JP2563982Y2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP2563982Y2
JP2563982Y2 JP3736092U JP3736092U JP2563982Y2 JP 2563982 Y2 JP2563982 Y2 JP 2563982Y2 JP 3736092 U JP3736092 U JP 3736092U JP 3736092 U JP3736092 U JP 3736092U JP 2563982 Y2 JP2563982 Y2 JP 2563982Y2
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正人 岩田
博之 椎名
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モータに関し、特に、
偏心軸付モータ軸の回転バランスを確保するためのバラ
ンサの取付構造に係り、例えば、往復ピストン容積形ポ
ンプ駆動用のモータに利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、往復ピストン容積形ポンプがモ
ータにより駆動される場合、モータ軸の先端部に偏心軸
が一体回転するように設けられ、この偏心軸にピストン
のコネクティングロッドが軸受を介して回転自在に連結
されている。このモータにおいては、この偏心軸にバラ
ンサが取り付けられることにより、偏心軸分の回転バラ
ンスが確保されている。
【0003】従来のこの種のモータにおけるバランサの
取り付け方法としては、モータ軸の先端に配設された偏
心軸の片側にバランサを嵌合して一体回転するように固
定する方法が採用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このようなバランサの
取付構造において、組付作業を簡略化する手段として、
偏心軸とバランサとを予め一体的に製作しておき、この
一体化されたバランサ付偏心軸をモータ軸に組み付ける
方法、が考えられる。
【0005】さらに、このバランサ付偏心軸を焼結成形
法によって一体的に成形することにより、加工工数を大
幅に低減することができるため、偏心軸付モータ軸の生
産性を高めることができる。
【0006】ところが、バランサ付偏心軸は軸心方向が
非対称形状になるため、焼結成形法によって一体成形す
ることができない。そのため、バランサ付偏心軸を焼結
成形法によって製作しようと計画した場合、対称形のバ
ランサ付偏心軸を焼結成形法によって一体成形した後、
この対称形バランサ付偏心軸を切削加工法によって、所
望の非対称形状に加工する必要がある。
【0007】しかしながら、切削加工を使用したので
は、焼結成形法のメリットを充分に活用することができ
ないため、生産性の充分な増加は望めない。
【0008】本考案の目的は、偏心軸およびバランサの
取付構造について焼結成形法を充分に活用することがで
きるモータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案に係るモータは、
モータ軸の端部に偏心軸が一体回転するように配設され
ているとともに、偏心軸との回転バランスを確保するた
めのバランサがモータ軸と一体回転するように固定され
ているモータにおいて、前記偏心軸は焼結成形法によ
り、偏心位置に軸挿通孔が開設された円柱形状に一体成
形されており、また、前記バランサは焼結成形法によ
り、偏心位置に軸挿通孔が開設され、前記偏心軸よりも
大径の円柱形状に一体成形されているとともに、その一
端面には回り止め穴が一体的に没設されており、前記偏
心軸とバランサとは互いの軸挿通孔のそれぞれが芯合わ
せされた状態で、偏心軸の一端部がバランサの前記回り
止め穴に嵌入されて一体化され、さらに、一体化された
前記偏心軸およびバランサが前記軸挿通孔において前記
モータ軸に嵌合されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】前記した手段によれば、偏心軸およびバランサ
が焼結成形法によってそれぞれ一体成形されているた
め、加工工数が大幅に低減される。
【0011】そして、偏心軸とバランサとは各別に焼結
成形された後、圧入によって一体化されるため、一体化
後の形状において非対称形を実現することができる。し
たがって、切削加工によって非対称形形状を作り出す必
要はないため、焼結成形法のメリットを低減させなくて
済ますことができる。
【0012】
【実施例】図1は本考案の一実施例である往復ピストン
容積形ポンプ駆動用モータを示す縦断面図、図2はその
要部を示す分解斜視図、図3(a)、(b)はその作用
を説明するための各説明図である。
【0013】本実施例において、本考案に係るモータ
は、往復ピストン容積形ポンプ駆動用モータとして構成
されている。このモータ10はモータ部と、ピストンが
往復動する容積形ポンプ部とを備えている。
【0014】モータ部11はヨーク13とエンドブラケ
ット12とから成るハウジングを備えており、ヨーク1
3の内周にはマグネット14が複数個、磁界を形成する
ように周方向に等間隔に配されて固定されている。モー
タハウジング内にはヨーク13の長さよりも長いモータ
軸15が回転自在に軸架されており、モータ軸15には
アーマチュア16およびコミテータ17が互いに隣合わ
せに配されて固装されている。このコミテータ17には
ブラシ18が摺接されており、モータ軸15はその一端
部が端部軸受19により、また、中間部が中間部軸受2
0によりそれぞれ回転自在に支承されている。
【0015】モータ軸15の中間部軸受20側の先端部
はハウジングの外部に突出されており、その突出端部に
は取付部21が、軸線方向に一体的に形成されている。
この取付部21は、モータ軸15よりも直径の小さな円
柱形状に形成されている小径部22と、この小径部22
の基端側片脇に形成されている雄一方取り部23と、小
径部22の先端部に形成されており、ストッパリング2
6が嵌着される環状溝25とによって構成されている。
【0016】取付部21には偏心軸が一体回転するよう
に取り付けられているとともに、その両側に第1バラン
サおよび第2バランサが配設されて一体回転するように
固定されている。
【0017】偏心軸30は焼結成形法によって略円柱形
状に一体成形されており、その中央部には取付部21の
小径部22と同径の偏心軸孔31が、その孔心(A)が
この偏心軸30の中心線B(以下、偏心Bということが
ある。)に対して寸法Eだけ偏心されて開設されてい
る。
【0018】この軸挿通孔31の一端部には、モータ軸
15の外径と同径の円形形状に形成された回り止め穴3
2が連続するように開設されており、この回り止め穴3
2はモータ軸15の中心線Aと同軸上に配されている。
したがって、この回り止め穴32は軸挿通孔31に対し
て同心になっており、また、偏心軸30の偏心Bに対し
て寸法Eだけ偏心した状態になっている。また、回り止
め穴32の一部には雄一方取り部23に嵌合する雌一方
取り部33が形成されている。
【0019】この偏心軸30の片側端部には第1バラン
サ34が嵌合されている。第1バランサ34は焼結成形
法によって略円盤形状に一体成形されている。第1バラ
ンサ34の中心線上には軸挿通孔35が開設されてお
り、軸挿通孔35にはモータ軸15が挿通されている。
軸挿通孔35には雄一方取り部23に嵌合する雌一方取
り部36が形成されている。
【0020】第1バランサ34には回り止め穴37が軸
挿通孔35の端部に連続するように開設されており、こ
の回り止め穴37は偏心軸孔31の中心線Bと同心に配
されている。第1バランサ34がモータ軸15に嵌合さ
れる以前に、回り止め穴37には偏心軸30が圧入され
る。このとき、偏心軸30の軸挿通孔31と第1バラン
サ34の軸挿通孔35とが芯合わせされる。
【0021】偏心軸30の外周には後記するコネクティ
ングロッド軸受49が第1バランサ34に隣接して嵌合
されており、この軸受49には後記するコネクティング
ロッドが嵌合されている。
【0022】取付部21の小径部22における先端部に
は第2バランサ40が、コネクティングロッド軸受49
に隣接して一体回転するように嵌合されている。第2バ
ランサ40は焼結成形法によって略円盤形状に一体成形
されている。第2バランサ40には軸挿通孔41がモー
タ軸15の中心線Aと同心に開設されている。
【0023】第2バランサ40には第2の回り止め穴4
3が、軸挿通孔41におけるコネクティングロッド軸受
側の端部に配されて連続するように開設されており、こ
の回り止め穴43はモータ軸15の中心線Aに対して偏
心量Eだけ偏心されている。したがって、回り止め穴4
3は偏心軸30の軸挿通孔31の中心線Bと同心に配さ
れている。そして、第2バランサ40の回り止め穴43
は偏心軸30の端部に嵌合されており、この状態で、取
付部21の小径部22と軸挿通孔41とが嵌合されてい
る。
【0024】取付部21の環状溝25にはストッパリン
グ26が嵌着されており、このストッパリング26によ
って第1バランサ34、偏心軸30および第2バランサ
40は軸方向への抜けが阻止されるようになっている。
【0025】そして、本実施例において、第1バランサ
34および第2バランサ40は、偏心軸30に対してダ
イナミックアンバランスおよびスタッティックアンバラ
ンスを同時に修正するために、図3(a)に示されてい
る重心G1、G2のアンバランス量および位置が次式を
満足するように設定されている。
【0026】 M1×L1=M2×L2・・・ M1+M2=M3 ・・・
【0027】ここで、M1は第1バランサ34の重心G
1における第1バランサ34のアンバランス量であっ
て、第1バランサ34の質量×中心線Aからの距離によ
って求められる。M2は第2バランサ40の重心G2に
おける第2バランサ40のアンバランス量であって、第
2バランサ40の質量×中心線Aからの距離、によって
求められる。M3は偏心軸30の重心G3における偏心
軸30のアンバランス量であって、偏心軸30の質量×
中心線Aからの距離、によって求められる。L1は第1
バランサ34の重心G1と偏心軸30の重心G3との距
離、L2は第2バランサ40の重心G2と偏心軸30の
重心G3との距離、である。
【0028】前記式によってダイナミックアンバラン
スが修正され、前記式によってスタティックアンバラ
ンスが修正される。なお、第1バランサ34にはモータ
軸15、バランサ34および偏心軸30に形成された一
方取り部23、36、33等によってアンバランスにつ
いての修正分が加味されている。
【0029】他方、ポンプ部50はポンプケーシング5
1を備えており、ポンプケーシング51はモータ部11
のエンドブラケット12に隣接されて固定されている。
ポンプケーシング51にはシリンダ室52が一体的に形
成されており、このシリンダ室52にはピストン53が
摺動自在に嵌合されている。
【0030】ピストン53にはコネクティングロッド5
4の一端部がピン55を介して回転自在に連結されてお
り、このコネクティングロッド54の他端部はコネクテ
ィングロッド軸受49により回転自在に支承されてい
る。
【0031】シリンダ室52の一端(上端部)にはシリ
ンダヘッド56が当接されて固定されており、このシリ
ンダヘッド56には吐出口57および吸入口58がそれ
ぞれ開設されている。吐出口57側には吐出弁59が流
体の流通を開閉するように配設されており、吸入口58
には吸入弁60が流体の流通を開閉するように配設され
ている。
【0032】吐出弁59はスプリング(図示せず)の付
勢力によって吐出口57を閉鎖し、シリンダ室52内の
圧力が上昇したときにスプリングの付勢力に抗して吐出
口57を開くように構成されている。吸入弁60はスプ
リング(図示せず)の付勢力によって吸入口58を閉鎖
し、シリンダ室52内の圧力が低下したときにスプリン
グの付勢力に抗して吸入口58を開くように構成されて
いる。
【0033】次に作用を説明する。モータが運転されて
モータ軸15が回転すると、両バランサ34、40自体
はA軸を中心として回転(自転)するが、偏心軸30は
モータ軸15の中心線Aを中心点とし、偏心軸30の中
心線である偏心Bを軌跡とする円(すなわち、中心線A
と偏心Bとの偏心量Eを半径とする円)に沿って公転す
る。
【0034】したがって、この偏心軸30の公転運動に
追従してコネクティングロッド軸受49も公転運動を行
い、このコネクティングロッド軸受49の公転運動に伴
い、このコネクティングロッド軸受49に支承されたコ
ネクティングロッド54を介してピストン53がシリン
ダ52内を往復運動する。
【0035】ピストン53の往復運動の際、ピストン5
3が上昇して圧縮行程に移行すると、シリンダ室52内
が加圧され、加圧された流体が吐出口57を介して排出
される。次に、ピストン53が下降し吸入行程に入る
と、吸入弁60を介してシリンダ52内に流体が導入さ
れる。この動作を繰り返すことによって、ポンプ作用が
実行される。
【0036】ところで、モータ軸15には偏心軸30が
一体的に突設されているため、ポンプ部50を除いたモ
ータ軸15自体の回転バランスは、偏心軸30のアンバ
ランス量分だけ不均衡になっている。
【0037】しかし、本実施例においては、モータ軸1
5の中間部に第1バランサ34と第2バランサ40とが
モータ軸15と一体回転するように嵌着されているた
め、偏心軸30の不均衡が第1、第2バランサ34、4
0によって修正されることになる。つまり、モータ軸1
5自体の回転バランスは偏心軸30と第1、第2バラン
サ34、40との相殺により均衡が図られた状態にな
る。
【0038】このとき、第1バランサ34および第2バ
ランサ40は、前記式およびを満足するように構成
されているため、偏心軸30についてのダイナミックア
ンバランスおよびスタティックアンバランスが偏心軸3
0の近傍において同時に修正される。このため、本実施
例によれば、第1バランサ34および第2バランサ40
のアンバランス量をいずれも小さく抑制することができ
る。その結果、モータ軸15全体としての回転アンバラ
ンスの修正作業を簡略化することができる。
【0039】すなわち、例えば、図3(b)に示されて
いるように、偏心軸30の片側にバランサbが付設され
ることによって、偏心軸30のアンバランスが修正され
る従来例の場合には、モータ軸15のアーマチュア16
に第1バランサとしてパテaが固定的に取り付けられた
り、反対に、アーマチュア16に切欠部(図示せず)が
切設されたりすることにより、モータ軸15全体の回転
アンバランスが修正されることになる。
【0040】そして、この従来例の場合におけるアンバ
ランスの修正作業は、次式、を満足するように実行
されることになる。
【0041】 Ma×La=Mb×Lb・・・ Mb+Ma=M3 ・・・
【0042】前記式中、Maはアーマチュア16に固着
されるパテaの重心Gaにおけるパテaのアンバランス
量であって、パテaの質量×中心線Aからの距離、によ
って求められる。Laはパテaの重心Gaと偏心軸30
の重心G3とからの距離、Mbはバランサbの重心Gb
におけるバランサbのアンバランス量であって、バラン
サbの質量×中心線Aからの距離によって求められる。
Lbはバランサbの重心Gbと偏心軸30の重心G3と
の距離である。
【0043】前記式、において、LaはLbよりも
きわめて大きいから、偏心軸30の片側に配設されるバ
ランサbのアンバランス量Mbは、パテaのアンバラン
ス量Maよりも遙かに大きく設定する必要がある。した
がって、従来例におけるバランサbのアンバランス量M
bは、本実施例における第1バランサ34および第2バ
ランサ40のアンバランス量M1とM2との総和と同じ
になる。
【0044】バランサbのアンバランス量Mbが大きく
なると、バランサbのサイズが大きくなるため、バラン
サbがポンプ部50の構成部品と干渉し易くなる。
【0045】しかし、本実施例においては、第1バラン
サ34および第2バランサ40のアンバランス量のそれ
ぞれM1、M2を小さく抑制することができるため、第
1バランサ34および第2バランサ40を小型化するこ
とができ、その結果、ポンプ部50の構成部品との干渉
を未然に回避することができる。
【0046】また、バランサbのアンバランス量Mbが
大きくなると、バランサbによるアンバランスの修正に
おいて誤差が発生し易く、かつ、その誤差の量も大きく
なり易い。そこで、モータ軸15全体としてパテaによ
るアンバランスの修正作業が実施されることになるが、
大きい誤差が発生する分だけ、その修正作業は難しくな
る。
【0047】しかし、本実施例においては、第1バラン
サ34および第2バランサ40によって偏心軸30分の
アンバランスはダイナミックおよびスタティックの双方
について小さなアンバランス量によって修正されるた
め、第1バランサ34、第2バランサ40によるアンバ
ランスの修正において、誤差の発生頻度は抑制され、か
つ、発生する誤差の量はきわめて抑制される。
【0048】したがって、本実施例においては、モータ
軸15全体としてのアンバランスの修正作業は、偏心軸
30分を除く、アーマチュア16やコミテータ17に関
するアンバランスの修正に限定されることになるため、
きわめて簡単に実施することができる。
【0049】本実施例によれば、偏心軸30、第1バラ
ンサ34および第2バランサ40がいずれも、焼結成形
法によってそれぞれ一体成形されているため、その加工
工数が大幅に低減されるとともに、大量生産することが
できる。
【0050】そして、偏心軸30と第1バランサ34と
は各別に焼結成形された後、モータ軸15に嵌合される
前に、偏心軸30の一端部が第1バランサ34の回り止
め穴37に嵌入されることによって一体化されるため、
一体化後の形状において非対称形状を実現することがで
きる。つまり、焼結成形後に切削加工によって非対称形
状のバランサ付偏心軸を作り出す必要がないため、焼結
成形法の前記メリットを低減させなくて済む。
【0051】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々
変更可能であることはいうまでもない。
【0052】例えば、第1バランサ34および第2バラ
ンサ40はこれらの回り止め穴37、43においてモー
タ軸15と偏心軸30とに跨がって嵌合されていること
により、その偏心関係によって回り止めされた状態にな
るため、一方取り部23、33、36は省略することが
できる。
【0053】また、第2バランサ40は場合によっては
省略することができる。
【0054】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
偏心軸およびバランサの取付構造について焼結成形法を
充分に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である揺動ピストン容積形ポ
ンプ駆動用モータを示す縦断面図である。
【図2】その要部を示す分解斜視図である。
【図3】(a)、(b)はその作用を説明するための各
説明図である。
【符号の説明】
10…揺動ピストン容積形ポンプ駆動用モータ、11…
モータ部、12…エンドブラケット、13…ヨーク、1
4…マグネット、15…モータ軸、16…アーマチュ
ア、17…コミテータ、18…ブラシ、19…端部軸
受、20…中間部軸受、21…取付部、22…小径部、
23…雄一方取り部、25…環状溝、26…ストッパリ
ング、30…偏心軸、31…軸挿通孔、32…回り止め
穴、33、36…雌一方取り部、34…第1バランサ、
35…軸挿通孔、37…回り止め穴、40…第2バラン
サ、41…軸挿通孔、43…回り止め穴、49…コネク
ティングロッド軸受、50…ポンプ部、51…ポンプケ
ーシング、52…シリンダ室、53…ピストン、54…
コネクティングロッド、55…ピン、56…シリンダヘ
ッド、57…吐出口、58…吸入口、59…吐出弁、6
0…吸入弁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ軸の端部に偏心軸が一体回転する
    ように配設されているとともに、偏心軸との回転バラン
    スを確保するためのバランサがモータ軸と一体回転する
    ように固定されているモータにおいて、 前記偏心軸は焼結成形法により、偏心位置に軸挿通孔が
    開設された円柱形状に一体成形されており、 また、前記バランサは焼結成形法により、偏心位置に軸
    挿通孔が開設され、前記偏心軸よりも大径の円柱形状に
    一体成形されているとともに、その一端面には回り止め
    穴が一体的に没設されており、 前記偏心軸とバランサとは互いの軸挿通孔のそれぞれが
    芯合わせされた状態で、偏心軸の一端部がバランサの前
    記回り止め穴に嵌入されて一体化され、 さらに、一体化された前記偏心軸およびバランサが前記
    軸挿通孔において前記モータ軸に嵌合されていることを
    特徴とするモータ。
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