JP2014176634A - 伝声器 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで製造でき、簡易な構造で、装着者の発話した音声を外部において明瞭に聴取させることのできる伝声器を提供する。
【解決手段】装着者により発話された音声を外部に伝達させる、伝声器ユニット10の伝声器本体11は、音声を一方側から他方側へと伝播可能な膜部材12と、膜部材12の少なくとも一部を保持する保持部材13とを備え、膜部材12は熱収縮性の材質にて形成され、膜部材12が保持部材13に保持された状態で、膜部材12が加熱されて収縮されることにより、膜部材12の略全面に緊張が与えられた状態で保持部材13に保持されるように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、人体に有害な種々の物質や状態から装着者の呼吸を確保する目的で利用される防護マスクや防護服に用いられる伝声器に関する。
従来、人体に有害なさまざまな物質や状態の中で作業を行う作業者の呼吸を確保するための、様々な防護マスクや防護服が存在する。これらの防護マスクや防護服は、その防護マスクや防護服を装着した装着者(以下単に「装着者」と称する。本明細書において同じ。)の口元や顔全体を覆った状態となるために、装着者の発話した音声が外部に伝播しづらくなり、装着者の発話した音声を外部の者が明瞭に聴取することが難しくなる。このような事態に対応するために、防護マスクや防護服に、装着者が発話した音声を外部に明瞭に伝播させるための伝声器を設けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の伝声器は、装着者の口元等を覆った状態で、音声を外部に伝播させるために、伝声膜を使用している。
特開2002−219185号公報
伝声器において、十分な伝声性能を確保するためには、伝声膜を、所定の緊張が与えられた状態にすることが望ましい。そのため、上記特許文献1の伝声器においては、蓋に内側環状リブを設けると共に、筐体に凸状突起を設けて、これらの間に伝声膜を挟み込むことで、この伝声膜に所定の緊張を与えている。しかし、上記特許文献1に記載の発明において、この緊張が与えられた状態を得るためには、非常に精度の高い工程が必要となる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、低コストで製造でき、簡易な構造で、装着者の発話した音声を外部において明瞭に聴取させることのできる伝声器を提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、この発明が特徴とするのは、音声を一方側から他方側へと伝播可能な膜部材と、該膜部材の少なくとも一部を保持する保持部材とを備えた、装着者により発話された音声を外部に伝達させる伝声器であって、前記膜部材は熱収縮性の材質にて形成され、前記膜部材が前記保持部材に保持された状態で、前記膜部材が加熱されて収縮されることにより、前記膜部材の略全面に緊張が与えられた状態で前記保持部材に保持されるように構成されたことである。
この発明の好ましい実施形態の一つにおいて、前記保持部材は所定形状の枠型に形成されて、前記保持部材の内側に形成された開口部を前記膜部材で塞ぐように構成されたことである
この発明においては、前記膜部材の加熱温度又は加熱時間の少なくとも一方を制御することによって、該膜部材に与えられる緊張の大きさが所定値に調整されることが望ましい。
この発明に係る伝声器は、膜部材は熱収縮性の材質にて形成され、膜部材が保持部材に保持された状態で、膜部材が加熱されて収縮されて、膜部材の略全面に緊張が与えられた状態で保持部材に保持されるように構成されている。これにより、膜部材が保持部材に保持された状態で膜部材を加熱すれば膜部材が収縮する。そのため、保持部材に複雑な形状や構成を設けたり、保持部材を構成する部品同士を強い力を加えて嵌合させたりしなくても、膜部材が、略全域に保持部材による緊張が与えられた状態で保持部材に保持されて、膜部材のしわやたるみの発生を確実に抑止できる。これにより、低コストで製造でき、簡易な構造で、装着者の発話した音声を外部において明瞭に聴取させることのできる伝声器を提供することができる。
また、保持部材は所定形状の枠型に形成されて、保持部材の内側に形成された開口部を膜部材で塞ぐように構成されている。これにより、膜部材を加熱して収縮させることで、膜部材の周囲の全方向から膜部材に対する緊張が与えられる。そのため、膜部材のしわやたるみの発生を確実に抑止して、装着者の発話した音声を外部において一層明瞭に聴取させることができる。
また、該膜部材に与えられる緊張の大きさを、前記膜部材の加熱温度又は加熱時間の少なくとも一方を制御することによって所定値に調整することにより、この膜部材を透過する音声の周波数特性を、簡単に調整することができる。
この発明の実施の形態1に係る伝声器ユニットを構成する部品を模式的に示す分解斜視図である。 同実施の形態1の伝声器ユニットにおける伝声器本体の構成部品を模式的に示す分解斜視図である。、 同実施の形態1の伝声器ユニットにおける伝声器本体が組み立てられた状態を模式的に示す斜視図である。 同実施の形態1の伝声器ユニットを防護マスクに用いた状態を模式的に示す外観図である。 同実施の形態1の伝声器ユニットを防護服に用いた状態を模式的に示す外観図である。 同実施の形態1の伝声器ユニットの第一の変形例を構成する部品を模式的に示す分解斜視図である。 同実施の形態1の伝声器ユニットの第二の変形例を構成する部品を模式的に示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る伝声器本体を構成する部品を模式的に示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る伝声器本体構成部品を模式的に示す分解斜視図である。 同実施の形態3の伝声器ユニットにおける伝声器本体が組み立てられた状態を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る伝声器本体を構成する部品を示す概念図である。 この発明の実施の形態5に係る伝声器本体を構成する部品を示す概念図である。 上記実施の形態1に係る伝声器ユニットを加熱条件と周波数特性との関係を示す表である。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図6に、この発明の実施の形態1を示す。
まず構成を説明すると、図1に示す、この実施の形態1の伝声器ユニット10は、図3に示す防護マスク110や、図4に示す防護服120に設けられて、防護マスク110や防護服120を装着した装着者100の発話した音声を外部に伝達させるためのものである。
図1に示す、この実施の形態1の伝声器ユニット10は、伝声器本体11と、カバー部材14と、載置部15とを備えている。
この実施の形態1の伝声器本体11は、膜部材12と、保持部材13とを備えている。
膜部材12は、熱収縮性の材質、例えばポリプロピレンやポリエステルのような材質によって形成されている。膜部材12は、これらの材質によって、膜厚フィルム状の部材として構成されて、音声を一方側から他方側へと伝播可能である。膜部材12は、好ましくは0.01〜0.2mm程度の膜厚に形成する。この実施の形態1においては、膜部材12の膜厚は約0.05mmに形成されている。ただし、膜部材12は、熱収縮性の性質を備え、かつ、一方側(即ち伝声器ユニット10の内側)から装着者100の発話した音声を、他方側(即ち伝声器ユニット10の外側)に伝播させることができるものであれば、どのような材質でもよく、またどのような膜厚であってもよい。
膜部材12は、全体形状が保持部材13の外径よりも大きく形成されている。膜部材12の形状は、保持部材13の外縁形状と同様の形状としてもよいが、保持部材13と同様の形状に限定されるものではない。
保持部材13は、剛性の高い樹脂等によって形成されている。保持部材13は、枠型に形成されている。具体的には、この実施の形態1において、保持部材13は、円環状に形成されている。
伝声器本体11は、カバー部材14と、載置部15との間に挟持される。
カバー部材14は、剛性の高い樹脂等の部材によって形成されている。カバー部材14の部材本体部16は略円筒形に形成されている。部材本体部16の内径は、伝声器本体11の直径よりもやや大きく、内側に伝声器本体11を収容できるように形成されている。
カバー部材14の一端側には、防護部材17が配設されている。この防護部材17は、複数の棒状部材17aが並設されて形成されている。それぞれの棒状部材17aの間には隙間18が形成されている。このような防護部材17の構成により、音声の良好な伝達と外部からの飛来物等による伝声器本体11の損傷防止とを図る。なお、防護部材17は、音声の良好な伝達と伝声器本体11の損傷防止とを図れるものであれば、どのような構成(例えば複数の板状体を傾斜して併設させたものや、格子状に形成されたものや、多数の小さい孔部が形成されたもの等)であってもよい。
部材本体部16の下端部には、係止部19が突設されている。係止部19の先端部には、内側に向けて爪部が配設され、この爪部は後述する載置部15に係止される。
載置部15は、防護マスク110又は防護服120における、使用時に装着者100の口元に近接して配設される部分の表面側に配設される。載置部15は、剛性の高い樹脂等によって、略円環状に形成されている。載置部15の外径は、伝声器本体11の外径と略一致した大きさに形成されている。
なお、載置部15は、防護マスク110又は防護服120に接合されていたり、防護マスク110又は防護服120と一体に形成されていたりしてもよいし、防護マスク110又は防護服120に対して着脱自在に形成されていたりしてもよい。また、伝声器ユニット10の全体が防護マスク110又は防護服120に接合されていたり、防護マスク110又は防護服120と一体に形成されていたりしてもよい。即ち、伝声器ユニット10の一部又は全部は、防護マスク110や防護服120に対し、着脱自在であってもよいし、一体に形成されていてもよい。
図3に示す防護マスク110は、例えば防毒マスクや、防塵マスク、エアラインマスク、空気呼吸器等であって、塵埃や、アスベスト等の微細な有毒物質、及び、有毒ガス、有害なエアロゾルや微生物、毒素等で汚染された空気から作業者の呼吸を保護するために用いられる。図3に示す通り、防護マスク110のマスク本体部111において、装着者100が装着した際に、装着者100の口元に対応する部分に、この実施の形態の伝声器ユニット10が配設されている。また、マスク本体部111には、塵埃や毒物を濾過するフィルタ部材112が設けられている。
なお、防護マスク110は、基本的にどのような構成であってもよい。例えば、防護マスク110の面体等は、図3に示す半面型以外の構成、例えば全面型やフェイスシールド形であってもよい。また、防護マスク110の吸気機構は、図3に示すろ過式以外、例えば自給式呼吸器等を備えたいわゆる給気式であってもよい。
図4に示す防護服120は、例えば化学防護服、飛来物用防護服、落下用防護服、電気作業用防護服、放射線用防護服、耐火用防護服、スズメバチ駆除用防護服、防爆防護服等である。図4においては、装着者100の頭部から肩にかけて覆うフード型の防護服120を示す。ただし、後述のように、他の形式の防護服であっても良い。
防護服120の防護服本体部121は、塵埃や毒物を透過させない材質の生地によって形成されている。防護服本体部121の、装着者100が装着した際に装着者100の目に対応する位置には、透明な窓部122が設けられている。防護服120には、中央開口部123が形成され、この中央開口部123に載置部15が配設されると共に、伝声器ユニット10が配設されている。また、中央開口部123の両側部には、側方開口部124が開口形成され、この側方開口部124にはフィルタ部材112が配設されている。伝声器ユニット10及びフィルタ部材112は、装着者100が防護服本体部121の内部で装着しているマスク125に連結されている。これにより、防護服120を装着した装着者100の呼吸の確保と、発話した音声の外部への伝播を図る。
また、図4に示す、防護服本体部121の、装着者100が装着した際に装着者100の耳に対応する部分には、防護服120の装着者100に外部の音を容易に聴取させるための聴取ユニット126が配設されている。この聴取ユニット126は、伝声器ユニット10と同様の構成に形成して、防護服120の低コスト化を図ることができる。
なお、防護服120は、基本的にどのような構成であってもよい。例えば、図4に示す、装着者100の頭部から肩にかけて覆う構成に替えて、装着者100の全身を覆うスーツ型であってもよい。また、防護服120の、装着者100の顔面に対応する部分が開口し、装着者100の(マスク125を装着した状態の)顔部分が外部に露出する構成であってもよい。また、防護服120内部に清浄化された空気を送気する送気装置(図示せず)が設けられ、装着者100が防護服120の中でマスク125を装着しない構成であってもよい。
次に、この実施の形態の伝声器本体11の製造工程について説明する。
図2Aに示す通り、保持部材13の一方面に膜部材12を載置する。このとき、保持部材13の一方の面の全域を膜部材12で覆うようにする。この状態で、膜部材12の周縁側を、保持部材13の周縁部13aを経て他方面側に巻き付ける。すなわち、膜部材12の周縁部分は、保持部材13の、図2A中の下面側に回り込んだ状態になる。
この状態で、膜部材12を加熱すると、膜部材12が熱によって収縮する。このとき、この膜部材12の周縁部(すなわち、保持部材13の下面側に回り込んだ部分)も収縮して、保持部材13を内側に引っ張る力を発生させる。その結果、膜部材12は、緊張を維持した状態で、保持部材13を覆うようにして、この保持部材13に保持される。。そして、この緊張により、膜部材12の内、保持部材13の上面側に配置された部分は、しわやたるみのない状態に維持される。以上の工程により、伝声器本体11が完成する。
次に、この実施の形態の伝声器ユニット10の使用工程について説明する。
例えば、防護マスク110においてこの伝声器ユニット10を使用する場合、装着者100は、図1に示す状態から、伝声器本体11をカバー部材14の内部に収容する。そして、このカバー部材14を防護マスク110の載置部15に載置して、係止部19の爪部分を載置部15に係止させて、伝声器本体11をカバー部材14と載置部15との間に挟持した状態とする。これにより、伝声器ユニット10を防護マスク110に装着させる。
装着者100は、伝声器ユニット10を装着した防護マスク110を口元部分に配設し、紐部分を耳にかけて防護マスク110の装着を完了する。この状態で、装着者100は防護マスク110を使用できる。
なお、防護服120においてこの伝声器ユニット10を使用する場合も、同様に、防護服120の載置部15に伝声器本体11を収容したカバー部材14を載置して、伝声器ユニット10を防護服120に装着した状態としたのち、装着者100が防護服120を装着する。
次に、この実施の形態1の伝声器ユニット10の加熱条件と周波数特性との関係について、図11を用いて説明する。
本発明者は、加熱温度及び加熱時間を変えながら、複数種類の保持部材13を作成した。そして、これらの保持部材13について、音声の低周波領域(ここでは700ヘルツとした)と高周波領域(ここでは3200ヘルツとした)について、音声の透過量を測定した。
なお、ここでは、膜部材12として、厚さ15μmのポリプロピレンを使用した。そして、膜部材12の内、音声の透過に寄与する領域は、直径36ミリメートルの円形領域とした。また、この測定は、測定器としてリオン株式会社製の精密騒音計NL−52を用い、70[dB]の音声を、1メートル離れた位置で2分間計測することによって、行った。
図11は、測定結果の一部を示す表である。図11に示したように、加熱温度が140℃で加熱時間が30秒の場合、膜部材12に加えられる緊張(すなわち、図11の膜圧)は18.5[g/cm]であり、全周波数領域における音声の透過率は59.9[dBA]であった。そして、700[Hz]の音声の透過率が37.5[dBA]であるのに対して、3200[Hz]の音声の透過率は5.6[dBA]であった。
一方、加熱温度が160℃で加熱時間が60秒の場合、膜部材12に加えられる緊張は28.3[g/cm]であり、全周波数領域における音声の透過率は57.7[dBA]であった。そして、700[Hz]の音声の透過率が14.8[dBA]であるのに対して、3200[Hz]の音声の透過率は18.8[dBA]であった。
図11から分かるように、加熱温度や加熱時間を変えることによって、膜部材12の緊張の値を調整することができた。そして、この緊張が小さい場合は音声の低周波数領域の透過率が高くなり、一方、この緊張が大きい場合は音声の高周波数領域の透過率が高くなることが分かった。
この結果から、声の低い装着者は膜部材12の緊張が小さい伝声器ユニット10を使用する方が音声を外部に伝搬しやすく、また、声の高い装着者は膜部材12の緊張が大きい伝声器ユニット10を使用する方が音声を外部に伝搬しやすいことが、確認できた。
このように、この実施の形態1では、加熱温度及び加熱時間を制御することによって膜部材12の緊張の値を調整することができるので、声質に合わせて(例えば性別や年代等に合わせて)膜部材12の緊張の値を調整して、音声を外部に伝搬しやすい伝声器ユニット10を作製することが容易になる。
なお、加熱温度又は加熱時間の一方のみを制御することによっても、膜部材12の緊張の値を調整することができ、従って、膜部材12の周波数特性を調整することができる。
以上示した通り、この実施の形態1においては、伝声器本体11の膜部材12は熱収縮性の材質にて形成され、膜部材12が保持部材13に保持された状態で、膜部材12が加熱されて収縮されることにより、膜部材12の略全面に緊張が与えられた状態で保持部材に保持されるように構成されていることにより、膜部材12が保持部材13に保持された状態で膜部材12を加熱すれば膜部材12が収縮する。そのため、保持部材13に複雑な形状や構成を設けたり、保持部材13を構成する部品同士を強い力を加えて嵌合させたりしなくても、膜部材12が、略全域に保持部材13による緊張が与えられた状態で保持部材13に保持されて、膜部材12のしわやたるみの発生を確実に抑止できる。これにより、低コストで製造でき、簡易な構造で、装着者の発話した音声を外部において明瞭に聴取させることのできる伝声器本体11や伝声器ユニット10を提供することができる。
また、この実施の形態1においては、保持部材13は正面視略円形又は任意の形状の枠型に形成されて、保持部材13の内側に形成された開口部を膜部材で塞ぐように構成されたことにより、膜部材12を加熱して収縮させることで、膜部材12の周囲の全方向から膜部材12に対する緊張が与えられる。そのため、膜部材12のしわやたるみの発生を一層確実に抑止することができる。
加えて、この実施の形態1によれば、膜部材12に与えられる緊張の大きさを、この膜部材12の加熱温度又は加熱時間の少なくとも一方を制御することによって、簡単に調整することができ、従って、この膜部材12を透過する音声の周波数特性を簡単に調整することができる。この結果、容易に且つ低コストで、声質に合わせて膜部材12の緊張を高精度に調整して、音声を外部に伝搬しやすい伝声器ユニット10を作製することができる。
なお、この実施の形態1の図1乃至図4においては、伝声器ユニット10の伝声器本体11において、保持部材13を正面視略円環状に形成したものを示したが、これに限らず、保持部材13が枠型を呈するものであれば、どのような形状であってもよい。
例えば、図5の第一の変形例に示すように、伝声器ユニット10の伝声器本体11、カバー部材14、載置部15を、それぞれ、正面視略矩形に形成し、伝声器本体11の保持部材13を正面視略矩形の環状に形成することもできる。なお、この際も、膜部材12は保持部材13の全体形状よりも大きく形成する。また、この際、カバー部材14の部材本体部16は略四角柱状に形成し、載置部15を平面し略矩形に形成する。
また、図6の第二の変形例に示すように、伝声器ユニット、カバー部材14,載置部を、正面視において、いわゆるひょうたん型(一対の凸状の曲面と、一対の凹状の曲面とで形成された形状)など、凹状の曲面を含む構成に形成することもできる。
さらに、図示しないが、伝声器本体11、カバー部材14、載置部15を、正面視において、矩形以外の多角形、例えば略五角形や略六角形等の任意の略多角形になるように形成したり、あるいは、一部に略凹状となる曲面や直線の集合を含む形状になるように形成することもできる。さらにまた、図示しないが、伝声器本体11や、それに加えてカバー部材14や載置部15を、任意の立体形状に形成することもできる。例えば、伝声器本体11をコーン型(くぼんだ円錐形)やドーム型(ふくらんだ半球形)に形成し、カバー部材14や載置部15を、伝声器本体11の形状に即した凹状や凸状に形成することもできる。この場合、例えば、伝声器本体11の保持部材13をコーン型やドーム型の骨組みとして形成し、この骨組みに膜部材12を載置させて加熱収縮させることで、伝声器本体11をコーン型やドーム型に形成することが考えられる。このようにすることで、装着者100の発話した音声の指向性を容易に調整することができる。
さらに、保持部材13は、膜部材12を固着させた状態で膜部材12を緊張させてしわやたるみのない状態とすることができる構成であれば、枠型以外の任意の形状であってもよい。例えば、保持部材13は、略「コ」の字状や略「U」字状に形成されていてもよいし、一対の棒状の部材を略平行に対向させたものとして構成され、保持部材13の内側に配設される膜部材12のうちの少なくと一部を保持するように構成されていてもよい。
このように構成することで、伝声器ユニット10を、防護マスク110や防護服120の形状や仕様に適合した形状となるように、自在に形成しつつ、伝声器本体11において、簡易に、膜部材12をしわやたるみのない状態とすることができる。また、伝声器ユニット10や伝声器本体11の形状選択の自由度が上がり、防護マスク110や防護服120の設計を容易ならしめることができる。
[発明の実施の形態2]
図7に、この発明の実施の形態2を示す。
この実施の形態2においては、実施の形態1の伝声器本体11に替えて、伝声器本体21を備える。この伝声器本体21は、膜部材22と、一対の保持部材23a,23bを備える。
図7に示す、この実施の形態2の膜部材22は、正面視略円形に形成されている。膜部材22の直径は、保持部材23a,23bの直径(外径)と同じであってもよいし、保持部材23a,23bの直径よりも大きくても小さくてもよい。なお、膜部材22の形状は、保持部材23a,23bの内径よりも小さくなければどのような形状に形成されていてもよい。
この実施の形態2の保持部材23a,23bは、それぞれ、円環状の枠型に形成され、膜部材22を挟持する。それぞれの保持部材23a,23bの直径は同じであってもよいし、一方たとえば保持部材23aの直径が他方たとえば保持部材23bより大きく形成されていてもよい。
その他の構成は実施の形態1と同じである。
この実施の形態2においては、伝声器本体21を製造する工程において、図7に示すように、膜部材22を一対の保持部材23a,23bの間に配設する。そして、膜部材22を、一対の保持部材23a,23bで挟持して所望の方法で固着させたのち、膜部材22を加熱することで、膜部材22を緊張させて、膜部材22を、しわやたるみのない状態で保持部材23a,23bに保持させる。なお、保持部材23a,23bの直径がそれぞれ異なる場合には、膜部材22を、保持部材23a,23bで挟持した状態で、直径の大きい保持部材例えば保持部材23aの周縁部を、直径の小さい保持部材例えば保持部材23b側に折り込んで、上記実施の形態1と同様の方法で、この保持部材23a,23bに保持させてもよい。
この実施の形態2の伝声器ユニットの加熱条件と周波数特性との関係を測定したところ、実施の形態1と同様の結果(図11参照)を得た。
以上、この実施の形態2においては、伝声器本体21において、膜部材22を一対の保持部材23a,23bで挟持して強固に固着させることができるので、膜部材22が保持部材23a,23bから剥離してしまうような事態を防止しつつ、膜部材22がしわやたるみのない状態である伝声器本体21を簡易に形成できる。
なお、保持部材23a,23bの形状が正面視略円環状以外であっても良いことは、上記実施の形態1と同様である。
[発明の実施の形態3]
図8に、この発明の実施の形態3を示す。
この実施の形態3においては、実施の形態1の伝声器本体11、実施の形態2の伝声器本体21に替えて、伝声器本体31を備える。この伝声器本体31は、膜部材32と、一対の保持部材33a,33bを備える。膜部材32は、実施の形態2の膜部材22と同様の構成である。
保持部材33a,33bは、実施の形態2の保持部材23a,23bと同様に、円環状の枠型に形成され、膜部材32を挟持する。ただし、保持部材33bの周縁部近傍には折曲げ部34bが設けられている点が、実施の形態2の保持部材23a,23bと相違する。この折曲げ部34bは、保持部材33a,33bを積層させた際に、この保持部材33aの外縁部を挟持するように形成されている。。
その他の構成は実施の形態1と同じである。
この実施の形態3においては、伝声器本体31を製造する工程において、図8Aに示すように、膜部材32を一対の保持部材33a,33bの間に配設する。そして、図8Bに示すように、膜部材32を、一対の保持部材33a,33bで挟持し、折曲げ部34bを内側(図8Aの矢印に示す同図上側方向)に折り曲げて固着させる(図8Bの拡大図参照)。この状態で、膜部材32を加熱することで、膜部材32を緊張させて、膜部材32を、しわやたるみのない状態で保持部材33a,33bに保持させる。
この実施の形態3の伝声器ユニットの加熱条件と周波数特性との関係を測定したところ、実施の形態1と同様の結果(図11参照)を得た。
以上、この実施の形態3においては、伝声器本体31において、膜部材32を一対の保持部材33a,33bで挟持し、折曲げ部34a,34bで折り曲げて強固に固着させることができるので、膜部材32が保持部材33a,33bから剥離してしまうような事態をより確実に防止しつつ、膜部材32がしわやたるみのない状態である伝声器本体31を簡易に形成できる。
なお、保持部材23a,23bの形状が正面視略円環状以外であっても良いことは、上記実施の形態1と同様である。
[発明の実施の形態4]
図9に、この発明の実施の形態4を示す。
この実施の形態4においては、実施の形態1乃至3の伝声器本体11,21,31に替えて、伝声器本体41を備える。この伝声器本体41は、膜部材42と、一対の保持部材43a,43bを備える。膜部材42は、実施の形態2の膜部材22と同様の構成である。
保持部材43a,43bは、実施の形態2の保持部材23a,23bと同様に、円環状の枠型に形成され、膜部材42を挟持する。ただし、保持部材43bの内側(図9における上側)にはカシメ用凸部44が設けられている点が実施の形態2の保持部材23bと相違する。
その他の構成は実施の形態1と同じである。
この実施の形態4においては、 伝声器本体41を製造する工程において、図9に示すように、膜部材42を一対の保持部材43a,43bの間に配設する。そして、膜部材42を、一対の保持部材43a,43bで挟持する(図9の拡大図の「カシメ前」の状態参照)。そして、この状態で保持部材43a,43bの周縁部近傍を、間に膜部材42を挟んだ状態のままカシメて、保持部材43aの周縁部で膜部材42の周縁部と保持部材43bの周縁部とを囲繞した状態で固着させる(図9の拡大図の「カシメ後」の状態参照)。この状態で、膜部材42は、ある程度緊張した状態となる。この状態で、膜部材42を加熱することで、膜部材42を緊張させて、膜部材42を、しわやたるみのない状態で保持部材43a,43bに保持させる。
この実施の形態4の伝声器ユニットの加熱条件と周波数特性との関係を測定したところ、実施の形態1と同様の結果(図11参照)を得た。
以上、この実施の形態4においては、伝声器本体41において、膜部材42を一対の保持部材43a,43bをカシメることで、カシメ用凸部44において膜部材42にある程度の緊張を与え、この状態で膜部材42を加熱させて収縮させることにより、膜部材42にしわやたるみが発生することを一層確実に防止できる。そして、膜部材42を保持部材43a,43bで挟持して強固に固着させることができるので、膜部材42が保持部材43a,43bから剥離してしまうような事態をより確実に防止しつつ、膜部材42がしわやたるみのない状態である伝声器本体41を簡易に形成できる。
なお、保持部材23a,23bの形状が正面視略円環状以外であっても良いことは、上記実施の形態1と同様である。
[発明の実施の形態5]
図10に、この発明の実施の形態5を示す。
この実施の形態5においては、実施の形態1乃至4の伝声器本体11,21,31,41に替えて、伝声器本体51を備える。この伝声器本体51は、膜部材52と、一対の保持部材53a,53bを備える。膜部材52は、実施の形態2の膜部材22と同様の構成である。
保持部材53a,53bは、実施の形態2の保持部材23a,23bと同様に、円環状の枠型に形成され、膜部材52を挟持する。ただし、保持部材53aの内側(図10における下側)には嵌合凸部54aが、保持部材53bの内側(図10における上側)には被嵌合凹部54bが、それぞれ設けられている点が実施の形態2の保持部材23a,23bと相違する。これらの嵌合凸部54a,被嵌合凹部54bは、保持部材53a,53bを積層させた際に、重なり合う位置に設けられている。
その他の構成は実施の形態1と同じである。
この実施の形態5においては、 伝声器本体51を製造する工程において、図10に示すように、膜部材52を一対の保持部材53a,53bの間に配設する。そして、膜部材52を、一対の保持部材53a,53bで挟持する。このとき、保持部材53aの嵌合凸部54aと被嵌合凹部54bとを、間に膜部材52を挟んだ状態のまま嵌合させて固着させる。この状態で、膜部材52を加熱することで、膜部材52を緊張させて、膜部材52を、しわやたるみのない状態で保持部材53a,53bに保持させる。
この実施の形態5の伝声器ユニットの加熱条件と周波数特性との関係を測定したところ、実施の形態1と同様の結果(図11参照)を得た。
以上、この実施の形態5においては、伝声器本体51において、膜部材52を一対の保持部材53a,53bの、嵌合凸部54aと被嵌合凹部54bとを嵌合させて挟持して強固に固着させることができるので、膜部材52が保持部材53a,53bから剥離してしまうような事態をより確実に防止しつつ、膜部材52がしわやたるみのない状態である伝声器本体51を簡易に形成できる。
なお、保持部材23a,23bの形状が正面視略円環状以外であっても良いことは、上記実施の形態1と同様である。
なお、上記各実施の形態においては、膜部材12を保持部材13に載置したり、膜部材22,32,42,52を保持部材23a及び23b,33a及び33b,43a及び43b,53a及び53bで挟持したりした後に膜部材12,22,32,42,52を加熱して収縮させる構成とした。一方、これに替えて、膜部材12及び保持部材13、膜部材22及び保持部材23a,23b、膜部材32及び保持部材33a,33b、膜部材42及び保持部材43a,43b、膜部材52及び保持部材53a,53bのそれぞれをポリプロピレン等の熱可塑性の部材によって形成し、膜部材12及び保持部材13、膜部材22及び保持部材23a,23b、膜部材32及び保持部材33a,33b、膜部材42及び保持部材43a,43b、膜部材52及び保持部材53a,53bのそれぞれをウェルダー溶着等によって接着させたのち、膜部材12,22,32,42,52を加熱して収縮させる構成とすることもできる。このように構成することで、膜部材12及び保持部材13、膜部材22及び保持部材23a,23b、膜部材32及び保持部材33a,33b、膜部材42及び保持部材43a,43b、膜部材52及び保持部材53a,53bを、それぞれ強固に接続させつつ、膜部材12,22,32,42,52のしわやたるみを一層確実に除去することができる。
上記各実施の形態は本発明の例示であり、本発明が上記各実施の形態のみに限定されることを意味するものではないことは、いうまでもない。
10・・・伝声器ユニット
11,21,31,41,51・・・伝声器本体
12,22,32,42,52・・・膜部材
13,23a,23b,33a,33b,43a,43b,53a,53b・・・保持部材
100・・・装着者

Claims (3)

  1. 音声を一方側から他方側へと伝播可能な膜部材と、該膜部材の少なくとも一部を保持する保持部材とを備えた、装着者により発話された音声を外部に伝達させる伝声器であって、
    前記膜部材は熱収縮性の材質にて形成され、
    前記膜部材が前記保持部材に保持された状態で、前記膜部材が加熱されて収縮されることにより、前記膜部材の略全面に緊張が与えられた状態で前記保持部材に保持されるように構成されたことを特徴とする伝声器。
  2. 前記保持部材は所定形状の枠型に形成されて、前記保持部材の内側に形成された開口部を前記膜部材で塞ぐように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の伝声器。
  3. 前記膜部材の加熱温度又は加熱時間の少なくとも一方を制御することによって、該膜部材に与えられる緊張の大きさが所定値に調整されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の伝声器。
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