JP2014175399A - 静電気保護回路基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路基板側で回路基板に備えられた各種回路を外部接続端子から印加されるサージから保護できるようにした静電気保護回路基板を提供する。
【解決手段】誘発突起6aとスルーホール2の間にマイグレーション堰止部8を備える。これにより、マイグレーションが生じたとしても、ショート故障の発生を防止することができる。また、マイグレーションが生じてマイグレーション堰止部8にてそれが堰き止められた場合、サージ時にコネクタターミナル3と誘発突起6aとの間に電界が発生したときにマイグレーション堰止部8の垂直方向(高さ方向)では等電位となる。このため、その垂直方向へはマイグレーションが原理的に成長しない。したがって、マイグレーション堰止部8を乗り越えてマイグレーションが成長することはなく、ショート故障の発生を効果的に防止することが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】誘発突起6aとスルーホール2の間にマイグレーション堰止部8を備える。これにより、マイグレーションが生じたとしても、ショート故障の発生を防止することができる。また、マイグレーションが生じてマイグレーション堰止部8にてそれが堰き止められた場合、サージ時にコネクタターミナル3と誘発突起6aとの間に電界が発生したときにマイグレーション堰止部8の垂直方向(高さ方向)では等電位となる。このため、その垂直方向へはマイグレーションが原理的に成長しない。したがって、マイグレーション堰止部8を乗り越えてマイグレーションが成長することはなく、ショート故障の発生を効果的に防止することが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、コネクタターミナルなどの外部接続端子が挿入されるスルーホール内において、外部接続端子と基板内部の回路配線との電気的接続を行いつつ、外部接続端子からの静電気(サージ)が回路配線に入り込むことを防止する静電気保護回路基板に関する。
従来、プリント基板などの回路配線が形成された回路基板では、回路基板の表裏を貫通するスルーホールに繋がるように基板表面の回路パターンが形成され、スルーホールの周囲を囲むようにレジスト膜がコーティングされることで、回路保護が為されている。そして、スルーホール内にコネクタターミナルを挿入し、はんだ等で回路パターンとコネクタターミナルとの電気的な接続を行うことで、コネクタターミナルを介して外部部品と回路基板内の各種回路との接続が行われている。
このような回路基板においては、コネクタターミナルを通じてサージが印加されることがあり、回路基板に備えられる各種回路をサージから保護する必要がある。このため、従来では、スルーホール毎に保護コンデンサを備えるなどの対策が取られている。
しかしながら、スルーホール毎に保護コンデンサを備えるのは部品点数増加、基板スペースの拡大、それに伴うコスト増大などの問題が発生する。このため、特許文献1において、コネクタターミナルが複数本一体化されたコネクタのハウジングの内部に放電部材を備えた構造が提案されている。
しかしながら、コネクタターミナルが複数本一体化されたコネクタとするとは限らないし、コネクタのハウジングの内部に放電部材を備える構造が複雑で、コストアップを招いてしまう。
本発明は上記点に鑑みて、回路基板側で回路基板に備えられた各種回路を外部接続端子から印加されるサージから保護できるようにした静電気保護回路基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1ないし5に記載の発明では、複数の基材(1a)が積層される多層基板によって構成され、複数の基材の間に内部配線(4)が備えられていると共に、多層基板を貫通するスルーホール(2)が形成されており、該スルーホール内に外部接続端子(3)を挿入すると共に接合部材(5)にて外部接続端子を固定することで内部配線との接続が行われる静電気保護回路基板(以下、単に回路基板という)であって、スルーホールの開口端から離間して設けられ、該スルーホールを囲む金属薄膜にて構成されていると共に、部分的にスルーホールとの距離が短くされることでアーク放電を誘発させる誘発突起(6a)が形成された接地パターン(6)と、接地パターンを覆いつつ、接地パターンのうちの誘発突起を露出させる絶縁膜(7)と、スルーホールと誘発突起との間に備えられたマイグレーション堰止部(8)と、を備えていることを特徴としている。
このように、誘発突起とスルーホールの間にマイグレーション堰止部を備えるようにしているため、マイグレーションが生じたとしても、ショート故障の発生を防止することができる。また、マイグレーションが生じてマイグレーション堰止部にてそれが堰き止められた場合、サージ時に外部接続端子と誘発突起との間に電界が発生したときにマイグレーション堰止部の垂直方向では等電位となる。このため、その垂直方向へはマイグレーションが原理的に成長しない。したがって、マイグレーション堰止部を乗り越えてマイグレーションが成長することはなく、ショート故障の発生を効果的に防止することが可能となる。そして、このようなショート故障の発生の防止をマイグレーション堰止部を備えるという簡素な構成によって実現できるため、複雑なコネクタを備える必要もないし、スルーホール毎に保護コンデンサを設ける必要もない。よって、サージ保護を行うことが可能な回路基板とすることが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。なお、図1は断面図ではないが、図の理解を容易にするために部分的にハッチングを示してある。本実施形態で説明する回路基板1は、例えば車両におけるブレーキ制御装置(ブレーキECU)におけるECU基板などに適用される。
本発明の第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。なお、図1は断面図ではないが、図の理解を容易にするために部分的にハッチングを示してある。本実施形態で説明する回路基板1は、例えば車両におけるブレーキ制御装置(ブレーキECU)におけるECU基板などに適用される。
図1および図2に示すように、回路基板1には、回路基板1の表裏面を貫通する例えば円形状のスルーホール2が形成されており、このスルーホール2内に外部接続端子に相当するコネクタターミナル3が挿入されている。図1および図2では、回路基板1のうち1つのスルーホール2の近傍のみを図示しているが、実際には回路基板1には複数のスルーホール2が形成されており、各スルーホール2が図に示した構造とされている。
具体的には、図3に示されるように、回路基板1は、ガラスエポキシなどで構成される複数の基材1aを積層した多層基板によって構成されている。複数の基材1aの間には銅箔などの金属薄膜で形成された内部配線4が備えられ、多層基板の表裏を貫通するように設けられたスルーホール2内において内部配線4が露出させられている。そして、スルーホール2内にコネクタターミナル3が挿入された状態ではんだ等の接合部材5を介してコネクタターミナル3が回路基板1に固定されると、内部配線4とコネクタターミナル3とが電気的に接続されるようになっている。
また、回路基板1には、内部配線4の他に、少なくとも表面と裏面のうちの一面、本実施形態の場合は表面側に形成されたGND(接地)パターン6が形成されており、GNDパターン6がスルーホール2の周囲を囲むように配置されている。GNDパターン6は、銅箔などの金属薄膜で形成されており、エッチングなどによってパターニングされたもので、スルーホール2の開口端から所定距離離間した位置より形成されている。また、GNDパターン6の一部には、スルーホール2の開口端からの距離が短くされた誘発突起6aが備えられている。このため、コネクタターミナル3からサージが印加されたときに、コネクタターミナル3もしくは接合部材5からの距離が短くされた誘発突起6aに対してアーク放電を誘発させ、サージがGNDパターン6側に逃げるようになっている。
誘発突起6aは、GNDパターン6をスルーホール2の周囲を単なる円形状で囲んだ形状にする場合よりもサージが集中するように部分的に径方向内方に突出させた部分であり、その先端部ができるだけスルーホール2や接合部材5側に近づけられている。誘発突起6aの形状は任意であるが、例えば図1に示したように、回路基板1の表面に対する法線方向から見た形状が三角形となるようにすると好ましい。すなわち、誘発突起6aを三角形のような先端が先細りとなる形状にすると、誘発突起6aからコネクタターミナル3もしくは接合部材5までの距離が短くなる部分を限定することができ、よりサージの集中が局所的に起こるようにできて、アーク放電を発生させ易くすることが可能となる。
さらに、回路基板1の表面には、GNDパターン6のうちの誘発突起6a以外の部分を覆うように絶縁膜7が形成されている。絶縁膜7は、レジスト膜などで構成されており、スルーホール2の開口端から所定距離離間した位置より形成されつつ、誘発突起6aについては覆わずに露出させられるようにレイアウトされている。
なお、回路基板1のGNDパターン6は、図示しない箇所においてGND電位とされる部位に接続されることで接地されている。例えば、回路基板1がブレーキECUにおけるECU基板として適用される場合には、GNDパターン6がボディーアースされることで接地されている。
このように、本実施形態の回路基板1は、回路基板1の表裏面のうちスルーホール2の周囲の位置には配線パターンが形成されておらず、内部配線4を通じてコネクタターミナル3に接続されている。これにより、コネクタターミナル3に繋がる外部部品(例えばブレーキ装置に備えられる液圧制御用の電磁弁のソレノイド)などと内部配線4に繋がる回路基板1内の各種回路との電気的接続が行われている。そして、回路基板1の表面にGNDパターン6を形成しつつ、GNDパターン6を部分的にスルーホール2側に突出させた誘発突起6aを備えるようにしている。このような構成とされているため、コネクタターミナル3を通じてサージが印加されたときには、内部配線4側に印加される前にコネクタターミナル3もしくは接合部材5と誘発突起6aとの間においてアーク放電が起きるようにできる。したがって、コネクタターミナル3から印加されるサージが内部配線4を通じて各種回路に印加されないように保護することが可能となる。
このように誘発突起6aでアーク放電を起こさせるためには、誘発突起6aの先端からコネクタターミナル3もしくは接合部材5までの距離が短いことが必要になり、短いほどよりアーク放電が生じ易くなるようにできる。しかしながら、この距離が短いほど誘発突起6aや接合部材5の構成金属のマイグレーションによるショート故障が発生し易くなるという背反がある。
このため、回路基板1には更に、誘発突起6aとスルーホール2との間に、回路基板1の表面に対して段差を構成するマイグレーション堰止部8を備えてある。本実施形態では、マイグレーション堰止部8を多層基板の表面から突出した絶縁材料にて構成された突起状の障壁8aによって構成しており、スルーホール2の周囲を1周囲むように障壁8aを備えるようにしている。これにより、マイグレーションが生じたとしても障壁8aによって堰き止めされて、ショート故障の発生が防止されるようになっている。
例えば、マイグレーション堰止部8を障壁8aによって構成する場合には、絶縁膜7の一部によってマイグレーション堰止部8を形成することができる。すなわち、回路基板1を形成する際には、回路基板1の基材1aの表面に成膜した金属薄膜をパターニングすることでGNDパターン6を形成し、その後にその上に絶縁膜7を成膜したのち、更にエッチングにより絶縁膜7を本実施形態のような形状にパターニングしている。このときのエッチングマスクのパターン選択により、絶縁膜7の構成材料によって障壁8aを形成することができる。
以上説明したように、誘発突起6aとスルーホール2の間にマイグレーション堰止部8を備えることにより、マイグレーションが生じたとしても、ショート故障の発生を防止することができる。また、マイグレーションが生じてマイグレーション堰止部8にてそれが堰き止められた場合、サージ時にコネクタターミナル3と誘発突起6aとの間に電界が発生したときにマイグレーション堰止部8の垂直方向(高さ方向)では等電位となる。このため、その垂直方向へはマイグレーションが原理的に成長しない。したがって、マイグレーション堰止部8を乗り越えてマイグレーションが成長することはなく、ショート故障の発生を効果的に防止することが可能となる。そして、このようなショート故障の発生の防止を回路基板1にマイグレーション堰止部8を備えるという簡素な構成によって実現できるため、複雑なコネクタを備える必要もないし、スルーホール2毎に保護コンデンサを設ける必要もない。これにより、サージ保護を行うことが可能な回路基板1とすることができる。
また、このように構成される障壁8aを絶縁膜7と同時に形成することにより、部品の増加なしでマイグレーション堰止部8を形成でき、製造工程の簡略化が図れると共にコストアップを防ぐことも可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について図4および図5を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してマイグレーション堰止部8の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、図4は断面図ではないが、図の理解を容易にするために部分的にハッチングを示してある。
本発明の第2実施形態について図4および図5を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してマイグレーション堰止部8の構成を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、図4は断面図ではないが、図の理解を容易にするために部分的にハッチングを示してある。
図4および図5に示すように、本実施形態では、マイグレーション堰止部8を回路基板1の基材1aの表面から形成した溝8bによって構成している。溝8bは、スルーホール2の周囲を1周囲むように形成されており、好ましくは基材表面から垂直方向に凹まされた形状とされている。このような溝8bは、例えば絶縁膜7まで形成したのち、ルーターなどを用いて溝掘加工を行うことで形成可能である。
このように、誘発突起6aとスルーホール2の間にマイグレーション堰止部8として溝8bを備えるようにしても良い。このような構成とする場合も、マイグレーションが生じたとしても、ショート故障の発生を防止することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について図6および図7を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してマイグレーション堰止部8のレイアウトを変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、図6は断面図ではないが、図の理解を容易にするために部分的にハッチングを示してある。
本発明の第3実施形態について図6および図7を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してマイグレーション堰止部8のレイアウトを変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、図6は断面図ではないが、図の理解を容易にするために部分的にハッチングを示してある。
図6および図7に示すように、本実施形態では、マイグレーション堰止部8を障壁8aによって構成しているが、障壁8aをスルーホール2の周囲を1周囲むように形成するのではなく、誘発突起6aとスルーホール2との間にのみ部分的に備えた構造としている。具体的には、誘発突起6aから接合部材5の外周に向けて拡がる両直線(図中一点鎖線参照)に至るように障壁8aを形成している。
このように、スルーホール2の周囲のうち少なくともマイグレーション堰止部8を誘発突起6aとスルーホール2との間に備え、スルーホール2の周囲を1周囲むように設けていなくても良い。このような構成としても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について図8および図9を参照して説明する。本実施形態は、第2実施形態に対してマイグレーション堰止部8のレイアウトを変更したものであり、その他については第2実施形態と同様であるため、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、図8は断面図ではないが、図の理解を容易にするために部分的にハッチングを示してある。
本発明の第4実施形態について図8および図9を参照して説明する。本実施形態は、第2実施形態に対してマイグレーション堰止部8のレイアウトを変更したものであり、その他については第2実施形態と同様であるため、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、図8は断面図ではないが、図の理解を容易にするために部分的にハッチングを示してある。
図8および図9に示すように、本実施形態では、マイグレーション堰止部8を溝8bによって構成しているが、溝8bをスルーホール2の周囲を1周囲むように形成するのではなく、誘発突起6aとスルーホール2との間にのみ部分的に形成した構造としている。具体的には、誘発突起6aから接合部材5の外周に向けて拡がる両直線(図中一点鎖線参照)に至るように溝8bを形成している。
このように、スルーホール2の周囲のうち少なくともマイグレーション堰止部8を誘発突起6aとスルーホール2との間に備えていれば、スルーホール2の周囲を1周囲むように設けていなくても良い。このような構成としても、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、回路基板1に備えられるスルーホール2のうちサージが問題になり得るコネクタターミナル3が配置されるものについては、上記実施形態で示した構造とする必要がある。しかし、サージが問題とならない部品が接続されるようなスルーホールについては、上記実施形態で示した構造としなくても良い。
1 回路基板
2 スルーホール
3 コネクタターミナル
4 内部配線
5 接合部材
6 GNDパターン
6a 誘発突起
7 絶縁膜
8 マイグレーション堰止部
8a 障壁
8b 溝
2 スルーホール
3 コネクタターミナル
4 内部配線
5 接合部材
6 GNDパターン
6a 誘発突起
7 絶縁膜
8 マイグレーション堰止部
8a 障壁
8b 溝
Claims (6)
- 複数の基材(1a)が積層される多層基板によって構成され、前記複数の基材の間に内部配線(4)が備えられていると共に、前記多層基板を貫通するスルーホール(2)が形成されており、該スルーホール内に外部接続端子(3)を挿入すると共に接合部材(5)にて前記外部接続端子を固定することで前記内部配線との接続が行われる回路基板であって、
前記スルーホールの開口端から離間して設けられ、該スルーホールを囲む金属薄膜にて構成されていると共に、部分的に前記スルーホールとの距離が短くされることでアーク放電を誘発させる誘発突起(6a)が形成された接地パターン(6)と、
前記接地パターンを覆いつつ、前記接地パターンのうちの前記誘発突起を露出させる絶縁膜(7)と、
前記スルーホールと前記誘発突起との間に備えられたマイグレーション堰止部(8)と、を備えていることを特徴とする静電気保護回路基板。 - 前記マイグレーション堰止部は、前記多層基板の表面に形成された段差であることを特徴とする請求項1に記載の静電気保護回路基板。
- 前記マイグレーション堰止部は、前記スルーホールを1周囲んで形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の静電気保護回路基板。
- 前記マイグレーション堰止部は、前記スルーホールの周囲のうち、誘発突起と前記スルーホールとの間にのみ形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の静電気保護回路基板。
- 前記マイグレーション堰止部は、前記多層基板の表面から突出した突起状の絶縁材料にて構成された障壁(8a)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の静電気保護回路基板。
- 前記マイグレーション堰止部は、前記多層基板の表面を凹ませて形成した溝(8b)であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の静電気保護回路基板。
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- 2013-03-07 JP JP2013045476A patent/JP2014175399A/ja active Pending
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