JP4454305B2 - 乗用型作業車 - Google Patents
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Description
本発明は乗用型作業車において、機体の前部の所定位置に燃料タンクを備えた場合、燃料タンクの付近のメンテナンスが行い易くなるように構成することを目的としている。
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型作業車において次のように構成することにある。
機体の前部を覆うボンネットの内部の所定位置に燃料タンクを備えて、燃料タンクを覆うボンネットの所定部分を着脱自在又は開閉自在に構成する。燃料タンクをボンネットの所定部分の取り付け位置又は閉じ位置に向いて所定位置から離れた非所定位置に移動自在に支持する支持部材を備える。ボンネットの所定部分を取り外した状態又は開き操作した状態において、燃料タンクを支持部材に沿って所定位置及び非所定位置に亘って移動操作自在に構成する。
本発明の第1特徴によると、ボンネットの所定部分が取り付け位置又は閉じ位置にある状態において、ボンネットの所定部分を取り外したり開き操作したりすることにより、ボンネットの所定部分を取り付け位置又は閉じ位置から移動させる。これにより、所定位置の燃料タンクを支持部材に沿って、ボンネットの所定部分の取り付け位置又は閉じ位置(ボンネットの所定部分は取り付け位置又は閉じ位置に存在していない)に向けて移動させることにより、燃料タンクを所定位置から離れた非所定位置に移動させることができる。このように燃料タンクを所定位置から非所定位置に移動させることにより、燃料タンクの所定位置の付近のメンテナンスが行い易くなる。
この場合、本発明の第1特徴によると、燃料タンクを所定位置から非所定位置に移動させても、燃料タンクは支持部材に支持されているので、非所定位置において燃料タンクを手で持ち続ける必要がない。
本発明の第1特徴によると、乗用型作業車において、機体の前部を覆うボンネットを備え、燃料タンクをボンネットの内部の所定位置に備えた場合、ボンネットの所定部分を取り外したり開き操作したりすることにより、燃料タンクを所定位置から非所定位置に移動させることによって、燃料タンクの所定位置の付近のメンテナンスが行い易くなり、乗用型作業車の作業性を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、燃料タンクを所定位置から非所定位置に移動させても、燃料タンクは支持部材に支持されて、非所定位置において燃料タンクを手で持ち続ける必要がないので、この点においても、乗用型作業車の作業性を向上させることができた。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型作業車において次のように構成することにある。
ボンネットの内部にハンドルポストを備え、ハンドルポストの上部でボンネットの上側の部分に、前輪を操向操作する操縦ハンドルを備える。支持部材をハンドルポストに備える。
乗用型作業車において、機体の前部を覆うボンネットを備えた場合、ボンネットの内部にハンドルポストを備えて、ハンドルポストの上部でボンネットの上側の部分に、前輪を操向操作する操縦ハンドルを備えたものが多くある。これにより、本発明の第2特徴によると、既存の部材と言ってよいハンドルポストに支持部材を備えることにより、支持部材を支持する為の専用の支持フレームが不要になる(支持部材を支持する為の専用の支持フレームを備えたとしても、小規模のものでよい)。
本発明の第2特徴によると、既存の部材と言ってよいハンドルポストに支持部材を備えることにより、支持部材を支持する為の専用の支持フレームが不要になって(支持部材を支持する為の専用の支持フレームを備えたとしても、小規模のものでよくなって)、構造の簡素化の面で有利なものとなった。
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴の乗用型作業車において次のように構成することにある。
ボンネットの内部にエンジンを備えて、エンジンのシリンダを斜め後方上方に傾斜させて配置し、燃料タンクをエンジンのシリンダの上方に備える。
乗用型作業車において、機体の前部を覆うボンネットを備えた場合、ボンネットの内部にエンジンを備えたものが多くある。この場合、本発明の第3特徴によると、エンジンのシリンダを斜め後方上方に傾斜させて配置しているので、エンジンの全体の高さが低いものとなっている。これにより、本発明の第3特徴のように、燃料タンクをエンジンのシリンダの上方に備えることにより、燃料タンク及びエンジンを覆うボンネットの高さ及び前後方向の長さを抑えることができる。
本発明の第3特徴によると、燃料タンク及びエンジンを覆うボンネットの高さ及び前後方向の長さを抑えることができるようになって、ボンネットの付近のコンパクト化と言う面で有利なものとなった。
[IV]
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第1〜第3特徴の乗用型作業車のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
非所定位置において、燃料タンクを支持部材から取り外し可能に構成する。
(作用)
本発明の第4特徴によると、前項[I]に記載のように、燃料タンクを所定位置から非所定位置に移動させた場合、燃料タンクを支持部材から取り外すことができるので、燃料タンクを非所定位置からさらに離れた位置に移動させることができる。
(発明の効果)
本発明の第4特徴によると、燃料タンクを支持部材から取り外すことにより、燃料タンクを非所定位置からさらに離れた位置に移動させることができ、燃料タンクの所定位置及び非所定位置の付近のメンテナンスが行い易くなって、乗用型作業車の作業性を向上させることができた。
図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持された機体に運転部3が備えられており、機体の後部にリンク機構4及び油圧シリンダ5を介して苗植付装置6が昇降駆動自在に支持されて、乗用型作業車の一例である乗用型田植機が構成されている。
次に、運転部3の付近の構造について説明する。
図1及び図3に示すように、ミッションケース32の前部の左側面に静油圧式無段変速装置34が備えられ、ミッションケース32から前方に前フレーム19が延出されて、前フレーム19にエンジン31が支持されており、エンジン31の動力がベルト型式のテンションクラッチ35を介して静油圧式無段変速装置34に伝達されている。これにより、エンジン31の動力がテンションクラッチ35を介して静油圧式無段変速装置34に伝達され、静油圧式無段変速装置34からミッションケース32に内装された副変速装置(図示せず)を介して、前輪1及び後輪2に伝達される。静油圧式無段変速装置34は中立位置、前進の高速側及び後進の高速側に無段階に変速自在に構成されており、副変速装置は低速の植付走行位置及び高速の路上走行位置の2位置切換式に構成されている。
次に、ボンネット9の構造について説明する。
図3に示すように、エンジン31のシリンダ31aが斜め後方上方に傾斜して配置されている。エンジン31の後側において、ミッションケース32の前部の上部にパワーステアリングユニット57が固定され、パワーステアリングユニット57にハンドルポスト40が固定されて、ハンドルポスト40が斜め前方上方に延出されており、ハンドルポスト40の上部に操縦ハンドル11が備えられている。図1,2,3に示すように、ボンネット9は、上部ボンネット部36、前部ボンネット部37及び後部ボンネット部38を備えて構成されている。
次に、操作アーム20について説明する。
図1及び図2に示すように、前フレーム19の機体左右方向の横軸芯P1周りに、正面視逆U字状の操作アーム20が揺動自在に支持されている。図3,12,13に示すように、操作アーム20の右下部にコ字状のブラケット20aが取り付けられており、操作アーム20のブラケット20aが、前フレーム19の右側部に支持ピン43によって横軸芯P1周りに揺動自在に支持されている。操作アーム20の左下部が平板状に押しつぶされて平板部20bが形成されており、操作アーム20の平板部20bが、前フレーム19の左側部にボルト44によって横軸芯P1周りに揺動自在に支持されて、バネ45により操作アーム20の平板部20bが前フレーム19の左側部に押圧されている。これにより、操作アーム20を上方に起立した格納位置(図1及び図2参照)、及び機体の前部から前方に出た作業位置に亘り揺動操作することができる。
次に、燃料タンク51について説明する。
図3,5,6に示すように、燃料タンク51は合成樹脂によって一体的に構成されており、燃料タンク51の下部に2本の支持ロッド52が前後向きに取り付けられている。ハンドルポスト40の右及び左の横側部に、2本のパイプ状の支持部材53が固定されており、燃料タンク51の支持ロッド52を支持部材53に挿入することによって、燃料タンク51が支持部材53に支持されるのであり、燃料タンク51が支持部材53に沿って移動自在に支持される。
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、小型のエンジン31及び燃料タンク51を備えた型式では、ボンネット9を図15及び図16に示すように構成する。
図15に示すように、前部ボンネット部37及び後部ボンネット部38は、[発明を実施するための最良の形態]と同じものを使用して、上部ボンネット部56を[発明を実施するための最良の形態]とは異なる小さなものを使用する。この場合に、後部ボンネット部38の取付ピン38a,38b(図8及び図10参照)に対応する取付孔(図示せず)が、上部ボンネット部56に備えられている。
本発明は乗用型田植機ばかりではなく、機体の後部に直播装置を備えた乗用型直播機や機体の後部に薬剤散布装置を備えた乗用型管理機、農用トラクタ等の乗用型作業車にも適用できる。この場合、エンジン31をボンネット9の内部ではなく、運転座席8の下側に備えた乗用型作業車にも適用できる。
9 ボンネット
11 操縦ハンドル
31 エンジン
31a エンジンのシリンダ
37 ボンネットの所定部分
40 ハンドルポスト
51 燃料タンク
53 支持部材
Claims (4)
- 機体の前部を覆うボンネットの内部の所定位置に燃料タンクを備えて、前記燃料タンクを覆う前記ボンネットの所定部分を着脱自在又は開閉自在に構成すると共に、
前記燃料タンクをボンネットの所定部分の取り付け位置又は閉じ位置に向いて所定位置から離れた非所定位置に移動自在に支持する支持部材を備えて、
前記ボンネットの所定部分を取り外した状態又は開き操作した状態において、前記燃料タンクを支持部材に沿って所定位置及び非所定位置に亘って移動操作自在に構成してある乗用型作業車。 - 前記ボンネットの内部にハンドルポストを備え、前記ハンドルポストの上部で前記ボンネットの上側の部分に、前輪を操向操作する操縦ハンドルを備えて、前記支持部材をハンドルポストに備えてある請求項1に記載の乗用型作業車。
- 前記ボンネットの内部にエンジンを備えて、前記エンジンのシリンダを斜め後方上方に傾斜させて配置し、前記燃料タンクをエンジンのシリンダの上方に備えてある請求項1又は2に記載の乗用型作業車。
- 非所定位置において、前記燃料タンクを支持部材から取り外し可能に構成してある請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の乗用型作業車。
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