JPH09275704A - 管理作業機のローリング制御装置 - Google Patents
管理作業機のローリング制御装置Info
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- JPH09275704A JPH09275704A JP8096796A JP9679696A JPH09275704A JP H09275704 A JPH09275704 A JP H09275704A JP 8096796 A JP8096796 A JP 8096796A JP 9679696 A JP9679696 A JP 9679696A JP H09275704 A JPH09275704 A JP H09275704A
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Landscapes
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Abstract
水平制御を行うようにした場合、偏荷重がかかったり、
大きな傾倒が生じるとハンチングを生じることがあっ
た。 【解決手段】 走行機体後部に作業機装着装置Bを介し
て管理作業機Sを揺動自在に支持し、該管理作業機上に
ローリングセンサー10を配置し、前記作業機装着装置
の支持フレーム5と管理作業機のブーム取付台6との間
に、水平制御用モーター9と、互いに接して回動抵抗を
与える摩擦板47と、ブームの回動に緩衝を与える複数
のダンパー15を設け、また、前記作業機装着装置に前
後傾斜を変更する油圧シリンダー42を設け、前記ブー
ム取付台上にピッチングセンサー43を設け、前後方向
の水平制御を行うように構成した。
Description
に作業機を装着し、この作業機の後部に装着される作業
機をローリング及びピッチングを制御するための構成に
関する。
の作業機装着装置を介して作業機を装着し、該作業機を
三点リンク式の作業機装着装置の左右一側のリフトロッ
ドに油圧シリンダーを介装して、該シリンダーを伸縮さ
せることによって作業機の水平制御を行う技術は公知と
なっている。また、防除機を作業機として乗用管理機に
装着し、該防除機を水平制御しながら防除作業を行う技
術も公知となっている。例えば、特開平7−15501
9号公報に記載の技術の如くである。
着した防除機は、ブームを左右側方へ張り出して、水平
制御装置を行いながら防除作業を行う構成として、本機
が左右に傾斜した場合には、防除機の角度センサーによ
って、防除機はモーターまたは油圧シリンダー等のアク
チュエーターで水平に制御されるが、ブームを長く側方
へ延ばすと、慣性力が大きくなり、アクチュエーターに
よって水平位置に戻しても、慣性力によって水平位置を
越えることがあり、越えてしまうと逆方向へ戻すように
アクチュエーターを作動させ、傾斜する方向であるため
に加速がついてしまい、ハンチングが起こってしまうの
である。
従来ではダンパーを設けていたが、一側にしか配置され
ていなかったので、収束が遅くなっていたのである。ま
た、左右一側のブームを上昇させて収納し、他方のみで
防除作業を行うときには、前後方向のモーメントが発生
するために、前後方向へ揺動し、噴霧位置が一定となら
なかったのである。
めの手段として、本発明は走行機体後部に作業機装着装
置を介して管理作業機を揺動自在に支持し、該管理作業
機上にローリングセンサーを配置し、前記作業機装着装
置の支持フレームと管理作業機のブーム取付台との間
に、水平制御用アクチュエーターと互いに接して回動抵
抗を与える摩擦板と、ブームの回動に緩衝を与える複数
のダンパーを設け、また、前記作業機装着装置に前後傾
斜を変更するアクチュエーターを設け、前記ブーム取付
台上にピッチングセンサーを設け、前後方向の水平制御
を行うように構成したものである。
る。図1は本発明のローリング制御装置を装備した管理
作業機を付設した乗用管理機の側面図、図2は同じく平
面図、図3は管理作業機の後面図、図4は同じく側面
図、図5は同じく平面図、図6はPTO伝動クラッチの
正面図、図7はPTOクラッチレバー取付部の側面図、
図8は同じく一部平面図である。
機体の構成は前後左右側には前輪21・21及び後輪2
2・22が配設され、前部の機体フレーム36上にはエ
ンジンEが載置され、走行機体中央には運転座席23及
びハンドル24が配設されている。前記エンジンEの動
力は一方はベルトテンションクラッチを介してミッショ
ンケースMに、他方はPTO伝動クラッチを介してPT
O軸4に伝えられる。該PTO伝動クラッチは図6に示
すように、エンジンEの出力軸16上に出力プーリー1
7が固設され、該出力プーリー17よりVベルト18を
介して伝動軸19上のプーリー20に伝えられ、該伝動
軸19より伝動ケースを介してPTO軸4に伝えられ
る。このPTO伝動クラッチのVベルト18はテンショ
ンプーリー29によって付勢することにより動力が伝達
され、該テンションプーリー29はワイヤー30を介し
て、図7、図8に示すハンドル24のハンドルコラム4
0側部に設けたPTOクラッチレバー37と連結され、
該PTOクラッチレバー37を回動することにより動力
の断・接でき、運転座席23から容易に操作できるよう
にしている。該PTOクラッチレバー37とチルトレバ
ー39はハンドルコラム40に対して対称に配設されて
いる。
側面近傍には、主変速レバー31、昇降レバー32、ブ
ーム昇降レバー33等が配設されており、前記昇降作業
レバー32の回動により、油圧シリンダ25を駆動し
て、作業機装着装置Bを介して管理作業機Sを昇降操作
するように構成され、前記ブーム昇降レバー33は後述
する管理作業機Sのブーム41を昇降する油圧シリンダ
42を駆動させ、昇降操作することができるように構成
されている。該作業機装着装置Bはトップリンク26と
該トップリンク26の中途部に設けた油圧シリンダー4
9と、ロワーリンク27・27及び門型支柱28から構
成されている。尚、管理作業機Sとして防除機が装着さ
れている。
Bの門型支柱28に支持台1が着脱自在に装着され、該
支持台1の上部前方にはタンク支持部2が突設されて薬
液タンクTが載置され、支持台1に図示しない噴霧ポン
プが配置されている。該支持台1の後部には後面視逆T
字状の支持フレーム5が取り付けられ、該支持フレーム
5の下部中央にローリング軸7が配置され、該ローリン
グ軸7に四角形状に枠組みしたブーム取付台6の下部中
央が回転自在に枢支されている。該ブーム取付台6の下
部両側に枢支軸46・46を設けブーム41・41の基
部が枢支され、該ブーム41・41及びブーム取付台6
の下部に噴霧ノズルNが装着され、噴霧ポンプとホース
等を介して接続されている。そして、ブーム41とブー
ム取付台6の間には油圧シリンダー42が介装され、該
油圧シリンダー42を伸長することによって、ブーム4
1を水平方向前方へ回動して収納できるようにしてい
る。但し、上方へ回動して収納するように構成すること
もできる。
ではブーム取付台6の下フレーム6aの左右上にローリ
ングセンサー10とピッチングセンサー43が設けられ
ている。一方、前記支持フレーム5の上部とブーム取付
台6上部との間に送りネジ12と、その回動に伴い送り
ネジ12上を摺動する摺動体13が介装され、該送りネ
ジ12は水平制御用アクチュエーターとしてモーター9
により駆動される。該摺動体13は前記ブーム取付台6
の上フレーム6b中央部に突設されている係止体14と
連結されている。
b両側より外側方に取付ステー44・44が突出され、
前記支持フレーム5の下部両側と前記取付ステー44・
44との間には、ダンパー15・15が介設されてお
り、噴霧ノズルNの左右傾倒が急激に回動した時に緩衝
作用をするようにしている。更に、下フレーム6aと上
フレーム6bの間に支え板45がブーム取付台6に横設
され、該支え板45の前面は前記支持フレーム5の後面
に当接され、この当接面の一方または両方に摩擦板47
を貼設している。
ッチングセンサー43と水平制御用のモーター9、油圧
シリンダー49を駆動する電磁バルブのソレノイドは制
御回路と接続されて、ピッチングセンサー43からの信
号によって、前後に傾斜すると油圧シリンダー49を作
動させて前後方向水平となるようにする。また、ローリ
ングセンサー10からの信号により噴霧ノズルNの傾斜
角を感知し、該傾斜角をもとにモーター9にて送りネジ
12を回動させ、摺動体13を左右に摺動させて噴霧ノ
ズルNが常に左右水平となるように制御するように構成
されている。このとき、大きく傾斜したり、慣性で反動
がある時等ハンチングが生じることがあるが、支持フレ
ーム5とブーム取付台6との間にダンパー15を介装し
ているので、緩衝されて急激な回動は生じることがない
ようにしている。
延ばした状態で散布作業を行うときには、偏荷重となっ
てしまうが、ブーム41を前方へ回動している状態で
は、ブーム41の重量により、ブーム取付台6は前方へ
回動しようとし、支持フレーム5と支え板45の間に介
装した摩擦板47との接触により、傾倒時に摩擦板47
との摩擦力によって回動力が抑えられ、急激な回動を防
止し、支持部に無理な力が掛かることはないようにし、
ローリング制御がスムーズに行うことができるようにな
る。なお、本実施例における管理作業機Sは、本体が噴
霧ポンプP及び薬液タンクTにて構成され、その作業体
として噴霧ノズルNが設けられ、薬液の散布作業を行う
防除機が用いられているが、他に、粒剤や肥料等の散布
作業や中耕等の管理作業を行うときにも適用することが
できる。
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
作業機装着装置の支持フレームと管理作業機のブーム取
付台との間に、互いに接して回動抵抗を与える摩擦板を
付設したので、ローリング制御を行う時に、ブーム取付
台が回動しようとしても摩擦板によって回動抵抗が与え
られて、回動速度が抑えられて、急激な回動を生じなく
なり、ハンチングを防止して、安定したローリング制御
が行えるようになり、作業の精度も向上できるようにな
る。
ーム取付台との間に、複数のダンパーを設けたので、ブ
ームが回動するときに緩衝が与えられて、急激な回動が
防止されて、安定してローリング制御が行えるようにな
り、ダンパーの数が多くなるほど緩衝作用も大きくな
り、ブームが側方へ長くなっても、揺れが小さくなり、
安定した作業ができるようになる。また、請求項3の如
く、ブーム取付台上にピッチングセンサーを設け、アク
チュエーターにて作業機を前後方向に揺動駆動可能とす
ることにより、ピッチング制御ができるようになり、左
右一方のブームを収納したような、偏荷重の掛かるよう
な作業であっても水平に維持できるようになり、作業精
度を向上することができるようになった。
業機を付設した乗用管理機の側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 走行機体後部に作業機装着装置を介して
管理作業機を揺動自在に支持し、該管理作業機上にロー
リングセンサーを配置し、前記作業機装着装置の支持フ
レームと管理作業機のブーム取付台との間に、水平制御
用アクチュエーターと、互いに接して回動抵抗を与える
摩擦板を付設したことを特徴とする管理作業機のローリ
ング制御装置。 - 【請求項2】 走行機体後部に作業機装着装置を介して
管理作業機を揺動自在に支持し、該管理作業機上にロー
リングセンサーを配置し、前記作業機装着装置の支持フ
レームと管理作業機のブーム取付台との間に、アクチュ
エーターを配置して水平制御を行うとともに、支持フレ
ームとブーム取付台との間に、ブームの回動に緩衝を与
える複数のダンパーを設けたことを特徴とする管理作業
機のローリング制御装置。 - 【請求項3】 前記作業機装着装置に前後傾斜を変更す
るアクチュエーターを設け、前記ブーム取付台上にピッ
チングセンサーを設け、前後方向の水平制御を行うこと
を特徴とする請求項1または請求項2記載の管理作業機
のローリング制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096796A JPH09275704A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 管理作業機のローリング制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8096796A JPH09275704A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 管理作業機のローリング制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09275704A true JPH09275704A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14174598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8096796A Pending JPH09275704A (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 管理作業機のローリング制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09275704A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012100579A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-31 | Toyo Noki Kk | ブームスプレーヤ |
KR101511466B1 (ko) * | 2013-01-11 | 2015-04-10 | 카야바 고교 가부시기가이샤 | 붐 스프레이어 및 붐 제진장치 |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP8096796A patent/JPH09275704A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012100579A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-31 | Toyo Noki Kk | ブームスプレーヤ |
KR101511466B1 (ko) * | 2013-01-11 | 2015-04-10 | 카야바 고교 가부시기가이샤 | 붐 스프레이어 및 붐 제진장치 |
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