JP2011078286A - モールドモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】固定子のコイルの端部と外部のリード線とを繋ぐ端子を取付部の穴部内に挿入する構成において、該端子のまわりでモールド時に樹脂のバリ等が発生するのを防止する。
【解決手段】ティースにコイルが巻回されてなる固定子の軸線方向端部に配置され、且つ穴部を有する取付部41と、穴部内に一部が取付部41から突出するように挿入されて、コイルの端部と電気的に接続される端子40cと、挿通穴を端子40cが挿通した状態で穴部を覆うように取付部41に取り付けられるカバー42と、該カバー42の挿通穴から突出する端子40cの一部が露出するように、固定子、取付部41及びカバー42のうち少なくとも一部を樹脂によって覆うモールド部と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、固定子が樹脂によってモールドされたモールドモータに関する。
従来より、固定子が樹脂によってモールドされたモールドモータが知られている。このモールドモータでは、例えば特開2009−112067号公報の図1に開示されるように、モールドモータの内部と外部とを電気的に接続するリード線を該モールドモータの側面から引き出すのが一般的である。詳しくは、上記特開2009−112067号公報に開示されている構成では、リード線がモールドモータの側面からブッシングを介してモータ外部へ引き出されるように構成されている。このような構成のモールドモータにおいて、略円筒状の固定子を樹脂でモールドする場合には、該固定子の軸線方向に分割される一対の成形型によって上記ブッシングを挟み込んだ状態で、それらの成形型によって形成された空間内に溶融した樹脂を注入して硬化させる。
特開2009−112067号公報
ところで、上述のようにモールドモータの側面からリード線を引き出すと、モータをセッティングする設置環境によっては、モールドモータの側方にスペースの確保が困難となったり、露出したリード線が周辺の部位と接触して損傷を受ける可能性がある。また、モールドモータの側面から引き出されたリード線を他の機器に接続するためにモータの軸線方向に屈曲させる場合には、その屈曲部に過度のストレスがかかってリード線が損傷を受ける可能性もある。
これに対して、リード線を略円柱状のモールドモータにおける軸線方向の端面から引き出すことが考えられる。この場合、上述のような不都合は解消されるものの、上述のようなブッシングを用いると、該ブッシングを一対の成形型で挟み込むためには、該成形型を略円筒状の固定子に対して径方向に分割する必要がある。しかしながら、成形型をこのような構成にすると、軸線方向に突出する部分を有するモールドモータの場合や、成形型を略円筒状の固定子の中心を通る線(直径)以外の部分で分割する場合には、成形型が抜けなくなってしまう。
そのため、上述のようにモールドモータの軸線方向の端面からリード線を引き出す場合には、ブッシングを用いた構成ではなく、固定子のコイルの端部に接続された複数の端子をモールドモータの表面に露出させて外部のリード線と接続する構成にするのが好ましい。
ここで、上述のような端子を用いた構成として、金属製の端子を一部が露出するように取付部と一体成形する構成や、取付部の穴部内に端子を挿入する構成などが考えられる。なお、この場合の取付部とは、例えば、固定子を構成するスプールの一部のような部位をいう。
前者の構成では、端子を取付部に埋め込んだ特殊な部品になるため、製造コストが高くなるが、後者の構成では、端子と取付部とを別々に製造して両者を簡単に組み合わせることができるので、製造コストが安くなるというメリットがある。しかしながら、このように取付部の穴部内に端子を挿入する構成では、取付部に対する端子の取付位置にバラツキが生じるため、固定子を樹脂によってモールドする際に、取付部の穴部の内面と端子との隙間に樹脂が入り込んで、該端子のまわりに樹脂のバリが生じてしまうなどの成形上の品質の問題が発生する。
本発明の目的は、固定子のコイルの端部と外部のリード線とを繋ぐ端子を取付部の穴部内に挿入する構成において、該端子のまわりでモールド時に樹脂のバリ等が発生するのを防止することにある。
第1の発明に係るモールドモータは、軸線周りに略環状に配置される複数のティース上にコイルが捲回されてなる固定子と、該固定子の軸線方向端部に配置され、且つ、該固定子の軸線方向外方に向かって開口する穴部が形成された取付部と、該取付部の穴部内に一部が該取付部から突出するように挿入されて、該穴部内に位置付けられる上記コイルの端部と電気的に接続される端子と、上記取付部から突出する上記端子の一部が挿通可能な挿通穴が形成されていて、且つ、該挿通穴を端子が挿通した状態で上記取付部の穴部を覆うように該取付部に取り付けられるカバーと、該カバーの挿通穴から突出する上記端子の一部が露出するように、上記固定子、取付部及びカバーのうち少なくとも一部を樹脂によって覆うモールド部と、を備えているものとする。
以上の構成により、固定子の軸方向端部に配置された取付部の穴部内に端子を挿入することで、該端子が固定子のコイルの端部と電気的に接続されるため、該端子とコイルとの接続を容易に行うことができる。そして、上記端子を挿通可能な挿通穴が形成されたカバーを上記取付部の穴部を覆うように該取付部に取り付けた状態で、樹脂によってモールドすることにより、該取付部の穴部内に進入した樹脂がカバーの外方、すなわち端子の突出端側へ出てくるのを抑制することができる。これにより、該端子のまわりに樹脂のバリが発生するのを防止できる。
以上より、第1の発明に係るモールドモータによれば、端子を挿入するための取付部の穴部は、カバーによって覆われるため、該端子のまわりに樹脂によるバリが生じるのを防止できる。
図1は、本発明の実施形態に係るモールドモータの概略構成を示す断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るモールドモータにおいて、モールドされていない状態で且つ端子取付部からカバーを取り外した状態の固定子を示す底面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る端子取付部の概略構成を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る端子取付部にカバーを取り付けた状態の図2相当図である。 図5は、本発明の実施形態に係る端子取付部及びカバーの概略構成を示す斜視図である。 図6は、本発明の実施形態に係る端子の概略構成を示す正面図である。 図7は、本発明の実施形態に係るカバーの概略構成を示す斜視図である。 図8は、本発明の実施形態に係る端子取付部及びカバーの組み立て手順を示す斜視図であり、それぞれ、(A)端子取付部に端子を挿入する様子、(B)端子取付部にカバーを取り付ける様子、(C)端子取付部にカバーを取り付けた状態、を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る端子取付部の周辺を樹脂によってモールドする様子を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
−全体構成−
図1に、本発明の実施形態に係るモータ1の概略構成を示す。このモータ1は、略円筒状の固定子4内に回転子5が配置された全体として略円柱状のモータ部2と、該モータ部2の軸線方向の一端側に取り付けられた略有底円筒状のケース7(収納ケース)内にモータ部2の制御回路6が収納された制御部3と、を備えている。上記モータ1は、制御部3の制御回路6によって所定のタイミングで固定子4のコイル12に電力を供給することにより、該固定子4に対して上記回転子5を回転駆動させるように構成されている。
上記モータ部2は、樹脂によってモールドされた略円筒状の固定子4と、該固定子4の内方に位置する回転子5と、を備えている。すなわち、上記固定子4は、上記樹脂によって構成された上記モータ部2の略有底円筒状のケーシング8内に埋設されている。このケーシング8は、開口側を概略円盤状のブラケット9によって覆われていて、これにより、該ケーシング8内には、上記回転子5を収容するための概略円柱状の空間が形成されている。ここで、上記固定子4を覆う樹脂によって本発明のモールド部10が構成される。
上記固定子4は、複数の鋼板を積層してなる固定子コア11と、該固定子コア11上に巻回される複数のコイル12,12,…とを備えている。特に図示しないが、上記固定子コア11は、リング状のコアバック部と、該コアバック部から内方に向かって突出する複数のティース部(ティース)と、を有している。このティース部に、上記複数のコイル12,12,…が巻回されている。すなわち、これらのコイル12,12,…は、上記回転子3を収容可能な概略円柱状の上記空間を形成するように、軸線Pの周りに略環状に配置されている。
また、上記図1に示すように、上記固定子コア11には、コイル12が巻回される上記固定子コア11の表面を覆うように樹脂製のスプール13,14が配置されている。これらのスプール13,14は、それぞれ、固定子コア11のコアバック部を軸線方向の両端から覆うように概略円形状に形成されたコアバック被覆部13a,14aと、該固定子コア11のティース部を軸線方向の両端から覆うティース被覆部13b,14bとを備えている。
上記コアバック被覆部13a,14aは、特に図示しないが、固定子コア11の各ティースに巻回されたコイル12同士をつなぐ渡り線を収納可能に構成されている。そして、詳しくは後述するように、上記コアバック被覆部13a,14aのうち、上記固定子コア11の上記制御部3側の端部を覆うコアバック被覆部14aには、固定子4のコイル12の端部と制御回路6に繋がるリード線15(導線)とを電気的に接続するための端子40が取り付けられる端子取付部41(取付部)が設けられている。この端子40は、図6に示すように、金属板を打ち抜いて形成されたもので、長手方向の一端側にスリット40bが設けられた略直方体状のベース部40aと、該ベース部40aの他端側から該ベース部40aの長手方向に延びる平板状の舌部40cと、を備えている。なお、この舌部40cは、上記ベース部40aにおいてスリット40bの開口が形成された側面と略面一になるように設けられている。また、上記ベース部40aは、長辺側の対向する側面の一部がそれぞれ側方に突出するように形成されていて、上記端子取付部41に設けられた後述の穴部41a内に挿入された後、外れにくくなっている。ここで、上記ベース部40aに設けられたスリット40bは、そのスリット幅がコイル線径よりも小さくなるように形成されている。これにより、上記スリット40b内にコイル12を挟持することができる。
上記ティース被覆部13b,14bは、上記図2に示すように、上記固定子コア11とコイル12との間を電気的に絶縁するためのものである。そのため、上記ティース被覆部13b,14bは、上記スプール13,14を固定子コア11の軸方向両端部にそれぞれ取り付けた状態で、該固定子コア11の各ティースの先端部以外を覆うことができるような形状に形成されている。
上記図1に示すように、上記ケーシング8の内周面上には、上記回転子5の角度位置を検出するためのセンサを含む回転位置検出回路が形成された基板31が、樹脂製の基板ホルダー32を介して設けられている。この基板ホルダー32は、上記ケーシング8の所定位置にネジ止めされていて、上記基板31上のセンサを、上記回転子5の角度位置を精度良く検出可能な位置に位置付けるように構成されている。
上記ブラケット9は、略円盤状のアルミ合金製の部材からなり、略有底円筒状の上記ケーシング8の開口側にネジ9bによって取り付け固定されている。このブラケット9には、上記基板31に接続されたリード線33や、上記コアバック被覆部14aに設けられた端子取付部41内の端子40に接続されたリード線15が挿通可能な貫通穴9aが設けられている。また、上記ブラケット9には、平面視で略中央に、上記回転子5を挿通する回転軸20の端部を回転可能に支持するベアリング22を収納可能な凹部9cが形成されている。さらに、上記ブラケット9は、上記ケーシング8が取り付けられる面とは反対側の面に、制御部3の略有底円筒状のケース7の開口側がネジ(図示省略)によって取り付け固定されるように構成されている。
上記回転子5は、その中心部分を挿通する回転軸20と一体的に回転するように構成されている。この回転軸20は、その両端部でベアリング21,22によって回転可能に支持されているとともに、一方の端部がケーシング8外へ突出していて、回転子5の回転を外部へ出力可能に構成されている。具体的には、上記ベアリング21は、略有底筒状の上記ケーシング8の底部に配置されていて、上記回転軸20は、該ケーシング8の底部を挿通している。一方、上記ベアリング22は、上記ケーシング8の開口側を覆うブラケット9の凹部9c内に配置されていて、上記回転軸20の他方の端部は、該ブラケット9よりもケーシング8の内方に位置付けられている。なお、上記ベアリング21,22は、樹脂製のケーシング8及びアルミ合金製のブラケット9に対して、それぞれ、金属製のブラケット23,24を介して取り付けられている。
上記回転子5は、複数の鋼板を積層してなる回転子コア25と、該回転子コア25に形成された複数のスロット内にそれぞれ収容される略直方体状の磁石26と、を備えている。この回転子5は、回転子コア25の外周面側を除いて、樹脂27によって全体を覆われている。
上記制御部3は、略有底円筒状のケース7によって形成される収納空間内に、上記モータ部2の固定子4のコイル12に対して供給する電力を制御するための制御回路6が収納されたものである。この制御回路6は、複数の部品が基板の表面に実装されてなるもので、上記ケース7内の底面上にスペーサ6aを介して固定されている。ケース7の外側の底面、すなわち上記制御回路6が配置される底面の外側には、複数の突条部7aを有する冷却フィン7bが設けられている。これにより、上記制御回路6で発生した熱を、上記ケース7の冷却フィン7bから効率良く外部へ放熱することができる。
上述のように、制御部3をモータ部2の軸線方向の一端側に取り付けて、モータ1の内部で該制御部3の制御回路6とモータ部2の基板31及び端子40とをリード線33,15によってそれぞれ接続することにより、該リード線33,15がモータ1の外部に露出するのを防止できる。したがって、モータ1の側方に、モータ部2と制御部3とを電気的に接続するリード線33,15の配置スペースが不要になるとともに、該リード線33,15の損傷を防止できる。さらに、上述の構成により、制御部3の制御回路6を外部の電源に接続するだけでモータ部2の駆動が可能になるため、モータ1のセッティングが容易になる。
−端子取付部の構成−
次に、上記固定子4のスプール14に設けられた端子取付部41の構成について図2から図7に基づいて詳細に説明する。
上記端子取付部41は、固定子4のコイル12と制御部3の制御回路6に繋がるリード線15とを接続する複数(本実施形態では3つ)の端子40を収納するためのものである。この端子取付部41は、直方体状の外形を有していて、上述のとおり、上記固定子コア11の端部に配置されるスプール14の外周側に一体形成されている。
上記端子取付部41には、スプール14を固定子コア11に取り付けた状態で該固定子コア11の軸線方向の外方に向かって開口するように、上記端子40を収納可能な複数(本実施形態では3つ)の穴部41aが長手方向に並んで設けられている。各穴部41aは、平面視で略矩形状に形成されていて、該各穴部41aを構成する上記端子取付部41の短手方向両側の側壁には、所定の深さまで延びるスリット溝41bがそれぞれ形成されている。上記各穴部41a内には、上記スリット溝41bの形成された側壁側にスリット40bが位置するように端子40が挿入される。このとき、上記各端子40は、舌部40cが端子取付部41の短手方向一方に位置し且つ該舌部40cの幅方向が該端子取付部41の長手方向になるように、上記各穴部41a内に配置される(図8(B)参照)。
上記穴部41aは、端子40が挿入された状態で、該端子40のベース部40aが端子取付部41の表面から突出しないような深さに形成されている。上記スリット溝41bは、上記固定子4のコイル12が挿通可能な幅を有する。また、このスリット溝41bは、上記端子40が挿入される穴部41aに対してその深さ方向の途中まで延びるように形成されている。すなわち、上記スリット溝41bは、穴部41a内に端子40を挿入した状態で、該端子40のスリット40b内に挟持されるコイル12が挿通可能なように、上記穴部41aの開口側から所定の深さを有する。
これにより、上記スリット溝41b内に保持された上記固定子4のコイル12は、端子40を穴部41aに挿入すると、該端子40のスリット40bによって挟み込まれ、該端子40に対してコイル12を容易に電気的に接続させることができる。このようにコイル12を挟み込んだ状態の端子40は、ベース部40aの突出部分が穴部41aの内側に係合して保持される。上記コイル12は、ベース部40aのスリット40b及び端子取付部41のスリット溝41b内に位置付けられた状態で該ベース部40a及び端子取付部41によって挟み込まれるため、該コイル12が端子取付部41から抜け出るのを防止できる。
また、上記端子取付部41の長手方向両端部には、それぞれ、後述するカバー42の取付部42cに係合可能な鈎部41c,41cが形成されている。これらの鈎部41c,41cは、上記端子取付部41の長手方向の両端面から同じ高さ位置で外方に向かって突出するように設けられている。
さらに、上記端子取付部41の長手方向両端部には、それぞれ、上記鈎部41cよりも穴部41aの開口側に段部41dが形成されている。これらの段部41dを設けることにより、後述するカバー42の内面を端子取付部41の外表面に当接させつつ、該カバー42の取付部42cを上記鈎部41cに係合させることができる。
図4及び図5に示すように、上記端子取付部41の穴部41aの開口側は、カバー42によって覆われている。このカバー42は、図7にも示すように、平面視で略矩形状に形成された樹脂製の部材からなる。カバー42は、上記端子取付部41の穴部41aの開口側を覆うように形成された平面視で略長方形の深皿状の本体部42aと、その開口部分を囲むように設けられた鍔部42bと、本体部42aの長手方向両端部に設けられる略U字状の取付部42cと、が一体形成されたものである。
上記本体部42aは、カバー42が端子取付部41に取り付けられた状態で、内側の側面が該端子取付部41の外表面に当接するような大きさに形成されている。これにより、上記カバー42を端子取付部41に取り付けることによって、該カバー42と端子取付部41との間にモールド時に流れる樹脂が通過するような隙間が形成されるのを防止できる。
また、上記本体部42aには、端子40の舌部40cが挿通可能な複数の穴部42d(挿通穴)が長手方向に並んで形成されている。すなわち、これらの穴部42dは、上記端子40が端子取付部41の穴部41a内に挿入された状態で、該端子40の舌部40cを挿通可能な位置に形成されている。すなわち、上記本体部42aには、上記舌部40cを挿通可能な細長い穴部42dが該本体部42aの長手方向に延びるように且つ該長手方向に並んで形成されている。
さらに、上記本体部42aには、上記穴部42dの周囲に厚肉部42eが形成されている。この厚肉部42eを設けることにより、穴部42d周辺の剛性を高めることができる。したがって、樹脂によってモールドする際に、モールド時の樹脂の流動圧によって上記穴部42dの周辺が容易に変形して樹脂が該穴部42dから流出するのを防止できる。
上記鍔部42bは、上記本体部42aの開口部分に沿って平面視で該本体部42aよりも外方に且つ該本体部42の膨出方向とは反対側へ突出するように設けられている。この鍔部42bを設けることにより、後述するように、樹脂によって固定子4をモールドする際に、成形型51を本体部42a側から鍔部42bに押し当てることができる。これにより、樹脂を用いたモールド成形時に、鍔部42bを乗り越えて本体部42a側へ樹脂が進入するのを防止することができる。
ここで、上記本体部42a及び鍔部42bは、カバー42が端子取付部41に取り付けられた状態で、該端子取付部41の側面で開口するスリット溝41b,41b,41bの開口部の一部を覆う該カバー42の側壁部を構成している。これにより、固定子4を樹脂でモールドする際に、該スリット溝41b内に樹脂が入り込むのを抑制できる。
上記取付部42cは、上記鍔部42bの長手方向両端から本体部42aの膨出方向とは反対側へ延びるように設けられている。この取付部42cは、略U字状に形成されていて、その基端側が上記鍔部42bに接続されることにより、内側に上記端子取付部41の鈎部41cが位置付けられる係合穴42fが形成される。
なお、本実施形態では、図7に示すように、上記カバー42の本体部42aの穴部42d,42d,42dは、該本体部42aの短手方向の一方側に偏って位置するように設けられていて、上記取付部42c,42cは、該本体部42aの短手方向の他方側に偏って位置するように設けられている。
次に、上記端子取付部41に対する端子40及びカバー42の組み立て方法について図8に基づいて説明する。
図8(A)に示すように、まず、端子取付部41の各穴部41aを構成する壁部に設けられたスリット溝41b内に、固定子4のコイル12の端部を挿入する。そして、端子40のベース部40aに設けられたスリット40b内に該コイル12の端部が位置付けられるように、上記穴部41a内に該端子40を挿入する。これにより、該端子40のベース部40aのスリット40b内及び上記端子取付部41のスリット溝41b内にコイル12の端部が位置付けられ、端子40のスリット40b内にコイル12が挟み込まれて該コイル12と端子40とが電気的に接続される。
次に、図8(B)に示すように、上記端子40が穴部41a内に挿入された端子取付部41に対して、該穴部41aの開口側を覆うようにカバー42を取り付ける。このとき、該カバー42に形成された各穴部42d内に上記端子40の舌部40cを挿入させて、カバー42の取付部42cの係合穴42f内に上記端子取付部41の鈎部41cを位置付ける。これにより、図8(C)に示すように、上記カバー42は、端子取付部41に対して固定されるとともに、上記端子40の舌部40cの周囲もカバー42の本体部42aによって覆われる。
そして、上記固定子4を樹脂によってモールドする際には、図9に示すように、上記カバー42の鍔部42bを成形型51によって押さえることにより、本体部42a側へ樹脂が進入するのを防止できる。この場合、成形型51が鍔部42bではなく本体部42を押さえるように成形することも可能だが、上述のように本体部42の周縁に位置する鍔部42bを押さえることで、成形型51のセッティング時に該成形型51が端子41に接触するのを防止したり、成形型51の押圧力によって穴部42dの近傍等が変形してカバー42と端子取付部41との間にできた隙間から樹脂が進入するといった不都合を生じにくくすることできる。
−実施形態の効果−
以上より、固定子4のコイル12と外部のリード線15とを繋ぐための端子40が穴部41a内に挿入される端子取付部41に対し、該穴部41aの開口側を覆うようなカバー42を取り付けることにより、固定子4を樹脂でモールドする際に、端子取付部41に対して端子40の取付位置にバラツキがあっても、カバー42によって或る程度、該端子40の位置が修正されるとともに、該端子40の近傍の隙間も覆うので、該穴部41a内に樹脂が入り込んだり、逆に該穴部41aから端子40の舌部40c側に樹脂がはみ出すのを防止できる。したがって、上記カバー42によって、端子取付部41の端子40のまわりで樹脂のバリが発生するのを防止できる。
また、上記端子取付部41の穴部41aを構成する該端子取付部41の短手方向両側の側壁にそれぞれ設けられたスリット溝41bの開口部の一部を、上記カバー42の側壁部によって覆うことで、固定子4を樹脂によってモールドする際に該スリット溝41b内に樹脂が進入するのを抑制できる。
また、上記端子取付部41を、固定子コア11の端部に配置されるスプール14に一体形成することで、別部材を設ける必要がなくなるため、その分、組み立て作業を軽減できる。
また、上記カバー42に、平面視で略長方形の本体部42aを囲むように、該カバー42が端子取付部41に取り付けられた状態で該端子取付部41側へ段状に下がる鍔部42bを形成する。そして、固定子4を樹脂でモールドする際には、この鍔部42bを成形型によって押さえる。これにより、該鍔部42bから本体部42a側へ樹脂が進入するのを防止できる。
また、上記カバー42には、上記端子40の舌部40cが挿通する穴部42dが設けられているとともに、該穴部42dの周囲には厚肉部42eが形成されているため、該穴部42dの周囲の剛性を高めることができる。したがって、固定子4を樹脂でモールドする際に、上記穴部42dの周囲が変形して樹脂が上記端子40の舌部40c側に流出するのを防止でき、該舌部40cまわりで樹脂のバリが発生するのを防止できる。
また、上記端子40が配置される固定子コア11の端部の軸線方向外方には、板状のブラケット9が取り付けられているとともに、該ブラケット9の固定子4とは反対側には有底筒状のケース7が取り付けられていて、該ケース7内に配置される制御回路6と基板31及び上記端子40とをそれぞれ繋ぐリード線33,15が上記ブラケット9に設けられた貫通穴9aを挿通している。これにより、モータ部2と制御部3とを電気的に接続するリード線33,15が、モータ1の外部に露出することなく、モータ部2のケーシング8内及び制御部3のケース7内に配置される。したがって、モータ1の側方にリード線33,15の配線スペースが不要になるとともに、該リード線33,15が損傷等を受けるのを防止できる。しかも、モータ部2と制御部3とが内部で電気的に接続されているため、該制御部3を電源側と接続することにより、モータ部2へ電力を供給することが可能になり、モータ1のセッティングを容易に行うことができる。
さらに、上記ケース7の外側の底面、すなわち、上記制御回路6が配置されるケース7の底面の外側には、複数の突条部7aからなる冷却フィン7bが設けられているため、該制御回路6で発生した熱を冷却フィン7bで効率良く放熱することができる。したがって、ケース7内に配置される制御回路6を効率良く冷却することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、端子取付部41をスプール14と一体形成しているが、この限りではなく、端子取付部をスプールとは別体に形成してもよい。
また、上記実施形態では、固定子4、端子取付部41及びカバー42を樹脂でモールドしているが、この限りではなく、固定子4のみを樹脂でモールドしたり、固定子4及び端子取付部41のみを樹脂でモールドしたりしてもよい。
また、上記実施形態では、端子取付部41に設けられたスリット溝41bの開口の一部をカバー42の側壁部によって覆っているが、この限りではなく、該カバー42の側壁部によってスリット溝41bの開口全体を覆ってもよい。これにより、端子取付部41の穴部41a内への樹脂の進入をより確実に防止できる。
以上説明したように、本発明は、固定子が樹脂によってモールドされたモールドモータに有用である。
1 モータ
2 モータ部
4 固定子
6 制御回路
7 ケース(収納ケース)
7b 冷却フィン
8 ケーシング
9 ブラケット
9a 貫通穴
10 モールド部
12 コイル
13、14 スプール
15 リード線(導線)
40 端子
40b スリット(スリット部)
41 端子取付部(取付部)
41a 穴部
41b スリット溝
42 カバー
42b 鍔部
42d 穴部(挿通穴)
42e 厚肉部
51 成形型
P 軸線

Claims (7)

  1. 軸線周りに略環状に配置される複数のティース上にコイルが捲回されてなる固定子と、
    上記固定子の軸線方向端部に配置され、且つ、該固定子の軸線方向外方に向かって開口する穴部が形成された取付部と、
    上記取付部の穴部内に一部が該取付部から突出するように挿入されて、該穴部内に位置付けられる上記コイルの端部と電気的に接続される端子と、
    上記取付部から突出する上記端子の一部が挿通可能な挿通穴が形成されていて、且つ、該挿通穴を端子が挿通した状態で上記取付部の穴部を覆うように該取付部に取り付けられるカバーと、
    上記カバーの挿通穴から突出する上記端子の一部が露出するように、上記固定子、取付部及びカバーのうち少なくとも一部を樹脂によって覆うモールド部と、
    を備えているモールドモータ。
  2. 請求項1に記載のモールドモータにおいて、
    上記取付部の穴部の開口側には、上記コイルの端部を収納可能に形成され、且つ、該穴部を横切るように該取付部を横断するスリット溝が設けられていて、
    上記端子には、上記取付部の穴部内に位置付けられた状態で上記スリット溝に対応して上記コイルの端部を挟み込むようにスリット部が形成されていて、
    上記カバーは、上記取付部に取り付けられた状態で上記スリット溝の開口両端部の少なくとも一部を覆う側壁部を有するモールドモータ。
  3. 請求項1または2に記載のモールドモータにおいて、
    上記取付部は、上記ティースとコイルとを電気的に絶縁するように該ティース上に取り付けられるスプールに一体形成されているモールドモータ。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載のモールドモータにおいて、
    上記カバーの外周縁部には、成形型によって上記モールド部を成形する際に該成形型によって押さえられるように、上記取付部に取り付けられた状態で該取付部側へ段状に下がる鍔部が設けられているモールドモータ。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載のモールドモータにおいて、
    上記カバーには、上記挿通穴を囲むように厚肉部が設けられているモールドモータ。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載のモールドモータにおいて、
    上記端子が配置される側の固定子端部の軸線方向外方には、貫通穴が形成された板状のブラケットが配置されていて、
    上記ブラケットの上記固定子とは反対側には、内部に制御回路を収納するための収納空間を形成するように有底筒状の収納ケースが設けられていて、
    上記端子に接続される導線は、上記ブラケットの貫通穴を挿通して上記制御回路に接続されるモールドモータ。
  7. 請求項6に記載のモールドモータにおいて、
    上記収納ケースには、上記制御回路を冷却するための冷却フィンが設けられているモールドモータ。
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