JP2014132878A - ブームスプレーヤ及びブーム制振装置 - Google Patents

ブームスプレーヤ及びブーム制振装置 Download PDF

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智道 水上
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大樹 柴崎
Masaki Akashi
昌樹 明石
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Abstract

【課題】ブームがロール方向に振動することを抑えられるブームスプレーヤ及びブーム制振装置を提供すること。
【解決手段】作業車に片持ち支持されるブーム4の振動を抑えるブーム制振装置9であって、作業車に対してブーム4を左ロール方向に付勢する第一蓄圧部51(左ロール方向付勢手段)と、作業車に対してブーム4を右ロール方向に付勢する第二蓄圧部61(右ロール方向付勢手段)と、を備え、第一蓄圧部51のガス圧力(付勢力)と第二蓄圧部61のガス圧力(付勢力)とが釣り合うロール角度にてブーム4が保持される構成とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、防除液を散布するブームスプレーヤ、及びブームスプレーヤのブームの振動を抑えるブーム制振装置に関するものである。
従来のブームスプレーヤとして、特許文献1には、作業車(1)の前方側に設けられる昇降リンク機構(10)によって昇降するブーム支持枠(12)と、このブーム支持枠(12)に設けられ前後方向に延びる揺動軸(14)と、この揺動軸(14)に回動可能に片持ち支持される左右のブーム(22、23)と、ブーム支持枠(12)とブーム(22、23)との間に介装される油圧シリンダ(20)と、作業車(1)の傾斜角度を検知する傾斜センサ(41)と、ブーム支持枠(12)に対するブーム(22、23)揺動角度を検知する揺動角センサ(30)と、油圧シリンダ(20)の伸縮を制御する制御装置と、を備えるものが記載されている。
ブームスプレーヤの作業時において、作業車(1)がロール方向に傾く場合には、昇降リンク機構(10)に支持されたブーム(22、23)も同じ方向に傾こうとする。この場合には、制御装置が傾斜センサ(41)及び揺動角センサ(30)の検出信号に応じて左右のブーム(22、23)の傾斜角度が設定値になるように油圧シリンダ(20)の伸縮を制御し、ブーム(22、23)が水平姿勢もしくは設定された傾斜姿勢を保つようになっている。
特開2004−254526号公報
ブームスプレーヤの作業時において、作業車(1)が圃場にある畝等の凹凸を乗り越えながら走行する場合には、作業車(1)がその前後軸まわりに回転するロール方向の回転運動を周期的に繰り返すことがある。この場合には、制御装置によって伸縮が制御される油圧シリンダ(20)によっては、作業車(1)の車体からブーム(22、23)に入力する高周波の振動を吸収できず、ブーム(22、23)がロール方向の回転運動を周期的に繰り返す振動が起きるという問題点があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ブームがロール方向に振動することを抑えられるブームスプレーヤ及びブーム制振装置を提供することを目的とする。
本発明は、作業車に片持ち支持されるブームの振動を抑えるブーム制振装置であって、作業車に対してブームを左ロール方向に付勢する左ロール方向付勢手段と、作業車に対してブームを右ロール方向に付勢する右ロール方向付勢手段と、を備え、左ロール方向付勢手段の付勢力と右ロール方向付勢手段の付勢力とが釣り合うロール角度にてブームが保持されることを特徴とする。
本発明によれば、作業車に片持ち支持されるブームは、左ロール方向付勢手段の付勢力と右ロール方向付勢手段の付勢力とが釣り合うロール角度の位置で保持される。作業車が凹凸を乗り越えながら走行し、作業車の姿勢がロール方向に変化する場合には、左ロール方向付勢手段及び右ロール方向付勢手段によって作業車からブームへの入力の変化が緩和される。これにより、制御装置によって伸縮が制御される油圧シリンダ等を用いることなく、ブームがロール方向の回転運動を周期的に繰り返す振動を抑えられる。
本発明の第1実施形態に係るブームスプレーヤの平面図である。 本発明の第1実施形態に係るブームスプレーヤの側面図である。 本発明の第1実施形態に係るブームスプレーヤの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るブーム制振装置の構成図である。 本発明の第2実施形態に係るブーム制振装置の構成図である。 本発明の第3実施形態に係るブーム制振装置の構成図である。 本発明の第4実施形態に係るブーム制振装置の構成図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、添付図面上に互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定し、X軸が車両の前後方向(略水平縦方向)、Y軸が車両の左右方向(略水平横方向)、Z軸が車両の上下方向(略鉛直方向)に延びるものとし、X軸を中心とする回転方向をロール方向とし、Z軸を中心とする回転方向をヨー方向として、実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1に示すブームスプレーヤ1は、圃場を走行する作業車(トラクタ)90の前方側に搭載され、作業車90から防除液(農薬)を散布する農業用の作業機である。
ブームスプレーヤ1は、作業車90から左右に延びる一対のブーム4を備える。ブーム4には、防除液を散布するノズル(図示せず)が取り付けられている。ブームスプレーヤ1の作業時には、作業車90が圃場を走行しながらブーム4のノズルから防除液が散布される。
ブームスプレーヤ1は、車体91に取り付けられたリンクアーム2と、このリンクアーム2によって車体91に対して昇降可能に支持される昇降台3と、この昇降台3に対してロール方向(X軸まわり)に回動自在に支持されるロール台5と、このロール台5から車体91の左右側方(Y軸方向)に延びる左右のブーム4とを備える。
ロール台5は、昇降台3に対して左右のブーム4をそれぞれ片持ち支持するブーム4の支持部を構成する。
ブーム4は、ロール台5に対してその基端部4Aが格納ヒンジ(図示省略)を介してヨー方向(Z軸まわり)に回動可能に片持ち支持され、その先端部4Bが自由端となる。ブーム4は、基端部4Aを有する基端側フレーム15に、先端部4Bを有する先端側フレーム16が伸縮可能に支持される。
左右のブーム4は、図1に示す展開状態にて作業車90の左右水平方向に伸長する。この展開状態にて、左右のブーム4の先端間の長さ(幅)は、例えば10〜20メートルになる。ブーム4の格納時には、ブーム4が作業位置から略半分の突出長さになるように収縮した後に、格納ヒンジを介して後方に回動することによって、車体91の側方に沿って前後方向に延びるように折り畳まれる。
ロール台5は、昇降台3に支持軸6を介してロール方向に回動自在に支持される。支持軸6は、円柱状のピンが用いられるが、これに限らず球面軸受け等を用いてもよい。
図2はブームスプレーヤ1の概略構成を示す側面図であり、図3は昇降台3近傍の斜視図である。ブームスプレーヤ1は、車体91の左右両側部にリンクアーム2が一対で設けられる。リンクアーム2は、互いに平行に延びる上部リンク21と下部リンク22とを備え、側面視が平行四辺形状のリンク機構を構成する。
上部リンク21は、その基端部がピン12を介して車体91に回動自在に連結され、その先端部がピン11を介して昇降台3に回動自在に連結される。下部リンク22は、その基端部がピン14を介して車体91に回動自在に連結され、その先端部がピン13を介して昇降台3に回動自在に連結される。
このようにして各リンクアーム2は、昇降台3を車体91の前部にて昇降可能に支持する。なお、これに代えて、車体91の前部にZ軸方向に延びるガイドレールを設け、このガイドレールによって昇降台3が昇降可能に支持される構成としてもよい。
車体91の左右両側には、昇降シリンダ40が一対設けられる。各昇降シリンダ40は、車体91と上部リンク21との間に介装され、それぞれの伸縮によって昇降台3及びブーム4を昇降するアクチュエータである。
昇降シリンダ40は、作動油が封入されたシリンダチューブ41と、このシリンダチューブ41に摺動自在に挿入されたピストンロッド42と、ピストンロッド42の基端部に設けられるピストン43と、を備える。昇降シリンダ40は、シリンダチューブ41の基端部がピロボール46を介して車体91に回動自在に連結され、ピストンロッド42の先端部がピロボール47を介して上部リンク21に回動自在に連結される。ピロボール46、47は、例えばボール及び球面軸受けによって構成される。昇降シリンダ40の連結部は、ピロボール46、47によってこじりが生じないようになっている。
シリンダチューブ41の内側は、ピストン43によってボトム側室44とヘッド側室45とに区画される。ボトム側室44とヘッド側室45に対しては作動流体給排装置(図示省略)によって作動油が給排され、その作動油の給排に応じて昇降シリンダ40が伸縮する。このように、本実施の形態では、昇降シリンダ40は複動形流体圧シリンダである。なお、これに代えて、昇降シリンダ40として、ボトム側室44とヘッド側室45の一方のみに作動油が給排される単動形流体圧シリンダを用いてもよい。
ブーム4の高さを変える場合には、左右の昇降シリンダ40が互いに同期して伸縮して左右のリンクアーム2を回動し、昇降台3及びブーム4が車体91に対して昇降する。具体的には、昇降シリンダ40が伸長すれば、リンクアーム2が上方に回動し、昇降台3及びブーム4が上昇する。一方、昇降シリンダ40が収縮すれば、リンクアーム2が下方に回動し、昇降台3及びブーム4が下降する。このように、ブームスプレーヤ1は、昇降シリンダ40を伸縮させることによって、圃場の作物に対するブーム4の高さを調節することができる。
昇降台3とブーム4の間には、ブーム制振装置9が設けられる。ブーム制振装置9は、ブーム4が左右ロール方向に回動するロール方向の振動を抑えるものであり、結果としてブーム4の先端部4Bが上下方向に振れる振動が抑えられる。
図3、図4に矢印で示すように、作業車90を前方から見てX軸を中心とする左回転方向を右ロール方向(正ロール方向)とし、右回転方向を左ロール方向(逆ロール方向)として、以下の説明をする。
図4は、ブーム制振装置9の概略構成図である。これに示すように、ブーム制振装置9は、ブーム4が左右ロール方向に回動するのに連動して伸縮する1本の流体圧シリンダ30を備える。
流体圧シリンダ30は、作動油が封入されたシリンダチューブ31と、シリンダチューブ31内に摺動自在に挿入されたピストンロッド32とを備える。
なお、流体圧シリンダ30は、作動流体として作動油(オイル)を用いるが、作動油の代わりに例えば水溶性代替液等の作動液を用いてもよい。また、流体圧シリンダ30は、作動流体として作動液に限らず、ガス(気体)を用いてもよい。
シリンダチューブ31は、ピロボール39を介して昇降台3に回動自在に連結される。ピストンロッド32の先端部は、ピロボール37を介してロール台5に回動自在に連結される。このようにして、シリンダチューブ31が昇降台3を介して作業車90に連結され、ピストンロッド32がロール台5を介してブーム4に連結される。これにより、ブーム4がロール方向に回動すると、流体圧シリンダ30が伸縮する。
なお、上述した構成に限らず、ピストンロッド32が昇降台3を介して作業車90に連結され、シリンダチューブ31がロール台5を介してブーム4に連結される構成としてもよい。
ピストンロッド32の中程には、ピストン33が設けられる。シリンダチューブ31の内側は、ピストン33によってヘッド側室35とボトム側室34とに区画される。
ヘッド側室35には、第一アキュームレータ50が接続される。ブーム4がロール方向に回動するのに伴って、ヘッド側室35の作動油が第一アキュームレータ50に出入りする。第一アキュームレータ50は、ヘッド側室35に連通する油室52と、この油室52を加圧する圧縮ガスを蓄える第一蓄圧部51と、を備える。第一蓄圧部51は、ヘッド側室35を加圧してブーム4を左ロール方向に付勢する左ロール方向付勢手段を構成する。
同様に、ボトム側室34には、第二アキュームレータ60が接続される。ブーム4がロール方向に回動するのに伴って、ボトム側室34の作動油が第二アキュームレータ60に出入りする。第二アキュームレータ60は、ボトム側室34に連通する油室62と、この油室62を加圧する圧縮ガスを蓄える第二蓄圧部61と、を備える。第二蓄圧部61は、ボトム側室34を加圧してブーム4を右ロール方向に付勢する右ロール方向付勢手段を構成する。
ブーム4が左ロール方向に回動する流体圧シリンダ30の収縮時には、収縮するボトム側室34からの作動油が第二アキュームレータ60に流入する一方、第一アキュームレータ50からの作動油が拡張するヘッド側室35に流入する。逆に、ブーム4が右ロール方向に回動する流体圧シリンダ30の伸長時には、第二アキュームレータ60からの作動油が拡張するボトム側室34に流入する一方、収縮するヘッド側室35の作動油が第一アキュームレータ50に流入する。このように、ブーム4が左右ロール方向に回動するのに伴って第一アキュームレータ50と第二アキュームレータ60に同量の作動油が給排されるため、第一アキュームレータ50と第二アキュームレータ60の間にガス圧力差が生じる。ブーム4は、第一アキュームレータ50のガス圧力によって左ロール方向に付勢される付勢力と、第二アキュームレータ60のガス圧力によって右ロール方向に付勢される付勢力とが釣り合う位置に保持される。
流体圧シリンダ30は、ピストンロッド32がシリンダチューブ31の両端から突出する両ロッドタイプのものである。これにより、流体圧シリンダ30が伸縮するときに、ボトム側室34と第一アキュームレータ50の間で移動する作動油の流量と、ヘッド側室35と第二アキュームレータ60の間で移動する作動油の流量とが等しくなり、第一アキュームレータ50のガス圧力が増減する変化分と第二アキュームレータ60のガス圧力が増減する変化分とが互いに等しくなる。
なお、上述した構成に限らず、シリンダチューブ31内に圧縮ガスが封入されるヘッド側ガス室とボトム側ガス室が各フリーピストンを介してそれぞれ画成され、これらガス室のガス圧力によってピストン33を中立位置に付勢する構成としてもよい。
第一アキュームレータ50の油室52とヘッド側室35とを連通する通路には、絞りとして、減衰バルブ53が介装される。流体圧シリンダ30が伸縮するのに伴って、ヘッド側室35から油室52に出入りする作動油が減衰バルブ53を通過し、減衰バルブ53がこの作動油の流れに抵抗を付与することによって、ブーム4がロール方向に振動することを抑える減衰力が発生する。
同様に、第二アキュームレータ60の油室62とボトム側室34とを連通する通路には、減衰バルブ63が介装される。流体圧シリンダ30が伸縮するのに伴って、ボトム側室34から油室62に出入りする作動油が減衰バルブ63を通過し、減衰バルブ63がこの作動油の流れに抵抗を付与することによって、ブーム4がロール方向に振動することを抑える減衰力が発生する。
このように、減衰バルブ53、63は、流体圧シリンダ30に出入りする作動油に抵抗を付与し、ブーム4がロール方向に振動することを抑える減衰機能を果たす。減衰バルブ53、63は、これを通過する作動油の流速が高まるのに応じて開口面積が増大する可変絞りとする。なお、第一アキュームレータ50の油室52とヘッド側室35とを連通する通路には、減衰バルブ53、63に代えて、オリフィス等の固定絞りを介装し、その絞り流路面積または絞り流路長が手動で調整できる構成としてもよい。
ブームスプレーヤ1は、流体圧シリンダ30に対して作動油を給排する作動流体給排装置70を備える。この作動流体給排装置70が流体圧シリンダ30に作動油を給排することによって流体圧シリンダ30が伸縮し、ブーム4の設定ロール角度が調節される。
作動流体給排装置70は、流体圧シリンダ30のボトム側室34に連通する給排通路71と、この給排通路71に介装されるオペレートチェック弁72と、給排通路71に対する油圧ポンプ74(流体圧源)とタンク75の連通を切換える方向切換弁77と、を備える。
方向切換弁77には、油圧ポンプ74から吐出される作動油を導く供給通路78と、タンク75に作動油を戻す排出通路79と、オペレートチェック弁72のパイロット圧室に連通するオペレート通路73と、ボトム側室34に連通する給排通路71と、が接続される。
方向切換弁77は、左ロールポジションaと、右ロールポジションbと、中立ポジションcと、を有し、運転者がレバー76を操作することによってこれらのポジションに切換えられる。
方向切換弁77が左ロールポジションaに切換えられると、供給通路78とオペレート通路73とが連通されるとともに、給排通路71と排出通路79とが連通される。これに伴って、オペレートチェック弁72がオペレート通路73によってパイロット圧として導かれる油圧ポンプ74の吐出圧によって開弁し、ボトム側室34の作動油が給排通路71、排出通路79を通じてタンク75に戻される。これにより、流体圧シリンダ30のピストン33が上方に移動し、ブーム4が左ロール方向に回動する。
方向切換弁77が右ロールポジションbに切換えられると、排出通路79とオペレート通路73とが連通されるとともに、給排通路71と供給通路78とが連通される。これに伴って、油圧ポンプ74から吐出される作動油が供給通路78と給排通路71を通じてボトム側室34に流入する。これにより、流体圧シリンダ30のピストン33が図4にて下方に移動し、ブーム4が右ロール方向に回動する。
方向切換弁77が中立ポジションcに切換えられると、供給通路78、排出通路79、オペレート通路73、及び給排通路71がそれぞれ閉塞される。これに伴って、給排通路71を通じてボトム側室34に出入りする作動油が遮断されるともに、オペレートチェック弁72が閉弁する。これにより、流体圧シリンダ30におけるピストン33の移動が停止し、ブーム4の回動が止められる。
このように、運転者が方向切換弁77を操作することによって、ブーム4が左右ロール方向に回動して停止することにより、ブーム4のロール角度が調整される。流体圧シリンダ30に対して作動油を給排する作動流体給排装置70は、ブーム4をロール方向に回動させてブーム4のロール角度を調整するロール角調整機構を構成する。
なお、作動流体給排装置70は、流体圧シリンダ30のボトム側室34に作動油を給排してブーム4をロール方向に回動させる構成に限らず、ヘッド側室35に作動油を給排してブーム4をロール方向に回動させる構成としてもよい。
また、作動流体給排装置70は、流体圧シリンダ30のボトム側室34に作動油を給排するとともに、ヘッド側室35に作動油を排給してブーム4をロール方向に回動させる構成としてもよい。この場合には、ボトム側室34に給排される作動油の流量と、ヘッド側室35に給排される作動油の流量とが等しくなるように制御する必要がある。
ブームスプレーヤ1の作業時に、作業車90が圃場を走行しながら、ブーム4のノズルから防除液が散布される。この作業時に、流体圧シリンダ30のストロークに応じて第一蓄圧部51と第二蓄圧部61のガス圧力が釣り合う位置(ロール角度)に左右のブーム4がセンタリングされる。
上記のブームスプレーヤ1の作業時に、例えば、作業車90が圃場の凹凸を乗り越えながら走行し、作業車90の姿勢がロール方向に変化する場合には、流体圧シリンダ30を介してロール台5にブーム4をロール方向に回動させようとする力が働く。このときに、ブーム4は、慣性力によりその場にとどまろうとする。流体圧シリンダ3は、ブーム4の慣性力が加わることによって伸縮し、作業車90の傾きを吸収する。なお、流体圧シリンダ30が作業車90の傾きを吸収しきれずに、第一蓄圧部51と第二蓄圧部61のガス圧力差による力がブーム4の慣性力を上まわると、ブーム4のロール振動が始まるが、減衰バルブ53、63によってロール振動が速やかに減衰される。こうして、流体圧シリンダ30が伸縮することにより作業車90からロール台5に働く力の変化が緩和されるため、ブーム4がロール方向について必要以上に大きく回動することを抑えられ、ブーム4の先端部4Bが圃場等に衝突することが防止される。
上記の作業時に流体圧シリンダ30が伸縮するのに伴って、第一アキュームレータ50及び第二アキュームレータ60に出入りする作動油の流れに対して、減衰バルブ53、63が抵抗を付与し、ブーム4がロール方向に振動することが抑えられる。これにより、ブーム4のノズルから噴射される防除液が重複して散布されることが抑えられ、防除液が均一に散布される。
以上の第1実施形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
〔1〕ブーム制振装置9は、作業車90に対してブーム4を左ロール方向に付勢する第一蓄圧部51(左ロール方向付勢手段)と、作業車90に対してブーム4を右ロール方向に付勢する第二蓄圧部61(右ロール方向付勢手段)と、を備えるため、第一蓄圧部51がブーム4を左ロール方向に付勢するガス圧力(付勢力)と第二蓄圧部61がブーム4を右ロール方向に付勢するガス圧力(付勢力)との差によってブーム4をロール方向に回動させる力が働き、両ガス圧力が釣り合うロール角度の位置にてブーム4が保持される。作業車90が凹凸を乗り越えながら走行し、作業車90の姿勢がロール方向に変化する場合には、ブーム4がその場にとどまろうとする慣性力によって流体圧シリンダ30が伸縮することにより、作業車90からロール台5に働く力の変化が緩和され、ブーム4がロール方向について必要以上に大きく回動することを抑えられ、ブーム4の先端部4Bが圃場等に衝突することが防止される。
〔2〕ブーム制振装置9は、ブーム4が左右ロール方向に回動するのに連動して伸縮作動する流体圧シリンダ30を備え、流体圧シリンダ30は、作業車90の昇降台3とブーム4のいずれか一方に連結され作動流体が封入されるシリンダチューブ31と、作業車90の昇降台3とブーム4のいずれか他方に連結されシリンダチューブ31内に挿入されるピストンロッド32と、このピストンロッド32に連結されシリンダチューブ31の内側をヘッド側室35とボトム側室34に仕切るピストン33と、を備え、左ロール方向付勢手段として、圧縮ガスを蓄えてヘッド側室35を加圧する第一蓄圧部51が設けられ、右ロール方向付勢手段として、圧縮ガスを蓄えてボトム側室34を加圧する第二蓄圧部61が設けられる。これにより、ブーム制振装置9は、1本の流体圧シリンダ30を用いてブーム4を右ロール方向及び左ロール方向に付勢するため、構造の簡素化が図れる。
〔3〕ブーム制振装置9は、蓄圧部51、61を有するアキュームレータ50、60と、流体圧シリンダ30が伸縮するのに伴ってアキュームレータ50、60に出入りする作動油に抵抗を付与する減衰バルブ53、63(絞り)と、を備える。これにより、減衰バルブ53、63が作動油の流れに付与する抵抗によって減衰力が発生し、ブーム4がロール方向に振動することを抑えられる。
〔4〕作動流体給排装置70は、流体圧シリンダ30に作動油を給排してブーム4をロール方向に回動させてブーム4のロール角度を調整するロール角調整機構を構成する。これにより、流体圧シリンダ30は、ブーム4がロール方向に振動することを抑える緩衝器として機能するとともに、圃場の傾斜等に対応してブーム4の設定ロール角度を調整するアクチュエータとして機能し、ブーム制振装置9の構造の簡素化が図れる。
(第2実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。以下では、前記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、前記第1実施形態のブームスプレーヤ1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
前記第1実施形態に係る作動流体給排装置70では、手動切換え式の方向切換弁77が設けられていた。第2実施形態に係る作動流体給排装置170では、電磁切換え式の方向切換弁177が設けられる。
ブーム制振装置109は、水平線に対するブーム4のロール角度を検知するロール角度検知器104と、ブーム4の設定ロール角度を指令する設定ロール角度指令器103と、方向切換弁177の作動を制御するコントローラ102と、を備える。
運転者が設定ロール角度指令器103を操作することによって、設定ロール角度指令器103からブーム4の設定ロール角度を指令する信号がコントローラ102に送信される。コントローラ102は、ロール角度検知器104及び設定ロール角度指令器103から送られる信号を受信し、検知されるブーム4のロール角度が指令される設定ロール角度に近づくように、方向切換弁177のソレノイド105、106に駆動電流を送り、方向切換弁177のポジションを切換える制御を行う。作業車の姿勢変化に伴ってブーム4の姿勢がロール方向に変化する場合には、コントローラ102がロール角度検知器104の信号に応じて方向切換弁177を切換え、流体圧シリンダ30に給排される作動油の流量を調節することにより、ブーム4のロール角度が指令される設定ロール角度の付近に保たれる。
ブーム制振装置109は、前記第1実施形態と同様に、ブーム4がロール方向に振動することを抑える緩衝器として機能する。例えば、作業車が圃場の凹凸を乗り越えながら走行し、作業車の姿勢がロール方向に変化する場合には、前述したように第一アキュームレータ50及び第二アキュームレータ60の作動によってブーム4がロール方向に振動することを抑えられる。
以上の第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に〔1〕〜〔4〕の作用効果を奏するとともに、以下に示す作用効果を奏する。
〔5〕ブーム制振装置109は、ブーム4のロール角度を検知するロール角度検知器104と、検知されるブーム4のロール角度に応じて流体圧シリンダ30に給排される作動油の流量を調節してブーム4のロール角度を設定ロール角度に一致させるように制御するコントローラ102と、を備えるため、ブーム4のロール角度が指令される設定ロール角度になるように自動的に調整される。
(第3実施形態)
次に、図6を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。以下では、前記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、前記第1実施形態のブームスプレーヤ1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
前記第1実施形態に係るブーム制振装置9は、1本の流体圧シリンダ30を用いてブーム4を左右ロール方向に付勢する構成としていた。第3実施形態に係るブーム制振装置209は、2本の流体圧シリンダ240、230を用いてブーム4を左右ロール方向に付勢する構成とした。
第一流体圧シリンダ240は、作動油が封入された第一シリンダチューブ241と、第一シリンダチューブ241内に摺動自在に挿入された第一ピストンロッド242とを備える。第一シリンダチューブ241は、ピロボール249を介して昇降台3に回動自在に連結される。第一ピストンロッド242の先端部は、ピロボール247を介してロール台5に回動自在に連結される。このようにして、第一シリンダチューブ241が昇降台3を介して作業車に連結され、第一ピストンロッド242がロール台5を介してブーム4に連結される。これにより、第一流体圧シリンダ240は、ブーム4がロール方向に回動するのに伴って伸縮する。
なお、上述した構成に限らず、第一ピストンロッド242が昇降台3を介して作業車に連結され、第一シリンダチューブ241がロール台5を介してブーム4に連結される構成としてもよい。
第一ピストンロッド242の基端部には、ピストン243が設けられる。第一シリンダチューブ241の内側は、ピストン243によってヘッド側室245とボトム側室244とに区画される。
ピストン243には、ヘッド側室245とボトム側室244との間で作動油の行き来を許容する流路248が形成される。第一流体圧シリンダ240は、第一シリンダチューブ241内のボトム側室244及びヘッド側室245に対する作動油の給排に応じて伸縮する単動形流体圧シリンダである。
ボトム側室244には、第一アキュームレータ250が接続される。第一アキュームレータ50は、ボトム側室244を連通する油室252と、油室252を加圧する圧縮ガスを蓄える第一蓄圧部251と、を備える。第一蓄圧部251は、ボトム側室244及びヘッド側室245を加圧してブーム4を左ロール方向に付勢する左ロール方向付勢手段を構成する。ブーム4がロール方向に回動するのに伴って、ボトム側室244の作動油が第一アキュームレータ50に出入りし、第一蓄圧部251が拡縮する。
なお、上述した構成に限らず、第一シリンダチューブ241内に圧縮ガスが封入されるボトム側ガス室がフリーピストンを介して画成され、このボトム側ガス室のガス圧力によってボトム側室244を加圧してブーム4を左ロール方向に付勢する構成としてもよい。
第一アキュームレータ250の油室252と第一流体圧シリンダ240のボトム側室244とを連通する通路には、絞りとして減衰バルブ253が介装される。第一流体圧シリンダ240が伸縮するのに伴って、ヘッド側室245から油室252に出入りする作動油が減衰バルブ253を通過し、減衰バルブ253がこの作動油の流れに抵抗を付与することによって、ブーム4がロール方向に振動することを抑える減衰力が発生する。
第二流体圧シリンダ230は、作動油が封入された第二シリンダチューブ231と、第二シリンダチューブ231内に摺動自在に挿入された第二ピストンロッド232とを備える。第二シリンダチューブ231は、ピロボール239を介して昇降台3に回動自在に連結される。第二ピストンロッド232の先端部は、ピロボール237を介してロール台5に回動自在に連結される。このようにして、第二シリンダチューブ231が昇降台3を介して作業車に連結され、第二ピストンロッド232がロール台5を介してブーム4に連結される。これにより、第二流体圧シリンダ230は、ブーム4がロール方向に回動するのに伴って伸縮する。
なお、上述した構成に限らず、第二ピストンロッド232が昇降台3を介して作業車に連結され、第二シリンダチューブ231がロール台5を介してブーム4に連結される構成としてもよい。
第二ピストンロッド232の基端部には、ピストン233が設けられる。第二シリンダチューブ231の内側は、ピストン233によってヘッド側室235とボトム側室234とに区画される。
ピストン233には、ヘッド側室235とボトム側室234との間で作動油の行き来を許容する流路238が形成される。第二流体圧シリンダ230は、第二シリンダチューブ231内のボトム側室234及びヘッド側室235に対する作動油の給排に応じて伸縮する単動形流体圧シリンダである。
ボトム側室234には、第二アキュームレータ260が接続される。第二アキュームレータ260は、ヘッド側室235を連通する油室262と、この油室262を加圧する圧縮ガスを蓄える第二蓄圧部261と、を備える。第二蓄圧部261は、ボトム側室234及びヘッド側室235を加圧してブーム4を左ロール方向に付勢する左ロール方向付勢手段を構成する。ブーム4がロール方向に回動するのに伴って、ボトム側室234の作動油が第二アキュームレータ260に出入りし、第二蓄圧部261が拡縮する。
なお、上述した構成に限らず、第二シリンダチューブ231内に圧縮ガスが封入されるボトム側ガス室がフリーピストンを介して画成され、このガス室のガス圧力によってピストン233を中立位置に付勢する構成としてもよい。
第二アキュームレータ260の油室262と第二流体圧シリンダ230のボトム側室234とを連通する通路には、絞りとして減衰バルブ263が介装される。第二流体圧シリンダ230が伸縮するのに伴って、ヘッド側室235から油室262に出入りする作動油が減衰バルブ263を通過し、減衰バルブ263がこの作動油の流れに抵抗を付与することによって、ブーム4がロール方向に振動することを抑える減衰力が発生する。
ブーム4が左ロール方向に回動すると、第一アキュームレータ250からの作動油が伸長する第一流体圧シリンダ240に流入し、収縮する第二流体圧シリンダ230からの作動油が第二アキュームレータ260に流入する。逆に、ブーム4が右ロール方向に回動すると、第二アキュームレータ260からの作動油が伸長する第二流体圧シリンダ230に流入し、収縮する第一流体圧シリンダ240からの作動油が第一アキュームレータ250に流入する。このように、ブーム4が左右ロール方向に回動するのに伴って第一アキュームレータ250と第二アキュームレータ260に同量の作動油が給排されるため、第一アキュームレータ250と第二アキュームレータ260の間にガス圧力差が生じる。ブーム4は、第一アキュームレータ250のガス圧力によって左ロール方向に付勢される付勢力と、第二アキュームレータ260のガス圧力によって右ロール方向に付勢される付勢力とが釣り合う位置に回動し、設定されたロール角度に保持される。
作動流体給排装置70は、第二流体圧シリンダ230のボトム側室234に作動油を給排してブーム4をロール方向に回動させる。なお、作動流体給排装置70は、この構成に限らず、ヘッド側室235に作動油を給排してブーム4をロール方向に回動させる構成としてもよい。
また、作動流体給排装置70は、第二流体圧シリンダ230に作動油を給排するとともに、第一流体圧シリンダ240に作動油を排給する構成としてもよい。この場合には、第二流体圧シリンダ230に給/排される作動油の流量と、第一流体圧シリンダ240に排/給される作動油の流量とが等しくなるように制御する必要がある。
ブームスプレーヤの作業時において、作業車の姿勢がロール方向に変化する場合に、第一流体圧シリンダ240を介してロール台5にブーム4をロール方向に回動させようとする力が働く。このときに、ブーム4は、慣性力によりその場にとどまろうとする。第一流体圧シリンダ240及び第二流体圧シリンダ230は、ブーム4の慣性力が加わることによって伸縮し、作業車90の傾きを吸収する。なお、第一流体圧シリンダ240及び第二流体圧シリンダ230が作業車90の傾きを吸収しきれずに、第一蓄圧部251と第二蓄圧部261のガス圧力差による力がブーム4の慣性力を上まわると、ブーム4のロール振動が始まるが、減衰バルブ253、263によってロール振動が速やかに減衰される。こうして、第一流体圧シリンダ240及び第二流体圧シリンダ230が伸縮することによりロール台5に働く力の変化が緩和されるため、ブーム4がロール方向について必要以上に大きく回動することが抑えられ、ブーム4の先端部が圃場等に衝突することが防止される。
上記の作業時に第一流体圧シリンダ240及び第二流体圧シリンダ230が伸縮するのに伴って、第一アキュームレータ250及び第二アキュームレータ260に出入りする作動油の流れに対して、減衰バルブ253、263が抵抗を付与し、ブーム4がロール方向に振動することが抑えられる。これにより、ブーム4のノズルから噴射される防除液が重複して散布されることが抑えられ、防除液が均一に散布される。
以上の第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に〔1〕〔3〕〔4〕の作用効果を奏するとともに、以下に示す作用効果を奏する。
〔6〕ブーム制振装置209は、ブーム4が左右ロール方向に回動するのに連動して伸縮作動する第一流体圧シリンダ240及び第二流体圧シリンダ230を備え、第一流体圧シリンダ240は、ブーム4に連結され作動流体が封入される第一シリンダチューブ241と、作業車90に連結され第一シリンダチューブ241内に挿入される第一ピストンロッド242と、を備え、左ロール方向付勢手段として、第一シリンダチューブ241の内側を加圧する圧縮ガスを蓄える第一蓄圧部251が設けられ、第二流体圧シリンダ230は、ブーム4に連結され作動流体が封入される第二シリンダチューブ231と、作業車90に連結され第二シリンダチューブ231内に挿入される第二ピストンロッド232と、を備え、左ロール方向付勢手段として、第二シリンダチューブ231の内側を加圧する圧縮ガスを蓄える第二蓄圧部261が設けられる。作業車90が凹凸を乗り越えながら走行し、作業車90の姿勢がロール方向に変化する場合には、ブーム4がその場にとどまろうとする慣性力によって第一流体圧シリンダ240及び第二流体圧シリンダ230が伸縮することにより、作業車90からロール台5に働く力の変化が緩和され、ブーム4がロール方向について必要以上に大きく回動することを抑えられ、ブーム4の先端部4Bが圃場等に衝突することが防止される。
(第4実施形態)
次に、図7を参照して、本発明の第4実施形態を説明する。以下では、前記第3実施形態と異なる点を中心に説明し、前記第2実施形態のブーム制振装置109及び前記第3実施形態のブーム制振装置209と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
前記第3実施形態に係る作動流体給排装置70では、手動切換え式の方向切換弁77が設けられていた。第4実施形態に係る作動流体給排装置170では、電磁切換え式の方向切換弁177が設けられる。
ブーム制振装置309は、水平線に対するブーム4のロール角度を検知するロール角度検知器104と、ブーム4の設定ロール角度を指令する設定ロール角度指令器103と、方向切換弁177の作動を制御するコントローラ102と、を備える。
運転者が設定ロール角度指令器103を操作することによって、設定ロール角度指令器103からブーム4の設定ロール角度を指令する信号がコントローラ102に送信される。コントローラ102は、ロール角度検知器104及び設定ロール角度指令器103から送られる信号を受信し、検知されるブーム4のロール角度が指令される設定ロール角度に近づくように、方向切換弁177のソレノイド105、106に駆動電流を送り、方向切換弁177のポジションを切換える制御を行う。
以上のように、作動流体給排装置170は、検知されるブーム4のロール角度に応じて流体圧シリンダ30に給排される作動油の流量を制御するコントローラ102を備え、ブーム4をロール方向に回動させてブーム4のロール角度を自動的に調整するロール角調整機構を構成する。作業車の姿勢変化に伴ってブーム4の姿勢がロール方向に変化する場合には、コントローラ102がロール角度検知器104の信号に応じて方向切換弁177のポジションを切換える制御を行うことにより、ブーム4のロール角度が指令される設定ロール角度に自動的に調整される。
ブーム制振装置309は、前記第3実施形態と同様に、ブーム4がロール方向に振動することを抑える緩衝器として機能する。例えば、作業車が圃場の凹凸を乗り越えながら走行し、作業車90の姿勢がロール方向に変化する場合には、ブーム4がその場にとどまろうとする慣性力によって第一流体圧シリンダ240及び第二流体圧シリンダ230が伸縮することにより、作業車90からロール台5に働く力の変化が緩和され、ブーム4がロール方向について必要以上に大きく回動することを抑えられ、ブーム4の先端部4Bが圃場等に衝突することが防止される。
前記第1〜4実施形態に係るブーム昇降装置9、109、209、309を備えて防除液を散布するブームスプレーヤ1は、ブーム4がロール方向に振動することを抑えられることにより、ブーム4から防除液を均一に散布して作業スピードを高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
左ロール方向付勢手段及び右ロール方向付勢手段は、圧縮ガスを用いるものに限らず、例えば金属製バネ等を用いてもよい。
ブーム40は作業車90から左右に延びるものに限らず、作業車90から左右の一方に延びるものとしてもよい。
1 ブームスプレーヤ
4 ブーム
9、109、209、309 ブーム制振装置
30 流体圧シリンダ
31 シリンダチューブ
32 ピストンロッド
33 ピストン
34 ボトム側室
35 ヘッド側室
50、60 第一、第二アキュームレータ
51、61 第一、第二蓄圧部(左右ロール方向付勢手段)
53、63 減衰バルブ(絞り)
90 作業車
102 コントローラ
104 ロール角度検知器
240、230 第一、第二流体圧シリンダ
241、231 第一、第二シリンダチューブ
242、232 第一、第二ピストンロッド
250、260 第一、第二アキュームレータ
251、261 第一、第二蓄圧部

Claims (7)

  1. 作業車に片持ち支持されるブームの振動を抑えるブーム制振装置であって、
    前記作業車に対して前記ブームを左ロール方向に付勢する左ロール方向付勢手段と、
    前記作業車に対して前記ブームを右ロール方向に付勢する右ロール方向付勢手段と、を備え、
    前記左ロール方向付勢手段の付勢力と前記右ロール方向付勢手段の付勢力とが釣り合うロール角度にて前記ブームが保持されることを特徴とするブーム制振装置。
  2. 前記ブームが左右ロール方向に回動するのに連動して伸縮作動する流体圧シリンダを備え、
    前記流体圧シリンダは、
    前記作業車と前記ブームのいずれか一方に連結され作動流体が封入されるシリンダチューブと、
    前記作業車と前記ブームのいずれか他方に連結され前記シリンダチューブ内に挿入されるピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに連結され前記シリンダチューブの内側をヘッド側室とボトム側室に仕切るピストンと、を備え、
    前記左ロール方向付勢手段として、前記ヘッド側室または前記ボトム側室の一方を加圧する圧縮ガスを蓄える第一蓄圧部が設けられ、
    前記右ロール方向付勢手段として、前記ヘッド側室または前記ボトム側室の他方を加圧する圧縮ガスを蓄える第二蓄圧部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のブーム制振装置。
  3. 前記ブームが左右ロール方向に回動するのに連動して伸縮作動する第一流体圧シリンダ及び第二流体圧シリンダを備え、
    前記第一流体圧シリンダは、
    前記作業車と前記ブームのいずれか一方に連結され作動流体が封入される第一シリンダチューブと、
    前記作業車と前記ブームのいずれか他方に連結され前記第一シリンダチューブ内に挿入される第一ピストンロッドと、を備え、
    前記左ロール方向付勢手段として、前記第一シリンダチューブの内側を加圧する圧縮ガスを蓄える第一蓄圧部が設けられ、
    前記第二流体圧シリンダは、
    前記作業車と前記ブームのいずれか一方に連結され作動流体が封入される第二シリンダチューブと、
    前記作業車と前記ブームのいずれか他方に連結され前記第二シリンダチューブ内に挿入される第二ピストンロッドと、を備え、
    前記左ロール方向付勢手段として、前記第二シリンダチューブの内側を加圧する圧縮ガスを蓄える第二蓄圧部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のブーム制振装置。
  4. 前記蓄圧部を有するアキュームレータと、
    前記流体圧シリンダが伸縮するのに伴って前記アキュームレータに出入りする作動流体に抵抗を付与する絞りと、をさらに備えることを特徴とする請求項2または3に記載のブーム制振装置。
  5. 前記流体圧シリンダに作動流体を給排して前記ブームをロール方向に回動させて前記ブームのロール角度を調整するロール角調整機構をさらに備えることを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載のブーム制振装置。
  6. 前記ブームのロール角度を検知するロール角度検知器と、
    検知される前記ブームのロール角度に応じて前記流体圧シリンダに給排される作動流体の流量を調節して前記ブームのロール角度を設定ロール角度に制御するコントローラと、を備えることを特徴とする請求項5に記載のブーム制振装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載のブーム制振装置を備えて防除液を散布するブームスプレーヤ。
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