JP2014173456A - 回転体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポンプに用いられる樹脂製の回転体において、樹脂成形において、回転体の寸法精度の低下を抑制する技術を提供する。
【解決手段】 インペラは、燃料ポンプのケーシング内に収容され、ケーシング内に燃料を吸入して、ケーシング外に燃料を送出するための樹脂製の回転体である。インペラは、シャフトが挿入される挿入孔と、挿入孔の近傍に位置し、インペラを回転軸方向に貫通する連通孔と、を備える、挿入部及び連通孔の周囲に位置する樹脂の樹脂流れ方向は、少なくとも回転軸方向に伸びている。
【選択図】 図3

Description

本明細書では、ポンプのケーシング内に収容される樹脂製の回転体であって、ケーシング内に流体を吸入して、ケーシング外に流体を送出するための回転体を開示する。
特許文献1には、ポンプ用のインペラが開示されている。インペラは、回転中心に回転軸が挿入される軸孔と、軸孔の周辺に形成された複数個の連通孔と、を備える。インペラは、樹脂の射出成形によって作製されている。射出成形では、成形型のゲートは、軸孔を中心とする円環形状を有する。成形型のキャビティ内には、軸孔を形成するためのピンと、複数個の連通孔を形成するための複数個のピンと、が配置されている。ゲートは、連通孔を形成するための複数個のピンよりもインペラの外周側に位置する。
特開平10−259789号公報
特許文献1の技術では、成形時において、ゲートからキャビティに流入した溶融樹脂は、キャビティ内において、円環形状のゲートから外側に向かって流れると共に、ゲートから内側に向かって流れる。ゲートの内側には、複数個の連通孔を形成するための複数個のピンが配置されている。このため、溶融樹脂は、複数個のピンにぶつかって分岐し、ピンを超えた位置で合流する。この結果、溶融樹脂の合流部分において、ウェルドラインが発生する場合がある。一般的に、インペラの作製に用いられる樹脂には、ガラス繊維、無機物等が含有されている。このため、ウェルドラインが発生すると、ウェルドライン周辺の樹脂に含有されるガラス繊維等の配向の違いによって、成形後の樹脂の収縮率が異なるため、インペラの寸法精度が低下する。
本明細書では、ポンプに用いられる樹脂製の回転体において、樹脂成形において、回転体の寸法精度の低下を抑制する技術を提供する。
本明細書で開示される技術は、ポンプのケーシング内に収容され、ケーシング内に流体を吸入して、ケーシング外に流体を送出するための樹脂製の回転体である。回転体は、回転軸が挿入される挿入部と、挿入部の近傍に位置し、回転体を回転軸方向に貫通する連通孔と、を備える。挿入部及びの周囲に位置する樹脂の樹脂流れ方向は、少なくとも回転軸方向に伸びている。
この回転体を製造するための樹脂成形の際、溶融樹脂を、連通孔及び挿入部を形成するために成形型に配置されている形成部材に沿って、回転軸方向に流す。この構成によれば、樹脂成形時に、溶融樹脂が、形成部材にぶつかって分岐することを抑制することができる。この結果、溶融樹脂が合流することを抑制し、ウェルドラインの発生を抑制することができる。この構成によれば、回転体の寸法精度の低下を抑制することができる。
本明細書で開示される他の技術は、ポンプのケーシング内に収容され、ケーシング内に流体を吸入して、ケーシング外に流体を送出するための樹脂製の回転体の製造方法である。この製造方法は、ゲートと回転体形成空間とを有する成形型のゲートから溶融樹脂を注入して、回転体形成空間を、溶融樹脂で充填する充填工程と、成形型内の樹脂を冷却して、回転体を形成する形成工程と、を備える。成形型は、回転体形成空間に、回転体に回転軸が挿入される挿入部を形成するための挿入部形成部材と、挿入部の近傍に位置し、回転体を回転軸方向に貫通する連通孔を形成するための連通孔形成部材を備える。充填工程では、回転体形成空間内の溶融樹脂は、挿入部形成部材及び連通孔形成部材の軸方向に沿って流れて充填される。
この構成では、溶融樹脂が、連通孔形成部材及び挿入部形成部材にぶつかって分岐し、形成部材を超えた位置で合流することを防止することができる。この結果、ウェルドラインの発生を抑制することができ、回転体の寸法精度の低下を抑制することができる。
燃料ポンプの縦断面図を示す。 第1実施例のインペラの平面図を示す。 インペラの製造方法を説明するための成形型の縦断面図を示す。 変形例の成形型の縦断面図を示す。 第2実施例のインペラの平面図を示す。 第2実施例の変形例のインペラの平面図を示す。 第2実施例の変形例のインペラの平面図を示す。 第2実施例の変形例のインペラの平面図を示す。 第2実施例の変形例のインペラの平面図を示す。 第3実施例のインペラの平面図を示す。 第3実施例の変形例のインペラの平面図を示す。 第4実施例のインナーロータの周辺の構成を示す。 第5実施例のロータの周辺の構成を示す。 第5実施例の変形例のロータの周辺の構成を示す。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記する。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
(特徴1)挿入部は、回転体の回転中心に位置しており、回転中心に対して非回転対称の形状を有していてもよい。挿入部の内縁面から回転中心までの距離が近い領域における連通孔の個数は、挿入部の内縁面から回転中心までの距離が遠い領域における連通孔の個数よりも多くてもよい。この構成によれば、挿入部の回転軸方向の内縁面から回転中心までの距離が一定である構成と比較して、挿入部に回転軸を容易に係合させることができる。また、連通孔の配置によって、回転体の重量バランスを向上させることができる。これにより、回転体を、スムースに回転させることができる。
(特徴2)充填工程では、回転体形成空間内の溶融樹脂は、挿入部形成部材及び連通孔形成部材の回転軸方向に沿って、同時的に流れて充填されていてもよい。この構成によれば、ウェルドラインの発生を適切に抑制することができる。
(特徴3)成形型は、ゲートと回転体形成空間との間に、溶融樹脂が充填される充填空間であって、挿入部形成部材と連通孔形成部材とを覆う充填空間を備えていてもよい。充填工程では、溶融樹脂は、ゲートから充填空間を介して、回転体形成空間に流入してもよい。この構成によれば、溶融樹脂は、ゲートから充填空間に流入する。充填空間に流入した溶融樹脂は、挿入部形成部材及び連通孔形成部材の一方の端の上方から、挿入部形成部材及び連通孔形成部材に沿って、回転体形成空間に流入することができる。この結果、ウェルドラインの発生を適切に抑制することができる。
(特徴4)成形型は、充填空間と回転体形成空間とを、連通する連通部を備えていてもよい。連通部は、成形型の内面と、挿入部形成部材の外周面と、連通孔形成部材の外周面と、によって画定されていてもよい。連通部では、成形型の内面は、挿入部形成部材の外周と連通孔形成部材の外周とに沿って形成されていてもよい。充填工程では、溶融樹脂は、連通部を通過して、充填空間から回転体形成空間に流入してもよい。この構成によれば、連通部の面積を小さくすることができる。この結果、形成工程において、回転体形成空間内の樹脂に付与される圧力を下げることなく、樹脂に負荷する力を小さくすることができる。この結果、樹脂成形後に回転体に残存する残留応力によるインペラの変形やクラックの発生を抑制することができる。
(特徴5)充填空間と挿入部形成部材は、同軸上に配置されていてもよい。この構成によれば、挿入部形成部材の周囲に、同時的に溶融樹脂を流すことができる。
(第1実施例)
(燃料ポンプ10の構成)
図1に示すように、燃料ポンプ10は、燃料タンク(図示省略)内に配置され、自動車のエンジン(図示省略)に燃料(例えばガソリン、エタノールとガソリンの混合燃料等)を供給する。図1に示すように、燃料ポンプ10は、モータ部20とポンプ部40を備えている。
モータ部20とポンプ部40は、ケース12内に配置されている。ケース12は、円筒形状のハウジング14と、ハウジング14の下端の開口を閉塞するケーシング42(ポンプ部40の一部)と、ハウジング14の上端の開口を閉塞する蓋部16と、を備える。
モータ部20は、図示省略したブラシ付きモータである。モータ部20は、アーマチュア22と永久磁石32を備える。永久磁石32は、ハウジング14の内周面に沿って配置されている。永久磁石32の内周側には、アーマチュア22が配置されている。アーマチュア22の中心には、シャフト24が貫通して固定されている。シャフト24の下端は、ポンプ部40のインペラ44の中心部に挿入され、貫通している。
シャフト24は、ポンプ部40の上端側(モータ部20の下端側)において、下側軸受28を介して、ケーシング42に回転可能に保持されている。シャフト24の上端は、上側軸受26を介して、蓋部16に回転可能に保持されている。即ち、アーマチュア22は、ケース12に回転可能に保持されている。
モータ部20の上方には、蓋部16が配置されている。蓋部16は、樹脂製である。蓋部16には、吐出口18と、外部端子5と、上側軸受26が設けられている。吐出口18は、ケース12の外側と内側とを連通している。上側軸受26は、蓋部16の中央付近に設けられている凹部に嵌合している。より詳細には、上側軸受26は、蓋部16の下向きに開口を有する凹部に、下方から上方に向けて圧入されている。外部端子5は、蓋部16の上方(即ちケース12の上方)から、蓋部16を貫通して、ケース12のモータ部20に達する。外部端子5は、インサート成形によって、蓋部16に固定されている。外部端子5は、自動車のバッテリ(図示省略)に接続されている。
ポンプ部40は、ケーシング42とインペラ44を備える。ケーシング42は、金属製である。ケーシング42の下端には、吸入口46が設けられている。ケーシング42の上端には、ケーシング42内とモータ部20とを連通する連通孔(図示省略)が設けられている。ケーシング42内には、インペラ44が収容されている。インペラ44の上方に位置するケーシング42には、下側軸受28が固定されている。
インペラ44は、ガラス繊維と無機物とを含有する樹脂製である。図2に示すように、インペラ44を回転軸方向に見ると、インペラ44は、円板形状を有する。インペラ44は、複数個の羽根溝50と、挿入孔52と、複数個の連通孔54と、凸面部56と、を備える。凸面部56は、インペラ44の両面から、突出している。凸面部56は、回転中心Oを中心とする円環形状を有する。
挿入孔52は、インペラ44の回転中心Oに配置されている。挿入孔52は、インペラ44を軸方向に貫通している。インペラ44の回転中心Oは、円板形状のインペラ44の中心と一致する。挿入孔52の内周面は、回転中心Oを中心とする部分円筒部52bと、部分円筒部52bの両端を結ぶ平面部52aとで構成されている。挿入孔52は、回転中心Oに対して、非回転対称に形成されている。別言すると、挿入孔52の内縁面から回転中心Oまでの距離は、インペラ44の回転方向において変化している。平面部52aは、部分円筒部52bと比較して、回転中心Oに近い。挿入孔52には、シャフト24の下端が挿入されている。シャフト24は、挿入孔52に嵌合している。
複数個の連通孔54は、挿入孔52の周囲に配置されている。各連通孔54は、凸面部56を貫通する。複数個の連通孔54は、インペラ44の周方向に等間隔に配置されている。連通孔54は、インペラ44を軸方向に貫通している。連通孔54は、インペラ44の表裏面の燃料の圧力を調整するために配置されている。
複数個の羽根溝50は、インペラ44の外周縁から所定の距離だけ内側の位置に形成されている。複数個の羽根溝50は、インペラ44の両面のそれぞれにおいて、インペラ44の周方向に等間隔に並んでいる。一方の面に形成された複数個の羽根溝50のそれぞれは、他方の面に形成された複数個の羽根溝50のそれぞれに連通する。
(燃料ポンプ10の動作)
バッテリから燃料ポンプ10に電流が供給されると、外部端子5から、ブラシを介してアーマチュア22に電流が供給される。この結果、アーマチュア22は、シャフト24を中心に回転する。アーマチュア22の回転が、シャフト24を介してインペラ44に伝達され、インペラ44が回転する。シャフト24は、インペラ44に嵌合している。平面部分52aによって、シャフト24が挿入孔52内で回転することが防止されている。この構成によれば、挿入孔52の内縁面が円筒形状である構成と比較して、シャフト24が挿入孔52内で回転することを容易に防止することができる。インペラ44が回転すると、燃料タンク内の燃料は、吸入口46からケーシング42内に吸入される。ケーシング42内の燃料は、インペラ44の回転によって昇圧され、連通孔を通過して、モータ部20に流入する。モータ部20に流入した燃料は、アーマチュア22と永久磁石32との間を通過し、吐出口18から燃料ポンプ10外に吐出される。燃料ポンプ10外に吐出された燃料は、燃料経路(図示省略)を介して、エンジンに供給される。
(インペラ44の製造方法)
図3に示すように、インペラ44は、成形型60を用いた樹脂の射出成形によって製造される。成形型60は、上型62と下型64とを備える。上型62と下型64とが重なり合うことによって、インペラ44を成形するための空間であるキャビティ66(「回転体形成空間」の一例)が画定される。キャビティ66は、インペラ44の外形形状と同一の形状の空間を有する。
上型62は、ゲート70を備える。ゲート70は、上型62を貫通する。ゲート70は、成形型60の外側とキャビティ66とを連通する。ゲート70は、インペラ44の回転中心Oに対応する位置に配置されている。インペラ44の回転中心Oに対応する位置とは、キャビティ66内でインペラ44が成形されたときの回転中心Oの位置を意味する。上型62は、ゲート70とキャビティ66との間に、充填空間72を画定する。充填空間72は、円筒形状の空間である。充填空間72の中心軸は、ゲート70の中心と同軸上に位置すると共に、インペラ44の回転中心Oに対応する位置と同軸上に位置する。
充填空間72は、連通部74を介して、キャビティ66に連通している。連通部74は、充填空間72とキャビティ66とを画定する成形型60の内周面と、後述する複数個のピン68の外周面とによって画定される。
下型64は、複数個のピン68を備える。複数個のピン68は、挿入孔52を形成するための1個のピン68a(「挿入部形成部材」の一例)と、連通孔54を形成するためのピン68b(「連通孔形成部材」の一例)と、を備える。ピン68aは、インペラ44の回転中心Oに対応する位置に配置されている。ピン68aは、ゲート70及び充填空間72と同軸上に配置されている。ピン68aの軸とは、インペラ44の軸方向に沿って、インペラ44の回転中心Oに対応する位置を通過する軸である。ピン68bは、複数個の連通孔54のそれぞれに対応する位置に配置されている。複数個のピン68の上端は、充填空間72内に位置する。充填空間72は、複数個のピン68を覆っている。
インペラ44の製造方法は、充填工程と、形成工程と、切断工程と、を含む。充填工程では、まず、溶融樹脂を、ゲート70から成形型60内に注入する。図3の矢印に示すように、ゲート70を通過した溶融樹脂は、充填空間72に流入する。充填空間72に流入した溶融樹脂は、ピン68aの上面に沿って、充填空間72内に広がる。そして、溶融樹脂は、複数個のピン68の外周面に沿って、上下方向、即ち、複数個のピン68の軸方向に沿って流れて、キャビティ66に流入する。
ピン68aは、ゲート70と同軸上に配置される。このため、ゲート70を通過した時溶融樹脂は、ピン68aの上面にぶつかって、充填空間72内に広がる。充填空間72は、複数個のピン68を覆っているために、充填空間72内に広がった溶融樹脂は、複数個のピン68を覆う。この結果、溶融樹脂は、複数個のピン68の外周面に沿って、上下方向に同時的に流れる。「同時的」とは、厳密に同時である以外に、例えば、溶融樹脂が充填空間72に流入し始めてから充填空間72内に広がるまでの短い期間の誤差を含む概念である。キャビティ66に流入した溶融樹脂は、インペラ44の外周に対応する位置に向かって流れ、キャビティ66に充填される。なお、図3の矢印に示すように、溶融樹脂は、複数個のピン68の外周面に沿って、上下方向に流れると共に、複数個のピン68の外周面から離間する方向にも流れる。特に、溶融樹脂は、複数個のピン68の外周面に沿って、溶融樹脂が下方に流れるのに従って、複数個のピン68の外周面から離間する方向にも流れる。
溶融樹脂がキャビティ66に充填されると、充填工程が終了し、形成工程が開始される。形成工程では、ゲート70から溶融樹脂に力を加えて、キャビティ66内の溶融樹脂に所定の圧力を付加する。溶融樹脂に力が加えられた状態で、溶融樹脂が凝固すると、溶融樹脂に加えられている力を解放し、インペラ44の中間製品を、成形型60から取り出す。
インペラ44の中間製品が成形型60から取り出されると、形成工程が終了し、切断工程が開始される。切断工程では、インペラ44の中間製品を、連通部74を通過する切断面Cで切断して、充填空間72に充填されていた樹脂を切断する。これにより、インペラ44が製造される。インペラ44の凸面部56には、充填空間72に充填された樹脂が残存している。凸面部56の形状は、連通部74の形状に等しい。
(本実施例の効果)
充填工程において、複数のピン68の周辺では、溶融樹脂は、複数個のピン68の外周面に沿って流れる。このため、溶融樹脂が、ピン68にぶつかって、分岐して流れることを抑制することができる。この結果、分岐した溶融樹脂が合流することによって形成されるウェルドラインの発生を抑制することができる。また、溶融樹脂を同時的に複数個のピン68の外周面に沿って流すことによって、溶融樹脂が合流してウェルドラインが発生することを、適切に防止することができる。
ウェルドラインが発生すると、ウェルドライン周辺の樹脂に含有されるガラス繊維等の配向の違いにより、ウェルドライン周辺の樹脂の成形後の収縮率が異なるため、インペラ44の寸法精度が低下する。また、ウェルドラインによって、インペラ44の強度が低下する場合もある。本実施例では、ウェルドラインの発生を抑制することによって、インペラ44の寸法精度の低下及び強度の低下を抑制することができる。
インペラ44の樹脂流れ方向を観察すると、挿入孔52の周囲に位置する樹脂の樹脂流れ方向は、インペラ44の一方の表面から、回転軸方向に伸びている。より詳細には、樹脂成形において、ゲート70に近い側のインペラ44の表面付近では、樹脂流れ方向は、回転軸方向に伸びている。ゲート70に近い側のインペラ44の表面から離間するのに従って、樹脂流れ方向は、回転軸方向に伸びていると共に、インペラ44の外周方向にも伸びる。連通孔54の周囲も同様に、挿入孔52の周囲に位置する樹脂の樹脂流れ方向は、インペラ44の一方の表面から、回転軸方向に伸びている。例えば、挿入孔52と複数個の連通孔54とのいずれかの孔の中心を通過して、インペラ44の回転軸に平行な断面を、実体顕微鏡を用いて、50倍程度の倍率で、樹脂に含まれるガラス繊維の方向を観察することによって、樹脂の流れ方向は、明確に特定することができる。
(第1実施例の変形例)
図4に示すように、成形型60は、ゲート70に代えて、ゲート170を備えてもよい。ゲート170は、円環形状を有する。ゲート170の直径は、充填空間72の直径よりも大きくてもよい。
(第2実施例)
第1実施例と異なる点を説明する。図5に示すように、インペラ144では、凸面部156の形状が、インペラ44の凸面部56の形状と異なる。凸面部156は、挿入孔52の外縁形状に沿った部分156aと、複数個の連通孔54の外縁形状に沿った複数個の部分156bと、を備える。各部分156bは、それぞれ部分156aに接触している。各部分156a,156bの幅は、挿入孔52と連通孔54との距離よりも小さい。詳細には、各部分156a,156bの幅は、挿入孔52と連通孔54との距離の略半分である。凸面部156の幅は、凸面部56の幅よりも小さい。
凸面部156は、成形型60の連通部74の形状に等しい。即ち、本実施例では、充填空間72とキャビティ66とを連通する連通部74の面積、即ち、切断面の面積は、比較的に小さい。
本実施例でも、第1実施例と同様の効果を奏する。また、連通部74の面積を小さくすることによって、樹脂成形後の樹脂の残留応力を低減することができる。その理由は以下の通りである。形成工程では、溶融樹脂に所定の圧力を付与して、溶融樹脂を凝固させる。この結果、溶融樹脂は、成形型60のキャビティ66の形成面に接触している箇所から内側に向かって徐々に凝固される。この結果、形成工程の後半におけるキャビティ66内では、連通部74の下方の一部分以外の樹脂は凝固し、連通部74周辺のみに溶融樹脂が残存している状態となる。この状態では、キャビティ66内の溶融樹脂に、所定の圧力を付与するために、連通部74の面積に応じた力を、溶融樹脂に加える必要がある。連通部74の面積が小さければ、溶融樹脂に加える力が小さくて済む。この結果、樹脂成形後の樹脂の残留応力が低減される。
(第2実施例の変形例)
上記の実施例では、インペラ144は、3個の連通孔54を備える。しかしながら、連通孔54の個数に制限は無い。例えば、図6に示すように、インペラ144は、4個の連通孔54を備えていてもよい。第1実施例のインペラ44も同様である。
挿入孔52の形状は、図7〜9に示す形状であってもよい。図7に示すように、挿入孔52は、互いに対向する一対の平面部分52aと、互いに対向する一対の円筒部分52bとを備えていてもよい。この場合、インペラ144は、4個の連通孔54を備えていてもよい。あるいは、図8に示すように、挿入孔52の平面部分52aは、屈曲していてもよい。また、図9に示すように、挿入孔52は、三角形の筒形状であってもよい。この場合、連通孔54は、挿入孔52の3個の平面のそれぞれの外側に位置していてもよい。
(第3実施例)
第2実施例と異なる点を説明する。図10に示すように、インペラ244では、連通孔254の位置が、インペラ144の連通孔54の位置と異なる。なお、連通孔254の形状は、連通孔54と同様である。
3個の連通孔254のうち、1個の連通孔254bは、円筒部分52bの中央部の外側に配置されている。3個の連通孔254のうち、連通孔254b以外の2個の連通孔254aは、平面部分52aの端部の外側に配置されている。即ち、挿入孔52の内縁面から回転中心までの距離が近い領域である平面部分52aの外側に形成された連通孔254aの個数は、挿入孔52の内縁面から回転中心までの距離が遠い領域である円筒部分52bの外側に形成された連通孔254bの個数よりも多い。この構成によれば、連通孔254の配置によって、インペラ244の重量バランスを向上させることができる。これにより、インペラ244を、スムースに回転させることができる。
(第3実施例の変形例)
上記の実施例では、インペラ244は、3個の連通孔254を備える。しかしながら、図11に示すように、連通孔254は、1個であってもよい。この場合、1個の連通孔254は、平面部分52aの中央部の外側に配置されていてもよい。本変形例では、挿入孔52の内縁面から回転中心までの距離が近い領域である平面部分52aにおける連通孔254の個数(即ち1個)は、挿入孔52の内縁面から回転中心までの距離が遠い領域である円筒部分52bにおける連通孔254の個数(即ち0個)よりも多い。
(第4実施例)
図12に示すように、本実施例のインナーロータ344(「回転体」の一例)は、いわゆる内接式のギアポンプに用いられる。本実施例のギアポンプは、例えば自動車のエンジンオイルを循環させるために用いられる。図12に示すように、インナーロータ344は、ギア式ポンプのケーシング302に収容されている。ケーシング402は、インナーロータ344の他に、アウターロータ304を収容する。
アウターロータ304は、円環形状を有する。アウターロータ304の外周面は、ケーシング302の内周面に沿った形状を有する。アウターロータ304の内周面には、複数個の内歯306が等間隔に配置されている。インナーロータ344は、外周面に、複数個の外歯346を有する円板形状を有する。複数個の外歯346は、内歯306と噛み合う形状を有する。複数個の外歯346は、インナーロータ344の外周面に等間隔に配置されている。
インナーロータ344の中心には、挿入孔352と複数個の連通孔354と凸面部356とが配置されている。挿入孔352と複数個の連通孔354と凸面部356との構成は、第2実施例の挿入孔52と複数個の連通孔54と凸面部156と同様の構成である。インナーロータ344は、挿入孔352に挿入されるシャフトの回転に伴って自転する。インナーロータ344は、さらに、アウターロータ304の内周面に沿って公転する。アウターロータ304は、インナーロータ344の回転に伴って、インナーロータ344の自転方向とは逆の方向に自転する。これにより、インナーロータ344とアウターロータ304との間に液体を吸入し、インナーロータ344とアウターロータ304との間から液体と吐出する。
インナーロータ344は、インペラ44と同様の方法で製造される。このため、挿入孔352及び複数個の連通孔354の周囲の樹脂流れ方向は、挿入孔352及び複数個の連通孔354に沿って伸びている。
(第5実施例)
図13に示すように、本実施例のロータ444(「回転体」の一例)は、いわゆるベーンポンプに用いられる。本実施例のベーンポンプは、例えば自動車のパワーステアリングのための機構に、オイルを供給するために用いられる。図13に示すように、ロータ444は、ベーンポンプのケーシング402に収容されている。
ロータ444は、円板形状を有する。ロータ444の外径は、ケーシング402の内径よりも小さい。ロータ444の回転中心は、ケーシング402の内周面の中心からずれている。
ロータ444の外周部には、複数個の溝448が、等間隔に配置されている。ロータ446は、複数個の溝448のそれぞれには、円環形状のローラ446が挿入されている。ローラ446は、溝448に沿って、ロータ444の半径方向に移動可能に配置されている。
ロータ444の中心には、挿入孔452と複数個の連通孔454と凸面部456とが配置されている。挿入孔452と複数個の連通孔454と凸面部456との構成は、第2実施例の挿入孔52と複数個の連通孔54と凸面部156と同様の構成である。ロータ444は、挿入孔452に挿入されるシャフトの回転に伴って、シャフトの軸心を中心に回転する。ローラ446は、ロータ444の回転に伴って、ロータ444の半径方向外側に移動しようとする。この結果、ローラ446は、ケーシング402の内周面に当接し、ケーシング402の内周面に沿って摺動する。これにより、ロータ444の外周面とケーシング402の内周面との間に位置する液体(例えばオイル)は、ロータ444に押圧され、ベーンポンプ外に吐出される。
ロータ444は、インペラ44と同様の方法で製造される。このため、挿入孔452及び複数個の連通孔454の周囲の樹脂流れ方向は、挿入孔452及び複数個の連通孔454に沿って伸びている。
(第5実施例の変形例)
上記の実施例では、シャフトは、ロータ444の回転中心の挿入孔452に挿入される。しかしながら、図14に示すように、シャフトが挿入される複数個の挿入孔452aが、ロータ444の回転中心に形成された連通孔454aの周囲に、等間隔に配置されていてもよい。この場合、挿入孔452aには、シャフトが挿入されていてもよい。あるいは、挿入孔452aには、シャフトに取り付けられた嵌合部材が挿入されていてもよい。後者の場合でも、挿入孔452aは、「回転軸が挿入される挿入部」の一例である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(1)第1実施例では、シャフト24の挿入孔52は、インペラ44を貫通する。しかしながら、挿入孔52は、インペラ44を貫通していなくてもよい。この場合、ピン68aは、ピン68bよりも短くてもよく、ピン68aの上端は、充填空間72に収容されていなくてもよい。他の実施例でも同様である。
(2)「回転体」は、自動車に用いられる燃料ポンプ、オイルポンプ以外のポンプ、例えば、冷却水を冷却装置に送出するポンプ等、様々なポンプに利用することができる。また、「回転体」を有するポンプは、ブラシレスモータを備えるポンプであってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:燃料ポンプ、12:ケース、20:モータ部、22:アーマチュア、24:シャフト、32:永久磁石、40:ポンプ部、42:ケーシング、44:インペラ、50:羽根溝、52:挿入孔、54:連通孔、56:凸面部、60:成形型、66:キャビティ、68:ピン、70:ゲート、72:充填空間、74:連通部

Claims (7)

  1. ポンプのケーシング内に収容され、ケーシング内に流体を吸入して、ケーシング外に流体を送出するための樹脂製の回転体であって、
    回転軸が挿入される挿入部と、
    挿入部の近傍に位置し、回転体を回転軸方向に貫通する連通孔と、を備え、
    挿入部及び連通孔の周囲に位置する樹脂の樹脂流れ方向は、少なくとも回転軸方向に伸びている、回転体。
  2. 挿入部は、回転体の回転中心に位置しており、回転中心に対して非回転対称の形状を有しており、
    挿入部の内縁面から回転中心までの距離が近い領域における連通孔の個数は、挿入部の内縁面から回転中心までの距離が遠い領域における連通孔の個数よりも多い、請求項1に記載の回転体。
  3. ポンプのケーシング内に収容され、ケーシング内に流体を吸入して、ケーシング外に流体を送出するための樹脂製の回転体の製造方法であって、
    ゲートと回転体形成空間とを有する成形型のゲートから溶融樹脂を注入して、回転体形成空間を、溶融樹脂で充填する充填工程と、
    成形型内の樹脂を冷却して、回転体を形成する形成工程と、を備え、
    成形型は、
    回転体形成空間に、回転体に回転軸が挿入される挿入部を形成するための挿入部形成部材と、
    挿入部の近傍に位置し、回転体を回転軸方向に貫通する連通孔を形成するための連通孔形成部材と、を備え、
    充填工程では、回転体形成空間内の溶融樹脂は、挿入部形成部材及び連通孔形成部材の軸方向に沿って流れる、回転体の製造方法。
  4. 充填工程では、回転体形成空間内の溶融樹脂は、挿入部形成部材及び連通孔形成部材の回転軸方向に沿って、同時的に流れる、請求項3に記載の回転体の製造方法。
  5. 成形型は、ゲートと回転体形成空間との間に、溶融樹脂が充填される充填空間であって、挿入部形成部材と連通孔形成部材とを覆う充填空間を備え、
    充填工程では、溶融樹脂は、ゲートから充填空間を介して、回転体形成空間に流入する、請求項3又は4に記載の回転体の製造方法。
  6. 成形型は、充填空間と回転体形成空間とを、連通する連通部であって、成形型の内面と、挿入部形成部材の外周面と、連通孔形成部材の外周面と、によって画定される連通部をさらに備え、
    連通部では、成形型の内面は、挿入部形成部材の外周と連通孔形成部材の外周とに沿って形成されており、
    充填工程では、溶融樹脂は、連通部を通過して、充填空間から回転体形成空間に流入する、請求項5に記載の回転体の製造方法。
  7. 充填空間と挿入部形成部材は、同軸上に配置されている、請求項5又は6に記載の回転体の製造方法。
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