JP4067520B2 - 田植機 - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は例えば苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業及び側条施肥作業を行う田植機に関するものである。
従来、走行車の後側に多条植え用植付部を配置し、前記走行車の後部に多条施肥用施肥機を搭載し、作業者が搭乗するための車体カバーを前記走行車に設置し、前記車体カバーの上部に運転席を取付け、前記運転席の前方に操向ハンドルを設けた技術がある (例えば、特許文献1) 。
特開平5−276818号公報
前記従来技術は、前記施肥機を構成するエアーチャンバーにサイドステップを取付けていたから、作業者の足を載せたときのサイドステップ荷重が支持できるようにエアーチャンバーを高剛性に構成する必要がある。前記エアーチャンバーを高剛性に構成した場合、前記施肥機の重量及び製造コストが上がり、サイドステップを容易に大型化できない。例えば、6条用機体を構成する前記車体カバーを兼用して、サイドステップだけを大きくして、8条用または10条用機体を構成するのが難しいから、8条用または10条用機体を構成する前記車体カバーをそれぞれ各別に製造する必要がある。前記車体カバーの共用による製造コストの低減ができない。また、サイドステップを下方に折り畳むように構成していたから、例えば、田植機をトラックの荷台に載せて圃場または格納ガレージに運搬するとき、トラックの荷台側部のあおり等に、下方に折り畳んだサイドステップが衝突し易い等の問題がある。
請求項1に係る発明は、走行車の後側に多条植え用植付部を配置し、前記走行車の後部に多条施肥用施肥機を搭載し、作業者が搭乗するための車体カバーを前記走行車に設置し、前記車体カバーの上部に運転席を取付け、前記運転席の前方に操向ハンドルを設け、前記運転席の両側の前記車体カバー側部に左右デッキを配置し、前記左右デッキに左右サイドデッキを起伏自在に連結してなる田植機において、前記施肥機は、中央施肥部と、前記運転席の両側方に収納可能な左右施肥部とを有し、前記中央施肥部の左右幅よりも前記左右施肥部の収納幅を大きく形成し、前記左右施肥部の収納幅と前記左右デッキの左右幅とを略等しく形成し、前記左右デッキの左右幅内に前記左右施肥部を収納する構造であって、前記中央施肥部の両側方に回動支点軸を介して前記左右施肥部を所定高さだけ上昇可能に取付け、前記回動支点軸回りに前記左右施肥部を回動して、前記中央施肥部の前方の前記車体カバーの上面側に前記左右施肥部を移動したときに、前記左右デッキの機外側に前記左右サイドデッキを略垂直に起立可能に、前記左右デッキに左右サイドデッキを連結するように構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明は、走行車の後側に多条植え用植付部を配置し、前記走行車の後部に多条施肥用施肥機を搭載し、作業者が搭乗するための車体カバーを前記走行車に設置し、前記車体カバーの上部に運転席を取付け、前記運転席の前方に操向ハンドルを設け、前記運転席の両側の前記車体カバー側部に左右デッキを配置し、前記左右デッキに左右サイドデッキを起伏自在に連結してなる田植機において、前記施肥機は、中央施肥部と、前記運転席の両側方に収納可能な左右施肥部とを有し、前記中央施肥部の左右幅よりも前記左右施肥部の収納幅を大きく形成し、前記左右施肥部の収納幅と前記左右デッキの左右幅とを略等しく形成し、前記左右デッキの左右幅内に前記左右施肥部を収納する構造であって、前記中央施肥部の両側方に回動支点軸を介して前記左右施肥部を所定高さだけ上昇可能に取付け、前記回動支点軸回りに前記左右施肥部を回動して、前記中央施肥部の前方の前記車体カバーの上面側に前記左右施肥部を移動したときに、前記左右デッキの機外側に前記左右サイドデッキを略垂直に起立可能に、前記左右デッキに左右サイドデッキを連結するように構成したものであるから、略垂直に起立させた前記左右サイドデッキにて前記左右デッキ上面の機外側を閉塞できるものである。例えば前記左右デッキ上面に肥料袋または作業用具を載せて圃場間などを移動しても、肥料袋または作業用具などが落下するのを前記左右サイドデッキにて防止できる。また、前記車体カバーを植付け条数の異なる機体に共用して製造コストを低減できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同平面図を示し、図中1は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン2を車体フレーム3前部上方に搭載させ、ミッションケース4前方にフロントアクスルケース5を介して水田走行用前輪6を支持させると共に、前記ギヤ変速ケース4の後部にリヤアクスルケース7を連設し、前記リヤアクスルケース7に水田走行用後輪8を支持させる。そして前記エンジン2等を覆うボンネット9両側に予備苗載台10を取付けると共に、乗降ステップ11を介して作業者が搭乗する車体カバー12によって前記ミッションケース4等を覆い、前記車体カバー12上部に運転席13を取付け、その運転席13の前方で前記ボンネット後部に操向ハンドル14を設ける。
また、図中15は10条植え用の苗載台16並びに10条分の植付爪17などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台16を下部レール18及びガイドレール19を介して植付ケース20に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース21を前記植付ケース20に支持させ、該ケース21の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース22を配設し、その爪ケース22先端に植付爪(17)を取付ける。また前記植付ケース20の前側に支持フレーム23を設け、該フレーム23をヒッチフレーム24に連結させ、トップリンク25及びロワーリンク26を含むリンク機構27後部にヒッチフレーム24を取付け、走行車1後側にリンク機構27を介して植付部15を連結させ、前記リンク機構27を介して植付部15を昇降させる昇降シリンダ28をロワーリンク26に連結させ、前記前後輪6,8を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台16から一株分の苗を植付爪17によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。
また、図中29は走行変速レバー、30は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、31は植付け感度調節レバー、32は主クラッチペダル、33は左右ブレーキペダル、34は2条分均平用センターフロート、35は2条分均平用サイドフロート、36は10条用の側条施肥機である。
さらに、図2、図3、図4に示す如く、前記運転席13両側の車体カバー12両側に左右補助デッキ37を固定させ、該デッキ37前部に前記乗降ステップ11を固定させると共に、前記補助デッキ37後部の機外側に前後ブラケット38及び位置決めバネ39及び脚フレーム40を介して左右サイドデッキ41を起伏自在かつ脱着自在に連結させ、サイドデッキ41を略水平に倒伏させたとき、脚フレーム40を補助デッキ37のパイプフレームに当接させて作業者の体重を支える一方、サイドデッキ41を略垂直に起立させて上方に折畳み収納させるもので、前記バネ39が補助デッキ37に弾圧してサイドデッキ41を起伏位置または起立位置に起伏自在に固定させると共に、前記ブラケット38を脱着してサイドデッキ41を脱着させるように構成している。
さらに、図2、図5乃至図10に示す如く、6条用の中央施肥部42と、各2条用の左右施肥部43とに、前記施肥機36を分割して構成すると共に、右施肥部43機外側に送肥ブロワ44を配設させる。また、6条分の施肥ホッパ45と肥料繰出ケース46と施肥ホース47と合成樹脂パイプ製エアタンク48を中央施肥部42の中央施肥フレーム49に配設させると共に、2条分の施肥ホッパ45と肥料繰出ケース46と施肥ホース47と合成樹脂パイプ製エアタンク48を左右施肥部43の左右施肥フレーム50に配設させる。
そして、前記中央施肥フレーム49両端部の側板51に支点アーム52を一体固定させ、支点アーム52に回動支点軸53を介して回動アーム54を水平方向に回転自在に連結させ、左右施肥フレーム50の側板55に回動アーム54を一体固定させると共に、前記各側板51,55をピン56によって位置決め当接させてパッチン錠57により接離自在に固定させ、中央施肥フレーム49両側に左右施肥フレーム50を一体固定させ、中央施肥部42両側に左右施肥部43を連設させて10条施肥機36を作業状態に組立てる一方、パッチン錠(57を外し、繰出ケース46の動力を入切する条止めワイヤ58を連結させた状態の左右施肥フレーム50を回動支点軸53回りに前方側に約180度回転させ、左右施肥フレーム50の外側板59部に固定させたサイドアーム60を中央施肥フレーム49の受アーム61にノブボルト62により着脱自在に固定させ、中央施肥フレーム49前側に左右施肥フレーム50を折畳み収納し、運転席13両側にレバー29,30,31取付け位置を隔てて左右施肥部43を収納し、左右補助デッキ37幅内に施肥機36を支持させるように構成している。
また、右施肥フレーム50の外側板59に縦アーム63下端部を固定させ、縦アーム63上端部に昇降支点軸64を介して昇降アーム65を上下方向に回転自在に連結させ、前記送肥ブロワ44を昇降アーム65に取付けるもので、送肥ブロワ44の側板66を外側板59に当接させてパッチン錠により着脱自在に固定させ、右施肥部43機外側に送肥ブロワ44を連設させ、送肥ブロワ44の送風口67をエアタンク48に連通接続させ、ブロワ44からエアタンク48に肥料搬送風を供給させると共に、昇降支点軸64回りに昇降アーム65を約180度上昇回転させて折畳み収納し、右施肥部43のホッパ45上面に送肥ブロワ44を載せ、前記各アーム63,65をノブボルト68によって着脱自在に固定させ、右施肥部43上側に送肥ブロワ44を収納するように構成している。
さらに、図10に示す如く、前記車体フレーム3後端部上側に取付ける台フレーム69に中央施肥フレーム49を固定させると共に、補助デッキ37のデッキフレーム70に中央施肥フレーム49を補強フレーム71により連結させ、補助デッキ37と中央施肥フレーム49を相互に補強している。
さらに、図1、図2、図11に示す如く、6条分の中央苗台72と各2条分の左右苗台73とに苗載台16を分割して形成し、苗台支点軸74回りに左右苗台73を上昇させて中央苗台72上側に折畳み収納させると共に、2条分の植付爪17及びフロート35を備える左右植付ケース20とこれを支える左右アーム75aを中央苗台72後側の基アーム75b方向にケース支点軸75回りに回動させて折畳み収納させ、また左右2条分の下部レール18を左右植付ケース20とともに折畳み収納させるもので、6条中央苗台72左右幅Aよりも6条中央施肥部42左右幅Bを小さく形成し、各苗台72,73左右幅Cよりも各施肥部42,43,43左右幅Dを小さく形成し、植付部15左右幅内前方に送肥ブロワ44を設置させると共に、左右施肥部43収納幅Eを左右補助デッキ37左右幅Fと略等しく形成し、中央施肥部42左右幅Bよりも左右施肥部43収納幅Eを大きく形成し、左右補助デッキ37左右幅F内に植付部15両側2条分及び施肥機36両側2条分と送肥ブロワ44が折畳み収納される一方、収納位置の左右施肥部43間と中央施肥部42前側とで形成する平面視凹部76に運転席13及び各レバー29,30,31を配設させ、かつ収納位置の左右施肥部43前側と前方の呼び苗載台10後側の間に作業者乗降スペースGを形成し、左右施肥部43収納状態下で前記スペースGを利用して作業者が運転席13に乗降し、運転席13に作業者が座乗して各レバー29,30,31操作を行えるように構成している。
さらに、図12に示す如く、2条分の2本の施肥ホース47を接続させる2個のホースジョイント77を単一の取付板78に固定させ、左右施肥フレーム50のフック79にパッチン錠80を係止させ、前記施肥フレーム50に取付板78を着脱自在に固定させ、施肥ホース47を一端部に連結させたホースジョイント77他端側の送風入口81をエアタンク48に着脱自在に嵌合連結させ、ホースジョイント77の中間上面の肥料入口82を前記肥料繰出ケース46下面の肥料落下口に着脱自在に嵌合連結させ、前記ケース46から落下する肥料をエアタンク48からの送風によって施肥ホース47に搬出させ、側条施肥作業を行うと共に、左右施肥フレーム50を折畳み収納時、施肥フレーム50から取付板78を離脱させ、前記左右苗台72を支える植付部15のサイドフレーム83のフック84に取付板78中間を係脱自在に係止させ、2本のホース47及びホースジョイント77を左右施肥部43から取外してサイドフレーム83に支持させるように構成している。
上記から明らかなように、多条植え用苗載台16を有する植付部15と、多条施肥用ホッパ45を有する施肥機36を走行車1に装設させると共に、走行車1の運転席13後側に固定させる中央施肥部42と、中央施肥部42両側に折畳み自在に連結させる左右施肥部43と、左右いずれか一側に配設させる送肥ブロワ44を、前記施肥機36に備える田植機において、前記の左右施肥部43を機体前方に約180度折畳んで運転席13の側方で固定させるもので、左右施肥部43を走行車1機内側に折畳んで左右幅を縮少し、左右施肥部43を取外すことなくトラックを用いて走行車1を運搬させると共に、左右施肥部43を施肥作業位置または折畳み収納位置に容易に移行させ、また運転席13側方に左右施肥部43を固定させて収納させ、左右施肥部43を走行車1内方に格納させた状態で運転席13に作業者が乗降するスペースを走行車1側部に確保するように構成している。
また、左右施肥部43の一方の上側に送肥ブロワ44を折畳み収納させ、施肥機36一側最機外側に配設させる送肥ブロワ44をコンパクトに機内側に収納させ、また、走行車1両側の左右補助デッキ37左右幅内に左右施肥部43を折畳み収納させ、左右施肥部43を折畳んだ状態の施肥機36左右幅と走行車1左右幅を略一致させ、木枠による出荷梱包またはトラックでの運搬などの作業性を向上させると共に、中央施肥部42の左右幅よりも折畳み位置の左右施肥部43の左右幅を大きく形成し、走行車1上面の運転席13または操作レバー29,30,31などの取付け位置を回避して左右施肥部43をコンパクトに機内側に収納させるように構成している。
さらに、多条植え用苗載台16を有する植付部15と、多条施肥用ホッパ45を有する施肥機36を走行車1に装設させると共に、走行車1の運転席13後側に固定させる中央施肥部42と、中央施肥部42両側に折畳み自在に連結させる左右施肥部43と、左右いずれか一側に配設させる送肥ブロワ44を、前記施肥機36に備える田植機において、前記の左右施肥部43を機体前方に約180度折畳んで中央施肥部42前側に平面視凹形空間76を形成し、運転席13または操作レバー29,30,31を前記凹形空間76内に設置するもので、左右施肥部43を走行車1機内側に折畳んで左右幅を縮少し、左右施肥部43を取外すことなくトラックを用いて走行車1を運搬させると共に、左右施肥部43を施肥作業位置または折畳み収納位置に容易に移行させ、また左右施肥部43を収納する中央施肥部42前側に凹部空間76を形成して運転席13及び操作レバー29,30,31を配置させ、左右施肥部43を折畳んだ状態で運転席13に作業者が座乗して走行移動させると共に、左右施肥部43によって運転席13の作業者が両側から保護されて路上走行を行えるように構成している。
また、走行車1前部の予備苗台10と凹形空76)の間に作業者乗降スペースGを形成し、左右施肥部43を折畳み収納した状態で作業者が走行車1に乗降できると共に、中央施肥部42の施肥フレーム49に左右施肥部43の回動支点軸53を取付け、肥料を送出する送風用エアタンク48を利用して回動支点軸53を設ける必要がなく、前記エアタンク48を合成樹脂パイプなどによって形成して軽量化などを容易に行え、また、走行車1側方の補助デッキ37を中央施肥部42の施肥フレーム49に連結させ、肥料を送出する送風用エアタンク48を利用して補助デッキ37を設ける必要がなく、前記エアタンク48を合成樹脂パイプなどによって形成して軽量化などを容易に行え、しかも左右施肥部43の複数条の施肥ホース47を一体的に脱着自在に取付け、前記施肥ホース47の脱着操作などを容易に行えて左右施肥部43の折畳みまたは展開作業性の向上などを容易に図れるように構成している。
さらに、多条植え用苗載台16を有する植付部15と、多条施肥用ホッパ45を有する施肥機36を走行車1に装設させると共に、走行車1の運転席13後側に固定させる中央施肥部42と、中央施肥部42両側に折畳み自在に連結させる左右施肥部43と、左右いずれか一側に配設させる送肥ブロワ44を、前記施肥機36に備える田植機において、前記の左右施肥部43を機体前方に約180度折畳んで運転席13の側方で固定させる回動支点軸53を中央施肥部42よりも機外側に配設させ、左右施肥部43を走行車1機内側に折畳んで左右幅を縮少し、左右施肥部43を取外すことなくトラックを用いて走行車1を運搬させると共に、左右施肥部43を施肥作業位置または折畳み収納位置に容易に移行させ、また中央施肥部42外側に回動支点軸53を設けることによって収納位置の左右施肥部43と走行車1中央部の運転席13との間の空間を容易に確保し、左右施肥部43折畳み収納時の運転席13の作業者居住性向上などを容易に行えるように構成している。
また、走行車1に脱着自在に設けるステップである車体カバー12よりも機外側に左右施肥部43の回動支点軸53を配設させ、回動支点軸53に妨げられることなく前記ステップ車体カバー12の脱着を行え、走行車1の保守または修理などの作業性向上を容易に図れると共に、回動支点軸53連結部から離れた左右施肥部43位置を固定して収納させるもので、収納時の左右施肥部43の支持強度を容易に確保し、輸送時などにおける左右施肥部43のたわみ及び振動を低減させると共に、左右施肥部43の支持構造の簡略化及び小型化を容易に行え、また図10に示す如く、左右施肥部43を回動支点軸53に所定高さHだけ上昇自在に取付け、作業位置の左右施肥部43を上方に持上げ乍ら収納位置に回動させることにより、下方の本機側部材に対して左右施肥部43を上方に回避させて干渉を防止し、脱着部材または折畳み部材を少なくして左右施肥部43の収納作業性向上などを容易に行え、しかも図9の如く、左右施肥部43が折畳み収納可能な長さに条止めワイヤ58を形成し、左右施肥部43に連結させる条止めワイヤ58を取外すことなく左右施肥部43を折畳み収納させるように構成している。
さらに、図10に示す如く、ホッパ45の残留肥料の排出などを行う掃除ホース83を送肥ブロワ44に着脱自在に連結させ、送肥ブロワ44の送風力を利用して残留肥料及び肥料粉末などを飛散させて除去し、肥料またはこの粉末が吸湿固化して固着する不具合を容易になくすもので、施肥機36全域に届く長さに前記ホース83を形成すると共に、前記ホッパ45前側空間にホルダにより収納保管するように構成している。
さらに、図13に示す如く、送肥ブロワ44の吸込口84にアダプタ85を介して掃除ホース83の一端部を着脱自在に連結させると共に、正転スイッチ86及び逆転スイッチ87を送肥ブロワ44のファンモータ88に取付けるもので、正転スイッチ86オン操作により、吸込口84から送風口67を介してエアタンク48に空気を圧送させる方向にファンモータ88を回転させ、ブロワ44の送風によって肥料を搬出させると共に、逆転スイッチ87オン操作によってファンモータ88を逆転させ、エアタンク48側から吸込んだ空気を吸込口84から掃除ホース83に圧送させ、該ホース83からの送風によって残留肥料及びこの粉末をホッパ45内部などから飛散させて除去させるように構成することも行える。
上記から明らかなように、多条植え用苗載台16を有する植付部15と、多条施肥用ホッパ45を有する施肥機16を走行車1に装設させると共に、走行車1の運転席13後側に固定させる中央施肥部42と、中央施肥部42両側に折畳み自在に連結させる左右施肥部43と、左右いずれか一側に配設させる送肥ブロワ44を、前記施肥機36に備える田植機において、前記の左右施肥部43を機体前方に約180度折畳んで中央施肥部42前側に平面視凹形空間76を形成し、運転席13または操作レバー29,30,31を前記凹形空間76内に設置するように構成したもので、左右施肥部43を走行車1機内側に折畳んで左右幅を縮少でき、左右施肥部43を取外すことなくトラックを用いて走行車1を運搬できると共に、左右施肥部43を施肥作業位置または折畳み収納位置に容易に移行させることができ、また左右施肥部43を収納する中央施肥部42前側に凹部空間76を形成して運転席13及び操作レバー29,30,31を配置させるから、左右施肥部43を折畳んだ状態で運転席13に作業者が座乗して走行移動できると共に、左右施肥部43によって運転席13の作業者が両側から保護されて路上走行を行うことができるものである。
また、走行車1前部の予備苗台10と凹形空間76の間に作業者乗降スペースGを形成したもので、左右施肥部43を折畳み収納した状態で作業者が走行車1に容易に乗降できるものである。
また、中央施肥部42の施肥フレーム49に左右施肥部43の回動支点軸53を取付けたもので、肥料を送出する送風用エアタンク48を利用して回動支点軸53を設ける必要がなく、前記エアタンク48を合成樹脂パイプなどによって形成して軽量化などを容易に行うことができるものである。
また、走行車1側方の補助デッキ37を中央施肥部42の施肥フレーム49に連結させたもので、肥料を送出する送風用エアタンク48を利用して補助デッキ37を設ける必要がなく、前記エアタンク48を合成樹脂パイプなどによって形成して軽量化などを容易に行うことができるものである。
また、左右施肥部43の複数条の施肥ホース47を一体的に脱着自在に取付けたもので、前記施肥ホース47の脱着操作などを容易に行えて左右施肥部43の折畳みまたは展開作業性の向上などを容易に図ることができるものである。
田植機の全体の側面図である。 同平面図である。 補助デッキ部の平面図である。 同背面説明図である。 走行車の平面図である。 走行車左側の平面図である。 走行車右側の平面図である。 右施肥部背面図である。 左右施肥部平面図である。 右施肥部側面図である。 全体の平面配置説明図である。 施肥ホース取付説明図である。 掃除ホース取付説明図である。
符号の説明
1 走行車
12 車体カバー
13 運転席
14 操向ハンドル
15 植付部
36 施肥機
37 補助デッキ
41 サイドデッキ
42 中央施肥部
43 左右施肥部
53 回動支点軸
B 中央施肥部の左右幅
E 左右施肥部の収納幅
F 補助デッキの左右幅

Claims (1)

  1. 走行車の後側に多条植え用植付部を配置し、前記走行車の後部に多条施肥用施肥機を搭載し、作業者が搭乗するための車体カバーを前記走行車に設置し、前記車体カバーの上部に運転席を取付け、前記運転席の前方に操向ハンドルを設け、前記運転席の両側の前記車体カバー側部に左右デッキを配置し、前記左右デッキに左右サイドデッキを起伏自在に連結してなる田植機において、
    前記施肥機は、中央施肥部と、前記運転席の両側方に収納可能な左右施肥部とを有し、前記中央施肥部の左右幅よりも前記左右施肥部の収納幅を大きく形成し、前記左右施肥部の収納幅と前記左右デッキの左右幅とを略等しく形成し、前記左右デッキの左右幅内に前記左右施肥部を収納する構造であって、
    前記中央施肥部の両側方に回動支点軸を介して前記左右施肥部を所定高さだけ上昇可能に取付け、前記回動支点軸回りに前記左右施肥部を回動して、前記中央施肥部の前方の前記車体カバーの上面側に前記左右施肥部を移動したときに、前記左右デッキの機外側に前記左右サイドデッキを略垂直に起立可能に、前記左右デッキに左右サイドデッキを連結するように構成したことを特徴とする田植機。
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