JPH1182208A - 燃料ポンプのインペラ - Google Patents

燃料ポンプのインペラ

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JPH1182208A
JPH1182208A JP23984197A JP23984197A JPH1182208A JP H1182208 A JPH1182208 A JP H1182208A JP 23984197 A JP23984197 A JP 23984197A JP 23984197 A JP23984197 A JP 23984197A JP H1182208 A JPH1182208 A JP H1182208A
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JP
Japan
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impeller
shaft
hole
fuel pump
fitting hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP23984197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Fujii
真一 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、容易にアンバランスを補正す
ることができる燃料ポンプのインペラを提供する。 【解決手段】 シャフト8の先端部の断面形状は略D型
形状に形成され、インペラ21には略D型形状の嵌合穴
25が形成されている。シャフト8の先端部をインペラ
21の嵌合穴25に嵌合させることによって、シャフト
8とインペラ21を結合する。さらに、インペラ21に
は、回転中心軸に対して嵌合穴25の円形形状からカッ
トされたカット部と反対側に、シャフト8やインペラ2
1のアンバランス量を補正するための孔30を形成す
る。あるいは、回転中心軸に対して嵌合穴25の円形形
状からカットされたカット部と同じ側に孔35を形成
し、この孔35にシャフト8やインペラ21のアンバラ
ンス量を補正するための重り36を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料ポンプのイン
ペラに関する。
【0002】
【従来の技術】燃料タンク内に設けられるインタンク式
の燃料ポンプを図1に示す。図1に示す燃料ポンプは、
円筒状に形成されたハウジング3に組み込まれたモ−タ
部1と、その下部に組み込まれたポンプ部2とで構成さ
れている。ハウジング3の上下端部にはモ−タカバ−4
及びポンプカバ−5が取り付けられており、シャフト8
の上下端部をモ−タカバ−4及びポンプカバ−5にそれ
ぞれ軸受9、10を介して支持することによってア−マ
チュア7がモ−タ室6内に回転可能に配置されている。
ハウジング3の内壁面には、マグネット11が配設され
ている。ア−マチュア7には、コイルと接続された複数
のコンミュテ−タセグメント12が互いに絶縁されて配
設されている。モ−タカバ−4には、ア−マチュア7の
コンミュテ−タセグメント12と摺接するブラシ13及
びブラシ13を付勢するスプリング14が組み込まれて
いる。ブラシ13は、チョ−クコイル15を介して外部
接続端子と接続されている。モ−タカバ−4に設けた吐
出口16は、チェックバルブ17が組み込まれており、
燃料供給パイプが接続される。また、ポンプカバ−5の
下側には、ポンプボデ−18がハウジング3の下端部に
かしめつけ等によって取り付けられている。ポンプボデ
−18には燃料の入口穴19が設けられ、ポンプカバ−
5には燃料の出口穴20が設けられている。この入口穴
19と出口穴20は、ポンプボデ−18とポンプカバ−
5により形成されるポンプ室の円周方向に距離を隔てた
位置に設けられている。ポンプボデ−18とポンプカバ
−5により形成されるポンプ室には、円周方向に回転軸
方向の上下に多数の羽根溝22が形成されている円板状
のインペラ21が配設されている。このインペラ21
は、ア−マチュア7のシャフト8に嵌合によって結合さ
れている。インペラ21は、樹脂等により形成されてい
る。ここで、図4に示すように、インペラ21には、円
形形状から一部がカットされた形状、例えば略D字形状
の嵌合穴25が形成されている。また、シャフト8の先
端部の断面形状は、嵌合穴25と同様の形状、この場合
略D字形状に形成されている。シャフト8の先端部はイ
ンペラ21の嵌合穴25よりも僅かに小径に形成されて
いる。そして、シャフト8の先端部をインペラ21の嵌
合穴25に嵌合させることによって、シャフト8とイン
ペラ21とを結合している。
【0003】この燃料ポンプの動作を説明する。モ−タ
部1に通電してシャフト8を回転させると、シャフト8
に結合されたインペラ21が回転駆動される。これによ
り、燃料タンク内の燃料は、入口穴19より吸引され、
燃料流路を介して出口穴20からモ−タ室6に入り、吐
出口16から燃料供給パイプを介してエンジン等に供給
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した燃料ポンプで
は、シャフト8とインペラ21との結合部、すなわちシ
ャフト8の先端部及びインペラ21の嵌合穴25が略D
字形状等のように円形形状から一部がカットされた形状
に形成されているため、シャフト8及びインペラ21の
結合部が回転中心軸に対してアンバランスとなってい
る。シャフト8及びインペラ21がアンバランスに形成
されていると、エンジン等へ供給される燃料圧力に脈動
が生じたり、ア−マチュア7、シャフト8やポンプ本体
等が振動するという問題点が生じる。この問題点を解決
するために、例えば特開平4−66797号公報に記載
されているように、インペラの中心がシャフトの中心と
重なるようにインペラの嵌合穴の中心をインペラの中心
に対して偏心させる方法が提案されている。しかしなが
ら、この方法は、インペラの嵌合穴の成形精度が要求さ
れるため、製造が困難である。そこで、本発明は、前記
従来技術の問題点を解決するために創案されたものであ
り、簡単な構成で、容易にアンバランスを補正すること
ができる燃料ポンプのインペラを提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、インペラと、前記インペ
ラと結合されたシャフトとを備え、前記インペラ及び前
記シャフトの結合部が回転中心軸に対してアンバランス
に形成されている燃料ポンプのインペラにおいて、前記
インペラに、前記インペラ及びシャフトのアンバランス
を補正するための孔を形成する。また、請求項2に記載
の発明は、インペラと、前記インペラと結合されたシャ
フトとを備え、前記インペラ及び前記シャフトの結合部
が回転中心軸に対してアンバランスに形成されている燃
料ポンプのインペラにおいて、前記インペラに、前記イ
ンペラ及びシャフトのアンバランスを補正するための重
りを取り付ける。請求項1、2に記載の燃料ポンプのイ
ンペラを用いれば、簡単な構成で、容易にアンバランス
を補正することができる。また、請求項3に記載の発明
は、請求項2に記載の燃料ポンプのインペラにおいて、
前記インペラに孔を形成し、前記重りを前記孔に取り付
ける。請求項3に記載の燃料ポンプのインペラを用いれ
ば、重りがインペラの外周にはみ出ることがない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を用いて説明する。図2は、本発明の第1の実施の形
態を示す図である。この実施の形態では、インペラ21
には、円形形状から一部がカットされた形状、例えば略
D字形状の嵌合穴25が形成され、シャフト8の先端部
の断面形状は、嵌合穴25と同様に略D字形状に形成さ
れている。すなわち、インペラ21及びシャフト8の結
合部が回転中心軸に対してアンバランスに形成されてい
る。シャフト8とインペラ21とは、シャフト8の先端
部をインペラ21の嵌合穴25に嵌合させることによっ
て結合している。さらに、インペラ21の回転中心軸に
対して嵌合穴25の円形形状からカットされたカット部
と反対側に、シャフト8やインペラ21のアンバランス
を補正するための孔30を形成する。ここで、図4に示
すように、円形形状からカットされたシャフト8のカッ
ト部の重量、すなわちシャフト8のアンバランス量をm
1、円形形状からカットされたインペラ21のカット部
の重量、すなわちインペラ21のアンバランス量をm
2、シャフト8の半径をr1、インペラ21の嵌合穴3
5の半径をr2、シャフト8及びインペラ21の回転数
をωとした場合、合成アンバランス量Fは下記の式で表
わされる。 F=m1・r1・ω2 −m2・r2・ω2 =(m1・r1−m2・r2)ω2 そこで、孔30の大きさや位置等を選択することによっ
て、(m1・r1−m2・r2)と等価な孔30を形成
する。すなわち、シャフト8及びインペラ21のアンバ
ランスを補正するための孔30を形成する。
【0007】上記実施の形態では1個の孔30でアンバ
ランス量を補正したが、複数個の孔30でアンンバラン
ス量を補正するようにしてもよい。複数個の孔30を形
成する場合、半径方向や周方向等に形成する、等間隔に
形成する、両面に形成する等その形成位置は適宜選択可
能である。また、孔30の形状は、円形、三角形等種々
の形状が選択可能であり、大きさも適宜選択可能であ
る。さらに貫通させて形成してもよい。
【0008】図3は、本発明の第2の実施の形態を示す
図である。この実施の形態では、第1の実施の形態と同
様に、インペラ21に略D字形状の嵌合穴25を形成す
るとともに、シャフト8の先端部の断面形状を略D字形
状に形成する。シャフト8とインペラ21とは、シャフ
ト8の先端部をインペラ21の嵌合穴25に嵌合させる
ことによって結合している。また、インペラ21の回転
中心軸に対して、円周方向にほぼ等間隔に複数の孔35
を形成しておく。図では、4個の孔36が形成されてい
る。そして、インペラ21の回転中心軸に対して嵌合穴
25の円形形状からカットされたカット部と同じ側に形
成されている孔35内に重り36を嵌合、溶接や接着剤
により、または樹脂成形時に一体成形して取り付ける。
ここで、(m1・r1−m2・r2)と等価となるよう
に、重り36の重さを選択する。すなわち、シャフト8
及びインペラ21のアンバランスを補正するための重り
36を取り付ける。インペラ21に形成されている孔3
5内に重り36を取り付けることにより、重り36がイ
ンペラ21の外周からはみ出ることがない。このため、
インペラ21の取付精度を確保することができる。ま
た、円周方向にほぼ等間隔に複数の孔35を形成するこ
とにより、孔35の形成によってインペラ21がアンバ
ランスとなるのを防止することができる。
【0009】上記実施の形態では孔35を円周方向に等
間隔に複数個形成したが、インペラ21の回転中心軸2
1に対して嵌合穴25のカット部と同じ側にのみ形成し
てもよく、さらに数や位置等も適宜選択可能である。ま
た、孔30の形状は、円形、三角形等種々の形状が可能
であり、大きさも適宜選択可能である。さらに貫通させ
て形成してもよい。また、重り36を1個の孔35にの
み取り付けてもよいし、複数の孔35に取り付けてもよ
い。
【0010】このように、本発明では、シャフト及びイ
ンペラの結合部によるアンバランスをインペラへの孔の
形成や重りの取り付け等によって容易に補正することが
できる。これにより、ア−マチュアを含めたト−タルバ
ランス精度が向上し、エンジン等へ供給される燃料圧力
の脈動を小さくすることができる。また、ア−マチュア
やインペラ等の振動を低減することができ、騒音の発生
を抑制することができる。
【0011】以上の実施の形態ではシャフト及びインペ
ラの結合部が略D字形状に形成された燃料ポンプについ
て説明したが、本発明は、シャフト及びインペラの結合
部が回転中心軸に対してアンバランスに形成されている
燃料ポンプに適用することができる。さらに、回転体が
回転軸中心に対してアンバランスに形成されている燃料
ポンプにも適用することができる。また、シャフト及び
インペラによるアンバランス量を補正するようにした
が、シャフトやインペラ以外の回転要素によるアンバラ
ンス量を補正するようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2に記
載の燃料ポンプのインペラを用いれば、簡単な構成で、
容易にアンバランスを解消することができる。また、請
求項3に記載の燃料ポンプのインペラを用いれば、重り
がインペラの外周にはみ出ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料ポンプの構成図である。
【図2】第1の実施の形態を示す図である。
【図3】第2の実施の形態を示す図である。
【図4】シャフトとインペラの結合部を示す図である。
【符号の説明】
8 シャフト 21 インペラ 22 羽根溝 25 嵌合穴 30、35 孔 36 重り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インペラと、前記インペラと結合された
    シャフトとを備え、前記インペラ及び前記シャフトの結
    合部が回転中心軸に対してアンバランスに形成されてい
    る燃料ポンプのインペラにおいて、前記インペラには、
    前記インペラ及びシャフトのアンバランスを補正するた
    めの孔が形成されていることを特徴とする燃料ポンプの
    インペラ。
  2. 【請求項2】 インペラと、前記インペラと結合された
    シャフトとを備え、前記インペラ及び前記シャフトの結
    合部が回転中心軸に対してアンバランスに形成されてい
    る燃料ポンプのインペラにおいて、前記インペラには、
    前記インペラ及びシャフトのアンバランスを補正するた
    めの重りが取り付けられていることを特徴とする燃料ポ
    ンプのインペラ。
  3. 【請求項3】 前記インペラに孔が形成されており、前
    記重りは前記孔に取り付けられていることを特徴とする
    請求項2に記載の燃料ポンプのインペラ。
JP23984197A 1997-09-04 1997-09-04 燃料ポンプのインペラ Pending JPH1182208A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014173456A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Aisan Ind Co Ltd 回転体
US20160369818A1 (en) * 2015-06-17 2016-12-22 Denso Corporation Fuel pump
US11242860B2 (en) 2017-04-07 2022-02-08 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel pump

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040506