機200では、実施の形態1の場合と同様に、電源リード線17、回路基板20および反負荷側端子14aが反負荷側端子台13aに配設されている。回路基板20は、電源リード線17を介して外部電源と接続されている。また、回路基板20は、第3導電ピン8cによって負荷側端子14bと電気的に接続されている。そして、負荷側端子14bは、第4導電ピン8dによってコイル6と電気的に接続されている。
したがって、駆動回路搭載電動機200においては、外部電源、電源リード線17、反負荷側端子14a、第5導電ピン8e、回路基板20、第3導電ピン8c、負荷側端子14b、第4導電ピン8dおよびコイル6が、この順で電気的に接続されている。回路基板20には、電源リード線17、反負荷側端子14aおよび第5導電ピン8eを介して、外部電源から商用交流電圧が投入される。
駆動回路搭載電動機200では、回路基板20に外部から商用交流電圧が投入されると、回路基板20に搭載された電源回路により商用交流電圧が直流電圧に変換される。そして、回路基板20に搭載された駆動回路の制御回路で直流電圧に対してスイッチングが行われることで、電気的に接続された、第3導電ピン8c、負荷側端子14bおよび第4導電ピン8dを介して、回路基板20から固定子1のコイル6に特定の方向の電流が流れ、回転子2が回転する。
上述した実施の形態2にかかる駆動回路搭載電動機200は、実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100と同様の効果を有する。
駆動回路搭載電動機200は、コイル6と回路基板20との間の物理的な距離を駆動回路搭載電動機100よりも長く確保しつつ、コイル6と回路基板20との間の空間を有効活用するために、ブラケットの反負荷側の端面9aと反負荷側のコイル6との間に負荷側端子台13bが配設されている。これにより、駆動回路搭載電動機200では、固定子1における異なる固定子スロット1aに巻回された異なるコイル6と電気的に接続されている第4導電ピン8d同士の電気的接続を、負荷側端子台13bの上に配設された負荷側端子14bにて行うことができる。すなわち、異なるコイル6同士を、負荷側端子台13b上において負荷側端子14bを介して電気的に接続することができる。
これにより、上記の第4導電ピン8d同士の接続を回路基板20の駆動回路で行う必要がなく、駆動回路の簡素化が可能である。図9においては、固定子1における異なる固定子スロット1aに巻回された図示しない異なるコイル6と電気的に接続されている、第4導電ピン8daと第4導電ピン8dbとが、負荷側端子14baと負荷側端子14bbと電気接続部品12とによって電気的に接続されている。
駆動回路搭載電動機200では、必要に応じて負荷側端子台13bにコイル6の過昇温防止装置である温度ヒューズ15の配設が可能である。温度ヒューズ15が負荷側端子台13bに配設されることにより、熱源であるコイル6と温度ヒューズ15との距離を短くすることができ、コイル6に対する温度ヒューズ15の熱応答性が良好となる。そして、温度ヒューズ15は、反負荷側端子台13aにおいて、反負荷側端子台13aの面内におけるコイル6に対応した領域に配置されることが好ましい。これにより、温度ヒューズ15が、熱源であるコイル6からより近い位置に配設されるため、温度ヒューズ15の熱応答性がより良好となり、コイル6の過昇温を確実に防止することができる。
したがって、駆動回路搭載電動機200は、より誤動作を起こし難く駆動回路の駆動特性の良好な、安全性および品質を向上させた駆動回路搭載電動機が実現可能である。
実施の形態3.
図11は、本発明の実施の形態3にかかる駆動回路搭載電動機300の縦断面図である。図12は、本発明の実施の形態3にかかる駆動回路搭載電動機300の埋込磁石型回転子25を示す上面図である。本実施の形態3にかかる駆動回路搭載電動機300が実施の形態2にかかる駆動回路搭載電動機200と異なる点は、回転子2の代わりに埋込磁石型回転子25を備える点である。
埋込磁石型回転子25は、図12に示すようなリング状を有する同一形状の薄い電磁鋼板が多数枚積層されて構成された回転子鉄心26に既定の間隔をおいて複数箇所に配置された永久磁石挿入穴27を備え、永久磁石挿入穴27に永久磁石28が埋め込まれて構成された回転子である。すなわち、埋込磁石型回転子25は、同一のリング形状を有する複数の電磁鋼板が積層されて構成された回転子鉄心26の複数箇所に永久磁石28が埋め込まれてなる埋込磁石型回転子である。
上述した実施の形態3にかかる駆動回路搭載電動機300においても、実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100と同様の効果を有する。
また、上述した実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100における回転子2の代わりに埋込磁石型回転子25を用いた場合においても、実施の形態1にかかる駆動回路搭載電動機100と同様の効果が得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、上記の実施の形態の技術同士を組み合わせることも可能であるし、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 固定子、1a 固定子スロット、2 回転子、2a 中心軸、3 回転軸、3a 一端、4 固定子鉄心、5 インシュレータ、6 コイル、7 フレーム、8a 第1導電ピン、8b 第2導電ピン、8c 第3導電ピン、8d,8da,8db 第4導電ピン、8e 第5導電ピン、9 ブラケット、9a ブラケットの反負荷側の端面、9b 貫通孔、10a 第1ベアリング、10b 第2ベアリング、11a 第1ベアリングハウジング、11b 第2ベアリングハウジング、12 電気接続部品、13a 反負荷側端子台、13b 負荷側端子台、14a 反負荷側端子、14b,14ba,14bb 負荷側端子、15 温度ヒューズ、16 絶縁部材、16a 平坦部、16b 側面部、16c 突出部、17 電源リード線、18a 端子収納部、18b 電源リード線収納溝、19 周壁、19a 切り欠き部、20 回路基板、21 内底面、22 カバー、22a 引き出し部、23 内周面、24 突出部、25 埋込磁石型回転子、26 回転子鉄心、27 永久磁石挿入穴、28 永久磁石、100,200,300 駆動回路搭載電動機。

Claims (8)

  1. 外郭の内部に、
    中央に回転軸が固定された永久磁石を有する筒状形状の回転子と、
    前記回転子の外周側に配置され、鉄心と、巻枠を介して前記鉄心に巻回された複数のコイルとを有する固定子と、
    前記回転軸の軸方向に沿った一方向を負荷側とし、前記回転軸の軸方向に沿った他方向を反負荷側とした場合に、前記回転軸を支持する反負荷側のベアリングと、
    前記回転子および固定子よりも反負荷側に配置されて、前記反負荷側のベアリングを保持するベアリングハウジングが負荷側に突出して設けられた金属製のブラケットと、
    前記軸方向において前記ブラケットよりも反負荷側に配置された反負荷側端子台と、
    前記反負荷側端子台における反負荷側に配置されて駆動回路が搭載された回路基板と、
    外部電源と電気的に接続されて前記反負荷側端子台に配置される反負荷側端子と、
    前記巻枠から前記ブラケットと前記反負荷側端子台とを貫通して反負荷側に延びて配設されて、前記コイルと前記回路基板とを電気的に接続する第1導電ピンと、
    前記巻枠から前記ブラケットと前記反負荷側端子台とを貫通して反負荷側に延びて配設されて、前記反負荷側端子と前記回路基板とを電気的に接続する第2導電ピンと、
    を備えることを特徴とする駆動回路搭載電動機。
  2. 外郭の内部に、
    中央に回転軸が固定された永久磁石を有する筒状形状の回転子と、
    前記回転子の外周側に配置され、鉄心と、巻枠を介して前記鉄心に巻回された複数のコイルとを有する固定子と、
    前記回転軸の軸方向に沿った一方向を負荷側とし、前記回転軸の軸方向に沿った他方向を反負荷側とした場合に、前記回転軸を支持する反負荷側のベアリングと、
    前記回転子および固定子よりも反負荷側に配置されて、前記反負荷側のベアリングを保持するベアリングハウジングが負荷側に突出して設けられた金属製のブラケットと、
    前記軸方向において前記ブラケットよりも反負荷側に配置された反負荷側端子台と、
    前記反負荷側端子台における反負荷側に配置されて駆動回路が搭載された回路基板と、
    外部電源と電気的に接続されて前記反負荷側端子台に配置される反負荷側端子と、
    前記コイルと前記ブラケットとの間に配置される負荷側端子台と、
    前記負荷側端子台上に配置される負荷側端子と、
    前記負荷側端子台から前記ブラケットと前記反負荷側端子台とを貫通して反負荷側に延びて配設されて、前記回路基板と前記負荷側端子とを電気的に接続する第3導電ピンと、
    前記巻枠から前記負荷側端子台を貫通して反負荷側に延びて配設されて、前記コイルと前記負荷側端子とを電気的に接続する第4導電ピンと、
    前記負荷側端子台から前記ブラケットと前記反負荷側端子台とを貫通して反負荷側に延びて配設されて、前記反負荷側端子と前記回路基板とを電気的に接続する第5導電ピンと、
    を備えることを特徴とする駆動回路搭載電動機。
  3. 異なる前記コイル同士が、前記負荷側端子台上において前記負荷側端子を介して電気的に接続されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の駆動回路搭載電動機。
  4. 前記コイルの過昇温を検知する過昇温防止装置が、前記負荷側端子台上に配設されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の駆動回路搭載電動機。
  5. 前記外部電源と前記反負荷側端子とを接続する電源リード線が、前記反負荷側端子台に配設されていること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の駆動回路搭載電動機。
  6. 前記駆動回路は、前記回転子の磁束を前記コイルが通過することにより発生する逆起電力の情報に基づいて、既定のコイルに対して既定の方向に電流を流す制御を行うことで前記回転子の回転を制御するセンサレス駆動制御を行うこと、
    を特徴とする請求項1または2に記載の駆動回路搭載電動機。
  7. 前記回転子は、プラスチックマグネットを有すること、
    を特徴とする請求項6に記載の駆動回路搭載電動機。
  8. 前記回転子は、同一のリング形状を有する複数の電磁鋼板が積層されて構成された回転子鉄心の複数箇所に永久磁石が埋め込まれてなる埋込磁石型回転子であること、
    を特徴とする請求項6に記載の駆動回路搭載電動機。
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