JP6631384B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多層プリント基板を備えた電力変換装置に関する。
例えば電気自動車やハイブリッド自動車に搭載される電力変換装置には、制御回路等を形成した多層プリント基板が内蔵されている。
また、電力変換装置には、電位が高い高電圧導体部と、電位が低い低電圧導体部とがある。そして、高電圧導体部と低電圧導体部との間は、充分な電気的絶縁を図る必要がある。
特許文献1に記載のインバータは、多層プリント基板に形成された高圧側回路パターンと低圧側回路パターンとの間の絶縁性を向上させるべく、高圧側回路パターン又は低圧側回路パターンを中間層に形成している。すなわち、中間層に形成された回路パターンについては、他の回路パターンとの間の絶縁を図るために、沿面距離を稼ぐという概念を不必要とすることができる。そして、これにより、多層プリント基板の小型化を図っている。
特開平9−181373号公報
しかしながら、例えば中間層に形成された高電圧導体部と接続されたビアが、表層に露出していると、表層に露出した低電圧導体部を、上記ビアから充分に遠ざける必要がある。すなわち、当該ビアと当該低電圧導体部との間の絶縁は、沿面距離にて考えなければならないため、充分な空間距離を設ける必要がある。そうすると、表層の低電圧導体部の引き回しを複雑にしたり、多層プリント基板を大型化したりする必要が生じる。
低電圧導体部に接続されたビアが表層に露出している場合も、同様の課題は生じる。
また、高電圧導体部と低電圧導体部との一方が、電力変換装置における多層プリント基板以外の部位に形成されている場合でも、表層に露出したビアとの間の距離は、充分な絶縁を図るうえで必要となる。その結果、電力変換装置の小型化が困難となる場合がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、電位が互いに異なる第1電圧導体部と第2電圧導体部との絶縁を充分に図りつつ、小型化を図ることができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、電位が互いに異なる第1電圧導体部(11)と第2電圧導体部(12)とを有する電力変換装置(1)であって、
複数の導体層(21)と、該導体層間を電気的に接続するビア(22)とを有する多層プリント基板(2)を備え、
少なくとも上記第1電圧導体部は、上記多層プリント基板の上記導体層と上記ビアとに形成されており、
上記第1電圧導体部を構成する上記ビアのうち最も上記第2電圧導体部の露出部に近い近接ビア(221)は、絶縁体(3、23)によって覆われており、
上記第2電圧導体部は、上記多層プリント基板を内部に収容するケース(4)であり、
上記近接ビアは、上記多層プリント基板の端縁に形成されている、電力変換装置にある。
本発明の他の態様は、電位が互いに異なる第1電圧導体部(11)と第2電圧導体部(12)とを有する電力変換装置(1)であって、
複数の導体層(21)と、該導体層間を電気的に接続するビア(22)とを有する多層プリント基板(2)を備え、
少なくとも上記第1電圧導体部は、上記多層プリント基板の上記導体層と上記ビアとに形成されており、
上記第1電圧導体部を構成する上記ビアのうち最も上記第2電圧導体部の露出部(121)に近い近接ビア(221)は、絶縁体(3、23)によって覆われており、
上記第2電圧導体部は、上記多層プリント基板を内部に収容するケース(4)であり、
上記ケースは、上記多層プリント基板と対向配置された対向壁部(41)を有し、該対向壁部は上記多層プリント基板に向かって突出した凸壁部(42)を有し、上記近接ビアと上記凸壁部とは、互いに対向配置されている、電力変換装置にある。
上記電力変換装置において、第1電圧導体部を構成するビアのうち最も第2電圧導体部の露出部に近い近接ビアは、絶縁体によって覆われている。これにより、近接ビアと第2電圧導体部との間の絶縁性を確保しつつ、空間距離を短くすることができる。すなわち、近接ビアを絶縁体にて覆うことにより、近接ビアと第2電圧導体部との間の空間距離を短くしても、絶縁性を確保することができる。その結果、電力変換装置の小型化も図ることができる。
以上のごとく、本発明によれば、電位が互いに異なる第1電圧導体部と第2電圧導体部との絶縁を充分に図りつつ、小型化を図ることができる電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
参考形態1における、電力変換装置の一部の断面説明図。 参考形態1における、多層プリント基板の一部の断面説明図。 近接ビアが被覆されていない、多層プリント基板の一部の断面説明図。 参考形態2における、多層プリント基板の一部の断面説明図。 近接ビアが被覆されていない、多層プリント基板の一部の断面説明図。 参考形態3における、多層プリント基板の一部の断面説明図。 近接ビアが被覆されていない、多層プリント基板の一部の断面説明図。 実施形態1における、電力変換装置の一部の断面説明図。 実施形態2における、電力変換装置の一部の断面説明図。
参考形態1
電力変換装置の参考形態につき、図1、図2を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、電位が互いに異なる第1電圧導体部11と第2電圧導体部12とを有する。
また、電力変換装置1は、複数の導体層21と、導体層21間を電気的に接続するビア22とを有する多層プリント基板2を備えている。
図2に示すごとく、少なくとも第1電圧導体部11は、多層プリント基板2の導体層21とビア22とに形成されている。
第1電圧導体部11を構成するビア22のうち最も第2電圧導体部12の露出部121に近い近接ビア221は、絶縁体としてのソルダーレジスト3によって覆われている。
本形態において、第1電圧導体部11は高電圧導体部であり、第2電圧導体部12は高電圧導体部よりも電位が低い低電圧導体部である。
近接ビア221は、多層プリント基板2を貫通しない非貫通ビアである。
多層プリント基板2には、第1電圧導体部11と第2電圧導体部12との双方が形成されている。近接ビア221は、多層プリント基板2の表面に露出した第2電圧導体部12の露出部121に最も近い。
図1に示すごとく、電力変換装置1は、半導体素子を内蔵した半導体モジュール5を有する。また、電力変換装置1は、半導体モジュール5のスイッチング動作の駆動、制御をそれぞれ行う駆動回路、制御回路を形成した多層プリント基板2を有する。そして、電力変換装置1は、ケース4内に、半導体モジュール5及び多層プリント基板2を、図示を省略する他の構成部品とともに収容配置してなる。
多層プリント基板2は、図2に示すごとく、複数の絶縁基材23と複数の導体層21とが交互に積層されている。絶縁基材23は、例えば、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させた基材からなる。また、各導体層21は、それぞれ配線パターンが形成されている。
多層プリント基板2は、表層の導体層21が第2電圧導体部12となっている。多層プリント基板2において、第2電圧導体部12が露出した側を上側、その反対側を下側として、便宜的に説明する。
また、絶縁基材23には、適宜ビア22が形成されている。このビア22によって、異なる導体層21同士が電気的に接続されている。図2に表したビア22は、上側の表層の導体層21と内部の導体層21とを接続している。ビア22は、例えば、絶縁基材23にレーザ加工することによって形成することができる。
近接ビア221は、多層プリント基板2の全体を貫通しない非貫通ビアである。特に、本例において、近接ビア221は、1層の絶縁基材23を貫通するビアである。そして、近接ビア221の内部は、内部導体222が充填されている。すなわち、近接ビア221は、フィルドビアによって構成されている。この近接ビア221の内部導体222は、めっきによって形成することができる。
近接ビア221における多層プリント基板の表層側は、ソルダーレジスト3によって被覆されている。すなわち、ソルダーレジスト3は、内部導体220の上面を含む近接ビア221の全体を、上側から覆っている。第1電圧導体部11は、多層プリント基板2の表層に露出しないよう構成されている。一方、多層プリント基板2の表層において、第2電圧導体部12が露出している。この上側の表層に露出した第2電圧導体部12は、例えば、電子部品の端子を接続するためのランド部等とすることができる。
また、多層プリント基板2には、複数のビア22が形成されていてもよい。そして、近接ビア221以外のビア22は、多層プリント基板2を貫通する貫通ビアとしてもよい。この場合、非貫通ビアである近接ビア221は、貫通ビアよりも内径が小さい。
また、本形態において、第1電圧導体部11である高電圧導体部は、電力変換回路によって電力変換される被制御電力の電流が流れる部位である。また、高電圧導体部には、例えば、被制御電力の電圧を測定する電圧センサや、半導体素子を駆動する駆動回路が設けられている。また、第2電圧導体部12である低電圧導体部は、制御に用いられる低圧の各種信号電流が流れる導体部である。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置1において、第1電圧導体部11を構成するビアのうち最も第2電圧導体部の露出部121に近い近接ビア221は、絶縁体であるソルダーレジスト3によって覆われている。これにより、近接ビア221と第2電圧導体部12との間の絶縁性を確保しつつ、空間距離を短くすることができる。すなわち、近接ビア221をソルダーレジスト3にて覆うことにより、近接ビア221と第2電圧導体部12との間の空間距離を短くしても、絶縁性を確保することができる。
仮に、図3に示すごとく、近接ビア221をソルダーレジスト3にて覆うことなく表層に露出させる場合には、次のような問題が生じる。すなわち、多層プリント基板91の上側の表層において、近接ビア221とこれに隣接する導体層21とが、いずれも露出した状態となる。つまり、第1電圧導体部11と第2電圧導体部12とが、多層プリント基板91の同じ側の表層において、互いに近接した状態で露出することとなる。この場合、両者の間の絶縁は、沿面距離を稼いで確保する必要がある。ここで、沿面距離とは、多層プリント基板91の表面に沿った導体間の最短距離をいう。したがって、第1電圧導体部11と第2電圧導体部12との絶縁を確保するためには、多層プリント基板91の表面に沿った、近接ビア221と導体層21との最短距離を長くする必要がある。そうすると、最上層における近接ビア221と導体層21との間の空間距離をも長くすることとなってしまう。ここで、空間距離とは、2つの導体の間の直線的な最短距離をいう。したがって、多層プリント基板91の大型化を招くこととなる。
これに対し、図2に示すごとく、近接ビア221の上面をソルダーレジスト3によって覆うことで、近接ビア221とこれに近接する導体層21との間の絶縁を図るために、沿面距離を考慮する必要がなくなる。すなわち、両者の間の空間距離を短くすることができる。その結果、多層プリント基板2の小型化を図ることができる。ひいては、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、近接ビア221は非貫通ビアであるため、ソルダーレジスト3によって容易に被覆することができる。特に、近接ビア221をフィルドビアとしていることにより、ソルダーレジスト3の形成を容易かつ確実に行うことができる。すなわち、近接ビア221を、図3に示すような貫通ビア29にて構成すると、これを覆うソルダーレジストを安定して形成し難い。また、貫通ビアよりも非貫通ビアの方が、内部導体222を充填しやすい。つまり、非貫通ビアの方が、ビアの内部に空洞が形成されるなどの不具合を防ぎやすい。
以上のごとく、本形態によれば、電位が互いに異なる第1電圧導体部と第2電圧導体部との絶縁を充分に図りつつ、小型化を図ることができる電力変換装置を提供することができる。
参考形態2
本形態は、図4に示すごとく、近接ビア221が、中間層の2つの導体層21同士を繋ぐビアとなっている形態である。
すなわち、近接ビア221を覆う絶縁体が、最上層の絶縁基材23によって構成されている。
その他の構成は、参考形態1と同様である。なお、参考形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本形態においても、第1電圧導体部11と第2電圧導体部12との絶縁を充分に図りつつ、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
すなわち、中間層の2つの導体層21同士を電気的に接続するにあたっては、図5に示すごとく、貫通ビア29を形成することも考えられる。このような多層プリント基板92においては、上側の表層において、近接ビア221とこれに隣接する導体層21とが、いずれも露出した状態となる。つまり、第1電圧導体部11と第2電圧導体部12とが、多層プリント基板92の同じ側の表層において、互いに近接した状態で露出することとなる。この場合、上述の図3に示した多層プリント基板92と同様の問題が生じる。その結果、多層プリント基板92の大型化を招くこととなる。
これに対して、図4に示すごとく、中間層の導体層21同士を非貫通ビアにて構成した近接ビア221とすることで、近接ビア221とこれに近接する導体層21との間の絶縁を図るために、沿面距離を考慮する必要がなくなる。すなわち、両者の間の空間距離を短くすることができる。その結果、多層プリント基板2の小型化を図ることができる。ひいては、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、本形態の場合には、近接ビア221をソルダーレジストにて被覆する必要もない。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態3
本形態は、図6に示すごとく、近接ビア221が、最下層の導体層21とその上側の中間層の導体層21とを繋ぐビアとなっている形態である。
すなわち、近接ビア221を覆う絶縁体が、最上層及び2層目の絶縁基材23によって構成されている。また、近接ビア221は、多層プリント基板2の下面に露出している。
その他の構成は、参考形態1と同様である。
本形態においても、第1電圧導体部11と第2電圧導体部12との絶縁を充分に図りつつ、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
すなわち、最下層の導体層21とその上側の中間層の導体層21とを電気的に接続するにあたっては、図7に示すごとく、貫通ビア29を形成することも考えられる。このような多層プリント基板93においては、やはり、上述の図3に示す多層プリント基板91や、図5に示す多層プリント基板92と同様の課題が生じる。
これに対して、図6に示すごとく、最下層の導体層21とその上側の中間層の導体層21とを非貫通ビアにて構成した近接ビア221とする。これにより、参考形態2と同様に、近接ビア221とこれに近接する導体層21との間の絶縁を図りつつ、多層プリント基板2の小型化を図ることができる。
また、本形態の場合にも、参考形態2と同様に、近接ビア221をソルダーレジストにて被覆する必要もない。なお、本形態においては、近接ビア221が下面に露出することとなるが、下面において、近接する第2電圧導体部12(低電圧導体部)が存在しなければ、特にソルダーレジストにて覆う必要はない。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態1
本実施形態は、図8に示すごとく、近接ビア221が多層プリント基板2の端縁に形成されているビアである場合の形態である。
本実施形態においては、多層プリント基板2を内部に収容するケース4が、第2電圧導体部12であると考える。導体からなるケース4は、通常、接地されており、低電圧導体部と考えることができる。
そして、高電圧導体部である第1電圧導体部11の一部が、多層プリント基板2の端縁において形成されたビア22となっている。すなわち、これらのビア22が近接ビア221となっている。また、多層プリント基板2の端縁がケース4の内壁面に近接しており、その内壁面が特に絶縁体によって被覆されていない限り、内壁面が第2電圧導体部12の露出部121となる。
本実施形態においては、近接ビア221が、多層プリント基板2における表層の導体層と中間層の導体層とを接続している。そして、多層プリント基板2における表層から、近接ビア221が絶縁体としてのソルダーレジスト3によって被覆されている。
また、本実施形態においては、多層プリント基板2の外周輪郭に沿って、複数の近接ビア221が配列している。そして、これら複数の近接ビア221を覆うように、多層プリント基板2の外周輪郭に沿って、ソルダーレジスト3が形成されている。
また、多層プリント基板2における近接ビア221よりも内側の領域にも、ビア22が形成されている。そして、これらのビア22は、多層プリント基板2を貫通する貫通ビア29となっている。また、これらの貫通ビア29は、その内径が、近接ビア221よりも大きい。
その他の構成は、参考形態1と同様である。
本実施形態においては、高電圧導体部である第1電圧導体部11の一部が、多層プリント基板2の端縁において形成されたビア22となる場合において、ケース4と高電圧導体部との間の絶縁を効果的に図ることができる。これにより、多層プリント配線板2の端縁とケース4との間の距離を小さくすることが可能となる。その結果、ケース4の小型化、ひいては、電力変換装置1の小型化を効果的に図ることができる。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態2
本実施形態は、図9に示すごとく、ケース4の壁部と多層プリント基板2とが近接して対向配置されている形態である。
すなわち、ケース4が多層プリント基板2と対向配置された対向壁部41を有する。そして対向壁部41に面するビア22のうちの一部を、絶縁体としてのソルダーレジスト3にて被覆している。
対向壁部41は多層プリント基板2に向かって突出した凸壁部42を有する。そして、近接ビア221と凸壁部42とは、互いに対向配置されている。つまり、凸壁部42に対向配置されたビア22が近接ビア221となる。そして、凸壁部42が特に絶縁体で覆われていない限り、凸壁部42が第2電圧導体部12の露出部121となる。
上述の近接ビア221が、絶縁体としてのソルダーレジスト3によって被覆されている。なお、凸壁部42に対向していないビア22は、近接ビア221ではない。それゆえ、本実施形態においては、これらのビア22については、ソルダーレジスト3にて被覆されることなく、露出している。また、これらのビア22は、貫通ビア29となっている。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。上記実施形態においては、近接ビア221を非貫通ビアにて構成した例を示したが、貫通ビアとすることも可能である。また、近接ビア221以外のビアもソルダーレジストにて被覆された構成としてもよい。
1 電力変換装置
11 第1電圧導体部
12 第2電圧導体部
121 露出部
2 多層プリント基板
21 導体層
22 ビア
221 近接ビア
23 絶縁基材(絶縁体)
3 ソルダーレジスト(絶縁体)

Claims (6)

  1. 電位が互いに異なる第1電圧導体部(11)と第2電圧導体部(12)とを有する電力変換装置(1)であって、
    複数の導体層(21)と、該導体層間を電気的に接続するビア(22)とを有する多層プリント基板(2)を備え、
    少なくとも上記第1電圧導体部は、上記多層プリント基板の上記導体層と上記ビアとに形成されており、
    上記第1電圧導体部を構成する上記ビアのうち最も上記第2電圧導体部の露出部(121)に近い近接ビア(221)は、絶縁体(3、23)によって覆われており、
    上記第2電圧導体部は、上記多層プリント基板を内部に収容するケース(4)であり、
    上記近接ビアは、上記多層プリント基板の端縁に形成されている、電力変換装置。
  2. 上記ケースは、上記多層プリント基板と対向配置された対向壁部(41)を有し、該対向壁部は上記多層プリント基板に向かって突出した凸壁部(42)を有し、上記近接ビアと上記凸壁部とは、互いに対向配置されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 電位が互いに異なる第1電圧導体部(11)と第2電圧導体部(12)とを有する電力変換装置(1)であって、
    複数の導体層(21)と、該導体層間を電気的に接続するビア(22)とを有する多層プリント基板(2)を備え、
    少なくとも上記第1電圧導体部は、上記多層プリント基板の上記導体層と上記ビアとに形成されており、
    上記第1電圧導体部を構成する上記ビアのうち最も上記第2電圧導体部の露出部(121)に近い近接ビア(221)は、絶縁体(3、23)によって覆われており、
    上記第2電圧導体部は、上記多層プリント基板を内部に収容するケース(4)であり、
    上記ケースは、上記多層プリント基板と対向配置された対向壁部(41)を有し、該対向壁部は上記多層プリント基板に向かって突出した凸壁部(42)を有し、上記近接ビアと上記凸壁部とは、互いに対向配置されている、電力変換装置。
  4. 上記近接ビアは、上記多層プリント基板を貫通しない非貫通ビアである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 上記多層プリント基板には、上記第1電圧導体部と上記第2電圧導体部との双方が形成されており、上記近接ビアは、上記多層プリント基板の表面に露出した上記第2電圧導体部の上記露出部に最も近い、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 上記近接ビアを覆う絶縁体は、ソルダーレジスト(3)である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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