JP2004067018A - 水田作業機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステアリングハンドル後方の運転部及び前方部からのステアリングハンドル操作をともに容易、良好に行うことができるのみならず、そのステアリングハンドルの姿勢変更の操作性を優れたものにする。
【解決手段】乗用型の自走機体1の後部に水田作業装置を連結し、前記自走機体1の前部にステアリングハンドル8を、それよりも後方部から操作可能な後ろ向き姿勢と前方部から操作可能な前向き姿勢とに変更操作自在に配設し、前記ステアリングハンドル8を両姿勢に固定並びに解除自在な人為操作具56を、前向き姿勢にあるステアリングハンドル8を操作可能な位置から操作自在に設ける。
【選択図】 図5
【解決手段】乗用型の自走機体1の後部に水田作業装置を連結し、前記自走機体1の前部にステアリングハンドル8を、それよりも後方部から操作可能な後ろ向き姿勢と前方部から操作可能な前向き姿勢とに変更操作自在に配設し、前記ステアリングハンドル8を両姿勢に固定並びに解除自在な人為操作具56を、前向き姿勢にあるステアリングハンドル8を操作可能な位置から操作自在に設ける。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用型の自走機体の後部に苗植付け装置などの水田作業装置を連結してある田植機などの水田作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)田植機で代表される従来のこの種の水田作業機では、自走機体の前部にステアリングハンドルを配置し、それよりも後方の運転座席に着座したり、搭乗ステップ上に立ち上がった運転者が容易に操作できるようにステアリングハンドルを後ろ向き姿勢に設けていた。
【0003】
(2)この種の水田作業機では、自走機体よりも前方に倒伏延出する作用姿勢と起立した格納姿勢とに切り換え自在な機体前部操作用の操作アームを設けて、畦越え時やトラックの荷台に対する積み降ろし時などに作用姿勢に切り換えた操作アームを操作して機体前部の浮き上がりなどを防止することでその畦越えや積み降ろしなどを容易に行えるようにすることが多々採用されている。そのような水田作業機として、従来では、上述したように、ステアリングハンドルを後ろから容易に操作できるように後ろ向き姿勢に固定設置していた。
【0004】
(3)従来のこの種の水田作業機では、ステアリングハンドルを支持するステアリングポストとして、ステアリング軸を内装する円筒形のものを設けていた。
【0005】
(4)この種の水田作業機では、自走機体の前部に配設したステアリングハンドルに一体回転状態に連結するステアリング軸を支持することでステアリングハンドルを回転自在に支持するハンドル支持部を備えたステアリングポストを設ける構成が採用されることがある。そのような場合、従来では、ステアリングポストのハンドル支持部にステアリング軸を支持させるに、ステアリング軸に外嵌させたベアリングをハンドル支持部に支持させていた。
【0006】
(5)この種の水田作業機では、自走機体の前部にステアリングハンドルを配設し、このステアリングハンドルを支持するステアリングポストの前方位置に燃料タンクを配置する構成が採用されることがある。そのような場合、従来では、ステアリングポストに燃料タンクを支持させるに、多数のボルトで燃料タンクに連結固定するタンクステーをステアリングポストに固着していた。
【0007】
(6)この種の水田作業機では、機体前部に配置するエンジンをシリンダ部が後ろに傾く姿勢に設けて、エンジン後部の運転部からの前方の見通し性を良好化する技術が採用されることがあり、従来では、前記のように傾斜するエンジンを固定するに、エンジンのクランクケース部をエンジン搭載フレームに防振具を介して支持させ、エンジンのシリンダ部を前記エンジン搭載フレームの後部に連結して機体フレームの一部となるミッションケースに防振具を介して支持させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術によるときは次のような欠点があった。
【0009】
従来の技術(1)によるときは、ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢に固定設置してあるから、畦越え時やトラック荷台に対する積み降ろし時に前部に位置して自走機体の前部を操作している作業者が進行方向を調整するためにステアリングハンドルを操作することはほとんど不可能であった。
【0010】
従来の技術(2)によるときは、ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢に固定設置してあるから、畦越え時やトラック荷台に対する積み降ろし時に前部に位置して自走機体の前部を作用姿勢にある操作アームで操作している作業者が進行方向を調整するためにステアリングハンドルを操作することはほとんど不可能であった。
【0011】
従来の技術(3)によるときは、ステアリングポストが円形であるから、このステアリングポストに左右向き軸芯周りに揺動自在な変速レバーや昇降レバーを装着支持させる際、それらの支軸をステアリングポストに直接に支持させることが難しくて、結果的に、レバー支持用のブラケットをステアリングポストに固着し、このブラケットにレバーを装着支持させることになり、ステアリングポスト回りの構造が複雑化し、しかも、コストアップを招来していた。
【0012】
従来の技術(4)によるときは、ステアリング軸をベアリングのみで支持するため、ステアリング軸を支持する支持部の軸芯方向長さが短く、支持にガタツキが発生しやすかった。
【0013】
従来の技術(5)によるときは、ステアリングポストに固着のステーに燃料タンクを多数のボルト・ナットで装着支持させていたから、燃料タンクの装着に要する手数が多くなり、装着作業性が悪かった。
【0014】
従来の技術(6)によるときは、エンジンをエンジン搭載フレームとミッションケースとにわたって載置支持させてあるから、エンジン搭載フレームとミッションケースとの連結位置の不可避的な誤差により、エンジン搭載を難しくしていた。
【0015】
本発明の目的は、上記従来の技術の欠点を解消する点にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0017】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを、それよりも後方部から操作可能な後ろ向き姿勢と前方部から操作可能な前向き姿勢とに変更操作自在に配設し、前記ステアリングハンドルを両姿勢に固定並びに解除自在な人為操作具を、前向き姿勢にあるステアリングハンドルを操作可能な位置から操作自在に設けてある点にある。
【0018】
〔作用〕
ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢と前向き姿勢とに変更自在に構成してあるから、ステアリングハンドル後方の運転座席に着座したり、搭乗ステップに立った運転者が運転操作する通常時には、ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢に変更しておくことにより、その運転者による後方からのステアリングハンドル操作を良好に行える。他方、前方部に位置して自走機体の前部を操作しつつの畦越えやトラック荷台に対する積み降ろしを行う際には、ステアリングハンドルを前向き姿勢に変更しておくことにより、その前方部に位置する作業者による進行方向調整のためのステアリングハンドル操作を良好に行うことができる。
【0019】
しかも、ステアリングハンドルを両姿勢に固定並びに解除するための人為操作具を、前向き姿勢にあるステアリングハンドルを操作可能な位置、つまり、自走機体の前部を操作可能な位置から操作できるようにしてあるから、ステアリングハンドルを前向き姿勢に変更固定する際、前方部の作業者がいちいち運転部に戻って操作する必要がなく、その前方部からステアリングハンドルを容易、迅速に前向き姿勢に変更して固定することができる。換言すれば、運転者が人為操作具の操作を忘れて前方部に移動した場合でも、その運転者に運転部に戻る作業を要求することなく、ステアリングハンドルを前方部から容易、良好に操作できる前向き姿勢に変更することができる。
【0020】
〔効果〕
従って、ステアリングハンドル後方の運転部及び前方部からのステアリングハンドル操作をともに容易、良好に行うことができるのみならず、そのステアリングハンドルの姿勢変更の操作性を優れたものにできるようになった。
【0021】
請求項2に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0022】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを、それよりも後方部から操作可能な後ろ向き姿勢と前方部から操作可能な前向き姿勢とに変更操作自在に配設し、自走機体よりも前方に延出する作用姿勢と起立した格納姿勢とに切り換え操作自在な機体前部操作用の操作アームを自走機体に装備させてある点にある。
【0023】
〔作用〕
ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢と前向き姿勢とに変更自在に構成してあるから、ステアリングハンドル後方の運転座席に着座したり、搭乗ステップに立った運転者が運転操作する通常時には、ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢に変更しておくことにより、その運転者による後方からのステアリングハンドル操作を良好に行える。他方、前方部に位置して自走機体の前部を操作アームを用いて操作しつつの畦越えやトラック荷台に対する積み降ろしを行う際には、ステアリングハンドルを前向き姿勢に変更しておくことにより、その前方部に位置する作業者による進行方向調整のためのステアリングハンドル操作を良好に行うことができる。
【0024】
〔効果〕
従って、ステアリングハンドル後方の運転部及び前方部からのステアリングハンドル操作をともに容易、良好に行うことができ、特に、自走機体前部の操作を容易、良好に行うために操作アームを設けたことと、その操作アームを操作している位置からステアリングハンドルを容易、良好に行えることとの相乗により、前方部に作業者が位置しての畦越えやトラック荷台に対する積み降ろしを作業性良く行えるようになった。
【0025】
請求項3に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0026】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを配設し、このステアリングハンドルを支持するステアリングポストとして、上下・前後方向に沿った扁平板状で左右向き軸芯周りに揺動操作されるレバーを支持するレバー支持部を備えたポスト構成板の複数を左右に間隔を隔てて並置した構造のものを設けてある点にある。
【0027】
〔作用〕
レバー支持部を備えた扁平板状のポスト構成板の複数を左右に間隔を隔てて並置して構成したステアリングポストを設けてあるから、ステアリングポストにレバーを取り付けるためのブラケットを装着することが不要で、ポスト構成板にレバー支持部といったボス状のmのを形成するだけで良い。
【0028】
〔効果〕
従って、ステアリングポストにレバーを取り付ける構成を採用しながらも、ステアリングポストを構造簡単・安価なものにできるようになった。
【0029】
請求項4に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0030】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを配設し、このステアリングハンドルに一体回転状態に連結するステアリング軸を支持することで前記ステアリングハンドルを回転自在に支持するハンドル支持部を備えたステアリングポストを設け、このハンドル支持部にステアリング軸を支持させるに、ステアリング軸に外嵌させたベアリングを保持する第1保持部とステアリング軸を外嵌保持する第2保持部とを軸芯方向で並置形成した合成樹脂製の保持部材をハンドル支持部に支持させてある点にある。
【0031】
〔作用〕
ステアリング軸に外嵌するベアリングを保持する第1保持部とステアリング軸を外嵌保持する第2保持部とを軸芯方向で並置形成した合成樹脂製の保持部材をステアリングポストのハンドル支持部に支持させて、ステアリングハンドルのステアリング軸をステアリングポストに回転自在に支持させてあるから、ステアリング軸を支持する部分の軸芯方向長さが長くなる。
【0032】
〔効果〕
従って、ガタツキなくステアリングハンドルをステアリングポストに確実に支持させることができるようになった。
【0033】
請求項5に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0034】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを配設し、このステアリングハンドルを支持するステアリングポストに、燃料タンクの底部に作用して燃料タンクを支持する支持部と、燃料タンクの左右方向位置を接当規制する左右規制部と、燃料タンクの浮き上がりを接当規制する浮き上がり規制部とを設けてある点にある。
【0035】
〔作用〕
支持部と左右規制部と浮き上がり規制部とをステアリングポストに設けて、燃料タンクをステアリングポストに対して位置規制するようにしてあるから、燃料タンクをステアリングポストに連結固定するためのボルトが少数個で済む。
【0036】
〔効果〕
従って、燃料タンクのステアリングポストへの装着を作業性良く行えるようになった。
【0037】
請求項6に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0038】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にエンジンをシリンダ部が前後に傾く姿勢で配設し、ミッションケースの前部に連結のエンジン搭載フレームに、エンジンのシリンダ部とクランクケース部とにおいて防振具を介してエンジンを支持させてある点にある。
【0039】
〔作用〕
前後に傾く関係上、設置状態において前後長さが長くなりがちなエンジンをエンジン搭載フレームにのみ支持させてあるから、エンジン搭載フレームとミッションケースとの連結位置の誤差に左右されることなく、エンジンを搭載することができる。
【0040】
〔効果〕
従って、容易にエンジンを確実に搭載することができるようになった。
【0041】
【発明の実施の形態】
水田作業機の一例である乗用型の田植機は、図1、図2、図3に示すように、自走機体1の後部に水田作業装置の一例である苗植付け装置2をリンク機構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴い前記苗植付け装置2を上昇させかつ排油に伴い苗植付け装置2を重量で下降させる油圧シリンダ利用のリフトシリンダ4を設けて構成されている。
【0042】
前記自走機体1は、左右一対の操向用の駆動前輪5と左右一対の駆動後輪6を備え、前部にエンジン7と前記駆動前輪5を操向操作するためのステアリングハンドル8とをステアリングハンドル8がエンジン7の上方に位置する状態で配設し、後部に運転座席9を配設している。
【0043】
この自走機体1の機体フレーム10は、図4にも示すように、前記エンジン7からベルト伝動装置11を介して伝達されてくる動力を変速する前後進切り換え自在な静油圧式の無段変速装置12の出力を走行部(前記駆動前輪5と駆動後輪6)と前記苗植付け装置2とに振り分けるミッションケース13を設け、このミッションケース13の前部に、前記エンジン7を搭載するエンジン搭載フレーム14を複数のボルトを介して固定連結し、前記ミッションケース13の後部に前記運転座席9などを搭載支持する左右一対の後部フレーム16を複数のボルトを介して固定連結して構成されている。
【0044】
また、前記自走機体1は、前記エンジン7の左右両脇に位置する機体前方部に対する左右一対の乗降用の乗降ステップ部と運転座席9の足元に位置する足元ステップ部とを一体的に備えた搭乗ステップ20を有し、左右の駆動後輪6に対する一連一体型の後輪フェンダ23を有する。もちろん、前記エンジン7を覆うボンネット7Aを有する。加えて、図5に示すように、第1左右向き軸芯x1周りでの揺動により、自走機体1よりも前方に倒伏延出する作用姿勢と起立引退する格納姿勢とに切り換え自在な機体前部操作用の操作アーム24を装備している。
【0045】
前記苗植付け装置2は、複数のマット苗を左右方向に並べ載置可能で設定ストロークで左右方向に沿って往復移動する苗のせ台25と、植付け走行に伴って圃場面を滑走することにより植付け予定圃場面を整地する接地フロート26と、前記苗のせ台25の移動に連動して苗のせ台25からの苗取り出し部と整地圃場面との間で循環作動することのよりマット苗を植付け単位量ずつ苗のせ台25から取り出して圃場に植え付ける苗植付け機構27とを備えている。
【0046】
また、田植機は、植付けと同時に圃場に肥料を供給する施肥装置を備えている。この施肥装置は、前記自走機体1のうち前記運転座席9後部の左右両脇に搭載した左右の肥料ホッパー28と、この肥料ホッパー28から繰り出された肥料を圧送するための気流を発生させる電動式のブロワー29と、植付け走行に伴い肥料供給用の溝を圃場に形成するとともに前記ブロワー29でホース30を介して供給されてくる肥料を溝に投入する作溝器31とを備えている。
【0047】
図5にも示すように、前記駆動前輪5は、それらへの伝動ケースをそれぞれ兼用する前車軸ケース32を介して前記ミッションケース13に支持されており、前記駆動後輪6は、前支点R周りで格別に上下揺動自在でそれらへの伝動ケースをそれぞれ兼用するスイング後車軸ケース33を介して前記ミッションケース13に支持されている。前記スイング後車軸ケース33のそれぞれは、サスペンションスプリング34を介して下方に揺動付勢されて自走機体1を支持するようになっている。
【0048】
前記エンジン7は、図4に詳しく示すように、シリンダ部7aが後ろに傾く、つまり、クランクケース部7bよりもシリンダヘッドが後方に位置する後傾姿勢に配置されており、シリンダ部7aとクランクケース部7bとにおいて前記エンジン搭載フレーム14に支持されている。具体的には、図6〜図8にも示すように、クランクケース部7bにボルト止めした左右中央のブラケット35を防振具36を介してエンジン搭載フレーム14の前端左右中央部に連結したブラケット14Bに支持させ、エンジン搭載フレーム14のうちミッションケース13との連結部14Aに一体連設した左右向き姿勢の横フレーム部14aの左右両端部に、前記シリンダ部7aにボルト止めした左右一対のブラケット37を防振具36を介して支持させてある。
【0049】
前記ステアリングハンドル8は、図4、図9〜図11に示すように、ステアリングポスト38に回転自在に支持されており、このステアリングポスト38は、前記ミッションケース13の上面にボルト止めしたパワーステアリング用のトルクジェネレータ39上に立設されている。
【0050】
前記ステアリングポスト38は、前記トルクジェネレータ39に下端で連結するポスト主要部40と、その上端に取り付けたハンドル支持部41とからなる。前記ポスト主要部40は、図12にも示すように、後方に開放する横断面形状コの字形のもの、つまり、上下・前後方向に沿った扁平板状のポスト構成板42の2枚を左右に間隔を隔てて並置した構造のものであり、ハンドル支持部41は、下方に開放する横断面形状コの字形ものである。
【0051】
また、前記ステアリングハンドル8のステアリング軸43は、図13、図14にも示すように、前記ハンドル支持部41にそれを上下に貫通する状態で回転のみ自在に支持されるとともにその上方突出上端に前記ステアリングハンドル8を一体回転状態に装着した第1軸44と、上端で第1自在継ぎ手45を介して前記第1軸44に一体回転する状態に連動連結するとともに下端で前記トルクジェネレータ39の入力軸39aに第2自在継ぎ手46を介して一体回転する状態に連動連結する第2軸47とからなり、第2軸47はほぼ全体がポスト主要部40に内装されるようになっている。
【0052】
前記第1軸44をハンドル支持部41に支持させる手段は、図14に詳しく示すように、第1軸44にベアリング48を外嵌させ、このベアリング48を軸芯方向位置固定状態で保持する第1保持部49と、第1軸44のうちベアリング48を外嵌させる軸部分に連なる上方軸部分を外嵌保持する第2保持部50とを軸芯方向に並置する状態で一体形成した合成樹脂製の保持部材51をハンドル支持部41に軸芯方向位置固定並びに回り止め状態で支持させる手段である。前記ベアリング48の上方への移動を阻止する手段は、ベアリング48を第2保持部50の端面に接当させる手段であり、ベアリング48の下方への移動を阻止する手段は、ベアリング48をハンドル支持部41の繋ぎ板部の上面に接当させる手段である。
【0053】
かつ、前記ステアリングハンドル8は、図1、図2、図4、図9、図14に示すように、それよりも後方部、つまり、運転座席9に着座した運転者や前記足元ステップ部に立った運転作業者が操作可能な通常姿勢と、図5、図9に示すように、前方部から操作可能な前向き姿勢とに変更操作自在に設けられている。前記通常姿勢は、後ろ向き姿勢と、これと前記前向き姿勢との間の上向き姿勢(図示せず)とである。
姿勢変更手段は、図9〜図11、図13、図14に示すように、前記第1自在継ぎ手45のジョイント部を通る第2左右向き軸芯x2周りに揺動自在にハンドル支持部41をポスト主要部40にピン64を介して取り付けて、ステアリング軸43を第1自在継ぎ手45で屈折させながらハンドル支持部41のポスト主要部40に対する揺動によりステアリングハンドル8の姿勢を変更する手段である。
【0054】
ステアリングハンドル8を各姿勢、つまり、後ろ向き姿勢と上向き姿勢と前向き姿勢との3姿勢のそれぞれで固定する姿勢固定手段は、図9〜図14(イ)(ロ)に示すように、前記ハンドル支持部41の対向片の一方をロック片としてこの一方の対向片に第2左右向き軸芯x2周りに沿った円弧状の長孔52を形成し、この長孔52のうちステアリングハンドル8が後ろ向き姿勢・上向き姿勢・前向き姿勢の各姿勢にあるときに固定所定位置に対応する各部分に幅広部53a,53b,53cを形成し、これら幅広部53a,53b、53cに挿入した状態で第3左右向き軸芯x3周りに揺動することにより長孔52のうち隣り合う広幅部53a,53b,53cにわたる幅狭溝部への移入、つまり、隣り合う幅広部53a,53b,53c間での移動を係合阻止される(つまり、ステアリングハンドル8の姿勢を固定する)ロック姿勢と幅狭溝部を介する広幅部53a,53b,53c間での移動が許容される(つまり、ステアリングハンドル8の姿勢変更を許容する)解除姿勢とに切り換わるロック部材55をポスト主要部40に連設の固定片59に設け、このロック部材55に連結してロック部材55を姿勢変更する人為操作具の一例あるロックレバー56を設け、このロックレバー56の人為操作を許容する状態でロックレバー56をロック姿勢と解除姿勢とに保持するデテント手段を設けて構成されている。
【0055】
前記ロック部材55は、前記第3左右向き軸芯x3を軸芯とする軸部材であって、幅広部53a,53b,53cに挿入する異径部58とを備ている。つまり、異径部58の長径方向が長孔52に対して直交する方向となる姿勢がロック姿勢となり、長径方向が長孔52に沿った姿勢が解除姿勢となるものである。
【0056】
前記ロックレバー56は、図5に示すように、前記の前向き姿勢にあるステアリングハンドル8を操作可能な位置から操作自在に設けられている。具体的には、第2左右向き軸芯x2よりも前方個所に配置されている。
【0057】
前記デテント手段は、前記ロック部材55の異径部58に一体回転状態にロック板57を装着し、このロック板57を軸芯方向で前記固定片59側に移動付勢するスプリング60を設け、前記ロック板57に、前記ロックレバー56がロック姿勢にあるとき固定片59に形成の凹部(孔)61に軸芯方向で挿入係合してロック部材55をロック姿勢に保持するとともに前記ロックレバー56が解除姿勢にあるとき固定片59に形成の凹部(切り欠き)に軸芯方向で挿入係合してロック部材55をロック姿勢に保持する係合突起62を設けて構成されている。
【0058】
前記ポスト構成板42の一方には、左右向き軸芯Xの一例である第4左右向き軸芯x4周りに揺動操作されるレバー65の一例である前記無段変速装置12に対する変速レバー66を支持するレバー支持部67の一例である第1支持部68が装備されており、他方には、左右向き軸芯Xの一例である第5左右向き軸芯x5周りに揺動操作されるレバー65の一例であって、前記リフトシリンダ4の制御弁及び苗植付け装置2への伝動系に介装した植付けクラッチ(いずれも図示しない。)を操作する昇降レバー69を支持するレバー支持部67の一例である第2支持部70が装備されている。なお、変速レバー66及び昇降レバー69のそれぞれは、装着状態においてステアリングハンドル8よりも左右外方に突出する状態に構成されている。
【0059】
かつ、この田植機では、エンジン7の上方でかつ前記ステアリングポスト38の前方に樹脂製の燃料タンク71がボンネット7Aで覆われる状態で配置されている。
【0060】
前記燃料タンク71を位置決め状態で支持する手段は、燃料タンク71の底部を載置して支持する支持部72の一例である前後向き姿勢の第1支持部76と燃料タンク71の底部に形成の前後向き姿勢の溝73に係合接当して燃料タンク71の左右方向位置を規制する左右規制部74とを備えた横断面形状L字形の左右一対の第1支持部材75を前記ステアリングポスト38に固着し、燃料タンク71の底部を載置して支持する支持部72の一例である第2支持部を形成するとともに燃料タンク71の底部に下方に突出する状態で膨出形成した左右一対の突部78に接当して燃料タンク71の前方への移動を規制する前方規制部を形成しかつ燃料タンク71底面の斜め下方への折れ曲がり部に接当して燃料タンク71の後方への移動を規制する後方規制部を形成する丸パイプ利用の第2支持部材81を前記左右の第1支持部材75の前端にわたって架設し、前記燃料タンク71の天井にインサートボルト82及びナット83を介して取り付けられていてボルト・ナット84を介して前記ステアリングポスト38の前側板部85に固定されることにより燃料タンク71の浮き上がりを接当規制する浮き上がり規制部86を形成する状態で燃料タンク71の前後・左右方向の位置規制並びに燃料タンク71の固定を行う取り付けステー87を設ける手段である。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図
【図2】田植機の平面図
【図3】田植機の正面図
【図4】田植機前部の切り欠き側面図
【図5】田植機要部の側面図
【図6】エンジン搭載フレームの平面図
【図7】エンジン搭載フレームの側面図
【図8】エンジン搭載フレームの正面図
【図9】ハンドル周りの切り欠き側面図
【図10】ハンドル周りの正面図
【図11】燃料タンク取り付け構造の切り欠き正面図
【図12】ステアリングポストの分解斜視図
【図13】ステアリングポスト上部の切り欠き正面図
【図14】ステアリングハンドルの姿勢変化を示す切り欠き側面図
【符号の説明】
1 自走機体
2 水田作業装置
8 ステアリングハンドル
56 人為操作具
24 操作アーム
38 ステアリングポスト
65 レバー
67 レバー支持部
42 ポスト構成板
43 ステアリング軸
41 ハンドル支持部
48 ベアリング
49 第1保持部
50 第2保持部
51 保持部材
71 燃料タンク
72 支持部
74 左右規制部
86 浮き上がり規制部
7 エンジン
7a シリンダ部
13 ミッションケース
14 エンジン搭載フレーム
7b クランクケース部
36 防振具
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用型の自走機体の後部に苗植付け装置などの水田作業装置を連結してある田植機などの水田作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)田植機で代表される従来のこの種の水田作業機では、自走機体の前部にステアリングハンドルを配置し、それよりも後方の運転座席に着座したり、搭乗ステップ上に立ち上がった運転者が容易に操作できるようにステアリングハンドルを後ろ向き姿勢に設けていた。
【0003】
(2)この種の水田作業機では、自走機体よりも前方に倒伏延出する作用姿勢と起立した格納姿勢とに切り換え自在な機体前部操作用の操作アームを設けて、畦越え時やトラックの荷台に対する積み降ろし時などに作用姿勢に切り換えた操作アームを操作して機体前部の浮き上がりなどを防止することでその畦越えや積み降ろしなどを容易に行えるようにすることが多々採用されている。そのような水田作業機として、従来では、上述したように、ステアリングハンドルを後ろから容易に操作できるように後ろ向き姿勢に固定設置していた。
【0004】
(3)従来のこの種の水田作業機では、ステアリングハンドルを支持するステアリングポストとして、ステアリング軸を内装する円筒形のものを設けていた。
【0005】
(4)この種の水田作業機では、自走機体の前部に配設したステアリングハンドルに一体回転状態に連結するステアリング軸を支持することでステアリングハンドルを回転自在に支持するハンドル支持部を備えたステアリングポストを設ける構成が採用されることがある。そのような場合、従来では、ステアリングポストのハンドル支持部にステアリング軸を支持させるに、ステアリング軸に外嵌させたベアリングをハンドル支持部に支持させていた。
【0006】
(5)この種の水田作業機では、自走機体の前部にステアリングハンドルを配設し、このステアリングハンドルを支持するステアリングポストの前方位置に燃料タンクを配置する構成が採用されることがある。そのような場合、従来では、ステアリングポストに燃料タンクを支持させるに、多数のボルトで燃料タンクに連結固定するタンクステーをステアリングポストに固着していた。
【0007】
(6)この種の水田作業機では、機体前部に配置するエンジンをシリンダ部が後ろに傾く姿勢に設けて、エンジン後部の運転部からの前方の見通し性を良好化する技術が採用されることがあり、従来では、前記のように傾斜するエンジンを固定するに、エンジンのクランクケース部をエンジン搭載フレームに防振具を介して支持させ、エンジンのシリンダ部を前記エンジン搭載フレームの後部に連結して機体フレームの一部となるミッションケースに防振具を介して支持させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術によるときは次のような欠点があった。
【0009】
従来の技術(1)によるときは、ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢に固定設置してあるから、畦越え時やトラック荷台に対する積み降ろし時に前部に位置して自走機体の前部を操作している作業者が進行方向を調整するためにステアリングハンドルを操作することはほとんど不可能であった。
【0010】
従来の技術(2)によるときは、ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢に固定設置してあるから、畦越え時やトラック荷台に対する積み降ろし時に前部に位置して自走機体の前部を作用姿勢にある操作アームで操作している作業者が進行方向を調整するためにステアリングハンドルを操作することはほとんど不可能であった。
【0011】
従来の技術(3)によるときは、ステアリングポストが円形であるから、このステアリングポストに左右向き軸芯周りに揺動自在な変速レバーや昇降レバーを装着支持させる際、それらの支軸をステアリングポストに直接に支持させることが難しくて、結果的に、レバー支持用のブラケットをステアリングポストに固着し、このブラケットにレバーを装着支持させることになり、ステアリングポスト回りの構造が複雑化し、しかも、コストアップを招来していた。
【0012】
従来の技術(4)によるときは、ステアリング軸をベアリングのみで支持するため、ステアリング軸を支持する支持部の軸芯方向長さが短く、支持にガタツキが発生しやすかった。
【0013】
従来の技術(5)によるときは、ステアリングポストに固着のステーに燃料タンクを多数のボルト・ナットで装着支持させていたから、燃料タンクの装着に要する手数が多くなり、装着作業性が悪かった。
【0014】
従来の技術(6)によるときは、エンジンをエンジン搭載フレームとミッションケースとにわたって載置支持させてあるから、エンジン搭載フレームとミッションケースとの連結位置の不可避的な誤差により、エンジン搭載を難しくしていた。
【0015】
本発明の目的は、上記従来の技術の欠点を解消する点にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0017】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを、それよりも後方部から操作可能な後ろ向き姿勢と前方部から操作可能な前向き姿勢とに変更操作自在に配設し、前記ステアリングハンドルを両姿勢に固定並びに解除自在な人為操作具を、前向き姿勢にあるステアリングハンドルを操作可能な位置から操作自在に設けてある点にある。
【0018】
〔作用〕
ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢と前向き姿勢とに変更自在に構成してあるから、ステアリングハンドル後方の運転座席に着座したり、搭乗ステップに立った運転者が運転操作する通常時には、ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢に変更しておくことにより、その運転者による後方からのステアリングハンドル操作を良好に行える。他方、前方部に位置して自走機体の前部を操作しつつの畦越えやトラック荷台に対する積み降ろしを行う際には、ステアリングハンドルを前向き姿勢に変更しておくことにより、その前方部に位置する作業者による進行方向調整のためのステアリングハンドル操作を良好に行うことができる。
【0019】
しかも、ステアリングハンドルを両姿勢に固定並びに解除するための人為操作具を、前向き姿勢にあるステアリングハンドルを操作可能な位置、つまり、自走機体の前部を操作可能な位置から操作できるようにしてあるから、ステアリングハンドルを前向き姿勢に変更固定する際、前方部の作業者がいちいち運転部に戻って操作する必要がなく、その前方部からステアリングハンドルを容易、迅速に前向き姿勢に変更して固定することができる。換言すれば、運転者が人為操作具の操作を忘れて前方部に移動した場合でも、その運転者に運転部に戻る作業を要求することなく、ステアリングハンドルを前方部から容易、良好に操作できる前向き姿勢に変更することができる。
【0020】
〔効果〕
従って、ステアリングハンドル後方の運転部及び前方部からのステアリングハンドル操作をともに容易、良好に行うことができるのみならず、そのステアリングハンドルの姿勢変更の操作性を優れたものにできるようになった。
【0021】
請求項2に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0022】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを、それよりも後方部から操作可能な後ろ向き姿勢と前方部から操作可能な前向き姿勢とに変更操作自在に配設し、自走機体よりも前方に延出する作用姿勢と起立した格納姿勢とに切り換え操作自在な機体前部操作用の操作アームを自走機体に装備させてある点にある。
【0023】
〔作用〕
ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢と前向き姿勢とに変更自在に構成してあるから、ステアリングハンドル後方の運転座席に着座したり、搭乗ステップに立った運転者が運転操作する通常時には、ステアリングハンドルを後ろ向き姿勢に変更しておくことにより、その運転者による後方からのステアリングハンドル操作を良好に行える。他方、前方部に位置して自走機体の前部を操作アームを用いて操作しつつの畦越えやトラック荷台に対する積み降ろしを行う際には、ステアリングハンドルを前向き姿勢に変更しておくことにより、その前方部に位置する作業者による進行方向調整のためのステアリングハンドル操作を良好に行うことができる。
【0024】
〔効果〕
従って、ステアリングハンドル後方の運転部及び前方部からのステアリングハンドル操作をともに容易、良好に行うことができ、特に、自走機体前部の操作を容易、良好に行うために操作アームを設けたことと、その操作アームを操作している位置からステアリングハンドルを容易、良好に行えることとの相乗により、前方部に作業者が位置しての畦越えやトラック荷台に対する積み降ろしを作業性良く行えるようになった。
【0025】
請求項3に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0026】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを配設し、このステアリングハンドルを支持するステアリングポストとして、上下・前後方向に沿った扁平板状で左右向き軸芯周りに揺動操作されるレバーを支持するレバー支持部を備えたポスト構成板の複数を左右に間隔を隔てて並置した構造のものを設けてある点にある。
【0027】
〔作用〕
レバー支持部を備えた扁平板状のポスト構成板の複数を左右に間隔を隔てて並置して構成したステアリングポストを設けてあるから、ステアリングポストにレバーを取り付けるためのブラケットを装着することが不要で、ポスト構成板にレバー支持部といったボス状のmのを形成するだけで良い。
【0028】
〔効果〕
従って、ステアリングポストにレバーを取り付ける構成を採用しながらも、ステアリングポストを構造簡単・安価なものにできるようになった。
【0029】
請求項4に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0030】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを配設し、このステアリングハンドルに一体回転状態に連結するステアリング軸を支持することで前記ステアリングハンドルを回転自在に支持するハンドル支持部を備えたステアリングポストを設け、このハンドル支持部にステアリング軸を支持させるに、ステアリング軸に外嵌させたベアリングを保持する第1保持部とステアリング軸を外嵌保持する第2保持部とを軸芯方向で並置形成した合成樹脂製の保持部材をハンドル支持部に支持させてある点にある。
【0031】
〔作用〕
ステアリング軸に外嵌するベアリングを保持する第1保持部とステアリング軸を外嵌保持する第2保持部とを軸芯方向で並置形成した合成樹脂製の保持部材をステアリングポストのハンドル支持部に支持させて、ステアリングハンドルのステアリング軸をステアリングポストに回転自在に支持させてあるから、ステアリング軸を支持する部分の軸芯方向長さが長くなる。
【0032】
〔効果〕
従って、ガタツキなくステアリングハンドルをステアリングポストに確実に支持させることができるようになった。
【0033】
請求項5に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0034】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを配設し、このステアリングハンドルを支持するステアリングポストに、燃料タンクの底部に作用して燃料タンクを支持する支持部と、燃料タンクの左右方向位置を接当規制する左右規制部と、燃料タンクの浮き上がりを接当規制する浮き上がり規制部とを設けてある点にある。
【0035】
〔作用〕
支持部と左右規制部と浮き上がり規制部とをステアリングポストに設けて、燃料タンクをステアリングポストに対して位置規制するようにしてあるから、燃料タンクをステアリングポストに連結固定するためのボルトが少数個で済む。
【0036】
〔効果〕
従って、燃料タンクのステアリングポストへの装着を作業性良く行えるようになった。
【0037】
請求項6に係る本発明による水田作業機の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0038】
〔特徴〕
乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にエンジンをシリンダ部が前後に傾く姿勢で配設し、ミッションケースの前部に連結のエンジン搭載フレームに、エンジンのシリンダ部とクランクケース部とにおいて防振具を介してエンジンを支持させてある点にある。
【0039】
〔作用〕
前後に傾く関係上、設置状態において前後長さが長くなりがちなエンジンをエンジン搭載フレームにのみ支持させてあるから、エンジン搭載フレームとミッションケースとの連結位置の誤差に左右されることなく、エンジンを搭載することができる。
【0040】
〔効果〕
従って、容易にエンジンを確実に搭載することができるようになった。
【0041】
【発明の実施の形態】
水田作業機の一例である乗用型の田植機は、図1、図2、図3に示すように、自走機体1の後部に水田作業装置の一例である苗植付け装置2をリンク機構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴い前記苗植付け装置2を上昇させかつ排油に伴い苗植付け装置2を重量で下降させる油圧シリンダ利用のリフトシリンダ4を設けて構成されている。
【0042】
前記自走機体1は、左右一対の操向用の駆動前輪5と左右一対の駆動後輪6を備え、前部にエンジン7と前記駆動前輪5を操向操作するためのステアリングハンドル8とをステアリングハンドル8がエンジン7の上方に位置する状態で配設し、後部に運転座席9を配設している。
【0043】
この自走機体1の機体フレーム10は、図4にも示すように、前記エンジン7からベルト伝動装置11を介して伝達されてくる動力を変速する前後進切り換え自在な静油圧式の無段変速装置12の出力を走行部(前記駆動前輪5と駆動後輪6)と前記苗植付け装置2とに振り分けるミッションケース13を設け、このミッションケース13の前部に、前記エンジン7を搭載するエンジン搭載フレーム14を複数のボルトを介して固定連結し、前記ミッションケース13の後部に前記運転座席9などを搭載支持する左右一対の後部フレーム16を複数のボルトを介して固定連結して構成されている。
【0044】
また、前記自走機体1は、前記エンジン7の左右両脇に位置する機体前方部に対する左右一対の乗降用の乗降ステップ部と運転座席9の足元に位置する足元ステップ部とを一体的に備えた搭乗ステップ20を有し、左右の駆動後輪6に対する一連一体型の後輪フェンダ23を有する。もちろん、前記エンジン7を覆うボンネット7Aを有する。加えて、図5に示すように、第1左右向き軸芯x1周りでの揺動により、自走機体1よりも前方に倒伏延出する作用姿勢と起立引退する格納姿勢とに切り換え自在な機体前部操作用の操作アーム24を装備している。
【0045】
前記苗植付け装置2は、複数のマット苗を左右方向に並べ載置可能で設定ストロークで左右方向に沿って往復移動する苗のせ台25と、植付け走行に伴って圃場面を滑走することにより植付け予定圃場面を整地する接地フロート26と、前記苗のせ台25の移動に連動して苗のせ台25からの苗取り出し部と整地圃場面との間で循環作動することのよりマット苗を植付け単位量ずつ苗のせ台25から取り出して圃場に植え付ける苗植付け機構27とを備えている。
【0046】
また、田植機は、植付けと同時に圃場に肥料を供給する施肥装置を備えている。この施肥装置は、前記自走機体1のうち前記運転座席9後部の左右両脇に搭載した左右の肥料ホッパー28と、この肥料ホッパー28から繰り出された肥料を圧送するための気流を発生させる電動式のブロワー29と、植付け走行に伴い肥料供給用の溝を圃場に形成するとともに前記ブロワー29でホース30を介して供給されてくる肥料を溝に投入する作溝器31とを備えている。
【0047】
図5にも示すように、前記駆動前輪5は、それらへの伝動ケースをそれぞれ兼用する前車軸ケース32を介して前記ミッションケース13に支持されており、前記駆動後輪6は、前支点R周りで格別に上下揺動自在でそれらへの伝動ケースをそれぞれ兼用するスイング後車軸ケース33を介して前記ミッションケース13に支持されている。前記スイング後車軸ケース33のそれぞれは、サスペンションスプリング34を介して下方に揺動付勢されて自走機体1を支持するようになっている。
【0048】
前記エンジン7は、図4に詳しく示すように、シリンダ部7aが後ろに傾く、つまり、クランクケース部7bよりもシリンダヘッドが後方に位置する後傾姿勢に配置されており、シリンダ部7aとクランクケース部7bとにおいて前記エンジン搭載フレーム14に支持されている。具体的には、図6〜図8にも示すように、クランクケース部7bにボルト止めした左右中央のブラケット35を防振具36を介してエンジン搭載フレーム14の前端左右中央部に連結したブラケット14Bに支持させ、エンジン搭載フレーム14のうちミッションケース13との連結部14Aに一体連設した左右向き姿勢の横フレーム部14aの左右両端部に、前記シリンダ部7aにボルト止めした左右一対のブラケット37を防振具36を介して支持させてある。
【0049】
前記ステアリングハンドル8は、図4、図9〜図11に示すように、ステアリングポスト38に回転自在に支持されており、このステアリングポスト38は、前記ミッションケース13の上面にボルト止めしたパワーステアリング用のトルクジェネレータ39上に立設されている。
【0050】
前記ステアリングポスト38は、前記トルクジェネレータ39に下端で連結するポスト主要部40と、その上端に取り付けたハンドル支持部41とからなる。前記ポスト主要部40は、図12にも示すように、後方に開放する横断面形状コの字形のもの、つまり、上下・前後方向に沿った扁平板状のポスト構成板42の2枚を左右に間隔を隔てて並置した構造のものであり、ハンドル支持部41は、下方に開放する横断面形状コの字形ものである。
【0051】
また、前記ステアリングハンドル8のステアリング軸43は、図13、図14にも示すように、前記ハンドル支持部41にそれを上下に貫通する状態で回転のみ自在に支持されるとともにその上方突出上端に前記ステアリングハンドル8を一体回転状態に装着した第1軸44と、上端で第1自在継ぎ手45を介して前記第1軸44に一体回転する状態に連動連結するとともに下端で前記トルクジェネレータ39の入力軸39aに第2自在継ぎ手46を介して一体回転する状態に連動連結する第2軸47とからなり、第2軸47はほぼ全体がポスト主要部40に内装されるようになっている。
【0052】
前記第1軸44をハンドル支持部41に支持させる手段は、図14に詳しく示すように、第1軸44にベアリング48を外嵌させ、このベアリング48を軸芯方向位置固定状態で保持する第1保持部49と、第1軸44のうちベアリング48を外嵌させる軸部分に連なる上方軸部分を外嵌保持する第2保持部50とを軸芯方向に並置する状態で一体形成した合成樹脂製の保持部材51をハンドル支持部41に軸芯方向位置固定並びに回り止め状態で支持させる手段である。前記ベアリング48の上方への移動を阻止する手段は、ベアリング48を第2保持部50の端面に接当させる手段であり、ベアリング48の下方への移動を阻止する手段は、ベアリング48をハンドル支持部41の繋ぎ板部の上面に接当させる手段である。
【0053】
かつ、前記ステアリングハンドル8は、図1、図2、図4、図9、図14に示すように、それよりも後方部、つまり、運転座席9に着座した運転者や前記足元ステップ部に立った運転作業者が操作可能な通常姿勢と、図5、図9に示すように、前方部から操作可能な前向き姿勢とに変更操作自在に設けられている。前記通常姿勢は、後ろ向き姿勢と、これと前記前向き姿勢との間の上向き姿勢(図示せず)とである。
姿勢変更手段は、図9〜図11、図13、図14に示すように、前記第1自在継ぎ手45のジョイント部を通る第2左右向き軸芯x2周りに揺動自在にハンドル支持部41をポスト主要部40にピン64を介して取り付けて、ステアリング軸43を第1自在継ぎ手45で屈折させながらハンドル支持部41のポスト主要部40に対する揺動によりステアリングハンドル8の姿勢を変更する手段である。
【0054】
ステアリングハンドル8を各姿勢、つまり、後ろ向き姿勢と上向き姿勢と前向き姿勢との3姿勢のそれぞれで固定する姿勢固定手段は、図9〜図14(イ)(ロ)に示すように、前記ハンドル支持部41の対向片の一方をロック片としてこの一方の対向片に第2左右向き軸芯x2周りに沿った円弧状の長孔52を形成し、この長孔52のうちステアリングハンドル8が後ろ向き姿勢・上向き姿勢・前向き姿勢の各姿勢にあるときに固定所定位置に対応する各部分に幅広部53a,53b,53cを形成し、これら幅広部53a,53b、53cに挿入した状態で第3左右向き軸芯x3周りに揺動することにより長孔52のうち隣り合う広幅部53a,53b,53cにわたる幅狭溝部への移入、つまり、隣り合う幅広部53a,53b,53c間での移動を係合阻止される(つまり、ステアリングハンドル8の姿勢を固定する)ロック姿勢と幅狭溝部を介する広幅部53a,53b,53c間での移動が許容される(つまり、ステアリングハンドル8の姿勢変更を許容する)解除姿勢とに切り換わるロック部材55をポスト主要部40に連設の固定片59に設け、このロック部材55に連結してロック部材55を姿勢変更する人為操作具の一例あるロックレバー56を設け、このロックレバー56の人為操作を許容する状態でロックレバー56をロック姿勢と解除姿勢とに保持するデテント手段を設けて構成されている。
【0055】
前記ロック部材55は、前記第3左右向き軸芯x3を軸芯とする軸部材であって、幅広部53a,53b,53cに挿入する異径部58とを備ている。つまり、異径部58の長径方向が長孔52に対して直交する方向となる姿勢がロック姿勢となり、長径方向が長孔52に沿った姿勢が解除姿勢となるものである。
【0056】
前記ロックレバー56は、図5に示すように、前記の前向き姿勢にあるステアリングハンドル8を操作可能な位置から操作自在に設けられている。具体的には、第2左右向き軸芯x2よりも前方個所に配置されている。
【0057】
前記デテント手段は、前記ロック部材55の異径部58に一体回転状態にロック板57を装着し、このロック板57を軸芯方向で前記固定片59側に移動付勢するスプリング60を設け、前記ロック板57に、前記ロックレバー56がロック姿勢にあるとき固定片59に形成の凹部(孔)61に軸芯方向で挿入係合してロック部材55をロック姿勢に保持するとともに前記ロックレバー56が解除姿勢にあるとき固定片59に形成の凹部(切り欠き)に軸芯方向で挿入係合してロック部材55をロック姿勢に保持する係合突起62を設けて構成されている。
【0058】
前記ポスト構成板42の一方には、左右向き軸芯Xの一例である第4左右向き軸芯x4周りに揺動操作されるレバー65の一例である前記無段変速装置12に対する変速レバー66を支持するレバー支持部67の一例である第1支持部68が装備されており、他方には、左右向き軸芯Xの一例である第5左右向き軸芯x5周りに揺動操作されるレバー65の一例であって、前記リフトシリンダ4の制御弁及び苗植付け装置2への伝動系に介装した植付けクラッチ(いずれも図示しない。)を操作する昇降レバー69を支持するレバー支持部67の一例である第2支持部70が装備されている。なお、変速レバー66及び昇降レバー69のそれぞれは、装着状態においてステアリングハンドル8よりも左右外方に突出する状態に構成されている。
【0059】
かつ、この田植機では、エンジン7の上方でかつ前記ステアリングポスト38の前方に樹脂製の燃料タンク71がボンネット7Aで覆われる状態で配置されている。
【0060】
前記燃料タンク71を位置決め状態で支持する手段は、燃料タンク71の底部を載置して支持する支持部72の一例である前後向き姿勢の第1支持部76と燃料タンク71の底部に形成の前後向き姿勢の溝73に係合接当して燃料タンク71の左右方向位置を規制する左右規制部74とを備えた横断面形状L字形の左右一対の第1支持部材75を前記ステアリングポスト38に固着し、燃料タンク71の底部を載置して支持する支持部72の一例である第2支持部を形成するとともに燃料タンク71の底部に下方に突出する状態で膨出形成した左右一対の突部78に接当して燃料タンク71の前方への移動を規制する前方規制部を形成しかつ燃料タンク71底面の斜め下方への折れ曲がり部に接当して燃料タンク71の後方への移動を規制する後方規制部を形成する丸パイプ利用の第2支持部材81を前記左右の第1支持部材75の前端にわたって架設し、前記燃料タンク71の天井にインサートボルト82及びナット83を介して取り付けられていてボルト・ナット84を介して前記ステアリングポスト38の前側板部85に固定されることにより燃料タンク71の浮き上がりを接当規制する浮き上がり規制部86を形成する状態で燃料タンク71の前後・左右方向の位置規制並びに燃料タンク71の固定を行う取り付けステー87を設ける手段である。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図
【図2】田植機の平面図
【図3】田植機の正面図
【図4】田植機前部の切り欠き側面図
【図5】田植機要部の側面図
【図6】エンジン搭載フレームの平面図
【図7】エンジン搭載フレームの側面図
【図8】エンジン搭載フレームの正面図
【図9】ハンドル周りの切り欠き側面図
【図10】ハンドル周りの正面図
【図11】燃料タンク取り付け構造の切り欠き正面図
【図12】ステアリングポストの分解斜視図
【図13】ステアリングポスト上部の切り欠き正面図
【図14】ステアリングハンドルの姿勢変化を示す切り欠き側面図
【符号の説明】
1 自走機体
2 水田作業装置
8 ステアリングハンドル
56 人為操作具
24 操作アーム
38 ステアリングポスト
65 レバー
67 レバー支持部
42 ポスト構成板
43 ステアリング軸
41 ハンドル支持部
48 ベアリング
49 第1保持部
50 第2保持部
51 保持部材
71 燃料タンク
72 支持部
74 左右規制部
86 浮き上がり規制部
7 エンジン
7a シリンダ部
13 ミッションケース
14 エンジン搭載フレーム
7b クランクケース部
36 防振具
Claims (6)
- 乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを、それよりも後方部から操作可能な後ろ向き姿勢と前方部から操作可能な前向き姿勢とに変更操作自在に配設し、前記ステアリングハンドルを両姿勢に固定並びに解除自在な人為操作具を、前向き姿勢にあるステアリングハンドルを操作可能な位置から操作自在に設けてある水田作業機。
- 乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを、それよりも後方部から操作可能な後ろ向き姿勢と前方部から操作可能な前向き姿勢とに変更操作自在に配設し、自走機体よりも前方に延出する作用姿勢と起立した格納姿勢とに切り換え操作自在な機体前部操作用の操作アームを自走機体に装備させてある水田作業機。
- 乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを配設し、このステアリングハンドルを支持するステアリングポストとして、上下・前後方向に沿った扁平板状で左右向き軸芯周りに揺動操作されるレバーを支持するレバー支持部を備えたポスト構成板の複数を左右に間隔を隔てて並置した構造のものを設けてある水田作業機。
- 乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを配設し、このステアリングハンドルに一体回転状態に連結するステアリング軸を支持することで前記ステアリングハンドルを回転自在に支持するハンドル支持部を備えたステアリングポストを設け、このハンドル支持部にステアリング軸を支持させるに、ステアリング軸に外嵌させたベアリングを保持する第1保持部とステアリング軸を外嵌保持する第2保持部とを軸芯方向で並置形成した合成樹脂製の保持部材をハンドル支持部に支持させてある水田作業機。
- 乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にステアリングハンドルを配設し、このステアリングハンドルを支持するステアリングポストに、燃料タンクの底部に作用して燃料タンクを支持する支持部と、燃料タンクの左右方向位置を接当規制する左右規制部と、燃料タンクの浮き上がりを接当規制する浮き上がり規制部とを設けてある水田作業機。
- 乗用型の自走機体の後部に水田作業装置を連結してある水田作業機であって、前記自走機体の前部にエンジンをシリンダ部が前後に傾く姿勢で配設し、ミッションケースの前部に連結のエンジン搭載フレームに、エンジンのシリンダ部とクランクケース部とにおいて防振具を介してエンジンを支持させてある水田作業機。
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---|---|---|---|
JP2002231627A Pending JP2004067018A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 水田作業機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004067018A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006246759A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Yanmar Co Ltd | 乗用型田植機 |
JP2012175978A (ja) * | 2012-05-14 | 2012-09-13 | Iseki & Co Ltd | 苗移植機 |
JP2013153767A (ja) * | 2013-05-20 | 2013-08-15 | Iseki & Co Ltd | 苗移植機 |
KR20160038575A (ko) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | 대동공업주식회사 | 농업용 작업차의 조향장치 |
-
2002
- 2002-08-08 JP JP2002231627A patent/JP2004067018A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006246759A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Yanmar Co Ltd | 乗用型田植機 |
JP2012175978A (ja) * | 2012-05-14 | 2012-09-13 | Iseki & Co Ltd | 苗移植機 |
JP2013153767A (ja) * | 2013-05-20 | 2013-08-15 | Iseki & Co Ltd | 苗移植機 |
KR20160038575A (ko) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | 대동공업주식회사 | 농업용 작업차의 조향장치 |
KR102354036B1 (ko) * | 2014-09-30 | 2022-01-25 | 주식회사 대동 | 농업용 작업차의 조향장치 |
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