JP2014155906A - ロール搬送式コータ - Google Patents

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Abstract

【課題】コーティングされたパネル材の生産効率を向上することが可能なロール搬送式コータを提供する。
【解決手段】基板2を下から支持するバッキングロール4と、バッキングロールで支持した基板に向かって塗料を吐出する塗料吐出ダイ6と、基板を所定方向に搬送すべく、バッキングロールの上流側及び下流側に並設配置された上流側及び下流側搬送ロール3a,3bと、バッキングロールの上流側から下流側に亘って設けた吸引孔を介して、下方に向かう気流Eを発生するサクション機構8と、バッキングロールを越える位置まで搬送された基板の先端部に係合し、当該基板とともに吸引孔を覆いつつ、基板と同期して移動する先端係合移動部材16と、吸引孔上に搬送された基板の後端部と係合し、当該基板とともに吸引孔を覆いつつ、基板と同期して移動する後端係合移動部材17とを備えた。
【選択図】図8

Description

本発明は、コーティングされたパネル材の生産効率を向上することが可能なロール搬送式コータに関する。
搬送ロールで搬送される基板を塗料でコーティングするロール搬送式コータとしては例えば、特許文献1が知られている。特許文献1の「塗布装置」は、塗布位置と洗浄位置に交互に位置を切り替え可能に設けられ、基板上に塗布液を塗布する1対の塗布器と、前記塗布器と対向する位置に回転駆動可能に配置され、外周に吸引孔を有し、前記基板を吸引しつつ搬送するバッキングロールと、前記バッキングロールの上流側と下流側に配置され、前記基板を吸引しつつ搬送する搬送ローラと、前記上流側の搬送ローラの上流側に配置され、前記基板をバッキングロールに搬入する搬入コンベアと、前記下流側の搬送ローラの下流側に配置され、前記バッキングロールから前記基板を搬出する搬出コンベアと、前記上流側の搬送ローラと前記搬入コンベアの間、又は前記下流側の搬送ローラと前記搬出コンベアの間に、洗浄位置にある前記塗布ヘッドを洗浄する洗浄装置と、からなっている。
特許第4644726号明細書
上記の塗布装置では、バッキングロールの上流側と下流側の搬送ロールの下方及びバッキングロール上において、吸引装置により基板をバッキングロール側に吸引している。しかしながら、搬送方向における基板の先端や後端が、ダクト上の領域に進入し始めた状態では、基板がダクト全体を覆っていないため、基板を十分に吸引することができない。また、バッキングロールの上流側及び下流側のダクトとバッキングロールの間においては、基板が吸引されないので、基板とダイとのギャップを安定させることが難しく、コーティングすることができない。そのため、基板へのコーティング面積が狭く、製品の生産効率が悪いという課題がある。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、コーティングされたパネル材の生産効率を向上することが可能なロール搬送式コータを提供することを目的とする。
本発明にかかるロール搬送式コータは、パネル材を下から支持するバッキングロールと、該バッキングロールで支持した上記パネル材に向かって塗料を吐出する塗料吐出ダイと、上記パネル材を所定方向に搬送すべく、上記バッキングロールの上流側及び下流側に並設配置された複数の搬送ロールと、上記バッキングロールの上流側から下流側に亘って設けた吸引孔を介して、下方に向かう気流を発生するサクション機構と、上記バッキングロールを越える位置まで搬送された上記パネル材の先端部に係合し、当該パネル材とともに上記吸引孔を覆いつつ、該パネル材と同期して移動する先端係合移動部材と、上記吸引孔上に搬送された上記パネル材の後端部と係合し、当該パネル材とともに該吸引孔を覆いつつ、該パネル材と同期して移動する後端係合移動部材とを備えたことを特徴する。
前記先端係合移動部材と前記後端係合移動部材は、前記パネル材の先端部や後端部の端面と対向状態で当接されることで、当該パネル材に係合されることを特徴とする。
前記先端係合移動部材と前記後端係合移動部材は、前記パネル材の先端部や後端部の端面と対向する対向部及び該パネル材の先端部や後端部上に張り出す張出部を有し、これら対向部及び張出部により、該パネル材に係合されることを特徴とする。
前記張出部は、これに向かって前記パネル材の表面を引き寄せて密着させるサクション機構を備えることを特徴とする。
本発明にかかるロール搬送式コータにあっては、コーティングされたパネル材の生産効率を向上することができる。
本発明に係るロール搬送式コータの好適な一実施形態を示す概略側面図である。 図1中、A−A線矢視図である。 図1中、X部拡大図である。 図1に示したロール搬送式コータで、基板の先端側をコーティングしている状態を示す概略側面図である。 図4中、Y部拡大図である。 図1に示したロール搬送式コータで、基板の後端側をコーティングしている状態を示す概略側面図である。 図6中、Z部拡大図である。 図1に示したロール搬送式コータによるコーティング処理の流れを示す説明図である。 本発明に係るロール搬送式コータの変形例を説明する説明図である。
以下に、本発明に係るロール搬送式コータの好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るロール搬送式コータの概略側面図、図2は、図1中、A−A線矢視図、図3は、図1中、X部拡大図、図4は、図1に示したロール搬送式コータで、基板の先端側をコーティングしている状態を示す概略側面図、図5は、図4中、Y部拡大図、図6は、図1に示したロール搬送式コータで、基板の後端側をコーティングしている状態を示す概略側面図、図7は、図6中、Z部拡大図である。
本実施形態にかかるロール搬送式コータ1は、平行に配置された複数の搬送ロール3により搬送されるパネル材としての基板2が、搬送経路内における所定の搬送ロール3a,3b間に設けられたバッキングロール4上を通過する際に、バッキングロール4と対向して配置された塗料吐出ダイ6から吐出される塗料でコーティングされるようになっている。
本実施形態のロール搬送式コータ1は、図1〜図3に示すように、基板2の搬送方向に沿って設けられ、複数の搬送ロール3及びバッキングロール4を有する搬送コンベア5と、バッキングロール4にその上方から対向し、塗料Sを吐出する塗料吐出ダイ6と、搬送コンベア5よりも上方に設置され、塗料吐出ダイ6を昇降可能に支持する一対の支持部7と、バッキングロール4近傍で、エアを下方に向かって吸引するサクション機構8(図中、吸引気流は符号Eで示す)と、搬送される基板2の先端部2a及び後端部2bと係合し、当該基板2と共に搬送方向に移動する先端係合ユニット9及び後端係合ユニット10と、ロール搬送式コータ1を駆動する駆動部(図示せず)及び制御部(図示せず)と、塗料吐出ダイ6の吐出部としての吐出口6a及びバッキングロール4をクリーニングするためのクリーナー11とを備える。
搬送コンベア5は、互いに平行に配置される複数の搬送ロール3及びバッキングロール4が架け渡される上フレーム5aと、上フレーム5aを支持する基台5bとを備える。上フレーム5aは、搬送ロール3及びバッキングロール4の回転軸方向に間隔を隔てて、左右一対で設けられる。上フレーム5aには、搬送方向における中央近傍に架け渡して、バッキングロール4が回転自在に支持される。以下の説明では、バッキングロール4の両隣に位置する搬送ロール3のうち、バッキングロール4より基板2の搬送方向上流側に位置するものを上流側搬送ロール3aといい、バッキングロール4より基板2の搬送方向下流側に位置するものを下流側搬送ロール3bとして説明する。基板2の搬送方向においてバッキングロール4の上流側及び下流側には、上フレーム5aに回転自在に支持されて、上流側搬送ロール3a、下流側搬送ロール3bが設けられる。基板2の搬送は、搬送コンベア5の搬送ロール3を回転駆動することにより行われるが、上流側搬送ロール3a、下流側搬送ロール3bやバッキングロール4を回転駆動するようにしてもよい。
上フレーム5aには、バッキングロール4を支持している部位の上面5cに、塗料吐出ダイ6を架け渡す柱状の支持部7が互いに相対向する配置で設けられる。支持部7は、バッキングロール4の回転軸方向において、上フレーム5aの外側に配置される。上フレーム5aの内側には、先端係合ユニット9及び後端係合ユニット10の作動に利用される、後述するリニアレール12が設けられる。リニアレール12は、各上フレーム5a上に設けられる。また、リニアレール12は、搬送方向において、バッキングロール4の上流側及び下流側に配置される。バッキングロール4上流側の左右で2本のリニアレール12は、バッキングロール4側の端部が支持部7間に位置される。また、バッキングロール4下流側の左右で2本のリニアレール12は、バッキングロール4側の端部が支持部7間に位置される。
塗料吐出ダイ6には、バッキングロール4と対向する下面に、塗料Sを吐出するスリット状の吐出口6aが設けられる。図1〜図7では、塗料Sを収容するタンク及びタンクから塗料吐出ダイ6に塗料を供給するパイプ等の図示が省略されている。
塗料吐出ダイ6は、バッキングロール4に吐出口6aが対向する姿勢を保持した状態で、支持部7に備えられる昇降機構(図示せず)により、上下方向に昇降動作される。塗料吐出ダイ6の昇降機構は例えば、塗料吐出ダイ6の吐出口6aをクリーニングするときなど、バッキングロール4と塗料吐出ダイ6との間隔を広げるときに、塗料吐出ダイ6を上昇し、基板2を塗料Sでコーティングするために、吐出口6aを基板2に対して適切な位置に配置するときなどに、塗料吐出ダイ6を降下する。
サクション機構8は、上方に向かって開放された吸引孔13aを有するダクト13と、ダクト13に接続されて、下方へ向かう気流Eを発生させるためにエアを吸引するポンプ(図示せず)とから構成される。なお、ここで発生させる気流Eは、周囲の埃やダストを引き寄せるような強さであってはならず、基板2がバッキングロール4に密着できるような静圧を発生する程度のものであることが好ましい。ダクト13は、吸引孔13a近傍において、バッキングロール4とこのバッキングロール4にその上流側及び下流側から隣接する搬送ロール3(3a,3b)とを収容するように構成される。バッキングロール4等の回転軸方向に沿うダクト13の幅は、バッキングロール4及び搬送ロール3(3a,3b)を収容できるように、これらバッキングロール4や搬送ロール3(3a,3b)の軸方向長さ寸法よりも長く形成される。
すなわち、ダクト13には、吸引口13a位置において、バッキングロール4とこれに隣接する2本の搬送ロール3(3a,3b)とが配置される。バッキングロール4と2本の搬送ロール3(3a,3b)それぞれとの間には空間が設定され、下方へ向かう吸引気流Eが漏れないよう、各搬送ロール3(3a,3b)とダクト13の端部とが接近するように配置され、また図示しないけれども、その側面についても、吸引気流Eが漏れないようにダクト等で囲っている。
サクション機構8は、基板2に塗料Sをコーティングする際に、基板2をバッキングロール4に密着させて塗料吐出ダイ6の吐出口6aと基板2の表面2cとを適正な間隔にて安定させるために、ダクト13上に搬送されてきた基板2を、ポンプによるエアの吸引でバッキングロール4側に引き寄せるために備えられる。
塗料Sの吐出位置、すなわちバッキングロール4の近傍では、バッキングロール4と2本の搬送ロール3a、3bとの間に隙間が空いているので、上流側から送り込まれる基板2の先端部2aが、上流側搬送ロール3aとバッキングロール4の間に進入してきたとき、あるいは、下流側へ送り出される基板2の後端部2bが、バッキングロール4と下流側搬送ロール3bの間に進入してきたときに、サクション機構8を稼働しても、気流Eは基板2のない部分を流れることとなって、基板2をバッキングロール4に密着させることが難しい。
このため、本実施形態に係るロール搬送式コータ1では、基板2の先端部2aと下流側搬送ロール3bとの間を覆う先端係合ユニット9及び基板2の後端部2bと上流側搬送ロール3aとの間を覆う後端係合ユニット10が設けられる。
先端係合ユニット9及び後端係合ユニット10は、同一のユニットであり、配置する向きが搬送方向において互いに相違しているだけである。このため、先端係合ユニット9を例に挙げて、その構成を説明する。
先端係合ユニット9は、バッキングロール4の下流側に配置された前述の一対のリニアレール(以下、下流側リニアレールという)12と、これら下流側リニアレール12上にそれぞれ設けられ、当該下流側リニアレール12に案内されてスライド移動可能なスライダー14と、各スライダー14上にそれぞれ設けられたベース15と、これらベース15間に架け渡され、基板2の先端部2aと係脱自在に係合する先端係合移動部材16とを備える。
スライダー14とベース15は一体的に設けられる。先端係合移動部材16は、バッキングロール4と平行な状態を保ちつつ、ベース15に対し昇降自在に設けられる。左右一対のスライダー14、ベース15及び先端係合移動部材16は、一体となって、下流側リニアレール12に案内されて自走し、搬送方向に沿って往復移動可能に構成される。
先端係合移動部材16は、ダクト13の幅より幅広に形成され、その下面16aは平面で形成される。先端係合移動部材16のバッキングロール4側端部(搬送方向上流側端部)には、下部が基板2の厚さ分だけ上方に窪ませて、凹部16cが形成される。すなわち、先端係合移動部材16の当該端部については、上方部分を下方部分よりもバッキングロール4側へ突出させることで、下方部分には、基板2の先端部2aの端面と対向する対向部16dが形成され、上方部分には、基板2の先端部2aがその下に潜り込むように迫り出した張出部16eが形成される。
基板2と先端係合移動部材16とは、対向部16dが基板2の先端部2aの端面に対向し、張出部16eが基板2上に位置する態様で、互いに係脱自在に係合される。これにより、下方へ向かう吸引気流Eの漏れを防いでいる。先端係合移動部材16の張出部16e上面には、先端係合ユニット9がバッキングロール4側へ接近移動する際に、先端係合移動部材16が塗料吐出ダイ6にできるだけ近づけるように、塗料吐出ダイ6の下端側に形成した傾斜面下に潜り込める傾斜が設定される。
先端係合移動部材16については、当該先端係合移動部材16の張出部16eが塗料吐出ダイ6の下に入り込んで、バッキングロール4を越えた基板2の先端部2aに凹部16cが係合したときに、平坦な下面16aが基板2の下面2fとほぼ同一平面をなすように形成される。このため、先端係合移動部材16が基板2の先端部2aと係合したとき、張出部16eが基板2の先端部2aの上面を覆い、かつ平坦な下面16aが下流側搬送ロール3b上にて当該下流側搬送ロール3bと接触するようになっている。
先端係合ユニット9においては、先端係合移動部材16が基板2の先端部2aに係合している状態で、スライダー14、ベース15及び先端係合移動部材16が基板2と同期して自走するようになっている。そして、基板2が下流側搬送ロール3b上に接触した後、先端係合移動部材16は、上昇動作されることにより、基板2の搬送経路から外れた位置に移動される。
後端係合移動部材17については、送り出す基板2の後端部2bが、当該後端係合移動部材17の先端部(図中、凹部17c参照)に係合している状態で、基板2の後端部2bがバッキングロール4上に接触したときに、平坦な下面17aが上流側搬送ロール3a上に接触するようになっている。
後端係合ユニット10においては、基板2の後端部2bが上流側搬送ロール3aを越える前に、基板2の後端部2bに後端係合移動部材17が係合し、当該係合状態で、スライダー14、ベース15及び後端係合移動部材17が基板2と同期して自走するようになっている。そして、後端係合移動部材17は、その先端部が塗料吐出ダイ6に接触する前に、元の位置に戻されると共に、次に搬送されてくる基板2の搬送経路から外れた位置に移動される。
クリーナー11は、対向する支持部7間に架け渡したシャフト11aに沿ってバッキングロール4の回転軸方向に移動可能なリンク機構11bと、リンク機構11bの先端に設けたクリーナー本体11cとを備える。
リンク機構11bは、上昇によりバッキングロール4からの間隔が広げられた塗料吐出ダイ6とバッキングロール4との間に、クリーナー本体11cを配置したり、塗料吐出ダイ6とバッキングロール4の間から外れた退避位置に、クリーナー本体11cを退避させるための機構である。図1は、クリーナー本体11cが、退避位置に配置された状態を示している。
クリーナー本体11cは、塗料吐出ダイ6の吐出口6aに当接される吐出口クリーニング部11dと、クリーニングした際に・き取った塗料が落下しないように受け止めるパン11eとを備える。クリーナー11は、クリーナー本体11cを塗料吐出ダイ6に当接した状態で、シャフト11aに沿って往復移動されることにより、塗料吐出ダイ6の吐出口6aをクリーニングする。
図8は、本実施形態に係るロール搬送式コータによるコーティング処理の流れを示す説明図である。ロール搬送式コータ1で基板2にコーティングを施す場合には、まず図8(a)に示すように、先端係合移動部材16及び後端係合移動部材17を、予め設定された位置に配置する。
ここで、先端係合移動部材16及び後端係合移動部材17の予め設定された位置とは例えば、先端係合移動部材16では、搬送方向において送り込まれる基板2の先端部2aがバッキングロール4を越えて先端係合移動部材16の凹部16cと係合する位置であって、凹部16cが基板2の搬送経路上に位置し、下面16aが基板2の下面2fより僅かに高い位置である。また、後端係合移動部材17では、搬送方向において送り出される基板2の後端部2bが上流側搬送ロール3aの直前において後端係合移動部材17の凹部17cと係合する位置であって、後端係合移動部材17が基板2の搬送経路より上方に待避している位置である。
次に、基板2の先端部2aがバッキングロール4を越えて先端係合移動部材16の凹部16cの下に搬送されたときに、図8(b)に示すように、先端係合移動部材16を降下させて、基板2の先端部2aに凹部16cを係合させるとともに、サクション機構8を稼働させる。
このとき、先端係合ユニット9を搬送方向の下流側へ向かって、基板2の動きと同期させて移動するので、吸引孔13aが基板2と先端係合移動部材16とによって覆われることになり、これにより、基板2がバッキングロール4側に吸い寄せられる。そして、基板2の先端部2aと凹部16cとが係合した後に、図8(c)に示すように、塗料吐出ダイ6の吐出口6aから塗料Sを吐出して、基板2へのコーティングを開始する。
次いで、基板2が搬送されつつコーティングされ、基板2の先端部2aが下流側搬送ロール3b上に到達すると、図8(d)に示すように、先端係合移動部材16を、基板2と同期して移動しながら上昇させて、基板2との係合を解除すると共に、先端係合移動部材16を基板2の搬送経路から待避する位置に移動する。基板2に対しては、先端係合移動部材16との係合を解除した後も、吐出口6aから塗料Sが吐出されてコーティングが続けられる。
次いで、基板2の後端部2bが上流側搬送ロール3aを越える前に、上流側搬送ロール3aと接触している状態で、図8(e)に示すように後端係合移動部材17を、基板2と同期して移動しながら降下させ、基板2の後端部2bに後端係合移動部材17の凹部17cを係合させると共に、後端係合ユニット10を搬送方向の下流側へ向かって、基板2の動きと同期させて移動する。
そして、基板2の後端部2bがバッキングロール4を越える前に、図8(f)に示すように、吐出口6aからの塗料Sの吐出を停止して、コーティングを終了し、併せてサクション機構8を停止し、後端係合移動部材17を上昇させる。
サクション機構8の吸引孔13aは、コーティングの開始から停止まで上部を覆われた状態となるので、基板2は、コーティングされている間は常に、バッキングロール4側に引き寄せられる。
その後、後端係合移動部材17を上昇させ、ベース15と一体となった後端係合移動部材17を上流方向に向かって移動させて、後端係合ユニット10及び後端係合移動部材17を待機位置に戻す。継続して他の基板2をコーティングする場合には、上記の手順が繰り返される。
本実施形態に係るロール搬送式コータ1によれば、サクション機構8の吸引孔13aが、搬送方向においてバッキングロール4の上流側から下流側に亘って設けられ、基板2の先端部2aがバッキングロール4を越えて吸引孔13a上に進入する際には、先端係合移動部材16が基板2の先端部2aと係合して吸引孔13aを覆いつつ基板2とともに移動するので、先端部2aがバッキングロール4を越えた基板2の表面2cと塗料吐出ダイ6の吐出口6aとのギャップを安定させた状態で基板2をコーティングすることができる。
また、搬送されて吸引孔13a上に基板2の後端部2bが進入する際には、後端係合移動部材17が基板2の後端部2bに係合して吸引孔13aを覆いつつ基板2とともに移動するので、後端部2bが吸引孔13a上に進入した基板2の表面2cと塗料吐出ダイ6の吐出口6aとのギャップを安定させた状態で基板2をコーティングすることができる。
以上のことから、基板2の全域が吸引孔13a上を通過する間、基板2をバッキングロール4側に適切に吸い寄せることができる。このように、塗料Sを吐出している間は、基板2の表面2cと塗料吐出ダイ6の吐出口6aとのギャップが安定しているので、基板2のより広い領域に精度のよい塗膜を形成することができる。従って、基板2の生産効率がよいロール搬送式コータ1を提供することができる。
図9は、上記実施形態に係るロール搬送式コータ1の変形例を示している。上記実施形態では、先端係合移動部材16及び後端係合移動部材17が、基板2の先端部2a及び後端部2bと係合する凹部16c、17cを有し、基板2の前・後端部2a、2bに上方から当接される張出部16e、17eを有する例について説明したが、これに限るものではない。
図9(a)に示すように、先端係合移動部材18及び後端係合移動部材19が、張出部を有しておらず、先端係合移動部材18及び後端係合移動部材19のバッキングロール4側に臨む対向部18d、19dに基板2の前・後端部2a、2bの端面が当接される構成であってもよい。
尚、上記実施形態のように、先端係合移動部材16及び後端係合移動部材17が張出部16e、17eを有している場合には、必ずしも、基板2の前端部2aの端面と先端係合移動部材16の凹部16cや、基板2の後端部2bの端面と後端係合移動部材17の凹部17cが互いに当接していなくてもよい。
また、図9(b)に示すように、張出部16eの下面16fに、外部に設けたポンプと接続した開口16gを形成しておき、基板2の先端部2aと係合する際に、ポンプを稼働して当該先端部2aを張出部16e側に吸い寄せる構成としてもよい。この場合には、基板2に反り等が生じていても、基板2の表面2cが張出部16eの下面16fに密着するので、気流Eが漏れることはなく、基板2の表面2cと塗料吐出ダイ6の吐出口6aとのギャップを安定させた状態で基板2をコーティングすることができ、基板2のより広い領域に精度のよい塗膜を形成することができる。
1 ロール搬送式コータ
2 基板
2a 先端部
2b 後端部
2c 表面
2f 下面
3 搬送ロール
3a 上流側搬送ロール
3b 下流側搬送ロール
4 バッキングロール
5 搬送コンベア
5a 上フレーム
5b 基台
5c 上面
6 塗料吐出ダイ
6a 吐出口
7 支持部
8 サクション機構
9 先端係合ユニット
10 後端係合ユニット
11 クリーナー
11a シャフト
11b リンク機構
11c クリーナー本体
11d 吐出口クリーニング部
11e パン
12 リニアレール
13 ダクト
13a 吸引孔
14 スライダー
15 ベース
16 先端係合移動部材
16a 下面
16c 凹部
16d 対向部
16e 張出部
16f 下面
16g 開口
17 後端係合移動部材
17a 下面
17c 凹部
17d 対向部
17e 張出部
18 先端係合移動部材
18d 対向部
19 後端係合移動部材
19d 対向部
E 吸引気流
S 塗料
クリーナー本体11cは、塗料吐出ダイ6の吐出口6aに当接される吐出口クリーニング部11dと、クリーニングした際に掻き取った塗料が落下しないように受け止めるパン11eとを備える。クリーナー11は、クリーナー本体11cを塗料吐出ダイ6に当接した状態で、シャフト11aに沿って往復移動されることにより、塗料吐出ダイ6の吐出口6aをクリーニングする。

Claims (4)

  1. パネル材を下から支持するバッキングロールと、該バッキングロールで支持した上記パネル材に向かって塗料を吐出する塗料吐出ダイと、上記パネル材を所定方向に搬送すべく、上記バッキングロールの上流側及び下流側に並設配置された複数の搬送ロールと、上記バッキングロールの上流側から下流側に亘って設けた吸引孔を介して、下方に向かう気流を発生するサクション機構と、上記バッキングロールを越える位置まで搬送された上記パネル材の先端部に係合し、当該パネル材とともに上記吸引孔を覆いつつ、該パネル材と同期して移動する先端係合移動部材と、上記吸引孔上に搬送された上記パネル材の後端部と係合し、当該パネル材とともに該吸引孔を覆いつつ、該パネル材と同期して移動する後端係合移動部材とを備えたことを特徴するロール搬送式コータ。
  2. 前記先端係合移動部材と前記後端係合移動部材は、前記パネル材の先端部や後端部の端面と対向状態で当接されることで、当該パネル材に係合されることを特徴とする請求項1に記載のロール搬送式コータ。
  3. 前記先端係合移動部材と前記後端係合移動部材は、前記パネル材の先端部や後端部の端面と対向する対向部及び該パネル材の先端部や後端部上に張り出す張出部を有し、これら対向部及び張出部により、該パネル材に係合されることを特徴とする請求項1に記載のロール搬送式コータ。
  4. 前記張出部は、これに向かって前記パネル材の表面を引き寄せて密着させるサクション機構を備えることを特徴とする請求項3に記載のロール搬送式コータ。
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