JP2001000017A - 田植機の苗継ぎ用手摺り配置構造 - Google Patents

田植機の苗継ぎ用手摺り配置構造

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JP2001000017A
JP2001000017A JP11174625A JP17462599A JP2001000017A JP 2001000017 A JP2001000017 A JP 2001000017A JP 11174625 A JP11174625 A JP 11174625A JP 17462599 A JP17462599 A JP 17462599A JP 2001000017 A JP2001000017 A JP 2001000017A
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fertilizer
handrail
seat
driver
seedling
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JP11174625A
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English (en)
Inventor
Tomohito Maekawa
智史 前川
Hideki Matsuoka
秀樹 松岡
Yuichi Kato
祐一 加藤
Kunio Doi
邦夫 土井
Yoichiro Nishi
陽一朗 西
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 田植機の走行部の後部に多条植え用の植付部
を付設し、車体フレーム上には運転席周りのフロアやス
テップを形成する後部車体カバーを載置し、該後部車体
カバーの左右外側に補助デッキを配設した構成におい
て、作業中、特に立ったままの苗継ぎ作業中に安定した
姿勢を維持するのに必要な手摺りが設けられていない、
という問題があった。 【解決手段】 運転席13後方に施肥機33を配置する
と共に、該施肥機33の側方近傍に苗継ぎ作業等で使用
する手摺り66を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、8条植えや10条
植え等の多条田植機における苗継ぎ作業用の手摺りの配
置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、田植機の車体カバーの中央上
には運転席が載置され、該運転席より前方にフロアが成
形され、運転席より後方にフロアより一段高くした作業
用ステップが形成されて、該作業用ステップを踏み台に
して、走行車後部に配置した施肥部に肥料を補充した
り、苗載台に苗マットを苗継ぎしたりしていた。しか
し、8条用や10条用の田植機においては、両端の条が
遠く、前記車体カバーの作業用ステップから左右端部の
苗載台に苗マットを補充するには無理な姿勢となり、作
業者に大きな負担がかかっていた。そこで、近年は、後
部車体カバーの左右両側に補助デッキを配設して作業ス
ペースを広げる構造が採用されてきている。この補助デ
ッキには、足がはみ出ないように背の低いサイドフレー
ムは設けられている。例えば、特開平11−18520
号の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記サイド
フレームは、作業中、特に、苗継ぎ作業をするために立
ったときに手が届く範囲にはなく、バランスを崩したと
きに即座に掴める位置にはなく、そのまま転倒したり、
落下したりする恐れがある、という問題があった。ま
た、施肥機を装着した田植機において、肥料を補充する
時に、掴んだり寄りかかるような作業補助用の手摺りが
なく、作業者への負担が大きい、という問題もあった。
本発明は、かかる問題を解決するものであり、肥料補給
の際でも邪魔にならず、また、作業中にバランスを崩し
ても迅速に姿勢を立て直すことが可能な田植機の苗継ぎ
用手摺り配置構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、田植機の走行部の後部に多条
植え用の植付部を付設し、車体フレーム上には運転席周
りのフロアやステップを形成する後部車体カバーを載置
し、該後部車体カバーの左右外側に補助デッキを配設し
た構成において、前記運転席後方に施肥機を配置すると
共に、該施肥機の側方近傍に、補助デッキ上で手の届く
範囲に手摺りを設けたものである。
【0005】または、前記手摺りを施肥機の後方に配置
したものである。
【0006】または、前記手摺りを、施肥機のホッパー
後面に配置したものである。
【0007】または、前記手摺りを、苗載台の裏面上部
に配置したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明に係わる田植機の全体側面図、図2
は分割苗載台を主苗載台上に載せて収納した状態を示す
後面図、図3は車体カバーの斜視図、図4は補助デッキ
手摺りの説明図であり、図4(a)は側面図、図4
(b)は平面図、図5は施肥機後部手摺りの説明図であ
り、図5(a)は側面図、図5(b)は正面図、図6は
施肥タンク手摺りの説明図であり、図6(a)は側面
図、図6(b)は正面図、図7は苗台手摺りの説明図で
あり、図7(a)は側面図、図7(b)は正面図、図8
は後部手摺りの説明図であり、図8(a)は側面図、図
8(b)は正面図、図9は運転席取付部の側面図であ
る。
【0009】まず、本発明に係わる苗継ぎ用手摺りを配
設した乗用田植機の全体構成について、図1、図2によ
り説明する。図1に示すように、乗用田植機Aは走行部
1の後部に昇降リンク機構27を介して植付部4が配置
され、該走行部1は車体フレーム3前部上方にエンジン
53を搭載し、前下部にフロントアクスルケース51を
介して前輪6を支持させると共に、後部にリヤアクスル
ケース7を介して後輪8を支持しており、該前輪6、後
輪8は、前記エンジン53の動力をミッションケース5
4を介して伝達し駆動する構成としている。
【0010】前記エンジン53はボンネット9に覆わ
れ、該ボンネット9の周りには前部車体カバー12が形
成され、該前部車体カバー12の側部には予備苗載台1
0・10が配設されている。また、ボンネット9後部の
ダッシュボード5上には操向ハンドル14が配置され、
該操向ハンドル14後方は後部車体カバー2によって覆
われ、該後部車体カバー2の中央上部には運転席13を
配置すると共に、後部車体カバー2の左右両側には補助
デッキ130が配設されている。そして、前記運転席1
3の側部には走行変速レバー30や植付昇降兼作業走行
変速用副変速レバー31や植付感度調節レバーが配置さ
れ、ダッシュボード下部のステップ上には主クラッチペ
ダル32や左右ブレーキペダルが配設され、前記運転席
13後方には8条用の施肥機33が配設されている。該
施肥機33の側方で補助デッキ130上には、本発明に
係わる苗継ぎ作業用の手摺り66が配設されている。
【0011】また、前記植付部4は、苗載台16や植付
爪17やセンターフロート34やサイドフロート35等
から構成されており、前記苗載台16は前高後低に配設
して、苗載台16の下部は下ガイドレール18、前面の
上部は上ガイドレール19によって左右往復摺動自在に
支持し、該下ガイドレール18及び上ガイドレール19
は植付センターケース20よりフレーム等を介して支持
されている。そして、植付センターケース20より連結
パイプを介してチェーンケース21を平行に後方へ突出
して、該チェーンケース21の後部に一方向に回転させ
るロータリーケース22を配置し、該ロータリーケース
22の両側に一対の植付爪17・17を配置している。
【0012】こうして、前進走行とともに苗載台16を
左右に往復摺動して、この往復動に同期させて植付爪1
7を駆動して一株分の苗を切り出し、連続的に植え付け
作業を行うように構成している。また、前記植付センタ
ーケース20の前部にローリング支点軸を介して前記昇
降リンク機構27と連結され、該昇降リンク機構27は
トップリンク25やロワーリンク26等より構成され、
運転席13下方に配置した昇降シリンダ28によって植
付部4を昇降できるようにしている。
【0013】また、図2に示すように、本実施例におけ
る前記苗載台16は、進行方向右外側の二条分の苗載台
を分割して分割苗載台16Dとし、機体中央側の固定さ
れた六条分の苗載台を主苗載台16Mとしており、前記
分割苗載台16Dを着脱可能に構成して、該分割苗載台
16Dを取り外して主苗載台16Mの苗載面側の上に載
置係合して収納可能に構成している。
【0014】次に、本発明に係わる苗継ぎ用手摺り周辺
の構成について、図1、図3により説明する。前記後部
車体カバー2は、ボンネット9後部より、車体フレーム
3の後端部まで延設されている。該後部車体カバー2
は、前部は平状にフロア2aが形成され、後部車体カバ
ー2後部は上方に一段高く構成され、運転席載置部2b
と作業用ステップ2cとが成形されている。該フロア2
aの上面にはゴム製のプレートが貼設されている。更
に、前記運転席載置部2bの左側には走行変速レバー3
0のガイド溝2hが開口され、運転席載置部2bの右側
に昇降兼作業走行変速用副変速レバー31のガイド溝2
i等が開口されている。前記後部車体カバー2のフロア
2a後端部から運転席載置部2b前部若しくは作業用ス
テップ2c前部にかけて傾斜状に前部壁2dが成形され
ている。
【0015】このような構成からなる後部車体カバー2
の左右両側には前記補助デッキ130が配設されてい
る。補助デッキ130は、後部車体カバー2の側面形状
に沿って前後方向に長く形成され、前記後部車体カバー
2と同様に、前後中央部より前方と後方とを段差状に形
成して形状を合わせている。すなわち、該補助デッキ1
30の前部は、前記フロア2a面と同一平面である拡大
側フロア130aが成形され、該拡大側フロア130a
前部をフロア2aの前後途中位置まで伸延させている。
また、補助デッキ130後部は、作業用ステップ2c面
と同一平面とする拡大側ステップ130bが形成されて
いる。該拡大側ステップ130b後部は、作業用ステッ
プ2c後端部よりさらに後方に伸延されている。そし
て、前記補助デッキ130の段差が成形される前後中央
位置には、後部車体カバー2の前部壁2dに沿うよう
に、傾斜壁130cが成形されている。更に、前記拡大
側フロア130aと拡大側ステップ130bとの上面に
は、滑り止め用の凸部が突出されている。
【0016】前記補助デッキ130の外側周囲にはガイ
ドフレーム135が配置されてフレーム枠を形成すると
共に、該ガイドフレーム135を用いて左右の補助デッ
キ130・130を一体的に連結する構成としている。
該ガイドフレーム135は、リアフレーム135aとサ
イドフレーム135b・135bからなり、パイプより
構成したこのリアフレーム135aとサイドフレーム1
35b・135bを連結して平面視略門型に一体的に成
形し、該ガイドフレーム135の開放面を前方に向け、
ガイドフレーム135の左右側部の内側に補助デッキ1
30・130を固設している。但し、ガイドフレーム1
35は一本のパイプフレームで構成することもできる。
【0017】前記リアフレーム135aは平面視コ字状
に構成して、該リアフレーム135bの左右中央部より
下方に支持フレーム138・138が垂設されて、該支
持フレーム138・138の下端は前記車体フレーム3
後部に固定される。リアフレーム135b下部の支持フ
レーム138・138両側に固定板137が固設され、
該リアフレーム135aの前端の下面には固定板134
が垂設されて、該固定板137・134の下部に後補強
フレーム131aが水平に固定される。こうして、リア
フレーム135aは補助デッキ130・130の後上方
に平行に配置される。
【0018】前記サイドフレーム135bの前部135
dは、前記拡大側フロア130aの形状に合わせて平面
視「く」字状に形成され、該前部135dの前端部はフ
ロア2a側部の前後途中位置に当接するように配設され
る。また、前記サイドフレーム135bの中途部は側面
視「へ」字状に曲げられて、前記傾斜壁130c側部に
沿った形状としている。該サイドフレーム135bの後
端が補助デッキ130と平行に構成して前記リアフレー
ム135aに連結されて一体的に構成され、該サイドフ
レーム135bの後端下面に固定板136が垂設され、
該固定板136の下部に前補強フレーム131bが水平
に固設され、サイドフレーム135bとリアフレーム1
35a、及び、後補強フレーム131aと前補強フレー
ム131bがそれぞれ同一軸心上に連結する構成として
いる。そして、該後補強フレーム131aと前補強フレ
ーム131bは前記拡大側ステップ130bの外側の側
部と後部とに沿って配置され、該補強フレーム131と
ガイドフレーム135とによって、拡大側ステップ13
0bのフレーム枠が形成され、拡大側ステップ130b
の剛性が高められている。
【0019】従って、前記固定板134・136によっ
て、ガイドフレーム135と拡大側ステップ130b・
130bとが連結され、左右両側の補助デッキ130・
130が一体的に固設されるのである。更に、サイドフ
レーム135bとリアフレーム135aを連結すること
によって、ガイドフレーム135が固定板136、固定
板137、支持フレーム138を介して左右の前記補助
デッキ130・130と、補助デッキ130・130を
支持する車体フレーム3に支持され、剛性が高められる
のである。そして、前記サイドフレーム135bは拡大
側ステップ130b面より上方に配設されているので、
オペレータが、拡大側フロア130aやフロア2aに乗
り降りする際に手摺りとして使用することができる。た
だし、苗継ぎ作業のように立ったままの作業において
は、サイドフレーム135bのように背の低いフレーム
は手摺りとして使用することができない。
【0020】また、前記サイドフレーム135bの前部
135dの左右方向のフレームからは連結板141・1
42を垂設し、該連結板141と連結板142下端との
間には、前記後部車体カバー2のフロア2a若しくは補
助デッキ130の拡大側フロア130aへ乗り降りする
ための補助ステップ11が固設されている。該補助ステ
ップ11後部の内側には補助板144が固設され、該補
助板144を後上方に延出されて拡大側フロア130a
下面に固設され、補助ステップ11の補強を行ってい
る。
【0021】そして、後部車体カバー2の後方で、左右
の補助デッキ130・130の間位置には、空気圧送型
の前記施肥機33を配設することができるようにしてお
り、前記リアフレーム135a及び後補強フレーム13
1aを外して、後部車体カバー2後方の車体フレーム3
より支持フレーム65を立設して、該支持フレーム65
上部に施肥機33を固設する構成としている。
【0022】該施肥機33は、植付け条数に合わせた数
の施肥タンク61と該施肥タンク61に連結される施肥
ホース62が配置され、更に圧縮エアを吐出するための
筒状のエアタンク63、該エアタンク63の右側端部に
配してエアを圧送するためのブロア64等が配設され
る。前記エアタンク63は左右方向に横設され、ガイド
フレーム135と同一高さに配設され、左右外側の施肥
タンク61下方まで延出し、各施肥ホース62に圧縮エ
アを吐出できるようにしている。前記施肥ホース62下
端は、均平用のセンターフロート34や均平用のサイド
フロート35・35・・に固設し、施肥ホース62下端
を圃場内に突入させている。更に、前記ブロア64を回
動して、機体の左右幅が縮められている。
【0023】次に、本発明に係わる苗継ぎ用手摺りの配
置構造について、各種実施例を図4乃至図8により説明
する。まず、図4は、機体両側に配設された補助デッキ
130に正面視L字状かつ側面視門型状のデッキ手摺り
66が固設された場合であり、該デッキ手摺り66は、
補助デッキ130の前記サイドフレーム135bの後端
外側面から機体側方に延出された取付部66bと、該取
付部66bの外端に基部を有し上方に突設された把持部
66aとから構成される。該把持部66aを掴むことに
よって、苗継ぎ作業中にバランスを崩した際でも転倒を
防止することができ、特に、機体側方から圃場への転落
を完全に防ぐことができるのである。しかも、前記把持
部66aは施肥機33の側方に配設しているため、該施
肥機33に肥料を補給する場合でも邪魔にならず、従来
と変わらぬ使用感によって肥料の補給作業を行うことが
できる。
【0024】また、図5は、前記車体フレーム3から側
方で後輪8上前方には支持ステー201が横設され、該
支持ステー201外端部には前記補助デッキ130の後
部が載置固定されると共に、正面視門型状かつ側面視L
字状の施肥機後部手摺り67が固設された場合である。
該施肥機後部手摺り67は、支持ステー201外端部か
ら機体後方に延出された取付部67bと、該取付部67
bの後端に基部を有し上方に突設された把持部67aと
から構成される。該把持部67aを掴むことにより苗継
ぎ作業中にバランスを崩した際でも転倒を防止すること
ができ、しかも、把持部67aは施肥機33の後方に配
設しているため、該施肥機33に肥料を補給する際に邪
魔となることはない。とりわけ、この施肥機後部手摺り
67は施肥機33の後方の広い範囲をカバーしているこ
とから、前記デッキ手摺り66に比べて、より一層確実
に圃場への転落を防止できる構成となっている。
【0025】そして、図6は、前記施肥機33上部には
肥料を貯蔵する施肥タンク61が配設され、該施肥タン
ク61の後面から上方に正面視で門型状の施肥機手摺り
68が立設された場合である。該施肥機手摺り68も、
前記施肥機後部手摺り67と同様に、施肥機33の後方
の広範囲をカバーしていることから、作業者の圃場への
転落を確実に防止することができる。また、この施肥機
手摺り68は施肥機33後面に直接取り付けているた
め、肥料補給時に把持しながら作業を行うことができ、
前記施肥機後部手摺り67の場合よりも、肥料補給を容
易に行うことができる。なお、施肥機手摺り68の取付
位置は施肥タンク61後面には限定されず、施肥機33
を固設した前記支持フレーム65等に取り付けてもよ
い。
【0026】また、図7は、前記苗載台16の裏面上部
に正面視門型状の苗載台手摺り69を設けた場合であ
り、該苗載台手摺り69は苗載台16上部から斜め前上
方に突設され、施肥機33上方までカバーする構成にな
っている。従って、前記施肥機後部手摺り67、施肥機
手摺り68と同様に、苗載台手摺り69上部を掴むこと
により、苗継ぎ作業中にバランスを崩した際でも転倒を
防止することができ、さらに、該苗載台手摺り69は苗
載台16上部に直接取り付けられているため、苗継ぎ作
業時には、該苗載台手摺り69で体を支えながら作業が
行うことができる。また、苗載台手摺り69は苗載台1
6と一緒に動くために、作業者はいつも目の前に手摺り
があり、安心して苗継ぎ作業を行うことができるのであ
る。
【0027】図8は、施肥機33を有さない田植機にお
ける手摺りの配置構造であり、前記車体フレーム3から
後輪8上前方まで側方に延出された支持ステー201
に、正面視門型状かつ側面視L字状の後部手摺り70を
配設した場合である。前記施肥機後部手摺り67と同様
に、支持ステー201外端部から機体後方に延出された
取付部70bと、該取付部70bの後端に基部を有し上
方に突設された把持部70aとから構成されており、該
把持部70aを掴むことにより苗継ぎ作業中にバランス
を崩した際でも転倒を防止することができると共に、把
持部67aは運転席13後方の広い範囲をカバーしてい
ることから、どの位置にいても、安心して苗継ぎ作業を
行うことができる。
【0028】このような配置構造を有する手摺り66乃
至70は、オペレーターが補助デッキ130上に位置す
るときに、手の届く範囲に配置され、バランスを崩して
も即座に掴めるようにしている。そして、これら手摺り
66乃至70は、正面視または側面視でL字状に構成
し、また、正面視において、門型またはL字状に構成し
て、車体フレーム3または支持ステー201またはサイ
ドフレーム135bに支持されている。なお、これらの
組み合わせは限定するものではなく、田植機の種類や大
きさ等に応じて適切に配設される。また、苗継ぎ作業性
と共に重要な運転操作性に及ぼす運転席13の構造につ
いて、図9により説明する。前記運転席載置部2bの前
部上面には、高さの異なる複数の調節孔75を開口した
シート取付板73の下端がボルトで締結固定され、運転
席載置部2b上方のシート71の前部下面からはシート
ステー72が垂設され、該シートステー72下端の開口
部を前記調節孔75と一致させた上で前固定ピン74を
挿通し、シート71前部の高さを調節できるようにして
いる。
【0029】前記運転席載置部2bの後部上面には、高
さの異なる複数の調節孔80を円周側面に開口した下パ
イプ78の下端がボルトで締結固定され、該下パイプ7
8の上部には上パイプ77が外嵌され、該上パイプ77
下端の開口部を前記調節孔80と一致させた上で後固定
ピン79を挿通して、上パイプ77の高さを変更できる
ようにしている。該上パイプ77の上端には衝撃吸収用
のクッションゴム76がボルト81で固定され、該クッ
ションゴム76の上面には前記シート71後部が載置さ
れており、シート71後部の高さを調節できるようにし
ている。
【0030】このような構成において、固定ピン74・
79を挿通する調節孔75・78を変更することによ
り、運転席13のシート71の高さを、作業者が操作し
やすい高さに自在に調節することができ、特に、シート
71高さを高くすると、後方の見通しが向上し、欠株の
有無の確認等を迅速かつ確実に行うことができるのであ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1において
は、田植機の走行部の後部に多条植え用の植付部を付設
し、車体フレーム上には運転席周りのフロアやステップ
を形成する後部車体カバーを載置し、該後部車体カバー
の左右外側に補助デッキを配設した構成において、前記
運転席後方に施肥機を配置すると共に、該施肥機の側方
近傍に、補助デッキ上で手の届く範囲に手摺りを設けた
ので、該手摺りを掴むことで苗継ぎ作業中にバランスを
崩した際でも転倒を防止することができ、とりわけ、機
体側方からの転落を効果的に防ぐことができ、しかも、
施肥機に肥料を補給する場合でも邪魔にならず、従来と
変わらぬ使用感によって補給作業を行うことができる。
【0032】請求項2においては、田植機の走行部の後
部に多条植え用の植付部を付設し、車体フレーム上には
運転席周りのフロアやステップを形成する後部車体カバ
ーを載置し、該後部車体カバーの左右外側に補助デッキ
を配設した構成において、前記運転席後方に施肥機を配
置すると共に、該施肥機の後方近傍に、補助デッキ上で
手の届く範囲に手摺りを設けたので、苗継ぎ作業中にバ
ランスを崩した際でも転倒を防止することができ、しか
も、施肥機後方の広い範囲をカバーしていることから一
層確実に圃場への転落を防止できる構成となっている。
【0033】請求項3においては、田植機の走行部の後
部に多条植え用の植付部を付設し、車体フレーム上には
運転席周りのフロアやステップを形成する後部車体カバ
ーを載置し、該後部車体カバーの左右外側に補助デッキ
を配設した構成において、前記運転席後方に施肥機を配
置すると共に、該施肥機のホッパー後面に、補助デッキ
上で手の届く範囲に手摺りを設けたので、苗継ぎ作業中
にバランスを崩した際でも転倒を防止することができ、
しかも、肥料補給時に把持しながら作業を行うことがで
き、肥料補給を容易に行うことができる。
【0034】請求項4においては、田植機の走行部の後
部に多条植え用の植付部を付設し、車体フレーム上には
運転席周りのフロアやステップを形成する後部車体カバ
ーを載置し、該後部車体カバーの左右外側に補助デッキ
を配設した構成において、前記運転席後方に施肥機を配
置すると共に、苗載台の裏面上部位置で、補助デッキ上
で手の届く範囲に手摺りを設けたので、苗継ぎ作業中に
バランスを崩した際でも転倒を防止することができ、ま
た、苗載台上の手摺りで体を支えながら安心して作業を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる田植機の全体側面図である。
【図2】分割苗載台を主苗載台上に載せて収納した状態
を示す後面図である。
【図3】車体カバーの斜視図である。
【図4】補助デッキ手摺りの説明図であり、図4(a)
は側面図、図4(b)は平面図である。
【図5】施肥機後部手摺りの説明図であり、図5(a)
は側面図、図5(b)は正面図である。
【図6】施肥タンク手摺りの説明図であり、図6(a)
は側面図、図6(b)は正面図である。
【図7】苗台手摺りの説明図であり、図7(a)は側面
図、図7(b)は正面図である。
【図8】後部手摺りの説明図であり、図8(a)は側面
図、図8(b)は正面図である。
【図9】運転席取付部の側面図である。
【符号の説明】
A 田植機 1 走行部 2 後部車体カバー 3 車体フレーム 4 植付部 13 運転席 16 苗載台 33 施肥機 66・67・68・69・70 手摺り 130 補助デッキ 135b サイドフレーム 201 支持ステー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 祐一 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 土井 邦夫 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 西 陽一朗 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 田植機の走行部の後部に多条植え用の植
    付部を付設し、車体フレーム上には運転席周りのフロア
    やステップを形成する後部車体カバーを載置し、該後部
    車体カバーの左右外側に補助デッキを配設した構成にお
    いて、前記運転席後方に施肥機を配置すると共に、該施
    肥機の側方近傍に、補助デッキ上で手の届く範囲に手摺
    りを設けたことを特徴とする田植機の苗継ぎ用手摺り配
    置構造。
  2. 【請求項2】 田植機の走行部の後部に多条植え用の植
    付部を付設し、車体フレーム上には運転席周りのフロア
    やステップを形成する後部車体カバーを載置し、該後部
    車体カバーの左右外側に補助デッキを配設した構成にお
    いて、前記運転席後方に施肥機を配置すると共に、該施
    肥機の後方近傍に、補助デッキ上で手の届く範囲に手摺
    りを設けたことを特徴とする田植機の苗継ぎ用手摺り配
    置構造。
  3. 【請求項3】 田植機の走行部の後部に多条植え用の植
    付部を付設し、車体フレーム上には運転席周りのフロア
    やステップを形成する後部車体カバーを載置し、該後部
    車体カバーの左右外側に補助デッキを配設した構成にお
    いて、前記運転席後方に施肥機を配置すると共に、該施
    肥機のホッパー後面に、補助デッキ上で手の届く範囲に
    手摺りを設けたことを特徴とする田植機の苗継ぎ用手摺
    り配置構造。
  4. 【請求項4】 田植機の走行部の後部に多条植え用の植
    付部を付設し、車体フレーム上には運転席周りのフロア
    やステップを形成する後部車体カバーを載置し、該後部
    車体カバーの左右外側に補助デッキを配設した構成にお
    いて、前記運転席後方に施肥機を配置すると共に、苗載
    台の裏面上部位置で、補助デッキ上で手の届く範囲に手
    摺りを設けたことを特徴とする田植機の苗継ぎ用手摺り
    配置構造。
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Cited By (8)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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