JP2001258458A - トラクタ防除機の散布ブーム取付装置 - Google Patents

トラクタ防除機の散布ブーム取付装置

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JP2001258458A
JP2001258458A JP2000080496A JP2000080496A JP2001258458A JP 2001258458 A JP2001258458 A JP 2001258458A JP 2000080496 A JP2000080496 A JP 2000080496A JP 2000080496 A JP2000080496 A JP 2000080496A JP 2001258458 A JP2001258458 A JP 2001258458A
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booms
tractor
rolling
support frame
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JP2000080496A
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Yukinori Imai
征典 今井
Kiyoaki Minazu
清明 水津
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラクタ防除機の散布ブームを改良して、車体
が左右傾斜しても左・右ブームを同じ高さに設定する。 【解決手段】トラクタ1に昇降調節自在に取り付けられ
ているフロントヒッチ17には、ブーム支え枠20の左
右方向中間部をローリング軸19によりローリング回動
調節自在に支持し、前記ブーム支え枠20の長手方向に
沿わせて中央ブーム11aを取り付け、ブーム支え枠2
0の左右両側部には、左・右ブーム11b,11cの基
端部を上下方向に回動自在に軸支する。車体2が左右に
傾斜しても、中央ブーム11aを地表面基準で水平な姿
勢にローリング調節し、更に、左・右ブーム11b,1
1cの左右傾斜を地表面に沿うように回動調節すること
により、左・右ブーム11b,11cを作物に対して同
じ高さに設定できて、左右の作物に均等な薬液散布をす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタ防除機
の散布ブーム取付装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】トラクタに昇降調節自在に取り付けられて
いるフロントヒッチには、ブーム支え枠を左右横方向に
沿わせて固定状態に支持し、ブーム支え枠の長手方向に
沿わせて中央ブームを固定状態に取り付け、ブーム支え
枠の左右両端部に、左・右ブームの基端部を軸支して、
左・右ブームの下方回動時には、左右方向に伸長した散
布作業状態となり、また、左・右ブームの上方回動時に
は、トラクタ1の車体に接近した収納状態にする構成で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来装置にあって
は、ブームは中央ブーム及び左・右ブームにより3分割
されており、中央ブームはブーム支え枠に固定状態に支
持されていたので、トラクタの車体が地表面に対して左
右に傾斜回動した際には、左・右ブームを上下方向に回
動して、地表面に長手方向を沿わせた状態にすると、左
・右ブームの作物に対する高さが異なり、均一な薬液散
布ができないという不具合があった。そこで、この発明
は、このような問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するために、この発明は、トラクタ1に昇降調節自
在に取り付けられているフロントヒッチ17には、ブー
ム支え枠20の左右方向中間部をローリング軸19によ
りローリング回動調節自在に支持し、前記ブーム支え枠
20の長手方向に沿わせて中央ブーム11aを取り付
け、ブーム支え枠20の左右両側部には、左・右ブーム
11b,11cの基端部を上下回動自在に軸支して、左
・右ブーム11b,11cの下方回動時には左右方向に
伸長した散布作業状態となり、左・右ブーム11b,1
1cの上方回動時にはトラクタ1の車体2側面近傍に収
納されることを特徴とする。
【0005】
【発明の作用及び効果】この発明は、中央ブーム11a
の取り付けられているブーム支え枠20の左右方向中間
部をローリング調節自在に支持したので、トラクタ1の
車体2が左右傾斜姿勢となっても、中央ブーム11aを
地表面基準で水平な姿勢にローリング調節して、左・右
ブーム11b,11cの基端部の高さを揃え、更に、左
・右ブーム11b,11cの左右傾斜を地表面に沿うよ
うに回動調節することにより、左・右ブーム11b,1
1cを作物に対して同じ高さに設定できて、左右の作物
に均等な薬液散布をすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、先ず、図1〜図5に基づ
き、発明の実施例の形態について説明する。図1には全
体の側面図、図2には要部の側面図、図3には全体の側
面図、図4には要部の平面図及び正面図、図5には油圧
回路図が図示されている。
【0007】トラクタ1の車体2には、ステアリングハ
ンドル3の操作で操舵自在の前輪4,4及び後輪5,5
を設けて、車体前部に搭載したエンジン6で駆動して走
行する四輪駆動・操舵形態である。フロアステップ7の
ステアリングハンドル3の後側に操縦席8を配置し、操
縦席8の左右両側及び後側を取り巻くように薬液タンク
9を搭載し、車体2の前部に配置したポンプ10によ
り、薬液タンク9から吸入した薬液をホース(図示省
略)経由で散布ブーム11に圧送している。
【0008】操縦席8の近傍には、ブーム操作ボックス
12を設け、前記ポンプ10の運転・停止や、ホース
(図示省略)への薬液の供給・停止や、散布ブーム11
の位置切替をする操作具が設けられている。なお、13
はステップである。車体2前部のボンネット14の左右
両側方には、上方に向かって突出するように左・右支え
枠15,15を設け、この左・右支え枠15,15から
上下回動自在の上・下リンク16a,16bを左右夫れ
夫れ一対略平行に前方に突出するように設けている。こ
の上・下リンク16a,16bの先端には、フロントヒ
ッチ17をピンで軸着連結し、下リンク16bとフロン
トヒッチ17との間に、ギヤドモータである伸縮アクチ
ュエータ18の伸縮作動により、上・下リンク16a,
16bとフロントヒッチ17を昇降移動する構成であ
る。
【0009】フロントヒッチ17は、作業機取付具であ
って、左・右側枠と、左・右側枠の上下2個所を連結す
る上・下枠体により構成されていて、この下枠体の左右
方向中間部に、ローリング軸19を前方に突出するよう
に設け、ローリング軸19によりブーム支え枠20の左
右方向中間部をローリング回動自在に支持している。こ
のブーム支え枠20には長手方向に沿わせて中央ブーム
11aを取り付け、ブーム支え枠20の左右両端部に
は、左・右ブーム11b,11cの基端部を傾斜軸11
d回りに回動自在に取り付け、左・右ブーム11b,1
1cが下方に回動すると、左右方向に沿った散布作業状
態となり、また、上方に回動すると、車体2の側面近傍
に沿った収納状態となる。これらの中央ブーム11a,
左・右ブーム11b,11cには、多数のノズル21,
21,…を設けている。
【0010】前記フロントヒッチ17の下部とブーム支
え枠20との間に、例えば、油圧により伸縮するローリ
ングシリンダ22を設け、フロントヒッチ17に対して
ブーム支え枠20をローリング回動する構成としてい
る。また、左・右ブーム11b,11cは、例えば、ギ
ヤドモータである伸縮アクチュエータ(図示省略)の伸
縮作動により、上下に回動調節し、下方の散布作業位置
と、上方の収納位置とに移動できる構成である。
【0011】次に、図5に基づき油圧操舵機構、中央ブ
ーム11aの水平調節機構及び作業機昇降機構について
説明する。油圧操舵ポンプ23からステアリングハンド
ル3により油路と油量が同時に制御される全油圧式の油
圧操舵機構24を経由して、前輪バルブ25及び後輪バ
ルブ26に圧油が送られ、これらバルブの関連的切替操
作により、前輪油圧シリンダ27及び後輪油圧シリンダ
28は関連的に伸縮され、選択された前輪操舵モード,
後輪操舵モード,前後輪同位相操舵モードあるいは前後
輪逆位相操舵モードにより、前輪4,4及び後輪5,5
が操舵される。
【0012】また、第2油圧ポンプ29から3位置切替
式の水平バルブ30に送られた圧油は、バルブの切り替
え作動により、水平油圧シリンダ31の左室31aある
いは右室31bに送られ、中央ブーム11aの取り付け
られているブーム支え枠20をローリング回転させて、
中央ブーム11aを地面基準で水平にしたり、所定角度
傾斜姿勢にローリング調節する。
【0013】また、第2油圧ポンプ29から3位置切替
式の作業機昇降バルブ32に送られた圧油は、バルブの
切り替え作動により、作業機昇降油圧シリンダ33に送
られ、リフトアーム(図示省略)を上下回動し、リフト
ロッド(図示省略),ロワーリンク(図示省略)を介し
て、作業機(図示省略)を昇降させる。
【0014】従来装置にあっては、散布ブーム11は中
央ブーム11a及び左・右ブーム11b,11cにより
3分割されており、中央ブーム11aはブーム支え枠2
0に固定状態に支持されていた。従って、トラクタ1の
車体2が地表面基準で左右傾斜姿勢になると、左・右ブ
ーム11b,11cをローリング回動調節して地表面に
沿う状態とすると、左・右ブーム11b,11cの作物
からの高さが異なり、均一な薬液散布ができないという
不具合があった。
【0015】しかし、この実施例では、前記のように、
中央ブーム11aの取り付けられているブーム支え枠2
0を、ローリング調節自在に構成したので、トラクタ1
の車体2が左右傾斜姿勢となっても、中央ブーム11a
を地表面基準で水平姿勢にローリング調節し、更に、左
・右ブーム11b,11cを上下回動調節することによ
り、左・右ブーム11b,11cを作物に対して同じ高
さに設定できて、左右の作物に均等な薬液散布をするこ
とができる。
【0016】次に、図6及び図7に示す他の実施例につ
いて説明する。図6は油圧回路図、図7は制御用のブロ
ック図である。油圧操舵ポンプ23からステアリングハ
ンドル3により油路と油量が同時に制御される全油圧式
の油圧操舵機構24を経由して、前輪バルブ25及び後
輪バルブ26に圧油が送られ、これらバルブの関連的切
替操作により、前輪油圧シリンダ27及び後輪油圧シリ
ンダ28を関連的に伸縮し、選択された前輪操舵モー
ド,後輪操舵モード,前後輪同位相操舵モード及び前後
輪逆位相操舵モードにより、前輪4,4及び後輪5,5
が操舵される。
【0017】第2油圧ポンプ29から圧油は第1分流弁
34を経て2位置切替式のクラッチバルブ35に送ら
れ、バルブの切替操作によりPTOクラッチ36をON
・OFFし、PTO軸(図示省略)を駆動あるいは停止
させる。また、第1分流弁34から分流された圧油は、
第2分流弁37を経て3位置切替式の水平バルブ30に
送られ、バルブの切り替え作動により、水平油圧シリン
ダ31の左室31aあるいは右室31bに圧油を給排
し、中央ブーム11aの取り付けられているブーム支え
枠20をローリング回転させて、中央ブーム11aを地
面基準で水平姿勢にしたり、あるいは、所定角度傾斜し
た姿勢に調節する。
【0018】また、第2分流弁37から分流された圧油
は、第3分流弁38を経て3位置切替式の作業機水平バ
ルブ39に送られ、バルブの切り替え操作により、作業
機水平油圧シリンダ40に圧油を給排し、車体2後部に
連結されている作業機(図示省略)を水平姿勢に調節す
る。
【0019】また、第3分流弁38から分流された圧油
は、2位置切替式の作業機昇降バルブ32に送られ、バ
ルブの切り替え操作により、作業機昇降油圧シリンダ3
3に圧油を給排し、リフトアーム(図示省略)を上下回
動し、リフトロッド(図示省略),ロワーリンク(図示
省略)を介して、作業機(図示省略)を昇降させる。
【0020】図7に示すように、PTOスイッチ41,
車体2あるいは作業機(図示省略)の傾斜角度を検出す
る傾斜センサ42,車体2の左右の傾きを設定する傾き
設定ダイヤル43、車速を検出する車速センサ44,左
ブーム11bの傾斜角度を検出するブーム左角度検出セ
ンサ45、右ブーム11cの傾斜角度を検出するブーム
右角度検出センサ46、及び、ブーム中央角度検出セン
サ46aを、入力インターフェイスを経由して、CPU
内臓の制御部47に接続している。
【0021】また、制御部47から出力インターフェイ
ス,駆動回路を経て、中央ブーム11a,左・右ブーム
11b,11cを一体的に昇降するギヤドモータを昇降
駆動する全ブーム昇降駆動手段48、右ブーム11cを
下降した散布作業位置及び上昇した収納位置に昇降回動
させる右ブーム昇降駆動手段49、左ブーム11bを下
降した作業位置及び上昇した収納位置に昇降回動させる
左ブーム昇降駆動手段50、右ブーム11cのノズル2
1,21,…から薬液を散布あるいは停止する右ブーム
弁開閉駆動手段51、左ブーム11bのノズル21,2
1,…から薬液を散布あるいは停止する左ブーム弁開閉
駆動手段52、中央ブーム11aのノズル21,21,
…から薬液を散布あるいは停止する中央ブーム弁開閉駆
動手段53、ブーム支え枠20をローリングシリンダ2
2によりローリング調節するローリングシリンダ駆動手
段54、作業機昇降油圧シリンダ33を昇降させる作業
機昇降バルブ32を駆動する作業機昇降駆動手段55、
及び、作業機のローリング作動をする作業機ローリング
駆動手段56に、制御指令が出力される構成である。
【0022】次に、制御部47のブーム11に対する制
御内容を説明する。トラクタ1の走行中には前記各種セ
ンサ群から検出情報が制御部47に入力される。車速セ
ンサ44の検出走行速度情報,車体2の検出傾斜情報,
PTOスイッチ41の入り情報に基づき、トラクタが走
行中で、PTO軸(図示省略)の動力伝達状態と判断さ
れると、ブーム11の水平制御が開始される。
【0023】すると、検出傾斜情報に関連したローリン
グ指令が出され、先ず、ブーム支え枠20をローリング
調節して、中央ブーム11aを地面基準で水平にして、
左・右ブーム11b,11cの基端部の高さを揃え、次
いで、左・右ブーム11b,11cを昇降調節して地面
基準で水平にし、左・右ブーム11b,11cの高さを
揃え、左右の作物に均等に薬液を散布する。
【0024】また、車速センサ44の検出走行速度情
報,車体2の検出傾斜情報,PTOスイッチ41の切り
情報が入力されて、トラクタが走行中で、PTO軸(図
示省略)への動力伝達停止と判断すると、ブーム11全
体の水平制御が停止され、次いで、中央ブーム11aを
車体2基準で水平にするローリング指令が出されて、ブ
ーム支え枠20をローリング回動して、中央ブーム11
aを車体2基準で水平に調節する。次いで、左・右ブー
ム11b,11cを車体2に基準で水平にしたり、ある
いは、上方に回動し収納位置へ移動する。
【0025】しかして、トラクタ1の作業中断中の畦越
え時に、ブーム11のローリング制御を中断し、車体2
基準でブーム11を水平状態にするので、畦越え時に左
・右ブーム11b,11cが畦に接触するようなことも
なく、損傷を防止できる。なお、車速センサ44の走行
速度情報,車体2の傾斜情報,PTOスイッチ41の切
り情報が入力されると、中央ブーム11aを上昇すると
共に、左・右ブーム11b,11cを上昇する制御をし
たり、あるいは、左・右ブーム11b,11cを収納す
る制御をしてもよい。このような制御をすると、ブーム
11の破損を良好に防止できる。
【0026】次に、図8及び図9に示す実施例について
説明する。この実施例は、左・右ブーム11b,11c
の地面に対する回動速度を検出する角速度センサ57及
び左・右ブーム11b,11cの車体2に対する傾斜角
度を検出する傾斜センサ42を設け、これらセンサ群の
検出値により、左・右ブーム11b,11cを地面基準
で水平を含む所望の角度にローリング制御するブーム制
御装置において、角速度センサ57の検出値が所定値以
上の場合には、左・右ブーム11b,11cを回動駆動
するアクチュエータ、例えば、左・右油圧シリンダ58
a,58bへの圧油の供給を一時停止するものである。
【0027】左・右ブーム11b,11cは全長が長
く、慣性モーメントも大きい。そのため、速い速度で回
動すると、左・右ブーム11b,11cの支持部に過大
な負荷がかかり、破損する恐れがある。そこで、この実
施例はこのような不具合を解消しようとするものであ
る。
【0028】図8に示すように、CPU内臓の制御部4
7には、入力インターフェイスを経由して、左・右ブー
ム11b,11cの地面に対する回動角速度を検出する
角速度センサ57、車体2あるいは作業機(図示省略)
の傾斜角度を検出する傾斜センサ42、車体2の左右の
傾きを設定する傾き設定ダイヤル43、車速を検出する
車速センサ44、左ブーム11bの傾斜角度を検出する
ブーム左角度検出センサ45、及び、右ブーム11cの
傾斜角度を検出するブーム右角度検出センサ46から検
出情報が入力される。
【0029】また、制御部47から出力インターフェイ
ス,駆動回路を経て、左ブーム用バルブ(図示省略)を
開作動して左ブーム11bを昇降回動する左ブーム昇降
駆動手段59,左ブーム用バルブ(図示省略)を閉にし
て左ブーム11bの昇降を停止する左ブーム昇降停止手
段60,右ブーム用バルブ(図示省略)を開作動にして
右ブーム11cを昇降回動する右ブーム昇降駆動手段6
1,右ブーム用バルブ(図示省略)を閉にして右ブーム
11cの昇降回動を停止する右ブーム昇降停止手段62
に、制御指令が出力される構成である。
【0030】次に、図9に基づきその制御内容を説明す
る。本制御が開始されると、先ず、傾斜設定ダイヤル4
3の検出情報、傾斜センサ42の検出情報、角速度セン
サ57の検出情報が、夫れ夫れ制御部47に読み込まれ
る。次いで、角速度センサ57の検出情報が所定値1以
上に速いか否かを判定し、所定値1より速い場合には、
角速度が速く回動している左・右ブーム11b,11c
の昇降停止手段に出力し、所定時間昇降作動を停止す
る。
【0031】また、検出角速度が所定値1以上でない場
合には、次いで、検出角速度が所定値2(但し、所定値
1>所定値2)以下か否かを判定し、所定値2以下の場
合には、傾斜センサ42の検出情報に関連した上昇ある
いは下降指令により、左・右ブーム11b,11cを昇
降制御し、傾斜設定ダイヤル43で設定した傾斜状態に
昇降回動する。
【0032】また、検出角速度が所定値2以下でない場
合には、例えば、所定の計算式に基づき検出角速度に反
比例した遅い昇降指令を出力して、通常の昇降速度より
も遅い速度で左・右ブーム11b,11cを昇降させ
る。前記のように左・右ブーム11b,11cを所定の
角速度以下で昇降回動させるので、停止時にもブームの
軸支部に過大な負荷がかかるのを防止し、破損を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の側面図である。
【図2】 要部の側面図である。
【図3】 全体の側面図である。
【図4】 要部の平面図、正面図である。
【図5】 油圧回路図である。
【図6】 油圧回路図である。
【図7】 制御ブロック図である。
【図8】 制御ブロック図である。
【図9】 フローチャートである。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 車体 3 ステアリングハンドル 4 前輪 5 後輪 6 エンジン 7 フロアステップ 8 操縦席 9 薬液タンク 10 ポンプ 11 散布ブーム 11a 中央ブーム 11b 左ブーム 11c 右ブーム 12 ブーム操作ボックス 13 ステップ 14 ボンネット 15 左・右支え枠 16a 上リンク 16b 下リンク 17 フロントヒッチ 18 伸縮アクチュエータ 19 ローリング軸 20 ブーム支え枠 21 ノズル 22 ローリングシリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ1に昇降調節自在に取り付け
    られているフロントヒッチ17には、ブーム支え枠20
    の左右方向中間部をローリング軸19によりローリング
    回動調節自在に支持し、前記ブーム支え枠20の長手方
    向に沿わせて中央ブーム11aを取り付け、ブーム支え
    枠20の左右両側部には、左・右ブーム11b,11c
    の基端部を上下回動自在に軸支して、左・右ブーム11
    b,11cの下方回動時には左右方向に伸長した散布作
    業状態となり、左・右ブーム11b,11cの上方回動
    時にはトラクタ1の車体2側面近傍に収納されることを
    特徴とするトラクタ防除機の散布ブーム取付装置。
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