JP4763963B2 - 乗用型田植機の予備苗のせ台構造 - Google Patents
乗用型田植機の予備苗のせ台構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4763963B2 JP4763963B2 JP2003332127A JP2003332127A JP4763963B2 JP 4763963 B2 JP4763963 B2 JP 4763963B2 JP 2003332127 A JP2003332127 A JP 2003332127A JP 2003332127 A JP2003332127 A JP 2003332127A JP 4763963 B2 JP4763963 B2 JP 4763963B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support frame
- support
- preliminary seedling
- seedling placement
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
本発明は乗用型田植機の予備苗のせ台構造において、支持フレーム(予備苗載置部)を作業位置及び補給位置に移動自在に構成し、支持フレームを作業位置及び補給位置で保持及び保持解除自在なロック機構を備えた場合、付勢機構が有効に機能するように構成することを目的としている。
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型田植機の予備苗のせ台構造において次のように構成することにある。
機体左右方向の横軸芯周りに前後に揺動自在な支持フレームを、運転部の前側の横側部に備え、苗を載置する複数の予備苗載置部を支持フレームに備える。支持フレームを、機体の前部の横側部に位置して起立した作業位置、作業位置よりも前方に位置して斜め前方に向く補給位置に亘って移動自在に構成し、支持フレームを作業位置及び補給位置で保持及び保持解除自在なロック機構を備える。支持フレームを作業位置に付勢する付勢機構を備える。複数の予備苗載置部に所定数以上の苗が載置された状態で、支持フレームが補給位置に移動させられると、支持フレームが補給位置に位置するように、付勢機構の付勢力を設定する。付勢機構をトーションバーで構成する。トーションバーを、機体の左右中央部における下部から支持フレームの基部に向けて機体の横外方に延出された機体左右向き部分と、この機体左右向き部分の外端部から支持フレームの内側に沿って上向きに延出されたクランクアーム部分とを備えて構成して、機体左右向き部分の内側端部を機体の左右中央部における下部に回り止めした状態で取り付け、クランクアーム部分の上端部を支持フレームに取り付ける。
本発明の第1特徴によると、支持フレーム(予備苗載置部)を機体の前部の横側部に位置して起立した作業位置、作業位置よりも前方に位置して斜め前方に向く補給位置に亘って移動自在に構成しており、支持フレーム(予備苗載置部)が自重により補給位置に移動しようとしている。この場合に、本発明の第1特徴によると、支持フレーム(予備苗載置部)を作業位置に付勢する付勢機構を備えており、複数の予備苗載置部に所定数以上の苗が載置された状態で支持フレーム(予備苗載置部)が補給位置に移動させられると、支持フレーム(予備苗載置部)が補給位置に位置するように、付勢機構の付勢力を設定している。
本発明の第1特徴によると、トーションバーの捩じり方向が支持フレームの作業位置及び補給位置への移動方向に設定され、支持フレームを作業位置に付勢する付勢機構としてトーションバーを機能させることができる。
本発明の第1特徴によると、乗用型田植機の予備苗のせ台構造において、支持フレーム(予備苗載置部)を作業位置及び補給位置に移動自在に構成し、支持フレーム(予備苗載置部)を作業位置及び補給位置で保持及び保持解除自在なロック機構を備えた場合、複数の予備苗載置部に所定数以上の苗が載置された状態では、ロック機構を保持状態に操作しなくても、支持フレーム(予備苗載置部)が補給位置に安定して位置するようになって、予備苗のせ台の安定性を良いものにすることができた。
本発明の第1特徴によると、トーションバーを付勢機構として機能させることができるようになり、構造の簡素化の面で有利なものとなった。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型田植機の予備苗のせ台構造において次のように構成することにある。
トーションバーが、支持フレームを機体左右方向に押し操作する補助付勢機構として機能するように構成する。
本発明の第2特徴によると、支持フレームが機体左右方向の横軸芯周りに前後に揺動自在に備えられている状態において、支持フレームが機体左右方向(例えば機体の横外方又は機体の内方)に押し操作されるので、前述の横軸芯の機体左右方向での支持フレームのガタ付きが抑えられる。
本発明の第2特徴によると、支持フレームが機体左右方向の横軸芯周りに前後に揺動自在に備えられている状態において、前述の横軸芯の機体左右方向での支持フレームのガタ付きが抑えられるようになって、ガタ付きが繰り返して発生することによる前述の横軸芯の付近の部材の耐久性の低下を抑えることができた。
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴の乗用型田植機の予備苗のせ台構造において次のように構成することにある。
支持フレームが補給位置を越えて前方に揺動することを止めるストッパー部を備える。複数の予備苗載置部に所定数以上の苗が載置された状態で、支持フレームが補給位置に移動させられると、支持フレームがストッパー部に接当することによって、支持フレームが補給位置に位置するように構成する。
複数の予備苗載置部に所定数以上の苗が載置された状態で、支持フレーム(予備苗載置部)を補給位置に位置させていると、支持フレーム(予備苗載置部)が自重により補給位置を越えて前方に移動しようとする。このような状態においてロック機構を保持状態に操作するとことにより、支持フレーム(予備苗載置部)が自重により補給位置を越えて前方に移動しようとする状態を止めることができるのであるが、支持フレーム(予備苗載置部)の重量がロック機構に掛かるので、このような状態が何度も繰り返されると、ロック機構の耐久性の低下に発展することが考えられる。
本発明の第3特徴によると、ロック機構とは別にストッパー部を備え、支持フレームがストッパー部に接当することによって、支持フレーム(予備苗載置部)が補給位置に位置するように構成している。これにより、本発明の第3特徴によると、複数の予備苗載置部に所定数以上の苗が載置された状態で、支持フレーム(予備苗載置部)を補給位置に位置させている場合、支持フレーム(予備苗載置部)の重量がストッパー部に掛かりロック機構に掛かることはない。
本発明の第3特徴によると、複数の予備苗載置部に所定数以上の苗が載置された状態で支持フレーム(予備苗載置部)を補給位置に位置させている場合、支持フレーム(予備苗載置部)の重量がストッパー部に掛かりロック機構に掛かることはないので、ロック機構の耐久性の低下を抑えることができた。
図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持された機体に運転部3が備えられており、機体の後部にリンク機構4及び油圧シリンダ5を介して苗植付装置6が昇降駆動自在に支持されて、乗用型田植機が構成されている。
次に、運転部3の付近の構造について説明する。
図1,2,3に示すように、フロア7の後方の上方に運転座席8が備えられ、エンジン(図示せず)を覆うボンネット9がフロア7の前方に備えられており、ボンネット9の右及び左の横側部に、フロア7につながる右及び左のステップ10が備えられている。前輪1を操向操作する操縦ハンドル11がボンネット9の上部に備えられており、ボンネット9の上部において操縦ハンドル11の右の横側部に、エンジンのアクセル部を操作するアクセルレバー15及び昇降レバー12が備えられ、操縦ハンドル11の左の横側部に、主変速レバー13が備えられている。ボンネット9の後面における左の横側部に副変速レバー16が備えられている。
次に、機体の前部の右及び左の横側部に備えられる予備苗のせ台について説明する。
図1,2,3に示すように、前フレーム19に固定された支持フレーム31が右及び左の横外側に延出されており、板材をU字状に折り曲げて構成された支持部材32が支持フレーム31の端部に固定されて、支持部材32が右及び左のステップ10の右及び左の横外側に位置している。
次に、予備苗のせ台の作業位置A1、補給位置A2及び退避位置A3への移動、保持及び保持解除の操作について説明する。
図1及び図2、図5の実線に示す状態は、予備苗載置部39及び支持フレーム33,36、支持リンク34が作業位置A1に位置している状態であり、操作具46及び上下中央の予備苗載置部39が側面視で操縦ハンドル11と略同じ高さに位置して少し下側に位置している。操作具46の前側及び後側の握り部46a,46bが略水平な状態となり、操作具46のロック部材46dが支持板40の凹部40bに入り込んでおり、予備苗載置部39及び支持フレーム33,36、支持リンク34が作業位置A1に保持されている。
この場合、支持フレーム33が支持部材32のストッパー部32aに接当している状態において、操作具46のロック部材46dは支持板40の凹部40cの中央に位置しており、支持板40の凹部40cの前及び後壁部に押し付けられた状態にはならない。
この場合、支持フレーム33が支持部材32のストッパー部32bに接当している状態において、操作具46のロック部材46dは支持板40の凹部40dの中央に位置しており、支持板40の凹部40dの前及び後壁部に押し付けられた状態にはならない。
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、図1及び図3に示す支持フレーム36を、上下中央の予備苗載置部39から下方のみの短いもの(上下中央の予備苗載置部39から上方の部分を削除したもの)に構成してもよい。このように構成すると、支持フレーム36に2個の予備苗載置部39を備えることになる。操作具46のロック部材46dとは別に、予備苗載置部39及び支持フレーム33,36、支持リンク34の保持状態及び保持解除状態を表示する表示部(図示せず)を、図3,6,9に示す支持板41の上面に備えるように構成してもよい。
図4(ロ)及び図5の二点鎖線に示すように、予備苗載置部39の全てに苗が載置された状態で、予備苗載置部39及び支持フレーム33,36、支持リンク34が退避位置A3に位置している状態において、予備苗載置部39及び支持フレーム33,36、支持リンク34の重量並びに苗の重量にトーションバー44が負けて、予備苗載置部39及び支持フレーム33,36、支持リンク34が斜め後方下方に移動しようとし、支持フレーム33が支持部材32のストッパー部32bに接当して、予備苗載置部39及び支持フレーム33,36、支持リンク34が退避位置A3に位置するように構成してもよい。
32a ストッパー部
33 支持フレーム
39 予備苗載置部
44 付勢機構、補助付勢機構、トーションバー
44A クランクアーム部分
44B 機体左右向き部分
46d ロック機構
A1 作業位置
A2 補給位置
P2 機体左右方向の横軸芯
Claims (3)
- 機体左右方向の横軸芯周りに前後に揺動自在な支持フレームを、運転部の前側の横側部に備え、苗を載置する複数の予備苗載置部を前記支持フレームに備えて、前記支持フレームを、機体の前部の横側部に位置して起立した作業位置、作業位置よりも前方に位置して斜め前方に向く補給位置に亘って移動自在に構成し、前記支持フレームを作業位置及び補給位置で保持及び保持解除自在なロック機構を備えると共に、
前記支持フレームを作業位置に付勢する付勢機構を備えて、前記複数の予備苗載置部に所定数以上の苗が載置された状態で、前記支持フレームが補給位置に移動させられると、前記支持フレームが補給位置に位置するように、前記付勢機構の付勢力を設定し、
前記付勢機構をトーションバーで構成し、
前記トーションバーを、機体の左右中央部における下部から前記支持フレームの基部に向けて機体の横外方に延出された機体左右向き部分と、この機体左右向き部分の外端部から前記支持フレームの内側に沿って上向きに延出されたクランクアーム部分とを備えて構成して、前記機体左右向き部分の内側端部を機体の左右中央部における下部に回り止めした状態で取り付け、前記クランクアーム部分の上端部を前記支持フレームに取り付けてある乗用型田植機の予備苗のせ台構造。 - 前記トーションバーが、前記支持フレームを機体左右方向に押し操作する補助付勢機構として機能するように構成してある請求項1に記載の乗用型田植機の予備苗のせ台構造。
- 前記支持フレームが補給位置を越えて前方に揺動することを止めるストッパー部を備えて、前記複数の予備苗載置部に所定数以上の苗が載置された状態で、前記支持フレームが補給位置に移動させられると、前記支持フレームがストッパー部に接当することによって、前記支持フレームが補給位置に位置するように構成してある請求項1又は2に記載の乗用型田植機の予備苗のせ台構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003332127A JP4763963B2 (ja) | 2003-09-24 | 2003-09-24 | 乗用型田植機の予備苗のせ台構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003332127A JP4763963B2 (ja) | 2003-09-24 | 2003-09-24 | 乗用型田植機の予備苗のせ台構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005095047A JP2005095047A (ja) | 2005-04-14 |
JP4763963B2 true JP4763963B2 (ja) | 2011-08-31 |
Family
ID=34460568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003332127A Expired - Fee Related JP4763963B2 (ja) | 2003-09-24 | 2003-09-24 | 乗用型田植機の予備苗のせ台構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4763963B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5285263B2 (ja) * | 2007-11-06 | 2013-09-11 | 株式会社クボタ | 乗用型田植機の予備苗載せ台構造 |
JP5101390B2 (ja) * | 2008-05-09 | 2012-12-19 | 株式会社クボタ | 乗用型作業車 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003102221A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-08 | Kubota Corp | 乗用型田植機の予備苗収容装置 |
JP3746452B2 (ja) * | 2001-12-25 | 2006-02-15 | 株式会社クボタ | 乗用型田植機の予備苗収容装置 |
-
2003
- 2003-09-24 JP JP2003332127A patent/JP4763963B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005095047A (ja) | 2005-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009022290A (ja) | 作業車両 | |
JP4763963B2 (ja) | 乗用型田植機の予備苗のせ台構造 | |
JP3512644B2 (ja) | 乗用田植機 | |
JP4386270B2 (ja) | 乗用型田植機の予備苗のせ台構造 | |
JP4039960B2 (ja) | 乗用型田植機の予備苗のせ台構造 | |
JP2009000083A (ja) | 対地作業装置付きの苗移植機 | |
JP2001000017A (ja) | 田植機の苗継ぎ用手摺り配置構造 | |
JP5285263B2 (ja) | 乗用型田植機の予備苗載せ台構造 | |
JP2007159592A (ja) | 乗用型苗植機 | |
JP4572904B2 (ja) | 乗用型苗植機 | |
JP2007135483A (ja) | 水田作業車 | |
JP2007236243A (ja) | 田植機 | |
JP4039959B2 (ja) | 乗用型田植機の予備苗のせ台構造 | |
JP2005095046A (ja) | 乗用型田植機の予備苗のせ台構造 | |
JP5731287B2 (ja) | 乗用型田植機 | |
JP4395976B2 (ja) | 乗用型苗植機 | |
JP4589027B2 (ja) | 苗植付装置用のスタンド | |
JP4454305B2 (ja) | 乗用型作業車 | |
JP3717437B2 (ja) | 乗用型水田作業機 | |
JP4423873B2 (ja) | 苗植機 | |
JP3519982B2 (ja) | 乗用型田植機のバランスウエイト装置 | |
JP3678544B2 (ja) | 田植機 | |
JP2005178651A (ja) | 乗用型作業車 | |
JP2024002178A (ja) | 水田作業機 | |
CN113906874A (zh) | 水田作业机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090924 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100715 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100908 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110512 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110610 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |